JP2011138917A - シート剥離装置及び剥離方法 - Google Patents

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【課題】被着体から剥離される直前の接着シート領域の幅が変化しても、その幅変化に対応した押圧を確実に行って接着シートを剥離することができるシート剥離装置及び剥離方法を提供する。
【解決手段】半導体ウエハWに貼付された接着シートSに剥離用テープPTを貼付し、当該剥離用テープPTを介して接着シートSを剥離するシート剥離装置10。この装置は、半導体ウエハWから剥離される直前の接着シートS領域を半導体ウエハW側に押圧するプレート部材24を含む。プレート部材24は、第1及び第2プレート部材25、26により先端24Aを形成する。第1及び第2プレート部材25、26は、第1及び第2直動モータ17A、17Bに支持され、プレート部材24の先端24Aの幅が変更できる方向に相対移動可能に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート剥離装置及び剥離方法に係り、更に詳しくは、半導体ウエハ等の被着体に貼付された接着シートに剥離用テープを貼付し、当該剥離用テープを介して接着シートを剥離することができるシート剥離装置及び剥離方法に関する。
半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と称する場合がある)の処理工程において、ウエハはその回路面に保護用の接着シートが貼付された後、裏面研削等、種々の処理が行われ、ダイシング前に接着シートは剥離される。このような接着シートの剥離装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。この特許文献1では、貼付けローラで剥離用テープを接着シートに押圧して貼付した後に、エッジ部材の先端で剥離される直前の接着シート領域をウエハ側に押圧しつつ、接着シートを折り返して剥離縁を形成し、エッジ部材とウエハとを相対移動することで、ウエハから接着シートを剥離するようになっている。
特開2002−124494号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシート剥離装置にあっては、エッジ部材の先端幅がウエハの幅よりも狭いと、エッジ部材で下方に押え付けられないウエハ部分ができ、このウエハ部分が接着シートと共に持ち上げられて破損してしまうため、エッジ部材の先端幅が円形の接着シートの直径(円形のウエハの直径)以上の幅を備えたものを採用しなければならない。従って、直径が異なるウエハ毎に接着シートの剥離を可能とする汎用性を付与するためには、最も大きいウエハの直径に対応可能な幅を備えたエッジ部材が必要になる、という制約がある。
また、図4(A)に示されるように、リングフレームRFにマウント用テープTを介して一体化されたウエハWから接着シートSを剥離する場合、通常ウエハWはリングフレームRFの厚みよりも薄く研削されているため、接着シートSの上面位置はリングフレームRFの上面位置よりも低い位置となっている。従って、ウエハWの直径D以上の幅D1を備えたエッジ部材P1を用いて図4(A)中A点からB点に向かって剥離を行う場合、A地点近傍の剥離開始領域や、B地点近傍の剥離終了領域では、エッジ部材P1の先端がリングフレームRFに乗り上がってしまい、図4(B)に示されるように、エッジ部材P1の先端と接着シートSとの間に隙間Gが生じることとなる。そのため、エッジ部材P1の先端で剥離される直前の接着シートS領域をウエハW側に押圧しつつ当該接着シートSを折り返して剥離することができなくなり、ウエハWが接着シートSと共に持ち上げられて破損してしまう。ここで、リングフレームRFの内側に入り込みが可能な幅D2を備えたエッジ部材P2を用いて上記同様の剥離を行う場合、接着シートSの剥離が進むに連れて、エッジ部材P2の先端で押圧されることのないウエハW部分と接着シートS部分(領域D3)が出現し、この領域D3のウエハW部分が接着シートSと共に持ち上げられて破損してしまう、とう不都合を招来する。
[発明の目的]
本発明の目的は、被着体から剥離される直前の接着シート領域の幅が変化しても、その幅変化に対応した押圧を確実に行って接着シートを剥離することができるシート剥離装置及び剥離方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、被着体に貼付された接着シートを、剥離用テープを介して当該被着体から剥離するシート剥離装置において、前記剥離用テープを繰り出す繰出手段と、前記繰出手段から繰り出された剥離用テープを接着シートに押圧して貼付する押圧手段と、前記接着シートに貼付された剥離用テープに張力を加えることで前記被着体から接着シートを剥離する張力付与手段と、前記張力付与手段によって前記被着体から剥離される直前の接着シート領域を被着体側に押圧して当該接着シートを折り返すことで剥離縁を形成可能な先端を有し、前記剥離縁を形成する先端の幅が変更可能に設けられた剥離姿勢形成手段とを備える、という構成を採っている。
本発明において、前記剥離姿勢形成手段は、相対移動可能な複数のプレート部材を備えて構成されている。
また、前記剥離姿勢形成手段の先端は、前記接着シートの面と平行な面内で同一直線上に位置するように設けられている。
更に、本発明は、リングフレームの内側を閉塞するように貼付されたマウント用テープに、表面に接着シートが貼付された半導体ウエハの裏面側を貼付して一体化し、前記リングフレームと共に半導体ウエハを支持した状態で、剥離用テープを介して接着シートを半導体ウエハから剥離するシート剥離装置において、前記剥離用テープを繰り出す繰出手段と、前記繰出手段から繰り出された剥離用テープを接着シートに押圧して貼付する押圧手段と、前記接着シートに貼付された剥離用テープに張力を加えることで前記被着体から接着シートを剥離する張力付与手段と、前記張力付与手段によって前記被着体から剥離される直前の接着シート領域を被着体側に押圧して当該接着シートを折り返すことで剥離縁を形成可能な先端を有するとともに、当該先端幅が前記剥離縁の幅に対応して変更可能に設けられた剥離姿勢形成手段とを備える、という構成を採ることができる。
また、前記シート剥離装置は、前記プレート部材を相対移動させる駆動手段を含み、前記剥離縁の幅に対応して前記先端の幅が変更可能に設けられている。
更に、本発明は、被着体に貼付された接着シートを、剥離用テープを介して当該被着体から剥離するシート剥離方法において、前記剥離用テープを繰り出す工程と、前記繰り出された剥離用テープを接着シートに押圧して貼付する工程と、前記接着シートに貼付された剥離用テープに張力を加えることで前記被着体から接着シートを剥離する工程と、前記被着体から剥離される直前の接着シート領域を剥離姿勢形成手段の先端で被着体側に押圧して当該接着シートを折り返すことで剥離縁を形成する工程と、前記剥離姿勢形成手段の先端幅を変更させて前記被着体から接着シートを剥離する工程とを備える、という手法を採っている。
本発明によれば、剥離姿勢形成手段の先端幅が変更可能とされることで、最も大きい被着体の大きさに対応可能な幅を備えたエッジ部材を採用しなければならないといった制約をなくすことができる。
また、剥離姿勢形成手段が複数のプレート部材によってその先端幅が変更可能に設けられた構成では、簡単な構成でプレート部材を相対移動させて先端幅調整を行うことができる。
更に、各プレート部材の先端が一直線上に位置する構成とすることで、直線上に接着シートの剥離縁を形成して確実な剥離を達成することができる。
また、駆動手段を介して複数のプレート部材を移動させる構成では、駆動手段によるプレート部材の先端幅の調整を自動化することができるので、剥離によって生じる剥離縁の幅に合わせて剥離姿勢形成の先端幅を変更し、接着シートを剥離することができ、被着体が接着シートと共に持ち上げられて破損してしまうような不都合を解消することができる。
更に、リングフレームに一体化されたウエハを対象とし、当該ウエハから接着シートを剥離する構成に適用した場合には、接着シートの上面がリングフレームの上面よりも低い位置にあっても、当該リングフレームの上面にプレート部材の先端が乗り上がってしまうような不都合はない。すなわち、剥離開始領域から接着シートの中心を通過するまで次第にプレート部材の先端幅を拡大させ、中心を過ぎた位置から剥離終了領域にかけて次第にプレート部材の先端幅を縮小させることで、プレート部材の先端で剥離される直前の接着シート領域をウエハ側に押圧しつつ、当該接着シートを折り返して剥離縁を形成し、当該接着シートをウエハから剥離することができ、ウエハの破損や割れを確実に防止することができる。
実施形態に係るシート剥離装置の概略正面図。 シート剥離装置の要部概略斜視図。 (A)、(B)は変形例を示す概略斜視図。 (A)は不具合例を示す平面図、(B)は(A)のA矢視断面図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2において、シート剥離装置10は、被着体としてのウエハWを吸着保持するテーブル12と、帯状の剥離用テープPTをウエハWの上面側に繰り出す繰出手段13と、ウエハWに貼付された接着シートSに剥離用テープPTを押圧して貼付する押圧手段14と、接着シートSに貼付された剥離用テープPTに張力を加えることでウエハWから接着シートSを剥離する張力付与手段15と、繰出手段13から繰り出された剥離用テープPTを掛け回し当該剥離用テープPTを張力付与手段15側へ導く剥離姿勢形成手段16と、この剥離姿勢形成手段16を移動可能とする駆動手段17とを備えて構成されている。繰出手段13、張力付与手段15、剥離姿勢形成手段16及び駆動手段17は、フレームFに支持されて搬送されるテーブル12の上方に位置可能に配置されている。
前記テーブル12は、一方の面(図1中上面)に接着シートSが貼付され、他方の面(図1中下面)側からマウント用テープTを介してリングフレームRFに一体化されたウエハWをマウント用テープT側から吸着保持可能に設けられており、単軸ロボット18を介して図1中左右方向に移動可能に設けられている。ここで、接着シートSの上面位置は、テーブル12に支持された状態において、リングフレームRFの上面位置よりも低い状態となっている。
前記繰出手段13は、ロール状に巻回された剥離用テープPTを支持するとともに、モータM1によって回転可能な支持ローラ20と、モータM2によって回転する駆動ローラ21と、この駆動ローラ21との間に剥離用テープPTを挟み込むピンチローラ22とを備えている。なお、ピンチローラ22の表面には、剥離用テープPTが接着しないようにフッ素樹脂等がコーティングされて不接着処理が施されている。
前記押圧手段14は、直動モータ23によって構成され、この直動モータ23のスライダ23AにフレームFが支持されている。このような構成により、スライダ23Aが図1中上下方向に駆動されることで、ウエハWに貼付された接着シートSに剥離姿勢形成手段16を介して剥離用テープPTを押圧して貼付したり、ウエハW、接着シートS及びマウント用テープT等の厚みを考慮して、テーブル12の図1中上面と剥離姿勢形成手段16との間隔を調整したり、剥離姿勢形成手段16がウエハWや接着シートS等を押圧する押圧力を調整したりすることが可能になっている。
前記張力付与手段15は、モータM3を介して回転する駆動ローラ34と、この駆動ローラ34との間に剥離用テープPTを挟み込むピンチローラ35と、モータM4によって回転して剥離用テープPT及び剥離された接着シートSを巻き取る巻取ローラ37とを備えて構成されている。なお、駆動ローラ34の表面は不接着処理が施されている。この張力付与手段15は、テーブル12を図1中左方向に移動する単軸ロボット18と同期駆動することで、剥離用テープPTに張力を加えてウエハWから接着シートSを剥離可能になっている。
剥離姿勢形成手段16は、剥離用テープPTを接着シートS側に押圧可能な第1プレート部材25と第2プレート部材26とからなるプレート部材24により構成され、繰出手段13から繰り出された剥離用テープPTがプレート部材24の下面側から上面側に折り返されるように掛け回される。これにより、プレート部材24の先端24A(図1中左端)は、張力付与手段15によってウエハWから剥離される直前の接着シートS領域をウエハW側に押圧して当該接着シートSを折り返すことで、ウエハWから接着シートSが剥離される剥離縁PEを形成可能となっている。第1プレート部材25は、上面25Aと、当該上面25Aの図1中左側に連設した傾斜面25Bと、この傾斜面25Bとで先端24Aの一部を形成する裏傾斜面25Cと、裏傾斜面25Cに連設した下面25Dとを含む。また、第2プレート部材26は、第1プレート部材25の図1中紙面直交方向の幅と同一に設定された上面26Aと、当該平面26Aの図1中左側に連設した傾斜面26Bと、この傾斜面26Bとで先端24Aの一部を形成する下面26Cとを含む。
前記駆動手段17は、一端側がフレームFに支持された第1、第2直動モータ17A、17Bにより構成され、第1直動モータ17Aのスライダ30に第1プレート部材25が取り付けられ、第2直動モータ17Bのスライダ31に第2プレート部材26が取り付けられている。これにより、第1プレート部材25の裏傾斜面25Cと下面25Dとが第2プレート部材26の傾斜面26Bと上面26Aとの上方を摺動するように、図1中紙面直交方向に相対移動可能に設けられ、プレート部材24の先端24Aの幅が変更可能となっている。なお、第1プレート部材25が形成する先端24Aの一部と第2プレート部材26が形成する先端24Aの一部は、接着シートSの面と平行な面内で同一直線上に位置可能となっている。
次に、前記シート剥離装置10による接着シートSの剥離方法について説明する。
図1中二点鎖線で示されるように、図示しない搬送手段によって、マウント用テープTを介してリングフレームRFに一体化されたウエハWがテーブル12上の所定位置に載置される。テーブル12によるウエハWの吸着保持が確認されると、当該テーブル12が単軸ロボット18の動作によって図1中矢印A方向に相対移動される。そして、ウエハWがプレート部材24の下方所定位置に達したことを図示しないセンサが検知すると、単軸ロボット18の駆動が停止される。その後、フレームFが直動モータ23の動作によって下降し、図1中二点鎖線で示されるように、プレート部材24の先端24Aで剥離用テープPTを接着シートSの左端に押圧して貼付する。この際、第1、第2プレート部材25、26は、図2中二点鎖線で示されるように、先端24AがリングフレームRFの上面に乗り上げることのないように、駆動手段17の作動によってプレート部材24の先端24Aの先端幅が調整されている。
その後、モータM3によって駆動ローラ34が回転する動作に同期して、モータM1、M2、M4が作動して剥離用テープPTを支持ローラ20側から巻取ローラ37方向へ繰り出すとともに、単軸ロボット18も同期駆動してテーブル12を図1中矢印A方向に相対移動させる。これにより、ウエハWから剥離される直前の接着シートS領域をプレート部材24の先端24AでウエハW側に押圧しつつ、接着シートSを折り返すことで剥離縁PEを形成し、当該接着シートSをウエハWから剥離することができる。ここで、接着シートSの剥離縁PEの幅は、剥離開始領域では狭いが、剥離が進行するに連れてその幅は広くなり、ウエハWの中心位置を最大として剥離終了領域に向かうに従って狭くなる。そのため、第1、第2プレート部材25、26は、第1、第2直動モータ17A、17Bの作動によって、図2中矢印AR方向に相対移動し、先端24Aの幅を接着シートSの面と平行な面内で変更するように相対移動し、当該先端24Aの幅が剥離縁PEの幅よりも狭くなることなく、且つ、リングフレームRFの上面に乗り上げることのないように所定制御される。
従って、このような実施形態によれば、第1、第2プレート部材25、26は、剥離開始領域から剥離終了領域までの全ての領域において、リングフレームRFに緩衝することなく、且つ、ウエハWから剥離される直前の接着シートS領域を常にウエハW側に押圧しつつ、接着シートSを折り返して当該接着シートSをウエハWから剥離することができ、ウエハWが接着シートSと共に持ち上げられることを確実に防止してウエハWの破損や割れを防止することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、位置若しくは配置等に関し、必要に応じて当業者が様々な変更を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、プレート部材24は、第1及び第2プレート部材25、26からなる2部材としたが3部材以上であってもよい。更に、第1及び第2プレート部材25、26は同一幅でなくてもよく、例えば、第2プレート部材26の幅を小さく設ける等の設計変更を妨げない。
また、前記実施形態では、リングフレームRFに一体化されたウエハWから接着シートSを剥離する構成を図示、説明したが、リングフレームRFに一体化されていない単体としてのウエハWから接着シートSを剥離することも勿論可能である。この場合、ウエハWや接着シートSの大きさが大小様々であっても、剥離縁PEの幅に対応してプレート部材24の先端24Aの幅を調整すれば足りるので、従来のように最も大きいウエハWの直径に対応可能な幅を有するエッジ部材を採用しなければならないといった制約をなくすことができる。
更に、本発明における被着体としては、半導体ウエハに限定されるものではなく、ガラス板、鋼板、または、樹脂板等、その他の被着体も対象とすることができ、半導体ウエハは、シリコンウエハや化合物ウエハであってもよい。
また、単軸ロボット18と同様の単軸ロボットをフレームF側に設け、テーブル12を停止状態とし、モータM3によって駆動ローラ34が回転する動作に同期して、当該フレームFを移動させて接着シートSの剥離を行ってもよいし、フレームFとテーブル12との両方に単軸ロボットを設け、駆動ローラ34の回転に同期移動させて接着シートSの剥離を行ってもよい。
更に、剥離用テープPTは、感熱接着性の接着テープや、感圧接着性の接着テープを使用してもよい。また、剥離用テープPTは、上記実施形態のように帯状のもの以外に、特開平11−16862に示されるような所定長さの枚葉タイプの剥離用テープPTを使用することもできる。この場合の押圧手段は、ヒーター上下用シリンダ(509)とヒーターブロック(501)とヒーター(503)とヒーター工具(505)とで構成され、また、張力付与手段は、剥がしヘッド部(400)で構成される。なお、カッコ内数字は特開平11−16862で示された付番である。
更に、前記実施形態では、ウエハWと同形状の接着シートSを剥離する場合を例示したが、図3(A)に示されるように、被着体W1に当該被着体W1よりも平面積が大きい接着シートS1が貼付されたものや、図3(B)に示されるように、被着体W2に当該被着体W2よりも平面積が小さい接着シートS2が貼付されたものから接着シートS2を剥離することもでき、被着体や接着シートのサイズや形状に何ら限定されることはない。例えば、図3(A)の場合は、少なくとも剥離縁PEの最大幅である被着体W1の最大幅D4よりも幅広にプレート部材24の先端24Aの幅が拡がれば足り、図3(B)の場合は、少なくとも剥離縁PEの最大幅である接着シートS2の最大幅D5よりも幅広にプレート部材24の先端24Aの幅が広がれば足りる。
また、プレート部材24で剥離用テープを接着シートに押圧する押圧力は、押圧手段14を構成する直動モータ23を所定制御して、被着体の硬度や剥離用テープの性質等を考慮して適宜設定することができる。特に、被着体が脆い性質の場合、プレート部材24の先端24Aで剥離用テープPTを接着シートSの左端に押圧した後、直動モータ23の作動によって、プレート部材24が接着シートSに押圧力を付与するかしないか程度に調整し、上記実施形態と同様に接着シートSを被着体から剥離するように制御するとよい。
更に、前記特許文献1と同様に、押圧手段を貼付けローラで構成し、剥離用テープを接着シートの径方向に亘って貼付した後、上記実施形態と同様に、接着シートを被着体側に押圧しつつ当該接着シートを折り返して被着体から剥離するようにしてもよい。
10 シート剥離装置
13 繰出手段
14 押圧手段
15 張力付与手段
16 剥離姿勢形成手段
17 駆動手段
24 プレート部材
24A 先端
PT 剥離用テープ
S 接着シート
W 半導体ウエハ(被着体)
PE 剥離縁

Claims (5)

  1. 被着体に貼付された接着シートを、剥離用テープを介して当該被着体から剥離するシート剥離装置において、
    前記剥離用テープを繰り出す繰出手段と、
    前記繰出手段から繰り出された剥離用テープを接着シートに押圧して貼付する押圧手段と、
    前記接着シートに貼付された剥離用テープに張力を加えることで前記被着体から接着シートを剥離する張力付与手段と、
    前記張力付与手段によって前記被着体から剥離される直前の接着シート領域を被着体側に押圧して当該接着シートを折り返すことで剥離縁を形成可能な先端を有し、前記剥離縁を形成する先端の幅が変更可能に設けられた剥離姿勢形成手段とを備えていることを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記剥離姿勢形成手段は、相対移動可能な複数のプレート部材を備えていることを特徴とする請求項1記載のシート剥離装置。
  3. 前記剥離姿勢形成手段の先端は、前記接着シートの面と平行な面内で同一直線上に位置することを特徴とする請求項1又は2記載のシート剥離装置。
  4. 前記プレート部材を相対移動させる駆動手段を含み、前記剥離縁の幅に対応して前記先端の幅が変更可能に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のシート貼付装置。
  5. 被着体に貼付された接着シートを、剥離用テープを介して当該被着体から剥離するシート剥離方法において、
    前記剥離用テープを繰り出す工程と、
    前記繰り出された剥離用テープを接着シートに押圧して貼付する工程と、
    前記接着シートに貼付された剥離用テープに張力を加えることで前記被着体から接着シートを剥離する工程と、
    前記被着体から剥離される直前の接着シート領域を剥離姿勢形成手段の先端で被着体側に押圧して当該接着シートを折り返すことで剥離縁を形成する工程と、
    前記剥離姿勢形成手段の先端幅を変更させて前記被着体から接着シートを剥離する工程と、を備えたことを特徴とするシート剥離方法。
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