JP2011168219A - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤサイド部に突起部が設けられる場合において、耐カット性を向上させつつ、タイヤサイド部の耐久性をも確実に向上できる重荷重用タイヤを提供する。
【解決手段】本発明に係る重荷重用タイヤ1では、トレッド接地端TEからタイヤ最大幅の位置Pまでのタイヤサイド部TSに、タイヤ外表面90からトレッド幅方向外側に向かって突出する突起部60が設けられる。突起部60は、タイヤ周方向に沿って連続する。突起部60の少なくとも一部には、タイヤ外表面90からトレッド幅方向外側に向かって突出する空気流ガイド70が形成される。空気流ガイド70は、タイヤ径方向に沿って延び、タイヤ周方向に沿って所定間隔置きに複数配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレッド接地端からタイヤ最大幅の位置までのタイヤサイド部に、タイヤ外表面からトレッド幅方向外側に向かって突出する突起部が設けられた重荷重用タイヤに関する。
従来から、建設車両などの大型車両に装着される重荷重用空気入りタイヤ(以下、重荷重用タイヤ)では、砕石地、岩盤地、泥濘軟弱地などの悪路の走行に対する耐久性(すなわち、耐カット性)の向上が常に求められている。
例えば、タイヤサイド部、具体的には、トレッド接地端からタイヤ最大幅の位置までの間において、タイヤ周方向に沿って連続する突起部が設けられた重荷重用タイヤが知られている。この重荷重用タイヤによれば、路面上に散乱する異物による外傷を防止でき、耐カット性が向上する。
特開昭61−17681号公報(第1〜第3頁、第2及び第3図)
しかしながら、上述した従来の重荷重用タイヤでは、次のような状況があった。すなわち、重荷重用タイヤのタイヤサイド部は、一般乗用車に比べて、高内圧や重荷重の負荷による変形(撓み)が大きい。このため、突起部によってタイヤサイド部のトレッド幅方向に沿った厚さが厚くなる(すなわち、ゴム体積が増大する)ことに伴い、タイヤサイド部の発熱が増大してしまう。従って、タイヤサイド部の上昇による故障(例えば、スポンジ状に劣化する現象であるブローアウト)が発生する場合があり、タイヤサイド部の耐久性を向上させるには、未だ改善の余地があった。
そこで、本発明は、タイヤサイド部に突起部が設けられる場合において、耐カット性を向上させつつ、タイヤサイド部の耐久性をも確実に向上できる重荷重用タイヤの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、トレッド接地端(トレッド接地端TE)からタイヤ最大幅の位置(タイヤ最大幅の位置P)までのタイヤサイド部(タイヤサイド部TS)に、タイヤ外表面(タイヤ外表面90)からトレッド幅方向外側に向かって突出する突起部(突起部60)が設けられた重荷重用タイヤ(例えば、重荷重用タイヤ1)であって、前記突起部は、タイヤ周方向に沿って連続し、前記突起部の少なくとも一部には、前記タイヤ外表面からトレッド幅方向外側に向かって突出する空気流ガイド(空気流ガイド70)が形成され、前記空気流ガイドは、タイヤ径方向に沿って延び、タイヤ周方向に沿って所定間隔置きに複数配置されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、突起部の少なくとも一部には、タイヤ径方向に沿って延び、かつタイヤ周方向に沿って所定間隔置きに複数配置される空気流ガイドが形成される。これによれば、重荷重用タイヤの転動に伴ってタイヤ外表面に沿って流れる空気は、空気流ガイドを乗り越えるときに乱される。つまり、空気流ガイドは、タイヤ外表面において乱流を発生させる。発生した乱流がタイヤ外表面に当たることによって、タイヤ外表面を効率的に冷却できる。このため、突起部によってタイヤサイド部のトレッド幅方向に沿った厚さが厚くなっても(すなわち、ゴム体積が増大しても)、タイヤサイド部の耐久性を確実に向上できる。
また、突起部は、タイヤ周方向に沿って連続する。これによれば、突起部がタイヤ周方向に断続的に設けられる場合と比べ、路面上に散乱する異物による外傷を常に防止でき、耐カット性が向上する。
ところで、重荷重用タイヤは、ホイール内に内部装置(例えば、内圧測定装置やエンジン)が設けられる車両に装着されることがある。この場合、ホイールとタイヤとの間から浸透する水分による内部装置の故障を抑制するために、水や泥がホイールに当たってしまうことをできるだけ避ける必要がある。このため、実施形態では、突起部がタイヤ周方向に沿って連続することによって、重荷重用タイヤの転動時において水避けや泥除けの効果も常に発揮できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記突起部は、タイヤ径方向内側に位置する側面を構成する内側面(内側面61)と、前記内側面と連なるとともに、前記内側面よりもタイヤ径方向外側に位置する側面を構成する外側面(外側面62)とを含み、前記空気流ガイドは、前記内側面上に位置する内側ガイド(内側ガイド170)と、前記外側面上に位置する外側ガイド(外側ガイド270)とを含むことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または2の特徴に係り、前記内側面は、タイヤ径方向外側に向かって凸となるように湾曲し、前記外側面は、タイヤ径方向内側に向かって凸となるように湾曲することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至3の特徴に係り、前記空気流ガイドの延在方向に直交する断面において、前記空気流ガイドは、台形状に形成されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第4の特徴に係り、前記空気流ガイドは、前記空気流ガイドを構成する一対の側壁(側壁71,72)を有し、前記一対の側壁は、前記空気流ガイドの内側に向かって凸となるように湾曲し、前記一対の側壁の曲率半径(r)は、0.5以下であることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至5の特徴に係り、前記空気流ガイドの高さは、1〜7mmであり、前記空気流ガイドの延在方向に直交する幅は、1〜5mmの範囲内であることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1乃至6の特徴に係り、前記空気流ガイドの高さをHとし、前記空気流ガイドの延在方向に直交する幅をWとし、タイヤ周方向に隣接する前記空気流ガイドの間隔をλとした場合、1.0≦λ/H≦50.0、かつ、1.0≦(λ−W)/W≦100.0の関係を満たすことを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1乃至7の特徴に係り、前記空気流ガイドのタイヤ径方向に対する傾斜角度(θ)は、−70°≦θ≦70°の範囲を満たすこと要旨とする。
本発明の特徴によれば、タイヤサイド部に突起部が設けられる場合において、耐カット性を向上させつつ、タイヤサイド部の耐久性をも確実に向上できる重荷重用タイヤを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の一部を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の一部を示すトレッド幅方向断面図である。 図3は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の一部を示す側面図である。 図4は、本実施形態に係る空気流ガイド70の延在方向に直交する断面図である。 図5は、変更例1に係る重荷重用タイヤ1Aの一部を示す側面図である。
次に、本発明に係る重荷重用タイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)重荷重用タイヤの構成、(2)突起部の構成、(3)空気流ガイドの構成、(4)変更例、(5)比較評価、(6)作用・効果、(7)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)重荷重用タイヤの構成
まず、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の一部を示す斜視図である。なお、重荷重用タイヤ1は、タイヤ赤道線CLに対して線対称であるため、図面ではタイヤ赤道線CLの片側のみを示している。
図1に示すように、重荷重用タイヤ1は、ビード部10と、カーカス20と、インナーライナー30と、ベルト40と、トレッド50と、突起部60と、空気流ガイド70とを備える。
ビード部10は、リムR(図2参照)と接する。ビード部10は、ビードコア11と、ビードフィラー13とを少なくとも有する。ビードコア11は、ビード部10の芯となる。ビードフィラー13は、ビードコア11を折り返したカーカス20間に設けられ、ビード部10の変形を抑制する。
カーカス20は、重荷重用タイヤ1の骨格を形成する。カーカス20は、ビードコア11を折り返し、一方のビードコア11からトレッド50のタイヤ径方向(方向TR)内側を経由して、他方のビードコア11に向けて設けられる。インナーライナー30は、チューブの役割となる気密性の高いゴム層によって形成される。インナーライナー30は、カーカス20の内側に設けられる。
ベルト40は、重荷重用タイヤ1の形状を保持するとともに、トレッド50を補強する。ベルト40は、カーカス20よりもタイヤ径方向外側に設けられる。ベルト40は、複数(例えば、内側ベルト層、外側ベルト層、キャップ層)設けられ、それぞれのベルト40は、タイヤ周方向(方向TC)に沿った帯状を形成する。
トレッド50は、トレッドパターンが形成され、路面と接する。トレッド50は、ベルト40のタイヤ径方向外側に設けられる。突起部60は、トレッド接地端TEからタイヤ最大幅の位置Pまでのタイヤサイド部TS設けられる。空気流ガイド70は、突起部60上に設けられる。なお、突起部60及び空気流ガイド70の詳細については、後述する。
(2)突起部の構成
次に、本実施形態に係る突起部60の構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の一部を示すトレッド幅方向断面図である。なお、トレッド幅方向断面とは、トレッド幅方向(方向TW)及びタイヤ径方向に沿った断面を示す。
図1及び図2に示すように、突起部60は、タイヤ外表面90(すなわち、タイヤサイド部TSの表面)からトレッド幅方向外側に向かって突出する。突起部60は、タイヤ周方向に沿って連続する。
突起部60は、内側面61と、外側面62とを含む。内側面61は、タイヤ径方向内側に位置する側面を構成する。内側面61は、タイヤ径方向外側に向かって凸となるように湾曲するとともに、タイヤ外表面90と滑らかに連なる。一方、外側面62は、内側面61よりもタイヤ径方向外側に位置する側面を構成する。外側面62は、内側面61と鋭角状に連なる。外側面62は、タイヤ径方向内側に向かって凸となるように湾曲するとともに、タイヤ外表面90と滑らかに連なる。
(3)空気流ガイドの構成
次に、本実施形態に係る空気流ガイド70の構成について、図1〜図4を参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る重荷重用タイヤ1の一部を示す側面図である。図4は、本実施形態に係る空気流ガイド70の延在方向に直交する断面図である。
図1〜図3に示すように、空気流ガイド70は、タイヤ外表面90からトレッド幅方向外側に向かって突出する。本実施形態では、空気流ガイド70は、突起部60上に形成される。
図3に示すように、空気流ガイド70は、タイヤ径方向に沿う仮想線RLに沿って延びる。空気流ガイド70は、タイヤ周方向に沿って所定間隔置きに複数配置される。空気流ガイド70は、内側ガイド170と、外側ガイド270とを含む。
内側ガイド170は、突起部60の内側面61上に位置する。一方、外側ガイド270は、内側ガイド170と別体であるとともに、突起部60の外側面62上に位置する。なお、内側ガイド170及び外側ガイド270については同一の構成であるため、以下において、空気流ガイド70として説明する。
図4に示すように、空気流ガイド70の延在方向(本実施形態ではタイヤ径方向)に直交する断面において、空気流ガイド70は、略台形状に形成される。具体的には、空気流ガイド70は、一対の側壁71,72と、上面73とを有する。
一対の側壁71,72は、空気流ガイド70の内側に向かって凸となるように湾曲する。一対の側壁71,72の曲率半径(r)は、0.5以下である。上面73は、側壁71のトレッド幅方向外側に位置する外側端71eと、側壁72のトレッド幅方向外側に位置する外側端72eとに連なる。上面73は、タイヤサイド部TSと略平行に設けられる。
ここで、空気流ガイド70の高さHは、1〜7mmである。また、空気流ガイド70の延在方向に直交する幅Wは、1〜5mmの範囲内である。
また、空気流ガイド70の高さをHとし、空気流ガイド70の幅をWとし、タイヤ周方向に隣接する空気流ガイド70の間隔をλとした場合、1.0≦λ/H≦50.0、かつ、1.0≦(λ−W)/W≦100.0の関係を満たす。
なお、空気流ガイド70の間隔λとは、空気流ガイド70の延在方向の中央において、一の空気流ガイド70側壁71における外側端71eから、隣接する空気流ガイド70における側壁71の外側端71eまでの距離を示す。つまり、空気流ガイド70の間隔λは、タイヤ周方向に隣接する空気流ガイド70の幅Wを2等分した互いの点間の距離(ピッチ)と同等である。
(4)変更例
次に、上述した実施形態に係る空気流ガイド70の変更例について、図面を参照しながら説明する。図5は、変更例に係る重荷重用タイヤ1Aの一部を示す側面図である。なお、上述した実施形態に係る空気流ガイド70と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
上述した実施形態では、空気流ガイド70(内側ガイド170及び外側ガイド270)は、仮想線RL上に沿って延びる。これに対して、変更例では、空気流ガイド70Aの少なくとも一部は、仮想線RLに沿っていない。
具体的には、図5に示すように、空気流ガイド70Aを構成する内側ガイド170Aは、仮想線RLに沿って延びる。一方、空気流ガイド70Aを構成する外側ガイド270Aは、仮想線RLに対して傾斜する。
ここで、空気流ガイド70A(変更例では外側ガイド270A)のタイヤ径方向に対する傾斜角度(θ)は、−70°≦θ≦70°の範囲を満たすことが好ましい。
なお、変更例では、外側ガイド270Aが仮想線RLに対して傾斜するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、内側ガイド170A及び外側ガイド270Aの両方が仮想線RLに対して傾斜していてもよく、内側ガイド170Aのみが仮想線RLに対して傾斜していてもよい。
(5)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る重荷重用タイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(5.1)各重荷重用タイヤの構成、(5.2)評価結果について、表1を参照しながら説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
Figure 2011168219
(5.1)各重荷重用タイヤの構成
各重荷重用タイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ : 32X11.50−15
・ 内圧条件 : 正規内圧
・ 荷重条件 : 正規荷重の120%
比較例に係る重荷重用タイヤでは、上述した実施形態で説明した突起部60が設けられるが、空気流ガイド70が設けられていない。実施例に係る重荷重用タイヤには、実施形態で説明した突起部60及び空気流ガイド70が設けられる。なお、空気流ガイド70の詳細については、表1に示す通りである。
(5.2)評価結果
各重荷重用タイヤを試験ドラムに装着し、速度64km/hで走行時間10分、インターバル120分の条件下において、比較例に係る重荷重用タイヤのタイヤサイド部が故障するまでの試験回数を100として、その他の重荷重用タイヤのタイヤサイド部が故障するまでの試験回数を指数化した。なお、指数が大きいほど、タイヤサイド部の耐久性に優れる。
この結果、表1に示すように、実施例1〜4に係る重荷重用タイヤは、比較例に係る重荷重用タイヤと比べ、タイヤサイド部の耐久性が向上することが分かった。また、空気流ガイド70を設けた場合、空気流ガイド70の形状を規定することによって、空気流ガイド70自体の耐久性(クラックなど)も向上させられることが判った。
(6)作用・効果
以上説明した実施形態では、突起部60には、タイヤ径方向に沿って延び、かつタイヤ周方向に沿って所定間隔置きに複数配置される空気流ガイド70が形成される。これによれば、重荷重用タイヤ1の転動に伴って突起部60の表面(すなわち、タイヤ外表面90)に沿って流れる空気は、空気流ガイド70を乗り越えるときに乱される。つまり、空気流ガイド70は、タイヤ外表面90において乱流を発生させる。発生した乱流がタイヤ外表面90に当たることによって、タイヤ外表面90を効率的に冷却できる。このため、突起部60によってタイヤサイド部TSのトレッド幅方向に沿った厚さが厚くなっても(すなわち、ゴム体積が増大しても)、タイヤサイド部の耐久性を確実に向上できる。
また、突起部60は、タイヤ周方向に沿って連続する。これによれば、突起部60がタイヤ周方向に断続的に設けられる場合と比べ、路面上に散乱する異物による外傷を常に防止でき、耐カット性を向上できる。
ところで、重荷重用タイヤ1は、ホイール内に内部装置(例えば、内圧測定装置やエンジン)が設けられる車両に装着されることがある。この場合、ホイールとタイヤとの間から浸透する水分による内部装置の故障を抑制するために、水や泥がホイールに当たってしまうことをできるだけ避ける必要がある。このため、実施形態では、突起部60がタイヤ周方向に沿って連続することによって、重荷重用タイヤ1の転動時において水避けや泥除けの効果も常に発揮できる。
実施形態では、空気流ガイド70は、内側ガイド170と、外側ガイド270とを含む。これによれば、突起部60の内側面61と外側面62との両面を効率的に冷却できる。このため、タイヤサイド部の耐久性をさらに向上できる。
実施形態では、突起部60の内側面61は、タイヤ径方向外側に向かって凸となるように湾曲し、突起部60の外側面62は、タイヤ径方向内側に向かって凸となるように湾曲する。これによれば、内側面61及び外側面62が平面状である場合と比べ、突起部60のゴム体積を減少できる。このため、耐カット性とタイヤサイド部の耐久性とを高いレベルで両立できる。
実施形態では、空気流ガイド70の延在方向に直交する断面において、空気流ガイド70は、台形状に形成される。これによれば、空気流ガイド70の根元部分が補強され、突起部60と空気流ガイド70との間に生じるクラックを抑制できる。このため、耐カット性とタイヤサイド部の耐久性とを両立しつつ、空気流ガイド70自体の耐久性をも向上できる。
実施形態では、空気流ガイド70の一対の側壁71,72は、空気流ガイド70の内側に向かって凸となるように湾曲し、一対の側壁71,72の曲率半径(r)は、0.5以下である。これによれば、一対の側壁71,72が平面状である場合と比べ、突起部60のゴム体積を減少できる。
なお、一対の側壁71,72の曲率半径(r)が0.5よりも大きいと、突起部60の表面に沿って流れる空気によって空気流ガイド70が振動し、突起部60と空気流ガイド70との間でクラックが生じやすく、空気流ガイド70自体の耐久性を確保できない場合がある。
実施形態では、空気流ガイド70の高さHは、1〜7mmである。なお、高さHが1mmよりも低いと、空気流ガイド70が乱流を発生させにくく、タイヤ外表面90を効率的に冷却できない場合がある。また、高さHが7mmよりも高いと、突起部60の表面に沿って流れる空気によって空気流ガイド70が振動し、突起部60と空気流ガイド70との間でクラックが生じる場合がある。
実施形態では、空気流ガイド70の幅Wは、1〜5mmの範囲内である。なお、幅wが1mmよりも狭いと、突起部60の表面に沿って流れる空気によって空気流ガイド70が振動し、突起部60と空気流ガイド70との間でクラックが生じる場合がある。また、幅wが5mmよりも広いと、空気流ガイド70自体の発熱が大きくなりやすく、タイヤサイド部の耐久性を向上できない場合がある。
実施形態では、1.0≦λ/H≦50.0、かつ、1.0≦(λ−W)/W≦100.0の関係を満たす。なお、間隔λを狭くし過ぎると、タイヤ周方向に隣接する空気流ガイド70間に空気が入り込みにくく、タイヤ外表面90を効率的に冷却できない場合がある。また、間隔λを広くし過ぎると、空気流ガイド70による乱流が発生しにくく、タイヤ外表面90を効率的に冷却できない場合がある。
実施形態(変更例)では、空気流ガイド70のタイヤ径方向に対する傾斜角度(θ)は、−70°≦θ≦70°の範囲を満たす。なお、傾斜角度(θ)が上記範囲外であると、空気流ガイド70による乱流をより効果的に発生させにくく、タイヤ外表面90を効率的に冷却できない場合がある。
(7)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、重荷重用タイヤには、空気や窒素ガスなどが充填されるタイヤであってもよく、空気や窒素ガスなどが充填されないソリッドタイヤでもあってもよい。
なお、重荷重用タイヤ1は、実施形態で説明したものに限定されるものではなく、目的に応じて適宜設定できることは勿論である。例えば、重荷重用タイヤ1は、タイヤ赤道線CLの片側において、2つのビード部10(2つのビードコア及び2つのビードフィラー)と、それぞれのビードコアを折り返した2層のカーカスとを備えていてもよい。
また、実施形態では、突起部60は、内側面61と外側面62とを含む(断面略三角状)であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、空気流ガイド70の断面形状のように四角状であってもよい。
また、実施形態では、空気流ガイド70は、突起部60上に設けられるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、突起部60の少なくとも一部に設けられていてもよい。すなわち、空気流ガイド70は、突起部60の少なくとも一部に重なっていればよい。
また、実施形態では、内側ガイド170と外側ガイド270とは、別体であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、一体となるように連続して設けられていてもよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1,1A…重荷重用タイヤ、10…ビード部、11…ビードコア、13…ビードフィラー、20…カーカス、30…インナーライナー、40…ベルト、50…トレッド、60…突起部、61…内側面、62…外側面、70,70A…空気流ガイド、71,72…側壁、71e,71e…外側端、73…上面、90…タイヤ外表面、170,170A…内側ガイド、270,270A…外側ガイド

Claims (8)

  1. トレッド接地端からタイヤ最大幅の位置までのタイヤサイド部に、タイヤ外表面からトレッド幅方向外側に向かって突出する突起部が設けられた重荷重用タイヤであって、
    前記突起部は、タイヤ周方向に沿って連続し、
    前記突起部の少なくとも一部には、前記タイヤ外表面からトレッド幅方向外側に向かって突出する空気流ガイドが形成され、
    前記空気流ガイドは、タイヤ径方向に沿って延び、タイヤ周方向に沿って所定間隔置きに複数配置される重荷重用タイヤ。
  2. 前記突起部は、
    タイヤ径方向内側に位置する側面を構成する内側面と、
    前記内側面と連なるとともに、前記内側面よりもタイヤ径方向外側に位置する側面を構成する外側面と
    を含み、
    前記空気流ガイドは、
    前記内側面上に位置する内側ガイドと、
    前記外側面上に位置する外側ガイドと
    を含む請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  3. 前記内側面は、タイヤ径方向外側に向かって凸となるように湾曲し、
    前記外側面は、タイヤ径方向内側に向かって凸となるように湾曲する請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  4. 前記空気流ガイドの延在方向に直交する断面において、前記空気流ガイドは、台形状に形成される請求項1乃至3の何れか一項に記載の重荷重用タイヤ。
  5. 前記空気流ガイドは、前記空気流ガイドを構成する一対の側壁を有し、
    前記一対の側壁は、前記空気流ガイドの内側に向かって凸となるように湾曲し、
    前記一対の側壁の曲率半径(r)は、0.5以下である請求項4に記載の重荷重用タイヤ。
  6. 前記空気流ガイドの高さは、1〜7mmであり、
    前記空気流ガイドの延在方向に直交する幅は、1〜5mmの範囲内である請求項1乃至5の何れか一項に記載の重荷重用タイヤ。
  7. 前記空気流ガイドの高さをHとし、前記空気流ガイドの延在方向に直交する幅をWとし、タイヤ周方向に隣接する前記空気流ガイドの間隔をλとした場合、1.0≦λ/H≦50.0、かつ、1.0≦(λ−W)/W≦100.0の関係を満たす請求項1乃至6の何れか一項に記載の重荷重用タイヤ。
  8. 前記空気流ガイドのタイヤ径方向に対する傾斜角度(θ)は、−70°≦θ≦70°の範囲を満たすこと請求項1乃至7の何れか一項に記載の重荷重用タイヤ。
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