JP2010125151A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 特定の医療従事者が個々の患者に適切に対応することができるようにしつつ、特定の医療従事者に患者からの呼び出しに対する負荷がかかっているか否かを他の医療従事者が容易に把握することができるようにする。
【解決手段】 医療従事者が呼び出しに応答すると、患者からの呼び出しに応答した携帯通信端末20の端末識別情報とその呼び出しに応答した時刻を示す時刻情報とを関連付けて履歴情報として記憶する。記憶した履歴情報から所定の期間における応答頻度を示す頻度情報を生成し、頻度情報の値が所定値以上である場合に、呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを通知するようにしている。これにより、通知を確認した医療従事者は、負荷がかかっている医療従事者が実施している業務を必要に応じて手伝ったり、患者からの呼び出しに対して必要に応じて応答したりすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 医療従事者が呼び出しに応答すると、患者からの呼び出しに応答した携帯通信端末20の端末識別情報とその呼び出しに応答した時刻を示す時刻情報とを関連付けて履歴情報として記憶する。記憶した履歴情報から所定の期間における応答頻度を示す頻度情報を生成し、頻度情報の値が所定値以上である場合に、呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを通知するようにしている。これにより、通知を確認した医療従事者は、負荷がかかっている医療従事者が実施している業務を必要に応じて手伝ったり、患者からの呼び出しに対して必要に応じて応答したりすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、病院などで患者からの要求に応じて医師や看護師などの医療従事者を呼び出すナースコールシステムに関する。
従来、ナースコールシステムでは、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されたナースコール子機および医療従事者の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されたナースコール親機を有線や無線などにより接続している。また、ナースコールシステムでは、ナースコール親機および医療従事者が携行している複数の携帯通信端末(例えば、PHS(Personal Handyphone System)やコードレス電話など)を無線により接続している。そして、ナースコールシステムでは、患者がナースコール子機を操作することにより、ナースコール親機に設けられた報知部や携帯通信端末に設けられた報知部を動作させて、スピーカから呼び出し音を出力させたり、ナースコール親機に設けられた表示部や携帯通信端末に設けられた表示部を動作させて、表示ディスプレイなどに呼び出し表示を行わせたりして、呼び出しを報知している。医療従事者は、呼び出し音を聞いたり、呼び出し表示を見たりして、患者からの呼び出しを把握する。呼び出しを把握した医療従事者は、ナースコール親機に設けられた受話器や携帯通信端末により呼び出しに応答することができる。ここで、ナースコール親機には、複数のナースコール子機が接続されている。
また、ナースコールシステムの一機能として、複数の携帯通信端末に対して呼び出しを報知するナースコールシステムが知られている(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載のナースコールシステムでは、患者からの呼び出し(換言すると、ナースコール子機からの通知)をナースコール親機が受けると、呼び出すべき複数の携帯通信端末の情報を示す呼出信号がナースコール親機から送信される。ナースコール親機と携帯通信端末との間に設置された電子構内交換機がナースコール親機から送信された呼出信号を受信すると、受信した呼出信号により特定される携帯通信端末の情報と予め設定しておいた変換則とに従って呼び出しを行う携帯通信端末の順序を変更している。そして、変更した順序により指定される携帯通信端末に対して呼び出しを報知させている。ここで、携帯通信端末の情報とは、携帯通信端末を識別するためのものである。これにより、呼び出しを報知させる携帯通信端末の順序を患者からの呼び出しの度に変えているので、特許文献1に記載のナースコールシステムは、患者からの呼び出しに対する負荷を他の医療従事者に分散させることができる。
特開2001−127892号公報
ところで、同一の患者が続けて呼び出しを行った場合、一人の医療従事者がその呼び出しを受けたいケースもある。これは、初めに対応した医療従事者が患者の状況や看護内容などを十分に把握していることが多いからである。しかしながら、特許文献1に記載のナースコールシステムでは、患者からの呼び出しに対する負荷を他の医療従事者に分散させるために、患者が呼び出しを行う度に呼び出す携帯通信端末の順序を変えているので、初めに対応した医療従事者以外の医療従事者(換言すると、患者の状況や看護内容などを十分に把握していない医療従事者)が患者からの呼び出しに応答してしまうケースが生じていた。このことから、後に呼び出しに応答した医療従事者が患者に対してうまく対応できないケースが生じてしまうという問題があった。
一方、特許文献1に記載のナースコールシステムを適用せずに、呼び出しを行う携帯通信端末を指定しないで全ての携帯通信端末に対して呼び出しを報知するようにした場合、または、呼び出しを行った患者を担当する医療従事者が携行する携帯通信端末に対して優先的に呼び出しを報知するようにした場合には、同一の患者が続けて呼び出しを行ったときに、一人の医療従事者がその呼び出しに対して続けて応答することができる。しかしながら、一人の医療従事者が呼び出しに対して続けて応答してしまうと、その医療従事者に患者からの呼び出しに対する負荷が集中するケースが生じてしまうという問題があった。また、患者からの呼び出しに対する負荷がかかっている医療従事者以外の医療従事者は、自身に呼び出しに対する負荷がかかっているか否かを把握することができるが、他の医療従事者に患者からの呼び出しに対する負荷がかかっているか否かを把握することは困難であった。そのため、個々の患者に適切に対応しつつ、医療従事者への負担を軽減することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、特定の医療従事者が個々の患者に適切に対応することができるようにしつつ、特定の医療従事者に患者からの呼び出しに対する負荷がかかっているか否かを他の医療従事者が容易に把握することができるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のナースコールシステムでは、患者からの呼び出しに対して医療従事者が応答した履歴を医療従事者毎に記憶しておき、その履歴から所定の期間における医療従事者の応答頻度の値を取得する。取得した応答頻度の値が所定値以上である場合に、特定の医療従事者に負荷がかかっていることを知らせるための通知情報をナースコール親機や携帯通信端末へ出力する。そして、その情報を入力したナースコール親機や携帯通信端末では、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、ある医療従事者が高頻度で応答していることが他の医療従事者に通知されるので、この通知を確認した医療従事者は、患者からの呼び出しに対する負荷が誰にかかっているかを容易に把握することができ、負荷がかかっている医療従事者が実施している業務を必要に応じて手伝ったり、患者からの呼び出しに対して必要に応じて代わりに応答したりすることができる。一方、負荷がかかっている医療従事者は、続けて呼び出しを行った患者に対して自身で対応することができ、自身に負荷がかかっている場合には、他の医療従事者に対応を任せることができるので、個々の患者に適切に対応することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態によるナースコールシステムの構成例を示すブロック図を図1に示す。同図に示すように、本実施形態によるナースコールシステムは、ナースコール子機1、ナースコール親機10、携帯通信端末20を備えて構成されている。
また、ナースコール親機10は、親機用制御部11、親機用インターフェース(以下、I/Fとする)部12、親機用報知部13、親機用応答操作部14、記憶部15、頻度情報生成部16、判定部17、親機用通知部18を備えて構成されている。また、携帯通信端末20は、制御部21、インターフェース(以下、I/Fとする)部22、報知部23、応答操作部24、通知部25を備えて構成されている。
図1において、ナースコール子機1は、病室内の患者の近辺(例えば、ベッド近傍など)に設置されており、患者が呼出ボタンなどの呼出操作部(図示せず)を操作することにより、医療従事者に対して呼び出しを行うための呼出信号を出力する。ナースコール子機1が呼出信号を出力した後、呼び出し操作を行ったナースコール子機1は、呼び出し操作ができない状態となる。この状態で、ナースコール親機10または携帯通信端末20にて呼び出し操作に対する応答が行われると、ナースコール子機1を呼び出し操作ができる状態に戻すための復旧信号がナースコール親機10から出力される。ナースコール親機10から出力された復旧信号を入力したナースコール子機1は、呼び出し操作ができる状態に戻る。また、ナースコール子機1とナースコール親機10または携帯通信端末20との間で通話路が形成される。これにより、患者は、呼び出しに応答した医療従事者と通話することができる。ここで、本実施形態のナースコール子機1としては周知のナースコール子機を使用するため、ナースコール子機1の具体的な構成および処理の説明は省略する。また、ナースコール子機1は、ナースコール親機10に伝送線を介して接続されている。
ナースコール親機10は、医療従事者の居る部屋(例えば、スタッフルームなど)に設置されており、患者からの呼び出しに応答するためのものである。ここで、ナースコール親機10は、ナースコール子機1から出力された呼出信号を入力すると、後述する親機用報知部13により呼び出しを報知するとともに、携帯通信端末20へ呼出信号を送信する。親機用報知部13により呼び出しが報知されている状態で、医療従事者がナースコール親機10の親機用応答操作部14を操作(例えば、ハンドセットをオフフックするなど)して患者からの呼び出しに応答したり、医療従事者が携帯通信端末20の応答操作部24を操作して患者からの呼び出しに応答したりすると、ナースコール親機10は、親機用報知部13の動作を停止し、自装置または応答した携帯通信端末20とナースコール子機1との間で通話路を形成する。また、ナースコール親機10には、複数のナースコール子機1が接続されている。また、ナースコール親機10とナースコール子機1との間には、図示しない制御機および廊下灯が設置されている。制御機は、ナースコール子機1とナースコール親機10との間の通話やデータの送受信に関する制御を行う。また、廊下灯は、自装置に設けた表示灯を点灯または点滅させ、ナースコール子機1による呼び出しを報知する。
携帯通信端末20は、例えば、PHS(Personal Handyphone System)などであって医療従事者により携行されており、ナースコール親機10から送信された呼出信号を受信すると、後述する報知部23により呼び出しを報知する。報知部23により呼び出しが報知されている状態で、医療従事者が自装置に備えられた応答操作部24を操作して患者からの呼び出しに応答すると、携帯通信端末20は、呼び出しに応答したことを示す応答信号を生成してナースコール親機10へ送信する。ここで、携帯通信端末20は、自装置を識別するための端末識別情報を含ませて応答信号を生成する。また、複数の携帯通信端末20は、ナースコール親機10と無線通信可能である。また、ナースコール親機10と携帯通信端末20との間には、図示しない交換機および複数の無線基地局が設置されている。交換機は、所謂PBX(Private Branch eXchange)であり、ナースコール親機10と携帯通信端末20との接続を行う際の中継装置である。また、無線基地局は、携帯通信端末20と無線通信するためのものである。また、無線基地局は複数存在し、院内の所定の場所に分散して配置されている。携帯通信端末20は、無線通信可能となった無線基地局と接続される。
親機用制御部11は、ナースコール親機10の各構成要素を後述するように制御する。親機用I/F部12は、ナースコール親機10がナースコール子機1との間で通信するために図示しない子機用I/F部に接続されている。また、親機用I/F部12は、ナースコール親機10が携帯通信端末20との間で無線を介して通信するために各無線基地局を接続している。また、親機用I/F部12は、ナースコール子機1から出力された呼出信号を入力するとともに、携帯通信端末20から送信された応答信号を受信する。また、親機用I/F部12は、携帯通信端末20へ呼出信号や後述する通知情報を送信するとともに、ナースコール子機1へ復旧信号を出力する。
親機用制御部11は、親機用I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したか否かを判定する。親機用I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したと親機用制御部11にて判断した場合に、親機用制御部11は、後述する親機用報知部13を動作させるとともに、親機用I/F部12は、携帯通信端末20へ呼出信号を送信する。ここで、後述する親機用応答操作部14が操作されたこと、または、親機用I/F部12が携帯通信端末20から送信された応答信号を受信したことを親機用制御部11が判断するまで、親機用報知部13の動作および親機用I/F部12による呼出信号の送信は、継続して行われる。
親機用報知部13は、患者が呼び出しを行ったことを報知するためのものである。また、親機用報知部13は、スピーカや表示ディスプレイ、表示灯などにより構成されており、スピーカから呼び出し音や音声(例えば、「201号室の田中太郎さんからの呼び出しです」の合成音声など)を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示(例えば、「201号室の田中太郎さんからの呼び出しです」の文字列など)を行わせたり、表示灯を点灯または点滅させたりして、ナースコール子機1による呼び出しの操作が行われたことを報知する。これにより、医療従事者は、呼び出し音や音声を聞いたり、表示ディスプレイによる表示を確認したり、表示灯による点灯または点滅を確認したりすることで、患者からの呼び出しを把握することができる。
親機用応答操作部14は、例えば、ハンドセットや操作ボタンなどであり、患者からの呼び出しに応答するためのものである。親機用報知部13により呼び出しが報知されている状態で、親機用制御部11は、医療従事者により親機用応答操作部14が操作されたか否か(換言すると、医療従事者が呼び出しに応答したか否か)を判定する。医療従事者により親機用応答操作部14が操作された(換言すると、医療従事者が呼び出しに応答した)と親機用制御部11にて判断した場合に、親機用制御部11は、親機用報知部13の動作および呼出信号の送信を停止し、応答の処理を行う。ここで、応答の処理とは、親機用I/F部12がナースコール子機1へ復旧信号を送信した後に、医療従事者が呼び出しを行った患者と通話したり、呼び出しを行った患者に対して看護行為を実施したりすることを示すものである。
一方、医療従事者により親機用応答操作部14が操作されていない(換言すると、医療従事者が呼び出しに応答していない)と親機用制御部11にて判断した場合に、親機用制御部11は、親機用I/F部12が携帯通信端末20から送信された応答信号を受信したか否かを判定する。親機用I/F部12が携帯通信端末20から送信された応答信号を受信したと親機用制御部11にて判断した場合に、親機用制御部11は、親機用報知部13の動作および呼出信号の送信を停止して応答の処理を行う。また、親機用制御部11は、応答信号に含まれる端末識別情報を取得し、現在時刻を計測する図示しない時計部から現在時刻を示す現在時刻情報を取得する。そして、親機用制御部11は、時計部から取得した現在時刻情報を、医療従事者が呼び出しに応答した時刻を示す時刻情報として、取得した端末識別情報と関連付けて後述する記憶部15に履歴情報として記憶させる。
記憶部15は、患者からの呼び出しに応答した携帯通信端末20を示す端末識別情報とその呼び出しに応答した時刻を示す時刻情報とを関連付けて履歴情報として記憶するとともに、端末識別情報と端末識別情報により特定される携帯通信端末20を携行している医療従事者を示す医療従事者情報とを関連付けて記憶する。ここで、記憶部15は、ナースコール親機10に設けられていても良いし、ナースコール親機10とネットワークを介して接続されている図示しないパソコンなどに設けられていても良い。
また、記憶部15は、図2(a)に示すように、患者からの呼び出しに応答した携帯通信端末20を示す端末識別情報を格納する端末番号領域151、応答した時刻を示す時刻情報を格納する応答時刻領域152を記憶している。また、記憶部15は、端末識別情報と時刻情報とを関連付けて時系列に記憶している。端末番号領域151には端末識別情報として、例えば端末番号001などが格納されている。応答時刻領域152には時刻情報として、例えば8:00などが格納されている。
また、記憶部15は、図2(b)に示すように、医療従事者が携行する携帯通信端末20を示す端末識別情報を格納する端末番号領域153、その医療従事者の氏名を示す医療従事者情報を格納する医療従事者氏名領域154を記憶している。また、記憶部15は、端末識別情報と医療従事者情報とを関連付けて記憶している。端末番号領域153には端末識別情報として、例えば端末番号001などが格納されている。医療従事者氏名領域154には医療従事者情報として、例えば佐藤花子などが格納されている。ここで、端末番号領域151および端末番号領域153には、共通の端末識別情報が格納されているので、親機用制御部11は、時刻情報に関連付けて記憶部15に記憶されている端末識別情報を特定する。そして、その端末識別情報と同一の端末識別情報に関連付けて記憶部15に記憶されている医療従事者情報を取得することができる。
頻度情報生成部16は、記憶部15に記憶されている履歴情報から所定の期間における応答頻度を示す頻度情報を生成する。具体的には、親機用制御部11が端末識別情報と時刻情報とを関連付けて履歴情報として記憶部15に記憶させると、頻度情報生成部16は、現在時刻情報を時計部から取得する。現在時刻情報を時計部から取得すると、親機用制御部11は、現在時刻情報より予め設定しておいた時間(例えば、30分など)だけ遡った時刻を算出して算出時刻情報とする。頻度情報生成部16は、記憶部15を参照し、親機用制御部11にて算出した算出時刻情報の時刻から現在時刻情報の時刻までに該当する時刻情報を記憶部15から取得し、取得した時刻情報に関連付けられて記憶部15に記憶されている端末識別情報を取得する。そして、頻度情報生成部16は、端末識別情報毎に時刻情報の件数をカウントして、その件数を頻度情報とする。
判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する。具体的には、頻度情報生成部16が端末識別情報毎の頻度情報を生成すると、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値(例えば、5件以上)以上であるか否かを判定する。頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上ではないと判定部17にて判断した場合に、親機用制御部11は、該当する医療従事者が高頻度で応答していないと判断して通知情報を生成しない。従って、後述する親機用通知部18は動作しない。
一方、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であると判定部17にて判断した場合に、親機用制御部11は、該当する医療従事者が高頻度で応答していると判断して、患者からの呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを他の医療従事者に知らせるための通知情報を生成し、親機用通知部18へ出力するとともに、親機用I/F部12により他の医療従事者が携行している携帯通信端末20へ送信する。ここで、判定部17は、頻度情報生成部16が取得したすべての端末識別情報に対して判定処理を実行する。また、親機用I/F部12は、予め設定しておいた時間だけ、通知情報を送信している。
親機用通知部18は、呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるためのものである。また、親機用通知部18は、スピーカや表示ディスプレイ、表示灯などにより構成されており、親機用制御部11から通知情報を入力すると、スピーカから呼び出し音や呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるような音声(例えば、「佐藤花子さんの応答が多くなっています。」の合成音声など)を出力させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示(例えば、「佐藤花子さんの応答が多くなっています。」の文字列など)を行わせたり、表示灯を点灯または点滅させたりして、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを他の医療従事者に通知する。これにより、呼び出しに対する負荷がかかっていない医療従事者は、呼び出し音や音声を聞いたり、表示ディスプレイによる表示を確認したり、表示灯による点灯または点滅を確認したりすることで、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを把握することができる。ここで、親機用通知部18は、予め設定しておいた時間だけ通知を行うようにしている。
なお、本実施形態では、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを親機用通知部18にて通知しているが、これに限定されない。例えば、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを親機用報知部13にて通知するようにしても良い。また、このような場合において、患者からの呼び出しを報知するケースと、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを通知するケースとで、異なる呼び出し音を出力したり、異なる呼び出し表示を行ったり、異なる点灯または点滅をさせたりして両者を区別するようにしても良い。
携帯通信端末20の制御部21は、携帯通信端末20の各構成要素を後述するように制御する。I/F部22は、携帯通信端末20がナースコール親機10との間で無線を介して通信するために、各無線基地局を接続している。ここで、I/F部22は、ナースコール親機10から送信された呼出信号および通知情報を受信するとともに、ナースコール親機10へ応答信号を送信する。
制御部21は、I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号または通知情報を受信したか否かを判定する。I/F部22が呼出信号を受信したと制御部21にて判断した場合に、制御部21は、後述する報知部23を動作させる。一方、I/F部22が通知情報を受信したと制御部21にて判断した場合に、制御部21は、後述する通知部25へ通知情報を出力する。
報知部23は、患者が呼び出しを行ったことを報知するためのものである。また、報知部23は、スピーカやバイブレータ、表示ディスプレイなどにより構成されており、スピーカから呼び出し音や音声(例えば、「201号室の田中太郎さんからの呼び出しです」の合成音声など)を出力させたり、バイブレータを振動させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示(例えば、「201号室の田中太郎さんからの呼び出しです」の文字列など)を行わせたりして、ナースコール子機1による呼び出しの操作が行われたことを報知する。これにより、医療従事者は、呼び出し音や音声を聞いたり、バイブレータによる振動を感じ取ったり、表示ディスプレイによる表示を確認したりすることで、患者からの呼び出しを把握することができる。
応答操作部24は、例えば、操作ボタンなどにより構成されており、医療従事者が患者からの呼び出しに応答するために操作するためのものである。報知部23により呼び出しが報知されている状態で、制御部21は、医療従事者により応答操作部24が操作されたか否か(換言すると、医療従事者が呼び出しに応答したか否か)を判定する。医療従事者により応答操作部24が操作された(換言すると、医療従事者が呼び出しに応答した)と制御部21にて判断した場合に、制御部21は、報知部23の動作を停止し、応答信号を生成してI/F部22にてナースコール親機10へ出力させるとともに、応答の処理を行う。
通知部25は、呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるためのものである。また、通知部25は、スピーカやバイブレータ、表示ディスプレイなどにより構成されており、I/F部22から通知情報を入力すると、スピーカから呼び出し音や呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるような音声(例えば、「佐藤花子さんの応答が多くなっています。」の合成音声など)を出力させたり、バイブレータを振動させたり、表示ディスプレイに呼び出し表示(例えば、「佐藤花子さんの応答が多くなっています。」の文字列など)を行わせたりして、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを通知する。これにより、呼び出しに対する負荷がかかっていない医療従事者は、呼び出し音や音声を聞いたり、バイブレータによる振動を感じ取ったり、表示ディスプレイによる表示を確認したりすることで、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを把握することができる。ここで、通知部25は、予め設定しておいた時間だけ通知を行うようにしている。
なお、本実施形態では、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを通知部25にて通知しているが、これに限定されない。例えば、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを報知部23にて通知するようにしても良い。また、このような場合において、患者からの呼び出しを報知するケースと、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを通知するケースとで、異なる呼び出し音を出力したり、異なる呼び出し表示を行ったり、異なる点灯または点滅をさせたりして両者を区別するようにしても良い。
次に、図2に示す記憶部15に予め記憶しておいた各情報を用いて、患者からの呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるための呼び出しを行う具体例を説明する。また、この例では、現在時刻が8:30であり、算出時刻情報を算出するために現在時刻を遡る時間を30分と設定し、判定部17が判定処理にて使用する所定値の値を5回と設定している。まず、記憶部15は、端末識別情報と時刻情報とを予め関連付けて記憶している。また、記憶部15は、端末識別情報と医療従事者情報とを予め関連付けて記憶している。このような状態で、頻度情報生成部16は、現在時刻情報(8:30)を時計部から取得する。現在時刻情報(8:30)を時計部から取得すると、親機用制御部11は、現在時刻情報より予め設定しておいた時間(30分)だけ遡った時刻(8:00)を算出して算出時刻情報とする。
頻度情報生成部16は、記憶部15を参照し、親機用制御部11にて算出した算出時刻情報の時刻(8:00)から現在時刻情報の時刻(8:30)までに該当する時刻情報を記憶部15から取得し、取得した時刻情報に関連付けられて記憶部15に記憶されている端末識別情報(端末番号001、端末番号002、端末番号003)を取得する。そして、頻度情報生成部16は、端末識別情報毎に時刻情報の件数をカウントして、その件数を頻度情報(端末番号001の件数が6件であり、端末番号002の件数が4件であり、端末番号003の件数が3件である)とする。
頻度情報生成部16が端末識別情報毎の頻度情報を生成すると、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が予め設定しておいた値(5件)以上であるか否かを判定する。判定部17は、頻度情報生成部16が生成した端末番号002の頻度情報の値(4件)および頻度情報生成部16が生成した端末番号003の頻度情報の値(3件)が5件以上ではないと判断する。その場合、親機用制御部11は、端末番号002を携行している医療従事者および端末番号003を携行している医療従事者が高頻度で応答していないものと判断し、通知情報を生成しない。従って、親機用通知部18および他の医療従事者が携行している携帯通信端末20の通知部25は動作しない。
一方、頻度情報生成部16が生成した端末番号001の頻度情報の値(6件)が5件以上であると判定部17にて判断した場合に、親機用制御部11は、端末番号001を携行している医療従事者が高頻度で応答しているものと判断し、通知情報を生成する。その際、親機用制御部11は、記憶部15を参照し、端末識別情報(端末番号001)に関連付けられて記憶部15に記憶されている医療従事者情報(佐藤花子)を取得して通知情報に含ませる。また、親機用制御部11は、親機用通知部18へ通知情報を出力するとともに、親機用I/F部12により他の医療従事者が携行している携帯通信端末20へ通知情報を送信する。通知情報を入力した親機用通知部18は、患者からの呼び出しに対する負荷が佐藤花子にかかっていることを通知する。
佐藤花子以外の医療従事者が携行している携帯通信端末20(換言すると、端末番号001以外の携帯通信端末20)では、I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信する。そして、制御部21は、通知情報を報知部23へ出力し、報知部23は、患者からの呼び出しに対する負荷が佐藤花子にかかっていることを通知する。これにより、ナースコール親機10または携帯通信端末20にて通知を確認した他の医療従事者は、患者からの呼び出しに対する負荷が佐藤花子にかかっていることを把握することができる。そのため、佐藤花子が実施している業務を必要に応じて手伝ったり、患者からの呼び出しに対して必要に応じて代わりに応答したりすることができる。一方、高頻度で応答している佐藤花子は、続けて呼び出しを行った患者に対して自身で対応することができ、自身に負荷がかかっている場合には、他の医療従事者に対応を任せることができるので、個々の患者に適切に対応することができる。
次に、本実施形態によるナースコールシステムの動作を説明する。図3は、本実施形態によるナースコールシステムの動作を示すフローチャートである。本実施形態によるナースコールシステムの動作は、ナースコール親機10の動作と携帯通信端末20の動作とに分かれる。まず、ナースコール親機10において、親機用制御部11は、親機用I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したか否かを判定する(ステップS1)。親機用I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力していないと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS1にてNO)、ステップS1の処理を繰り返す。一方、親機用I/F部12がナースコール子機1から出力された呼出信号を入力したと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS1にてYES)、親機用制御部11は、親機用報知部13を動作させて、患者からの呼び出しを報知するとともに、親機用I/F部12は、携帯通信端末20へ呼出信号を送信する(ステップS2)。
また、携帯通信端末20では、制御部21は、I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号を受信したか否かを判定する(ステップS3)。I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号を受信していないと制御部21にて判断した場合には(ステップS3にてNO)、ステップS18の処理に移行する。一方、I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号を受信したと制御部21にて判断した場合には(ステップS3にてYES)、制御部21は、報知部23を動作させて、患者からの呼び出しを報知する(ステップS4)。
患者からの呼び出しを報知している際に、制御部21は、医療従事者が呼び出しに応答したか否かを判定する(ステップS5)。医療従事者が呼び出しに応答していないと判断した場合には(ステップS5にてNO)、制御部21は、I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号を受信しているか否かを判定する(ステップS6)。I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号を受信していると制御部21にて判断した場合には(ステップS6にてYES)、ステップS5の処理に戻る。一方、I/F部22がナースコール親機10から送信された呼出信号を受信していないと制御部21にて判断した場合には(ステップS6にてNO)、制御部21は、報知部23の動作を停止させて報知を停止し(ステップS7)、ステップS3の処理に戻る。
また、医療従事者が呼び出しに応答したと制御部21にて判断した場合には(ステップS5にてYES)、制御部21は、報知部23の動作を停止させて報知を停止し、応答信号を生成して、I/F部22は、制御部21にて生成した応答信号をナースコール親機10へ送信する。そして、制御部21は、応答の処理を行い(ステップS8)、ステップS3の処理に戻る。
次に、再びナースコール親機10の動作を説明する。患者からの呼び出しを報知している際に、親機用制御部11は、医療従事者が呼び出しに応答したか否かを判定する(ステップS9)。医療従事者が呼び出しに応答したと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS9にてYES)、親機用制御部11は、親機用報知部13の動作を停止させて報知を停止し、呼出信号の送信を停止するとともに、応答の処理を行い(ステップS10)、ステップS14の処理に移行する。
一方、医療従事者が呼び出しに応答していないと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS9にてNO)、親機用制御部11は、親機用I/F部12が携帯通信端末20から送信された応答信号を受信したか否かを判定する(ステップS11)。親機用I/F部12が携帯通信端末20から送信された応答信号を受信していないと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS11にてNO)、ステップS9の処理に戻る。一方、親機用I/F部12が携帯通信端末20から送信された応答信号を受信したと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS11にてYES)、親機用制御部11は、親機用報知部13の動作を停止させて報知を停止し、呼出信号の送信を停止するとともに、応答の処理を行う(ステップS12)。また、親機用制御部11は、受信した応答信号に含まれる端末識別情報を取得し、現在時刻を示す現在時刻情報を時計部から取得して時刻情報とし、取得した端末識別情報と時刻情報とを関連付けて記憶部15に履歴情報として記憶させ(ステップS13)、ステップS14の処理に移行する。
ステップS14では、頻度情報生成部16は、記憶部15に記憶されている履歴情報から所定の期間における頻度情報を生成する。頻度情報生成部16が所定の期間における頻度情報を生成すると、判定部17は、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS15)。頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上ではないと判定部17にて判断した場合には(ステップS15にてNO)、ステップS17の処理へ移行する。一方、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であると判定部17にて判断した場合には(ステップS15にてYES)、親機用制御部11は、通知情報を生成し、親機用通知部18へ通知情報を出力するとともに、親機用I/F部12により他の医療従事者が携行している携帯通信端末20へ通知信号を予め設定おいた時間だけ送信する。通知情報を入力した親機用通知部18は、呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを通知し(ステップS16)、ステップS17の処理へ移行する。
ステップS17では、親機用制御部11は、すべての医療従事者に対して頻度情報の値をチェックしたか否かを判定する。すべての医療従事者に対して頻度情報の値をチェックしていないと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS17にてNO)、ステップS15の処理に戻る。一方、すべての医療従事者に対して頻度情報の値をチェックしたと親機用制御部11にて判断した場合には(ステップS17にてYES)、ステップS1の処理に戻る。
次に、再び携帯通信端末20の動作を説明する。ステップS18では、制御部21は、I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信したか否かを判定する。I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信していないと制御部21にて判断した場合には(ステップS18にてNO)、ステップS3の処理に戻る。一方、I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信したと制御部21にて判断した場合には(ステップS18にてYES)、制御部21は、通知情報を通知部25へ出力し、通知情報を入力した通知部25は、呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを通知する(ステップS19)。
呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることが通知部25にて通知されると、制御部21は、I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信しているか否かを判定する(ステップS20)。I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信していると制御部21にて判断した場合には(ステップS20にてYES)、通知部25の動作を継続して、ステップS20の処理を繰り返す。一方、I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信していないと制御部21にて判断した場合には(ステップS20にてNO)、通知部25による通知を停止して(ステップS21)、ステップS3の処理に戻る。
以上、詳しく説明したように、本実施形態のナースコールシステムでは、医療従事者が患者からの呼び出しに応答すると、親機用制御部11は、患者からの呼び出しに応答した携帯通信端末20を識別するための端末識別情報とその呼び出しに応答した時刻を示す時刻情報とを関連付けて履歴情報として記憶部15に記憶させる。その後、頻度情報生成部16が記憶部15に記憶されている履歴情報から所定の期間における応答頻度を示す頻度情報を生成し、頻度情報生成部16にて生成した頻度情報の値が所定値以上であると判定部17にて判断した場合に、親機用制御部11は、患者からの呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを他の医療従事者に知らせるための通知情報を生成して親機用通知部18へ通知情報を出力するとともに、親機用I/F部12により他の医療従事者が携行している携帯通信端末20へ通知情報を送信する。通知情報を入力した親機用通知部18は、患者からの呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを通知するようにしている。また、他の医療従事者が携行している携帯通信端末20では、I/F部22がナースコール親機10から送信された通知情報を受信する。そして、制御部21は、通知部25へ通知情報を出力し、通知部25は、患者からの呼び出しに対する負荷が該当する医療従事者にかかっていることを通知するようにしている。
これにより、この通知を確認した医療従事者は、患者からの呼び出しに対する負荷が誰にかかっているかを容易に把握することができ、負荷がかかっている医療従事者が実施している業務を必要に応じて手伝ったり、患者からの呼び出しに対して必要に応じて代わりに応答したりすることができる。一方、負荷がかかっている医療従事者は、続けて呼び出しを行った患者に対して自身で対応することができ、自身に負荷がかかっている場合には、他の医療従事者に対応を任せることができるので、個々の患者に適切に対応することができる。
なお、前述した実施形態では、判定部17は、頻度情報生成部16にて取得した頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定しているが、これに限定されない。例えば、判定部17は、頻度情報生成部16にて取得した頻度情報の値が所定値を超えたか否かを判定するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、親機用制御部11は、予め設定しておいた時間が経過するまで、親機用I/F部12により通知情報を出力させたり、親機用通知部18へ通知情報を出力したりしているが、これに限定されない。例えば、親機用制御部11は、医療従事者により親機用応答操作部14が操作されるまで、親機用I/F部12により通知情報を出力させたり、親機用通知部18へ通知情報を出力したりするようにしても良い。
また、前述した実施形態では、通知部25は、通知情報を入力しなくなった場合に、通知を停止するようにしているが、これに限定されない。例えば、医療従事者により応答操作部24が操作された場合に、制御部21は、通知部25への通知情報の出力を停止するようにしても良い。
また、前述した実施形態では、親機用制御部11は、患者からの呼び出しに応答した携帯通信端末20から送信された応答信号を受信した場合に、履歴情報を記憶部15に記憶させているが、これに限定されない。例えば、親機用制御部11は、患者からの呼び出しに自装置にて応答した場合に、履歴情報を記憶部15に記憶させるようにしても良い。
具体的には、親機用報知部13が患者からの呼び出しを報知している状態で、親機用制御部11は、医療従事者が親機用応答操作部14を操作したか否かを判定する。医療従事者が親機用応答操作部14を操作したと親機用制御部11にて判断した場合に、親機用制御部11は、応答した医療従事者(換言すると、ナースコール親機10を使用した医療従事者)の医療従事者情報を取得するとともに、現在時刻情報を時計部から取得する。ここで、ナースコール親機10を使用した医療従事者を識別するには、応答した医療従事者を認証する必要がある。その方法しては、例えば、指紋や声紋を使用して認証を行う生体認証、医療従事者の医療従事者情報とそのパスワードを示すパスワード情報とを入力して認証を行うログオン認証、IC(Integrated Circuit)タグを使用して認証を行うICタグ認証などが挙げられる。そして、親機用制御部11は、時計部から取得した現在時刻情報を、医療従事者が呼び出しに応答した時刻を示す時刻情報として、取得した端末識別情報と時刻情報とを関連付けて履歴情報として記憶部15に記憶させる。
その他、ナースコールシステムの構成、処理手順、内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の組み合わせにより種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除するようにしても良い。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせるようにしても良い。
1 ナースコール子機
10 ナースコール親機
11 親機用制御部
12 親機用インターフェース(I/F)部
13 親機用報知部
14 親機用応答操作部
15 記憶部
151、153 端末番号領域
152 応答時刻領域
154 医療従事者氏名領域
16 頻度情報生成部
17 判定部
18 親機用通知部
20 携帯通信端末
21 制御部
22 インターフェース(I/F)部
23 報知部
24 応答操作部
25 通知部
10 ナースコール親機
11 親機用制御部
12 親機用インターフェース(I/F)部
13 親機用報知部
14 親機用応答操作部
15 記憶部
151、153 端末番号領域
152 応答時刻領域
154 医療従事者氏名領域
16 頻度情報生成部
17 判定部
18 親機用通知部
20 携帯通信端末
21 制御部
22 インターフェース(I/F)部
23 報知部
24 応答操作部
25 通知部
Claims (1)
- 医療従事者により携行され、前記医療従事者を呼び出すための呼出信号を入力することにより患者からの呼び出しを報知する報知部と、前記呼び出しに応答するための応答操作部と、前記呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるための通知情報を入力することによりその旨を通知する通知部とを備えた携帯通信端末と、
前記呼出信号を入力することにより患者からの呼び出しを報知する親機用報知部と、前記呼び出しに応答するための親機用応答操作部と、前記通知情報を入力することにより前記呼び出しに対する負荷が特定の医療従事者にかかっていることを知らせるための親機用通知部と、前記応答操作部の操作により前記呼び出しに応答した携帯通信端末を特定し、応答した時刻を示す時刻情報とともに履歴情報として記憶するとともに、前記携帯通信端末を携行する医療従事者を携帯通信端末毎に記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記履歴情報から所定の期間における応答頻度を示す頻度情報を生成する頻度情報生成部と、前記頻度情報生成部により生成した前記頻度情報の値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、前記頻度情報の値が所定値以上であると前記判定部にて判断した場合に前記通知情報を生成して出力する親機用制御部とを備えたナースコール親機と、
を有することを特徴とするナースコールシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008304428A JP2010125151A (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | ナースコールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008304428A JP2010125151A (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | ナースコールシステム |
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Publication Number | Publication Date |
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