JP2011139183A - ナースコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 呼び出しを行った患者への看護サービスの質が高いか低いかをできるだけ正確に判断できるようにする。
【解決手段】 呼び出しから応答までの時間が第一の所定の時間よりも長く、患者と医療従事者との会話の時間が第二の所定の時間よりも短く、会話が終了してから医療従事者が病室に到着するまでの時間が第三の所定の時間よりも長く、医療従事者が病室に在室している時間が第四の所定の時間よりも短かった場合に、親機制御部31は看護サービスの質が低いと判断しているので、患者の呼び出しに対する応答が遅く、会話の時間が短く、会話が終了してから医療従事者が病室に到着するまでの時間が長く、医療従事者が病室に在室している時間が短いような場合にのみ看護サービスの質が低いと判断されるので、患者への一連の看護サービスの質が結果的に高くなるような場合を除いて、看護サービスの質が低いことを判定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、病院や介護施設などで患者や被介護者からの要求に応じて看護師や介護者を呼び出すナースコールシステムに関し、特に、看護や介護の記録を行うナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムでは、患者や被介護者(以下、まとめて患者と記載する)の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されるナースコール子機と、看護師や介護者(以下、まとめて医療従事者と記載する)の居る部屋などに設置されるナースコール親機とを有線や無線などにより接続している。また、ナースコール子機とナースコール親機との間には病室や介護室等の各部屋の入口付近に設置される廊下灯と、通話やデータの送受信に関する制御を行う制御機とが接続されている。また、上述した構成に加えて、医療従事者が携行する携帯端末(例えば、PHS(Personal Handy phone System)端末など)とPBX(Private Branch Exchange:電話交換機)とを備えたナースコールシステムも提供されている。
そして、このようなナースコールシステムでは、患者がナースコール子機の呼出ボタンを操作した場合に、ナースコール子機からナースコール親機へ呼出信号を出力し、呼出信号を入力したナースコール親機にて呼び出しの報知するように構成されている。また、携帯端末を利用する場合には、ナースコール親機だけではなく、携帯端末でも報知が行われる。ナースコール親機や携帯端末にて呼び出しの報知が行われると、報知に気付いた医療従事者はナースコール親機や携帯端末にて応答の操作を行う。応答の操作が行われると、ナースコール子機とナースコール親機(または、携帯端末)との間で通話路が形成され、患者と医療従事者との間で会話が可能となる。
医療従事者は、患者との会話によって患者が呼び出しを行った理由などを判断し、対応を行う。この場合、患者が呼び出しを行った理由によっては、会話だけで対応が済むケースもあれば、実際に患者の居る病室へ赴いて対応を行うケースもある。また、実際に患者の居る病室へ赴いて対応を行う場合、薬剤や機材などが必要となるケースもある。
ところで、ナースコールシステムにおいて、患者が呼び出しを行った履歴を記録することは、非常に有益である。これは、患者がナースコール子機により呼び出しを行った頻度の把握やその頻度に基づく医療従事者の人員配置の予測などに履歴を利用できるからである。また、患者によるナースコール子機の呼び出しをナースコール親機や携帯端末が受信した時刻と、それに対して医療従事者が応答した時刻とを履歴として記録する技術も知られている(例えば、特許文献1など)。これにより、呼び出しに対する医療従事者の応答が迅速であったか否かを判定し、患者に対する看護サービスの質が高いか低いかを客観的に判断することができる。ここで、ナースコール子機の呼び出しが発生した時刻と、それに対して応答した時刻とを比較し、その時間差が長ければ長いほど患者に対する看護サービスの質が低いと判断することができる。
また、看護サービスの質を客観的に判断するためのその他の方法として、患者と医療従事者との通話時間や、患者と医療従事者との会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間を利用することが考えられる。ここで、患者と医療従事者との通話時間が短ければ短いほど患者に対する看護サービスの質が低いと判断することができる。また、患者と医療従事者との会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間が長ければ長いほど患者に対する看護サービスの質が低いと判断することができる。また、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間が短ければ短いほど患者に対する看護サービスの質が低いと判断することができる。
特開2009−165089号公報
しかしながら、上述した何れかの場合で看護サービスの質が低いと判断されたときでも、他の何れかの場合で看護サービスの質が高いと判断されることもあるため、何れかの場合のみで看護サービスの質を判断しても、その判断が正確ではないケースが生じてしまうという問題があった。すなわち、ナースコール子機の呼び出しが発生した時刻と、それに対して応答した時刻とを比較し、その時間差が長い場合でも、患者と医療従事者との通話時間が長かったり、患者と医療従事者との会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間が短かったり、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間が長かったりすると、結果的に看護サービスの質が高いと判断されることもある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、ナースコール子機により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いことをできるだけ正確に判断できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、ナースコール子機によって呼び出しが行われてからその呼び出しに対して医療従事者が応答するまでの時間が第一の所定の時間よりも長く、患者と医療従事者との通話時間が第二の所定の時間よりも短く、患者と医療従事者との会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間が第三の所定の時間よりも長く、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間が第四の所定の時間よりも短かった場合に、ナースコール子機により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いと判断するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ナースコール子機による患者の呼び出しに対する応答が遅く、患者と医療従事者との会話の時間が短く、会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間が長く、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間が短いような場合にのみ看護サービスの質が低いと判断されるので、ナースコール子機により呼び出しを行った患者への一連の看護サービスの質が結果的に高くなるような場合を除いて、看護サービスの質が低いと判定することができる。従って、ナースコール子機により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いことをできるだけ正確に判断することができる。
本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコールシステムにおける看護サービスの質を判定するための項目を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、患者の居る病室のベッド近傍に設置され、患者が呼び出しの操作を行うためのナースコール子機1と、病室の出入り口近傍の廊下側の壁面に設置された廊下灯(特許請求の範囲の個別情報読取装置に該当する)10と、医療従事者が携行するICタグ(特許請求の範囲の個別情報記憶装置に該当する)20と、医療従事者が常駐するナースセンターに設置され、呼び出しを報知するためのナースコール親機30とを備える。
また、本実施形態によるナースコールシステムは、他の標準的な構成要素として、例えば、病院内の通信センタに設置される図示しないハンディナースコール主装置、図示しない構内交換機(PBX:Private Branch Exchange)、図示しない公衆網、図示しない無線ユニットを備えている。ハンディナースコール主装置には無線ユニットが接続されている。また、PBXは、公衆網に接続されている。ハンディナースコール主装置は、例えば構内PHS(Personal
Handy-phone System)対応の交換装置からなるもので、内部制御部やタイムスイッチの他に、複数の内線と、局線と、保守とを備える。ここで、ハンディナースコール主装置の内線にはそれぞれ無線ユニットの無線基地局が接続されている(何れも図示せず)。
無線基地局は、それぞれ無線エリアを形成し、この無線エリア内に存在する構内PHSとの間で無線回線を介して接続されている。また、ハンディナースコール主装置の局線には構内交換機が接続されている。携帯端末は、医療従事者によって携行される。この携帯端末は、ナースコール親機30と同様に呼び出しを報知する機能を有する。
また、ナースコール子機1は、子機制御部2、呼出操作部3、子機インターフェース4とを備えて構成されている。また、廊下灯10は、廊下灯制御部11、廊下灯インターフェース12、復旧操作部13、タグリーダー14とを備えて構成されている。また、ナースコール親機30は、親機制御部31、親機インターフェース32、タイマー部33、記憶部34、報知部35、通話部36を備えて構成されている。
まず、ナースコール子機1の各構成要素について説明する。子機制御部2は、ナースコール子機1の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。呼出操作部3は、患者が医療従事者を呼び出す際に操作するためのものであり、呼出ボタンなどにより構成されている。また、子機インターフェース4は、廊下灯10の廊下灯インターフェース12に接続されており、ナースコール子機1と廊下灯10とを電気的に接続する。ここで、患者が医療従事者を呼び出したい場合には、患者は呼出操作部2を操作する。すると、子機制御部2は、呼出信号を生成する。
ここで、呼出信号には、このナースコール子機1を他のナースコール子機1と区別するための子機識別情報が含まれる。また、子機識別情報としては、ベッド番号などの情報が用いられる。また、子機インターフェース4は、子機制御部2により生成された呼出信号を廊下灯10およびナースコール親機30に出力する。また、ナースコール子機1とナースコール親機30との間で通話が行われる場合に、子機インターフェース4は、ナースコール親機30へ音声信号を送信し、ナースコール親機30から音声信号を受信する。
また、ナースコール子機1と廊下灯10およびナースコール親機20との間の通信は、有線や無線によって行われる。また、ナースコール子機1は、呼び出しを行うと次の呼び出しを行うことができない状態になるが、この状態を呼び出し前の待機状態に戻すための復旧信号を入力することで、次の呼び出しを行うことができるようになる。
次に、廊下灯10の各構成要素について説明する。廊下灯制御部11は、廊下灯10の各構成要素を後述するように制御するためのものであり、CPUなどにより構成されている。廊下灯インターフェース12は、ナースコール子機1の子機インターフェース4に接続されており、廊下灯10とナースコール子機1とを電気的に接続する。また、廊下灯インターフェース12は、ナースコール親機30の親機インターフェース32にも接続されており、廊下灯10とナースコール親機30とを電気的に接続する。
復旧操作部13は、ナースコール親機30により呼び出しの発生が報知されている状態で(換言すると、後述する報知部35が動作している状態で)、呼び出しの発生の報知に気付いた医療従事者によって操作されるものであり、報知の動作を停止するためのものである。復旧操作部13が操作されると、廊下灯制御部11は、復旧信号を生成し、廊下灯インターフェース12は、廊下灯制御部11にて生成された復旧信号をナースコール子機1およびナースコール親機30へ出力する。
タグリーダー14は、廊下灯10に対して所定の距離(例えば、30cmなど)に近付いたICタグ20に電源を供給し、電源が供給されたICタグ20から送信された識別情報を受信する。タグリーダー14が識別情報を受信すると、廊下灯制御部11は、廊下灯10が設置された病室を他の病室と区別するための廊下灯識別情報を、タグリーダー14が読み取った識別情報に付加して入室情報を生成する。ここで、廊下灯識別情報としては、部屋番号などの情報が用いられる。また、廊下灯インターフェース12は、廊下灯制御部11が生成した入室情報をナースコール親機30へ出力する。また、タグリーダー14が同一の識別情報を再び受信すると、廊下灯制御部11は、タグリーダー14が読み取った識別情報に廊下灯識別情報を付加して退室情報を生成する。廊下灯インターフェース12は、廊下灯制御部11が生成した退室情報をナースコール親機30へ出力する。
本実施形態によるICタグ20がRFIDタグである場合には、タグリーダー14は、RFIDタグリーダーにより構成される。なお、本実施形態で使用しているICタグ20の代わりに無線発信機やバーコードなどを用い、タグリーダー24の代わりに無線受信機やバーコードリーダーなどを用いるようにしても良い。すなわち、廊下灯10に近付いた医療従事者が携行する物品から識別情報を読み取ることができればタグリーダー14およびICタグ20はどのような構成であっても良い。また、ICタグ20と携帯端末とは、ともに医療従事者によって携行されることから、ICタグ20と携帯端末とを一体的に構成するようにしても良い。
ICタグ20は、複数の医療従事者によりそれぞれ携行されており、ICタグ20を携行する医療従事者を他の医療従事者と区別することができるように、異なる識別情報を記憶している。そして、タグリーダー14から電源を供給されると、ICタグ20は記憶している識別情報を送信する。
次に、ナースコール親機30の各構成要素について説明する。親機制御部31は、ナースコール親機30の各構成要素を後述するように制御する。親機インターフェース32は、廊下灯10の廊下灯インターフェース12に接続されており、ナースコール親機30と廊下灯10とを電気的に接続する。また、親機インターフェース32は、ナースコール子機1から出力された呼出信号を、廊下灯10を介して入力する。また、親機インターフェース32は、廊下灯10から出力された入室情報および退室情報を入力する。また、ナースコール親機30とナースコール子機1との間で通話が行われる場合に、親機インターフェース32は、ナースコール子機1へ音声信号を送信し、ナースコール子機1から音声信号を受信する。また、ナースコール親機30と廊下灯10およびナースコール子機1との間の通信は、有線や無線によって行われる。
タイマー部33は、時間を計測するためのものであり、同時に複数の時間の計測が可能である。記憶部34は、メモリやハードディスクドライブなどの記憶装置により構成されており、各ナースコール子機1の子機識別情報と患者を識別するための患者識別情報(例えば、患者氏名など)とを関連付けて記憶している。
また、記憶部34は、ナースコール子機1による呼び出しが行われてからその呼び出しに対する応答が行われるまでの時間により、看護サービスの質を判定する基準を示す情報として、対応が迅速であると判断される時間と対応が遅いと判断される時間との境界を示す第一の所定の時間を示す第一の所定時間情報を記憶している。ここで、本実施形態では、ナースコール子機1による呼び出しが行われたと判断するタイミングは、親機インターフェース32が呼出信号を入力したタイミングであり、呼び出しに対する応答が行われたと判断するタイミングは、後述する通話部36による通話が開始されるタイミングであるものとしている。
また、記憶部34は、ナースコール子機1による呼び出しに対する応答が行われてから応答した医療従事者と呼び出しを行った患者との間の通話が終了するまでの時間により、看護サービスの質を判定する基準を示す情報として、対応が丁寧であると判断される時間と対応が丁寧ではないと判断される時間との境界を示す第二の所定時間を示す第二の所定時間情報を記憶している。
また、記憶部34は、通話部36による通話が終了してから呼び出しを行った患者の居る病室に医療従事者が到着するまでの時間により、看護サービスの質を判定する基準を示す情報として、対応が迅速であると判断される時間と対応が遅いと判断される時間との境界を示す第三の所定時間を示す第三の所定時間情報を記憶している。ここで、本実施形態では、呼び出しを行った患者の居る病室に医療従事者が到着したことは、廊下灯10のタグリーダー14がICタグ20から識別情報を読み取ることにより判断しており、実際には、親機インターフェース32が入室情報を入力したことにより親機制御部31が判断している。
また、記憶部34は、呼び出しを行った患者の居る病室に医療従事者が到着してからその医療従事者が病室から出るまでの時間により、看護サービスの質を判定する基準を示す情報として、対応が丁寧であると判断される時間と対応が丁寧ではないと判断される時間との境界を示す第四の所定時間を示す第四の所定時間情報を記憶している。ここで、本実施形態では、呼び出しを行った患者の居る病室から医療従事者が出たことは、廊下灯10のタグリーダー14がICタグ20から識別情報を再度読み取ることにより判断しており、実際には、親機インターフェース32が退室情報を入力したことにより親機制御部31が判断している。
報知部35は、スピーカなどの音声出力装置や表示ディスプレイなどの表示装置、ランプなどの点灯装置の少なくとも一つの装置により構成されている。ここで、親機インターフェース32がナースコール子機1から呼出信号を入力した場合には、親機制御部31は、報知部35を動作させる。このとき、親機制御部31は、入力した呼出信号に含まれる子機識別情報に関連付けて記憶部34に記憶されている患者識別情報を読み出し、スピーカから報知音を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出しが行われていることおよび呼び出しを行った患者の患者識別情報を表示させたり、ランプを点滅させたりする。この状態で、親機インターフェース32が廊下灯10から復旧信号を入力した場合には、親機制御部31は、報知部35の動作を停止させる。
通話部36は、ハンドセットなどの一般的な通話装置により構成されており、報知部35により報知が行われている場合に、通話部36のハンドセットが医療従事者によりオフフックされると、呼び出しが行われたナースコール子機1との間で通話路を形成し、ハンドセットがオンフックされると通話路を切断する。ここで、親機インターフェース32が廊下灯10から復旧信号を入力する前に通話部36のハンドセットがオフフックされた場合、親機制御部31は、報知部35の動作を停止させるとともに、復旧信号を生成し、親機インターフェース32は親機制御部31が生成した復旧信号をナースコール子機1に送信する。
次に、このように構成されたナースコールシステムの動作を説明する。親機インターフェース32がナースコール子機1から呼出信号を入力すると、親機制御部31は、報知部35を動作させるとともに、タイマー部33を動作させる。タイマー部33は、看護サービスの質を判定するための第一の時間の計測を行う。報知部35による報知を把握した医療従事者が通話部36により応答すると、親機制御部31は、タイマー部33を制御して、第一の時間の計測を停止させ、看護サービスの質を判定するための第二の時間の計測を行わせる。ここで、タイマー部33により計測された第一の時間は、第一の時間情報として記憶部34に記憶される。一方、通話部36は、ナースコール子機1との間で通話路を形成し、呼び出しを行った患者と呼び出しに応答した医療従事者との間で会話が可能となる。
この状態で、通話部36のハンドセットがオンフックされると、通話部36は通話路を切断し、親機制御部31はタイマー部33を制御して、第二の時間の計測を停止させ、看護サービスの質を判定するための第三の時間の計測を行わせる。ここで、タイマー部33により計測された第二の時間は、第二の時間情報として記憶部34に記憶される。
呼び出しに応答した医療従事者が患者の居る病室に到着すると、医療従事者が携行しているICタグ20が廊下灯10に近付くため、廊下灯10に設置されたタグリーダー14がICタグ20から識別情報を読み取る。廊下灯制御部11は、識別情報に廊下灯識別情報を付加して入室情報を生成し、廊下灯インターフェース12は、廊下灯制御部11にて生成された入室情報をナースコール親機30へ出力する。親機インターフェース32が入室情報を入力すると、親機制御部31は、タイマー部33を制御して、第三の時間の計測を停止させ、看護サービスの質を判定するための第四の時間の計測を行わせる。ここで、タイマー部33により計測された第三の時間は、第三の時間情報として記憶部34に記憶される。
そして、看護行為を終えた医療従事者が病室から出ると、医療従事者が携行しているICタグ20が廊下灯10に近付くため、廊下灯10に設置されたタグリーダー14がICタグ20から識別情報を読み取る。廊下灯制御部11は、識別情報に廊下灯識別情報を付加して退室情報を生成し、廊下灯インターフェース12は、廊下灯制御部11にて生成された退室情報をナースコール親機30へ出力する。親機インターフェース32が退室情報を入力すると、親機制御部31は、タイマー部33を制御して、第四の時間の計測を停止させる。ここで、タイマー部33により計測された第四の時間は、第四の時間情報として記憶34に記憶される。
このように、第一の時間情報〜第四の時間情報が記憶部34に記憶されると、親機制御部31は、これらの時間情報と記憶部34に記憶されている第一の所定時間情報〜第四の所定時間情報とを比較する(図2参照)。そして、第一の時間情報が第一の所定時間情報よりも長く、第二の時間情報が第二の所定時間情報よりも短く、第三の時間情報が第三の所定時間情報よりも長く、第四の時間情報が第四の所定時間情報よりも短いと親機制御部31にて判断した場合に、親機制御部31は、ナースコール子機1により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いと判断する。ここで、この判断結果は、ナースコール親機30に設けたディスプレイ(図示せず)などに表示される。
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、ナースコール子機1による呼び出しの発生から応答までの時間が第一の所定の時間よりも長く、患者と医療従事者との通話時間が第二の所定の時間よりも短く、患者と医療従事者との会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間が第三の所定の時間よりも長く、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間が第四の所定の時間よりも短かった場合に、ナースコール子機1により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いと親機制御部31にて判断するようにしている。
これにより、ナースコール子機1による患者の呼び出しに対する応答が遅く、患者と医療従事者との会話の時間が短く、会話が終了してから医療従事者が患者の居る病室に到着するまでの時間が長く、医療従事者が患者の居る病室に在室している時間が短いような場合にのみ看護サービスの質が低いと判断されるので、ナースコール子機1により呼び出しを行った患者への一連の看護サービスの質が結果的に高くなるような場合を除いて、看護サービスの質が低いことを判定することができる。従って、ナースコール子機1により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が高いか低いかをできるだけ正確に判断することができる。
なお、前述した実施形態では、タイマー部33をナースコール親機30に設けるようにしているが、これに限定されない。例えば、タイマー部33を廊下灯10に設けるようにしても良いし、独立した装置として設けるようにしても良い。
また、前述した実施形態では、医療従事者が病室に到着したことと医療従事者が病室から出たこととを廊下灯制御部11にて区別しているが、これに限定されない。例えば、ナースコール親機30にてそれらを区別するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、ナースコール親機30の通話部36によって医療従事者が会話しているが、これに限定されない。例えば、医療従事者が携行する携帯端末によって会話を行うようにしても良いことはもちろんである。
また、本実施形態では、ナースコール子機1による呼び出しに応答した医療従事者は、患者の居る病室に赴いていることを前提にして看護サービスの質を判断しているが、これに限定されない。例えば、ナースコール子機1による呼び出しに応答した医療従事者が患者の居る病室を訪れなかった場合でも看護サービスの質を判断するようにしても良い。
具体的には、第三の所定時間情報よりも十分に長く設定しておいた計測終了時間情報を予め記憶部34に記憶しておく。そして、呼び出しを行った患者と呼び出しに応答した医療従事者との間の会話が終了し、通話部36のハンドセットがオンフックされて、通話部36が通話路を切断すると、親機制御部31はタイマー部33を制御して、第二の時間の計測を停止させ、看護サービスの質を判定するための第三の時間の計測を行わせる。この状態で、呼び出しに応答した医療従事者が患者の居る病室を訪れない場合、タイマー部33が計測している第三の時間を示す情報が記憶部34に記憶されている第三の所定時間情報よりも長くなることになる。一方、看護サービスの質を判定するための第四の時間の計測は行われないため、第四の時間情報は、記憶部34に記憶されている第四の所定時間情報よりも短くなることになる。
この状態で、タイマー部33が計測している第三の時間を示す情報が記憶部34に記憶されている計測終了時間情報よりも長くなった場合には、親機制御部31は、タイマー部33の動作を停止させ、計測した時間を第三の時間情報として記憶部34に記憶させるとともに、第四の時間情報を0として記憶部34に記憶させる。そして、親機制御部31は、第一の時間情報〜第四の時間情報と記憶部34に記憶されている第一の所定時間情報〜第四の所定時間情報とを比較する。そして、第一の時間情報が第一の所定時間情報よりも長く、第二の時間情報が第二の所定時間情報よりも短いと親機制御部31にて判断した場合に、親機制御部31は、ナースコール子機1により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いと判断する。ここで、第三の時間情報は第三の所定時間情報よりも長くなり、第四の時間情報は第四の所定時間情報よりも短くなる。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 ナースコール子機
2 子機制御部
3 呼出操作部
4 子機インターフェース
10 廊下灯
11 廊下灯制御部
12 廊下灯インターフェース
13 復旧操作部
14 タグリーダー
20 ICタグ
30 ナースコール親機
31 親機制御部
32 親機インターフェース
33 タイマー部
34 記憶部
35 報知部
36 通話部

Claims (1)

  1. 病室内に設置され、前記病室内の患者による呼び出しの操作によって呼出信号を生成して出力するナースコール子機と、
    医療従事者によって携行され、携行している前記医療従事者を他の医療従事者と識別するための識別情報を読み取り可能に記憶する識別情報記憶装置と、
    前記病室内または前記病室の出入口近傍に設置され、近付いた前記識別情報記憶装置から識別情報を読み取る識別情報読取装置と、
    前記呼出信号を入力する親機インターフェースと、前記ナースコール子機により呼び出しが行われたことを報知する報知部と、前記呼び出しに対して応答することで前記ナースコール子機との間で通話を開始する通話部と、時間を計測するタイマー部と、前記親機インターフェースが呼出信号を入力してから前記通話部により通話が開始されるまでの時間を前記タイマー部により第一の時間として計測させ、前記通話部により通話が開始されてから通話が終了するまでの時間を前記タイマー部により第二の時間として計測させて、前記通話部により通話が終了するまでの時間から前記識別情報読取装置が前記識別情報を読み取るまでの時間を前記タイマー部により第三の時間として計測させ、前記識別情報読取装置が前記識別情報を読み取ってから再度読み取るまでの時間を前記タイマー部により第四の時間として計測させるとともに、前記第一の時間が第一の所定の時間よりも長く、前記第二の時間が第二の所定の時間よりも短く、前記第三の時間が第三の所定の時間よりも長く、前記第四の時間が第四の所定の時間よりも短いと判断した場合に、前記ナースコール子機により呼び出しを行った患者への看護サービスの質が低いと判断する制御部とを有するナースコール親機と、
    を備えたことを特徴とするナースコールシステム。
JP2009296634A 2009-12-28 2009-12-28 ナースコールシステム Active JP5348783B2 (ja)

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