JP2011143844A - タイヤ - Google Patents

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【課題】タイヤ重量の軽減と転がり抵抗の向上によって、車両の燃費を向上させるタイヤを提供する。
【解決手段】本発明による空気入りタイヤ1は、路面と接するトレッド部9のトレッド幅方向外側に位置するトレッド接地端9aから、リムホイール17と接するビード部3までのサイドウォール部11を備える。サイドウォール部11は、トレッド接地端9aからトレッド幅方向断面におけるタイヤ最大幅点Pまで外周領域11Aと、タイヤ最大幅点Pからリムホイール17のフランジ部19のタイヤ径方向外側端までの内周領域11Bとを含む。内周領域11Bには、タイヤ周方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んだ周方向サイプ27が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤに関し、特に、タイヤ重量の軽減と転がり抵抗の向上によって、車両の燃費を向上させるタイヤに関する。
従来から、ビード部の外表面側にトレッド幅方向外側に向けて突出するリムガードを設けた空気入りタイヤ(以下、タイヤ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このリムガードは、タイヤが縁石等の障害物に乗り上げたときに、リムホイールのフランジ部を保護するために設けられる。
特開2005−145319号公報
しかしながら、上述した従来のタイヤには、次のような問題があった。すなわち、従来のタイヤでは、リムガードの分だけ体積が大きくなってタイヤの総重量が増えてしまう。また、リムガードによって、当該リムガードのタイヤ径方向内側部分における剛性が大きくなる。このため、タイヤ転動時にショルダー部の変形量が増大し、タイヤの転がり抵抗が大きくなってしまう。これらは、車両の燃費の低下につながるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、リムホイールのフランジ部を保護しつつ、タイヤ重量の軽減と転がり抵抗の低減とを実現できるタイヤを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、路面と接するトレッド部(トレッド部9)のトレッド幅方向外側に位置するトレッド接地端(トレッド接地端9a)から、リムホイール(リムホイール17)と接するビード部(ビード部3)までのサイドウォール部(サイドウォール部11)を備えるタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、前記サイドウォール部は、前記トレッド接地端からトレッド幅方向断面におけるタイヤ最大幅点(タイヤ最大幅点P)まで外周領域(外周領域11A)と、前記タイヤ最大幅点から前記リムホイールのフランジ部(フランジ部19)のタイヤ径方向外側端までの内周領域(内周領域11B)とを含み、前記内周領域には、タイヤ周方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んだ周方向サイプ(周方向サイプ27)が形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、内側領域に周方向サイプが設けられているため、内側領域の剛性が小さくなり、タイヤ転動時のショルダー部の変形量を小さく抑えることができる。このため、ショルダー部の変形量の抑制に伴う熱損失を小さくすることができ、転がり抵抗が低減するため、車両の燃費向上を図ることができる。
また、内側領域の剛性が小さくなることに伴い、内側領域がリムホイールのフランジ部の形状に沿うように変形するため、リムホイールのフランジ部を保護できる。このため、内側領域の外表面にリムガードが設ける必要がなくなる、または、通常よりも小さいリムガードを用いることができる。従って、タイヤ重量が軽減され、車両の燃費向上を図ることができる。
なお、このショルダー部13の変形量を抑制するためには、サイドウォール部のうち、上述した内側領域におけるタイヤ転動時の変形を大きくすることが効果的である。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記内周領域には、タイヤ径方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んだ径方向サイプ(径方向サイプ31)が形成されることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または2の特徴に係り、前記周方向サイプは、タイヤ周方向の全周に亘って連続して形成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1または2の特徴に係り、前記周方向サイプは、タイヤ周方向に沿って断続的に延び、前記周方向サイプのタイヤ周方向に沿った合計長さは、前記周方向サイプに沿ったタイヤ周方向の全体の長さに対して50%以上であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、リムホイールのフランジ部を保護しつつ、タイヤ重量の軽減と転がり抵抗の低減とを実現できるタイヤを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態による空気入りタイヤの幅方向断面図である。 図2は、図1のビード部近傍における拡大断面図である。 図3は、比較例によるビード部近傍における拡大断面図である。 図4は、図3の周方向サイプを拡大した断面図である。 図5は、本発明の実施形態による空気入りタイヤを側方から見た側面図である。 図6は、本発明の実施形態の変形例による空気入りタイヤを側方から見た側面図である。 図7は、本発明の実施形態による空気入りタイヤのビード部近傍における変形挙動を示す概略図である。 図8は、本発明の実施形態による空気入りタイヤの変形挙動を示す概略図である。 図9は、本発明の変更例によるビード部近傍を示す一部断面斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤの詳細を図面に基づいて説明する。具体的には、(1)空気入りタイヤの全体構成、(2)周方向サイプの詳細構成、(3)本実施形態による空気入りタイヤの変形挙動、(4)本発明の変更例による空気入りタイヤの詳細構成、(5)比較評価、(6)作用効果、(7)その他の実施形態について説明する。
但し、図面は模式的なものであり、各材料層の厚みやその比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(1)空気入りタイヤの全体構成
まず、本実施形態による空気入りタイヤの全体構成について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態による空気入りタイヤの幅方向断面図である。なお、本実施形態では、空気入りタイヤ1は、タイヤ赤道線CLに対して対称の構成である。このため、図面では、タイヤ赤道線CLに対して片側(右側)のみ示している。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、一対のビード部3と、カーカス5と、複数のベルト層7と、トレッド部9とを備えている。
ビード部3は、トレッド幅方向に離間して配置された一対のビードコア3aを有する。カーカス5は、一対のビードコア3a同士をドロイダル状に連結する。ベルト層7は、カーカス5のタイヤ径方向外側に設けられる。トレッド部9は、ベルト層7のタイヤ径方向外側に配置され、タイヤ転動時に路面と接する。
また、空気入りタイヤ1は、一対のサイドウォール部11と、一対のショルダー部13とを備えている。
サイドウォール部11は、トレッド部9のトレッド幅方向外側に位置するトレッド接地端9aから、リムホイール17(図2及び図3参照)と接するビード部3までの領域である。サイドウォール部11は、外周領域11Aと、内周領域11Bとを含む。
外周領域11Aは、トレッド接地端9aからトレッド幅方向断面におけるタイヤ最大幅点Pまでの領域である。内周領域11Bは、タイヤ最大幅点Pからリムホイール17のフランジ部19(図2参照)のタイヤ径方向外側端までの領域である。
内周領域11Bには、周方向サイプ27が形成される。なお、周方向サイプ27の詳細については、後述する。
ショルダー部13は、複数のベルト層7のうち最も幅が広いベルト層7の幅をBWとし、タイヤ赤道線CLを基準に2/3BWのトレッド幅方向外側端から、最も幅が広いベルト層7のトレッド幅方向外側端7aまでの領域である。
(2)周方向サイプの詳細構成
次に、上述した周方向サイプ27の詳細構成について、図2〜図4を参照しながら説明する。図2は、図1のビード部近傍における拡大断面図である。図3は、比較例によるビード部近傍における拡大断面図である。図4は、図3の周方向サイプを拡大した断面図である。
図2に示すように、本実施形態においては、ビード部3のトレッド幅方向外側の表面は、リムホイール17を保護する凸部(具体的には、リムガード21(図3参照))を設けることなく面一状に形成されている。
ここで、図3に示すように、リムガード21は、トレッド幅方向外側に向けて突出する。一般的に、リムガード21は、ビード部3の外表面側にトレッド幅方向外側に向けて断面略三角状である。リムガード21は、空気入りタイヤ1が縁石等に乗り上げたときに、リムホイール17のフランジ部19を保護するという効果がある。
一方で、リムガード21が設けられることによって、ゴムの体積が増えるため、タイヤ重量が増大し、車両の燃費低下につながるという問題がある。また、リムガード21によって、ビード部3の剛性が上がり、後述するように、タイヤ転動時におけるショルダー部13の変形が増大してしまし、車両の燃費低下につながってしまう。
しかし、本実施形態に係る空気入りタイヤ1では、ビード部3にリムガード21が設けられていないため、図3の場合と比較してゴムの体積および重量が軽減されている。また、上述した周方向サイプ27は、内周領域11Bに設けられる。具体的には、周方向サイプ27は、タイヤ径方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んでいる。
なお、周方向サイプ27の配設数は、特に限定されず、複数でも良く、1つであっても良い。また、図4に示すように、内周領域11Bの外表面111からトレッド幅方向内側に向けた深さDは、それぞれの周方向サイプ27において同一であっても良く、それぞれの周方向サイプ27において異なってもいても良い。
ただし、空気入りタイヤ1の耐久性を保持するために、最もトレッド幅方向外側に配置されたカーカス5からの距離Lは、1mm以上であることが好ましい。そして、周方向サイプ27の幅Wは、0.5mm〜2.0mmであることが好ましい。特に、トレッド幅方向断面において、周方向サイプ27の深さDの合計は、5mm〜20mmであることが好ましい。
次に、空気入りタイヤ1の側方から見た周方向サイプ27について、図5,6を参照しながら説明する。図5は本発明の実施形態による空気入りタイヤを側方から見た側面図である。図6は、本発明の実施形態の変形例による空気入りタイヤを側方から見た側面図である。
本実施形態では、図5に示すように、周方向サイプ27をタイヤ周方向に全周に亘って連続して形成している。また、図6に示す空気入りタイヤ101のように、タイヤ周方向に沿って断続的に周方向サイプ127を形成しても良い。ただし、周方向サイプ27のタイヤ周方向に沿った合計長さは、当該周方向サイプ27に沿ったタイヤ周方向の全体の長さ(全周の長さ)に対して50%以上であることが好ましい。
なお、合計長さが全周の長さに対して50%未満の場合は、ビード部3の剛性を低減しにくく、タイヤ転動時におけるショルダー部13の変形が増大してしまうおそれがある。なお、これらの図5,6では、2本の周方向サイプ27,127を示しているが、3本以上でも1本でも良い。
(3)本実施形態による空気入りタイヤの変形挙動
次いで、本実施形態による空気入りタイヤ1の変形挙動について図7,8を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態による空気入りタイヤのビード部近傍における変形挙動を示す概略図である。図8は、本発明の実施形態による空気入りタイヤの変形挙動を示す概略図である。
図7においては、二点鎖線は、空気圧充填時における変形前の形状を示し、実線は、タイヤ転動時における変形後の形状を示している。
ビード部3のうちリムホイール17に保持されている部位はほとんど変形しないが、リムホイール17のフランジ部19よりもタイヤ径方向外側の部位は変形していることが判る。
また、図8においては、一点鎖線は、周方向サイプを設けていない従来形状のタイヤ(図3参照)における変形後の形状を示し、実線は、周方向サイプを設けた本実施形態によるタイヤ(図1,2参照)における変形後の形状を示している。
図8の一点鎖線に示すように、従来形状のタイヤではタイヤ転動時にタイヤ径方向中心側の部位(下側の破線の円で囲った部位Q)があまり変形せず、外周領域11Aの上部(上側の破線の円で囲った部位R)が変形する。このため、路面と接するトレッド部9の面積が増大し、転がり抵抗が大きくなる。
一方、図8の実線で示したように、本実施形態のタイヤではタイヤ転動時にタイヤ径方向中心側の部位(下側の破線の円で囲った部位Q)が大きく変形し、外周領域11Aの上部(上側の破線の円で囲った部位R)があまり変形しない。このため、路面と接するトレッド部9の面積が減少し、転がり抵抗が小さくなる。
(4)本発明の変更例による空気入りタイヤの詳細構成
次いで、本発明の変更例による空気入りタイヤの詳細構成を図9を用いて説明する。図9は、本発明の変更例によるビード部近傍を示す一部断面斜視図である。
上述した実施形態では、内周領域11Bには、周方向サイプ27のみが形成される。これに対して、変更例では、図9に示すように、内周領域11Bには、周方向サイプ27に加えて、タイヤ径方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んだ径方向サイプ31も形成される。
なお、径方向サイプ31は、タイヤ径方向に沿って延びおり、その本数は特に限定されず、深さやカーカス5からの距離等は、前述した図4に示す周方向サイプ27のものと同様である。
(5)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(5.1)各空気入りタイヤの構成、(5.2)評価結果について、表1を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
Figure 2011143844
(5.1)各空気入りタイヤの構成
各空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 205/55R16
・ リム・ホイールサイズ : 7J×16
・ 荷重条件 : 4.5N
・ 内圧条件 : 230kPa
比較例に係る空気入りタイヤは、リムガード21が設けられている(図3参照)。一方、実施例に係る空気入りタイヤには、リムガード21が設けられていない。
具体的には、実施例1に係る空気入りタイヤの内周領域11Bには、タイヤ周方向の全周に渡って連続的な周方向サイプ27が形成されている(図1参照)。実施例2に係る空気入りタイヤの内周領域11Bには、タイヤ周方向に連続的な周方向サイプ27及び径方向サイプ31が形成されている(図9参照)。実施例3に係る空気入りタイヤの内周領域11Bには、タイヤ周方向に沿って断続的な周方向サイプ27が形成され、周方向サイプ27のタイヤ周方向に沿った剛性長さが全周の長さに対して50%以上である。
(5.2)評価結果
各空気入りタイヤを転がり抵抗試験ドラムに装着し、転がり抵抗試験方法(JIS D4234)を用いて比較例に係る空気入りタイヤの転がり抵抗を100とし、その他の空気入りタイヤの転がり抵抗を測定した。
この結果、表1に示すように、実施例1〜3に係る空気入りタイヤが装着された車両は、比較例に係る空気入りタイヤが装着された車両と比べ、転がり抵抗が低下することが判った。
(6)作用効果
本実施形態では、内周領域11Bに周方向サイプ27が設けられているため、内周領域11Bの剛性が小さくなり、タイヤ転動時のショルダー部13の変形量を小さく抑えることができる。このため、ショルダー部13の変形量の抑制に伴う熱損失を小さくすることができ、転がり抵抗が低減するため、車両の燃費向上を図ることができる。
また、内周領域11Bの剛性が小さくなることに伴い、内周領域11Bがリムホイール17のフランジ部19の形状に沿うように変形するため、リムホイール17のフランジ部19を保護できる。このため、内周領域11Bの外表面111にリムガード21が設ける必要がなくなる、または、通常よりも小さいリムガード21を用いることができる。従って、タイヤ重量が軽減され、車両の燃費向上を図ることができる。
なお、このショルダー部13の変形量を抑制するためには、サイドウォール部11のうち、上述した内周領域11Bにおけるタイヤ転動時の変形を大きくすることが効果的である。
本実施形態では、内周領域11Bには、周方向サイプ27に加えて、径方向サイプ31も形成される。このため、内周領域11Bにおけるタイヤ転動時の変形を更に大きくし、ショルダー部13の変形量が小さくなる。これにより、タイヤの転がり抵抗が低減し、車両の燃費向上を図ることができる。
また、本実施形態では、周方向サイプ27は、タイヤ周方向の全周に亘って連続して形成されている。このため、内周領域11Bにおけるタイヤ転動時の変形量およびショルダー部13の変形量をタイヤ周方向で均一にすることができる。これにより、タイヤの転がり抵抗がさらに低減する。
本実施形態では、周方向サイプ127は、タイヤ周方向に沿って断続的に延び、その合計長さは、全周の長さに対してに対して50%以上としている。このため、内周領域11Bにおけるタイヤ転動時の変形を更に大きくし、ショルダー部13の変形量を抑制することができると共に、内周領域11Bにおける剛性不足をも抑制できる。
(7)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、タイヤとして、空気や窒素ガスなどが充填される空気入りタイヤ1であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。
また、内周領域11Bの外表面111は、空気入りタイヤ1に正規荷重が加えられた状態、かつ内周領域11Bの変形が大きい(例えば、コーナーリング時)において、周方向サイプ27や径方向サイプ31が閉じる構成であってもよい。この場合、内周領域11Bにおける剛性不足を確実に抑制できる。
また、上述した空気入りタイヤに設けられた周方向サイプ27の本数や配置については、実施形態で説明したものに限定されるものではなく、周方向サイプ27が内周領域11Bに設けれていればよく、目的に応じて適宜選択できることは勿論である。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1,101…空気入りタイヤ、3…ビード部、3a…ビードコア、5…カーカス、7…ベルト層、7a…外側端、9…トレッド部、9a…トレッド接地端、11…サイドウォール部、11A…外周領域、11B…内周領域、13…ショルダー部、17…リムホイール、19…フランジ部、21…リムガード、27,127…周方向サイプ、31…径方向サイプ、111…外表面

Claims (4)

  1. 路面と接するトレッド部のトレッド幅方向外側に位置するトレッド接地端から、リムホイールと接するビード部までのサイドウォール部を備えるタイヤであって、
    前記サイドウォール部は、
    前記トレッド接地端からトレッド幅方向断面におけるタイヤ最大幅点まで外周領域と、
    前記タイヤ最大幅点から前記リムホイールのフランジ部のタイヤ径方向外側端までの内周領域と
    を含み、
    前記内周領域には、タイヤ周方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んだ周方向サイプが形成されるタイヤ。
  2. 前記内周領域には、タイヤ径方向に沿って延びるとともに、トレッド幅方向内側に向けて凹んだ径方向サイプが形成される請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記周方向サイプは、タイヤ周方向の全周に亘って連続して形成された請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 前記周方向サイプは、タイヤ周方向に沿って断続的に延び、
    前記周方向サイプのタイヤ周方向に沿った合計長さは、前記周方向サイプに沿ったタイヤ周方向の全体の長さに対して50%以上である請求項1または2に記載のタイヤ。
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