JP2002104675A - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2002104675A
JP2002104675A JP2000300705A JP2000300705A JP2002104675A JP 2002104675 A JP2002104675 A JP 2002104675A JP 2000300705 A JP2000300705 A JP 2000300705A JP 2000300705 A JP2000300705 A JP 2000300705A JP 2002104675 A JP2002104675 A JP 2002104675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
sheet
feeding
feed roller
sheet feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000300705A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yuza
曜 遊坐
Yasuzumi Tajo
康純 田場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000300705A priority Critical patent/JP2002104675A/ja
Publication of JP2002104675A publication Critical patent/JP2002104675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で給送ローラ交換性に優れるシー
ト給送装置および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 三日月状カラー19に管状のゴム材20
を被着してなり、ゴム材20の外周面側はシート給送部
20aを、ゴム材20の内周面側は三日月状カラー19
の両端縁に張架されて伸縮自在な弾性部20bを構成す
る給送ローラ2を、給送ローラベース21に取り付ける
際に、給送ローラ2の弾性部20bをシャフト23に押
し当て弾性変形させた状態で、フック19bをスナップ
フィット21aに係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに画像を形
成する画像形成装置に備えられるシート給送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
たとえば、電子写真方式その他の記録方式を採用する、
複写機・プリンタ・ワードプロセッサ及びファクシミリ
装置等がある。以下に画像形成装置の一例としてレーザ
ービームプリンターを例に挙げて説明する。
【0003】従来のシート給送装置を備えるレーザービ
ームプリンターを図8、従来のシート給送装置を図9に
示す。
【0004】この種の画像形成装置の構造形態として
は、図8に示すように、給送手段〜転写手段〜定着手段
までのシート搬送を、画像形成装置内の再上部に配置し
た定着手段に向けて斜め上方へと搬送する形態がある。
【0005】例えば、図8に示すように、画像形成装置
の右端下方側に給送手段、中央に転写手段、左端上方側
に定着手段を配置し、シート搬送面の上部にプロセスカ
ートリッジ等の画像形成手段やレーザースキャナ等の光
源手段を配置し、シートの給送・トナー像のシートへの
転写・シート上のトナー像の加熱定着を行う構成があ
る。
【0006】続いて図8と、図9に示す従来のシート給
送装置を例にして、従来のシート給送装置の構成と、給
送ローラの交換方法について説明する。
【0007】図8、図9に示す従来のシート給送装置に
おいては、給送ローラ102は、半月状カラー119に
無端なゴム材120を挿入して構成される。給送ローラ
ベース121は、給送ローラ102を保持し、ギア24
とシャフト34を介してモーター18から駆動を受けて
回転する。35,36は、給送ローラベース121の軸
受けであり、ステー37に固定されている。
【0008】3は、シートPの給送時に、給送ローラ1
02にシートPを押圧する中板であり、加圧バネ25,
26により付勢されている。4は、給送されるシートP
を1枚に分離する分離パッドであり、分離ゴム材4aと
分離ゴム材4aを保持するホルダー4bとで構成され
る。中板3に設けられた幅規制板27,28は、シート
Pのシート幅を規制するため、中板3上でシートサイズ
にあわせてシート幅方向で移動可能である。
【0009】カム29,30はそれぞれシャフト34,
38に固定され、装置待機状態では中板3のカム部3
a,3bと接して、シートPが給送ローラ102と接し
ないように加圧バネ25,26に反して中板3を付勢し
ている。シャフト34,38、中板3は、フレーム31
にそれぞれ回転可能に保持されている。
【0010】続いて従来のシート給送装置での給送ロー
ラ102の交換方法について、図10を用いて説明す
る。
【0011】給送ローラ102は、半月状カラー119
のボス119aを回転中心として、フック119bを給
送ローラベース121のスナップフィット121aに引
っ掛けて給送ローラベース121に保持されている。給
送ローラ102を給送ローラベース121より取り外す
場合は、作業者が給送ローラベース121のスナップフ
ィット121aを外し且つ図10の矢印d方向に給送ロ
ーラ102を回転させて交換する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、以下に挙げる課題があっ
た。
【0013】給送ローラベース121は、半月状カラー
119と無端なゴム材120とから成る給送ローラ10
2を保持するため形状が複雑となり、強度面、成形性か
らシャフト34,38と一体化できない。また、半月状
カラー119が障壁となり、給送ローラベース121に
シャフト34を貫通させることもできない。したがっ
て、シャフト34,38と給送ローラベース121とを
別部材にする必要があり、それに伴って、給送ローラベ
ース121を支える軸受け35,36も必要となるた
め、部品点数が多くコストがかかってしまう。
【0014】また、給送ローラ102の近傍には、軸受
け35,36、ステー37があり、給送ローラ102を
作業者が交換する際に、スナップフィット121aを外
したり、給送ローラ102を回転させるためのスペース
が少なく、作業性が良くなかった。
【0015】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で給送ローラ交換性に優れるシート給送装置およ
び画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シートを積載する積載手段と、該
積載手段からシートを給送する給送ローラと、該給送ロ
ーラを支持して回動するローラ支持手段と、を備えたシ
ート給送装置において、前記給送ローラに弾性変形する
弾性部を設けるとともに、前記ローラ支持手段に該弾性
部を押圧して弾性変形させる押圧部を設け、前記弾性部
を前記押圧部に押圧し弾性変形させた状態で、前記給送
ローラを前記ローラ支持手段に係止することを特徴とす
る。
【0017】これにより、給送ローラとローラ支持手段
の係止部を外すだけで、弾性変形した弾性部の弾発力に
よって、給送ローラがローラ支持手段から積極的に離脱
する。
【0018】また、前記給送ローラは、略三日月状の断
面を有するローラ枠体に管状の弾性部材を被着してな
り、該弾性部材は、前記ローラ枠体の外周面側では前記
ローラ枠体にガイドされてシート給送部を構成し、前記
ローラ枠体の内周面側では前記ローラ枠体の両端縁に張
架されて前記弾性部を構成するとよい。
【0019】また、前記ローラ支持手段は、前記給送ロ
ーラの回転軸と、該回転軸に設けられ前記給送ローラを
支持する支持部材とを有し、前記回転軸の一部が前記押
圧部を構成するとよい。
【0020】また、前記給送ローラを複数設けるとよ
い。
【0021】前記給送ローラによって給送されたシート
から一枚のシートのみを分離する分離手段を設けるとよ
い。
【0022】さらに、本発明の画像形成装置において
は、前記のシート給送装置と、該シート給送装置により
給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、を
有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0024】(第1の実施の形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施の形態に係るシート給送装置およびこの
シート給送装置を具備した画像形成装置について説明す
る。
【0025】図1は本発明の第1の実施の形態に係るシ
ート給送装置を備えた画像形成装置の概略断面図であ
る。図2は本発明の第1の実施の形態に係るシート給送
装置の要部正面図である。図3は本発明の第1の実施の
形態に係るシート給送装置の給送ローラの交換方法の説
明図である。
【0026】なお、本実施の形態では、感光体にレーザ
ー光を走査して記録する電子写真方式を採用する画像形
成装置であるレーザービームプリンタを例に説明する
が、本発明に係るシート給送装置は、複写機,FAX,
ワードプロセッサあるいはスキャナなどの画像形成装置
にも好適に利用することができる。また、画像形成方式
も電子写真方式に限られず、インクジェット方式や熱転
写方式等の画像形成装置にも好適に利用することができ
る。
【0027】本実施の形態のレーザービームプリンタの
概略構成について、以下に説明する。
【0028】図中、1は画像形成装置内に給送されるシ
ートPを積載する積載手段としての給送トレイであり、
給送トレイ1のシート積載面1aにはシートPが積載さ
れている。このシートPは、給送トレイ1の上部前端側
に配設された給送手段である給送ローラ2に押圧手段で
ある中板3により押圧され、ピックアップされる。そし
て分離手段としての分離パッド4と給送ローラ2によっ
て1枚ずつ分離、給送され、搬送手段の搬送ローラ5
a,5bにより転写部に搬送される。
【0029】レジストセンサー6はシートPの先端位置
と露光光源であるレーザースキャナ7の発光タイミング
を同期させるものであり、これによりシートP上の所定
位置から画像の描き出しを開始することができる。8は
折り返しミラーである。
【0030】9は感光体10,現像器,クリーナ,帯電
ローラ等の画像形成手段を有するプロセスカートリッジ
であり、11は感光体10上の顕画像をシートP上に転
写させる転写ローラ、12は転写後のシートPを定着器
13まで案内する搬送ガイドであり、定着器13はシー
トP上の顕画像を加熱定着する。そしてシートPは排出
ローラ14により外装カバー15と一体で形成されてい
る排出トレイ16上に排出される。
【0031】[シート搬送角度について]図1に示すよ
うに、給送ローラ2と中板3と分離パッド4を備える給
送装置、感光体10上の顕画像をシートP上に転写ロー
ラ11によって転写する転写手段、シートP上のトナー
像を加熱定着するための定着器13は、定着器13を最
上部としてほぼ一直線状に斜め上方に向かって配置され
ている。
【0032】給送トレイ1に積載されているシートPは
給送ローラ2によって給送された後、ほぼ一直線の搬送
経路を搬送ローラ5a,5bによって転写部まで搬送さ
れる。その後、感光体10と転写ローラ11によって、
トナー像の転写と同時に定着器13まで挟持搬送され
る。
【0033】この間のシートPの搬送経路はほぼ一直線
であるので、シート搬送の際のシートPとガイド部材と
の摺擦音を低減できると共に、シートPを安定して搬送
でき、シート搬送の信頼性を向上させることができる構
成となっている。
【0034】また、定着器13は、シート搬送経路の最
上部に配置されているので、連続でプリント作業を行っ
た場合でも、定着器13から発生する熱は、外装カバー
15内に形成された不図示のルーバー部から装置外部に
排出される。プロセスカートリッジ9やレーザースキャ
ナ7は定着器13よりも下部か横に配置されているの
で、定着器13から発生する熱の影響を受けること無
く、常に良好な出力画像を得ることが可能である。
【0035】[レーザースキャナ配置について]図1に
示すように、レーザースキャナ7は、ユニット配置とし
てはそれぞれスキャナーポリゴン7aから右上がりの配
置となっている。
【0036】ここで画像形成装置の大きさを出来るだけ
小型にするためには、図1に示すように給送装置〜転写
手段〜定着器にかけてのシート搬送経路に対して略垂直
な方向から感光体10にレーザー光を入射することが最
も有効である。このような構成とすることによって、画
像形成装置の奥行き及び高さを最小の寸法に収めること
が可能となっている。
【0037】また、スキャナーポリゴン7aを回転させ
るスキャナモータ7bは、ほぼ水平状態となるために、
スキャナモータ7bの軸受けにかかる負荷はなくなり、
軸受けの削れによってスキャナモータ7bの寿命が短く
なるといった不具合は生じることなく、長期にわたって
使用することが可能となる。
【0038】図1に示す構成であれば、プロセスカート
リッジ9は給送トレイ1側の方向に略水平に着脱可能で
あり、画像形成装置内でのジャム処理やプロセスカート
リッジ9の交換を全て同一方向から行うことができ、ユ
ーザビリティを向上している。
【0039】[電装系レイアウトについて]AC電源及
びDC電源、高圧電源から成る電装部17を、図1に示
すように給送装置〜定着器にかけての斜め上方に向かう
シート搬送経路の下部に配置し、電装部17内の空間エ
リアを給送装置から定着部にかけて大きくする構成とす
る。このようにすることにより、電装部17から発生す
る熱によって生じるエアーフローの経路を確保する。
【0040】また、電装部17上部に配置されている定
着器13から発生する熱は外装カバー15に設けられて
いるルーバー部(不図示)から装置外部に排出される。
この時、定着器13の後面と外装カバー15との間に空
間を設けることにより、この部分にも定着器13の廃熱
によるエアーフローを発生させることが可能となる。
【0041】従って、前述のように定着器13の下部に
大きな空間を設け電装部17を配置、定着器13の後面
側に空間を設けることで、冷却のためのファン等が無く
ても、電装部17から定着器13にかけて廃熱のための
エアーフローを発生させることが可能となり、画像形成
装置内部の熱こもりを解消し、昇温を防止している。
【0042】[駆動源の配置について]駆動源としての
モーター18は、図1に示すように、画像形成装置のフ
レームの一部である側面壁の内側に直接マウントされ、
ビスによって取付けられている。また、給送、転写、定
着からなるシート搬送面の下部に配置されている。
【0043】シート搬送部下部に配置することにより、
画像形成装置の高速化に対応する際に、モーターの大型
化やステッピングモータからDCモータへの変更等に対
しても柔軟に対応することが可能となる。これによっ
て、例えば10ppmから20ppmへの高速化を容易
に達成することが可能である。
【0044】以上、レーザープリンタの概略構成につい
て説明した。続いて本実施の形態のシート給送装置の構
成について説明する。
【0045】[シート給送装置の構成について]図1、
図2に示す本実施の形態のシート給送装置では、給送手
段である給送ローラ2は、略三日月状の断面を有するロ
ーラ枠体としての三日月状カラー19に、管状の弾性部
材としてのゴム材20を被着して構成されており、全体
として略半月状の断面を呈している。
【0046】三日月状カラー19の外周面側はゴム材2
0をガイドし、シート給送部たる搬送部20aを構成し
ている。一方、三日月状カラー19の内周面側、すなわ
ちシートPと直接接触しない非接触部20bにおいて
は、ゴム材20が三日月状カラー19から浮いた状態に
テンションを持って張架されており、弾性変形可能な弾
性部を構成している。
【0047】ローラ支持手段としての給送ローラベース
21は、樹脂材で成形されたローラ支持部材22と回転
軸たる金属性のシャフト23で構成されている。そし
て、給送ローラ2のゴム材20の非接触部20bをシャ
フト23で押圧し弾性変形させた状態で支持している。
【0048】シャフト23の片端部にはギア24を設け
てあり、給送ローラベース21は、モーター18からギ
ア24を介して駆動を受けて回転する。
【0049】3は、シートPの給送時に、給送ローラ2
にシートPを押圧する中板であり、加圧バネ25,26
により付勢されている。
【0050】4は、給送されるシートPを1枚に分離す
る分離手段としての分離パッドであり、分離ゴム材4a
と分離ゴム材4aを保持するホルダー4bとで構成され
る。
【0051】中板3に設けられた幅規制板27,28は
シートPのシート幅を規制するため、中板3上でシート
サイズにあわせてシート幅方向で移動可能である。カム
29,30はシャフト23の両端付近に固定され、中板
のカム部3a,3bと接して、装置待機状態では、シー
トPが給送ローラ2と接しないように加圧バネ25,2
6に反して中板3を付勢している。シャフト23、中板
3は、フレーム31にそれぞれ回動可能に支持されてい
る。32は、給送ローラ2から搬送ローラ5a,5bま
でのシートガイドである。
【0052】上記構成によれば、給送ローラベース21
はローラ支持部材22とシャフト23という簡素な構成
であり、軸受けなどの部品を必要とせず、部品点数の削
減によるコストダウンを図ることができる。また、給送
ローラベース21の軸受け廃止に伴い、給送ローラ2の
交換作業のスペースが広くなり、給送ローラ交換作業性
を向上することができる。
【0053】[給送ローラの交換方法について]続いて
給送ローラ2の交換方法について、図3を用いて説明す
る。
【0054】給送ローラ2は、三日月状カラー19のボ
ス19aを回転中心として、フック19bを給送ローラ
ベース21のスナップフィット21aに引っ掛けて給送
ローラベース21に支持されている。
【0055】支持状態においては、給送ローラ2のゴム
材20の非接触部20bをシャフト23に押し当てて弾
性変形させているため、シャフト23の押圧部にはゴム
材20からの弾発力が加えられている状態となる。
【0056】給送ローラ2を給送ローラベース21より
取り外す場合は、作業者が給送ローラベース21のスナ
ップフィット21aを外すことにより、上記ゴム材20
の弾発力の働きによって、給送ローラ2のゴム材20の
非接触部20bがシャフト23を押しやり、その結果、
給送ローラ2は図3(a)の状態より図3(b)の状態
に自動的に回転して取り出し位置に移動するので、給送
ローラ2を簡単に交換することができる。
【0057】このように給送ローラベース21のスナッ
プフィット21aを外すだけよく、給送ローラ交換作業
性を向上することができる効果がある。
【0058】(第2の実施の形態)図4、図5には、第
2の実施の形態が示されている。
【0059】図4は本発明の第2の実施の形態に係るシ
ート給送装置を備えた画像形成装置の概略断面図であ
る。図5は本発明の第2の実施の形態に係るシート給送
装置の要部正面図である。
【0060】画像形成手段等の構成および作用について
は第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分につ
いては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0061】以下に本実施の形態のシート給送装置の構
成について説明する。
【0062】図4、図5に示す本実施の形態のシート給
送装置では、第1の実施の形態同様に、給送手段である
給送ローラ2は、略三日月状の断面を有するローラ枠体
としての三日月状カラー19に、管状の弾性部材として
のゴム材20を被着して構成されており、全体として略
半月状の断面を呈している。
【0063】三日月状カラー19の外周面側はゴム材2
0をガイドし、シート給送部たる搬送部20aを構成し
ている。一方、三日月状カラー19の内周面側、すなわ
ちシートPと直接接触しない非接触部20bにおいて
は、ゴム材20が三日月状カラー19から浮いた状態に
テンションを持って張架されており、弾性変形可能な弾
性部を構成している。
【0064】ローラ支持手段としての給送ローラベース
21は樹脂材で一体成形され、給送ローラ2を支持する
ローラ支持部材22と、給送ローラ2の非接触部20b
を押圧する押圧部としてのリブ33と、軸部とを有して
いる。
【0065】給送ローラベース21の軸部は、ステー3
7に固定された軸受け35,36に軸架され、さらにシ
ャフト34,38と繋合されている。給送ローラベース
21はギア24とシャフト34を介してモーター18か
ら駆動を受けて回転し、それに伴い、給送ローラベース
21に支持された給送ローラ2も回転する。
【0066】3は、シートPの給送時に、給送ローラ2
にシートPを押圧する中板であり、加圧バネ25,26
により付勢されている。
【0067】4は、給送されるシートPを1枚に分離す
る分離手段としての分離パッドであり、分離ゴム材4a
と分離ゴム材4aを保持するホルダー4bとで構成され
る。
【0068】中板3に設けられた幅規制板27,28は
シートPのシート幅を規制するため、中板3上でシート
サイズにあわせてシート幅方向で移動可能である。カム
29,30はそれぞれシャフト34,38に固定され、
中板3のカム部3a,3bと接して、装置待機状態で
は、シートPが給送ローラ2と接しないように加圧バネ
25,26に反して中板3を付勢している。シャフト3
4,38、中板3は、フレーム31にそれぞれ回動可能
に支持されている。
【0069】本実施の形態においても、第1の実施の形
態同様に、給送ローラ2は、三日月状カラー19のボス
19aを回転中心として、フック19bを給送ローラベ
ース21のスナップフィット21aに引っ掛けて給送ロ
ーラベース21に支持されている。
【0070】支持状態においては、給送ローラ2のゴム
材20の非接触部20bをリブ33に押し当てて弾性変
形させているため、リブ33にはゴム材20からの弾発
力が加えられている状態となる。
【0071】給送ローラ2を給送ローラベース21より
取り外す場合は、作業者が給送ローラベース21のスナ
ップフィット21aを外すことにより、上記ゴム材20
の弾発力の働きによって、給送ローラ2のゴム材20の
非接触部20bがリブ33を押しやり、その結果、給送
ローラ2は第1の実施の形態同様に自動的に回転して取
り出し位置に移動するので、給送ローラ2を簡単に交換
することができる。
【0072】このように給送ローラベース21のスナッ
プフィット21aを外すだけよく、給送ローラ交換作業
性を向上することができる効果がある。
【0073】(第3の実施の形態)図6、図7には、第
3の実施の形態が示されている。
【0074】図6は本発明の第3の実施の形態に係るシ
ート給送装置を備えた画像形成装置の概略断面図であ
る。図7は本発明の第3の実施の形態に係るシート給送
装置の要部正面図である。
【0075】画像形成手段等の構成および作用について
は第1の実施の形態と同一なので、同一の構成部分につ
いては同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0076】本実施の形態のシート給送装置は、給送ロ
ーラ2a,2bと中板3により給送される複数のシート
を分離手段たるリタードローラ対39で1枚に分離して
給送するリタード方式のシート給送装置である。
【0077】シート搬送路の上部に位置するリタ−ドロ
ーラ39aは、シートPを搬送ローラ5a,5bへと搬
送する方向に回転し、シート搬送路の下方に位置するリ
タードローラ39bはシートPを給送トレイ1に送り戻
す方向に回転することにより、給送ローラ2と中板3に
より搬送される複数のシートを1枚に分離している。
【0078】本実施の形態では、ローラ支持手段として
の給送ローラベース21は、樹脂材で成形されたローラ
支持部材22a,22bを回転軸たる金属性のシャフト
23に設けた構成をなしている。また、ローラ支持部材
22a,22bのそれぞれには給送ローラ2a,2bが
設けられている。
【0079】本実施の形態においても、第1の実施の形
態同様に、給送ローラ2a,2bは、三日月状カラー1
9のボス19aを回転中心として、フック19bを給送
ローラベース21のスナップフィット21aに引っ掛け
て給送ローラベース21に支持されている。
【0080】支持状態においては、給送ローラ2のゴム
材20の非接触部20bをシャフト23に押し当てて弾
性変形させているため、シャフト23の押圧部にはゴム
材20からの弾発力が加えられている状態となる。
【0081】給送ローラ2a,2bを給送ローラベース
21より取り外す場合は、作業者が給送ローラベース2
1のスナップフィット21aを外すことにより、上記ゴ
ム材20の弾発力の働きによって、給送ローラ2a,2
bのゴム材20の非接触部20bがシャフト23を押し
やり、その結果、給送ローラ2a,2bは第1の実施の
形態同様に自動的に回転して取り出し位置に移動するの
で、給送ローラ2a,2bを簡単に交換することができ
る。
【0082】さらに、上記構成によれば、給送ローラベ
ース21はローラ支持部材22a,22bとシャフト2
3という簡素な構成であり、軸受けなどの部品を必要と
せず、部品点数の削減によるコストダウンを図ることが
できる。また、給送ローラベース21の軸受け廃止に伴
い、給送ローラ2a,2bの交換作業のスペースが広く
なり、給送ローラ交換作業性を向上することができる。
【0083】(その他の実施の形態)以上、3つの実施
の形態について述べたが、本発明の範囲は上記実施の形
態に限られるものではなく、種々の変形が可能である。
【0084】上記実施の形態では、三日月状カラーに管
状のゴム材を被着する簡易な構成によりシート給送部と
弾性部を有する給送ローラを構成しているが、弾性部を
別部材として構成しても、上記実施の形態と同様の作用
効果を達成することができる。
【0085】たとえば、給送ローラと給送ローラベース
との間にバネやスポンジなどの弾性部材を介在させても
よく、あるいは、板バネ状のモールド部材を給送ローラ
(ローラ枠体)と一体成形してもよい。
【0086】なお、上記実施の形態で述べたシート給送
装置の構成に限らず、半月状ローラを使用する給送装
置、搬送装置その他の装置についても、本発明のローラ
構成を適用することにより、ローラ交換性を向上するこ
とができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、給送ロ
ーラに設けた弾性部をローラ支持手段の押圧部に押し当
て弾性変形させた状態で、給送ローラをローラ支持手段
に係止したので、この係止部を外すだけで、弾性部の弾
発力によって給送ローラがローラ支持手段から積極的に
離脱し、給送ローラの交換性を向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置の要部正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装
置の給送ローラの交換方法の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装
置を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装
置の要部正面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るシート給送装
置を備えた画像形成装置の概略断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るシート給送装
置の要部正面図である。
【図8】従来のシート給送装置を備えた画像形成装置の
概略断面図である。
【図9】従来のシート給送装置の要部正面図である。
【図10】従来のシート給送装置の給送ローラの交換方
法の説明図である。
【符号の説明】
1 給送トレイ(積載手段) 2,2a,2b 給送ローラ 3 中板 4 分離パッド(分離手段) 5a,5b 搬送ローラ 6 レジストセンサー 7 レーザースキャナ 7a スキャナーポリゴン 7b スキャナモータ 8 折り返しミラー 9 プロセスカートリッジ 10 感光体 11 転写ローラ 12 搬送ガイド 13 定着器 14 排出ローラ 15 外装カバー 16 排出トレイ 17 電装部 18 モーター 19 三日月状カラー(ローラ枠体) 20 ゴム材(弾性部材) 20a 搬送部(シート給送部) 20b 非接触部(弾性部) 21 給送ローラベース(ローラ支持手段) 21a スナップフィット 22,22a,22b ローラ支持部材(支持部材) 23 シャフト(回転軸,押圧部) 24 ギア 25,26 加圧バネ 27,28 幅規制板 29,30 カム 31 フレーム 32 シートガイド 33 リブ(押圧部) 34,38 シャフト 35,36 軸受け 37 ステー 39 リタードローラ対(分離手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FB01 FC22 GA03 GB01 GC01 GD01 HB03 HD18 JA03 JA04 JA05 JA13 JD08 KB05 KB13 LC15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを積載する積載手段と、 該積載手段からシートを給送する給送ローラと、 該給送ローラを支持して回動するローラ支持手段と、を
    備えたシート給送装置において、 前記給送ローラに弾性変形する弾性部を設けるととも
    に、前記ローラ支持手段に該弾性部を押圧して弾性変形
    させる押圧部を設け、 前記弾性部を前記押圧部に押圧し弾性変形させた状態
    で、前記給送ローラを前記ローラ支持手段に係止するこ
    とを特徴とするシート給送装置。
  2. 【請求項2】前記給送ローラは、略三日月状の断面を有
    するローラ枠体に管状の弾性部材を被着してなり、 該弾性部材は、前記ローラ枠体の外周面側では前記ロー
    ラ枠体にガイドされてシート給送部を構成し、前記ロー
    ラ枠体の内周面側では前記ローラ枠体の両端縁に張架さ
    れて前記弾性部を構成することを特徴とする請求項1に
    記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】前記ローラ支持手段は、前記給送ローラの
    回転軸と、該回転軸に設けられ前記給送ローラを支持す
    る支持部材とを有し、 前記回転軸の一部が前記押圧部を構成することを特徴と
    する請求項1または2に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】前記給送ローラを複数設けたことを特徴と
    する請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のシート
    給送装置。
  5. 【請求項5】前記給送ローラによって給送されたシート
    から一枚のシートのみを分離する分離手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載
    のシート給送装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載
    のシート給送装置と、 該シート給送装置により給送されるシートに画像を形成
    する画像形成手段と、を有することを特徴とする画像形
    成装置。
JP2000300705A 2000-09-29 2000-09-29 シート給送装置および画像形成装置 Pending JP2002104675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300705A JP2002104675A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 シート給送装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000300705A JP2002104675A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 シート給送装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002104675A true JP2002104675A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18782345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000300705A Pending JP2002104675A (ja) 2000-09-29 2000-09-29 シート給送装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002104675A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009113127A1 (ja) * 2008-03-11 2009-09-17 平田機工株式会社 搬送ローラおよびこれを用いた搬送装置
CN102205914A (zh) * 2010-03-31 2011-10-05 珠海赛纳打印科技股份有限公司 送纸装置
JP2013043715A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
US8500115B2 (en) 2009-11-27 2013-08-06 Kyocera Mita Corporation Feed assembly and image forming apparatus incorporating feed assembly
CN105408232A (zh) * 2013-07-29 2016-03-16 船井电机株式会社 供纸装置及图像形成装置
US9535389B2 (en) 2014-07-25 2017-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Roller member, sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009113127A1 (ja) * 2008-03-11 2009-09-17 平田機工株式会社 搬送ローラおよびこれを用いた搬送装置
US8500115B2 (en) 2009-11-27 2013-08-06 Kyocera Mita Corporation Feed assembly and image forming apparatus incorporating feed assembly
US8757613B2 (en) 2009-11-27 2014-06-24 Kyocera Document Solutions Inc. Feed assembly and image forming apparatus incorporating feed assembly
CN102205914A (zh) * 2010-03-31 2011-10-05 珠海赛纳打印科技股份有限公司 送纸装置
JP2013043715A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
US8511672B2 (en) 2011-08-22 2013-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
CN105408232A (zh) * 2013-07-29 2016-03-16 船井电机株式会社 供纸装置及图像形成装置
US9535389B2 (en) 2014-07-25 2017-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Roller member, sheet feeding apparatus and image forming apparatus
US9785095B2 (en) 2014-07-25 2017-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Roller member, sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106896666B (zh) 图像形成装置
JP2005015199A (ja) シート給送装置,画像形成装置
JP2004294988A (ja) 画像形成装置
JP5370422B2 (ja) 画像形成装置
JP2002104675A (ja) シート給送装置および画像形成装置
US8280288B2 (en) Image forming device having protection member for protecting peeling claw
US4992835A (en) Electrophotographic image forming apparatus
JP2003321136A (ja) 分離部材及びこれを用いたシート給送装置並びに画像処理装置
JP5989244B2 (ja) シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP3589859B2 (ja) 帯電デバイス
JP2008007242A (ja) 給紙装置
EP2634647B1 (en) Image forming apparatus
JP6069156B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2610119B2 (ja) 画像記録装置
US11774900B2 (en) Sheet conveying apparatus and image forming system
JP2004269069A (ja) 給送装置
JP3571998B2 (ja) 画像形成装置
JP2007112522A (ja) シート排出機構及びそれを備えた画像形成装置
JP2004264840A (ja) 画像形成装置
JP4119741B2 (ja) 給紙装置
JP2005321683A (ja) レバー部材
KR200151923Y1 (ko) Oa기기의 보조 급지 카세트용 급지 장치
JP3660299B2 (ja) 給紙装置
JP2001130756A (ja) 画像形成装置
JP2002023506A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027