JP5273873B2 - 背負式作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、背負式噴霧機等の背負式作業機に関する。
従来、背負った状態で作業を行う背負式作業機として、農薬散布等に使用される背負式噴霧機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この背負式噴霧機は、例えば、図9および図10に示すように、作業者に背負われる架台1と、架台1に一体に成形される薬剤タンク2と、架台1に支持されるとともに原動機31とポンプ32とを有する作業機本体部3とを備えている。また、図示しないノズルパイプを備えるホースがポンプ32に接続されており、作業者は、背負式噴霧機を背負った状態で、ノズルパイプを持って、ノズルパイプの先端部のノズルから薬剤を噴霧する作業を行えるようになっている。
また、架台1には、背負式噴霧機を背負うための一対の背負ベルト(背負バンド)4が取り付けられている。背負ベルト4は、架台1の背当部の上端部に設けられた上部取付部9に上端部が取り付けられ、背当部の下端部に設けられた下部取付部10に下端部が取り付けられている。下部取付部10は、架台1の底面部分に近い位置に設けられている。
特開2006−14647号公報
ところで、従来の背負式噴霧機では、下部取付部10が、架台1の背当部の作業者側となる面の下端に近い位置にあるので、例えば、背負式噴霧機を置いた状態で、背負ベルト4の下端部側を下部取付部10に取り付けようとした場合に、下部取付部10のすぐそばに背負式噴霧機が置かれた部分の面(例えば地面)が存在するため、背負式噴霧機が置かれた地面と、背当部の作業者側となる面とに囲まれた部分、特にこれらの面に挟まれた入隅の角部で背負ベルト4の下端部を下部取付部10の例えば取付金具に取り付けなければならず、これらの面に邪魔されて取り付け作業がし難いという問題がある。
また、架台1の上端部と下端部とに背負ベルト4の上下を接続した場合に、背負ベルト4の上端部から下端部が離れすぎた状態となり、一般的な体型の作業者にフィットしにくいという問題がある。例えば、背負ベルト4を長目にして少し弛めると、架台1の上端部が作業者の背面(肩)から離れ易い状態となり、それを防止するように背負ベルト4を短目にすると、作業者がきついと感じる可能性が高くなってしまう問題がある。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたもので、背負ベルトの取り付けが容易で、作業者が背負い易い背負式作業機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の背負式作業機は、作業者の背中に背負われるとともに作業機本体部(3)が設けられる架台(1)と、前記架台(1)に取り付けられるとともに、作業者の両肩にそれぞれ掛けられる一対の背負ベルト(4)とを備える背負式作業機であって、前記架台(1)の左右側面にそれぞれ、左右側方に膨出する膨出部(61,62)が設けられ、前記膨出部(61,62)の外面が前記架台(1)の側面から膨出する湾曲した斜面とされ、前記膨出部(61,62)の前記斜面に前記背負ベルト(4)の下側を取り付けるための取付孔(17,18)が設けられ、前記膨出部(61,62)は、背負う作業者側となる前側が開放されたドーム状に形成され、前記膨出部(61,62)の後側から前側に向うにつれて側方に湾曲して膨出する斜面に取付孔(17,18)が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、架台から左右側方に膨出する膨出部に背負ベルトの下側を取り付けるための取付孔が設けられているので、背負ベルトの下側を架台に取り付ける際に、架台の作業者の背中側に向く面から左右に少し離れた位置で背負ベルトの取付作業を行えることになり、背負ベルトの下側を架台に取り付ける作業が容易になる。
また、取付孔に例えば、背負ベルトに設けられた取付フック等を挿入する場合に、湾曲した斜面に取付フックの先端を沿わせて取付孔に挿入することで、容易に取付孔に取付フックを挿入することができる。すなわち、湾曲した斜面に取付孔を形成した場合に、取付孔が無かった場合の仮想の斜面より取付孔の部分が低くなっているので、例えば、平面に沿わせて取付フックを取付孔に挿入する場合に比較して、取付フックが取付孔に係合し易い状態となる。これにより、膨出部の外面に沿って取付フックを取付孔に向けて移動させた場合に、取付孔部分を取付フックが乗り越えてしまうことなく、取付孔に係合させて容易に挿入させることができる。
また、背負式作業機において、この背負式作業機を背負う作業者側を前側とし、その反対側を後側とした場合に、膨出部の後側から前側に向うにつれて側方(右または左)に膨出する湾曲した斜面に沿って取付フックを後側から前側に移動させることで、上述のように取付フックを容易に取付孔に取り付けることができる。
また、膨出部の開放端側から膨出部の内側に挿入されて、膨出部の外側から挿入された取付フックの先端部に係合して、取付フックが取付孔から抜けるのを防止する抜け止部材(例えば、カラビナのゲートのような部材)を用いることが可能となる。
請求項2に記載の背負式作業機は、請求項1に記載の発明において、前記架台(1)および前記膨出部(61,62)がブロー成形により一体成形され、前記膨出部(61,62)が、ブロー成形時に型によって内部空間が無くなるように潰される潰し部分(16)に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、架台がブロー成形されるものであっても、前記膨出部が内部空間が無い潰し部分に形成されるので、膨出部を比較的自由な形状で容易に成形することが可能となる。
特に、背負式作業機を例えば薬剤タンクとポンプとこのポンプを駆動する原動機を有する背負式噴霧機とし、ブロー成形で架台と薬剤タンクとを一体に成形して設ける構成としても、膨出部を容易に架台とタンクと一体に成形することができる。
請求項3に記載の背負式作業機は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記作業機本体部(3)が原動機(31)を備え、前記原動機(31)を操作する操作手段(8)が、前記架台(1)の前記膨出部(61,62)の下側に設けられることにより、前記操作手段(8)の上側が前記膨出部(61,62)に覆われていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、架台に設けられる操作手段の上側を前記膨出部が覆うことにより、前記操作手段を前記膨出部で防滴および保護することができる。また、膨出部が傘として機能し、タンクへの液体投入時等において、操作手段が濡れるのを防止することができる。
また、背負式作業機は、作業者の背中側に配置された状態で作業が行われるので、作業者には、背負式作業機が良く見えず、背負式作業機を他の物に接触させてしまう虞があるが、そのような場合に、膨出部が操作手段より先に他のものに当たることで、操作手段を保護することができる。
請求項4に記載の背負式作業機は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記架台(1)の下部には、前記作業機本体部(3)が設置される台座部(12)を備え、前記膨出部(61,62)が前記台座部(12)より上側に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、膨出部が作業機本体部が設置される台座部より高い位置に設けられることになり、背負式作業機を置いた状態で、膨出部の取付孔に背負ベルトの下端側を取り付ける際に、取付孔と背負式作業機が置かれた面とが少なくとも台座部の上下厚みより離れた状態となり、背負式作業機が置かれた面に手が接触するなどして背負ベルトの取付作業の邪魔になることがなく、背負ベルトの取付作業を容易にすることができる。
また、背負式作業機を地面に置いた場合や、背負わずに移動する場合に、背負ベルトの下端側の位置が台座部より高くなることで、背負ベルトが撓んだ状態でも、背負ベルトの撓んだ部分が地面に接触しないようにして、背負ベルトが地面上を引きずられて汚れるようなことを防止することができる。
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の記載についても同様である。
本発明の背負式作業機によれば、背負ベルトの取付作業を容易なものとすることができる。
本発明の実施の形態に係る背負式噴霧機を示す側面図である。 前記背負式噴霧機を示す背面図である。 前記背負式噴霧機の薬剤タンクと一体に成形された架台を示す正面図である。 前記架台を示す側面図である。 前記架台の一対の膨出部のうちの一方の膨出部を示す斜視図である。 前記架台の他方の膨出部を示す斜視図である。 前記背負式噴霧器の背負ベルトの取付フックを示す側面図である。 前記取付フックの取付方法を説明するための図である。 従来の背負式噴霧機を示す側面図である。 従来の背負式噴霧機を示す背面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1から図6に示すように、この例の背負式噴霧機(背負式作業機)は、作業者に背負われる架台1と、この架台1と一体に成形された薬剤タンク2と、架台1に支持されるとともに原動機31およびポンプ32を有する作業機本体部3と、図示しないノズルパイプを備えた図示しないホースと、架台1を背負うための背負ベルト4とを備えている。
前記架台1は、作業者に背負われた際に作業者の背中に当てられ、略垂直に配置される背当部11と、垂直に配置された背当部の下端部から作業者の背中から離れるように略水平に後方に延出する台座部12と、背当部11の下端部を除く部分から後方側に向かって膨らんだ状態に設けられる薬剤タンク2とを備えている。
これら背当部11、台座部12、薬剤タンク2は、図3および図4に示すように、ブロー成形により一体成形されている。また、背当部11には、図1に示すようにクッション5が取り付けられている。
また、一体に成形された架台1および薬剤タンク2においては、架台1の底部(下端部)となる台座部12と、背当部11および薬剤タンク2との接合部14、すなわち、背当部11の台座部12の直上となる部分には、左右の中央部に前後に連通する貫通孔15が形成されており、この貫通孔15によって接合部14が左右に分割された状態となっている。すなわち、接合部14は、左右一対となるように設けられている。
これら一対の接合部14の部分は、薬剤タンク2の内部と台座部12の内部とを分離するようにブロー成形時に型により潰されて内部空間が無い潰し部16となっている。
図3に示すように、潰し部16では、背当部11側(作業者の背中を向く側)が凹部となるように型により潰されている。
したがって、薬剤タンク2は、背当部11の後方側で接合部14より上の部分となっている。薬剤タンク2の上端部には、大きな径の開口を有する円筒状の開口筒部21が形成され、図1,2に示すように、この開口筒部21に蓋22が取り付けられるようになっている。
台座部12の上側には、原動機31としての内燃エンジンと、この原動機31で駆動されるポンプ32とが作業機本体部3として固定されている。なお、原動機31が台座部12に固定され、原動機31にポンプ32が固定されている。
図3に示すように、架台1の背当部11の上部で、前記薬剤タンク2の開口筒部21より少し下側の作業者側となる面には、左右一対のホルダ部7が設けられている。図4に示すように、これらのホルダ部7の上部には、それぞれ、図示しないノズルパイプを保持するように左右に延在する溝部71が形成されている。なお、ノズルパイプは、先端にノズルが設けられたパイプで、薬剤噴霧の際に作業者が持って作業する部分である。
この一対のホルダ部7にそれぞれ背負ベルト4の上端部に設けられた取付フック41を係止するための棒を取り付ける取付孔72が設けられている。
背負ベルト4には、上下端部に取付フック41が取り付けられている。また、背負ベルト4には、作業者の肩に当てられる肩用パッド42と、背負ベルト4の長さを調節する長さ調節部43が設けられている。
架台1の潰し部16の左右側面(貫通孔15側の内側面ではなく、外側面)、すなわち、背当部11と台座部12との接合部14の左右側面には、それぞれ側方に膨出する膨出部61および膨出部62が形成されている。
背負式噴霧機を背負う作業者の右側に対応する右側の膨出部61は、図5等に示すように、水平方向に長い楕円をその略中央部で短径に沿って(上下方向に沿って)切断した概略形状を有するとともに、楕円の半分となる部分がドーム状に湾曲した状態で周縁部より中央側が側方に膨出するように形成されている。また、楕円形状をなす側が後側で、切断された形状をなす側が前側(作業者側)となっている
また、膨出部61は、前側、すなわち、背負式噴霧機を背負った作業者の背中に向く側が開放された状態となっている。また、膨出部61は、内部が中空であり、この中空の内部が前方側で開放されて容器状となっている。
この膨出部61は、後側、上側または下側に向かうほど、接合部14の側面に近づく湾曲した斜面となっており、この膨出部61の上部で、かつ、開放端部側(切断された形状となる側)の近傍に背負ベルト4の取付フック41を掛ける取付孔17が形成されている。すなわち、背負式噴霧機を背負った作業者に対して後方側に向かうにつれて架台1の側面に近づく斜面で、かつ、上側に向うにつれて架台1の側面に近づく斜面に、背負ベルト4の下端部の取付フックが係止される取付孔17が形成されている。なお、取付フック41の取付を容易とするために、半楕円形の膨出部61の上下方向に沿った側縁部の上部側が、斜めに面取りされた形状となっており、取付孔17が開放端に近づくようされている。
取付フック41は、図7に示すように、概略L字状のフック42と、このフック42の基端部側に基端部が固定され、フック42の先端部に先端部が係止される板ばね44とを備えている。取付フック41においては、フック42を取付孔17に挿入すると、板ばね44の先端側がフック42の基端側に向って弾性変形し、膨出部61の開放側端部を超えて、膨出部61の内側に入り込み、取付孔17から内部に挿入されたフック42の先端部に再び係止される構造となっている。
取付フック41は、カラビナと略同様の構造となっており、前記板ばね44がカラビナのゲートとして機能する。
なお、背負ベルト4の取付フック41の形状は、取付孔17,18に取付可能ならばどのようなものでもよい。
背負式噴霧機を背負う作業者の左側に対応する左側の膨出部62は、図6等に示すように、水平方向に長い楕円をその左右の略中央部で略短径に沿って(上下方向に沿って)切断し、さらに長径に沿った水平な線分で切断した状態の形状を有する。すなわち、楕円の上側半分のさらに右側半分から、楕円の4分の1となる概略形状を有する。また、楕円の4分の1となる部分がドーム状に湾曲した状態で周縁部より中央側が側方に膨出するように形成されている。
また、膨出部62は、楕円を短径に沿って切断した形状の部分が、前側を向き、この切断した形状の部分が開放された状態となっている。また、膨出部62は、内部が中空であり、この中空の内部が前方側に開放された状態となっている。
また、膨出部62の上下に切断した部分は、開放された状態とはなっておらず、水平な板状の壁部63で閉塞された状態となっている。
この膨出部62の外面は、後ろ側および上側に向かうほど、接合部14の側面に近づく湾曲した斜面となっており、この膨出部62に背負ベルト4の前記取付フック41を掛ける取付孔18が形成されている。すなわち、背負式噴霧機を背負った作業者に対して後方側に向かうにつれて架台1の側面に近づく斜面で、かつ、上側に向うにつれて架台1の側面に近づく斜面に、背負ベルト4の下端部の取付フックが係止される取付孔18が形成されている。また、取付孔18は、膨出部62の開放側端部の近傍となっている。
また、架台1の左側の側面の膨出部62の下側には、原動機31に接続されているスロットルレバー(操作手段)8が取り付けられており、膨出部62がスロットルレバー8よりも側方に膨出することで、スロットルレバー8の上側を覆った状態となっている。したがって、左側の膨出部62は、スロットルレバー8を保護するようになっており、例えば、薬剤タンク2への液体投入時に、スロットルレバー8が濡れるのを防止することができる。また、作業中に背負った状態の背負式噴霧機のスロットルレバー8側の側面を壁等にぶつけても、スロットルレバー8が壁に当たるのを防止することができる。
左右の膨出部61,62の位置は、台座部12の原動機31が配置される上面よりも高い位置となっている。また、膨出部61,62にそれぞれ設けられた取付孔17,18の位置は、上述のスロットルレバー8の位置より高くなっている。なお、スロットルレバー8の回転中心となる基端部の位置は、台座部12の上面よりも高い位置となっている。
基本的に取付孔17,18と台座部12の底面との間の距離は、一般的な人の手の幅より広くなっている。
また、作業者に背負われていない状態の撓んだ背負ベルト4の下部(下側に撓んだ部分)が台座部12の底面に至らないように、前記下部が台座部12(架台1)の底面より上となっている。
この背負式噴霧機にあっては、架台1から左右側方に膨出した膨出部61,62に取付孔17,18が形成されているので、背負ベルト4の取り付けに際して、架台1の背当部11の作業者に接する面が邪魔にならない。さらに、膨出部61,62が台座部12よりも上に設けられているので、背負式噴霧機を地面等においた状態で、背負ベルト4の取付フック41を取付孔17,18に係止する際に、背負式噴霧機を置いた面(地面)が邪魔になることがない。
すなわち、従来のように背当部11の面と背負式噴霧機が置かれた面との入角となる角部で取付作業をした場合のように、取付作業を行う手が背当部11の面や背負式噴霧機が置かれた面に当たって、作業がしづらくなるようなことがなく、容易に背負ベルト4の下端側を架台1に取り付けることができる。
また、背負式噴霧機を地面に置いた場合に、背負ベルト4が地面に触らないので、背負ベルト4が汚れるのを防止することができる。また、背負式噴霧機を背負わずに移動するような場合に、背負式噴霧機が低い位置にあっても、背負ベルト4が地面に接触せず、背負ベルト4を引きずって汚すようなことがない。
また、上述のように取付孔17,18の位置が高くなることで、架台1の上部側の取付孔72との距離が短くなり、背負ベルト4を作業者にフィットし易いものとすることができる。すなわち、背負ベルト4が上下に長いと、背負ベルト4が緩い状態で、架台1の上部が後側に倒れ易い状態となり、これを防止するために背負ベルト4の長さを短く調節して、架台1の上部が後側に倒れるのを防止すると、作業者には背負ベルト4がきつい状態となってしまう。それに対して背負ベルト4の上下長さが短くなることで、背負ベルト4が少し緩んでも架台1の上部が後側に倒れにくくなり、上述のような問題が解消され、背負ベルト4を作業者にフィットした状態とし易くなる。
また、取付孔17(18)が膨出部61(62)の湾曲した斜面に設けられているので、湾曲した凸面に取付孔17(18)がある状態となり、例えば、図8に示すように、取付フック41のフック42の先端を膨出部61(62)の湾曲した斜面に沿わして取付孔17(18)に案内すると、平面上でフック42の先端を沿わせた場合よりも、円滑にフック42が取付孔17(18)内に挿入される。
また、上述のように膨出部61,62は、内部が開放されたドーム状に成形されるが、膨出部61,62がブロー成形の際に型に潰されて内部空間が無い状態に成形される潰し部16に形成されるので、ブロー成形でも容易に上述のような形状の膨出部61,62を成形することができる。
なお、上記例では、背負ベルト4の端部に取付フック41を設け、この取付フック41を取付孔17,18に挿入して背負ベルト4を取り付けるものとしたが、取付孔17,18に取付金具を取り付け、この取付金具に背負ベルト4の端部を取り付けるものとしてもよい。
なお、上述の実施の形態の背負式噴霧機においては、架台に薬剤タンクが一体成形されているが、架台と薬剤タンクとが別体として成形され、成形後に架台に薬剤タンクを固定する構成としてもよい。
また、上述の実施の形態においては、背負式作業機として背負式噴霧機について説明したが、背負式作業機としてはこれに限らず、背負式散布機、背負式ブロア、背負式刈払機など、原動機で駆動される作業機で、原動機が架台に固定されて作業者に背負われた状態で作業が行える背負式作業機に本発明を適用可能である。
1 架台
3 作業機本体部
4 背負ベルト
8 スロットルレバー(操作手段)
12 台座部
16 潰し部(潰し部分)
17 取付孔
18 取付孔
31 原動機
61 膨出部
62 膨出部

Claims (4)

  1. 作業者の背中に背負われるとともに作業機本体部(3)が設けられる架台(1)と、
    前記架台(1)に取り付けられるとともに、作業者の両肩にそれぞれ掛けられる一対の背負ベルト(4)とを備える背負式作業機であって、
    前記架台(1)の左右側面にそれぞれ、左右側方に膨出する膨出部(61,62)が設けられ、
    前記膨出部(61,62)の外面が前記架台(1)の側面から膨出する湾曲した斜面とされ、
    前記膨出部(61,62)の前記斜面に前記背負ベルト(4)の下側を取り付けるための取付孔(17,18)が設けられ
    前記膨出部(61,62)は、背負う作業者側となる前側が開放されたドーム状に形成され、
    前記膨出部(61,62)の後側から前側に向うにつれて側方に湾曲して膨出する斜面に取付孔(17,18)が形成されていることを特徴とする背負式作業機。
  2. 前記架台(1)および前記膨出部(61,62)がブロー成形により一体成形され、
    前記膨出部(61,62)が、ブロー成形時に型によって内部空間が無くなるように潰される潰し部分(16)に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の背負式作業機。
  3. 前記作業機本体部(3)が原動機(31)を備え、前記原動機(31)を操作する操作手段(8)が、前記架台(1)の前記膨出部(61,62)の下側に設けられることにより、前記操作手段(8)の上側が前記膨出部(61,62)に覆われていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の背負式作業機。
  4. 前記架台(1)の下部には、前記作業機本体部(3)が設置される台座部(12)を備え、
    前記膨出部(61,62)が前記台座部(12)より上側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の背負式作業機。
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