JP2011136595A - 車体上部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観品質を良好に維持しつつ、剛性を向上させてルーフパネルを薄板化することができ、また、飛び移り現象を抑制することができる車体上部構造を得る。
【解決手段】ルーフパネル12に凹ビード18を凹設することで、ルーフパネル12の剛性を向上させ、ルーフパネル12の薄板化を図ることができる。また、ルーフパネル12の上面12Cから凹ビード18が突出することはないので、外観品質を良好に維持することができる。さらに、車幅方向から見て、凹ビード18の底面18Aの曲率中心が、ルーフパネル12よりも車両下方側となるようにして、凹ビード18の底面18Aが車両上方へ向かって突出する凸状の曲面となっている。このため、凹ビード18の底面18Aからルーフパネル12の上面12Cに渡って、凹部は形成されず、面剛性が急変しない。したがって、飛び移り現象の発生を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体上部を構成するルーフパネルの形状に特化した車体上部構造に関する。
ルーフパネルを薄板化するためには、張り剛性、洗車機デント、積雪デント評価を満足させる必要があり、その対策として、最も効率的な方法は、ルーフビードを追加することである。これまでの車両は、車両上方向へ向かって突出する凸ビードであり、見栄え上、許容し難いため、車高の高い車両にしか採用できなかった。
このため、特許文献では、車両下方へ向かって凹む複数の凹ビードが、車両前後方向に沿って延出された技術が開示されている。このように、凹ビードを形成することで、見栄え上問題はなくなるが、凹ビードからルーフパネルの上面(一般面)へ繋がる境界部において、ルーフパネルに荷重が掛かったとき、ルーフパネルの上面が音を立てて凹凸反転する、いわゆる飛び移り現象が生じる可能性がある。
特開2006−035997号公報
本発明は上記事実を考慮し、外観品質を良好に維持しつつ、剛性を向上させてルーフパネルを薄板化することができ、また、飛び移り現象を抑制することができる車体上部構造を得ることが目的である。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車体上部構造は、ルーフパネルの車両前後方向に沿って凹設され、少なくとも前記ルーフパネルの車両後端部を除いて設けられた凹ビードを有し、車幅方向から見て、少なくとも前記凹ビードと前記ルーフパネルの上面との境界部において、前記凹ビードの底面の曲率中心が、前記ルーフパネルよりも車両上方側とならないようにして当該凹ビードが形成されて前記ルーフパネルの上面と繋がっている。
請求項1に記載の車体上部構造では、少なくともルーフパネルの車両後端部を除いて、凹ビードがルーフパネルの車両前後方向に沿って凹設されている。ルーフパネルに凹ビードを凹設させることで、ルーフパネルの剛性を向上させ、洗車機デント、積雪デント等の耐デント性を得ることができる。これによって、ルーフパネルの薄板化を図ることができる。また、ルーフパネルの上面から凹ビードが突出することはないので外観品質を良好に維持することができる。
また、ルーフパネルの上面は、車両上方へ向かって突出する凸曲面となっている。例えば、ルーフパネルに溝部を形成した場合、当該溝部の底面からルーフパネルの上面へ繋げるため、溝部の底面とルーフパネルの上面との境界部では、車幅方向から見て曲率中心が、ルーフパネルの車両上方側から下方側へ反転する。つまり、溝部の底面とルーフパネルの上面との境界部では、凹凸部が連続して形成されることとなる。この場合、ルーフパネルに荷重が掛かると、溝部の底面とルーフパネルの上面との境界部において、ルーフパネルの上面が音を立てて凹凸反転する、いわゆる飛び移り現象が発生してしまう。
このため、本発明では、車幅方向から見て、凹ビードの底面の曲率中心が、ルーフパネルよりも車両上方側とならないようにして、凹ビードの底面とルーフパネルの上面とを繋げている。これによると、凹ビードの底面からルーフパネルの上面に渡って、凹部は形成されず、面剛性が急変しないので、飛び移り現象の発生を抑制することができる。
請求項2に記載の車体上部構造は、請求項1に記載の車体上部構造において、車幅方向から見て、前記凹ビードの底面が、車両上方へ向かって突出する凸曲面及び平面の少なくとも一方で形成されている。
請求項2に記載の車体上部構造では、車幅方向から見て、凹ビードの底面を車両上方へ向かって突出する凸曲面又は平面、或いは、車両上方へ向かって突出する凸曲面及び平面を組み合わせて形成することで、凹ビードの底面からルーフパネルの上面に渡って、凹部が形成されないようにすることができる。
請求項3に記載の車体上部構造は、請求項1又は2に記載の車体上部構造において、前記凹ビードの底面の車両前後方向に沿った両端部の少なくとも一方に形成され、車幅方向から見て、車両上方へ向かう凸形状を成して、前記凹ビードの底面と前記ルーフパネルの上面とを繋げる凸部を有する車体上部構造。
請求項3に記載の車体上部構造では、凹ビードの底面の車両前後方向に沿った両端部の少なくとも一方に、車幅方向から見て、車両上方へ向かう凸形状を成す凸部が設けられており、凹ビードの底面とルーフパネルの上面とを繋げている。例えば、凹ビードの底面が平面で形成された場合、ルーフパネルの上面との境界部はエッジとなってしまうが、凸部によって当該境界部を繋げることで、当該エッジは形成されない。
請求項4に記載の車体上部構造は、請求項3に記載の車体上部構造において、車幅方向から見て、前記凹ビードの底面が車両上方へ向かって突出する凸曲面で形成され、前記凸曲面の曲率よりも前記凸部の曲率の方を大きくしている。
請求項4に記載の車体上部構造では、車幅方向から見て、凹ビードの底面を車両上方へ向かって突出する凸曲面で形成し、当該凸曲面の曲率よりも凹ビードの底面の車両前後方向に沿った端部に設けられた凸部の曲率の方を大きくしている。
車幅方向から見て、ルーフパネルの上面は車両上方へ向かって突出する凸曲面となっているが、ルーフパネルの車両前後方向の中央部と両端部とでは、一般的に曲率が異なっており、ルーフパネルの車両前後方向の中央部の方が両端部よりも曲率が小さくなっている。このため、例えば、凹ビードの底面の凸曲面の曲率が車両前後方向に沿って一定の場合、ルーフパネルの上面との境界部を基準にして凸曲面の曲率が決められるので、凹ビードの車両前後方向の中央部では、凹ビードの深さを十分に確保することが困難となる。しかし、凹ビードの底面である凸曲面の曲率よりも凹ビードの端部に位置する凸部の曲率の方を大きくすることで、凹ビードの車両前後方向に渡って、十分な深さを確保することができる。
請求項5に記載の車体上部構造は、請求項3又は4に記載の車体上部構造において、車幅方向から見て、前記凹ビードの底面が車両上方へ向かって突出する凸曲面で形成され、前記凸曲面の曲率が車両前後方向で異なっている。
請求項5に記載の車体上部構造では、ルーフパネルの上面の車両前後方向に沿った曲面の曲率に合わせて、凹ビードの底面に形成された凸曲面の曲率を車両前後方向に沿って変えるようにすることで、凹ビードの車両前後方向に渡って、さらに十分な深さを確保することができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車体上部構造によれば、外観品質を良好に維持しつつ、剛性を向上させてルーフパネルを薄板化することができ、また、飛び移り現象を抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車体上部構造によれば、凹ビードの底面の水溜まりを抑制することができる。
請求項3記載の本発明に係る車体上部構造によれば、凹ビードの底面とルーフパネルの上面とを曲面で連続的に繋げることができる。
請求項4記載の本発明に係る車体上部構造によれば、凹ビードの底面とルーフパネルの上面とを繋ぐ曲面の線長を短くすることができる。
請求項5記載の本発明に係る車体上部構造によれば、ルーフパネルの剛性をさらに向上させることができる。
本発明に係る車体上部構造が適用された車両を示した斜視図である。 本発明に係る車体上部構造を構成するルーフパネルの平面図である。 図3(B)には、本発明に係る車体上部構造を構成するルーフパネルに凹設された凹ビードの平面図が示され、図3(A)には、図3(B)に対比させて凹ビードの車両前後方向に沿った各断面における凹ビードの底面の曲率が示されており、図3(C)には図2の3(C)−3(C)線断面図が示されている。 図2の4−4線断面図が示されている。 (A)は、凹ビードの車両前後方向の端部を示す拡大図であり、(B)は(A)の比較例を示している。
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る車体上部構造の実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。
図1には、本発明の実施形態に係る車体上部構造が適用された車両の斜視図が示されており、図2には、本発明の実施形態に係る車体上部構造を構成するルーフパネル12の平面図が示されている。ルーフパネル12の両側部には、図示はしないが、車両骨格部材として、車両前後方向に沿ってルーフサイドレールが配設されている。ルーフパネル12の車両前端部12Aにはフロントルーフレールが車幅方向に沿って配設されており、ルーフパネル12の車両後端部12Bにはリアルーフレールが車幅方向に沿って配設されている。また、フロントルーフレールとリアルーフレールの間には、ルーフセンタリインフォースがルーフパネル12の車両下方に位置して、車幅方向に沿って配設されている。これらのレールはスポット溶接やマスチックなどにより、ルーフパネル12と一体化され、車体上部10の面剛性を向上させている。
(ルーフパネルの構成)
ここで、ルーフパネルの構成について説明する。
図2に示されるように、ルーフパネル12の上面(一般面)12Cには、車両前後方向の両端部を除いて、平面視で略同じ大きさを有する凹ビード18が車両前後方向に沿って凹設されている。また、凹ビード18は、車幅方向に沿って等間隔に複数(ここでは4本)配置されている。
図3(C)には図2の3(C)−3(C)線断面図が示されているが、図3(C)に示されるように、凹ビード18の底面(凸曲面)18Aは、車幅方向から見て、凹ビード18の底面18Aの曲率中心が、ルーフパネル12よりも車両上方側とならないようにしている。つまり、凹ビード18の底面18Aは、曲率中心がルーフパネル12よりも車両下方側(キャビン15側)に位置する曲面となっており、車両上方へ向かって突出する凸曲面となっている。
ここで、「凹ビード18の底面18Aの曲率中心が、ルーフパネル12よりも車両上方側とならない」とは、上記のように、凹ビード18の底面18Aは、曲率中心がルーフパネル12よりも車両下方側に位置する曲面で形成される以外に、凹ビード18の底面18Aが平面で形成される場合、さらには曲率中心がルーフパネル12よりも車両下方側に位置する曲面及び平面で形成される場合を含む概念である。
また、図3(B)には、凹ビード18の平面図が示されており、図3(A)には、図3(B)に対比させて凹ビード18の車両前後方向に沿った各断面における凹ビード18の底面18Aの曲率が示されている。これによると、凹ビード18の底面18Aは、曲率が全て正となっている。つまり、凹ビード18の底面18Aは、車両前後方向の全域に渡って、車両上方へ向かって常に突出する凸曲面であり、凹部が形成されていないことを意味するものである。
そして、図3(A)に示されるように、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部とそれ以外の部分とで大きく曲率を変えている。具体的には、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部以外の部分では、曲率を小さくしてなだらかな曲面を形成し、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部では曲率を大きくして小さいR(曲率半径の小さい曲面)で形成された凸部20(図5(A)参照)を設けてルーフパネル12の上面12Cと繋げている。
一方、図4に示されるように、凹ビード18の底面18Aは、車両前後方向から見ると、曲率中心が、ルーフパネル12よりも車両上方側に位置する曲面となっている。つまり、凹ビード18の底面18Aは、車両前後方向から見ると、車両下方へ向かって突出している。
(ルーフパネルの作用・効果)
次に、本実施形態に係る車体上部構造を構成するルーフパネルの作用・効果について説明する。
図3(C)に示されるように、ルーフパネル12に凹ビード18を凹設することで、ルーフパネル12の剛性を向上させ、洗車機デント、積雪デント等の耐デント性を得ることができる。これによって、ルーフパネル12の薄板化を図ることができる。また、ルーフパネル12の上面12Cから凹ビード18が突出することはないので、外観品質を良好に維持することができる。
一方、ルーフパネル12の上面12Cは、車両上方へ向かって突出する凸状の曲面となっている。例えば、図5(B)に示されるように、ルーフパネル100に溝部102を形成した場合、当該溝部102の底面102Aからルーフパネル100の上面100Aへ繋げるため、溝部102の底面102Aとルーフパネル100の上面100Aとの境界部では、車幅方向から見て曲率中心が、ルーフパネル100の車両上方側から下方側へ反転する。
つまり、溝部102の底面102Aとルーフパネル100の上面100Aとの境界部では、凹部104と凸部106が連続して形成されることとなる。この場合、ルーフパネル100に荷重が掛かると、溝部102の底面102Aとルーフパネル100の上面100Aとの境界部において、ルーフパネル100の上面100Aが音を立てて凹凸反転する、いわゆる飛び移り現象が発生してしまう。
しかし、本実施形態では、図5(A)に示されるように、車幅方向から見て、凹ビード18の底面18Aの曲率中心が、ルーフパネル12よりも車両下方側(キャビン15側)となるようにして、凹ビード18の底面18Aが車両上方へ向かって突出する凸状の曲面となっている。
このため、凹ビード18の底面18Aからルーフパネル12の上面12Cに渡って、凹部は形成されず、面剛性が急変しない。したがって、飛び移り現象の発生を抑制することができる。つまり、本実施形態によれば、外観品質を良好に維持しつつ、ルーフパネル12を薄板化することができ、また、飛び移り現象を抑制することができるという優れた効果を有する。
一方、図4に示されるように、凹ビード18の底面18Aを車両前後方向から見ると、曲率中心が、ルーフパネル12よりも車両上方側に位置する曲面となって、凹ビード18の底面18Aは、車両下方へ向かって突出している。つまり、この場合、凹ビード18の底面18Aとルーフパネル12の上面12Cとの境界部において、凹ビード18の底面18Aを車両前後方向から見ると凹凸部が形成されることとなるが、ここでの境界部はルーフパネル12の車両前後方向に渡って長く形成されるため、上記のような飛び移り現象は生じない。
また、本実施形態では、図3(C)に示されるように、車幅方向から見て、凹ビード18の底面18Aが車両上方へ向かって突出する凸状の曲面となっており、凹ビード18内に凹部が形成されていないため、雨水が溜まり難く、凹ビード18からの排水性も高くなる。凹ビード18内の雨水は凹ビード18の底面18Aの形状に沿って車両前方又は車両後方へ流れ落ちるため、坂道に車両を駐車させたり、車幅方向で傾斜した地面に車両を駐車させたりした場合でも凹ビード18内の水溜りを抑制することができる。
さらに、図3(A)、(B)に示されるように、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部とそれ以外の部分で大きく曲率を変えており、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部以外の部分では、曲率を小さくしてなだらかな曲面を形成し、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部では曲率を大きくして小さいRで形成された凸部20(図5(A)参照)を設けてルーフパネル12の上面12Cと繋げている。これにより、凹ビード18の底面18Aとルーフパネル12の上面12Cとを繋ぐ曲面の線長を短くすることができるが、凸部20の立ち上がり位置は、凹ビード18の長さ及びルーフパネル12の上面12Cの曲率などによって異なる。
また、ルーフパネル12の上面12Cは車両上方へ向かって突出する凸状の曲面となっているが、ルーフパネル12の車両前後方向の中央部と両端部とでは、一般的に曲率が異なっており、ルーフパネル12の車両前後方向の中央部の方が両端部よりも曲率が小さくなっている。このため、例えば、凹ビード18の底面18Aの曲率が車両前後方向に沿って一定の場合、ルーフパネル12の上面12Cとの境界部を基準にして凹ビード18の底面18Aの曲率が決められるので、凹ビード18の車両前後方向の中央部では、凹ビード18の深さを十分に確保することが困難となる。しかし、本実施形態では、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向に沿って凹ビード18の底面18Aの曲率を変え、凹ビード18の底面18Aの車両前後方向の両端部の曲率をそれ以外の部分の曲率よりも大きくすることで、凹ビード18の車両前後方向に渡って、十分な深さを確保することができる。これによって、ルーフパネル12の剛性を確保することができる。
なお、上記において、凹ビード18の底面18Aを、車両前後方向に沿って同じ曲率で形成した場合の問題点を挙げたが、凹ビード18の深さの確保については、ルーフパネル12の上面12Cの形状に起因するため、ルーフパネル12の上面12Cの形状によっては、凹ビード18の底面18Aを、車両前後方向に沿って同じ曲率で形成しても良いのは勿論のことである。
さらに、本実施形態では、車幅方向から見て、凹ビード18の底面18Aが全域に渡って車両上方へ向かって突出する凸状の曲面が形成されているが、少なくとも凹ビード18の底面18Aとルーフパネル12の上面12Cとの境界部において、凸状の曲面で繋げることで飛び移り現象を抑制することができるため、凹ビード18の底面18Aとルーフパネル12の上面12Cとの境界部以外の部分において、水が溜まらない範囲で凹部が形成されていても良い。また、凹ビード18の底面18Aを平面で形成しても良い。この場合、凹ビード18の底面18Aとルーフパネル12の上面12Cの境界部は小さいRで繋げて、当該境界部においてエッジが形成されないようにすれば良い。さらに、凹ビード18の底面18Aの一部が平面で形成され、それ以外の部分が凸状の曲面であっても良い。
また、本実施形態では、ルーフパネル12の車両前後方向の両端部を除いて凹ビード18を形成したが、車両の走行時において、気流は車両前方から後方側へ流れるため、車両前方側よりも車両後方側の方が凹ビード18内の水分を排出しやすい。このことから、凹ビード18は、少なくともルーフパネル12の車両後端部12Bを除いて設けられていれば良い。
また、ここでは、平面視で略同じ大きさを有する凹ビード18が車両前後方向に沿って凹設され、車幅方向に沿って等間隔に複数配置されているが、これらの凹ビード18が必ずしも同じ長さである必要はない。例えば、車幅方向両端側に配置された凹ビード18の長さを中央部よりも短くしても良い。
10 車体上部
12 ルーフパネル
12B 車両後端部(ルーフパネルの車両後端部)
12C 上面(ルーフパネルの上面)
18 凹ビード
18A 底面(凸曲面、凹ビードの底面)
20 凸部

Claims (5)

  1. ルーフパネルの車両前後方向に沿って凹設され、少なくとも前記ルーフパネルの車両後端部を除いて設けられた凹ビードを有し、
    車幅方向から見て、少なくとも前記凹ビードと前記ルーフパネルの上面との境界部において、前記凹ビードの底面の曲率中心が、前記ルーフパネルよりも車両上方側とならないようにして当該凹ビードが形成されて前記ルーフパネルの上面と繋がっている車体上部構造。
  2. 車幅方向から見て、前記凹ビードの底面が、車両上方へ向かって突出する凸曲面及び平面の少なくとも一方で形成された請求項1に記載の車体上部構造。
  3. 前記凹ビードの底面の車両前後方向に沿った両端部の少なくとも一方に形成され、車幅方向から見て、車両上方へ向かう凸形状を成して、前記凹ビードの底面と前記ルーフパネルの上面とを繋げる凸部を有する請求項1又は2に記載の車体上部構造。
  4. 車幅方向から見て、前記凹ビードの底面が車両上方へ向かって突出する凸曲面で形成され、前記凸曲面の曲率よりも前記凸部の曲率の方を大きくした請求項3に記載の車体上部構造。
  5. 車幅方向から見て、前記凹ビードの底面が車両上方へ向かって突出する凸曲面で形成され、前記凸曲面の曲率が車両前後方向で異なる請求項3又は4に記載の車体上部構造。
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