JP2011046153A - 加工方法 - Google Patents

加工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011046153A
JP2011046153A JP2009198205A JP2009198205A JP2011046153A JP 2011046153 A JP2011046153 A JP 2011046153A JP 2009198205 A JP2009198205 A JP 2009198205A JP 2009198205 A JP2009198205 A JP 2009198205A JP 2011046153 A JP2011046153 A JP 2011046153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
adhesive resin
holding sheet
cutting
peeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009198205A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Umeda
桂男 梅田
Hisataka Ikehata
久貴 池端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2009198205A priority Critical patent/JP2011046153A/ja
Publication of JP2011046153A publication Critical patent/JP2011046153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

【課題】被加工物強固な保持力で保持可能であり、且つ、加工後にチップ片を容易に剥離可能である加工方法を提供する。
【解決手段】保持シート上に、紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと保持力が低下する粘着樹脂を介して被加工物を積層する積層工程S1と、粘着樹脂に紫外線を照射して硬化させる硬化工程S2と、被加工物の露呈している表面から少なくとも粘着樹脂の厚さ方向中間部までの切り込み深さで被加工物を分割予定ラインに沿って切削する切削工程S3と、被加工物の表面に粘着テープを貼着する貼着工程S4と、保持シートの片側縁に引張り力を加えて他側縁に向けて漸次被加工物から保持シートを剥離する保持シート剥離工程S5と、被加工物及び粘着樹脂を温水に浸漬し、粘着樹脂の保持力を低下せしめる膨潤工程S6と、粘着樹脂を被加工物の表面から剥離する粘着樹脂剥離工程S7とを実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特にガラス、水晶及びセラミックなどの難切削材製の板状被加工物を切削ブレードで切削して個々のチップに分割するのに適した加工方法に関する。
切削装置において板状被加工物、例えばガラス、水晶及びセラミックなどの難切削材製の板状被加工物を切削する際には、被加工物を肉厚の剛性板(サブストレート)上にホットメルトタイプの粘着樹脂で接着固定し、被加工物の切削を行っている。即ち、熱可塑性樹脂成分の固形粘着樹脂を加熱し融解した状態にして流動性を付与(ホットメルト)した上で塗布し被加工物を樹脂上に載置し、その後粘着樹脂が冷却されることにより硬化し、被加工物を剛性板上に硬化・接着する。剛性板にホットメルトタイプの粘着樹脂を硬化させて被加工物を固定するのでその保持力は強固になり、ダイシングテープの粘着剤による固定では保持力不足で切削が不可能な難切削材であっても、切削が可能である。それと共に、剛性板の厚みは例えば1mm以上と肉厚のため、切削の際に切削ブレードを剛性板に充分深く切り込ますことができ、切削ブレードの先端が摩耗して半円形状になった場合にも、切削ブレードの先端の半円形状が個片化されたチップ片の側面に転写されることはない。切削終了後は、例えば150°C以上の高温にホットメルトタイプの粘着樹脂を加熱して軟化させ、溶剤を用いてホットメルトタイプの粘着樹脂を溶融させてから、被加工物を切削することによって生成されたチップ片を剛性板から取り外す(例えば特許文献1参照)。
特開2000−182997号公報
しかし、剛性板からチップ片を取り外す際は一つずつピックアップする必要があり、更に、剛性板から取り外したチップ片にはホットメルトタイプの粘着樹脂が比較的強固に付着しているため、その後にチップ片を洗浄して付着したホットメルトタイプの粘着樹脂を取り除かなければならず、この洗浄作業に相当の時間を要し、生産性が非常に悪い。また、ホットメルトタイプの粘着樹脂は溶融温度が150℃以上と高温であり加工後のチップ片へのダメージも懸念される。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、被加工物をホットメルトタイプの粘着樹脂と同等の強固な保持力で保持可能であり、且つ、加工後に剛性板等の保持部材からチップ片を容易にそして一度に剥離可能である新規且つ改良された加工方法を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、板状被加工物を分割予定ラインに沿って個々のチップ片に分割する加工方法であって、
保持シート上に、紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと膨潤して保持力が低下する粘着樹脂を介して該被加工物を積層する積層工程と、
該積層工程の後に該粘着樹脂に紫外線を照射して該粘着樹脂を硬化させる硬化工程と、
該硬化工程の後に、該被加工物の露呈している表面から少なくとも粘着樹脂の厚さ方向中間部までの切り込み深さで該被加工物を分割予定ラインに沿って切削する切削工程と、
該切削工程の後に該被加工物の露呈している該表面に粘着テープを貼着する貼着工程と、
該貼着工程の後に該保持シートの片側縁に引張り力を加えて該片側縁からその他側縁に向けて漸次、該被加工物に該粘着樹脂を残して、該保持シートを剥離する保持シート剥離工程と、
該保持シート剥離工程の後に、該被加工物及び該粘着樹脂を温水に浸漬し、該粘着樹脂を膨潤させることにより該粘着樹脂の保持力を低下せしめる膨潤工程と、
該膨潤工程の後に、該粘着樹脂を該被加工物から剥離する粘着樹脂剥離工程と、を含むことを特徴とする加工方法が提供される。
また、板状被加工物を分割予定ラインに沿って個々のチップ片に分割する加工方法であって、
保持シート上に、紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと膨潤して保持力が低下する粘着樹脂を介して該被加工物を積層する積層工程と、
該積層工程の後に該粘着樹脂に紫外線を照射して該粘着樹脂を硬化させる硬化工程と、
該硬化工程の後に該保持シートの片側縁に引張り力を加えて該片側縁からその他側縁に向けて漸次、該被加工物に該粘着樹脂を残して、該保持シートを剥離する保持シート剥離工程と、
該保持シート剥離工程の後に、該被加工物の露呈している表面から少なくとも該粘着樹脂の厚さ方向中間部までの切り込み深さで該被加工物を分割予定ラインに沿って切削する切削工程と、
該切削工程の後に該被加工物の露呈している該表面に粘着テープを貼着する貼着工程と、
該貼着工程の後に該被加工物及び該粘着樹脂を温水に浸漬し、該粘着樹脂を膨潤させることにより該粘着樹脂の保持力を低下せしめる膨潤工程と、
該膨潤工程の後に、該粘着樹脂を該被加工物から剥離する粘着樹脂剥離工程と、を含むことを特徴とする加工方法が提供される。
該保持シートは紫外線が透過する材料によって形成され、該硬化工程は該保持シートの裏面側から該保持シートを透過して該粘着樹脂に紫外線を照射するのが好適である。また、該貼着工程は、表面外周縁部に環状のフレームが装着された粘着テープの表面に該被加工物の表面を貼着するのが好適である。
本発明に係る加工方法においては、被加工物を保持シートに紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと膨潤して保持力が低下する粘着樹脂を介して積層し、次いで粘着樹脂を硬化し、かくして加工時には強固な保持力で被加工物を保持しながら切削する。切削後には、保持シートの片側縁に引張り力を加えて片側縁からその他側縁に向けて漸次被加工物から保持シートを剥離する。その後に温水に浸し粘着樹脂を膨潤させ、かくして保持シートからチップ片を容易にそして一度に剥離可能である。
本発明の加工方法の第一の実施形態におけるプロセスフロー。 本発明の加工方法における積層工程の説明図。 本発明の加工方法における硬化工程の説明図。 保持シートに粘着樹脂によって貼着された被加工物を示す斜視図。 本発明の加工方法における切削工程の説明図。 本発明の加工方法における貼着工程の説明図。 本発明の加工方法における保持シート剥離工程の説明図。 本発明の加工方法における膨潤工程の説明図。 本発明の加工方法における粘着樹脂剥離工程の説明図。 本発明の加工方法の第二の実施形態におけるプロセスフロー。
以下、本発明における加工方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明における加工方法の第一の実施形態のプロセスフローを示している。最初に、第一の実施形態では積層工程S1を遂行する。積層工程S1は、図2に示すように、紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと膨潤して保持力が低下する粘着樹脂6を介して被加工物2を保持シート4上に貼着する。被加工物2は、一辺が例えば100mmの正方形で厚みが300μm程度のセラミック基板であり、格子状に分割予定ライン(図示していない)を有している。
上記粘着樹脂6としては、未硬化時には粘度が1000乃至50000mPa・s、好ましくは3000乃至50000mPa・sであり、紫外線照射により硬化するとショア硬度Dタイプで30乃至90、好ましくは40乃至90の硬度になると共に、40乃至90℃、好ましくは60乃至80℃、の温水を吸収すると膨潤して保持力が低下する任意の樹脂組成物を使用することができる。粘着樹脂6として使用することができる好適樹脂組成物としては、(1)ポリエステルジ(メタ)アクリレート、ポリウレタンジ(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレートから選ばれる、少なくとも分子鎖両端末に(メタ)アクリル基を有する(メタ)アクリル化合物、(2)少なくとも分子中に2個の(メタ)アクリル基を有する親水性(メタ)アクリル化合物、及び(3)光重合開始剤からなる硬化性樹脂組成物を挙げることができる。(メタ)アクリルはアクリルとメタクリルとを含む。上記保持シート4は、厚さが0.2mm程度である、ポリエチレンテレフタレートシート又はアクリルシートの如き、紫外線が透過し且つ柔軟性を有し容易に湾曲する樹脂シートであるのが好都合である。ハンドリング性等の見地から、保持シート4は被加工物2よりも大きい円板形状であるのが望ましい。
積層工程S1では、図2に示すように、平板5上に保持シート4を載置し、保持シート4の中央部に上記粘着樹脂6を適量滴下する。次いで、被加工物2の裏面2bと保持シート4の表面4aとを平行にして、被加工物2を漸次下降させて、被加工物2の裏面2bを保持シート4の表面4aから例えば500μmの位置に位置づける。粘着樹脂6は粘性のある液状であるため、粘着樹脂6が保持シート4の表面4aと被加工物2の裏面2bの隙間H(図3に図示している)に充分均等に延在される。粘着樹脂6の滴下量及び隙間Hの距離を調節することで粘着樹脂6の厚みを適宜変更することができる。かかる粘着樹脂6の厚みは、後述する切削工程(S3)において切削ブレード24を粘着樹脂6まで切り込んだ際に、切削ブレード24の先端が摩耗して半円形状になった場合にも、切削ブレード24の先端の半円形状が個片化されたチップ片3の側面に転写されない切削ブレード24の厚みに応じて設定する。
次いで、図3に示すように、保持シート4に粘着樹脂6を介して積層された被加工物2を透明な紫外線を透過する例えばガラス板7に載置する。次いで、ガラス板7の下方側に配設された紫外線照射器10から上方に向けて紫外線を照射する。紫外線はガラス板7及び保持シート4を透過して粘着樹脂6に照射される。この結果、粘着樹脂6は硬化して被加工物2の裏面2bと保持シート4の表面4aとを強固に固着する(S2:硬化工程)。保持シート4に粘着樹脂6を介して積層した被加工物2を図示する斜視図を図4に示す。
続いて、切削工程(S3)を実施する。切削工程S3は、図5に示す切削装置12を用いて実施する。切削装置12は、被加工物2を積層した保持シート4を保持するチャックテーブル14とチャックテーブル14に保持された被加工物2に切削を施す切削手段16を有する。チャックテーブル14は上面にポーラス板14aを有し、かかるポーラス板14aは図示しない吸引源に連通することで上面に吸引作用がはたらき、ポーラス板14aの上面に被加工物2を吸引保持する。チャックテーブル14は回転可能に構成され、また、図5では紙面に垂直な方向(X軸方向とする)に移動可能に配設されている。切削手段16は、ハウジング18とハウジング18内に回転可能に配設されたスピンドル20とスピンドル20の先端に装着された装着工具22と装着工具22に装着された切削ブレード24とを具備する。切削ブレード24は本実施形態においては、例えば200μmの厚みで形成されている。切削手段16は図5に示すY軸方向に移動可能に且つZ軸方向に昇降可能に配設されている。また、ハウジング18には、高速で回転する切削ブレード24を冷却し切削屑を排出するための切削水を供給する切削ノズル(図示していない)が配設されている。
上述した切削装置12を用いて切削工程S3を実施するには、図5に示すように、保持シート4に粘着樹脂6で保持された被加工物2を、保持シート4を下方に向けた状態でチャックテーブル14上に載置する。切削ブレード24が高速回転し、切削ノズルから切削水(例えば22℃程度の純水)を噴射する。切削ブレード24の下端を粘着樹脂6の層の中間位置、粘着樹脂6の表面から例えば150μmの位置に位置付ける。そしてチャックテーブル14がX軸方向に移動することで分割予定ラインに沿って、被加工物2の露呈している表面2aから粘着樹脂6の厚さ方向中間位置までの切り込み深さで、被加工物2を個片化する(図5)。順次分割予定ラインに沿って切削し、チャックテーブル14を90°に回転し、更に順次分割予定ラインに沿って切削する。かくして、全ての分割予定ラインに沿って切削を遂行する(S3:切削工程)。この際、切削水を切削ブレードに供給しながら切削を遂行しているが、切削水は22℃程度の純水であるため粘着樹脂6には影響を与えない。また、粘着樹脂6の表面から切削ブレード24を、切削ブレード24の厚みの1/2よりも深く切り込むことで切削ブレード24の先端に生じる摩耗による半円形状が切削により個片化されたチップ片に転写することを防ぐことができる。
続いて、上記切削工程S3が実施された被加工物2の表面2a側を粘着テープ28に貼着する貼着工程(S4)を実施する。図6に示すように、環状フレーム26の内側開口部を覆うように粘着テープ28の粘着層28aを上側に向けた状態で、粘着テープ28の表面外周縁部に環状フレーム26を貼着する。環状フレーム26が装着された粘着テープ28の表面に被加工物2の表面2aを載置し被加工物2を粘着テープ28に貼着する(S4:貼着工程)。粘着テープ28は、例えば厚さが90μmのポリオレフィンからなるシート基材と、シート基材の表面に粘着層28aが厚さが10μm程度塗布されて形成される。粘着テープ28の粘着層28aは紫外線硬化型の樹脂で形成されていることが好ましい。
上述した貼着工程S4を実施したならば、保持シート剥離工程S5を実施する。図7に示すように、保持シート4の片側縁4cに引張り力を加えて片側縁4cからその他側縁4dに向けて、被加工物2に粘着樹脂6を残して、漸次保持シート4を剥離する(S5:保持シート剥離工程)。保持シート4は湾曲可能な柔軟性を有しているため、容易に剥離することができる。また、保持シート4の表面4aの表面粗さは比較的小さく、かかる表面粗さよりも粗い面である被加工物2の裏面2b側がより強固に粘着樹脂6に固着しているため、保持シート4は粘着樹脂6との界面で剥離する。本実施形態のように積層工程S1において、粘着樹脂6の厚さを切削工程S3で使用する切削ブレード24の切り込み深さよりも厚くすることで、切削工程S3の際に切削ブレード24が保持シート4に切り込むことがないため、保持シート4は剥離後に別の被加工物2の切削に再利用することができる。
続いて、保持シート4を剥離した複数のチップ片3及び粘着樹脂6を90℃の温水30に浸漬し、粘着樹脂6を膨潤させる膨潤工程(S6)を実施する。膨潤工程S6は、図8に示すように、水槽32に配設された支持台34上に、環状フレーム26に装着された被加工物2及び粘着樹脂6を載置する。水槽32に温度が例えば90℃の温水30を注入して被加工物2及び粘着樹脂6を温水30に浸漬する。この結果粘着樹脂6は含水して膨潤して保持力が低下せしめられる(S6:膨潤工程)。
膨潤工程(S6)で被加工物2に付着している粘着樹脂6の保持力を低下せしめた後に、粘着樹脂剥離工程(S7)を実施する。図9に示すように、粘着樹脂6の保持力は低下せしめられているため、粘着樹脂6を被加工物2の裏面2bから無理なく容易に剥離することができる。その結果、環状フレーム26に装着された粘着テープ28の表面に分割された被加工物2のみが貼着された状態になる。その後、環状フレーム26に装着された被加工物2の下方側から紫外線を照射し、粘着テープ28の粘着層を硬化させ、それ自体は周知のピックアップ装置等でチップ片3を容易にピックアップすることができる。
次いで、本発明における第二の実施形態を説明する。以下、第二の実施形態において第一の実施形態と同一の工程は同一の番号で示す。最初に、第一の実施形態と同様に、保持シート貼着工程(S1)及び硬化工程(S2)を遂行する。その後、切削工程(S3)を行う前に保持シート剥離工程(S5)を行う。即ち、保持シート4上に粘着樹脂6を介して被加工物2を積層させ粘着樹脂6を硬化させた後に保持シート4を剥離する。硬化後の粘着樹脂6は従来の剛性板(サブストレート)と同様の剛性を有し、剛性板(サブストレート)として機能する。その後、下面に粘着樹脂6を有する被加工物2を直接切削装置12のチャックテーブル14の上面に載置して、切削工程(S3)を遂行する。次いで、貼着工程(S4)を遂行後、膨潤工程(S6)、粘着樹脂剥離工程(S7)を遂行する。
2 被加工物
3 チップ片
4 保持シート
6 粘着樹脂
10 紫外線照射器
16 切削手段
26 環状フレーム
28 粘着テープ
30 温水
32 水槽

Claims (4)

  1. 板状被加工物を分割予定ラインに沿って個々のチップ片に分割する加工方法であって、
    保持シート上に、紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと膨潤して保持力が低下する粘着樹脂を介して該被加工物を積層する積層工程と、
    該積層工程の後に該粘着樹脂に紫外線を照射して該粘着樹脂を硬化させる硬化工程と、
    該硬化工程の後に、該被加工物の露呈している表面から少なくとも粘着樹脂の厚さ方向中間部までの切り込み深さで該被加工物を分割予定ラインに沿って切削する切削工程と、
    該切削工程の後に該被加工物の露呈している該表面に粘着テープを貼着する貼着工程と、
    該貼着工程の後に該保持シートの片側縁に引張り力を加えて該片側縁からその他側縁に向けて漸次被加工物から該保持シートを剥離する保持シート剥離工程と、
    該保持シート剥離工程の後に、該被加工物及び該粘着樹脂を温水に浸漬し、該粘着樹脂を膨潤させることにより該粘着樹脂の保持力を低下せしめる膨潤工程と、
    該膨潤工程の後に、該粘着樹脂を該被加工物から剥離する粘着樹脂剥離工程と、を含むことを特徴とする加工方法。
  2. 板状被加工物を分割予定ラインに沿って個々のチップ片に分割する加工方法であって、
    保持シート上に、紫外線を照射すると硬化するとともに温水を含むと膨潤して保持力が低下する粘着樹脂を介して該被加工物を積層する積層工程と、
    該積層工程の後に該粘着樹脂に紫外線を照射して該粘着樹脂を硬化させる硬化工程と、
    該硬化工程の後に該保持シートの片側縁に引張り力を加えて該片側縁からその他側縁に向けて漸次被加工物から該保持シートを剥離する保持シート剥離工程と、
    該保持シート剥離工程の後に、該被加工物の露呈している表面から少なくとも該粘着樹脂の厚さ方向中間部までの切り込み深さで該被加工物を分割予定ラインに沿って切削する切削工程と、
    該切削工程の後に該被加工物の露呈している該表面に粘着テープを貼着する貼着工程と、
    該貼着工程の後に該被加工物及び該粘着樹脂を温水に浸漬し、該粘着樹脂を膨潤させることにより該粘着樹脂の保持力を低下せしめる膨潤工程と、
    該膨潤工程の後に、該粘着樹脂を該被加工物から剥離する粘着樹脂剥離工程と、を含むことを特徴とする加工方法。
  3. 該保持シートは紫外線が透過する材料によって形成され、該硬化工程は該保持シートの裏面側から該保持シートを透過して該粘着樹脂に紫外線を照射する、請求項1又は2のいずれかに記載の加工方法。
  4. 該貼着工程は、表面外周縁部に環状のフレームが装着された該粘着テープの表面に該被加工物の表面を貼着する、請求項1乃至3のいずれかに記載の加工方法。
JP2009198205A 2009-08-28 2009-08-28 加工方法 Pending JP2011046153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009198205A JP2011046153A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009198205A JP2011046153A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011046153A true JP2011046153A (ja) 2011-03-10

Family

ID=43832959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009198205A Pending JP2011046153A (ja) 2009-08-28 2009-08-28 加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011046153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016502489A (ja) * 2012-11-16 2016-01-28 コーニング インコーポレイテッド ガラスリボンからガラスシートを分離する分離装置および方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09141646A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Sony Corp 基板加工方法
JP2003059862A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Lintec Corp 剥離装置
JP2007088292A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Fujifilm Corp 板状部材の切断方法
JP2007311735A (ja) * 2006-04-18 2007-11-29 Nitto Denko Corp 保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置
JP2008010464A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Three M Innovative Properties Co 分割チップの製造方法
WO2009001732A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 半導体ウエハ研削方法とそれに用いる樹脂組成物及び保護シート
JP2009130315A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの切削方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09141646A (ja) * 1995-11-21 1997-06-03 Sony Corp 基板加工方法
JP2003059862A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Lintec Corp 剥離装置
JP2007088292A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Fujifilm Corp 板状部材の切断方法
JP2007311735A (ja) * 2006-04-18 2007-11-29 Nitto Denko Corp 保護テープ剥離方法およびこれを用いた装置
JP2008010464A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Three M Innovative Properties Co 分割チップの製造方法
WO2009001732A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 半導体ウエハ研削方法とそれに用いる樹脂組成物及び保護シート
JP2009130315A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの切削方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016502489A (ja) * 2012-11-16 2016-01-28 コーニング インコーポレイテッド ガラスリボンからガラスシートを分離する分離装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100330788A1 (en) Thin wafer handling structure and method
CN101657890A (zh) 带粘接剂芯片的制造方法
JP5762213B2 (ja) 板状物の研削方法
JP2012015256A (ja) ウエーハの分割方法
JP2010183014A (ja) ウエーハの加工方法
JP2009188010A (ja) 脆質部材用支持体および脆質部材の処理方法
JP2011216763A (ja) ウェーハの加工方法
JP2007088292A (ja) 板状部材の切断方法
JP2011046153A (ja) 加工方法
JP2013041908A (ja) 光デバイスウェーハの分割方法
JP2007180252A (ja) 半導体装置の製造方法
JP6149223B2 (ja) 板状物の貼着方法
TW202245045A (zh) 附保護構件之被加工物之製造方法、被加工物之加工方法及被加工物的保護構件
JP6104070B2 (ja) 切削方法
JP2016051779A (ja) ウエーハの貼り合わせ方法及び貼り合わせワークの剥離方法
JP6132502B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP2007250790A (ja) 半導体チップの製造方法
JP2019018268A (ja) 加工方法
JP7132710B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP2015028981A (ja) 積層板状物の加工方法
JP2013172021A (ja) ダイシング−ダイボンディングテープ及び粘接着剤層付き半導体チップの製造方法
JP2004165253A (ja) ワーク切断装置及びワーク切断方法
JP2017100255A (ja) ウエーハの加工方法
JP6125170B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP2012115911A (ja) 基板の研削方法およびそれを用いて作製された半導体素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120726

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141028