JP2011146050A - 通信機器及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分析部51は、送受信部1が受信したメールの本文の分析を行い、パラメータ算出部52は、分析部51の分析結果を基に、受信メール本文全体の感情度合いを判定する。音声報知制御部531は、パラメータ算出部52が判定した感情度合いが所定の感情度合いであるか否かを判断し、所定の感情度合いであるときは当該感情度合いに対応したメロディをメモリ4のメロディデータ一覧から読み出し、音声報知部532は、音声報知制御部531がメモリ4から読み出したメロディを再生し、ユーザに対して受信したメールの感情度合いの報知を行う。
【選択図】図1
Description
特許文献1によれば、電子文書が有する各単語の感情ベクトルを文書全体について積算し、その電子文書が有する感情を自動的に判定すると共に、その判定結果を視覚的表示形式でユーザに通知する感情認識システムが開示されている。
本発明は、上述した不利益を解消して、文字メッセージの内容の感情度合い等の所定の基準に基づいたパラメータに基づき音声による報知を行う通信機器及び通信方法を提供することを目的とする。
本実施形態では、本発明の通信機器の一例として携帯電話機100について説明する。
図1は、本実施形態の携帯電話機100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の携帯電話機100は、送受信部1、キー入力部2、表示部3、メモリ4、及び制御部5を有する。
送受信部1は、携帯電話機100の各種通信に使用するデータ、例えば、音声通話の際の音声データや、メール(文字メッセージ)などの文字データ等の情報を波形信号として外部基地局を含む通信網に送信する送信部と、当該基地局からの同信号を受信する受信部を有する。
キー入力部2は、携帯電話機100の入力手段であり、例えば複数のボタン等によって構成され、ユーザはこれらによって各種入力操作を行うことができる。
表示部3は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、携帯電話機100の各動作に関した様々な情報、例えば、音声通話、着信情報、発信相手情報、メール受信情報等を表示する。
また、メモリ4は、後述するパラメータ算出部52が感情度合いを判定する際に参照するキーワード、当該キーワードが属する感情カテゴリ、後述するパラメータ算出部52が判定した感情度合いに応じて後述する音声報知部532が再生する感情度合い報知音声(メロディ)等のデータも記憶している。
例えば、図2(a)〜(c)に示すように、メモリ4が記憶するデータにはキーワードデータ一覧と、感情カテゴリデータ一覧と、メロディデータ一覧とがある。
キーワードデータ一覧は、メールの本文を検索するためのキーワードを有するデータ一覧である。キーワードには、例えば、図2(a)に示すように、「嬉しい」、「びっくり」、「悲しい」等の単語があり、後述する感情メール処理の際にはこれらのキーワードを基にメールの検索がなされる。
なお、図2(a)に示したキーワードデータ一覧は一例であり、その他のキーワードも含みうる。
感情カテゴリデータ一覧は、感情のカテゴリを有するデータ一覧である。すなわち、図2(b)に示すように。感情カテゴリには「笑い」、「驚き」、「涙」等、予め想定できる感情のカテゴリが含まれており、後述するパラメータ算出部52が判定した感情度合いが感情カテゴリデータ一覧内のいずれかの感情カテゴリに必ず含まれるようになっている。なお、図2(b)に示した感情カテゴリデータ一覧は一例である。
なお、図2(c)に示したアイコンデータ一覧は一例である。
すなわち、例えば、音声通話着信があった場合には、発信相手から発信先情報を受信し、メモリ4内のアドレス帳データと照合しデータが存在した場合には表示部3に発信先情報を表示させ、図示しない音声入出力部を制御して通話を開始させる。
感情メール処理とは、メールを受信した際に、メール内の単語を検索し、メモリ4のキーワードデータ一覧内のキーワードと一致する単語があれば、当該キーワードに対応付けられた感情をメモリ4から読み出して集計し、その結果最も読み出された数の多かった感情を受信したメール全体の感情度合いであると判定し、当該感情度合いに対応するメロディをメモリ4から読み出して図示しない音声入出力部に報知させる処理である。
メールを受信した際に感情メール処理を行うか否かは、例えば通常の待ち受け状態において予めキー入力部2を操作することにより設定しておくことができる。
パラメータ算出部52は、分析部51の分析結果を基に、すなわち分析部51が検索したデータ一覧内のキーワードと一致した受信メール内の単語の数を基に、受信メール本文全体の感情度合いを算出し、例えば、分析部51により検索された全てのキーワードに対応する感情カテゴリを集計し、一番多くあった感情カテゴリをメール本文全体の感情度合いとする。
なお、ここで示した感情度合い判定の方法は一例であり、本発明では限定しない。
また、受信報知部53は、パラメータ算出部52が判定した感情度合いに対応した感情度合い通知音声を図示しない音声入出力部に報知させる感情メール音声報知処理を行う。
受信報知部53は、感情メール音声報知処理を行うための構成として、音声報知制御部531および音声報知部532を更に有する。
音声報知制御部531は、パラメータ算出部52が判定した感情度合いに対応するメロディをメモリ4のメロディデータ一覧から読み出す。
音声報知部532は、音声報知制御部531がメモリ4から読み出したメロディを再生し、ユーザに対して受信したメールの感情度合いを音声によって報知する。
すなわち、確認判定部54は、新着メール(新たに受信したメール)の本文画面(メールの本文を表示する画面)が、ユーザの操作によって表示部3に表示された場合、その新着メールが確認されたとし、新着メールの本文画面が表示部3に表示されていない場合、その新着メールは未だ確認されていない、と判定する。
なお、ここで示した新着メールが確認されたか否かを確認判定部54が判定する方法は一例であり、本発明では限定しない。
タイマ部55は、送受信部1によりメールが受信されてからの経過時間を測定する。なお、タイマ部55は受信報知部53が行ったメール受信の報知からの経過時間を測定する。
送受信部1がメールを受信する。
ステップST2:
受信報知部53は、ステップST1におけるメールの受信に応じて、メール受信情報を表示部3に表示させたり、音声入出力部に音声を鳴動させたり、振動報知部に携帯電話機100の筐体を振動させたりすることによって、メールの受信をユーザに報知する。
制御部5は、送受信部1がステップST1において受信したメールの本文の感情度合いを判定し感情度合い音声報知を行う感情メール処理を行う設定であるか否かを判断し、感情メール処理を行う設定になっている場合はステップST4に進み、感情メール処理を行う設定になっていない場合は制御部5の制御により処理を終了し、通常の待ち受け状態に戻る。
ステップST4:
分析部51は、送受信部1がステップST1において受信したメールの本文の分析を行う。
パラメータ算出部52は、分析部51のステップST4における分析結果を基に、受信メール本文全体の感情度合いを算出する。
ステップST6:
音声報知制御部531は、ステップST5においてパラメータ算出部52が算出した感情度合いが所定の感情度合いであるか否かを判断し、所定の感情度合いであるときは当該感情度合いに対応したメロディをメモリ4のメロディデータ一覧から読み出してステップST7に進み、所定の感情度合いでないときはステップST8に進む。
すなわち、例えば所定の感情度合いが「笑い」であると設定されていた場合は、「驚き」や「涙」の感情度合いのメールを受信した場合にはステップST8に進み、「笑い」の感情度合いのメールを受信したときのみ「笑い」に対応するメロディをメモリ4から読み出してステップST7に進む。
なお、所定の感情度合いは、例えば通常の待ち受け時等にユーザによって設定された感情度合いであってもよいし、本携帯電話機100の出荷時にあらかじめ設定された感情度合いであってもよい。本実施形態では、所定の感情度合いの決定方法は限定しない。
また、所定の感情度合いは1つである必要はなく、例えば「笑い」と「驚き」が所定の感情度合いである、というように、複数の感情度合いを所定の感情度合いに設定できるようにしてもよい。
音声報知部532は、音声報知制御部531がステップST6においてメモリ4から読み出したメロディを再生し、ユーザに対して受信したメールの感情度合いの報知を行う。
ステップST8:
タイマ部55は、ステップST1における送受信部1のメール受信から所定の時間が経過した場合はステップST9へ進み、所定の時間が経過していない場合はステップST8を繰り返す。
なお、所定の経過時間は、例えば通常の待ち受け時等にユーザによって設定された経過時間であってもよいし、本携帯電話機100の出荷時にあらかじめ設定された経過時間であってもよい。本実施形態では、所定の経過時間の決定方法は限定しない。
確認判定部54は、ユーザがメールの確認を行ったか否かを判定し、確認が行われていなかった場合は、ステップST10に進み、確認が行われていた場合は処理を終了し、制御部5の制御により通常の待ち受け状態に戻す。なお、待ち受け状態に戻った後もユーザがメールの確認を行ったと判定されるまで定期的にST9に戻る構成としてもよい。その場合、ST9に戻る間隔はタイマ部55に予め設定する等しておけばよい。
音声報知制御部531は、ステップST5においてパラメータ算出部52が算出した感情度合いが所定の感情度合いであるか否かを再度判断し、所定の感情度合いであるときは当該感情度合いに対応したメロディをメモリ4のメロディデータ一覧から読み出してステップST11に進み、所定の感情度合いでないときは処理を終了し、制御部5の制御により通常の待ち受け状態に戻る。
なお、本ステップにおける所定の感情度合いは、ステップST6における所定の感情度合いと同一であっても同一でなくともよい。すなわち、ステップST6において所定の感情度合いではないと判断された場合であっても、本ステップにおいて所定の感情度合いであると判断され、当該感情度合いに対応したメロディをメモリ4のメロディデータ一覧から読み出してステップST11に進む場合がありうる。例えば、パラメータ算出部52により算出された感情度合いが「笑い」であり、ステップST6においてはこの「笑い」の感情度合いが所定の感情度合いでないと判断されるよう設定されていたとしても、本ステップにおいては「笑い」の感情度合いが所定の感情度合いであると判断されるよう設定されていてもよい。
また、本ステップにおける所定の感情度合いも、例えば通常の待ち受け時等にユーザによって設定された感情度合いであってもよいし、本携帯電話機100の出荷時にあらかじめ設定された感情度合いであってもよく、所定の感情度合いの決定方法は本実施形態では限定しない。
また、本ステップにおける所定の感情度合いも、ステップST6と同様に、1つである必要は無く、複数の感情度合いを所定の感情度合いに設定できるようにしてもよい。
音声報知部532は、音声報知制御部531がステップST10においてメモリ4から読み出したメロディを再生し、ユーザに対して感情度合いに応じたメール受信の報知を行う。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、本実施形態では受信報知部53が報知動作を行った後に、音声報知部532によって感情度合い音声による感情度合いの報知が行われる構成となっていたが、本発明はこれに限定されること無く、例えば、受信報知部53による通常の報知を行わずに、音声報知部532による感情度合い音声による報知を行う構成としてもよい。そうすることで、ユーザはメールを受信してから即座にそのメールの内容の傾向を知ることができ、使い勝手が向上する。
Claims (7)
- 文字メッセージを受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記文字メッセージの受信を報知する受信報知部と、
前記受信部により受信された前記文字メッセージを分析する分析部と、
前記分析部により分析された前記文字メッセージの分析結果に基づいて、前記文字メッセージの所定の基準に基づいたパラメータを算出するパラメータ算出部と、
前記受信部により受信された前記文字メッセージが確認されたか否かを判定する確認判定部と、
前記受信部による前記文字メッセージの受信からの経過時間を測定するタイマ部と
を有し、
前記受信報知部は、前記文字メッセージの受信を音声動作により報知する音声報知部と、前記音声報知部での音声動作による報知を前記パラメータ算出部により算出された前記パラメータに応じて制御する音声報知制御部と、を有し、
前記音声報知部は、
前記文字メッセージのパラメータに応じた音声動作による第1の報知を行った後に、前記タイマ部により測定される経過時間が所定時間に達したとき、前記確認判定部にて前記受信された文字メッセージが確認されていないと判定され、且つ、前記パラメータ算出部により、前記文字メッセージのパラメータが第2報知パラメータであると判定された場合に、当該文字メッセージのパラメータに応じた音声動作による第2の報知を行い、前記文字メッセージのパラメータが第2報知パラメータでないと判定された場合に、当該文字メッセージのパラメータに応じた音声動作による第2の報知を行わない
ことを特徴とする通信機器。 - 前記音声報知制御部は、
前記パラメータ算出部により算出された前記文字メッセージのパラメータが第1報知パラメータであるとき、前記音声報知部での音声動作による前記第1の報知を行い、
前記パラメータ算出部により算出された前記文字メッセージのパラメータが第1報知パラメータでないとき、前記音声報知部での音声動作による前記第1の報知を行わない
ことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。 - 前記第1報知パラメータと前記第2報知パラメータはそれぞれ異なる
請求項2に記載の通信機器。 - 前記受信報知部は、前記受信部による前記文字メッセージの受信に伴い当該受信に対する第1報知動作を行い、
前記音声報知部は、前記文字メッセージの受信に伴う前記第1報知動作が終了した後に前記音声動作による第2報知動作を行う
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信機器。 - 前記パラメータ算出部が前記分析部により分析された前記文字メッセージの分析結果に基づいて算出する、前記文字メッセージの所定の基準に基づいたパラメータは、前記文字メッセージの重要度合いである
請求項1から4のいずれか一項に記載の通信機器。 - 前記パラメータ算出部が前記分析部により分析された前記文字メッセージの分析結果に基づいて算出する、前記文字メッセージの所定の基準に基づいたパラメータは、前記文字メッセージの感情度合いである
請求項1から4のいずれか一項に記載の通信機器。 - 文字メッセージを受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記文字メッセージの受信を報知する報知ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記文字メッセージを分析する分析ステップと、
前記分析ステップにより分析された前記文字メッセージの分析結果に基づいて、前記文字メッセージの所定の基準に基づいたパラメータを算出するパラメータ算出ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記文字メッセージが確認されたか否かを判定する確認判定ステップと、
前記受信ステップによる前記文字メッセージの受信からの経過時間を測定するタイマステップと、
を有し、
前記報知ステップでは、前記文字メッセージの受信を音声動作により報知し、前記音声動作による報知を前記パラメータ算出ステップにより算出された前記パラメータに応じて制御すると共に、
前記文字メッセージのパラメータに応じた音声動作による第1の報知を行った後に、前記タイマステップにより測定される経過時間が所定時間に達したとき、前記確認判定ステップにて前記受信された文字メッセージが確認されていないと判定され、且つ、前記パラメータ算出ステップにより、前記文字メッセージのパラメータが第2報知パラメータであると判定された場合に、当該文字メッセージのパラメータに応じた音声動作による第2の報知を行い、前記文字メッセージのパラメータが第2報知パラメータでないと判定された場合に、当該文字メッセージのパラメータに応じた音声動作による第2の報知を行わない
ことを特徴とする通信方法。
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