JP2011142862A - 背負式作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この背負式噴霧機は、作業者の背中に背負われるとともに作業機本体部3を支持する架台1を備えている。架台1には、作業者の両肩にそれぞれ掛けられる一対の背負ベルト4が取り付けられている。架台1の左右側面にそれぞれ、左右側方に膨出する膨出部61,62が設けられている。膨出部61,62の外面が架台1の側面から膨出する湾曲した斜面とされ、膨出部61,62の斜面に背負ベルト4の下側を取り付けるための取付孔17,18が設けられている。架台1の下部には、作業機本体部3が設置される台座部12を備え、膨出部61,62が台座部12より上側に設けられている。
【選択図】図1
Description
この背負式噴霧機は、例えば、図9および図10に示すように、作業者に背負われる架台1と、架台1に一体に成形される薬剤タンク2と、架台1に支持されるとともに原動機31とポンプ32とを有する作業機本体部3とを備えている。また、図示しないノズルパイプを備えるホースがポンプ32に接続されており、作業者は、背負式噴霧機を背負った状態で、ノズルパイプを持って、ノズルパイプの先端部のノズルから薬剤を噴霧する作業を行えるようになっている。
また、取付孔に例えば、背負ベルトに設けられた取付フック等を挿入する場合に、湾曲した斜面に取付フックの先端を沿わせて取付孔に挿入することで、容易に取付孔に取付フックを挿入することができる。すなわち、湾曲した斜面に取付孔を形成した場合に、取付孔が無かった場合の仮想の斜面より取付孔の部分が低くなっているので、例えば、平面に沿わせて取付フックを取付孔に挿入する場合に比較して、取付フックが取付孔に係合し易い状態となる。これにより、膨出部の外面に沿って取付フックを取付孔に向けて移動させた場合に、取付孔部分を取付フックが乗り越えてしまうことなく、取付孔に係合させて容易に挿入させることができる。
また、膨出部の開放端側から膨出部の内側に挿入されて、膨出部の外側から挿入された取付フックの先端部に係合して、取付フックが取付孔から抜けるのを防止する抜け止部材(例えば、カラビナのゲートのような部材)を用いることが可能となる。
特に、背負式作業機を例えば薬剤タンクとポンプとこのポンプを駆動する原動機を有する背負式噴霧機とし、ブロー成形で架台と薬剤タンクとを一体に成形して設ける構成としても、膨出部を容易に架台とタンクと一体に成形することができる。
また、背負式作業機は、作業者の背中側に配置された状態で作業が行われるので、作業者には、背負式作業機が良く見えず、背負式作業機を他の物に接触させてしまう虞があるが、そのような場合に、膨出部が操作手段より先に他のものに当たることで、操作手段を保護することができる。
図1から図6に示すように、この例の背負式噴霧機(背負式作業機)は、作業者に背負われる架台1と、この架台1と一体に成形された薬剤タンク2と、架台1に支持されるとともに原動機31およびポンプ32を有する作業機本体部3と、図示しないノズルパイプを備えた図示しないホースと、架台1を背負うための背負ベルト4とを備えている。
これら背当部11、台座部12、薬剤タンク2は、図3および図4に示すように、ブロー成形により一体成形されている。また、背当部11には、図1に示すようにクッション5が取り付けられている。
これら一対の接合部14の部分は、薬剤タンク2の内部と台座部12の内部とを分離するようにブロー成形時に型により潰されて内部空間が無い潰し部16となっている。
図3に示すように、潰し部16では、背当部11側(作業者の背中を向く側)が凹部となるように型により潰されている。
台座部12の上側には、原動機31としての内燃エンジンと、この原動機31で駆動されるポンプ32とが作業機本体部3として固定されている。なお、原動機31が台座部12に固定され、原動機31にポンプ32が固定されている。
この一対のホルダ部7にそれぞれ背負ベルト4の上端部に設けられた取付フック41を係止するための棒を取り付ける取付孔72が設けられている。
架台1の潰し部16の左右側面(貫通孔15側の内側面ではなく、外側面)、すなわち、背当部11と台座部12との接合部14の左右側面には、それぞれ側方に膨出する膨出部61および膨出部62が形成されている。
また、膨出部61は、前側、すなわち、背負式噴霧機を背負った作業者の背中に向く側が開放された状態となっている。また、膨出部61は、内部が中空であり、この中空の内部が前方側で開放されて容器状となっている。
取付フック41は、カラビナと略同様の構造となっており、前記板ばね44がカラビナのゲートとして機能する。
なお、背負ベルト4の取付フック41の形状は、取付孔17,18に取付可能ならばどのようなものでもよい。
また、膨出部62の上下に切断した部分は、開放された状態とはなっておらず、水平な板状の壁部63で閉塞された状態となっている。
この膨出部62の外面は、後ろ側および上側に向かうほど、接合部14の側面に近づく湾曲した斜面となっており、この膨出部62に背負ベルト4の前記取付フック41を掛ける取付孔18が形成されている。すなわち、背負式噴霧機を背負った作業者に対して後方側に向かうにつれて架台1の側面に近づく斜面で、かつ、上側に向うにつれて架台1の側面に近づく斜面に、背負ベルト4の下端部の取付フックが係止される取付孔18が形成されている。また、取付孔18は、膨出部62の開放側端部の近傍となっている。
基本的に取付孔17,18と台座部12の底面との間の距離は、一般的な人の手の幅より広くなっている。
また、作業者に背負われていない状態の撓んだ背負ベルト4の下部(下側に撓んだ部分)が台座部12の底面に至らないように、前記下部が台座部12(架台1)の底面より上となっている。
また、背負式噴霧機を地面に置いた場合に、背負ベルト4が地面に触らないので、背負ベルト4が汚れるのを防止することができる。また、背負式噴霧機を背負わずに移動するような場合に、背負式噴霧機が低い位置にあっても、背負ベルト4が地面に接触せず、背負ベルト4を引きずって汚すようなことがない。
なお、上記例では、背負ベルト4の端部に取付フック41を設け、この取付フック41を取付孔17,18に挿入して背負ベルト4を取り付けるものとしたが、取付孔17,18に取付金具を取り付け、この取付金具に背負ベルト4の端部を取り付けるものとしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、背負式作業機として背負式噴霧機について説明したが、背負式作業機としてはこれに限らず、背負式散布機、背負式ブロア、背負式刈払機など、原動機で駆動される作業機で、原動機が架台に固定されて作業者に背負われた状態で作業が行える背負式作業機に本発明を適用可能である。
3 作業機本体部
4 背負ベルト
8 スロットルレバー(操作手段)
12 台座部
16 潰し部(潰し部分)
17 取付孔
18 取付孔
31 原動機
61 膨出部
62 膨出部
Claims (5)
- 作業者の背中に背負われるとともに作業機本体部(3)が設けられる架台(1)と、
前記架台(1)に取り付けられるとともに、作業者の両肩にそれぞれ掛けられる一対の背負ベルト(4)とを備える背負式作業機であって、
前記架台(1)の左右側面にそれぞれ、左右側方に膨出する膨出部(61,62)が設けられ、
前記膨出部(61,62)の外面が前記架台(1)の側面から膨出する湾曲した斜面とされ、
前記膨出部(61,62)の前記斜面に前記背負ベルト(4)の下側を取り付けるための取付孔(17,18)が設けられていることを特徴とする背負式作業機。 - 前記膨出部(61,62)は、背負う作業者側となる前側が開放されたドーム状に形成され、
前記膨出部(61,62)の後側から前側に向うにつれて側方に湾曲して膨出する斜面に取付孔(17,18)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の背負式作業機。 - 前記架台(1)および前記膨出部(61,62)がブロー成形により一体成形され、
前記膨出部(61,62)が、ブロー成形時に型によって内部空間が無くなるように潰される潰し部分(16)に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の背負式作業機。 - 前記作業機本体部(3)が原動機(31)を備え、前記原動機(31)を操作する操作手段(8)が、前記架台(1)の前記膨出部(61,62)の下側に設けられることにより、前記操作手段(8)の上側が前記膨出部(61,62)に覆われていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の背負式作業機。
- 前記架台(1)の下部には、前記作業機本体部(3)が設置される台座部(12)を備え、
前記膨出部(61,62)が前記台座部(12)より上側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の背負式作業機。
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