JP2011144160A - 口腔用組成物及び油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法 - Google Patents

口腔用組成物及び油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】油性成分を多く含有する口腔用組成物の使用感低下を抑制し、製剤を安定化できる口腔用組成物、及び油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法を提供する。
【解決手段】(a)油性成分として(a−1)水難溶性油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量0.8g/g以上、吸油量/吸水量の比が1.0以上、平均粒径25μm以下のリン酸水素カルシウムを配合する。
油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法であって、(a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量0.8g/g以上、吸油量/吸水量の比が1.0以上、平均粒径25μm以下のリン酸水素カルシウムを配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、油性成分の含有量が多い口腔用組成物に関し、更に詳述すると、使用感低下が抑制され、製剤の外観安定性に優れた前記口腔用組成物及び油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法に関する。
歯肉炎や歯周病の予防及び治療に対して、血行促進剤、抗炎症剤、殺菌剤などの有効成分を配合したブラッシング剤やゲル剤などの口腔用組成物が知られている。しかし、水溶性の有効成分を用いた場合、唾液や口腔バイオフィルムの存在により、その吸収性が低下するといった問題があった。
そこで、血行促進作用のある酢酸トコフェロールや、殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノール、止血作用のあるアラントイン、抗炎症作用のあるグリチルレチン酸などの吸収性の高い水難溶性の有効成分を口腔用組成物に配合した製剤が検討されている。
例えば、特開昭60−226806号公報(特許文献1)には、エマルジョン基剤に不溶性粉体を配合することで、有効成分の吸収性が良好で、効果が高い口腔用組成物が提案されているが、この組成物は製剤、特に歯磨剤に調製したときにべたつきが感じられ、使用感の点で改善が望まれる。
また、特開2005−289917号公報(特許文献2)には、水難溶性成分、油性成分、ショ糖脂肪酸エステルとアニオン性界面活性剤を含有することで、効果の持続性、起泡性、使用感に優れた口腔用組成物が提案されている。なお、この技術では、口腔用組成物におけるリン酸水素カルシウムの特性及びそれによる使用感の改善について言及していない。
これらのように、水難溶性の有効成分を口腔用組成物に配合した製剤は、有効成分及び製剤の安定性向上のために油性基剤を多く配合する必要が生じ、口腔用組成物への油性成分の多量配合はべたつき等の使用感の低下に繋がるという問題があった。
一方、従来、歯磨剤等の口腔用組成物用のリン酸水素カルシウムは、研磨剤として用いられ、通常、吸油量が0.8g/g未満、又は吸油量/吸水量が1未満のものが用いられており、この平均粒径は1〜20μm程度であるが、かかるリン酸水素カルシウムを口腔用組成物に配合した場合、油性成分の含有量が多い口腔用組成物ではべたつき等が生じ使用感の低下が問題となっていた。また、リン酸水素カルシウムとして吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量が1以上のものも知られているが、これは平均粒径が大きい(120μm以上)ために、歯面に対する為害性の問題から口腔用組成物への配合には適さなかった。
特開昭60−226806号公報 特開2005−289917号公報
本発明は、上記した油性成分を多く含有する口腔用組成物における課題を解決し、油性成分を多く含有する口腔用組成物のべたつき等の使用感低下を抑制し、かつ製剤を安定化することができる口腔用組成物、及び油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを配合することにより、油性成分を多く含有する口腔用組成物のべたつき等の使用感低下を抑制でき、かつ製剤を経時で安定化できることを知見し、本発明をなすに至った。
即ち、上記したように水難溶性の有効成分を口腔用組成物に配合した製剤は有効成分及び製剤の安定性向上のために油性基剤を多く配合する必要が生じるが、後述の実施例からも明らかなように、水難溶性の油状有効成分や油性基剤といった油性成分の含有量が多い口腔用組成物では、従来の歯磨剤等の口腔用組成物用のリン酸水素カルシウムを配合しても、安全面の懸念なく製剤の保存安定性を良好に維持しつつべたつき等の使用感の低下を改善できなかった。これに対して、本発明によれば、油性成分である水難溶性の油状有効成分及び油性基剤の合計配合量を適切な範囲とし、かつ特定の吸油量、吸油量/吸水量、及び平均粒径を有するリン酸水素カルシウムを配合することにより、上記の油性成分を多く含有する口腔用組成物のべたつき感等の使用感低下を抑制し、かつ経時での外観安定性も良好とし得、製剤を安定化でき、安全面の問題もないことを見出したものである。
本発明では、更に、組成物の粘度が適切な範囲であることが好ましく、これにより口腔用組成物のべたつき等の使用感低下の抑制と使用時の製剤の良好な分散性とを両立でき、かつ歯ブラシをすすいだ後の製剤残りも解消することができる。なお、前記したような従来のリン酸水素カルシウムでは製剤のべたつきを抑制しようとすると多量に配合する必要があった。この場合は製剤粘度が上がり、歯を磨く際の製剤の分散性が悪化して、ブラッシング中に有効成分が歯周ポケット内部まで広がらなかったり、使用後に歯ブラシをすすいでもブラシの内部に製剤が残存し、このため有効性、使用性に問題があった。本発明によれば、かかる問題も解消することができ、べたつき及び分散性等の使用感が良好であり、外観安定性に優れ、しかも歯ブラシをすすいだ後の製剤残りもない製剤を得ることができる。
従って、本発明は下記の口腔用組成物を提供する。
請求項1:
(a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを配合してなることを特徴とする口腔用組成物。
請求項2:
(a−1)水難溶性の有効成分が、血行促進剤、殺菌剤、収斂剤、止血剤、結合組織増殖剤、抗炎症剤、局所麻酔剤から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の口腔用組成物。
請求項3:
水難溶性の有効成分が、グリチルレチン酸及び/又は酢酸トコフェロールである請求項2記載の口腔用組成物。
請求項4:
(a−2)油性基剤が、炭化水素と、炭素数8〜22の高級アルコール及び炭素数8〜22の高級脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上とを組み合わせたものである請求項1、2又は3記載の口腔用組成物。
請求項5:
油性基剤が、流動パラフィンとセタノールとの組み合わせである請求項4記載の口腔用組成物。
請求項6:
(b)成分を3〜25質量%含有してなる請求項1乃至5のいずれか1項記載の口腔用組成物。
請求項7:
組成物の粘度が40〜80Pa・sである請求項1乃至6のいずれか1項記載の口腔用組成物。
請求項8:
油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法であって、(a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを配合することを特徴とする前記口腔用組成物の安定化方法。
本発明の口腔用組成物及び油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法によれば、油性成分を多く含有する口腔用組成物の使用感低下を抑制し、かつ製剤を安定化することができる。更に、本発明によれば、上記特性に加えて、使用時の製剤の分散性が良好であり、かつ歯ブラシをすすいだ後の製剤残りも解消することもできる。
本発明の実施例における製剤の分散性評価において、製剤粘度と溶解時間との相関関係を示すグラフである。
以下、本発明につき更に詳述すると、本発明の口腔用組成物は、(a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤、(b)吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを含有してなる。
(a)成分は油性成分であり、(a−1)水難溶性で油状の有効成分と(a−2)油性基剤である。
(a−1)成分の水難溶性の油状有効成分としては、歯周病治療効果を有するもの、例えば血行促進剤、殺菌剤、収斂剤、止血剤、結合組織増殖剤、抗炎症剤、局所麻酔剤から選ばれるもののうち、25℃の水への溶解度が1g/30mL以下、好ましくは0.001〜0.5g/30mLであるものの1種又は2種以上が好適に用いられる。
水難溶性の油状有効成分として具体的には、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等の血行促進剤、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、チモール、トリクロサン等の非イオン性殺菌剤、ヒノキチオール等の組織収斂剤、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム等の止血剤、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール等の結合組織増殖剤、アズレン、グリチルレチン酸、サリチル酸グリコール、イブプロフェン、インドメタシン、ケトプロフェン等の抗炎症剤、アミノ安息香酸エチル、リドカイン、ジブカイン等の局所麻酔剤などが挙げられる。特に好ましくは、酢酸トコフェロール等の血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン等の非イオン性殺菌剤、ヒノキチオール等の組織収斂剤、アラントイン等の止血剤、アズレン、グリチルレチン酸、インドメタシン等の抗炎症剤、アミノ安息香酸エチル等の局所麻酔剤などである。
これら油状有効成分は、1種を単独でも、又は2種以上組み合せても構わないが、特に上記血行促進剤と抗炎症剤、とりわけ酢酸トコフェロールとグリチルレチン酸との併用が好適である。上記血行促進剤と抗炎症剤とを併用すると、(b)成分の配合により好適な使用感を得ることができ、かつ歯肉炎、歯周炎等の口腔軟組織疾患の歯周ポケットや潰瘍などの部位へ薬物が良好に浸透して、歯周炎、歯周疾患の予防及び治療に有効なものとできる。
水難溶性の油状有効成分の総配合量は、組成物全体の0.1〜10%(質量%、以下同様。)、特に0.2〜5%、とりわけ0.3〜4%が好ましい。配合量が0.1%に満たないと十分な配合効果が得られず、10%を超えると効果が飽和してしまう場合がある。
(a−2)油性基剤は、水難溶性の油状有効成分の安定化に有効な成分である。油性基剤としては、炭化水素類、炭素数8〜22の高級アルコール、炭素数8〜22の高級脂肪酸、植物油、動物油、シリコーン油類、金属石鹸類などが挙げられ、これらの中で、特に炭化水素類、炭素数8〜22の高級アルコール、炭素数8〜22の高級脂肪酸が好ましい。
具体的には、炭化水素類としてスクワラン、植物性スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
炭素数8〜22の高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エイコソニルアルコール、エライジルアルコール、リノレイルアルコール等の直鎖脂肪アルコール、コレステロール、ジヒドロコレステロール、フィトステロール、ラノリンアルコール等の環状脂肪アルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール等の合成脂肪アルコールなどが挙げられる。
炭素数8〜22の高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ウンデシレン酸等の不飽和脂肪酸などが挙げられる。
植物油としては、オリーブ油、ヒマシ油、ヤシ油、パーム油、サフラワー油、ツバキ油、大豆油、ナタネ油等、動物油として、ラノリン、ラノリン誘導体、卵黄油、ミツロウ等などが挙げられる。
シリコーン油類としては、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン等が、金属石鹸類としては、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム等が挙げられる。
上記のうち無極性油としては炭化水素類、シリコーン油類、金属石鹸類が挙げられ、極性油としては高級アルコール、高級脂肪酸、植物油、動物油が挙げられる。
上記油性基剤は、1種を単独で使用しても、2種以上を組み合せてもよく、また、無極性油、極性油のいずれかを使用しても、あるいは無極性油及び極性油を併用してもよいが、無極性油及び極性油を併用することが好ましい。特に無極性油である炭化水素類と、極性油である高級脂肪酸及び高級アルコールから選ばれる1種又は2種以上とを組み合わせることが、製剤の安定性の点から好ましく、とりわけ炭化水素類としては流動パラフィン、高級アルコールとしてはセタノールがより好ましい。なお、無極性油と極性油との配合比(質量比)は、無極性油/極性油=1/6〜6/1、より好ましくは1/6〜1/1の範囲が好ましい。
油性基剤の配合量は、組成物全体の2〜29.9%であり、特に6〜20%、とりわけ6〜10%が好ましい。配合量が2%未満であると、水及び/又は油の分離が見られ、製剤の外観安定性に劣ることがあり、29.9%を超えると、使用感が低下し、水及び/又は油の分離が見られて外観安定性に劣る場合がある。
なお、本発明において、水難溶性の油状有効成分と油性基剤との配合比は特に限定されないが、(水難溶性の油状有効成分)/(油性基剤)が質量比で1/99〜40/60、特に5/95〜30/70であることが好ましく、1/99に満たないと有効性が低下することがあり、40/60を超えると外観などの製剤安定性に劣る場合がある。
(a)成分((a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤)の総配合量は、組成物全体の2〜30%であり、好ましくは6〜20%である。配合量が2%に満たないと水及び/又は油の分離が見られ、製剤の外観安定性に劣ることがあり、30%を超えると、使用感が低下し、水及び/又は油の分離が見られて製剤の外観安定性に劣る場合がある。更に、組成物の粘度が高すぎて分散性に劣ったり、製剤残りが生じることがある。
本発明では、(b)成分の吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを配合することで、製剤安定性及びべたついた使用感を改善できるもので、吸油量、吸油量/吸水量、及び平均粒径のいずれかが不適切なリン酸水素カルシウムでは本発明の目的を達成できない。ここで、(b)成分のリン酸水素カルシウムは、口腔用組成物に添加剤として配合しても、あるいは研磨剤として配合してもよく、必要により後述する他の研磨剤と併用してもよい。
(b)成分のリン酸水素カルシウムは無水和物や2水和物があるが、特に無水リン酸水素カルシウムが好適に使用できる。
(b)成分のリン酸水素カルシウムは、吸油量が0.8g/g以上であり、好ましくは0.9g/g以上、更に好ましくは1〜3g/gである。吸油量が0.8g/g未満の場合には、使用感及び製剤安定化の向上効果が得られない。吸油量が3g/gを超えると使用感が低下する場合がある。
リン酸水素カルシウムの吸油量/吸水量の比は1.0以上であり、好ましくは1.0〜2.0である。吸油量/吸水量が1.0未満の場合には、油よりも水を多く吸う性質であり、使用感向上効果が得られず、製剤を安定化できない。
なお、上記吸油量及び吸水量は、下記方法で測定した値である。
吸油量及び吸水量の測定法:
試料2gを清浄なガラス板上に量りとり、液体(ヒマシ油(吸油量)、又は水(吸水量))を滴下し、ステンレススチール製のヘラで液が均一に全体にゆきわたるように試料を混合する。試料が一つの塊となり、液体が試料から染み出すようになったときを終点とし、次の式から算出した。
吸油量又は吸水量=滴下した液体の質量(g)/試料の質量(g)
リン酸水素カルシウムの平均粒径は25μm以下であり、好ましくは1〜20μmである。平均粒径が25μmよりも大きいと、安全性に懸念がある。
なお、上記平均粒径は、(株)堀場製作所製のレーザ回折/散乱式粒度分布測定装置(LA−920)を用いて測定した値である。
(b)成分のリン酸水素カルシウムの配合量は、製剤安定性及び使用感改善の点から、組成物全体の1.5〜30%とすることができ、好ましくは3〜25%、特に5〜15%が望ましい。配合量が1.5%未満では、使用感(べたつき)改善効果が満足に得られなかったり、製剤が柔らかくなり過ぎることがあり、また、製剤安定化の向上効果が満足に得られないことがあり、30%より多いと製剤が固くなり過ぎたり、使用時に製剤の分散性に劣ることがあり、また製剤残りが生じることもあり、いずれにおいても満足な製剤安定性及び使用感改善効果が得られない場合がある。
本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、洗口剤、マウスウォッシュ、トローチ剤、チューイングガム等の様々な剤型、特に歯磨剤に調製でき、その他の任意成分として、本発明の効果を損なわない範囲で口腔用組成物に含有できる各種成分をその剤型に応じて配合することができる。それらの例としては、具体的に歯磨剤の場合は、上記(b)成分以外の研磨剤、粘結剤、湿潤剤、溶剤、界面活性剤、矯味剤、防腐剤、香料、色素、上記(a)成分の水難溶性の油状成分以外の有効成分などが挙げられる。
研磨剤としては、通常口腔用組成物に使用される無機系、有機系、無機有機複合系などの種々の研磨剤が使用でき、例えばシリカゲル、沈降性シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、(b)成分以外の第2リン酸カルシウム、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム等のリン酸カルシウム系化合物、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム、チタニウム結合ケイ酸塩等の1種又は2種以上を配合することができる。
これら研磨剤は、配合しなくてもよくその配合量は0%であってもよいが、配合する場合は、本発明の効果を妨げない範囲で、(b)成分のリン酸水素カルシウムを含めた配合量が組成物全体の10〜50%となる範囲が好ましい。
粘結剤としては、合成品、半合成品、天然品のいずれでもよい。具体的にはグアヤクガム、カラギーナン、カラヤガム、トラガントガム、ローガストビンガム、クインスシード、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、プルラン、澱粉、更にメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、ペクチン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム等である。これらは1種又は2種以上組み合せても構わない(配合量:口腔用組成物中、通常0.2〜5%)。
湿潤剤としては、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール液等の糖アルコールなどが挙げられる(配合量:口腔用組成物中、通常0.1〜40%)。溶剤としては、水、エタノール等の無毒性極性溶媒などが挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性界面活性剤のいずれも使用できるが、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤が好適に配合できる。
アニオン性界面活性剤としては、アニオン性の置換基を有する各種界面活性剤を使用でき、具体的には、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、グリセリン脂肪酸エステルの硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、N−アシルスルホン酸塩、グリセリン脂肪酸エステルのスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩などが挙げられ、特にラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級アルコール硫酸エステル塩が好適である。これらは1種を単独でも又は2種以上組み合せても構わない。
ノニオン性界面活性剤としては、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖ベヘニン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステルなどのショ糖脂肪酸エステル、好ましくはショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖の水酸基に炭素数10〜20、特に12〜18の脂肪酸をエステル結合させた化合物、更にはソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等のエステル系化合物、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリプロピレンアルキルエーテル等のエーテル系化合物、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン重合体等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルベタインなどのアルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどのアルキルアミドベタイン、アルキルスルホベタイン、イミダゾリン等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、塩化トリメチルアルキルアンモニウムなどの4級アンモニウム塩、ジメチルアルキルアミン塩酸塩などのアルキルアミン塩等が挙げられる。
なお、界面活性剤の配合量は、組成物全体の0.1〜15%、特に0.5〜8%が好ましい。
矯味剤は、目的の香味により口腔用組成物に使用可能な矯味剤を任意に使用することができる。具体的には、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル、ショ糖、乳糖、果糖等が挙げられる。
防腐剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、安息香酸類、パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)類、ソルビン酸及びその塩類、サリチル酸及びその塩類等が挙げられ、好ましくは安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸メチルである(配合量:口腔用組成物中、通常0.001〜1%、好ましくは0.1〜0.8%)。
香料としては以下のものが配合できる。天然由来の清涼化剤としては、メントール、ペパーミント、スペアミント、和種ハッカ、マスティック油、パセリ油、アニス油、ウィンターグリーン油、カシア油、レモン油、オレンジ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、ベイ油、レモングラス油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油などの天然精油が挙げられる。人工的に精製・単離された清涼化作用を有する物質として、リモネン、メントン、カルボン、アネトール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オクチルアルデヒド、リナロール、リナリールアセテート、メンチルアセテート、ピネンなども使用可能である。特に、香料としては、メントール、ペパーミントが好ましく、特にメントールが好ましい。
色素としては、目的の色調により口腔用組成物に使用可能な色素を任意に使用することができる。食用色素としては、例えばブリリアントブルー、タートラジンなど、顔料としては酸化チタンなどが挙げられる。
有効成分としては、上記(a)成分の水難溶性の油状有効成分に加えて、他の公知の有効成分を配合することができ、具体的には塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化デカリニウム等の殺菌剤、トラネキサム酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸ジカリウム等の抗炎症剤、塩酸ジブカイン、塩酸リドカイン、塩酸プロカイン、アミノ安息香酸エチル等の局所麻酔剤、カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム等の止血剤、銅クロロフィリンナトリウム、アスコルビン酸カルシウム等の組織修復成分などが挙げられる。これら有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
口腔用組成物の粘度は、25℃における粘度が40Pa・s以上120Pa・s未満とすることができるが、好ましくは40〜100Pa・s、特に40〜80Pa・s、とりわけ60〜80Pa・sの範囲であることが好適である。このような粘度範囲であることで、組成物の使用感低下の抑制と使用時の製剤の良好な分散性とを両立でき、かつ歯ブラシをすすいだ後の製剤残りを解消することもできる。粘度が40Pa・sに満たないと、歯磨剤等の口腔用組成物として適当な保形性が得られなかったり、組成物の安定性に劣ることがあり、100Pa・sを超えると組成物で口腔内を磨いた際の分散性が低下したり製剤残りが生じる場合がある。なお、上記粘度はB型粘度計((株)東京計器製:25℃、ローターNo.7使用、20rpm、1分間回転)を用いた測定値である。
なお、(a)油性成分及び(b)リン酸水素カルシウムの配合量をそれぞれ適切な範囲とすることが、粘度が上記適切な粘度範囲の組成物を得るのに有効である。
本発明の口腔用組成物は、常法により水溶性成分と油溶性成分とを混合して、各種剤型の製剤として調製することができる。なお、エマルジョンを調製する場合は、エマルジョン基材はO/W型、W/O型、W/O/W型等の適宜な形態に調製され得るが、特に口腔内での使用性、ブラッシングのし易さなどの面からO/W型、W/O/W型エマルジョン基材とすることが好ましい。更に、エマルジョン基材は、好適には水相5〜99%、油相95〜1%から構成されるが、O/W型、W/O/W型の場合は水相70〜99%、油相30〜1%で構成されることが好ましい。
なお、本発明の口腔用組成物はその剤型に応じた公知の収容容器に収容して通常の方法で使用できる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に断らない限り%はいずれも質量%である。
〔実施例、比較例〕
表1〜7に示す組成の歯磨組成物を下記方法で調製し、容器(ラミネートチューブ)に充填し、下記方法で評価した。結果を表1〜7に示す。
<歯磨組成物の調製方法>
水溶性成分を溶解させた水溶液と粘結剤を分散させた油性成分とを混合し、その後、不溶性粉体、香料、分散剤等を混合して、歯磨組成物を調製した。
<評価方法>
・使用感
製剤の使用感は、無作為に抽出した10名のパネラーを対象として、歯磨組成物を適量(約1g、約2cm)、歯ブラシにつけて歯肉を通常の方法でマッサージし、そのマッサージ中の使用感を評価した。評価は、下記の7段階で行い、10名の平均点を算出し、4.1点以上を良好なレベルと判断した。
評価基準
7:全くべたつきを感じない
6:ほとんどべたつきを感じない
5:あまりべたつきを感じない
4:どちらともいえない
3:ややべたつきを感じる
2:かなりべたつきを感じる
1:非常にべたつきを感じる
・安定性
歯磨組成物を保存安定性試験(50℃恒温槽保管、2ヶ月間)にかけ、製剤の外観を評価した。評価は、下記の4段階で評価し、C以上を問題ないレベルと判断した。
評価基準
A:外観に変化が見られなかった
B:練り肌にざらつきが見られた
C:水もしくは油の浸み出しがわずかに見られた
D:明らかに水もしくは油の浸み出しが見られたか、あるいは水相と油相とが分離した
・安全性;(表1の実施例1、比較例1〜3について評価。)
鏡面研磨したアパタイト板にグリセリンで希釈した歯磨組成物を、平板研磨試験機を用いて500回こすり、その後のアパタイト板表面の研磨の深さをマイクロスコープで測定した。評価は、研磨深さが2μm以下のものを適、2μmより深いものを不適とした。なお、研磨深さが2μmより深いものは、研磨による傷がう蝕等の発生要因となる可能性があることから、歯磨組成物としての使用には不適である。
・粘度
B型粘度計((株)東京計器製:25℃、ローターNo.7使用、20rpm、1分間回転)を用いて製剤の粘度を測定した。下記評価基準で判断した。
評価基準
1:粘度が40Pa・s未満
2:粘度が40Pa・s以上60Pa・s未満
3:粘度が60Pa・s以上80Pa・s未満
4:粘度が80Pa・s以上100Pa・s未満
5:粘度が100Pa・s以上
・分散性
製剤の分散性は、製剤の人工唾液中における溶解時間で評価した。すなわち、各粘度になるように調製した製剤を適量(約1g、約2cm)スライドガラスに載せ、37℃条件下、100mLの人工唾液を入れた100mLビーカー中に、製剤を載せた面が下になるように向けて浸漬し、スターラーで人工唾液を攪拌した。スライドガラス上の製剤が人工唾液に完全に溶解するまでの時間を目視により判定した。試料製剤として実施例1及び6〜9を用いた評価結果を図1に示す。
図1に示す通り、製剤粘度と溶解時間の間に良好な正の相関が確認されたことから、各例の分散性は、製剤粘度を評価指標として評価した。
製剤の粘度が上記評価基準で2〜4のものを分散性が良好であると判断した。
・製剤残り
歯磨組成物を適量(約1g、約2cm)、歯ブラシにつけて歯肉を通常の方法で3分間マッサージしたあと、ブラシ部分を流水で10秒間流し、ブラシ内部の製剤の有無について確認した。評価は、ブラシ内部に固形物が認められないものを無、固形物が認められるものを有とした。
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Claims (8)

  1. (a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを配合してなることを特徴とする口腔用組成物。
  2. (a−1)水難溶性の有効成分が、血行促進剤、殺菌剤、収斂剤、止血剤、結合組織増殖剤、抗炎症剤、局所麻酔剤から選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 水難溶性の有効成分が、グリチルレチン酸及び/又は酢酸トコフェロールである請求項2記載の口腔用組成物。
  4. (a−2)油性基剤が、炭化水素と、炭素数8〜22の高級アルコール及び炭素数8〜22の高級脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上とを組み合わせたものである請求項1、2又は3記載の口腔用組成物。
  5. 油性基剤が、流動パラフィンとセタノールとの組み合わせである請求項4記載の口腔用組成物。
  6. (b)成分を3〜25質量%含有してなる請求項1乃至5のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  7. 組成物の粘度が40〜80Pa・sである請求項1乃至6のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  8. 油性成分を多く含有する口腔用組成物の安定化方法であって、(a)油性成分として(a−1)水難溶性の油状有効成分と(a−2)油性基剤とを含有し、該油性成分の配合量が2〜30質量%である口腔用組成物に、(b)吸油量が0.8g/g以上で、吸油量/吸水量の比が1.0以上であり、かつ平均粒径が25μm以下であるリン酸水素カルシウムを配合することを特徴とする前記口腔用組成物の安定化方法。
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