JP2011132035A - 給紙構造体及び給紙構造体が組み込まれた画像形成装置 - Google Patents

給紙構造体及び給紙構造体が組み込まれた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡単にパッドを交換することが可能な給紙構造体及びこの給紙構造体が組み込まれた画像形成装置を提供することが課題である。
【解決手段】シートを搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラを着脱自在且つ回転可能に支持する保持部と、前記シートを案内するように形成された案内面を含む基部と、前記案内面によって案内される前記シートを前記給紙ローラに押しつけるように配設されるとともに前記シートに摩擦力を生じさせるパッドと、前記パッドと前記基部との間に配設される弾性部材と、を備え、前記案内面には、前記パッドが収容される凹部が形成され、前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は前記パッドを前記案内面から突出させることを特徴とする給紙構造体。
【選択図】図9

Description

本発明は、シートの給紙するための給紙構造体及び給紙構造体が組み込まれた画像形成装置に関する。
コピー機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの機能を備える複合機に代表される画像形成装置は、一般的に、複数のシートを積層してなるシート束からシートを1枚ずつ取り出し、画像形成部へ搬送する給紙構造体を含む。特許文献1乃至4は、シート束の上面に当接しつつ回転する給紙ローラと、給紙ローラと対向して配設されるパッドとを含む給紙構造体を開示する。給紙ローラがシート束から複数枚のシートを送り出そうとするとき、パッドは最上位にあるシート以外のシートに摩擦力を加え、不要なシートの送り出しを抑制する機能を有する。
給紙ローラ及びパッドは、上述の如く、これらとシートとの間に生ずる摩擦力を利用して、1枚ずつシートを送るように形成されるため、これらの摩耗は不可避である。摩耗した給紙ローラ及び/又はパッドは、給紙不良を引き起こす。このため、給紙不良が生じたときには、専門的な作業員が給紙ローラ及び/又はパッドの交換を行う。
特開2004−59170号公報 特開2004−269069号公報 特開2002−104675号公報 特開平8−157086号公報
特許文献1は、給紙構造体全体を外側に回動させることにより、給紙ローラ及び/又はパッドを交換するための作業空間を広くする構造を開示する。特許文献1が開示する構造は、作業効率を高めることはできるが、給紙構造体を回動させるための操作や給紙ローラ及び/又はパッドを交換するための操作を要し、専門的な作業員以外の者(例えば、画像形成装置を利用する利用者自身)にとっては、必ずしも、これら消耗部品を交換することは容易とはならない。
特許文献2は、消耗部品の寿命を長くするための技術を開示する。特許文献2の技術は、消耗部品の交換頻度を下げることはできるが、消耗部品の交換を不要とするものではない。したがって、消耗部品を交換するためには、専門的な作業員の作業が必要とされる。
特許文献3及び4は、給紙ローラの摩耗部のみを交換することを可能とする技術を開示するが、パッドの交換を容易にするものではない。また、給紙ローラの構造を複雑化させるため、高コストになるという欠点もある。
したがって、現状において、専門的な作業員以外の者が簡単にパッドを交換することを可能とする技術が求められている。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、専門的な作業員以外の者であっても比較的簡単にパッドを交換することが可能な給紙構造体及びこの給紙構造体が組み込まれた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る給紙構造体は、シートを搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラを着脱自在且つ回転可能に支持する保持部と、該保持部を支持するように形成されるとともに、前記シートを案内するように形成された案内面を含む基部と、前記案内面によって案内される前記シートを前記給紙ローラに押しつけるように配設されるとともに前記シートに摩擦力を生じさせるパッドと、前記パッドと前記基部との間に配設される弾性部材と、を備え、前記案内面には、前記パッドが収容される凹部が形成され、前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は前記パッドを前記案内面から突出させることを特徴とする(請求項1)。
上記構成によれば、シートは、回転可能な給紙ローラによって搬送される。パッドは、シートを給紙ローラに押し当て、シートに摩擦力を与える。したがって、パッドと給紙ローラとによって挟持されたシートは、給紙ローラによって搬送方向へ向かう力を受けるとともにパッドによって搬送方向と反対方向の摩擦力を受けることとなる。この結果、不要なシートが給紙されることが防がれることとなる。パッドは、案内面に形成された凹部に収容される。したがって、案内面は給紙ローラに近接して配設され、好適にシートを案内することができる。パッドは、案内面を含む基部に対して、弾性部材を用いて連結される。弾性部材は、シートを給紙ローラへ押し当てる機能を発揮するが、給紙ローラが保持部から除去されると、パッドを案内面から突出させることとなる。案内面から突出されたパッドは、使用者に摘みやすくなり、専門的な技術を有さない一般的な使用者であっても簡単にパッドの交換を行うことができる。更に、案内面からのパッドの突出は、パッドが交換されるべき部品であることを使用者に直感的に知らせることとなる。したがって、使用者は取扱説明書を読むことなく、パッドを交換することが可能となる。
上記構成において、前記パッドの上流側に配設されるとともに前記給紙ローラに前記シートの先頭縁を押し当てるように形成されたリフト板を更に備え、前記案内面は、前記凹部を取り囲むように形成された可動面と該可動面に隣接する静止面とを含み、前記可動面に前記パッドが取り付けられ、前記基部は、前記給紙構造体の筐体の少なくとも一部を形成するとともに、前記可動面を含む可動部と、前記静止面を含む静止部とを含み、前記リフト板は、回動可能に前記静止部に取り付けられる基端部を含み、前記可動部は、前記可動面が形成される第1端部と、該第1端部と反対側に形成されるとともに前記リフト板に接触可能に形成される第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に形成されるとともに前記静止部に回動可能に接続される回動部とを含み、前記リフト板が前記給紙ローラから離間する方向に回動され、前記第2端部を押圧すると、前記可動部が前記回動部周りに回転し、前記可動面が前記静止面から突出することが好ましい(請求項2)。
上記構成によれば、リフト板は、パッドの上流側において、シートの先頭縁を給紙ローラに押し当てる。シートの先頭縁は、給紙ローラの回転にしたがって、パッドに向かうこととなる。案内面は凹部を取り囲むように形成された可動面と可動面に隣接する静止面とを含む。また、基部は、可動面を含む可動部と、静止面を含む静止部とを含む。リフト板の基端部は、基部の静止部に対して回動可能に取り付けられる。したがって、リフト板は、前記シートの先頭縁を給紙ローラに押し当てる位置から給紙ローラから離間する方向に回動することができる。可動部は、可動面が形成される第1端部と、第1端部の反対側に形成される第2端部と、第1端部と第2端部との間に形成されるとともに静止部に回動可能に取り付けられる回動部とを含む。給紙ローラから離間する方向に回動するリフト板は第2端部を押圧する。したがって、第2端部が力点となるとともに回動部が支点となって、可動部が回動部周りに回転することとなる。この結果、静止面とともに案内面を形成する可動面は静止面から突出することとなる。上述の如く、給紙ローラが除去されると、凹部に収容されたパッドは、案内面から突出することとなるが、更に、パッドを収容する凹部を取り囲む可動面が、隣接する静止面に対して突出することとなり、パッドを一層容易に摘むことが可能となる。或いは、弾性部材によるパッドの変位量が小さくとも、パッドの取り出しを容易にすることができるため、凹部へのパッドの収容を一層容易にすることが可能となる。
上記構成において、前記凹部の側面をなす前記基部の面には、前記給紙ローラの回転軸に向かう方向に延びる溝部が形成され、前記パッドは、前記溝部と相補的な突条を含むことが好ましい(請求項3)。
上記構成によれば、凹部の側面をなす基部の面に形成される溝部は、この溝部と相補的な突条を、給紙ローラの回転軸に向かう方向に案内する。したがって、突条を含むパッドは、弾性部材によって、シートを給紙ローラの回転軸に向けて押し当てるので、シートは好適に搬送されることとなる。また、溝部が突条を案内するので、パッドの凹部への収容が適切に且つ容易に行われることとなる。
上記構成において、前記パッドは、前記シートに摩擦力を生じさせるパッド本体と、該パッド本体を支持するホルダと、を備え、該ホルダは、前記パッド本体を支持する主板と、該主板を回動可能に支持する側板と、前記弾性部材を支持するバックアップ板と、を備え、前記弾性部材は、前記主板と前記バックアップ板とに接続され、前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は、前記主板を前記側板に対して回動させることが好ましい(請求項4)。
上記構成によれば、弾性部材によって、パッド本体を支持する主板が側板に対して回動することにより、案内面からパッドが突出する。弾性部材は、側板に回動可能に支持される主板とバックアップ板とに接続されるため、弾性部材の復元動作によってパッドが凹部から飛び出て脱落することが抑制される。
上記構成において、前記バックアップ板は、前記主板に向けて突出する突出部を含み、該突出部は、前記給紙ローラが前記保持部から除去されたときの前記主板の回動を停止させることが好ましい(請求項5)。
上記構成によれば、バックアップ板の突出部が主板の回動を停止させるので、主板が過度に回動することが抑制される。
上記構成において、前記主板が、前記給紙ローラの回転中心軸を越えて回動する前に、前記突出部は、前記主板の回動を停止させることが好ましい(請求項6)。
上記構成によれば、給紙ローラの回転中心軸を越えて回動する前に、突出部が主板の回動を停止させるので、給紙ローラが保持部に取り付けられることと連動して、主板が回動前の位置に再度、戻されることとなる。
上記構成において、前記主板は、該主板の回動中心軸に沿う第1端縁と、該第1端縁と反対側に形成される第2端縁と、を含み、該第2端縁は、前記シートの搬送方向の下流方向に向けて屈曲して形成されることが好ましい(請求項7)。
上記構成によれば、主板の第2端縁が下流方向へ屈曲されてなるので、給紙ローラが保持部に取り付けやすくなり、主板が回動前の位置に再度、戻されることとなる。
上記構成において、前記弾性部材は、コイルバネであり、前記パッドは、前記コイルバネの一端部に巻回される第1突部を含み、前記凹部の底面をなす前記基部の面には、前記コイルバネの他端部に巻回される第2突部を含むことが好ましい(請求項8)。
上記構成によれば、コイルバネの両端は、パッド及び凹部の底面を形成する基部の面に形成される突部を巻回することにより、パッドと基部とを連結するので、基部からのパッドの取り外しが容易となる。
上記構成において、前記パッドは、前記給紙ローラよりも高い耐摩耗性を有することが好ましい(請求項9)。
上記構成によれば、給紙ローラよりも交換作業の工数が多いパッドの交換作業の頻度を減らすことができる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、シートを給紙する給紙構造体と、該給紙構造体から搬送された前記シートに画像を形成する画像形成部と、を含み、前記給紙構造体は、シートを搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラを着脱自在且つ回転可能に支持する保持部と、該保持部を支持するように形成されるとともに、前記シートを案内するように形成された案内面を含む基部と、前記案内面によって案内される前記シートを前記給紙ローラに押しつけるように配設されるとともに前記シートに摩擦力を生じさせるパッドと、前記パッドと前記基部との間に配設される弾性部材と、を備え、前記案内面には、前記パッドが収容される凹部が形成され、前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は前記パッドを前記案内面から突出させることを特徴とする(請求項10)。
上記構成によれば、シートは、給紙構造体の回転可能な給紙ローラによって画像形成部へ搬送される。パッドは、シートを給紙ローラに押し当て、シートに摩擦力を与える。したがって、パッドと給紙ローラとによって挟持されたシートは、給紙ローラによって搬送方向へ向かう力を受けるとともにパッドによって搬送方向と反対方向の摩擦力を受けることとなる。この結果、不要なシートが画像形成部へ搬送されることが防がれ、画像形成部により、シートに画像が好適に形成されることとなる。パッドは、案内面に形成された凹部に収容される。したがって、案内面は給紙ローラに近接して配設され、好適にシートを案内することができる。パッドは、案内面を含む基部に対して、弾性部材を用いて連結される。弾性部材は、シートを給紙ローラへ押し当てる機能を発揮するが、給紙ローラが保持部から除去されると、パッドを案内面から突出させることとなる。案内面から突出されたパッドは、使用者に摘みやすくなり、専門的な技術を有さない一般的な使用者であっても簡単にパッドの交換を行うことができる。更に、案内面からのパッドの突出は、パッドが交換されるべき部品であることを使用者に直感的に知らせることとなる。したがって、使用者は取扱説明書を読むことなく、パッドを交換することが可能となる。
上述の如く、本発明は、専門的な作業員以外の者であっても比較的簡単にパッドを交換することが可能な給紙構造体及びこの給紙構造体が組み込まれた画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図1に示される画像形成装置の内部構成を示す図である。 図1に示される画像形成装置に組み込まれた給紙構造体の斜視図である。 図3に示される給紙構造体の拡大斜視図である。 図4に示される給紙構造体の給紙ローラを示す図である。 図5に示される給紙ローラを除去するための一工程を示す斜視図である。 図5に示される給紙ローラを除去するための一工程を示す斜視図である。 図5に示される給紙ローラに接触されるパッドの斜視図である。 図8に示されるパッドを下方から見た斜視図である。 図8に示されるパッドを除去するための一工程を示す斜視図である。 図8に示されるパッドを上方から見た斜視図である。 図11に示されるパッドを下方から見た斜視図である。 図11に示されるパッドを収容するための凹部を示す斜視図である。 図4に示される給紙構造体の概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙構造体の斜視図である。 図15に示される給紙構造体の給紙ローラの概略断面図である。 図16に示される給紙ローラが除去された給紙構造体の斜視図である。 図15に示される給紙構造体のパッド及び可動部を示す斜視図である。 図15に示される給紙構造体の概略断面図である。 図15に示される給紙構造体のパッドの除去工程を説明する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る給紙構造体に用いられるパッドの斜視図である。 図21に示されるパッドの展開斜視図である。 図21に示されるパッドが取り付けられる基部の斜視図である。 図21に示されるパッドの回動動作を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、何ら本発明を限定するものではない。また、以下の説明において、「シート」との用語は、コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパや画像形成処理を受ける他のシート材料を意味する。「シートの先頭縁」との用語は、シートの搬送方向において、先頭に位置するシートの縁を意味する。「シートの幅方向」との用語は、シートの搬送方向に対して直交する方向を意味する。以下の説明で用いられる「上流」、「下流」及びこれらに類する用語は、シートの搬送方向における「上流」、「下流」及びこれらに類する概念を意味する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の外観斜視図である。尚、図1に示される画像形成装置は、カラープリンタであるが、本発明はこれに限られるものではなく、コピー機、モノクロプリンタ、ファクシミリ或いはこれらの機能を備える複合機やシートに画像を形成するための他の装置であってもよい。
カラープリンタ1は、パーソナルコンピュータ(PC)などの外部装置に直接またはLAN経由で接続されるプリンタ本体200と、プリンタ本体200の下方に設けられる複数のシート供給部100とを備える。各シート供給部100は、例えば、互いに異なるサイズのシートを収容可能に形成される。カラープリンタ1は更に、カラープリンタ1の動作を制御するための制御回路(図示せず)や一般的なカラープリンタに設けられる他の要素を含む。
図2は、カラープリンタ1の内部構造を示す断面図である。図2と併せて、図1を参照しつつ、カラープリンタ1の内部構造が説明される。
プリンタ本体200は、トナーコンテナ900Y、900M、900C、900K、中間転写ユニット92、画像形成ユニット93、露光ユニット94、シート供給部100、定着ユニット97、排紙ユニット96、筐体90、トップカバー911及びフロントカバー912を備える。
画像形成ユニット93は、イエロー用トナーコンテナ900Y、マゼンタ用トナーコンテナ900M、シアン用トナーコンテナ900C、ブラック用トナーコンテナ900Kを含む。これらコンテナの下方には、YMCK各色に対応する現像装置10Y、10M、10C、10Kがそれぞれ配設される。
画像形成ユニット93は、各色のトナー像を担持する感光体ドラム17(電子写真方式で潜像が形成される感光体)を含む。感光体ドラム17として、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。各感光体ドラム17には、トナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kからそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが供給される。
感光体ドラム17の周囲には、帯電器16、現像装置10(10Y、10M、10C、10K)、転写器(転写ローラ)19及びクリーニング装置18が配置される。帯電器16は、感光体ドラム17の表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム17の表面は、露光ユニット94によって露光され、静電潜像が形成される。現像装置10Y、10M、10C、10Kは、それぞれトナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kから供給される各色のトナーを用いて、各々の感光体ドラム17上に形成された静電潜像を現像(可視像化)する。転写ローラ19は、中間転写ベルト921を挟んで感光体ドラム17とニップ部を形成し、感光体ドラム17上のトナー像を中間転写ベルト921上に一次転写する。クリーニング装置18は、トナー像転写後の感光体ドラム17の周面を清掃する。
各現像装置10Y、10M、10C、10Kは、筐体20を備える。筐体20の内部には、磁性キャリアとトナーとを有する2成分現像剤が収納される。また、筐体20内には、筐体20の底部近傍に長手方向を軸方向として並列に2本の攪拌ローラ11、12(現像剤攪拌部材)が回転可能に配置される。
筐体20の内部底面には、現像剤の循環経路が設定されており、攪拌ローラ11、12は循環経路内に配設される。攪拌ローラ11、12の間の軸方向には、筐体20の底部から立設された仕切り壁201が設けられる。仕切り壁201は、循環経路を区画する。仕切り壁201の周囲を周回するように、循環経路が形成される。2成分現像剤は、循環経路を攪拌ローラ11及び12によって攪拌、搬送されながら帯電される。
2成分現像剤は、攪拌ローラ11及び12によって攪拌されつつ筐体20内を循環し、トナーが帯電される。攪拌ローラ11上の2成分現像剤は、上側に位置する磁気ローラ14に吸引されて搬送される。吸引された2成分現像剤は、磁気ローラ14上に磁気ブラシ(図示せず)を形成する。磁気ブラシは、ドクターブレード13によって層厚規制される。現像ローラ15上のトナー層は、磁気ローラ14と現像ローラ15との間の電位差によって形成される。トナー層によって感光体ドラム17上の静電潜像が現像される。
露光ユニット94は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、画像形成ユニット93の各々に設けられた感光体ドラム17の周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット92は、中間転写ベルト921、駆動ローラ922及び従動ローラ923を備える。中間転写ベルト921上には、複数の感光体ドラム17からトナー像が重ね塗りされる(一次転写)。重ね塗りされたトナー像は、給紙ユニット130から供給されるシートPに二次転写部98において二次転写される。駆動ローラ922及び従動ローラ923は、中間転写ベルト921を周回駆動させる。駆動ローラ922及び従動ローラ923は、筐体(図示せず)によって回転自在に支持される。
定着ユニット97は、中間転写ユニット92から二次転写されたシートP上のトナー像に対し、定着処理を施す。定着処理されたカラー画像付のシートPは、装置本体200の上部に形成された排紙ユニット96へ向けて排出される。
排紙ユニット96は、定着ユニット97から搬送されたシートPを、排紙トレイとして用いられるトップカバー911上に排出する。
シート供給部100は、プリンタ本体200に着脱自在に装着された複数段(本実施形態では3段)の給紙ユニット130を備えている。給紙ユニット130は、画像形成される複数のシートPからなるシート束Sを収納する。給紙ユニット130は、筐体90に対して着脱可能に装着される。各段の給紙ユニット130には、シート束Sがそれぞれ貯留される。使用者は、各段の給紙ユニット130のうち1つを選択することができる。選択された給紙ユニット130に設けられたピックアップローラ40が駆動することにより、選択された給紙ユニット130のシート束Sの最上層のシートPが1枚ずつ取り出されて給紙搬送路133へと繰り出され、画像形成部93へ導入される。
各給紙ユニット130は、搬送機構を含む。プリンタ本体200の下部に各給紙ユニット130を複数積み重ねられると、各給紙ユニット130が有する搬送機構が互いに結合され、プリンタ本体200へと延びる一本の給紙搬送路133が形成される。
尚、本実施形態ではシート供給部100が3段の給紙ユニット130で構成されているが、本発明はこれに限らず、給紙ユニット130が1段または2段、または4段以上の給紙ユニット130を用いて構成されたプリンタ等の画像形成装置に対しても同様に適用することができる。
カラープリンタ1は更に、給紙トレイ300を含む。給紙トレイ300は、給紙ユニット130の上方に配設される。給紙トレイ300は、筐体90の正面側(給紙ユニット130が引き出される側)に回動自在に取り付けられる。図1及び図2に示される給紙トレイ130は、給紙口を閉止する閉止位置にある。給紙トレイ300の下端部が回動軸となり、給紙トレイ300は前方に回動され、複数のシートPを積層してなるシート束Sを支持可能となる。給紙トレイ300の下端部近傍に、給紙構造体500が配設される。給紙構造体500は、給紙トレイ300上に載置されたシートPを一枚ずつ画像形成ユニット93へ送り出し、画像形成ユニット93にてシートP上に画像が形成される。
図3は、図2に示される給紙トレイ300及び給紙トレイ300に隣接して配される内カバー350が正面側に回動されたカラープリンタ1の斜視図である。図3に示されるように、給紙トレイ300及び内カバー350が正面側に引き倒されると、給紙構造体500が露出し、使用者は給紙構造体500の交換作業を行うことが可能となる。図3と併せて、図2を参照しつつ、給紙構造体500が説明される。
内カバー350の内面は、シートPの搬送路を形成する。内カバー350の内面には、複数のローラ351が取り付けられ、内カバー350の内面と対向する筐体90の面にローラ351と対向するように配設されたローラ352が取り付けられている。ローラ351,352は対となって、シートPを搬送することができる。使用者は、所定の操作を行い、内カバー350を正面側に引き倒すことにより、給紙構造体500を露出させることができる。
給紙構造体500は、給紙ローラ510を含む。給紙ローラ510の一端部は、駆動シャフト511に接続され、他端部は従動シャフト512に接続される。駆動シャフト511及び従動シャフト512は、ブラケット513によりそれぞれ支持される。従動シャフト512、給紙ローラ510及び駆動シャフト511はシートPの幅方向に延びる。駆動シャフト511の端部には、ギア519が取り付けられ、ギア519はモータなどの駆動源(図示せず)の駆動軸に噛み合う。駆動源の作動により、給紙ローラ510及び駆動シャフト511は一体的に回転する。
図4は、給紙構造体500の拡大斜視図である。図4と併せて、図3を参照しつつ、更に給紙構造体500が説明される。
給紙構造体500は更に、基部520を備える。基部520は、従動シャフト512、給紙ローラ510及び駆動シャフト511を部分的に取り囲むように屈曲された案内面521を含む。案内面521は上方に向けて延び、搬送されるシートPを上方に押し上げるように案内する。給紙ローラ510は、案内面521上のシートPと接触回転しながら、シートPを搬送する。駆動シャフト511及び従動シャフト512を支持するブラケット513は、案内面521から上方に立設される。したがって、基部520はブラケット513を介して駆動シャフト511及び従動シャフト512を支持する。
図5は、給紙ローラ510の構造を概略的に示す。図5(a)は、給紙ローラ510の断面図であり、図5(b)は、従動シャフト512との接続側から給紙ローラ510を見た図であり、図5(c)は、駆動シャフト511との接続側から給紙ローラ510を見た図である。図5と併せて、図4を参照しつつ、給紙ローラ510が説明される。
給紙ローラ510は、シートPと接触する略円筒形状の搬送筒514と、搬送筒514内に挿入されるとともに搬送筒514と一体的に回転する略2段円筒形状の駆動片515と、駆動片515内に収容されるコイルバネ516と、駆動片515に挿入されるとともにコイルバネ516によって付勢される略円筒形状の従動片517とを含む。
搬送筒514は、シートPを搬送するのに十分な摩擦係数を有する材料(例えば、コルク材)から形成される。駆動片515は、搬送筒514内に挿入される略円筒形状の挿入部151と、挿入部151より大径に形成されるとともに駆動シャフト511側に現れる略円板形状の接続板152とを含む。挿入部151の内周面には、挿入部151の長手方向に沿って延びる係合溝153が形成される。駆動シャフト511と接続される接続板512の面には、例えば、略十字形状の係合溝154が形成される。接続板512と接続される駆動シャフト511の端面には、例えば、係合溝154と相補的な十字形状の突出部(図示せず)が形成され、係合溝154と駆動シャフト511の十字形状の突出部とが噛み合わされる。これにより、駆動シャフト511の回転が駆動片515へ伝達される。挿入部151の外周面と搬送筒514との間には、駆動片515と搬送筒514とを一体的に回転させるのに十分な大きさの摩擦力が生ずるように、挿入部151が形成される。或いは、搬送筒514及び挿入部151は、セットボルト等の固定具により接続される。これにより、駆動片515へ伝達された回転は、搬送筒514へ伝達される。
コイルバネ516が挿入部151へ挿入された後、従動片517が、挿入部151へ挿入される。挿入部151へ挿入される従動片517の端部近傍の外周面には、略三角板状の突条171が形成される。突条171の突出量は、従動片517の端部に近づくにつれて小さくなる。突条171は、挿入部151に形成された係合溝153と噛み合う。これにより、駆動片515へ伝達された回転は、従動片517へ伝達される。従動シャフト512と接続される従動片517の端部の近傍には、環状の突出部172が形成される。突出部172と従動片517との端部との間の部分は、従動シャフト512に回転可能に支持される。従動片517がコイルバネ516により挿入部151から押し出された突出位置にあるとき、突条171は、係合溝153の端部に引っ掛かる。このとき、突出部172は、搬送筒514及び/又は挿入部151の端面から離間している。使用者は、突出部172が搬送筒514及び/又は挿入部151の端面に接触する収容位置まで、従動片517を挿入部151へ押し込むことが可能である。尚、図3に示される給紙ローラ510の従動片517は、突出位置にある。
図6は、従動片516が収容位置に移動したときの給紙ローラ510を示す斜視図であり、図7は、駆動シャフト511及び従動シャフト512から取り外された給紙ローラ510を示す斜視図である。図6及び図7と併せて、図5を参照しつつ、駆動シャフト511及び従動シャフト512からの給紙ローラ510の除去工程が説明される。
図6に示される如く、従動シャフト512に向けて、給紙ローラ510を移動させると、上述の如く、従動片517は、収容位置に移動する。この結果、駆動片515と駆動シャフト511との間の係合が解除される。
図7に示される如く、給紙ローラ510を上方に持ち上げると、給紙ローラ510は、駆動シャフト511及び従動シャフト512から簡単に除去されることとなる。給紙ローラ510が除去されると、給紙ローラ510によって、基部520に押さえつけられていたパッド522が押し上げられる。尚、本実施例は、駆動シャフト511及び従動シャフト512が給紙ローラ510を保持するための保持部として用いられているが、本発明はこれに限られるものではなく、給紙ローラ510を着脱自在且つ回転可能に保持する任意の構造を保持部として用いることができる。
図8は、給紙ローラ510によって基部520に押しつけられている間のパッド522を示す斜視図である。図8と併せて、図7を参照しつつ、パッド522が説明される。
パッド522は、略矩形板状のパッド本体523と、パッド本体523を部分的に取り囲むとともに支持するホルダ524とを含む。パッド本体523は、シートPに所定の摩擦力を与え、不要なシートPの下流への搬送を妨げる。これにより、シートPが重送されたとき、給紙ローラ510に接触するシートPのみが下流へ搬送され、残りのシートPはパッド本体523によって、下流への搬送が妨げられることとなる。パッド本体523及びパッド本体523の周縁に隣接するホルダ524の面は、基部520の案内面521に対して略面一である。尚、パッド本体523は、給紙ローラ510よりも高い耐摩耗性を備える材料(例えば、シリコンボード)から形成されることが好ましい。
図9は、給紙ローラ510が除去された後のパッド522の斜視図である。図9と併せて、図7及び図8を参照しつつ、パッド522の除去工程が説明される。
図9に示される如く、パッド522は、一対のコイルバネ525を用いて基部520に連結される。コイルバネ525は、図8に示される如く、給紙ローラ510によって、パッド522が基部520に押しつけられ、案内面521に対して面一となっている間、パッド522(パッド本体523)を給紙ローラ510に押しつける役割を担う。これにより、パッド本体523の面が若干摩耗したとしても、シートPに対する摩擦力を与え続けることができる。図7に示される如く、給紙ローラ510が除去されると、パッド522と基部520との間に配設されたコイルバネ525は、パッド522を押し上げ、案内面521に対して突出させる。尚、本実施形態において、コイルバネ525がパッド522と基部520とを連結させているが、本発明はこれに限られるものではなく、パッド522を給紙ローラ510に押しつけることが可能であって、給紙ローラ510の除去後に、パッド522を押し上げることができる任意の弾性部材をパッド522と基部520との連結に用いることができる。
図10は、コイルバネ525が除去された後の給紙構造体500を示す。図10と併せて、図9を参照しつつ、パッド522の除去工程が更に説明される。
上述の如く、コイルバネ525は、パッド522を案内面521に対して突出させるので、使用者はパッド522を簡単に摘むことができる。したがって、パッド522を基部520から引き出し、コイルバネ525を除去することにより、パッド522を基部520から分離除去することができる。
図11は、パッド522を上方から見た斜視図である。図12は、パッド522を下方から見た斜視図である。図11及び図12と併せて、図8及び図9を参照しつつ、パッド522が説明される。
パッド522のホルダ524は、略矩形板状の主板241と、主板241の上流縁から垂下する略矩形状の上流壁242と、主板241の両側縁からそれぞれ垂下する台形状の側板243とを含む。主板241の上面は、案内面521の一部を形成する。主板241の上面には、パッド本体523と相補的な凹部が形成され、この凹部にパッド本体523が埋設される。このとき、パッド本体523の上面は、主板241の上面に対して略面一とされることが好ましい。
主板241の下面には、一対の十文字形状と突部244が形成される。突部244は、コイルバネ525の上端に巻回される。したがって、コイルバネ525及びホルダ524は簡単に分離される。主板241、上流壁242及び一対の側板243は、コイルバネ525を収容するための空間を形成する。一対の側板243それぞれの外面には、直線状の突条245が形成される。
図13は、基部520の斜視図である。図13と併せて、図4、図9及び図11を参照しつつ、基部520が説明される。
基部520の案内面521には、凹部526が形成される。凹部526は、パッド522と略相補的な形状をなし、凹部526にパッド522が収容される。上述の如く、パッド522が凹部526に収容されると、パッド522の主板241の上面並びにパッド本体523の上面は、基部520の案内面521とともにシートPを案内するための案内面521を形成することとなる。
凹部526の側面をなす基部520の側壁261の面には、パッド522の側板243に形成された突条245と略相補的な溝部262が形成される。パッド522の突条245は、溝部262と噛み合う。パッド522が凹部526内に収容されている間、突条245及び溝部262は、給紙ローラ510の回転軸に向けて延びる。
凹部526の底面をなす基部520の底壁263の上面からは、略十文字形状の一対の突部264が形成される。一対の突部264それぞれには、コイルバネ525の下端部が巻回される。したがって、コイルバネ525は、基部520から容易に除去されることができる。
図14は、給紙構造体500の概略断面図である。図14と併せて、図11及び図13を参照しつつ、給紙構造体500の動作が説明される。
給紙構造体500は、給紙ローラ510、基部520に加えて、リフト板530を含む。尚、図14から明らかな如く、基部520は、給紙構造体500の筐体全体を構成するが、本発明はこれに限られるものではなく、基部520は給紙構造体500の筐体の一部を構成してもよい。リフト板530は、回動シャフト531に支持される基端部を有するとともに下流方向に延びるアーム部532と、アーム部532の先端に取り付けられるとともに更に下流方向に延びる押し当て板533とを含む。押し当て板533は、シートPの幅方向に延びる。リフト板530は回動シャフト531周りに上下に回転し、シートPを搬送する間、シートPの先頭縁を給紙ローラ510の周面に押し当てる。これにより、シートPは、リフト板530より下流に配設された案内面521に促される。
上述の如く、パッド522の突条245と基部520に形成された凹部526を形成する側壁261の溝部262との係合並びにコイルバネ525の付勢力により、パッド522は、給紙ローラ510の回転軸方向に押し上げられ(図14中、矢印参照)、給紙ローラ510とともにシートPを挟持する。この結果、不要なシートPが搬送されることなく、1枚ずつシートPを下流へ送り出すことが可能となる。
(第2実施形態)
図15は、第2実施形態に係る給紙構造体500の斜視図である。図15に関連して説明される給紙構造体500の構造は、図3乃至図14に関連して詳述された給紙構造体500の構造と略同様であるので、相違する点が主に説明される。
給紙構造体500は、給紙ローラ510と、基部520と、リフト板530とを含む。基部520は、略箱形の筐体を形成する。基部520の側壁527の内面からリフト板530の回動シャフト531が内方に突出する。リフト板530のアーム部532の基端部は二股に分かれ、回動シャフト531を挟持する。これにより、リフト板530は上下に回動可能となる。一対の側壁527それぞれに隣接して配設されるアーム部532は、シートPの幅方向に延びる押し当て板533を支持する。
基部520の天板528上に一対の給紙ローラ510、従動シャフト512及び駆動シャフト511が配設される。天板528の上面から、給紙ローラ510の両脇にブラケット513が立設される。一対のブラケット513のうち一方は、従動シャフト512の端部を回転可能に支持し、他方は駆動シャフト511の一端部を回転可能に支持する。駆動シャフト511の他端部にはギア519(例えば、図3及び図4参照)が取り付けられる。図15に示される給紙構造体500は、ギアカバー518を用いて、ギア519を覆っている。
図16は、図15に示される給紙ローラ510の概略断面図である。図16と併せて、図5乃至図7及び図15を参照しつつ、給紙ローラ510の構造が説明される。
図5に関連して説明された構造と同様に、給紙ローラ510は、搬送筒514と、駆動片515と、コイルバネ516と、従動片517とを含む。図5に関連して説明された構造と相違する点は、駆動片515に2つの搬送筒514が取り付けられることだけである。したがって、図6及び図7に関連して説明された除去工程と同様の工程を経て、給紙ローラ510は、駆動シャフト511及び従動シャフト512から除去することが可能である。尚、本発明に、3以上の搬送筒514を含む給紙ローラ510が適用されてもよい。
図17は、給紙ローラ510が除去された給紙構造体500の斜視図である。尚、上述の如く、パッド522は、コイルバネ525により、上方に押し上げられるが、図面を不必要に不明瞭にすることを避けるために、パッド522を基部520に形成された凹部526内に収容して示している。図17と併せて、図15を参照しつつ、パッド522が説明される。
図17に示されるように、パッド522は、一対の搬送筒514に対応して、一対のパッド本体523を備える。一対のパッド本体523は、1つのホルダ524に取り囲まれるとともに支持される。
図18は、基部520(筐体)から天板528及び天板528に接続される駆動シャフト511が除去された給紙構造体500の斜視図である。尚、上述の如く、パッド522は、コイルバネ525により、上方に押し上げられるが、図面を不必要に不明瞭にすることを避けるために、パッド522を基部520に形成された凹部526内に収容して示している。
基部520は、静止部210と可動部220とを含む。可動部220は、給紙構造体500の中心位置に配設され、パッド522を取り囲むとともに支持する。可動部220は、図18中、ハッチングされた領域として示されている。可動部220は、案内面521の一部をなす可動面221を含む。静止部210は、案内面521の一部をなす静止面211を含む。静止面211は、可動面221の左右に隣接して形成される。可動面221は、凹部526に収容されるパッド522を取り囲むように形成される。可動部220は、静止部210に対して、回動可能に取り付けられる。
図19は、図15に示される給紙構造体500の概略的断面図である。図19と併せて、図15を参照しつつ、給紙構造体500の動作が説明される。
リフト板530は、パッド522に対して上流側に配設される。リフト板530は、基部520の静止部210の一部をなす側壁527から突出する回動シャフト531を介して、静止部210に回動可能に取り付けられる。図14に関連して説明されたリフト板530の動作と同様に、リフト板530は上下に回動可能である。シートPの搬送が開始されると、リフト板530は上方に回動し、シートPの先頭縁を給紙ローラ510に押し当てることができる。
可動部220は、略J字形状をなし、可動面221(図18参照)が形成されるとともにパッド522を収容する第1端部222と、第1端部222と反対側に形成される第2端部223とを含む。第2端部223は、リフト板530の押し当て板533の下面に接触可能に形成される。パッド522と第1端部222との間には、コイルバネ525が配設される。第1端部222とパッド522との接続は、図8乃至図13に関連したものと同様である。第1端部222と第2端部223との間の屈曲部に回動部224が形成される。回動部224は、静止部210に対して回動可能に取り付けられる。尚、回動部224が取り付けられる静止部210として、基部520(筐体)内部で立設するリブ等の壁部を挙げることができる。また、リフト板530が上方に回動し、第2端部223と押し当て板533とが離間しても、回動部224から第1端部222の間の一部が、基部520(筐体)を構成する静止部210の一部と接触するため、第1端部222は、図19に示される位置から下流方向に移動せず、パッド522と給紙ローラ510との接触は保たれる。
図20は、給紙ローラ510を除去した後の給紙構造体500の動作を示す。図20を参照しつつ、給紙構造体500の動作が更に説明される。
給紙ローラ510が除去されると、コイルバネ525によって、パッド522が上方に押し上げられる。したがって、パッド522は可動部220の第1端部222(可動面221)に対して突出することとなる。使用者は、給紙ローラ510を除去した後、押し当て板533を下方(給紙ローラ510が存した位置から離間する方向)に押圧し、回動シャフト531周りにリフト板530を下方に回動することができる。この結果、押し当て板533の下面は、可動部220の第2端部223と接触した後、更に、第2端部223を押圧するとともに下方に移動させる。この結果、第2端部223が力点となり、回動部224が支点となって、可動部220は回動部224周りに回動することとなる。かくして、可動部220の第1端部222は、図20において点線で示される位置(可動部220の可動面221が静止部210の静止面211と面一となる位置)から上流側且つ上方に移動し、静止面211に対して突出することとなる。したがって、使用者は、パッド522を一層容易に取り外すことが可能となる。
(第3実施形態)
図21は、第3実施形態に係る給紙構造体500に用いられるパッド522の斜視図である。図22は、図21に示されるパッド522の展開斜視図である。第3実施形態に係る給紙構造体500は、パッド522を除いて、第1実施形態及び/又は第2実施形態に係る給紙構造体500と同様である。したがって、図21に示されるパッド522の構造は、第1実施形態及び/又は第2実施形態に係る給紙構造体500に好適に適用可能である。
第3実施形態に係る給紙構造体500に用いられるパッド522は、第1実施形態及び/又は第2実施形態に係る給紙構造体500に用いられたパッド522と同様に、シートPに摩擦力を生じさせるパッド本体523と、パッド本体523を支持するホルダ524とを含む。ホルダ524は、パッド本体523を支持する略矩形板状の主板241と、主板241の上流縁から垂下する略矩形状の上流壁242と、主板241の両側縁に沿う略五角形状の一対の側板243と、一対の側板243の間で延びる断面L字型のバックアップ板247と、を含む。主板241の上面は、第1実施形態及び第2実施形態の主板241と同様に、シートPを案内する案内面521の一部を形成する。主板241の上面には、パッド本体523と相補的な凹部が形成され、この凹部にパッド本体523が部分的に埋設される。尚、主板241に埋設されるパッド本体523の数は、特に限定されるものではなく、給紙構造体500に用いられる給紙ローラ510の搬送筒514の数と等しくなるように定められる。本実施形態において、主板241には、2つのパッド本体523が埋設されるので、2つの搬送筒514が用いられる。
主板241の両側縁から回動シャフト246が突出する。回動シャフト246は、両側板243それぞれに形成された穴部248に挿入される。かくして、側板243は回動可能に主板241を支持する。本実施形態において、主板241の回動中心軸に沿う主板241の端縁(上流側の端縁)は、便宜的に、第1端縁251と称される。また、第1端縁251と反対側の主板241の端縁(下流側の端縁)は、便宜的に、第2端縁252と称される。第2端縁252は、下流方向に向けて、若干屈曲して形成される。
主板241、一対の側板243及びバックアップ板247によって囲まれてなる空間内には、コイルバネ525が配設される。コイルバネ525は、給紙ローラ510に向かう方向に主板241が回動するように付勢し、主板241を案内面521から突出させる。したがって、コイルバネ525は、第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明されたコイルバネ525と同様の役割を果たす。
バックアップ板247の内面(上面)には、略十文字形状の一対の突部264が形成される。図13に関連して説明された突部264と同様に、バックアップ板247の内面に形成された突部264にコイルバネ525の下端が巻回される。かくして、バックアップ板247は、好適にコイルバネ525を支持する。また、主板241の内面(下面)には、図12に関連して説明された突部244と同様の突部が形成され、当該突部にコイルバネ525の上端が巻回される。かくして、コイルバネ525は、主板241とバックアップ板247とに好適に接続される。
一対の側板243それぞれの下縁の間で延びるバックアップ板247の内面上に、上方へ(主板241に向けて)突出するリブ249が形成される。リブ249は、本実施形態において、コイルバネ525による主板241の回動を停止させる突出部として用いられる。リブ249の上流端が主板241の内面の上流縁(下縁)に接触することにより、主板241の回動が停止される。
一対の側板243の外面には、突条245が形成される。突条245は、第1実施形態及び第2実施形態に関連して説明された突条245と同様に、基部520に形成された凹部526へのパッド522の挿入を案内する。
図23は、基部520の斜視図である。図23(a)は、基部520を全体的に示す斜視図である。図23(b)は、図21及び図22に関連して説明されたパッド522を収容するための凹部526の周囲の拡大斜視図である。図23と併せて、図13、図21及び図22を参照しつつ、基部520へのパッド522の取付が説明される。
基部520の案内面521には、凹部526が形成される。凹部526は、パッド522と略相補的な形状をなし、凹部526にパッド522が収容される。パッド522が凹部526に収容されると、パッド522の主板241の上面並びにパッド本体523の上面は、基部520の案内面521とともにシートPを案内するための案内面を形成することとなる。
凹部526の側面をなす基部520の側壁261の面には、パッド522の側板243に形成された突条245と略相補的な溝部262が形成される。パッド522の突条245は、溝部262と噛み合う。図13に示される溝部262と比較すると明らかであるが、本実施形態において、溝部262は、給紙ローラ510の回転中心軸に向けて延出せず、回転中心軸に向かう方向よりも鉛直方向に延びている。
図24は、パッド522の主板241の回動を示す断面図である。図24(a)は、給紙ローラ510が取り付けられているときの給紙構造体500の断面図である。図24(b)は、給紙ローラ510が取り外された後の給紙構造体500の断面図である。図24と併せて、図21乃至23を参照しつつ、主板241の回動が説明される。
給紙ローラ510が駆動シャフト511(及び従動シャフト512)に取り付けられている間、バックアップ板247と主板241との間のコイルバネ525は圧縮されている。この結果、主板241に支持されるパッド本体523は、給紙ローラ510の搬送筒514に押しつけられることとなる。
給紙ローラ510は、第1実施形態及び/又は第2実施形態に関連して説明された手法を用いて、駆動シャフト511(及び従動シャフト512)から好適に取り外される。この結果、バックアップ板247と主板241との間で圧縮されたコイルバネ525は伸長し、主板241を、回動シャフト246を中心として回転させる。バックアップ板247に形成されたリブ249の上流端は、所定位置まで回動した主板241の下縁内面と接触し、主板241の回動を停止させる(図24(b)参照)。この結果、主板241の回動は、主板241が給紙ローラ510の回転中心軸C1を越える前(給紙ローラ510の回転中心軸を通過する鉛直線を越える前)に停止される。
図24(b)に示される如く、主板241は、案内面521から突出する。したがって、使用者は、主板241の第2端縁252を摘み、案内面521に形成された凹部526からパッド522を取り除くことができる。新たなパッド522が取り付けられると、給紙構造体500は、再度、図24(b)に示される構造に戻る。
新たなパッド522の主板241も同様に、給紙ローラ510の回転中心軸C1を越えない位置で立設されている。また、上述の如く、主板241の第2端縁252は、下流方向に向けて屈曲している。したがって、その後、給紙ローラ510を駆動シャフト511(及び従動シャフト512)に取り付けると、搬送筒514の周面が主板241或いはパッド本体523に接触し、主板241は、バックアップ板247に向けて回動することとなる。かくして、給紙構造体500は、図24(a)に示される構造に戻る。
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、これらの機能を併せ持つ複合機やシートに画像を形成する各種装置に適用可能である。
1・・・・・画像形成装置
210・・・静止部
211・・・静止面
220・・・可動部
221・・・可動面
222・・・第1端部
223・・・第2端部
224・・・回動部
241・・・主板
243・・・側板
244・・・突部(第1突部)
245・・・突条
247・・・バックアップ板
249・・・リブ(突出部)
251・・・第1端縁
252・・・第2端縁
261・・・側壁
262・・・溝部
263・・・底壁(底面)
264・・・突部(第2突部)
500・・・給紙構造体
510・・・給紙ローラ
511・・・駆動シャフト(保持部)
512・・・従動シャフト(保持部)
520・・・基部
521・・・案内面
522・・・パッド
523・・・パッド本体
524・・・ホルダ
525・・・コイルバネ(弾性部材)
526・・・凹部
530・・・リフト板
531・・・回動シャフト
93・・・・画像形成部
C1・・・・回転中心軸
P・・・・・シート

Claims (10)

  1. シートを搬送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラを着脱自在且つ回転可能に支持する保持部と、
    該保持部を支持するように形成されるとともに、前記シートを案内するように形成された案内面を含む基部と、
    前記案内面によって案内される前記シートを前記給紙ローラに押しつけるように配設されるとともに前記シートに摩擦力を生じさせるパッドと、
    前記パッドと前記基部との間に配設される弾性部材と、を備え、
    前記案内面には、前記パッドが収容される凹部が形成され、
    前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は前記パッドを前記案内面から突出させることを特徴とする給紙構造体。
  2. 前記パッドの上流側に配設されるとともに前記給紙ローラに前記シートの先頭縁を押し当てるように形成されたリフト板を更に備え、
    前記案内面は、前記凹部を取り囲むように形成された可動面と該可動面に隣接する静止面とを含み、
    前記可動面に前記パッドが取り付けられ、
    前記基部は、前記給紙構造体の筐体の少なくとも一部を形成するとともに、前記可動面を含む可動部と、前記静止面を含む静止部とを含み、
    前記リフト板は、回動可能に前記静止部に取り付けられる基端部を含み、
    前記可動部は、前記可動面が形成される第1端部と、該第1端部と反対側に形成されるとともに前記リフト板に接触可能に形成される第2端部と、前記第1端部と前記第2端部との間に形成されるとともに前記静止部に回動可能に接続される回動部とを含み、
    前記リフト板が前記給紙ローラから離間する方向に回動され、前記第2端部を押圧すると、前記可動部が前記回動部周りに回転し、前記可動面が前記静止面から突出することを特徴とする請求項1に記載の給紙構造体。
  3. 前記凹部の側面をなす前記基部の面には、前記給紙ローラの回転軸に向かう方向に延びる溝部が形成され、
    前記パッドは、前記溝部と相補的な突条を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙構造体。
  4. 前記パッドは、前記シートに摩擦力を生じさせるパッド本体と、
    該パッド本体を支持するホルダと、を備え、
    該ホルダは、前記パッド本体を支持する主板と、
    該主板を回動可能に支持する側板と、
    前記弾性部材を支持するバックアップ板と、を備え、
    前記弾性部材は、前記主板と前記バックアップ板とに接続され、
    前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は、前記主板を前記側板に対して回動させることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の給紙構造体。
  5. 前記バックアップ板は、前記主板に向けて突出する突出部を含み、
    該突出部は、前記給紙ローラが前記保持部から除去されたときの前記主板の回動を停止させることを特徴とする請求項4記載の給紙構造体。
  6. 前記主板が、前記給紙ローラの回転中心軸を越えて回動する前に、前記突出部は、前記主板の回動を停止させることを特徴とする請求項5記載の給紙構造体。
  7. 前記主板は、該主板の回動中心軸に沿う第1端縁と、該第1端縁と反対側に形成される第2端縁と、を含み、
    該第2端縁は、前記シートの搬送方向の下流方向に向けて屈曲して形成されることを特徴とする請求項6記載の給紙構造体。
  8. 前記弾性部材は、コイルバネであり、
    前記パッドは、前記コイルバネの一端部に巻回される第1突部を含み、
    前記凹部の底面をなす前記基部の面には、前記コイルバネの他端部に巻回される第2突部を含むことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の給紙構造体。
  9. 前記パッドは、前記給紙ローラよりも高い耐摩耗性を有することを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項に記載の給紙構造体。
  10. シートを給紙する給紙構造体と、
    該給紙構造体から搬送された前記シートに画像を形成する画像形成部と、を含み、
    前記給紙構造体は、シートを搬送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラを着脱自在且つ回転可能に支持する保持部と、
    該保持部を支持するように形成されるとともに、前記シートを案内するように形成された案内面を含む基部と、
    前記案内面によって案内される前記シートを前記給紙ローラに押しつけるように配設されるとともに前記シートに摩擦力を生じさせるパッドと、
    前記パッドと前記基部との間に配設される弾性部材と、を備え、
    前記案内面には、前記パッドが収容される凹部が形成され、
    前記給紙ローラが前記保持部から除去されたとき、前記弾性部材は前記パッドを前記案内面から突出させることを特徴とする画像形成装置。
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