JP2003059862A - 剥離装置 - Google Patents

剥離装置

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JP2003059862A
JP2003059862A JP2001242076A JP2001242076A JP2003059862A JP 2003059862 A JP2003059862 A JP 2003059862A JP 2001242076 A JP2001242076 A JP 2001242076A JP 2001242076 A JP2001242076 A JP 2001242076A JP 2003059862 A JP2003059862 A JP 2003059862A
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peeling
wafer
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JP2001242076A
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Keiichiro Higuchi
計一郎 樋口
Kenji Kobayashi
賢治 小林
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Lintec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な装置構成で転写体を支持体に確実に保
持させ、保護テープの剥離を確実に行うこと。 【解決手段】 保護テープCを所定の一端側から他端側
に向かって次第にウェハWから剥離する剥離装置10
は、保護テープCが回路面に貼着されたウェハ転写体H
を支持する支持体12を備えており、この支持体12
は、ウェハ転写体Hを支持した状態で、保護テープCよ
りも外側に位置するウェハ転写体Hの外側部分に接触可
能な押え部材31を含んで構成されている。押え部材3
1は、保護テープCの剥離時にウェハ転写体Hの外側部
分を押圧することで、ウェハ転写体Hを略一定位置に保
つことが可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は剥離装置に係り、更
に詳しくは、より簡単な装置構成で、支持体上の転写体
の保持を確実に行うことのできる剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、表面側が回路面となる略円盤
状の半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」という)が知
られている。このウェハは、一般的に、前記回路面に保
護テープを貼着した後で、裏面側をグラインダー等によ
り切削加工することで厚みが調整される。そして、円環
状のリングフレームの内側で表出するダイシングテープ
に前記ウェハを保持させて転写体を形成し、その後、ウ
ェハに貼着された保護テープを剥がした上でウェハを賽
の目状に切断することにより半導体チップが形成され
る。
【0003】ところで、本出願人は、ダイシングテープ
に保持されたウェハから保護テープを剥離する作業を自
動化できる剥離装置を提案した(特願2000−106
827号等参照)。この剥離装置は、転写体をテーブル
に吸着保持した状態で、ウェハに貼着された保護テープ
の一端側に剥離テープを熱融着し、当該剥離テープを剥
がしヘッド部で把持して当該剥がしヘッド部とテーブル
とを相対移動させることにより、保護テープの一端側か
ら他端側に向かって当該保護テープを次第にウェハから
剥離させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記剥
離装置にあっては、テーブル上の転写体の保持を吸着に
よって行っているため、その吸着力によっては、前記保
護テープをウェハから剥離する際に、前記転写体がテー
ブルから持ち上げられてしまい、保護テープをウェハか
ら剥離できなくなる場合がある。また、テーブルに吸着
機能を付与させるために、バキュームポンプやそれに繋
がる配管類が必要となる他、テーブルの構成も複雑にな
る等、装置全体の複雑化、高コスト化を招来するという
問題もある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、既提案の構造上の問題に鑑み
て更にこれを改良したものであり、その目的は、簡単な
装置構成で転写体を支持体に確実に保持させ、保護テー
プの剥離を確実に行うことができる剥離装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、保護テープが貼着された被着体を含む転
写体を支持する支持体を備え、前記保護テープを所定の
一端側から他端側に向かって次第に被着体から剥離する
剥離装置であって、前記支持体は、前記転写体を支持し
た状態で、前記保護テープよりも外側に位置する転写体
の外側部分に接触可能な押え部材を含み、この押え部材
は、前記保護テープの剥離時に前記転写体の外側部分に
押圧することで、前記転写体を略一定位置に保つ、とい
う構成を採っている。このような構成によれば、転写体
を支持体に吸着しなくても、転写体の外側部分への押え
部材の押圧力によって転写体が略一定位置に保持される
ため、簡単な構造で転写体を支持体に確実に保持させる
ことができ、ひいては、保護テープの剥離を確実に行う
ことができる。
【0007】また、本発明において、前記押え部材は、
前記転写体を支持体に受け入れ可能な開放位置と、前記
転写体の外側部分を押圧可能なセット位置との間で変位
する、という構成を採ることが好ましい。このように構
成することで、保護テープを剥離する前後において、前
記開放位置に押え部材を配置することにより、その際に
おける支持体への転写体の設置及び取り出しを難なく行
うことができる。
【0008】更に、前記押え部材には、前記転写体の外
側部分を受容する段部が形成される、という構成を採る
ことにより、保護テープの剥離時において転写体をより
強固に保持することができ、保護テープの剥離を一層確
実に行うことができる他、転写体の位置決め(センター
リング)をも確実に行うことができる。
【0009】また、前記転写体は、前記被着体よりも外
側位置で所定の隙間を隔てて配置されるフレームと、こ
れら被着体及びフレームの裏面側に貼着される粘着シー
トとを更に備え、前記押え部材は、前記転写体の外周方
向に沿う複数箇所に設けられ、そのうち前記保護テープ
の剥離開始位置の近傍に設けられている押え部材には、
前記保護テープの剥離時に、前記隙間に表出する粘着シ
ートの面部分に接触する接触部が形成される、という構
成を併用するとよい。これにより、保護テープの剥離時
に粘着シートが支持体側に押し付けられることになり、
保護テープの剥離による粘着シート及び被着体の持ち上
がりを防止することができ、保護テープの被着体からの
剥離をより確実に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0011】[第1実施例]図1には、第1実施例に係
る剥離装置10に適用される転写体としてのウェハ転写
体Hの概略斜視図が示されており、図2には、図1のA
−A線矢視拡大縦断面図が示されている。これらの図に
おいて、ウェハ転写体Hは、被着体としての略円盤状の
ウェハWと、このウェハWの表面側となる回路面に貼着
される保護テープCと、ウェハWの裏面側に貼着される
とともに、ウェハWよりも大きな平面積となる粘着シー
トとしてのダイシングテープTと、このダイシングテー
プTの外周部分に沿って配置されるフレームとしてのリ
ングフレームRとにより構成されている。リングフレー
ムRの一部には、直線状端面部分FがリングフレームR
の周方向四箇所に略等間隔毎に形成されている。また、
リングフレームRの内周縁側とウェハWの外周縁側との
間には、略円環状の隙間Dが形成されるようになってお
り、当該隙間DからダイシングテープTの粘着面Sが表
出する。ここで、保護テープCが貼着されたウェハWよ
りも外側に位置するウェハ転写体Hの部分、すなわち、
前記隙間Dから表出する粘着面S及びリングフレームR
が、ウェハ転写体Hの外側部分を構成する。
【0012】剥離装置10は、図示しないグラインダー
等で裏面が切削された後のウェハWから保護テープCを
剥離する装置である。すなわち、この剥離装置10は、
図3に模式的に示されるように、保護テープCの所定の
一端側に剥離テープAを接着して、当該剥離テープAの
一端側を把持した状態で、その他端側に向かってウェハ
Wとの間で相対移動させることにより保護テープCをウ
ェハWから剥離可能に構成したものである。ここで、剥
離テープAは、ポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルム等の耐熱性フィルムに感熱性接着剤層を設けた
もの、或いは、感熱性フィルムによって全体を構成した
ものが例示できる。要するに、剥離テープAとしては、
保護テープCのウェハWへの貼着力よりも高い接着力を
確保し、保護テープCの剥離時に剥離テープAが保護テ
ープCから外れない限りにおいて、種々の材質のものを
採用することができる。
【0013】剥離装置10は、図4に示されるように、
ウェハ転写体Hを支持する支持体12と、この支持体1
2を略水平方向(図4中左右方向)に移動させる移動手
段13と、支持体12に支持されたウェハ転写体Hにお
ける保護テープCの一端側に剥離テープAを接着するテ
ープ接着切断手段23と、保護テープCに接着された剥
離テープAの端部を把持可能な把持手段25とを備えて
構成されている。
【0014】前記支持体12は、図5及び図6に示され
るように、ウェハ転写体Hが載置される略円盤状のテー
ブル27と、このテーブル27の外周に沿って略等間隔
毎に複数配置される(本実施例では四箇所)押え部材3
1と、この押え部材31をテーブル27に相対移動可能
に支持する押え部材支持手段33と、テーブル27及び
押え部材支持手段33を下方から支持するベース体29
とを備えて構成されている。
【0015】テーブル27は、特に限定されるものでは
ないが、載置面となる上面の直径がリングフレームRの
直径よりも大径に設定されており、これにより、ウェハ
転写体Hは、テーブル27の外周縁よりも内側領域で支
持されることとなる。なお、本実施例では、テーブル2
7を円盤状としたが、これに限定されず、矩形状若しく
は方形状としてもよい。
【0016】前記押え部材31は、平面視で略矩形状を
なし、押え部材支持手段33を構成する後述の昇降シリ
ンダー35の駆動によって、ウェハ転写体Hの外側部分
となるリングフレームRを押圧し固定するようになって
いる。また、押え部材31におけるテーブル27寄りの
先端部31Aには、前記リングフレームRの直線状端面
部分Fを受容可能な段部34が形成されている。この段
部34は、押え部材31の下側に形成され、直線状端面
部分Fを受容した状態で、前記先端部31Aが直線状端
面部分Fの上面側に覆い被さって当該直線状端面部分F
に接触するようになっており、これによって、リングフ
レームRを含むウェハ転写体Hの位置決め(センターリ
ング)が可能となる。なお、この段部34は、ウェハ転
写体Hの位置決めが可能な限りにおいて省略することも
できる。
【0017】前記押え部材支持手段33は、押え部材3
1を昇降させる昇降シリンダー35と、当該昇降シリン
ダー35を水平方向に移動させる水平移動機構36とか
らなる。水平移動機構36は、特に限定されるものでは
ないが、図示しないシリンダーの動力によって昇降シリ
ンダー35をテーブル27の軸心方向(図5中左右方
向)に延びるレール部材37に沿って移動可能な構成が
採用されている。従って、昇降シリンダー35及び水平
移動機構36の駆動により、押え部材31は、テーブル
27に対して相対的に移動し、ウェハ転写体Hをテーブ
ル27に受け入れ可能な開放位置P1(図5中二点鎖線
参照)と、ウェハ転写体Hの外側部分の一部となるリン
グフレームRの直線状端面部分Fを押圧可能なセット位
置P2(同実線参照)との間で変位可能となっている。
なお、本実施例では、押え部材31の段部34をリング
フレームRの直線状端面部分Fに接触するようにした
が、リングフレームRの他の外周部分に接触可能な構成
としてもよい。
【0018】前記移動手段13は、ベース体29の下方
位置で図5中左右方向に延びるレール部材38と、この
レール部材38に沿って摺動可能に設けられるととも
に、ベース体29を支持する摺動部材39と、当該摺動
部材39をレール部材38に沿って摺動させる駆動装置
42とによって構成されている。このため、駆動装置4
2が駆動すると、ベース体29が略水平方向に移動し、
当該ベース体29に載置支持されるテーブル27と押え
部材31が一体的に図5中左右方向に移動できるように
なっている。
【0019】図4に示されるテープ接着切断手段23及
び把持手段25は、例えば、前記特願2000−106
827号で既に提案された構造が主に採用されており、
本明細書では、以下に簡単に説明する。
【0020】テープ接着切断手段23は、全体が支持体
12に離間接近可能に設けられており、剥離テープAの
接着時に支持体12に接近するようになっている。この
テープ接着切断手段23は、前記剥離テープAをテープ
保持体45から繰り出すテープ繰出部54と、テープ繰
出部54によって繰り出された剥離テープAをウェハW
上の保護テープCの端部に熱融着するとともに、当該融
着後の剥離テープAをテープ繰出部54側から切り離す
ヒーターカッター部56とを備えて構成されている。
【0021】前記把持手段25は、剥離テープAを把持
可能な剥がしヘッド部72を備えている。この剥がしヘ
ッド部72は、図示しない移動機構によって、昇降可能
に設けられるとともに、図4中左右方向に移動可能に設
けられている。また、剥がしヘッド72の先端側には、
内向きのチャック73(図3、図5参照)が設けられて
おり、剥離テープAの端部を挟み込み可能となってい
る。
【0022】次に、剥離装置10の全体的作用につい
て、主として図5を用いながら以下に説明する。
【0023】先ず、図示しないグラインダー等によっ
て、所定の厚みに裏面が研削されたウェハWをリングフ
レームRの内側のダイシングテープTに貼着してなるウ
ェハ転写体Hをテーブル27上に載置する。この際、押
え部材31は、前記開放位置P1にあり、押え部材31
に干渉することなくウェハ転写体Hをテーブル27に載
置可能となる。この際、ウェハ転写体Hは、リングフレ
ームRの各直線状端面部分Fが各押え部材31の先端部
31Aに対向する向きでテーブル27に載置される。こ
の状態から、押え部材31が前記セット位置P2に変位
し、昇降シリンダー35が下降してリングフレームRを
押圧する。また、同時に、各段部34に各直線状端面部
分Fが受容されてウェハ転写体Hがテーブル27上の一
定位置に保持される。そして、図4に示されるテープ接
着切断手段23により、ウェハWの上面側に貼着された
保護テープCの一端側(同図中右端側)に剥離テープA
を熱融着し、当該熱融着された剥離テープAを図示しな
いテープ切断部で切断し、テープ保持体45側から切り
離して片状にする。
【0024】そして、テープ接着切断手段23が全体的
に上昇し、その後、図5に示されるように、保護テープ
Cの同図中右端側に熱融着された剥離テープAの端部を
把持する剥がしヘッド部72が同図中左方(矢印X1方
向)に移動するとともに、ベース体29が同図中右方
(矢印X2方向)に移動し、テーブル27及び押え部材
31が一体的に剥がしヘッド部72と反対方向に移動す
る。これによって、押え部材31がウェハ転写体Hの外
側部分に接触した状態を維持しながら、保護テープCが
同図中右端側から左端側に向かってウェハWから次第に
剥離されることになる。このように、剥離テープAによ
ってウェハWから剥離された保護テープCは、剥がしヘ
ッド部72の移動により廃棄ボックス75(図4参照)
上に送られた後で、チャック73が開放し、上方からの
エアブローによって廃棄ボックス75内に落下される。
そして、押え部材31がテーブル27に相対移動するこ
とによって前記開放位置P1に変位した後、保護テープ
Cの剥離後のウェハWを保持してなるウェハ転写体H
が、図示しないロボットアーム等によってテーブル27
より搬出されて、図示しない収納ボックス内に収納さ
れ、或いは、ウェハを賽の目状に切断するダイシング工
程を行うダイサー等に搬送される。その後、ウェハ転写
体Hが搬出されたテーブル27上には、新しいウェハ転
写体Hが図示しないロボットアームにより載置されて、
上記工程が繰り返し行われる。
【0025】従って、このような実施例によれば、保護
テープCをウェハWから剥離する際に、押え部材31に
よりリングフレームRが押圧されるため、ウェハ転写体
Hがテーブル27から持ち上がることを簡単な構造で確
実に防止でき、更に、押え部材31に段部34が形成さ
れ、この段部34が直線状端面部分Fと係合することに
より、リングフレームFをセンターリングして位置決め
可能になるという効果を得る。
【0026】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。なお、以下の説明において、前記第1実施例と同一
若しくは同等の構成部分については同一符号を用いるも
のとし、説明を省略若しくは簡略にする。
【0027】[第2実施例]第2実施例は、前記第1実
施例で四箇所に設けられた押え部材31のうち一箇所の
形状を他の三箇所の形状と相違させたところに特徴を有
し、その他の構成は第1実施例と実質的に同一となって
いる。すなわち、図7及び図8に示されるように、保護
テープCの剥離開始位置Nの近傍に設けられる押え部材
77は、他の三箇所に設けられた前記押え部材31と異
なる形状をなす。押え部材77は、略平板形状をなす本
体片79と、この本体片79の上部からテーブル27に
向かって略水平に延びる先端形成片80と、この先端形
成片80のテーブル27寄り先端側から下方に延びる側
面視略L字状のL字片81とによって構成されている。
この際、前記L字片81の下面81Aは、ウェハWの剥
離開始位置Nのすぐ外側となる前記隙間Dから表出する
ダイシングテープTの粘着面Sに接触するようになって
おり、当該粘着面Sの接触部として機能する。なお、下
面81Aには、特殊剥離コーティング(株式会社トシカ
製のトシカル表面処理)が施されており、粘着面Sに対
して剥離し易くなっている。
【0028】従って、このような第2実施例によれば、
保護テープCの剥離時に、当該剥離方向と反対側に位置
する隙間Dに表出する粘着面Sを押えることができ、保
護テープCの剥離によるダイシングテープTの上方への
湾曲を抑制しすることで、当該ダイシングテープTを略
平面状に保持し、より確実な保護テープCの剥離が可能
となる。これによって、極薄のウェハWが貼着されたウ
ェハ転写体Hであっても、保護テープCの剥離時におけ
るウェハWの反りや傷付きを防止することができる。
【0029】なお、前記各実施例において、保護テープ
Cの剥離終了位置の付近に設けられた図5及び図8中左
端側の押え部材31は省略することも可能である。要す
るに、前記押え部材31としては、前述の位置及び数に
限定されるものではなく、保護テープCの剥離時にウェ
ハ転写体Hをテーブル27上の略一定位置に保持できる
限りにおいて、位置の変更及び数の増減が可能である。
【0030】また、図9に示されるように、テーブル2
7の外周部分に切欠部Uを設け、当該切欠部Uの内部に
押え部材支持手段33が移動可能となる構成としてもよ
い。これにより、押え部材31,77をよりテーブル2
7の中央領域に近づける状態が可能となり、例えば、1
2インチ用のリングフレームR1と8インチ用のリング
フレームR2とのサイズ切換に対応可能となり、より多
くの平面サイズのウェハ転写体Hに対応可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記支持体に前記転写体を支持した状態で、前記保護テ
ープよりも外側に位置する転写体の外側部分に押圧可能
な押え部材を設け、前記保護テープの剥離時に押え部材
を前記転写体の外側部分に押圧させることで、前記転写
体を略一定位置に保つ構成を採用したから、簡単な構造
で転写体を支持体に確実に保持させ、保護テープの剥離
を確実に行うことができる。
【0032】また、本発明において、前記転写体を支持
体に受け入れ可能な開放位置と、前記転写体の外側部分
を押圧可能なセット位置との間で前記押え部材が変位す
る構成としたから、保護テープを剥離する前後における
支持体への転写体の設置及び取り出しを難なく行うこと
ができる。
【0033】更に、前記押え部材に前記外側部分を受容
する段部を形成したから、保護テープの剥離時において
転写体をより強固に保持することができる他、転写体の
位置決めを確実に行うことができる。
【0034】また、保護テープの剥離開始位置の近傍に
設けられている押え部材に、前記隙間に表出する粘着シ
ートの面部分に接触可能な接触部を形成したから、保護
テープの剥離による粘着シート及び被着体の持ち上がり
を防止することができ、保護テープの被着体からの剥離
をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る剥離装置に適用されるウェハ
転写体の概略斜視図。
【図2】図1のA−A線矢視拡大断面図。
【図3】前記剥離装置の要部を模式的に示した概略斜視
図。
【図4】前記剥離装置の概略正面図。
【図5】支持体の拡大断面正面図。
【図6】支持体の拡大平面図。
【図7】第2実施例に係る剥離装置の要部を模式的に示
した概略斜視図。
【図8】第2実施例に係る剥離装置に適用される支持体
の拡大断面正面図。
【図9】変形例に係る剥離装置に適用される支持体の拡
大平面図。
【符号の説明】
10 剥離装置 12 支持体 27 テーブル(支持体) 31 77 押え部材(支持体) 34 段部 81A 下面(接触部) C 保護テープ D 隙間 F 直線状端面部分 H ウェハ転写体(転写体) P1 開放位置 P2 セット位置 R リングフレーム(フレーム) S 粘着面 T ダイシングテープ(粘着シート) W ウェハ(被着体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護テープが貼着された被着体を含む転
    写体を支持する支持体を備え、前記保護テープを所定の
    一端側から他端側に向かって次第に被着体から剥離する
    剥離装置であって、 前記支持体は、前記転写体を支持した状態で、前記保護
    テープよりも外側に位置する転写体の外側部分に接触可
    能な押え部材を含み、この押え部材は、前記保護テープ
    の剥離時に前記転写体の外側部分を押圧することで、前
    記転写体を略一定位置に保つことを特徴とする剥離装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押え部材は、前記転写体を支持体に
    受け入れ可能な開放位置と、前記転写体の外側部分を押
    圧可能なセット位置との間で変位することを特徴とする
    請求項1記載の剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記押え部材には、前記転写体の外側部
    分を受容する段部が形成されていることを特徴とする請
    求項2記載の剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記転写体は、前記被着体よりも外側位
    置で所定の隙間を隔てて配置されるフレームと、これら
    被着体及びフレームの裏面側に貼着される粘着シートと
    を更に備え、 前記押え部材は、前記転写体の外周方向に沿う複数箇所
    に設けられ、そのうち前記保護テープの剥離開始位置の
    近傍に設けられている押え部材には、前記保護テープの
    剥離時に、前記隙間に表出する粘着シートの面部分に接
    触する接触部が形成されていることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の剥離装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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