JP2014119868A - 看護師派遣管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】不測のナースコールが多発した場合であっても、看護師という人的リソースの不足を解消して看護業務を適切に行えるようにする。
【解決手段】履歴記憶部11に記憶されたナースコールの履歴情報に基づいて、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えているか否かを判定する業務量判定部12と、閾値を超えていると判定された場合に派遣要請メッセージを発生させる派遣要請メッセージ発生部13とを備え、単位時間の間に不測のナースコールが多発し、例えばその発生回数が所定の閾値を超えたときに、そのことを履歴情報に基づいて検出して看護師の派遣要請メッセージを出力することにより、看護師の派遣を促し、人的リソースの不足を解消して看護業務を適切に行えるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、看護師派遣管理システムに関し、特に、実施業務量に応じて看護師の臨時派遣を行うことを支援するためのシステムに関するものである。
周知のように、病院や福祉介護施設では、主に看護師や介護師(以下、看護師および介護師をまとめて単に「看護師」という)と患者や被介護者(以下、患者および被介護者をまとめて単に「患者」という)とが通話するためのナースコールシステムが設置されている。このナースコールシステムでは、患者が呼び出しに使用するナースコール子機が各ベッドに備えられ、ナースセンタにはナースコール親機が設置されていて、その間で通話できるようになっている。
また、看護師が携帯するPHS(Personal Handy-phone System)端末を組み合わせたナースコールシステムも提供されている。この種のナースコールシステムにおいて、患者がナースコール子機の呼出ボタンを押下して呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことがPHS端末やナースコール親機にて報知される。看護師は、自身が携帯するPHS端末や、ナースコール親機のハンドセット等によって応答する。
ところで、看護師は複数の患者を担当しているのが普通であり、看護業務や介護業務(以下、看護業務および介護業務をまとめて単に「看護業務」という)も多岐に渡っている。看護師は、担当の患者に対して「オーダー」としてあらかじめ決められた看護業務を予定に従って行うほか、ナースコールが発生したときに呼出元の患者に対して所要の看護業務を行う。なお、オーダーとは、医療現場における医療行為の指示であり、例えば検査オーダー、処方オーダー、リハビリオーダー、注射オーダーなどがある。
このように、看護師が行う看護業務には、オーダーとしてあらかじめ決められたことを行う予定内業務のほか、ナースコールが発生したときに行う予定外業務とがある。すなわち、ナースコールは予定とは関係なく発生する。このため、看護師が不測のナースコールに応答して予定外業務を行うと、その後の予定内業務は、オーダーによって予定された通りには実施できなくなる。
従来、このようなナースコールによる予定外の看護業務が発生した場合にも、看護師が様々な看護業務を適切に実施できるようにすることを目的としたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1に記載の看護業務管理システムでは、予定記憶部の看護業務予定情報に含まれていない予定外の看護業務が看護師によって行われたか否かを判定し、予定外の看護業務が看護師によって行われたことが検出されたときに、予定記憶部の看護業務予定情報を変更するようになされている。
特開2009−75870号公報
上記特許文献1に記載の技術によれば、看護師がナースコールに応答して予定外の看護業務を行ったときに、当該予定外の看護業務を行った時間を考慮して看護業務予定情報を適切に変更することが可能である。
しかしながら、ナースコールが多く発生して予定外の看護業務に従事する時間が長くなると、看護業務予定情報を変更するだけでは間に合わず、オーダーによる予定内業務に支障をきたすことがある。また、一時的にナースコールが多発した場合、それらに応答して看護業務を行うべき看護師自体が不足し、ナースコールによる予定外業務に支障をきたすこともある。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、不測のナースコールが多発した場合であっても、看護師という人的リソースの不足を解消して看護業務を適切に行えるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、ナースコールの履歴情報に基づいて、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えているか否かを判定し、超えていると判定された場合に、看護師の派遣を要請する派遣要請メッセージを発生させるようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、単位時間の間に不測のナースコールが多発し、それらのナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えると、そのことがナースコールの履歴情報に基づいて検出され、看護師の派遣要請メッセージが出力される。したがって、この派遣要請メッセージに応じて追加の看護師を派遣することが可能となり、看護師という人的リソースの不足を解消して看護業務を適切に行えるようにすることができる。
本実施形態による看護師派遣管理システムを適用したナースコールシステムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態によるナースコール親機の履歴記憶部が記憶する履歴情報の構成例を示す図である。 本実施形態による業務量判定部による判定タイミングと単位時間との関係を示す図である。 本実施形態によるナースコール親機の動作例を示すフローチャートである。 変形例に係るナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 変形例に係るナースコール親機の所要時間記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 変形例に係るナースコール親機の所要時間記憶部に記憶される情報の別の例を示す図である。 変形例に係るナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 変形例に係るナースコール親機の履歴記憶部が記憶する履歴情報の構成例を示す図である。 変形例に係るナースコール親機の所要時間記憶部に記憶される情報の別の例を示す図である。 変形例に係るナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。 変形例に係るナースコール親機の機能構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による看護師派遣管理システムを適用したナースコールシステムの全体構成例を示す図である。なお、ここでは病院に設置される看護支援用のナースコールシステムを例にとって説明するが、本実施形態の看護師派遣管理システムは、介護施設等に設置される介護支援用のナースコールシステムにも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態では、2つの病棟A,Bを有する病院のナースコールシステムを例に挙げて説明する。以下に説明する各機能構成に付した符号において、数字の後に“A”を付した符号の機能構成は病棟Aに関するもの、数字の後に“B”を付した符号の機能構成は病棟Bに関するものであり、同一の機能を有する構成要素には同一の数字を付している。
また、前提として、病棟Aには病棟Aで看護業務に従事する看護師が割り当てられ、病棟Bには病棟Bで看護業務に従事する看護師が割り当てられているものとする。すなわち、病棟Aに割り当てられた看護師は病棟Aで看護業務に従事するのが原則であり、病棟Bに割り当てられた看護師は病棟Bで看護業務に従事するのが原則であるものとする。本実施形態の看護師派遣管理システムは、業務量に応じて、病棟Aの看護師を病棟Bに臨時派遣し、あるいは、病棟Bの看護師を病棟Aに臨時派遣することを支援するためのものである。
図1において、1A,1Bはナースコール親機であり、例えばそれぞれの病棟A,Bのナースセンタに設置される。このナースコール親機1A,1Bは、図示しないハンドセットを備えている。ハンドセットは、患者(ナースコール子機)からの呼び出しに対する応答の操作を行うためのものである。
2は制御機であり、通話やデータの送受信に関する制御を行う。本実施形態において、制御機2は、病棟A内における通話やデータの送受信に関する制御と、病棟B内における通話やデータの送受信に関する制御とを行う。また、制御機2は、2つの病棟A,B間で看護師の臨時派遣に関するメッセージ等の送受信に関する制御も行う。
3A,3Bは病室毎に設置される廊下灯であり、病室内の患者名が表示されるとともに、病室内の患者が看護師の呼び出しを行うと、呼び出しが行われたことが表示されるようになっている。
4A,4Bは壁埋込形子機であり、病室の各ベッドサイドの壁に埋め込み設置される。この壁埋込形子機4A,4Bは、廊下灯3A,3Bに接続されている。壁埋込形子機4A,4Bは、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクとスピーカを備えている。
5A,5Bはハンド形子機であり、壁埋込形子機4A,4Bに接続される。このハンド形子機5A,5Bも壁埋込形子機4A,4Bと同様、患者が看護師を呼び出すための呼出ボタン、患者が看護師と会話を行う際に使用するマイクとスピーカを備えている。
6A,6Bはハンディナースコール主装置であり、各看護師が所持する携帯端末8A,8Bを用いた通話やデータの送受信に関する制御を行う。このハンディナースコール主装置6A,6Bは、例えば病院内の通信センタに設置され、ナースコール親機1A,1Bと接続されている。7A,7Bは携帯端末8A,8Bと通信するための無線基地局である。
以上に示した構成のうち、ナースコール親機1A,1Bおよび制御機2によって本実施形態の看護師派遣管理システムが構成されている。
図2は、ナースコール親機1A,1Bの機能構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態のナースコール親機1A,1Bは、その機能構成として、履歴記憶部11、業務量判定部12、派遣要請メッセージ発生部13およびメッセージ表示部14を備えている。
履歴記憶部11は、ナースコールの履歴情報を記憶する。すなわち、壁埋込形子機4A,4Bまたはハンド形子機5A,5Bからナースコール親機1A,1Bに対してナースコールが行われたときに、履歴記憶部11は、そのナースコールに関する情報を履歴として記憶する。
図3は、履歴記憶部11が記憶する履歴情報の構成例を示す図である。図3に示すように、履歴記憶部11は、ナースコールの履歴情報として、ナースコールが行われた病室を表す病室情報、ナースコールに使われたナースコール子機(壁埋込形子機4A,4Bまたはハンド形子機5A,5B)を表す子機情報、ナースコールが行われた時間を表す呼出時間情報、ナースコールに応答して看護師により行われた処置内容を表す処置情報を記憶する。
ここで、ナースコールが行われた病室を表す病室情報は、例えば、病室に対して1つ設置されている廊下灯3A,3Bの識別情報である。この廊下灯3A,3Bの識別情報は、ナースコール子機からナースコール親機1A,1Bに対して呼出信号が送信される過程で廊下灯3A,3Bにより付与され、制御機2を介してナースコール親機1A,1Bに通知される。
なお、ナースコールが行われた病室を表す病室情報は、廊下灯3A,3Bの識別情報に関連付けられた病室番号情報であってもよい。この場合、廊下灯3A,3Bの識別情報を病室番号情報に変換するために使用する関連付けテーブル情報は、制御機2またはナースコール親機1A,1Bに記憶しておけばよい。
また、ナースコールに使われたナースコール子機を表す子機情報は、例えば、壁埋込形子機4A,4Bまたはハンド形子機5A,5Bの識別情報である。この識別情報は、呼出ボタンが押下された壁埋込形子機4A,4Bまたはハンド形子機5A,5B自身によって呼出信号に付与され、廊下灯3A,3Bおよび制御機2を介してナースコール親機1A,1Bに通知される。
なお、ナースコールに使われたナースコール子機を表す子機情報は、壁埋込形子機4A,4Bまたはハンド形子機5A,5Bの識別情報に関連付けられた患者情報であってもよい。この場合、壁埋込形子機4A,4Bまたはハンド形子機5A,5Bの識別情報を患者情報に変換するために使用する関連付けテーブル情報は、制御機2またはナースコール親機1A,1Bに記憶しておけばよい。
また、ナースコールが行われた時間を表す呼出時間情報は、例えば、ナースコール親機1A,1Bが呼出信号を受信したときに、履歴記憶部11がそのときの時刻を検出し、呼出時間情報として記憶する。
また、看護師により行われた処置内容を表す処置情報は、例えば、看護師がナースコールに応答して処置を行った後に、看護師が所持する携帯端末8A,8Bを操作して入力し、それをハンディナースコール主装置6A,6Bを介してナースコール親機1A,1Bに通知する。あるいは、看護師がナースコールに応答して処置を行った後に、看護師がナースコール親機1A,1Bを操作して処置情報を入力してもよい。
業務量判定部12は、履歴記憶部11に記憶されているナースコールの履歴情報に基づいて、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えているか否かを判定する。例えば、業務量判定部12は、履歴記憶部11に記憶されている履歴情報に基づいて、単位時間当たりのナースコールの発生回数を業務量として検出する。そして、検出したナースコールの発生回数が所定の閾値である所定回数を超えているか否かを判定する。
なお、ナースコールの発生回数は、厳密にいうと看護師が行った看護業務の業務量そのものではない。しかし、ナースコールに応答して必ず何らかの看護業務を行うのであるから、看護業務の業務量はナースコールの発生回数と相関があると言える。よって、ナースコールの発生回数を、当該ナースコールに応答して行った看護業務の業務量として捉えることは可能である。
図4は、業務量判定部12による判定タイミングと単位時間との関係を示す図である。図4に示すように、業務量判定部12は、判定タイミングである現時点から遡って所定時間(例えば、1時間)の範囲を単位時間として、その間の業務量(ナースコールの発生回数)をナースコールの履歴情報から検出する。一方、業務量判定部12は、その単位時間よりも短いサンプリング時間(例えば、10分)の間隔をもって随時判定を行っていく。
業務量判定部12による判定に用いる閾値は、例えば、各病棟A,Bを担当する看護師の人数と、看護師が単位時間の間に1人当たりで対応可能なナースコールの回数とを考慮して、業務量判定部12にあらかじめ設定しておく。例えば、病棟Aを担当する看護師が10人いて、看護師が単位時間の間に1人当たりで対応可能なナースコールの回数を3回とした場合、病棟Aのナースコール親機1Aが備える業務量判定部12には、所定の閾値として30回を設定しておく。病棟Bのナースコール親機1Bが備える業務量判定部12にも、同様の考え方に基づき所定の閾値を設定しておく。
なお、この所定の閾値は、ナースコール親機1A,1Bを操作して任意の値に設定することが可能である。例えば、10人の看護師の対応能力に個人差があることを考慮して、上述のような単純計算で求まる30回とは異なる値を所定の閾値として設定することも可能である。
派遣要請メッセージ発生部13は、業務量判定部12により単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えていると判定された場合に、看護師の派遣を要請する派遣要請メッセージを発生させる。ここで、病棟Aのナースコール親機1Aが備える派遣要請メッセージ発生部13で発生された派遣要請メッセージは、制御機2を介して病棟Bのナースコール親機1Bに送信される。一方、病棟Bのナースコール親機1Bが備える派遣要請メッセージ発生部13で発生された派遣要請メッセージは、制御機2を介して病棟Aのナースコール親機1Aに送信される。
メッセージ表示部14は、派遣要請メッセージ発生部13により発生された派遣要請メッセージを図示しないディスプレイに表示させる。具体的には、病棟Aのナースコール親機1Aが備えるメッセージ表示部14は、病棟Bのナースコール親機1Bから送られてくる派遣要請メッセージをディスプレイに表示させる。一方、病棟Bのナースコール親機1Bが備えるメッセージ表示部14は、病棟Aのナースコール親機1Aから送られてくる派遣要請メッセージをディスプレイに表示させる。
図5は、上記のように構成したナースコール親機1A,1Bの動作例を示すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートは、ナースコール親機1A,1Bの電源がオンとされたときに開始する。また、この図5に示すフローチャートとは別に、ナースコールが発生する度に履歴記憶部11により履歴情報を記憶する処理が行われているものとする。以下では、病棟Aのナースコール親機1Aにより行われる動作として説明する。
まず、業務量判定部12は、判定を行うサンプリング時間間隔である10分が経過したか否かを判定する(ステップS1)。ここで、まだ10分が経過していない場合、処理はステップS6に遷移する。一方、サンプリング時間の10分が経過した場合、業務量判定部12は、履歴記憶部11に記憶されている履歴情報に基づいて、単位時間当たりのナースコールの発生回数を業務量として検出する(ステップS2)。なお、処理を開始した直後は単位時間に足りる履歴情報が蓄積されていない。この場合は、蓄積されている履歴情報に基づいてナースコールの発生回数を検出する。
そして、業務量判定部12は、検出した業務量が所定の閾値を超えているか否か、すなわち、ナースコールの発生回数が所定回数を超えているか否かを判定する(ステップS3)。ここで、ナースコールの発生回数が所定回数を超えていないと業務量判定部12にて判定された場合、処理はステップS6に遷移する。一方、ナースコールの発生回数が所定回数を超えていると業務量判定部12にて判定された場合、派遣要請メッセージ発生部13は、看護師の派遣を要請する派遣要請メッセージを発生させ(ステップS4)、病棟Bのナースコール親機1Bに向けて送信する(ステップS5)。
次に、メッセージ表示部14は、病棟Bのナースコール親機1Bから派遣要請メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS6)。メッセージ表示部14が派遣要請メッセージを受信していない場合、処理はステップS8に遷移する。一方、メッセージ表示部14がナースコール親機1Bから派遣要請メッセージを受信した場合、メッセージ表示部14はその派遣要請メッセージをディスプレイに表示させる(ステップS7)。
その後、業務量判定部12は、ナースコール親機1Aの電源がオフとされたか否かを判定する(ステップS8)。ここで、ナースコール親機1Aの電源がオフとされていなければ、処理はステップS1に戻る。一方、ナースコール親機1Aの電源がオフとされた場合、図5に示すフローチャートの処理は終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、履歴記憶部11が随時記憶しているナースコールの履歴情報に基づいて、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量(ナースコールの発生回数)が所定の閾値を超えているか否かを業務量判定部12にて判定する。そして、ある病棟において単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えていると判定された場合に、派遣要請メッセージ発生部13により派遣要請メッセージを発生させて他の病棟に送信し、メッセージ表示部14によりディスプレイに表示させるようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、例えば、病棟Aにおいて単位時間の間に不測のナースコールが多発し、その発生回数が所定回数を超えると、そのことがナースコールの履歴情報に基づいて検出され、看護師の派遣要請メッセージが病棟Bのナースコール親機1Bのディスプレイに表示される。したがって、この派遣要請メッセージを病棟Bのナースセンタで見た看護師は、通常は病棟Bを担当している看護師を病棟Aに対して臨時的に派遣することが可能となる。これにより、病棟Aにおける一時的な人的リソースの不足を解消して、病棟Aでの看護業務を適切に行えるようにすることができる。
なお、上記実施形態では、単位時間当たりの業務量としてナースコールの発生回数を検出し、当該ナースコールの発生回数が所定回数を超えているか否かを判定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を単位時間当たりの業務量として検出し、当該看護時間が所定時間を超えているか否かを判定するようにしてもよい。
図6は、看護時間を看護業務の業務量として検出する変形例に係るナースコール親機1A,1Bの構成例を示すブロック図である。なお、この図6において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図6に示す例において、ナースコール親機1A,1Bは、図2に示した構成に加えて、所要時間記憶部21を更に備えている。また、図2に示した業務量判定部12に代えて、これとは機能が異なる業務量判定部22を備えている。
所要時間記憶部21は、ナースコールに応答して行う看護業務の1回当たりの所要時間をあらかじめ記憶している。この所要時間は、例えば、過去の実績から算出した平均値とすることが可能である。また、平均値以外の統計的な計算から求めた値としてもよい。
業務量判定部22は、履歴記憶部11に記憶されているナースコールの履歴情報および所要時間記憶部22に記憶されている所要時間情報に基づいて、ナースコールに応じて単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を単位時間当たりの業務量として検出する。そして、検出した看護時間が所定の閾値である所定時間を超えているか否かを判定する。
業務量判定部22による判定に用いる閾値は、例えば、各病棟A,Bを担当する看護師の人数と、ナースコールに応答して行う予定外の看護業務について看護師が単位時間の間に1人当たりで対応可能な時間とを考慮して、業務量判定部22にあらかじめ設定しておく。例えば、病棟Aを担当する看護師が10人いて、予定外の看護業務について看護師が単位時間(1時間)の間に1人当たりで対応可能な時間を15分とした場合、病棟Aのナースコール親機1Aが備える業務量判定部22には、所定の閾値として150分を設定しておく。病棟Bのナースコール親機1Bが備える業務量判定部22にも、同様の考え方に基づき所定の閾値を設定しておく。
なお、この所定の閾値は、ナースコール親機1A,1Bを操作して任意の値に設定することが可能である。例えば、10人の看護師の対応能力に個人差があることを考慮して、上述のような単純計算で求まる150分とは異なる値を所定の閾値として設定することも可能である。
所要時間記憶部21に記憶させる看護業務1回当たりの所要時間の具体的な例として、図7のような情報を用いてもよい。すなわち、所要時間記憶部21は、図7に示すように、病室とナースセンタとの距離に応じた看護師の移動に要する移動時間と、患者に対する処置に要する処置時間との合計を看護業務の1回当たりの所要時間として、当該所要時間を複数の病室毎に記憶する。
ここで、看護師の移動に要する移動時間は、病室とナースセンタとの距離を看護師の平均的な歩行速度で除算することによって求めることができる。また、患者に対する処置に要する処置時間は、過去の実績の平均値あるいは他の統計的な値として求めることができる。
図7のような情報を所要時間記憶部21に記憶させた場合、業務量判定部22は、履歴記憶部11に記憶されている履歴情報および所要時間記憶部21に記憶されている所要時間情報に基づいて、ナースコールが行われた病室に対応する看護業務の1回当たりの所要時間を個々の履歴毎に取得して合計することにより、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を検出する。そして、検出した看護時間が所定時間を超えているか否かを判定する。
このように構成した場合、ナースコールが行われた病室毎に異なる看護師の移動時間を考慮して、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を検出することができる。これにより、看護業務の単位時間当たりの業務量をより正確に検出することができ、派遣要請メッセージの発生をより的確に行うことができるようになる。
また、所要時間記憶部21に記憶させる看護業務1回当たりの所要時間情報の別の例として、図8のような情報を用いてもよい。すなわち、所要時間記憶部21は、図8に示すように、病室とナースセンタとの距離に応じた看護師の移動に要する移動時間を複数の病室毎に記憶するとともに、患者に対する処置に要する処置時間を複数の処置内容毎に記憶する。
図8のような情報を所要時間記憶部21に記憶させた場合、業務量判定部22は、履歴記憶部11に記憶されている履歴情報および所要時間記憶部21に記憶されている所要時間情報に基づいて、病室に応じた看護師の移動時間と処置内容に応じた処置時間との合計を看護業務の1回当たりの所要時間として、ナースコールが行われた病室において実施された処置に対応する看護業務の1回当たりの所要時間を個々の履歴毎に取得して合計することにより、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を検出する。そして、検出した看護時間が所定時間を超えているか否かを判定する。
このように構成した場合、ナースコールが行われた病室毎に異なる看護師の移動時間と、看護師が実際に行った処置の内容毎に異なる処置時間との両方を考慮して、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を検出することができる。これにより、看護業務の単位時間当たりの業務量をさらに正確に検出することができ、派遣要請メッセージの発生をさらに的確に行うことができるようになる。
また、看護業務1回当たりの処置時間をあらかじめ所要時間記憶部21に記憶させるのではなく、看護業務1回当たりの処置時間を都度検出してナースコールの履歴情報として記録するようにしてもよい。図9は、その場合におけるナースコール親機1A,1Bの構成例を示す図である。図9に示す例では、図6に示した履歴記憶部11の代わりに、内容の異なる履歴情報を記憶する履歴記憶部31を用いている。また、図6に示した業務量判定部22に代えて、これとは機能が異なる業務量判定部32を備えている。
図10は、図9に示した変形例に係るナースコール親機1A,1Bの履歴記憶部31に記憶される履歴情報の構成例を示す図である。図10に示すように、履歴記憶部31は、ナースコールの履歴情報として、ナースコールが行われた病室を表す病室情報、ナースコールに使われたナースコール子機を表す子機情報、ナースコールが行われた時間を表す呼出時間情報およびナースコールに応答して看護師により行われた処置内容を表す処置情報に加えて、ナースコールが行われた病室への看護師の入室時間および退室時間を表す入退室時間情報を記憶する。
ここで、入退室時間情報は、例えば以下のようにして検出することが可能である。すなわち、看護師にICタグを所持させるとともに、個々の病室および個々のナースコール子機にリーダ装置を備える。病室毎のリーダ装置は廊下灯3A,3Bに接続し、ナースコール子機毎のリーダ装置は壁埋込形子機4A,4Bに接続しておく。また、ICタグには、例えば看護師をユニークに識別するための看護師情報を記憶させておく。
そして、看護師が病室に入室するときにICタグを病室のリーダ装置に近づけて看護師情報を読み取らせるとともに、退室するときにもICタグを病室のリーダ装置に近づけて看護師情報を読み取らせる。また、ナースコールを行った患者に対して処置を行う際には、ICタグをナースコール子機のリーダ装置に近づけて看護師情報を読み取らせる。
病室のリーダ装置は、読み取った看護師情報を、入室時の読み取り時間と退室時の読み取り時間、自身が設置されている病室を表す病室情報と共に、廊下灯3A,3Bおよび制御機2を介してナースコール親機1A,1Bに送信する。また、ナースコール子機のリーダ装置は、読み取った看護師情報を、子機情報と共に壁埋込形子機4A,4B、廊下灯3A,3Bおよび制御機2を介してナースコール親機1A,1Bに送信する。
リーダ装置から上記の情報を受け取ったナースコール親機1A,1Bの履歴記憶部31は、ナースコールが行われた病室およびナースコール子機(何れも履歴情報の一部として記憶されている情報)と、リーダ装置によりICタグの読み取りが行われた病室およびナースコール子機と照合し、これらが一致する履歴情報の一部として、看護師の入退室時間情報(病室のリーダ装置によるICタグの読み取り時間)を記憶する。
また、図9に示す例において、所要時間記憶部21は、図11に示すように、病室とナースセンタとの距離に応じた看護師の移動に要する移動時間を複数の病室毎に記憶する。
業務量判定部32は、履歴記憶部31に記憶されている履歴情報および所要時間記憶部21に記憶されている所要時間情報に基づいて、看護師の移動時間と、入室時間から退室時間までの差分時間との合計を看護業務の1回当たりの所要時間として、ナースコールが行われた病室に対応する看護業務の1回当たりの所要時間を個々の履歴毎に取得して合計することにより、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を検出する。そして、検出した看護時間が所定時間を超えているか否かを判定する。
このように構成した場合、ナースコールが行われた病室毎に異なる看護師の移動時間と、ナースコールに応答して看護師が実際に処置を行った際の処置時間(病室への入室から退室までの時間)とを考慮して、単位時間当たりに行った看護業務のトータルの看護時間を検出することができる。これにより、看護業務の単位時間当たりの業務量をさらに正確に検出することができ、派遣要請メッセージの発生をさらに的確に行うことができるようになる。
また、上記実施形態では、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えている場合に派遣要請メッセージを発生させるまでの例について説明したが、派遣要請メッセージを発生させた後の処理については言及していない。これに対して、ナースコール親機1A,1Bを図12のように構成し、派遣要請メッセージを発生させた後の処理を行うための構成を加えてもよい。
図12に示す例において、ナースコール親機1A,1Bは、図2に示した構成に加えて、応答受付部41および閾値変更部42を更に備えている。なお、この図12において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。ここでは、図2の構成をベースとして応答受付部41および閾値変更部42を加えているが、図6または図9の構成をベースとしてもよい。
応答受付部41は、派遣要請メッセージ発生部13により出力された派遣要請メッセージに応じて看護師が派遣されたときに行われる応答操作を受け付ける。例えば、病棟Aのナースコール親機1Aが備える派遣要請メッセージ発生部13から派遣要請メッセージが出力されると、それが病棟Bのナースコール親機1Bに送信され、メッセージ表示部14に表示される。この派遣要請メッセージを見た病棟Bの看護師が病棟Aに看護師を派遣したときに、当該病棟Bの看護師がナースコール親機1Bの操作部(図示せず)を操作することにより、看護師を派遣したことをナースコール親機1Bに入力する。応答受付部41は、この入力を応答操作として受け付ける。
ナースコール親機1Bの応答受付部41が上記応答操作を受け付けた場合、応答受付部41は、看護師を派遣した旨の通知を派遣要請メッセージの送信元であるナースコール親機1Aに送信する。ナースコール親機1Aの閾値変更部42は、応答受付部41により応答操作が受け付けられたとき(ナースコール親機1Bからその旨の通知を受信したとき)に、業務量判定部12が判定に用いる所定の閾値(ここでは、図2の構成をベースとしているので、所定の閾値はナースコールの発生回数に関する閾値である)を変更する。
すなわち、病棟Aに対して病棟Bから看護師が派遣されることにより、病棟Aにおいて看護師(病棟Bから派遣された看護師を含む)が全体として単位時間当たりに対応可能なナースコールの回数は増える。そこで、閾値変更部42は、増加した看護師の処理能力に応じて、業務量判定部12が判定に用いる所定の閾値をそれまでより大きな値に変更する。
例えば、上述した例のように、病棟Aを担当する看護師が10人いて、看護師が単位時間の間に1人当たりで対応可能なナースコールの回数を3回とした場合、病棟Aのナースコール親機1Aが備える業務量判定部12には、所定の閾値として当初は30回という値が設定されている。これに対して、ナースコール親機1Aの閾値変更部42は、ナースコール親機1Bの応答受付部41により応答操作が受け付けられて看護師を派遣した旨の通知がナースコール親機1Bから送られてきたときに、所定の閾値を30回より大きな値に変更する。
ここで、どの程度閾値を増加させるかは任意に決めることが可能であり、例えば所定の固定値だけ増加させるようにしてもよい。あるいは、実際に派遣された看護師の人数を応答受付部41において受け付けるようにし、当該派遣された看護師の人数に応じて所定の閾値を変更するようにしてもよい。上述の例で、例えば病棟Aに対して病棟Bから2人の看護師が派遣された場合、閾値変更部42は、所定の閾値を36回(=30+3×2)に変更する。
なお、派遣された看護師が病棟Aから病棟Bに戻った場合、病棟Bの看護師がナースコール親機1Bの操作部(図示せず)を再び操作することにより、看護師の派遣が終了したことをナースコール親機1Bに入力する。ナースコール親機1Bの応答受付部41は、この入力を応答操作として受け付ける。そして、当該応答受付部41は、派遣が終了した旨の通知をナースコール親機1Aに送信する。この通知を受けてナースコール親機1Aの閾値変更部42は、業務量判定部12が判定に用いる所定の閾値を元の値(30回)に変更する。
このように構成することにより、派遣された看護師を戦力に含めた実際のナースコール対応能力に応じて、業務量判定部12に設定する閾値を可変とすることができる。これにより、ナースコールに応答して単位時間当たりに対応可能な業務量を正確に検出して閾値として設定することができ、派遣要請メッセージの追加発生を的確に行うことができるようになる。
なお、ここでは、看護師の派遣を行う病棟Bのナースコール親機1Bにおいて派遣要請メッセージに対する応答操作を行う例について説明したが、看護師を派遣される病棟Aのナースコール親機1Aにおいて応答操作を行うようにしてもよい。この場合は、看護師を派遣した旨の通知や派遣が終了した旨の通知をナースコール親機1A,1B間で送受信する必要がなくなる。
また、ここでは、看護師が派遣された病棟Aのナースコール親機1Aが備える閾値変更部42により業務量判定部12の閾値を変更する例について説明したが、看護師を派遣した病棟Bのナースコール親機1Bにおいても閾値変更部42により業務量判定部12の閾値を変更することが好ましい。上述の例において、病棟Aに対して病棟Bから2人の看護師が派遣された場合、ナースコール親機1Aの閾値変更部42は、業務量判定部12に設定する所定の閾値を36回(=30+3×2)に変更する。また、ナースコール親機1Bの閾値変更部42は、業務量判定部12に設定する所定の閾値を通常よりも6回少ない値に変更する。
また、上記実施形態では、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えている場合に派遣要請メッセージを発生させる例について説明したが、図13のように構成してもよい。なお、この図13において、図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図13に示す例では、図2に示した構成に加えて、派遣可能メッセージ発生部51を更に備えている。また、図2に示した業務量判定部12の代わりに、これに対して追加の機能を有する業務量判定部52を備えている。なお、ここでは、図2の構成をベースとした変形例を示しているが、図6、図9または図12の構成をベースとしてもよい。
図13に示す例において、業務量判定部52は、履歴記憶部11に記憶されている履歴情報に基づいて、ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が第2の所定の閾値を下回っているか否かを更に判定する。また、派遣可能メッセージ発生部51は、業務量判定部52により単位時間当たりの業務量が第2の所定の閾値を下回っていると判定された場合に、看護師の派遣が可能であることを示す派遣可能メッセージを発生させる。
ここで、病棟Aのナースコール親機1Aが備える派遣可能メッセージ発生部51にて発生された派遣可能メッセージは、制御機2を介して病棟Bのナースコール親機1Bに送信され、メッセージ表示部14により表示される。一方、病棟Bのナースコール親機1Bが備える派遣可能メッセージ発生部51にて発生された派遣可能メッセージは、制御機2を介して病棟Aのナースコール親機1Aに送信され、メッセージ表示部14により表示される。
業務量判定部52による判定に用いる第2の所定の閾値は、上述した所定の閾値より小さい値とする。どの程度小さい値とするかについては、派遣する可能性のある看護師の最大人数と、看護師が単位時間の間に1人当たりで対応可能なナースコールの回数とを考慮して決定すればよい。例えば、病棟Aを担当する看護師が10人いて、看護師が単位時間の間に1人当たりで対応可能なナースコールの回数を3回とした場合、所定の閾値は30回となる。これに対して、病棟Aから派遣する可能性のある看護師の最大人数が2人であったとすると、第2の所定の閾値は24回(=30−3×2)となる。
このように構成した場合、看護師の派遣要請を受け入れることが可能であるか否かをあらかじめ派遣可能メッセージとして他の病棟に通知しておくことができる。この構成は、病棟が3つ以上ある場合に特に好適である。例えば、3つの病棟A〜Cがある場合において、病棟Aのナースコール親機1Aから派遣要請メッセージを送信する場合、病棟B,Cのうち派遣可能メッセージを出力している方に送信するように制御することが可能である。
なお、病棟B,Cが両方とも派遣可能メッセージを出力している場合は、ナースコール親機1Aの派遣要請メッセージ発生部13は病棟B,Cの何れか一方を任意に選択して、あるいは病棟B,Cの両方に対して派遣要請メッセージを出力することが可能である。一方、病棟B,Cが両方とも派遣可能メッセージを出力していない場合は、病棟B,Cからの看護師の派遣が不可能な状態なので、ナースコール親機1Aの派遣要請メッセージ発生部13は、派遣要請メッセージを何れの病棟B,Cにも送信しないように制御する。
また、上記実施形態では、1つの病院内の複数の病棟間で派遣要請メッセージまたは派遣可能メッセージをやり取りする例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数の病院間をインターネット等の通信ネットワークで接続し、複数の病院間で派遣要請メッセージまたは派遣可能メッセージをやり取りするようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1A,1B ナースコール親機
2 制御機
11,31 履歴記憶部
12,22,32,52 業務量判定部
13 派遣要請メッセージ発生部
14 メッセージ表示部
21 所要時間記憶部
41 応答受付部
42 閾値変更部
51 派遣可能メッセージ発生部

Claims (9)

  1. ナースコールの履歴情報を記憶する履歴記憶部と、
    上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報に基づいて、上記ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えているか否かを判定する業務量判定部と、
    上記業務量判定部により上記単位時間当たりの業務量が所定の閾値を超えていると判定された場合に、看護師の派遣を要請する派遣要請メッセージを発生させる派遣要請メッセージ発生部とを備えたことを特徴とする看護師派遣管理システム。
  2. 上記業務量判定部は、上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報に基づいて、上記単位時間当たりの上記ナースコールの発生回数を上記業務量として検出し、上記ナースコールの発生回数が上記所定の閾値である所定回数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の看護師派遣管理システム。
  3. 上記ナースコールに応答して行う看護業務の1回当たりの所要時間を記憶した所要時間記憶部を更に備え、
    上記業務量判定部は、上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報および上記所要時間記憶部に記憶されている所要時間情報に基づいて、上記単位時間当たりに行った上記看護業務のトータルの看護時間を上記業務量として検出し、上記看護時間が上記所定の閾値である所定時間を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の看護師派遣管理システム。
  4. 上記履歴記憶部は、上記履歴情報として、ナースコールが行われた病室を表す病室情報を少なくとも含み、
    上記所要時間記憶部は、病室とナースセンタとの距離に応じた看護師の移動に要する移動時間と、患者に対する処置に要する処置時間との合計を上記看護業務の1回当たりの所要時間として、当該所要時間を複数の病室毎に記憶しており、
    上記業務量判定部は、上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報および上記所要時間記憶部に記憶されている所要時間情報に基づいて、上記ナースコールが行われた病室に対応する上記看護業務の1回当たりの所要時間を個々の履歴毎に取得して合計することにより、上記単位時間当たりに行った上記看護業務のトータルの看護時間を検出することを特徴とする請求項3に記載の看護師派遣管理システム。
  5. 上記履歴記憶部は、上記履歴情報として、ナースコールが行われた病室を表す病室情報および看護師により行われた処置内容を表す処置情報を少なくとも含み、
    上記所要時間記憶部は、病室とナースセンタとの距離に応じた看護師の移動に要する移動時間を複数の病室毎に記憶するとともに、患者に対する処置に要する処置時間を複数の処置内容毎に記憶しており、
    上記業務量判定部は、上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報および上記所要時間記憶部に記憶されている所要時間情報に基づいて、上記移動時間と上記処置時間との合計を上記看護業務の1回当たりの所要時間として、上記ナースコールが行われた病室において実施された処置に対応する上記看護業務の1回当たりの所要時間を個々の履歴毎に取得して合計することにより、上記単位時間当たりに行った上記看護業務のトータルの看護時間を検出することを特徴とする請求項3に記載の看護師派遣管理システム。
  6. 上記履歴記憶部は、上記履歴情報として、ナースコールが行われた病室と、当該病室への看護師の入室時間および退室時間を表す入退室時間情報を少なくとも含み、
    上記所要時間記憶部は、病室とナースセンタとの距離に応じた看護師の移動に要する移動時間を複数の病室毎に記憶しており、
    上記業務量判定部は、上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報および上記所要時間記憶部に記憶されている所要時間情報に基づいて、上記ナースコールが行われた病室に応じた上記移動時間と、上記入室時間から上記退室時間までの差分時間との合計を上記看護業務の1回当たりの所要時間として、上記ナースコールが行われた病室に対応する上記看護業務の1回当たりの所要時間を個々の履歴毎に取得して合計することにより、上記単位時間当たりに行った上記看護業務のトータルの看護時間を検出することを特徴とする請求項3に記載の看護師派遣管理システム。
  7. 上記派遣要請メッセージ発生部により出力された上記派遣要請メッセージに応じて上記看護師が派遣されたときに行われる応答操作を受け付ける応答受付部と、
    上記応答受付部により上記応答操作が受け付けられたときに、上記所定の閾値を変更する閾値変更部とを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の看護師派遣管理システム。
  8. 上記応答受付部は、上記派遣要請メッセージ発生部により出力された上記派遣要請メッセージに応じて派遣された看護師の人数を受け付け、
    上記閾値変更部は、上記応答受付部により受け付けられた看護師の人数に応じて上記所定の閾値を変更することを特徴とする請求項7に記載の看護師派遣管理システム。
  9. 上記業務量判定部は、上記履歴記憶部に記憶されている履歴情報に基づいて、上記ナースコールに対応する看護業務の単位時間当たりの業務量が第2の所定の閾値を下回っているか否かを更に判定し、
    上記業務量判定部により上記単位時間当たりの業務量が上記第2の所定の閾値を下回っていると判定された場合に、看護師の派遣が可能であることを示す派遣可能メッセージを発生させる派遣可能メッセージ発生部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の看護師派遣管理システム。
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