JP2011146662A - SiC半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アニール後のSiC表面を清浄かつ平滑に保ち良好な特性のデバイスを作成する方法を提供する。
【解決手段】SiC基板1の表面層に不純物のドーピングを行なう工程と、不純物がドーピングされたSiC基板の表面に、不活性ガス雰囲気中でカーボン膜2を堆積する工程と、カーボン膜が堆積されたSiC基板をアニール処理する工程と、アニール処理されたSiC基板に堆積されているカーボン膜を除去する工程とを含むことを特徴とするSiC半導体素子の製造方法。好ましくはカーボン膜は水素濃度が5at%以下であること。カーボン膜を堆積する工程はECRスパッタ法、RFスパッタ法、DCスパッタ法、およびイオンビームスパッタ法のうちのいずれかの方法を用いてカーボン膜を堆積すること。カーボン膜を除去する工程は、水素プラズマ、硫化フッ素プラズマ、フッ化カーボンプラズマ、窒素プラズマを用いてカーボン膜を除去する。
【選択図】図1

Description

本発明はSiC材料を基板に用いた半導体素子の製造方法に関する。
近年、Siに代わる半導体材料の一つとしてSiCが注目されている。SiCはバンドギャップがSiのバンドギャップと比べて3倍近く大きいため、動作上限温度を高くできる。また、絶縁破壊電界強度がSiに比べて約一桁大きいため、絶縁破壊電界強度の3乗の逆数で効いてくるオン抵抗が低減され、定常状態での電力損失を低減できる。さらに、熱伝導もSiに比べて3倍以上高いので、熱冷却効果が高く冷却装置を小型化できる利点も有する。さらに、飽和ドリフト速度が大きいため、高速動作にも優れている。このようなことからSiCは電力用半導体素子や高周波デバイス、高温動作デバイスなどへの応用が期待されている。
SiCを用いた代表的なデバイスとしては、SBD(Schottky Barrier Diode)や、PN接合ダイオード、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などがあり、電力用途を主体に多くの研究機関で精力的に開発されている。これらのデバイスを製作する基本的な工程は、イオン注入を用いてSiC基板内の所定の領域に各種不純物を導入し、適切な濃度分布を形成した後に、電極パターンを形成するものである。デバイス種類に応じて、電極には大別して3つの機能がある。
第1に、半導体基板であるSiCに電流を供給するためのオーミック電極としての機能があり、この場合には電極−SiC間の接触部分でのコンタクト抵抗を極力低減する必要がある。そのための方策として、ショットキー障壁の低い電極を用いてSiC表面のキャリア濃度をできるだけ高くするほか、電極形成後のアニール方法などが工夫される。実際のパワーデバイスでは、N型とP型の不純物領域に同じ金属を同時に形成することが望ましいが、Al/Ni電極を用いることで両方に対して低いコンタクト抵抗が確認されている。
電極の第2として、ショットキー電極がある。この電極は、ダイオードとしての整流機能を利用することから、正方向で低抵抗、逆方向で高抵抗のそれぞれ極限の特性が要求される。このような特性を満足させるために、キャリア濃度や電極材料、アニール条件が選ばれる。第1、第2の電極ともに、半導体であるSiCと金属電極との直接のコンタクト電極であり、SiCとの反応性や導電性、仕事関数などの特性を満足する材料であれば何れの金属でも使用でき、通常はAl/Tiに代表されるように、Al、Ni、Ti、Auなどの金属が組み合わせられて用いられる。金属だけでなく、ECR (Electron Cyclotron Resonance)スパッタなどのスパッタ法を用いて成膜したカーボン膜は膜厚方向の導電性が高く反応性も低いことから、SiCとの界面部分に利用することができる。
第3の電極としては、MOSデバイスのゲート電極がある。この電極は、SiC基板とゲート電極との間に絶縁膜を挿入し、ゲート電極への印加電圧を変化させることにより、SiC表面のキャリア密度を可変させて電流制御を行う。MOSデバイスでは、絶縁膜内部及びSiCとの界面に発生した固定電荷や界面準位が、FETの閾値電圧変動やチャネル抵抗増大などの性能劣化要因となっている。このような現象を抑制し、特性を改善するために、ゲート絶縁膜に関して様々な形成法が提案されている。最も一般的にはSiC基板を高温の酸素雰囲気中で熱酸化してSiO2を形成するものであるが、水分を含んだ雰囲気での酸化や、酸化後の水素雰囲気アニールなどが試みられている。またSiC基板上に、プラズマCVD (Chemical Vapor Deposition)やALD (Atomic Layer Deposition)、ECRスパッタなどを用いて成膜する方法もある。この方法では、SiO2以外にAl23やHfO2、Ta25、ZrO2などの酸化物のほか、Si34やALNなどの窒化物、さらにはこれらの多層や混合薄膜を用いることも可能である。そのほかに、プラズマを用いてSiC表面を酸化や窒化することも報告されており、プラズマ窒化後に熱酸化することでNO酸化と同様な効果も得られている。ECRプラズマを用いれば、活性度が極めて高いことから酸化や窒化の自由度が更に高くなる。MOSデバイスの電極材料としては、オーミックやショットキー電極と同様の材料を利用できるが、Si−LSIで一般的なMoやW、Ta、Hfのような高融点材料、またそのシリサイドや窒化物を用いることができる。これら全ての電極は、通常、スパッタ法で形成されているが、半導体基板への損傷が問題となる場合には、CVD法のほか対向スパッタやECRスパッタも利用される。
上記のSiCデバイスの基本的な性能は、SiC基板内における各種不純物の濃度分布と活性化率の制御によって決定される。SiC基板に注入されるイオン種としては、n型に対しては窒素、リンが用いられ、p型に対してはアルミニウム、ホウ素が用いられる。この注入された不純物を電気的に活性化するために高温のアニールが必要とされる。窒素では1300℃以上、アルミニウムでは1500℃以上、ホウ素では1700℃以上の高温が必要であると言われている。このような高温のアニールを行うと、ステップバンチングによる表面荒れが顕著になり、素子化ができなくなる問題が生じる。特許文献1には、この問題を解決するため、イオン注入後、SiC基板上にダイヤモンドライクカーボン、あるいはレジストに使用される有機膜と同様の組成の膜を成膜し、アニール時の表面荒れを防止する方法が記載されている。
特開2001−068428号公報
鈴木、池永著、「実例で学ぶDLC成膜技術」、2003年、日刊工業新聞社刊、p2 斉藤秀俊著、「DLCハンドブック」、2006年、株式会社NTS刊 International Conference on Silicon Carbide and Related Materials 2009, Technical Digest Mo-2A-4
アニールにより抵抗を低減するためには、アニール条件の選択が重要である。短時間で有効に活性化をするためには、できるだけ高温でアニールすることが望ましい。しかし、現状のカーボン膜では2000℃程度の超高温条件において熱的耐久性を有するカーボン保護膜は開発されていなかった。超高温におけるカーボン保護膜の耐熱性を向上させるためには、1)結晶性のカーボン膜であること、2)不純物が少ないこと、3)できる限りsp2構造主体の結合状態のカーボン膜であること、が望ましい。従来提案されているダイヤモンドライクカーボン膜はアモルファス膜である。アモルファス膜は室温では準安定状態であるため、高温にすると容易に結晶化して構造変化し、緻密な膜を維持することはできない。また、膜中にH2などの不純物が含まれていると、アニール時にH2などの不純物が膜から脱離し、体積収縮するため緻密な膜を維持することができない。レジストに使用される有機膜と同様の組成の膜でも同様な現象が発生する。さらに、カーボンは高温でsp2状態(グラファイト)がsp3状態(ダイヤモンド)よりも安定状態である。このため、sp3成分が多いカーボン膜では、超高温アニール時にsp2に変態する。ダイヤモンドの密度は3.5g/ccであり、グラファイトの密度は2.2g/ccである。密度の高い物質から密度の低い物質に変態するため、体積膨張が生じ、均一な構造変化を起こすことができず、均質な膜を得ることはできない。以上のことから、超高温条件におけるアニールに耐えうる保護膜には、結晶性、高純度、高sp2結合が要求される。
従来カーボン膜は種々の手法で作成されてきた。主に、炭化水素系のガスを用いたスパッタ、CVD法により、カーボン膜が作成され、比較的高硬度な膜が得られることから、このカーボン膜はダイヤモンドライクカーボン(DLC膜)と呼ばれていた。概ね、水素化されたアモルファスカーボン膜がDLC膜と呼ばれている(非特許文献1、2)。その後、炭化水素系のガスを用いず、純アルゴンガスを用いたスパッタ法で成膜するカーボンも検討された。これは、アモルファスであったため、アモルファスカーボン(a−Carbon)と呼ばれていた。このDLC膜、a−Carbonともにアモルファスカーボン膜である。
しかしながら、SiC基板上にダイヤモンドライクカーボン、あるいは、レジストに使用される有機膜と同様の組成の膜を成膜することによって、アニール時の表面荒れを防止する方法では、膜中に多量の水素(5at%よりも多く、おおよそ20at%ぐらいまでの量)が含まれているので、アニール温度を約500℃以上にすると、膜中から水素が脱離する。水素が離脱した結果、膜中に空洞が発生するので、カーボン膜でSiC基板を完全に覆うことができず、高温アニールした場合のSiCの表面荒れを基板全面にわたって抑制することができない問題があった。
また、アニールしたカーボン膜を除去するためには、酸素プラズマを用いたアッシングが有効である。この酸素アッシングはカーボン膜を除去するためには有効な手法であるが、酸素プラズマがカーボンを完全に除去した後、SiC基板に照射されると、SiC表面にSiOxCyが形成される。このSiOxCyは強固な膜でフッ酸などの酸、アルカリで除去することはできない(非特許文献3)。また、このSiOxCyは数nm以上の膜厚があると、アルゴンによるイオンエッチングでも困難となる。このため、酸素アッシングでカーボン膜を除去するためには、カーボン膜を除去し終わった後に、酸素プラズマを照射する時間を極力短くすることが重要である。この手法を量産装置で使用するには、信頼性、再現性に問題がある。このため、カーボン膜の除去をするためには、SiC界面に酸素が触れない手法を開発する必要がある。
このような問題に鑑み、本発明の目的は、アニール後のSiC表面を清浄かつ平滑に保ち、良好な特性のデバイスを作成する方法を提供することにある。さらに、カーボン膜を除去する上で、SiCの表面にSiOxCyを形成させず、平坦で、低抵抗なSiC表面を得る手法を提供する。
本発明は、上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、SiC基板の表面層に不純物のドーピングを行なう工程と、上記不純物がドーピングされたSiC基板の表面に、不活性ガス雰囲気中でカーボン膜を堆積する工程と、上記カーボン膜が堆積されたSiC基板にアニール処理する工程と、上記アニール処理されたSiC基板に堆積されているカーボン膜を除去する工程とを含むことを特徴とするSiC半導体素子の製造方法である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のSiC半導体素子の製造方法において上記カーボン膜は、水素濃度が5at%以下であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のSiC半導体素子の製造方法において、上記カーボン膜を堆積する工程は、ECRスパッタ法を用いてカーボン膜を堆積することを特徴とする。
このような構成により、ダイヤモンドライクカーボン膜では、成膜時に炭化水素系のガスを用いるため、膜中に高濃度の水素が含まれるが、ECRスパッタ法、DCスパッタ、RFスパッタ法において、ターゲットにカーボンを用た場合は、作用ガスにアルゴンを用いることができカーボン膜中の水素濃度を著しく低減できるため、アニール時の表面荒れを有効に低減することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のSiC半導体素子の製造方法において、上記堆積されるカーボン膜は、結晶性のカーボン膜であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法において、前記カーボン膜を除去する工程は、H2プラズマによるエッチングを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法において、前記カーボン膜を除去する工程は、硫化フッ素プラズマによるエッチングを含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法において、前記カーボン膜を除去する工程は、フッ化カーボンプラズマによるエッチングを含むことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法において、前記カーボン膜を除去する工程は、窒素プラズマによるエッチングを含むことを特徴とする。
本発明の製造方法にかかる半導体素子の製造工程ごとの断面を示す図である。 本発明の半導体素子の製造方法に用いることができるスパッタ方法の一例を説明する図である。 本発明の半導体素子の製造方法に用いることができるECRスパッタ装置の一例を示す図である。 基板表面の平坦性を示すAFM像を表した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の半導体素子の製造方法を説明するための図である。本発明のSiC半導体素子の製造方法は、SiC基板の表面層に不純物のドーピングを行なう工程[図1(b)]と、前記不純物がドーピングされたSiC基板の表面に、不活性ガス雰囲気中でカーボン膜を堆積する工程[図1(c)]と、前記カーボン膜が堆積されたSiC基板をアニール処理する工程[図1(d)]と、前記アニール処理されたSiC基板に堆積されたカーボン膜を除去する工程[図1(e)]とを含むことを特徴とする。
本発明の製造方法においては、ウェハとして4H−SiC基板1を用いることができる[図1(a)]。まず、このSiC基板1の表面層に不純物のドーピングを行う[図1(b)]。不純物のドーピングは、例えば、ドーパントとしてアルミニウムを用いて、雰囲気温度400℃の下、以下の注入条件でチルト角度0度(垂直入射)のイオン注入により行なう。
注入条件: 100keV 2.0E15/cm2
40keV 2.0E14/cm2
20keV 2.0E14/cm2
上記のようにして不純物をドーピングしたSiC基板1を得た後、スパッタ装置を用いてSiC基板1の表面に、カーボン膜を堆積する[図1(c)]。本発明では、不純物をドーピングしたSiC基板1上へのカーボン膜の堆積を不活性ガス雰囲気中で行う点に特徴がある。この実施形態では、不活性ガスとしてArガスを用いる場合を例に挙げて説明する。また、カーボン膜は、例えば100nmの膜厚とすることができる。
図2は、カーボン膜を堆積するためのDCスパッタ法の一例を説明する図である。DCスパッタ法では、直流電源に接続された平行平板構造の電極板12a、12bを内部に備える真空容器11をスパッタ装置10として用いることができる。真空容器11には、ガスを導入するガス入り口11aと、図示しないポンプに接続された排気口11bとが設けられている。
図2に示すように、スパッタ装置10の陰極(カソード)側の電極板12aに膜の原料物質(ターゲット)13としてカーボンを載置し、陽極(アノード)側の電極板12bにはイオン注入されたSiC基板1を載置する。電極板12a、12b間に約500VのDC電圧を印加して、ガス入り口11aからArガスを導入する。DC電圧を印加した状態でArガスが導入されると、電極板12a、12b間のArガス内にグロー放電が発生してArプラズマ14が生ずる。このとき、Arガス圧力を1Pa程度となるように保つと、図2に示すように、プラズマ中のArイオン14が陰極の負電圧に引かれて加速される。加速されたArイオン14は、ターゲット13に衝突してターゲット13をスパッタさせる。スパッタしたカーボンの原子または分子は、陽極側の電極板12b上に置かれたSiC基板1上に到達してカーボン膜2として堆積される。
以上のようにして、スパッタ装置10を用いてArガス(不活性ガス)雰囲気中でカーボン膜2を堆積させたSiC基板1[図1(c)]を得ることができる。
ここで、カーボン膜2の水素濃度を測定するために、上記のSiC基板1[図1(c)]を複数製作し、そのカーボン膜2の水素濃度を測定したところ、水素濃度は5at%以下であった。すなわち、上記のように不活性ガス雰囲気中でSiC基板1上にカーボン膜2を堆積させると、そのカーボン膜2の水素濃度は5at%以下となることがわかる。なお、カーボン膜2の水素濃度は、高エネルギーイオンビーム技術を用いた共鳴核反応分析(RNRA)法を用いて測定した。
なお、本実施形態ではDCスパッタ法によってカーボン膜を堆積する場合を例に挙げて説明しているが、DCスパッタ法によってカーボン膜を堆積する方法に代えて、ECRスパッタ法、RFスパッタ法、イオンビームスパッタ法によってカーボン膜を堆積する方法を採用しても、堆積されたカーボン膜2の水素濃度が5at%以下となる。
また、ECRスパッタ法では、結晶性、高純度、高sp2成分のカーボン膜が生成可能なため、その他の手法よりも、より高温でのアニールに対する耐性を付与することが可能となる。ここで、ECRスパッタ法について説明する。
図3は、ECRスパッタ法を実施するのに好適なECRスパッタ装置の一例を示す図である。図3にECRスパッタ装置20の概略図を示す。ECRスパッタ装置20は、図3に示すように、入口にマイクロ波発生装置21が設けられた導波管27と、複数のコイル22と、仕切り窓23と、プラズマ室24と、ターゲット25と、電源26と、成膜室28とを備えて構成される。成膜すべきSiC基板1は成膜室28に配置される。また、プラズマ室24と成膜室28にはガス導入口があり、それぞれのガス導入口にガス1、ガス2として例えばArガスが導入される。
このECRスパッタ装置20では、マイクロ波発生装置21で生成したマイクロ波は導波管27内部を伝播し、石英でできた仕切り窓23を通過して、プラズマ室24へ導入される。また、コイル22に電流を印加することにより、プラズマ室24に磁場を印加する。このマイクロ波と磁場の印加により、プラズマ室24で電子サイクロトロン共鳴が起こり、プラズマが発生する。コイル22は空芯コイルであるため成膜室28に発散型の磁場を形成する。プラズマ室24で発生したプラズマは、この発散磁場の磁場勾配で成膜室28へ輸送され、SiC基板1に到達する。プラズマ室24の外側にはカーボンからできたターゲット25が設置されている。このターゲット25に電源26からDC電源を印加すると、プラズマ室24のアルゴンイオンはこのDC電位で加速され、ターゲット25に衝突し、スパッタリングを起こし、カーボンが基板1上に輸送される。このECRスパッタ装置20の特徴はカーボン膜をスパッタしている最中に、常に基板1へイオンを照射できることである。この照射効果により耐熱性に優れた結晶性のカーボン膜を形成することができる。このECRスパッタ装置におけるアルゴンガス圧は0.1Pa、マイクロ波パワーは500W、ターゲット電圧800Vに設定することができる。
次いで、カーボン膜2を堆積したSiC基板1を、1気圧のArガス中において1800℃、1時間の条件でのアニール処理を行なう[図1(d)]。このとき、SiC基板1の表面に堆積したカーボン膜2は水素濃度が5at%以下であるので、アニール処理において水素が離脱して膜中に空洞が発生することがなく、カーボン膜2で完全にSiC基板1表面が覆われて保護される。
アニール処理後、この基板1をECRスパッタ装置に設置して酸素イオンでアッシングを行い、堆積されているカーボン膜を除去する[図1(e)]。例えば、酸素ガス圧0.1Pa、マイクロ波パワー800Wの条件で30分間アッシングを行うことによって、カーボン膜を除去できる。
図3は、ECRスパッタ法で水素濃度が5at%以下であるカーボン膜を堆積してアニール処理したSiC基板1についてアニール前とアッシング後の表面の平坦性についてAFM(原子間力顕微鏡)を用いて調べた図である。ECRスパッタ法で水素濃度が5at%以下であるカーボン膜を堆積した場合、アニール前のRMS(平均粗さ)は0.6nmであり、アッシング後のRMSは0.5nmであった。
このように、本発明の製造方法により製造された半導体素子のように水素濃度5at%以下であるカーボン膜が堆積してアニール処理したものは、アッシング後の基板表面の平坦性が高いことが判る。これは、アニール処理の際にSiC基板の表面が完全に覆われて保護されるので、アニール処理の際の表面荒れを有効に低減できるからであると考えられる。
以上説明したように、本発明によれば、不活性ガス雰囲気中でカーボン膜の堆積を行うことにより、イオン注入後水素フリー(水素濃度5at%以下)のカーボン膜を成膜してアニール処理を行ない、アニール処理後、酸素イオンでアッシングを行うこととなるので、SiC表面が平滑に保たれたSiC半導体デバイスを作成することができる。
つぎに、カーボン膜を堆積する工程として、ECRスパッタ法、RFスパッタ法、DCスパッタ法それぞれを採用した場合を比較するために行った実験について説明する。
SiC基板に対して上記実施形態と同様の方法で不純物をドーピングし、ECRスパッタ法、RFスパッタ法、DCスパッタ法それぞれによって100nmのカーボン膜を堆積した。それぞれのスパッタ条件を以下に示す。
1)ECRスパッタ法:アルゴンガス圧0.1Pa、マイクロ波パワー500W、ターゲットDC電圧800V
2)DCスパッタ法:アルゴンガス圧1Pa、DC電圧500V
3)RFスパッタ法:アルゴンガス圧1Pa、RFパワー:800W
次に、ECRスパッタ法、RFスパッタ法、DCスパッタ法それぞれの方法で堆積したカーボン膜をアルゴン中1900℃にて30分アニールを行った。この基板を酸素ガス圧0.1Pa、マイクロ波パワー800Wの条件で酸素アッシングをした。酸素アッシングを行う時間は、以下の手法で決定した。イオン注入していないSiC基板に同一条件でカーボンを成膜し、この基板を同一の条件でアニールを行った。この基板に対して徐々に酸素アッシングを行い、抵抗を調べ、抵抗が消失した時間で酸素アッシング時間を決定した。このアッシング時間を用い、イオン注入した基板上のカーボン膜を除去してSiC半導体素子を作製した。
また、ECRスパッタ法、RFスパッタ法、DCスパッタ法それぞれの方法で堆積したカーボン膜をアルゴン中2000℃にて30分アニールを行った基板を得る。得られた基板を上記と同様に酸素アッシングでカーボン膜を除去してSiC半導体素子を作製した。表1に作製したSiC半導体素子をAFMで測定したRMSと4端子法で測定したシート抵抗を示す。
Figure 2011146662
表1によれば、ECRスパッタ法で作成した膜の平坦性(RMS)の値は、RFスパッタ法、DCスパッタ法で作成した膜のRMSの値よりも小さい。これは、ECRスパッタ法で作成した膜は、平坦性が優れていることを示している。ECRスパッタ法で作成した膜が平坦であるのは、結晶性で、高純度、sp2が主体の膜であるため、耐熱性にすぐれ、SiC基板の保護性能が優れているからであると考えられる。一方のRFスパッタ法、DCスパッタ法で作成した膜は、アモルファス膜であるため、アニール時に緻密な膜を維持できず、面の平坦性が劣化したと考えられる。一方、シート抵抗は、成膜方法による差は少なかった。
本実施例からも明らかなように、ECRスパッタ法により堆積した高純度のカーボン膜は2000℃に達する超高温における耐熱性に優れているので、熱拡散法によるドーピング時のマスクとしても利用することが可能である。
なお、上記実施形態では、SiC基板自体の表面層に不純物をドーピングする場合を例に挙げて説明したが、SiC基板の表面層としてエピタキシャル層を設けて、エピタキシャル層に不純物をドーピングしてもよい。この場合、カーボン膜は、エピタキシャル層上に堆積される。
上記実施形態では、不活性ガスとしてArガスを用いた場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、Heガス、Neガス、Krガス、Xeガス、Rnガスなどの他の不活性ガスを用いてもよい。
第1の実施形態では、酸素アッシングによりカーボン膜を除去する方法を説明した。しかしながら、カーボン膜を酸素アッシングして、オーバーエッチングすると、SiCの表面に強固なSiOxCyが形成されて、この膜の除去が困難になる。このSiOxCyの形成を抑制させるためには、カーボン膜を完全に除去した直後に酸素アッシングを止める必要がある。実際のプロセスでは、膜厚の制御性、プラズマ条件の制御性の問題から、この時間を厳密に制御することは困難で、アッシングのマージンが狭く、実用に供するには困難である。従って、通常は、以下の第2の実施形態で方法でカーボン膜は除去される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態において酸素イオンによるアッシングを行ってカーボン膜を除去する態様に代えて、H2、SF6などの硫化フッ素系のガス、CF4などフッ化水素系のガス、N2を用い、カーボン膜のエッチングを行うことによりカーボン膜を除去する。
この実施形態によれば、酸素フリーなプラズマでエッチングが可能なため、SiCの表面にSiOxCyを形成させずにカーボン膜を除去することが可能となる。このSiOxCyは強固な膜であり、フッ酸などの酸、アルカリで除去することはできないため、表面の平坦性を劣化させ、またシート抵抗を上昇させる原因であった。
この実施形態の方法でカーボン膜を除去したSiC半導体素子の表面の平坦性や、シート抵抗を測定するために行った実験について以下に説明する。
この実施例では、H2、SF6、CF4、N2の4種類のガスを用いたエッチング方法でカーボン膜を除去したSiC半導体素子を作製する。SiC基板に対して第1の実施形態と同様の方法で不純物をドーピングし、ECRスパッタによってカーボン膜を堆積した。さらにカーボン膜を堆積した基板に対してアルゴン中で2000℃、30分の条件でアニールを行なった。
上記の工程により得られた基板をECRスパッタ装置に設置してH2でエッチングを行った。エッチング条件は、アルゴン流量15sccm、H2流量2sccm、基板バイアス−15V、マイクロ波パワー500Wとした。エッチング時間は、事前にカーボン膜のエッチングレートを測定し、膜厚の1.1倍に相当する時間とした。
上記と同様にして、SF6ガスを用いたエッチングでカーボン膜を除去したSiC半導体素子、CF4ガスを用いたエッチングでカーボン膜を除去したSiC半導体素子、N2ガスを用いたエッチングでカーボン膜を除去したSiC半導体素子をそれぞれ作製する。SF6、CF4を用いてエッチングを行う際のエッチング条件およびエッチング時間は、H2流量2sccmとした代わりにそれぞれSF6流量2sccm、CF4流量2sccmとした以外はH2を用いたエッチングのときと同様にした。また、N2を用いてエッチングを行う際のN2流量は15sccmとし、この場合にはArを使用しなかった。エッチング時間などはH2の場合と同じプロセスを用いた。
上記のエッチング工程を経て作製された4つのSiC半導体素子の平坦性とシート抵抗を表2に示す。
Figure 2011146662
表2に示すように、H2、SF6、CF4、N2のいずれを用いたエッチング方法でも1nm以下の平坦性と1kΩ/□以下の低抵抗を示している。なお、平坦性はAFMで測定したRMSで示し、シート抵抗は4端子法で測定した。
この実施例からも明らかなように、H2や、SF6などの硫化フッ素系のガス、CF4などフッ化水素系のガス、およびN2を用いてカーボン膜のエッチングを行うと、平坦性およびシート抵抗がともに良好となることが判る。これは、酸素フリーなプラズマでエッチングを行うので、SiCの表面にSiOxCyを形成させずにカーボン膜を除去することが可能となるからである。
実施例2ではエッチングの際に基板バイアスを行っていたが、本実施例ではエッチングの際に基板バイアスを行わない。エッチングの際に基板バイアスを行わない以外は実施例2と同様の条件でエッチングを行なって基板を作製した。また、この実施例では、3つの基板に対してSF6、CF4、N2の3種類のエッチング方法でカーボン膜の除去を行い、3つのSiC半導体素子を作製した。
上記のエッチング工程を経て作製された2つのSiC半導体素子の平坦性とシート抵抗を表3に示す。
Figure 2011146662
表3に示すように、SF6、CF4、N2のいずれを用いたエッチング方法でも1nm以下の平坦性と1kΩ/□以下の低抵抗を示している。なお、平坦性はAFMで測定したRMSで示し、シート抵抗は4端子法で測定した。
この実施例からも明らかなように、SF6などの硫化フッ素系のガス、CF4などフッ化水素系のガス、N2を用いてカーボン膜のエッチングを行う場合は、エッチングの際に基板バイアスを行わなくても平坦性およびシート抵抗がともに良好となることが判る。
1 SiC基板
2 カーボン膜
10 スパッタ装置
11 真空容器
11a ガス入り口
11b 排気口
12a カソード側の電極板
12b アノード側の電極板
13 平板ターゲット
14 Arイオン(Arプラズマ雰囲気)
20 ECRスパッタ装置
21 マイクロ波発生装置
22 コイル
23 仕切窓
24 プラズマ室
25 原料物質(ターゲット)
26 電源
27 導波管
28 成膜チャンバ(成膜室)

Claims (8)

  1. SiC基板の表面層に不純物のドーピングを行なう工程と、
    前記不純物がドーピングされたSiC基板の表面に、不活性ガス雰囲気中でカーボン膜を堆積する工程と、
    前記カーボン膜が堆積されたSiC基板をアニール処理する工程と、
    前記アニール処理されたSiC基板に堆積されているカーボン膜を除去する工程と
    を含むことを特徴とするSiC半導体素子の製造方法。
  2. 前記カーボン膜は、水素濃度が5at%以下であることを特徴とする請求項1に記載のSiC半導体素子の製造方法。
  3. 前記カーボン膜を堆積する工程は、ECRスパッタ法を用いてカーボン膜を堆積させることを特徴とする請求項1または2に記載のSiC半導体素子の製造方法。
  4. 前記堆積されるカーボン膜は、結晶性のカーボン膜であることを特徴とする請求項3に記載のSiC半導体素子の製造方法。
  5. 前記カーボン膜を除去する工程は、H2プラズマによるエッチングを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法。
  6. 前記カーボン膜を除去する工程は、硫化フッ素プラズマによるエッチングを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法。
  7. 前記カーボン膜を除去する工程は、フッ化カーボンプラズマによるエッチングを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法。
  8. 前記カーボン膜を除去する工程は、窒素プラズマによるエッチングを含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のSiC半導体素子の製造方法。
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