JP2011146637A - Iii族窒化物半導体発光素子、iii族窒化物半導体発光素子を作製する方法、及び、窒化ガリウム単結晶基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】長波長の発光を容易にすると共に容易な製造を可能にする構造を有するIII族窒化物半導体発光素子を提供する。
【解決手段】窒化ガリウム支持基体13の主面13aにおいて第3の面13eは第1の面13cと第2の面13dとの間に設けられる。第1及び第2の面13c、13dは第3の面13eに対して裏面13bの方向に傾斜する。第3の面13eは窒化ガリウム支持基体13の<000−1>軸の方向に向く。第1及び第2の電極17、19は、それぞれ、半導体領域15におけるIII族窒化物半導体積層15c、15d上に位置し、III族窒化物積層15c、15dは、それぞれ、第1及び第2の面13c、13d上に形成される。半導体領域15は、第1導電型半導体層23、活性層25及び第2導電型半導体層27を含む。角度ALPHA1、ALPHA2は+56度以上+80度未満の範囲にある。
【選択図】図1
【解決手段】窒化ガリウム支持基体13の主面13aにおいて第3の面13eは第1の面13cと第2の面13dとの間に設けられる。第1及び第2の面13c、13dは第3の面13eに対して裏面13bの方向に傾斜する。第3の面13eは窒化ガリウム支持基体13の<000−1>軸の方向に向く。第1及び第2の電極17、19は、それぞれ、半導体領域15におけるIII族窒化物半導体積層15c、15d上に位置し、III族窒化物積層15c、15dは、それぞれ、第1及び第2の面13c、13d上に形成される。半導体領域15は、第1導電型半導体層23、活性層25及び第2導電型半導体層27を含む。角度ALPHA1、ALPHA2は+56度以上+80度未満の範囲にある。
【選択図】図1
Description
本発明は、III族窒化物半導体発光素子、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法、及び窒化ガリウム単結晶基板に関する。
特許文献1には、半導体発光素子及びその製造方法が記載されている。この方法は、開口部を有するマスクを基板の平坦部上に形成した後に、このマスクの開口部から該基板の主面に対して傾斜した一対の傾斜結晶面を有する結晶層を選択成長により形成した後に、マスクを除去する。結晶層は、第1導電型層、活性層、及び第2導電型層を含む。これらの層は、一対の傾斜結晶面のうちの一方の傾斜結晶面から他方に連続した一体膜を成す。一対の傾斜結晶面上には、単一の電極が形成されている。また、基板の平坦面上において結晶層の隣に別の電極が設けられている。
上記の先行技術では、窒化ガリウムのc面に対して傾斜した発光層を得るために、三角形断面のリッジ形状のn型GaN層を成長し、その後、このn型GaN層の一対の傾斜面上に発光層を成長する。リッジ形状のn型GaN層の傾斜面は、(1−101)面及び(−1101)面からなる。この断面三角形状のn型GaN層を再現性よく成長することは容易ではなく、これ故に、製造歩留まりの低下になり、結果的に、発光素子の製造コストの上昇になる。
また、発光素子の発光波長について、青色の発光が商用的に実現されているけれども、より長波長の発光も望まれている。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、長波長の発光を容易に提供可能にする構造を有するIII族窒化物半導体発光素子を提供することを目的とし、またこのIII族窒化物半導体発光素子を作製する方法を提供することを目的とし、さらに、このIII族窒化物半導体発光素子のための窒化ガリウム単結晶基板を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、III族窒化物半導体発光素子に係る。このIII族窒化物半導体発光素子は、(a)第1〜第3の面を含む主面、及び裏面を有する六方晶系の窒化ガリウム支持基体と、(b)前記窒化ガリウム支持基体の前記第1及び第2の面上にそれぞれ設けられた第1及び第2のIII族窒化物積層を含む半導体領域と、(c)前記第1及び第2のIII族窒化物半導体積層上にそれぞれ設けられた第1及び第2の電極と、(d)前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられた裏面電極とを備える。前記半導体領域は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層及び活性層を含み、前記半導体領域の前記第1導電型半導体層、前記活性層及び前記第2導電型半導体層は、前記第1及び第2の面上に順に配置されており、前記活性層は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含み、前記第3の面は、前記窒化ガリウム支持基体の<000−1>軸の方向に向いており、前記第1及び第2の面は、前記窒化ガリウム支持基体の前記裏面の方向に前記第3の面に対して傾斜しており、前記第1の面の第1法線ベクトルと前記<000−1>軸の方向を示すベクトルCV−との成す第1の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にあり、前記第2の面の第2法線ベクトルと前記ベクトルCV−との成す第2の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にあり、前記窒化ガリウム支持基体は、所定の軸の方向に延在する一対の端面を有し、前記第1及び第2の面は、それぞれ、前記一対の端面に沿って延在し、前記主面において前記第3の面は前記第1の面と前記第2の面との間に設けられ、前記所定の軸は、前記第3の面の第3法線ベクトルに交差すると共に前記第3の面に沿って延びる。
このIII族窒化物半導体発光素子によれば、窒化ガリウム支持基体の主面は第1及び第2の面を有し、該第1及び第2の面は窒化ガリウム支持基体の裏面の方向に第3の面に対して傾斜している。また、第1及び第2の面上には、第1導電型半導体層、活性層及び第2導電型半導体層が配置されている。これ故に、支持基体の傾斜面上に活性層が設けられる。この構造によれば、結晶成長に対する負担が少ない。
また、第3の面は第1の面と第2の面との間に設けられ、第3の面は窒化ガリウム支持基体の<000−1>軸の方向に向いている。この構造によれば、傾斜面を支持基体に形成することに対する負担が少ない。
さらに、第1の面の第1法線ベクトルと<000−1>軸との成す第1の角度が上記の角度範囲にあり、また第2の面の第2法線ベクトルと<000−1>軸との成す第2の角度が上記の角度範囲にある。これらの第1及び第2の面上に成長される活性層は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含む。これ故に、この活性層に、高In組成の半導体層を提供できる。
本発明に係る別の側面は、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法に係る。この方法は、(a)主面及び裏面を有する窒化ガリウム基板を準備する工程と、(b)所定の軸の方向に延在する複数の開口を有するマスクを前記窒化ガリウム基板の前記主面に形成する工程と、(c)前記マスクを用いて前記窒化ガリウム基板をウエットエッチングして、前記所定の軸の方向に交差する別の方向に配列された複数の窪みを形成する工程と、(d)前記マスクを用いて、各窪みの第1及び第2の面上に半導体領域を成長する工程と、(e)前記マスクを除去して、エピタキシャル基板を作製する工程と、(f)前記第1及び第2の面上にそれぞれ第1及び第2の電極を形成すると共に前記エピタキシャル基板に裏面電極を形成して、基板生産物を作製する工程と、(g)前記窪みの位置で前記所定の軸の方向と前記別の方向とに前記基板生産物を分離して、III族窒化物半導体発光素子を形成する工程とを備える。前記第1の切断線は前記窪みに位置し、前記マスクは、前記第1の面と前記第2の面との間に設けられた第3の面上に位置し、前記第3の面は、前記窒化ガリウム基板の<000−1>軸の方向に向いており、前記半導体領域は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層及び活性層を含み、前記半導体領域の前記第1導電型半導体層、前記活性層及び第2導電型半導体層は、前記第1の面の第1法線ベクトルの方向に順に配置されており、前記半導体領域の前記第1導電型半導体層、前記活性層及び前記第2導電型半導体層は、前記第2の面の第2法線ベクトルの方向に順に配置されており、前記活性層は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含み、前記ウエットエッチングは、アルカリ系エッチャントを用いて行われる。
この方法によれば、マスクを用いて窒化ガリウム基板をウエットエッチングして複数の窪みを形成した後に、該マスクを用いて各窪みの第1及び第2の面上に半導体領域を成長する。この半導体領域内の第1導電型半導体層、第2導電型半導体層及び活性層は、窪みの傾斜面上に成長される。この方法によれば、結晶成長に対する負担が少ない。
また、第3の面は窒化ガリウム支持基体の<000−1>軸の方向に向いている。マスクを用いて窒化ガリウム基板をウエットエッチングして複数の窪みを形成する。この方法によれば、第1の面と第2の面とを有する窪みを窒化ガリウム基板に形成することに対する負担が少ない。
さらに、第1及び第2の面上に成長される活性層は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含む。窪みを形成するウエットエッチングは、アルカリ系エッチャントを用いて行われる。これ故に、第1及び第2の面に、高In組成の半導体層を成長するために好適な傾斜角を提供できる。そして、活性層に、高In組成の半導体層を提供できる。
本発明の別の側面に係る方法では、前記ウエットエッチングは水酸化カリウムを含むことができる。この方法によれば、窒化ガリウム基板に窪みを形成することが容易になる。この窪みは、所望の傾斜角を有する第1及び第2の面を含む。
本発明における上記の側面では、前記活性層の前記半導体層はInGaN層を含むことができる。この形態によれば、上記の角度範囲では結晶品質の良好なInGaNを成長できる。
本発明における上記の側面では、前記第1の面の前記第1法線ベクトルは、前記第3法線ベクトルに対して前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に傾斜することが好適である。この形態によれば、エッチングにより第1及び第2の面を形成するときに、傾斜角の制御が容易である。
本発明における上記の側面では、前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかを含むことが好適である。この形態によれば、これらは、例えば水酸化カリウムを含むエッチャントを用いるときに現れる典型的な面方位である。
本発明における上記の側面では、前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかの面から−5度以上+5度以下の範囲内にあることが好適である。この範囲によれば、活性層の成長において、上記の個々の面方位と同様の結晶品質及びIn組成を提供できる。
本発明における上記の側面では、前記第1及び第2の面は、前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に延在する、この形態によれば、エッチングにより第1及び第2の面を形成するときに、傾斜角の制御が容易である。
本発明における上記の側面では、前記第1及び第2のIII族窒化物半導体積層にそれぞれ設けられた第1及び第2の開口を有すると共に前記第3の面を覆う絶縁膜を更に備えることができる。前記第1及び第2の電極は、それぞれ前記第1及び第2の開口を介して前記第1及び第2のIII族窒化物半導体積層に接続される。この形態によれば、絶縁膜が第3の面を覆うので、意図しない電気的接続により第1及び第2のIII族窒化物半導体積層が互いに接続されることを避けることができる。また、絶縁膜が第1及び第2の開口を有するので、第1及び第2のIII族窒化物半導体積層に個別に電極を形成できる。第3の面が第1の面と第2の面との間に位置するので、第1のIII族窒化物半導体積層上の電極を第2のIII族窒化物半導体積層上の電極から隔置できる。
本発明における上記の側面は、前記第1及び第2の電極の少なくともいずれか一方に接続されると共に前記第3の面上の設けられたパッド電極を更に備えることができる。この形態によれば、パッド電極は、第1の面及び/又は第2の面である傾斜面ではなく、裏面に対して実質的な平行な第3の面上に形成される。
本発明における上記の側面では、前記マスクの前記開口の幅は100μm以上200μm以下の範囲にあることができる。発光素子のための結晶成長に対する負担が少なく、また発光素子のために好適な活性層を提供できる。
本発明における上記の側面では、前記第3の面の幅は100μm以上200μm以下の範囲にあることができる。第1及び第2の面に好適な活性層を提供できる。
上記の側面の形態によれば、前記III族窒化物半導体発光素子は発光ダイオードを含むことができる。或いは、上記の側面の形態によれば、前記III族窒化物半導体発光素子はレーザダイオードを含むことができる。
本発明に係る更なる別の側面は、主面及び裏面を有する窒化ガリウム単結晶基板に係る。前記窒化ガリウム単結晶基板の前記主面には、第1及び第2の面を有する窪みと第3の面とが交互に配列されており、前記第3の面は、前記窒化ガリウム支持基体の<000−1>軸の方向に向いており、前記主面において前記第3の面は前記窪みのうちの一窪みの前記第1の面と当該一窪みの隣の窪みの前記第2の面との間に設けられ、前記第1及び第2の面は前記第3の面に対して傾斜しており、前記第1の面の第1法線ベクトルと前記<000−1>軸との成す第1の角度は+56度以上+80度未満の範囲にあり、前記第2の面の第2法線ベクトルと前記<000−1>軸との成す第2の角度は+56度以上+80度未満の範囲にある。
この窒化ガリウム単結晶基板は、所望の傾斜角で傾斜した第1及び第2の面を有する窪みを有するので、長波長の発光を容易にすると共に容易な製造を可能にする構造を有するIII族窒化物半導体発光素子のための窒化ガリウム単結晶基板を提供できる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明の一側面によれば、長波長の発光を容易に提供可能にする構造を有するIII族窒化物半導体発光素子が提供される。また、本発明の別の側面によれば、このIII族窒化物半導体発光素子を作製する方法が提供される。さらに、本発明に係る更なる別の側面によれば、このIII族窒化物半導体発光素子のための窒化ガリウム単結晶基板が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1は、本実施の形態に係るIII族窒化物半導体発光素子の構造を概略的に示す図面である。図1を参照すると、直交座標系Sが示されている。直交座標系SのZ軸は、窒化ガリウム支持基体13の<000−1>軸の方向に向いている。このIII族窒化物半導体発光素子11は、六方晶系の窒化ガリウム支持基体13と、半導体領域15と、第1の電極17と、第2の電極19と、裏面電極21とを備える。窒化ガリウム支持基体13は導電性を有する。窒化ガリウム支持基体13は、主面13a及び裏面13bを有する。主面13aは、第1〜第3の面13c、13d、13eを含む。主面13aにおいて第3の面13eは第1の面13cと第2の面13dとの間に設けられる。第1〜第3の面13c、13d、13eにおける法線の方向は、それぞれ、法線ベクトルNV1、NV2、NV3により示される。第1及び第2の面13c、13dは、窒化ガリウム支持基体13の裏面13bの方向に第3の面13eに対して傾斜している。窒化ガリウム支持基体13は、X軸の方向に延在する軸に交差すると共にX−Z面の延在方向に延在する一対の端面14a、14bを有する。窒化ガリウム支持基体13は、X軸の方向に延在する一対の端面14c、14dを有する。第1及び第2の面13c、13dは、それぞれ、一対の端面14c、14dのエッジに沿って延在する。端面14c、14dは第3の面13eの延在方向に延びており、この延在方向は第3の面13eの法線ベクトルNV3に交差する。端面14c、14dは端面14a、14bに接続している。
第3の面13eは、窒化ガリウム支持基体13の<000−1>軸の方向に向いており、図1においては<000−1>軸の方向はベクトル(CV−)で示される。本実施例では、裏面13bは、窒化ガリウム支持基体13の<0001>軸の方向に向いており、図1においては<0001>軸の方向はベクトル(CV+)で示される。
第1の面13cの第1法線ベクトルNV1とベクトルCV−との成す第1の角度ALPHA1は、+56度以上+80度未満の範囲にある。第2の面13dの第2法線ベクトルNV1とベクトルCV−との成す第2の角度ALPHA2は+56度以上+80度未満の範囲にある。この角度範囲では、第1の面13c、13dは例えば{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかを含むことが好適である。また、第1及び第2の面13c、13dは例えば{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかの面から−5度以上+5度以下の範囲内にあることが好適である。
半導体領域15は第1及び第2のIII族窒化物積層15c、15dを含み、第1及び第2のIII族窒化物積層15c、15dは、それぞれ、窒化ガリウム支持基体13の第1及び第2の面13c、13d上に設けられている。第1及び第2の電極17、19は、それぞれ、第1及び第2のIII族窒化物半導体積層15c、15d上に設けられている。裏面電極21は、窒化ガリウム支持基体13の裏面13b上に設けられている。半導体領域15は、第1導電型半導体層23、活性層25及び第2導電型半導体層27を含む。第1導電型半導体層23は窒化ガリウム系半導体からなり、例えばn型GaN、n型AlaGaN、n型InGaN、n型InAlGaN、n型InAlN等からなることができる。第2導電型半導体層27は、窒化ガリウム系半導体からなり、例えばp型GaN、p型AlaGaN、p型InGaN、p型InAlGaN、p型InAlN等からなることができる。半導体領域15では、第1導電型半導体層23、活性層25及び第2導電型半導体層27は第1及び第2の面上13c、13dに順に配置されている。
活性層25は、例えば量子井戸構造(SQW、MQW)26を有することができる。活性層25は窒化ガリウム系半導体からなり、またインジウムを含むIII族窒化物からなる半導体層25aを含む。半導体層25aは例えば井戸層であることができ、半導体層25bは例えば障壁層であることができ、障壁層は例えばGaN又はInGaN等からなることができる。半導体層25aはInGaN層を含むことができる。この形態によれば、上記の角度範囲では結晶品質の良好なInGaNを成長できる。半導体層25aのIn組成は、0.05以上であることができ、0.4以下であることができる。波長範囲は、440nm以上であることができ、600nm以下であることができる。
このIII族窒化物半導体発光素子11によれば、窒化ガリウム支持基体13の主面13aは第1及び第2の面13c、13dを有し、第1及び第2の面13c、13dは窒化ガリウム支持基体13の裏面13bの方向に第3の面13eに対して傾斜している。また、第1導電型半導体層23、活性層25及び第2導電型半導体層27が第1及び第2の面13c、13d上に配置されている。これ故に、支持基体13の傾斜面(13c、13d)上に活性層25が設けられる。この構造によれば、結晶成長に対する負担が少ない。
また、第3の面13eは第1の面13cと第2の面13dとの間に設けられ、この第3の面13eは窒化ガリウム支持基体13の<000−1>軸の方向に向いている。この構造によれば、傾斜面(13c、13d)を支持基体13に形成することに対する負担が少ない。
さらに、第1の面13cの第1法線ベクトルNV1と<000−1>軸を示すベクトルCV−との成す第1の角度ALPHA1が上記の角度範囲にあり、第2の面13dの第2法線ベクトルNV2とベクトルCV−との成す第2の角度ALPHA2が上記の角度範囲にある。これらの第1及び第2の面13c、13d上に成長される活性層25は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含む。これ故に、この活性層に、長波長の発光に好適な高In組成を活性層25に提供できる。
加えて、第1及び第2の面13c、13dは、それぞれ、所定の軸は第3の面13eの第3法線ベクトルNV3に交差すると共に第3の面13eに沿って延びる軸(X軸)の方向に、窒化ガリウム支持基体13の一対の端面14c、14dに沿って延在する。これ故に、第3の面13eをC−面とすることによって、第1及び第2の面13c、13dを非極性面とすることが出来、かつ、光の出射面が左右対称となる。
III族窒化物半導体発光素子11は発光ダイオードを含むことができる。このとき、第1には、第1及び第2の面13c、13dを非極性面とすることによってピエゾ効果を低減することが出来、強い長波長の発光が可能となる。第2には、光出射面が、左右対称となることにより、光取り出し効率が向上する。或いは、III族窒化物半導体発光素子11はレーザダイオードを含むことができる。このとき、一対の端面14a、14bを反射面として、活性層を非極性面とする低しきい値の高輝度レーザダイオードを作ることが出来る。
第1及び第2の面13c、13dは、窒化ガリウム支持基体13のa軸及びm軸のいずれかの方向に延在することができる。この形態によれば、エッチングにより第1及び第2の面を形成するときに、傾斜角の制御が容易である。
第1の面13c(第2の面13d)の第1法線ベクトルNV1(第2法線ベクトルNV2)は、第3法線ベクトルNV3に対して窒化ガリウム支持基体13のa軸の方向に傾斜することが好適である。この形態によれば、エッチングにより第1及び第2の面13c、13dを形成するときに、傾斜角の制御が容易である。或いは、第1の面13c(第2の面13d)の第1法線ベクトルNV1(第2法線ベクトルNV2)は、第3法線ベクトルNV3に対して窒化ガリウム支持基体13のm軸の方向に傾斜することが好適である。この形態によれば、エッチングにより第1及び第2の面13c、13dを形成するときに、傾斜角の制御が容易である。
第1の面13cは、窒化ガリウム支持基体13のa軸の方向に延在するとき、第1の面13cがm軸方向に傾いた非極性面となり、より強い偏向光を上面に出射することが可能となる。このとき、第1の角度ALPHA1は56度以上80度以下の範囲にあり、第2の角度ALPHA2は56度以上80度以下の範囲にある。或いは、第1の面13cは、窒化ガリウム支持基体13のm軸の方向に延在するとき、第1の面13cがa軸方向に傾いた非極性面となり、より強い発光が期待出来るとともに、一対の端面14a、14bをm面として劈開面とすることが出来る。このとき、第1の角度ALPHA1は56度以上80度以下の範囲にあり、第2の角度ALPHA2は56度以上80度以下の範囲にある。
第3の面13eの一方のエッジと端面14cとの間隔は例えば50μm以上100μm以下の範囲にあることができる。また、第3の面13eの他方のエッジと端面14dとの間隔は例えば50μm以上100μm以下の範囲にあることができる。発光素子のための活性層を形成するために適切なエリアを提供できる。発光素子のための結晶成長に対する負担が少なく、また発光素子のために好適な活性層を提供できる。
第3の面の幅は100μm以上200μm以下の範囲にあることができる。選択成長に際して、第1及び第2の面に好適な活性層を提供できる。
発光素子11は、絶縁膜31を更に備えることができる。絶縁膜31は第1〜第3の面13c〜13eを覆う。絶縁膜31が第3の面を覆うので、意図しない電気的接続により第1及び第2のIII族窒化物半導体積層15c、15dが互いに接続されることを避けることができる。絶縁膜31は、第1のIII族窒化物半導体積層15c上に開口31aを有する。絶縁膜31は、第2のIII族窒化物半導体積層15d上に別の開口を有する。第1及び第2の電極17、19は、それぞれ開口31a及び別の開口を介して第1及び第2のIII族窒化物半導体積層15c、15dに接続される。また、絶縁膜31が開口31a及び別の開口を有するので、第1及び第2のIII族窒化物半導体積層15c、15dに個別に電極17、19を形成できる。第3の面13eが第1の面13cと第2の面13dとの間に位置するので、第1のIII族窒化物半導体積層15c上の電極17を第2のIII族窒化物半導体積層15d上の電極19から隔置できる。
発光素子11は、パッド電極33、35を更に備えることができる。パッド電極33、35は例えば第3の面13e上に設けられる。パッド電極33、35は、それぞれ、第1及び第2の電極17、19に接続される。この形態によれば、第1の面13c及び/又は第2の面13dである傾斜面ではなく、パッド電極は、裏面13bに対して実質的な平行な第3の面13e上に形成される。なお、パッド電極33、35に替えて、単一のパッド電極を設けることができ、このパッド電極は、第1及び第2の電極17、19の両方に接続される。
図2は、本実施の形態に係るIII族窒化物半導体発光素子を作製する方法における主要な工程を示す図面である。図2を参照すると、工程S101では、窒化ガリウム基板41を準備する。窒化ガリウム基板41は導電性を有する。図3(a)に示されるように、窒化ガリウム(GaN)基板41は、主面41a及び裏面41bを有する。この窒化ガリウム基板41の主面41aは、当該窒化ガリウム基板41の<000−1>軸の方向(ベクトルCV−)に向いている。主面41aは、N面と呼ばれる面であるけれども、N面からわずかに傾斜した面であることができ、例えば主面41aはN面から−5度〜+5度程度の範囲でオフしていてもよい。このようなGaN基板41は、c軸方向に成長したインゴットから大口径のウエハとして作製される。
工程S102では、図3(b)に示されるように、マスクのための絶縁膜43を主面41a上に成長する。絶縁膜43は主面41aを覆う。絶縁膜43はシリコン系無機絶縁膜であることができ、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物等からなることができる。また、マスクのための絶縁膜44が裏面41b上に成長されて、裏面41bの全面を覆う。
工程S103では、図4(a)に示されるように、絶縁膜43の加工から絶縁膜マスク45を形成する。図4(a)には、結晶方位を規定する結晶座標系CRが示されており、結晶座標系CRは互いに直交するc軸、a軸及びm軸を有する。絶縁膜マスク45は、例えばフォトリソグラフィ及びエッチングにより絶縁膜43から形成されることができる。絶縁膜マスク45は、例えばa軸及びm軸のいずれか一方の方向(本実施例では例えばa軸)に延在する複数のストライプ45aを含む。また、絶縁膜マスク45は、例えばa軸及びm軸のいずれか一方の方向(本実施例では例えばa軸)に延在する複数のストライプ状の開口45bを含む。ストライプ45aは、例えばa軸及びm軸のいずれか他方の方向(本実施例では例えばm軸)に配列される。また、開口45bは、例えばa軸及びm軸のいずれか他方の方向(本実施例では例えばm軸)に配列される。さらに、ストライプ45a及び開口45bは、例えばa軸及びm軸のいずれか他方の方向に交互に配列される。本実施例では、複数の開口45bを有するマスク45が窒化ガリウム基板41の主面41aに形成される。
開口45bの幅W1は例えば100μm以上200μm以下の範囲にあることができる。発光素子のための結晶成長に対する負担が少なく、また発光素子のために好適な活性層を提供できる。また、ストライプ45aの幅W2は100μm以上200μm以下の範囲にあることができる。選択成長の際に、第1及び第2の面41c、41dに好適な活性層を提供できる。
工程S104では、図4(b)に示されるように、マスク45を用いて窒化ガリウム基板41をエッチングして、複数の窪み47を窒化ガリウム基板41に形成する。エッチングは、例えばウエットエッチングによることができる。ウエットエッチングは、例えばアルカリ系エッチャントを用いて行われる。ウエットエッチングは水酸化カリウムを含むことができる。この方法によれば、窒化ガリウム基板に窪み47を形成することが容易になる。この窪み47は、所望の傾斜角を有する第1及び第2の面41c、41dを含む。
第1及び第2の面41c、41dは、窒化ガリウム基板41の裏面41bの方向に第3の面41eに対して傾斜している。第1の面41cの第1法線ベクトルNV1と<000−1>軸との成す第1の角度ALPHA1は+56度以上+80度未満の範囲にあり、第2の面41dの第2法線ベクトルNV2と<000−1>軸との成す第2の角度ALPHA2は+56度以上+80度未満の範囲にあることができる。
第1の面41cは{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかを含むことが好適である。第2の面41dは{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかを含むことが好適である。この形態によれば、これらは、例えば水酸化カリウムを含むエッチャントを用いるときに現れる典型的な面方位である。傾斜面41c、41dは{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかの面から−5度以上+5度以下の範囲内にあることが好適である。この範囲によれば、活性層の成長において、上記の個々の面方位と同様の結晶品質及びIn組成を提供できる。
窪み47の平面形状は、マスク45の開口45bにより規定される。窪み47は、例えばa軸及びm軸のいずれか一方の方向(本実施例では例えばa軸)に延在する。また、窪み47は、例えばa軸及びm軸のいずれか他方の方向(本実施例では例えばm軸)に配列される。窪み47は、第1及び第2の面41c、41dを含んでおり、例えば一方向に延在するV溝であることができる。窒化ガリウム基板41がV溝を有するとき、このV溝は、第1及び第2の面41c、41dからなる一対の傾斜面からなる。マスク47のストライプ47aは、第1の面41cと第2の面41dとの間に設けられた第3の面41e上に位置する。この第3の面41eは、窒化ガリウム基板41の<000−1>軸の方向に向いている。窒化ガリウム基板41の裏面41bの反対側の面には、第1の面41c、第3の面41e及び第2の面41dからなるユニットが、一方向に配列されている。
工程S105では、図5(a)に示されるように、マスク45を用いて、各窪み47上に半導体領域49を成長する。半導体領域49は、第1及び第2の面41c、41d上に、第1及び第2の面41c、41dの一方から他方に亘って選択的に成長される。半導体領域49は、第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57を含む。半導体領域49の第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、第1の面41cの第1法線ベクトルNV1の方向に順に成長されており、半導体領域49の第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、第2の面41dの第2法線ベクトルNV2の方向に順に成長されている。活性層55は、例えば窒化ガリウム系半導体からなる。この窒化ガリウム系半導体は、III族構成元素としてインジウムを含む。
工程S106では、図5(b)に示されるように、マスク49及び絶縁膜44を除去して、エピタキシャル基板Eを作製する。マスク49の除去により、第3の面41eが露出される。半導体領域47は、第1及び第2の面41c、41d上にそれぞれ形成された第1及び第2のIII族窒化物半導体積層49c、49dを含む。第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、第1法線ベクトルNV1の方向に順に配置されており、半導体領域47の第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、第2の面41dの第2法線ベクトルNV2の方向に順に配置されている。
必要な場合には、工程S107では、第1及び第2のIII族窒化物半導体積層49c、49dの表面並びに第3の面41eを覆うように、保護膜のための絶縁膜を成長する。絶縁膜はシリコン系無機絶縁膜からなることができ、例えばシリコン酸化膜及び/又はシリコン窒化膜からなることができる。工程S108では、この絶縁膜に開口を形成して保護膜を形成する。開口は第1及び第2のIII族窒化物半導体積層49c、49dの各々上に位置する。
工程S109では、図6(a)に示されるように、第1及び第2の面41c、41d上にそれぞれ第1及び第2の電極59a、59bを形成すると共に、窒化ガリウム基板41の裏面41bに裏面電極59cを形成して、基板生産物SPを作製する。第1及び第2の電極59a、59bは、第1及び第2のIII族窒化物半導体積層49c、49d上にそれぞれ形成される。必要な場合には、窒化ガリウム基板41を研磨して所望の厚さを有する窒化ガリウム基板41を作製した後に、第3の電極59cを形成することができる。
工程S110では、基板生産物SPを分離して、複数の半導体チップを形成する。窪み47の底(本実施例ではV溝の頂点)の位置で基板生産物SPを分離して、III族窒化物半導体発光素子を形成する。この形成は例えば以下のように行われる。基板生産物SPの分離では、図6(a)に示される一次ブレイクBR1の位置で基板生産物SPを分離して、図6(b)に示される半導体バーLBを形成する。一次ブレイクのための第1の切断線BR1は、窪み47の延在方向に交差する方向に行われる。窪み47の延在方向が例えばa軸(m軸)の方法であるとき、第1の切断線クBR1の方向はm軸(a軸)の方向であることができる。次いで、半導体バーLBの分離では、図6(b)に示される二次ブレイクのための第2の切断線BR2の位置で半導体バーLBを分離して、図6(c)に示される半導体チップDEVを形成する。窪み47の延在方向が例えばa軸(m軸)の方法であるとき、第2の切断線BR2の方向はa軸(m軸)の方向であることができる。
半導体チップDEVでは、第1及び第2の面41c、41d上にそれぞれ第1及び第2の電極59a、59bが形成されている。窒化ガリウム基板41の裏面41bには裏面電極59cが形成されている。第1及び第2の電極59a、59bは、第1及び第2のIII族窒化物半導体積層49c、49dにそれぞれ接続される。窒化ガリウム基板41の裏面には、第3の電極59cが形成される。第1のIII族窒化物半導体積層49cでは、第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、第1の面41cの第1法線ベクトルNV1の方向に順に配列されており、第2のIII族窒化物半導体積層49dでは、半導体領域49の第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、第2の面41dの第2法線ベクトルNV2の方向に順に配列されている。
この方法によれば、マスク45を用いて窒化ガリウム基板41をウエットエッチングして窪み49の配列を形成した後に、該マスク45を用いて各窪み47の第1及び第2の面41c、41d上に半導体領域49を成長する。この半導体領域49内の第1導電型半導体層53、活性層55及び第2導電型半導体層57は、窪み47の傾斜面41c、41d上に成長される。この方法によれば、結晶成長に対する負担が少ない。
また、第3の面41eは窒化ガリウム基板41の<000−1>軸の方向に向いている。マスク45を用いて窒化ガリウム基板41をウエットエッチングして窪み47を形成する。この方法によれば、第1の面41cと第2の面41dとを有する窪み47を窒化ガリウム基板41に形成することに関する負担が少ない。
さらに、第1及び第2の面41c、41d上に成長される活性層55は、インジウムを含む半導体層を含む。これらの第1及び第2の面41c、41dを有する窪み47を形成するウエットエッチングは、アルカリ系エッチャントを用いて行われる。これ故に、第1及び第2の面41c、41dに、高In組成の半導体層を成長するために好適な傾斜角を提供できる。活性層55に、高In組成の半導体層を提供できる。
必要な場合には、工程S101〜S104により、窒化ガリウム単結晶基板SUBを提供できる。窒化ガリウム単結晶基板SUBには、絶縁膜マスクが残されていてもよく、絶縁膜マスクが除去されていてもよい。この窒化ガリウム単結晶基板SUBを用いて、半導体領域を窪み上に成長する。この窒化ガリウム単結晶基板SUBは、所望の傾斜角で傾斜した面を有する窪みを有するので、長波長の発光を容易にすると共に容易な製造を可能にする構造を有するIII族窒化物半導体発光素子のための窒化ガリウム単結晶基板を提供できる。
(実施例)
六方晶系n型GaN基板を準備した。このGaN基板では、一方の主面がC+面(Ga面)、他方の主面がC−面(N面)である。GaN基板の両面の各々に、SiO2等のシリコン酸化膜を成長した。この後に、フォトリソグラフィとフッ酸系エッチャントより、N面上のシリコン酸化膜からのマスク層を形成した。マスク層は、帯状の窓領域の配列及び帯状のマスク領域の配列を有する。帯状の窓領域は幅100〜200μmを有し、帯状のマスク領域は幅100〜200μmを有する。また、帯状の窓領域及び帯状のマスク領域は<1−100>方向に延在する。摂氏90度程度のKOH水溶液(例えば約2規定)に浸して、窪みの配列を形成した。N面の利用により窪みの形成及び配列が容易になる。エッチング時間は例えば約5時間であった。窪みの各々はV字谷形状を有する。アルカリ系エッチャントにより、C−面(N面)側の窓領域には、(11−2−2)面と(−1−12−2)面の傾斜面が形成された。これら傾斜面はベクトルCV−に対して58度の角度を成す。マスク領域が<1100>方向に延在するとき、窓領域には(1−10−1)面及び(−110−1)面の傾斜面が形成され、これらの傾斜面はベクトルCV−に対して62度の角度を成す。
六方晶系n型GaN基板を準備した。このGaN基板では、一方の主面がC+面(Ga面)、他方の主面がC−面(N面)である。GaN基板の両面の各々に、SiO2等のシリコン酸化膜を成長した。この後に、フォトリソグラフィとフッ酸系エッチャントより、N面上のシリコン酸化膜からのマスク層を形成した。マスク層は、帯状の窓領域の配列及び帯状のマスク領域の配列を有する。帯状の窓領域は幅100〜200μmを有し、帯状のマスク領域は幅100〜200μmを有する。また、帯状の窓領域及び帯状のマスク領域は<1−100>方向に延在する。摂氏90度程度のKOH水溶液(例えば約2規定)に浸して、窪みの配列を形成した。N面の利用により窪みの形成及び配列が容易になる。エッチング時間は例えば約5時間であった。窪みの各々はV字谷形状を有する。アルカリ系エッチャントにより、C−面(N面)側の窓領域には、(11−2−2)面と(−1−12−2)面の傾斜面が形成された。これら傾斜面はベクトルCV−に対して58度の角度を成す。マスク領域が<1100>方向に延在するとき、窓領域には(1−10−1)面及び(−110−1)面の傾斜面が形成され、これらの傾斜面はベクトルCV−に対して62度の角度を成す。
マスク層を除くことなく、摂氏1000度程度の成長温度で、SiドープGaNからなるn型クラッド層をV字谷形状の窪みの傾斜面上に選択成長した。この後に、成長温度を低減し、n型クラッド層上に、厚さ0.5〜3nmのInGaN活性層を成長した。さらに、成長温度を再び摂氏1000度に上昇した後に、MgドープGaNからなるp型クラッド層を活性層上に成長した。
エピタキシャル膜の成長が完了した後に、フッ酸系エッチャントにより、Ga面及びN面上のシリコン酸化膜を除去する。
p型電極として、p型クラッド層の上面にNi/Pt/Auを蒸着した。n型電極として、GaN基板のC+面にTi/Al/Pt/Auを蒸着した。これらの工程により、基板生産物が完成した。
次いで、ダイサーかイオンエッチング(RIE)といった装置を用いて、一次切断線に沿った切断により、基板生産物を分離した。この後に、二次切断線に沿ったへき開による切断により、発光素子を得た。
一方、特許文献1では、以下の手順により発光素子を成長している。一方の主面がC+面、他方の主面がC−面のサファイア基板を準備する。このサファイア基板のC+面上に、摂氏1000度程度の成長温度で、Si等ドープn型GaN層を成長した後に、厚さ100〜500nmの範囲のSiO2またはSiNからなるマスク層をGaN層の全面に形成している。フォトリソグラフィとフッ酸系エッチャントを用いて<1100>方向の帯状の窓領域をマスク層に形成する。
次に、摂氏1000度の成長温度でn型GaNの再度の結晶成長を行う。当初は窓領域から成長し、しばらく成長を続けるとn型GaN層は断面三角形状を成すように成長する。この結果、窓領域の両側に広がったn型GaN層のリッジが形成される。リッジ形状のn型GaN層の一対の傾斜面は、それぞれ、基板主面の法線に対して62度傾斜しており、つまり(1−101)面及び(−1101)面からなる。
次いで、成長温度を低減した後に、リッジ形状のn型GaN層の一対の傾斜面上に、活性層となるInGaN層を成長する。その際のInGaN層の厚さは0.5nmから3nm程度である。活性層の成長面も、基板主面より62度傾斜した面となり、つまり(1−101)面及び(−1101)面となる。成長温度を再び上昇させ、Mgドープp型GaN層を成長する。
エピタキシャル成長が完了した後に、フッ酸系エッチャントにより、マスク層を除去する。p型電極として、p型GaN層の上面にNi/Pt/Auを蒸着する。n型電極として、n型GaN層上にTi/Al/Pt/Auを蒸着する。これらの工程により、C面に対して角度10度〜90度で傾斜した成長面上に発光層を成長した発光素子を製造できる。
この特許文献1では、C面より傾斜した成長面の発光層を得るために、まず、(1−101)面及び(−1101)面を有するリッジ形状のn型GaN層を選択成長した後に、n型GaN層の一対の傾斜面上に発光層を成長している。このようなリッジ形状n型GaN層を再現性よく成長することは、現在のエピタキシャル成長技術を用いるとき、上記の方法と比較して、容易でなく、その結果、本発光素子の製造コストが高くなる。
一方、本実施例では、C面に対して傾斜した成長面上に発光層を成長するために、先ず、GaN基板主面C−面(N面)に、例えば{11−2−2}面又は{1−10−1}面を傾斜面としたV字谷形状の窪みを、ウエットエッチングにより形成した。その後に、傾斜面上にn型GaN系半導体層、発光層及びp型GaN系半導体層を成長した。ウエットエッチングによるV字谷形状のくぼみ形成をGaN基板主面C−面(N面)に形成することは、現在の製造技術により再現性良く行うことが可能であり、その結果、本発光素子の製造コストが低減される。
また、青色より長波長の発光、例えば緑色発光(波長500nm〜560nm)の実現では、In組成比(X)が0.3程度であるInXGa1−XN発光層が求められる。しかしながら、In組成0.3程度のInXGa1−XN層の形成では、成長中にインジウムが抜けやすく、これまでの技術では、In組成0.15程度までのInGaN発光層が安定して成長可能であった。これ故に、緑色発光素子の実現は容易ではなかった。
ところが、本実施の形態を用いると、組成0.3程度の高In組成のInGaN層を成長できる。これ故に、緑色発光の実現が容易になる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
以上説明したように、本実施の形態における一側面によれば、長波長の発光を容易にすると共に容易な製造を可能にする構造を有するIII族窒化物半導体発光素子が提供される。また、本実施の形態における別の側面によれば、このIII族窒化物半導体発光素子を作製する方法が提供される。さらに、本実施の形態における更なる別の側面によれば、このIII族窒化物半導体発光素子のための窒化ガリウム単結晶基板が提供される。
11…III族窒化物半導体発光素子、13…窒化ガリウム支持基体、13a…支持基体主面、13b…支持基体裏面、13c…第1の面、13d…第2の面、13e…第3の面、15…半導体領域、17…第1の電極、19…第2の電極、21…裏面電極、NV1、NV2、NV3…法線ベクトル、14c、14d…端面、14a、14b…端面、CV−…<000−1>軸方向のベクトル、CV+…<0001>軸方向のベクトル、23…第1導電型半導体層、25…活性層、25a…半導体層、25b…半導体層、27…第2導電型半導体層、角度ALPHA1、ALPHA2…、33、35…パッド電極、41…窒化ガリウム基板、41a…窒化ガリウム基板主面、41b…窒化ガリウム基板裏面、41c…第1の面、41d…第2の面、41e…第3の面、43、44…絶縁膜、45…絶縁膜マスク、45a…ストライプ、45b…ストライプ状の開口、47…窪み、49…半導体領域、49c、49d…第1及び第2のIII族窒化物半導体積層、53…第1導電型半導体層、55…活性層、57…第2導電型半導体層、59a、59b…第1及び第2の電極、59c…裏面電極、SP基板生産物、E…エピタキシャル基板、BR1…第1の切断線、BR2…第2の切断線、DEV…半導体チップ。
Claims (20)
- III族窒化物半導体発光素子であって、
第1〜第3の面を含む主面、及び裏面を有する六方晶系の窒化ガリウム支持基体と、
前記窒化ガリウム支持基体の前記第1及び第2の面上にそれぞれ設けられた第1及び第2のIII族窒化物積層を含む半導体領域と、
前記第1及び第2のIII族窒化物半導体積層上にそれぞれ設けられた第1及び第2の電極と、
前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられた裏面電極と
を備え、
前記半導体領域は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層及び活性層を含み、
前記半導体領域の前記第1導電型半導体層、前記活性層及び前記第2導電型半導体層は、前記第1及び第2の面上に順に配置されており、
前記活性層は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含み、
前記第3の面は、前記窒化ガリウム支持基体の<000−1>軸の方向に向いており、
前記第1及び第2の面は、前記窒化ガリウム支持基体の前記裏面の方向に前記第3の面に対して傾斜しており、
前記第1の面の第1法線ベクトルと前記<000−1>軸の方向を示すベクトルCV−との成す第1の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にあり、
前記第2の面の第2法線ベクトルと前記ベクトルCV−との成す第2の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にあり、
前記窒化ガリウム支持基体は、所定の軸の方向に延在する一対の端面を有し、
前記第1及び第2の面は、それぞれ、前記一対の端面に沿って延在し、
前記主面において前記第3の面は前記第1の面と前記第2の面との間に設けられ、
前記所定の軸は、前記第3の面の第3法線ベクトルに交差すると共に前記第3の面に沿って延びる、ことを特徴とするIII族窒化物半導体発光素子。 - 前記活性層の前記半導体層はInGaN層を含む、ことを特徴とする請求項1に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記第1の面の前記第1法線ベクトルは、前記第3法線ベクトルに対して前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に傾斜する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかの面から−5度以上+5度以下の範囲内にある、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかを含む、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記第1及び第2の面は、前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に延在する、ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。
- 前記第1及び第2のIII族窒化物半導体積層にそれぞれ設けられた第1及び第2の開口を有すると共に前記第3の面を覆う絶縁膜を更に備え、
前記第1及び第2の電極は、それぞれ前記第1及び第2の開口を介して前記第1及び第2のIII族窒化物半導体積層に接続される、ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。 - 前記第1及び第2の電極の少なくともいずれか一方に接続されると共に前記第3の面上の設けられたパッド電極を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載されたIII族窒化物半導体発光素子。
- III族窒化物半導体発光素子を作製する方法であって、
主面及び裏面を有する窒化ガリウム基板を準備する工程と、
所定の軸の方向に延在する複数の開口を有するマスクを前記窒化ガリウム基板の前記主面に形成する工程と、
前記マスクを用いて前記窒化ガリウム基板をウエットエッチングして、前記所定の軸の方向に交差する別の方向に配列された複数の窪みを形成する工程と、
前記マスクを用いて、各窪みの第1及び第2の面上に半導体領域を成長する工程と、
前記マスクを除去して、エピタキシャル基板を作製する工程と、
前記第1及び第2の面上にそれぞれ第1及び第2の電極を形成すると共に前記エピタキシャル基板に裏面電極を形成して、基板生産物を作製する工程と、
前記窪みの位置で前記所定の軸の方向に規定された第1の切断線と前記別の方向に規定された第2の切断線とで前記基板生産物を分離して、III族窒化物半導体発光素子を形成する工程と
を備え、
前記第1の切断線は前記窪みに位置し、
前記マスクは、前記第1の面と前記第2の面との間に設けられた第3の面上に位置し、
前記第3の面は、前記窒化ガリウム基板の<000−1>軸の方向に向いており、
前記半導体領域は、第1導電型半導体層、第2導電型半導体層及び活性層を含み、
前記半導体領域の前記第1導電型半導体層、前記活性層及び第2導電型半導体層は、前記第1の面の第1法線ベクトルの方向に順に配置されており、
前記半導体領域の前記第1導電型半導体層、前記活性層及び前記第2導電型半導体層は、前記第2の面の第2法線ベクトルの方向に順に配置されており、
前記活性層は、インジウムを含むIII族窒化物半導体層を含み、
前記ウエットエッチングは、アルカリ系エッチャントを用いて行われる、ことを特徴とする、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。 - 前記第1の面の前記第1法線ベクトルと前記<000−1>軸との成す第1の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にあり、
前記第2の面の前記第2法線ベクトルと前記<000−1>軸との成す第2の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にある、ことを特徴とする請求項9に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。 - 前記活性層の前記III族窒化物半導体層はInGaN層を含む、ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 前記ウエットエッチングは水酸化カリウムを含む、ことを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか一項に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 前記第1の面の前記第1法線ベクトルは、前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に傾斜する、ことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか一項に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかの面から−5度以上+5度以下の範囲内にある、ことを特徴とする請求項9〜請求項13のいずれか一項に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかを含む、ことを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれか一項に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 前記第1及び第2の面は、前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に延在する、ことを特徴とする請求項9〜請求項15のいずれか一項に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 前記マスクの前記開口の幅は100μm以上200μm以下の範囲にある、ことを特徴とする請求項9〜請求項15のいずれか一項に記載された、III族窒化物半導体発光素子を作製する方法。
- 主面及び裏面を有する窒化ガリウム単結晶基板であって、
前記窒化ガリウム単結晶基板の前記主面には、第1及び第2の面を有する窪みと第3の面とが交互に配列されており、
前記第3の面は、前記窒化ガリウム支持基体の<000−1>軸の方向に向いており、
前記主面において前記第3の面は前記窪みのうちの一窪みの前記第1の面と当該一窪みの隣の窪みの前記第2の面との間に設けられ、
前記第1及び第2の面は前記第3の面に対して傾斜しており、
前記第1の面の第1法線ベクトルと前記<000−1>軸との成す第1の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にあり、
前記第2の面の第2法線ベクトルと前記<000−1>軸との成す第2の角度は、+56度以上+80度未満の範囲にある、ことを特徴とする窒化ガリウム単結晶基板。 - 前記第1の面は{11−2−2}面及び{1−10−1}面のいずれかの面から−5度以上+5度以下の範囲内にある、ことを特徴とする請求項18に記載された窒化ガリウム単結晶基板。
- 前記第1及び第2の面は、前記窒化ガリウム支持基体のa軸及びm軸のいずれかの方向に延在する、ことを特徴とする請求項18〜請求項19のいずれか一項に記載された窒化ガリウム単結晶基板。
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WO2013002260A1 (ja) | 2011-06-30 | 2013-01-03 | Dic株式会社 | 共重合体、ならびにその硬化物からなる液晶配向層 |
WO2015152228A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | ウシオ電機株式会社 | 半導体発光素子、半導体発光素子の製造方法、led素子、電子線励起型光源装置 |
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2010
- 2010-01-18 JP JP2010008209A patent/JP2011146637A/ja active Pending
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