JPH0266535A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0266535A
JPH0266535A JP21895288A JP21895288A JPH0266535A JP H0266535 A JPH0266535 A JP H0266535A JP 21895288 A JP21895288 A JP 21895288A JP 21895288 A JP21895288 A JP 21895288A JP H0266535 A JPH0266535 A JP H0266535A
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JP
Japan
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camera
optical system
lens
holding frame
image
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JP21895288A
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English (en)
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Hiroshi Maeno
前野 浩
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はカメラに関し、特に、カメラ振動によって生
ずる像ぶれを防止するための像ぶれ防止装置を有すると
ともに該像ぶれ防止装置の非カメラぶれ補償動作を禁止
する動作禁止手段を具備しているカメラに関するもので
ある。
[従来の技術] 最近、我国で製造されるカメラは高度に自動化されたも
のが多くなっている。このように自動化されたカメラで
はカメラに対する知識のない人でも被写体に対してカメ
ラを構えることとシャッターボタンを押すことだけを間
違いなく行ないさえすれば適正露出でピントの合った写
真を撮影することができ、また、従来は種々の撮影テク
ニックを駆使しなければ撮影で籾なかった写真さえ簡単
に撮影することができるようになった。
しかしながら、上記の如き高度に自動化されたカメラで
も°゛手ぶれ”等に基因する“像ぶれ°゛の発生だけは
阻止することがてきなかった。それ故、最近では、撮影
時にカメラに°“ぶれ”が生じても結像面上で“像ぶれ
°“を生じさせぬようにするための“°像ぶれ防止装置
付きカメラ”や°“防振装置付とカメラバに関して稲々
の提案がなされている。これらの諸提案に開示されてい
る°像ぶれ防止装置°′もしくは゛防振装置°゛は一般
に次のような諸要素で構成されている。すなわち、結像
面上の像ぶれ°゛を生じさせぬための補正光学系、カメ
ラの撮動の大きさや方向を検出するカメラぶれ検出手段
、該カメラぶれ検出手段の出力に基づいて該補正光学系
に与えるべき補正移動量を演算する演算手段、該演算手
段の出力に基づいて該補正光学系を駆動する補正光学系
駆動手段、該補正光学系の移動量を検出する検出手段、
等によって構成されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来提案されている像ぶれ防止装置付ぎカメラ“もしく
は゛防振装置付きカメラ゛°では、常に”像ぶれ防止装
置“もしくは゛防振装置”が動作するように構成されて
いる。従って、撮影光学系の中に含まれている補正光学
系は変倍動作や合焦動作などの撮影に関する動作が行な
われない時も常に動きつるように(つまり、アンクラン
プ状態で)鏡胴内に支持されているので、該カメラを誤
って地面に落としたりして該カメラに強い衝磐が加わっ
た時には該補正光学系が該鏡胴内で激しく勅かされ、そ
の結果、該補正光学系の中心と他の撮影光学系の中心と
がずれてしまったり、或いは、該像ぶれ防止装置が狂っ
たりもしくは破壊されてしまうという危険性があった。
すなわち、従来提案されている“像ぶれ防止装置°゛付
きカメラは像ぶれ防止機能のない従来のカメラよりも耐
振性及び堅牢性が劣っているという欠点を有していた。
それ故、本発明の目的は像ぶれ防止、機能のない従来の
カメラと同等の耐振性及び堅牢性を有している像ぶれ防
止装置付きカメラを提供することであり、更に詳細には
、非撮影時には像ぶれ防止装置の補正光学系をカメラに
対して相対移動しないように拘束する補正光学系拘束機
能を有しているカメラを提供することである。
[課題を解決するための手段] 前記の像ぶれ防止装置付きカメラでは、°゛像ぶれ防止
装置”の−構成要素である補正光学系が常に“アンクラ
ンプ状態°゛もしくは“可動状態”であること、及び該
像ぶれ防止装置が常に可動状態であることが前記欠点の
原因となっている。
従って、本発明では、非撮影時には該補正光学系をカメ
ラ鏡川内で相対移動しないように拘束する拘束手段を設
けることによって前記 点を除き、これにより従来カメ
ラと同等の耐振性及び堅牢性を有するカメラを実現した
。具体的には、本発明のカメラでは、補正光学系を駆動
するための電磁的駆動手段もしくは該補正光学系の動き
を検出する電磁的検出手段の少なくとも一方を非ti影
時には電磁的制動装置として機能させる機能変換手段が
設けられていることを特徴とする。該機能変換手段は、
以下に示す実施例では回路切換手段としてのスイッチで
あり、該スイッチはレンズバリアやシャッターレリーズ
ボタンに連動するように構成されている。
[作   用コ 以下に示す実施例では、レンズバリアが閉位置とにある
時、もしくはシャッターレリーズボタンが押されていな
い時、においては該スイッチにより該電磁的駆動手段も
しくは該電磁的検出手段の電磁力発生回路(リアクタン
ス回路)が独立した閉回路として電源から切り離される
。この状態において該補正光学系に連結されている該電
磁的駆動手段のローター該当部分もしくは該電磁的検出
手段の運動部分が外力によって勅かされると、該7+l
Un力発生回路にその運動を抑止する方向の電!In力
を生じさせる誘導起電力が生し、その結果、該電磁的駆
動手段もしくは該電磁的検出手段が該補正光学系の制動
装置として機能し、該補正光学系を拘束して制振させる
[実  施  例コ 以下に図面を参照して本発明の詳細な説明する。なお、
本発明の詳細な説明に入る前に、第11図乃至第17図
を参照して°像ぶれ”の発生原理及び有効な像ぶれ防止
方法などについて説明しておく。
第11図において、カメラの撮影光学系の光軸を2軸と
し、側方への水平軸線をX軸、鉛直方向にY軸、をとる
ことにする。カメラの自由度は各座標軸X、Y、Zの各
方向と平行な3自由度のほか、各座標軸まわりの回転方
向の3自由度があり、会計6自由度となる。なお、説明
を簡単にするために、カメラは35n+mフィルム使用
のフルサイズ(画面サイズ24x 36mm)カメラ、
使用レンズは85 m mの望遠レンズ(ii!ii角
は対角で28°30’ 、 F+レバーはF 4.0)
とする。また、このカメラの場合、1.7m以上(焦点
距離の20倍以上)での撮影を°゛一般撮影°°と定義
し、その代表距If!Itを4.25mとし、0.85
〜1.7m (焦点距離の10〜20倍での撮影を゛近
接撮影”と定義し、その代表距離を1.3mとする。ま
た、0.85mよりも近い距離で撮影する場合を゛接写
°°と定義し、その代表距離を043mとする。
以上の如きカメラ及びレンズに対して像ぶれが生じる場
合を以下に説明する。
1、X軸方向の移動(横ぶれ) 第12図に示すように、レンズLから被写体0までの距
離がa、レンズLからフィルムFまでの距離がb、であ
った場合、仮りにカメラが手ぶれ等により横方向にDだ
け動いたとすれと、カメラを静止系として考えると被写
体0がDだけ横方向に動いたということに相当する。そ
れ故、ぶれの大きさ(すなわち、結像面上での像移動N
)をd、レンズの焦点距離をf、横倍率をmとすると、
次式が成立する。
この両式から、ぶれの大きさdは、 ここで、 一般撮影°°、°゛近接撮影゛“接写”の各
場合において横ぶれの大きさを調べてみる。
(i)一般撮影の場合(a=4.25メートル)カメラ
が1 mmだけ手ぶれしたとすると、フィルム面上での
像ぶれは0.02mmとなる。
35mmフィルムを使用する場合、許容錯乱円の径を0
.035mm、とすると、上記の像ぶれは許容錯乱円径
よりも小さいのでこの像ぶれが撮影写真上において認識
されることはない。すなわち、手ぶれ等が生じても像ぶ
れは起こらない。
(i i)近接撮影の場合(a=1.3メートル)ぶれ
ると、像は0.07mm移動するので許容錯乱円径0.
035mmの2倍の像ぶれ量となる。従って、引伸ばし
倍率が約3.5倍のサービスサイズのプリントの場合は
プリント上での像ぶれは0.25mmとなる。この像ぶ
れはサービスイズのプリント上では目立たないが、これ
以上の倍率に引き伸ばした場合は容易に認識できる程の
像ぶれとなるので、近接撮影では横ぶれの悪影響がある
と言える。
(iii)接写の場合(a=0.43メートル)従って
、カメラの移動量が1 mmあると、フィルム面上の像
は0.246mm移動することになり、サービスサイズ
のプリントでは約0.9mm近くの像ぶれとなる。それ
故、接写では横方向へのカメラぶれはフィルム面上で大
きな像ぶれを起こすことがわかる。
2、Y軸方向の移動(縦ぶれ) 縦ぶれについては横ぶれの場合と全く同じである。従っ
て、近接撮影の場合にサービスサイズ以上の引伸ばし倍
率のプリントで像ぶれが生じ、接写の場合にはサービス
サイズのプリントでも大きな明確な像ぶれが発生するこ
とになる。
3、Z軸方向の穆vJ(前後ぶれ) 第13図を参照して説明する。前記と同じく、レンズL
と被写体0との距離をa、レンズLとフィルム面との距
離をす、焦点距離をfとし、レンズLの有効半径をr、
被写体0の光軸方向の相対穆動量をzo(実際にはレン
ズLの光軸方向移動量であるが、カメラを静止座標系に
とっているので被写体0の移動量として表わされる)、
被写体0の光軸方向相対移動量Z。に対してフィルムF
上で光軸と直交する方向に像が移動する量をρ、像が光
軸方向に移動する量をZl+とすると次式が成立する。
−+ −= − bf ・・・ N、1) p=r Zl    b+z。
以上の3式のうち、 ・・・ (3,3) まず(3,2)式を変形する と、 次に(3,1)を変形すると、 (3,5)を(3,4)に代入すると、一方、(3,3
)を変形すると、  Z p=b+2  ・・・(3,7) すなわち(3,6)は、像の光軸方向の移動量、(3,
7)は光軸と直交する方向の移’jJJ量を表すことに
なる。
(i)一般撮影の場合(a=4.25メートル)Z o
 ” 111HIとした場合、 (・、−FナンバーがF4である)。
f=85.を(3,5)〜(3,7)に代入すると、z
l=4.17xlO−’、  b=86.732[i9
3゜p = 5 X 10−5.となる。従って21及
びρ共に非常に小さいので無視することができる。
すなわち、像ぶれを認識することはできない。
(i t)近接撮影の場合(a = 1.3メートル)
a =1300. f =85. r =lO,625
,Zct = 1を前記の(3,5)〜(3,7)の各
式に代入して、Z + = 4.898 X 1O−3
b = 90.9465゜ρ= 5.721 X 10
””、を得る。
従ってこの場合もZl及びρ共に小さいので像ぶれを認
識することはできない。
(i i i)接写の場合(a = 0.43メートル
)a =430.f =85.  r =10.825
. Zo = 1を前記(3,51〜(3,7)に代入
してz 、 = 0.0809゜b = 105゜94
2.ρ=0.006.を得る。
従ってこの場合にはわずかな像ぶれが生じるが、ρの値
が小さいので像ぶれが写真の質に与える影響は小さい。
4、X軸まわりの回転(横軸まわりの角度ぶれ) 第14図を参照して説明する。
カメラがX軸を中心として角度θだけぶれた場合、被写
体はレンズLに対して相対的にaθだけ鉛直方向に動き
、フィルム面上の像はd=bθだけ鉛直方向に相対8動
することになる。それ故、第14図において次式が成立
する。
一十一=−・・・(4,1) bf d=b  θ・・・ (4,2す る。ここでカメラの巾がたとえば140mmであると仮
定すると、カメラ端部がf mm動くと、ぶれ角θは (i)一般撮影の場合(a =4.25メートル)を代
入してd = 1.24mmを得る。すなわち、結像面
上の像ぶれは1.24mmとなるので像ぶれを肉眼で認
識することができ、かなりの悪影響が出ることになる。
(ii)近接撮影の場合(a = 1.3メートル)代
入してd = 1.30mmを得る。従って、この場合
も肉眼で認識できる像ぶれが発生し、一般撮影の場合よ
りも更に悪い状態となる。
(iii)接写の場合(a = 0.43メートル)人
してd=  1.513を得る。従って近接撮影の場合
よりも更に像ぶれが大きくなる。
なお、a>fである場合はd〜fθとなって像ぶれ量d
は焦点距1fiff fに比例するので、焦点距離が長
くなる程(つまり、望遠撮影になる程)、像ふれ二が大
きくなる。
従って、望遠レンズ付とカメラでは広角レンズ付ぎカメ
ラよりも一層、像ぶれ写真が出来上る確率が高くなり、
ぶれ量も大きくなることがわかる。また望遠レンズ付き
カメラでは手ぶれ゛のうち、特に、角度ぶれが像ぶれに
対して大きな悪影響を与えることがわかる。
5、Y軸まわりの回転(m !i[hまわりの角度ぶれ
) Y軸まわりの角度ふれはX軸まわりの角度ぶれと同じ解
析方法で論することができる。
従って、一般撮影、近接撮影、及び接写のいずれにおい
ても像ぶれ量は前項4で算出した値となる。
6.2軸まわりの回転(光軸を中心とする角度ぶれ) 第15図に示すようにカメラが光軸を中心として微小角
度θだけ回動されると、結像面上には ([i、1)式
で表わされるぶれが現れる。
d 冨Rθ・・・ (6,1) なお、Rは35mmフィルムの1駒の対角線の長さであ
り、R= 21.6である。またθの値は前記のR及び
θの数値を(6,1)に代入すると、d=031が得ら
れる。すなわち、画面の周縁では0.31mmのぶれが
生ずることになる。
この値は前項4で検討したX軸まわりの角度ぶれの場合
にくらべてかなり小さいものであり、しかも、画面中心
部(R=O)におけるぶれ量は0であるから、このぶれ
が写真の質に与える悪影響は小さいと言える。また、般
に、撮影時のフレーミングにおいては主被写体を画面の
中央に設定することが多いので画面周縁部に多少のぶれ
が生じても、そのぶれが写真の質を著しく低下させる原
因とはなりにくい。しかも、画面周縁部は元来、レンズ
の諸収差によって像に歪みが出やすい場所であるから、
前記のぶれによる影響を殆ど無視することができる。
なお、Z軸(光軸)まわりの回転は前記したように写真
の質を著しく損うほどの像ぶれの原因とはならないが、
Z軸と平行な軸を中心−とする回転はX@力方向Y@方
向への移動とZ軸まわりの回転とを含んでいるため、写
真の質を損う像ぶれの原因となる。
以上に説明したように、1最尤時に°“手ぶれ“等によ
ってカメラに微小8勅が生じた場合において、像ぶれが
問題となるのは次の場合である。
A、一般撮影(a冨4.25メートル)の場合。
X軸まわりの角度ぶれ及びY軸まわりの角度ぶれ。
B、近接撮影(a=1.3メートル)の場合。
X軸まわりの角度ぶれ及びY tithまわりの角度ぶ
れ。更に、X軸方向の移動量及びY軸方向の移動量が大
きい時には、これらの方向の移動に基因する像ぶれも問
題となる。
C2接写(a = 0.43メートル)の場合。
X軸及びY軸まわりの角度ぶれのみならず、X軸及びY
軸方向への8動もかなりの像ぶれを生じさせ、また、Z
軸方向の移動による像ぶれも無視できない。更に、Z軸
と平行な軸を中心とする回転が生じた時には、この回転
に基因する像ぶれの影響も無視できない。
前記の如き像ぶれを発生させぬためには、カメラに生じ
た運動を相殺するように撮影光学系を運動させることが
必要となる。
前記したように、一般撮影及び近接撮影並びに接写にお
いて最も大きな像ぶれを生じさせる原因となるカメラ運
動はX軸及びY軸まわりの回転運動とX軸及びY軸方向
の直線運動であるから、カメラにこれらの運動が生じた
時には結像面上の像が動かぬように撮影光学系を動かせ
ば結像面上での像ぶれの発生を防止することができる。
具体的に言えば、カメラにX軸及びY軸まわり揺動やX
軸及びY軸方向の移動が生じた時には、結像面もしくは
撮影光学系を光軸と直交する面内で結像面上の像移動を
相殺する方向に揺動させることによって像ぶれ発生を未
然に防止することができる。このような像ぶれ防止方法
を具体化した例としては、たとえば天文台で使用してい
る星野写真儀が挙げられる。
星野写真儀では、カメラをぶれの回転角速度Wでぶれ方
向とは逆方向に回転させることによって像ぶれを防止し
ている。しかし、このような像ぶれ防止装置は大型の撮
影装置に対しては適しているが、手持式カメラのような
小型撮影機器には不適である。
本発明は、撮影光学系を像ぶれ速度で揺動させることに
よって像ぶれ発生を防止する。
第16図及び第17図は本発明のカメラに適用される像
ぶれ防止方法の原理を説明するための図であり、第16
図はカメラがY軸もしくはX軸を中心として揺動した時
の結像面上の像の移動を表した図、第17図は像ぶれ防
止の原理を説明するための図である。
手ぶれ等によりカメラの撮影レンズLが角速度ωで揺動
された時、該レンズLを静止しているものとみなせば、
結像面上の像と被写体は共に角速度ωで撮影光軸に対し
て直交する方向に動く。第16図において、結像面上の
像の動く速度Vはv=bωであり、また、 なお、a>fの場合には V〜fω とすることができ
る。
第17図は像ぶれを相殺させる方法の原理図である。第
17図においてカメラぶれがない時に光軸l上の点0.
がレンズLによってフィルムFの中心点0°に結像され
ていたものとし、カメラぶれが起こってレンズLが傾く
と、フィルムFの中心点0°に結像されていた像はある
時間後には点O°°に移動する。カメラぶれによるレン
ズLの傾動の角速度をωとし、フィルム面上での像の移
動速度をVとすれば、v=bωであるから、レンズLを
フィルム面上の像移動方向とは逆向きにVの速度で動か
してやればフィルム面上の像ぶれを防止することができ
る。
このような像ぶれ防止方法においては、レンとなるため
、被写体までの距111fi aによフてVが変わるこ
とになり、従って■を正確に制御するためには測距製蓋
の出力を利用しなければならない。また、ωの値はカメ
ラに搭載する角加速度計の出力から得ることが必要であ
る。
なお、銀塩フィルムの代りにCODなどの画像素子を結
像面に配置した型式の電子ステイルカメラ等において前
記像ぶれ防止方法を実施する場合は、画像素子の出力信
号から角度ふれと横ぶれとを区別することなく同時に検
出することが可能であるため、レンズLの移動速度制御
のために測距装置出力や角加速度出力を取込む必要はな
い。
“像ぶれ”に関する以上の如き検討に基き、本発明のカ
メラにおける像ぶれ防止装置は、X軸まわりの揺動によ
る像ふれと、Y軸まゎりの揺動による像ぶれとを防止す
るように構成されている。
以下に第1図乃至第6図を参照して本発明の第1実施例
を説明する。
第1図において、1はカメラ本体、3はカメラぶれ補償
用のレンズZを担持しているレンズ保持枠である。レン
ズ保持枠3は第1図に示されるように、正方形板の各辺
の央部な切欠いたような形状を有しており、その四隅に
は後記の支持棒4の一端を結合するための筒形ビス15
が設けられている。
4は一端をレンズ保持枠3に固定されるとともに他端を
カメラ本体1の後面板部分に固定されて該レンズ保持枠
3を片持式に支持している4本の可撓性の支持棒、であ
る。支持棒4は燐青銅製の金属芯材4aの周囲をゴム等
の柔軟弾性材4bで被覆したものであり、金属芯材4a
の両端は第2図に示されるように柔軟弾性材4bの端面
から外側へ突出してレンズ保持枠3に固定のビス15と
カメラ本体1のビス16とにそれぞれハンダ付等により
支持されている。ビス15及び16並びに支持棒4は第
4図に示すようにカメラ本体1のアパーチャ1aの対角
線長さよりも大きな直径2rの円の円周上に中心角45
6間隔で配置されている。支持棒4は光軸と平行に配置
され、且つ、互いに等しい長さを有している。レンズ保
持枠3は4木の等長の支持棒4の先端に片持式に支持さ
れているため、第3図に示すようにレンズ保持枠3が光
軸に対して直交する方向に動くことができ、その時、支
持棒4は弾性的に撓む。
レンズ保持枠3の各辺の切欠ぎ部には長方形断面形状の
巻枠に巻かれたコイル681゜12がレンズ保持枠に固
定して配置され、カメラ本体1の後面板部分に第1図に
示すようにビス17で片持式に固定された4個のヨーク
5,79.11.が前記コイルと対を形成し、該コイル
と該ヨークとによって2個の電磁アクチュエータと2個
のレンズ保持枠移′#J量検出手段とが構成されている
。各ヨーク5,7,9.11の先端には第5図に示すよ
うに(第5図ではヨーク5及び9のみが示されているが
ヨーク7及び11も同じ構造である。)、紙面に直交す
る方向(光軸に対して直交する方向)に延在する3枚の
歯もしくは突条部5a〜5c、9a〜9cが形成されて
おり、中央の突条部5c及び9cはコイル6及びコイル
の10中に挿入されている。突条部5c及び9cを挟ん
て配置された突条部5a及び5b、9a及び9bには永
久&n石5d5e、9d、9eが固定されている。ヨー
ク5とそれに取付けられた永久磁石5d及び5eはレン
ズ支持枠3をY軸方向に動かすための電磁アクチュエー
タの静止部を構成しており、コイル6は該電磁アクチュ
エータの8動部となっている。つまり、ムービングコイ
ル型の構成となっている。また、ヨーク9.永久6ri
石9d及び9e、コイル10.はレンズ保持枠3のY軸
方向の移動速度を検出するための8動速度検出手段を構
成している。なお、ヨーク7及びコイル8はレンズ保持
枠3をX軸方向に動かすための電磁アクチュエータを構
成し、ヨーク11及びコイル12はレンズ保持枠3のX
軸方向心動速度を検圧するための8勅速度検出手段を構
成している。
18はX軸まわりのカメラぶれ運動の角加速度を検出す
る第1のカメラぶれ検出手段、19はY軸まわりのカメ
ラふれ運動の角加速度を検出する第2のカメラぶれ検出
手段、てあり、これらのカメラぶれ検出手段、たとえば
、公知のジャイロや角加速度センサー等で構成されてい
る。
第6図は像ぶれ防止装置と測光及び測距に関する電気的
装置の概略結線図である。同図において、  6.8.
10.12は前記のコイル、18及び19は前記のカメ
ラぶれ検出手段、20はX軸まわりのカメラぶれか生じ
た時に該カメラふれによる結像面上の(アパーチャ1a
における)像ぶれを防止するためにレンズ2に与えるへ
きカメラぶれ補償移動量又は移動速度を演算してコイル
6に対する電流を制御する第1のぶれ補償回路、21は
Y軸まわりのカメラぶれが生じた時に像ぶれ防止のため
にレンズ2にあたえるべき補償移動量又は移動速度を演
算してコイル8に対する電流を制御する2のぶれ補償回
路、26は公知の測光−回路、27は公知の測距回路、
28は公知のストロボ発光器、である。像ぶれ防止装置
は、カメラぶれ検出手段18及び19第1及び第2のぶ
れ補償回路20及び21、前記ヨーク及びコイルから成
る2個の電磁アクチュエータと2個のレンズ保持枠B動
速度検出手段、レンズ2及びレンズ保持枠3並びに支持
棒4で構成される補正光学系等で構成されている。
前記の如き構成の像ぶれ防止装置における制御動作は次
の通りである。すなわち、X軸まわりの角度ぶれがカメ
ラに生じた時にはカメラぶれ検出手段18からそのカメ
ラぶれの大きさ及び方向に対応する出力電圧が生じ、こ
の出力電圧が生じ、この出力電圧が第1のぶれ補償回路
20に入力される。ぶれ補償回路20はカメラぶれ検出
手段18の出力を取込んでレンズ保持枠3に与えるべき
カメラぶれ補償移動量に対応したコイル6の電流を演算
するとともに該電流をコイル6に流入させるように制御
動作を行う。コイル6に該Ti流が流入するとコイル6
とヨーク5との間に生ずる’r;、Iin力によってコ
イル6及びレンズ保持枠3がY軸方向に動かされる。従
って、レンズ2は支持棒4の基端(カメラ本体1に固定
されている端部)を中心として支持棒4の長さを半径と
する円弧面に概略沿ってY軸方向に動かされ、その結果
、結像面上の像はカメラぶれが生じなかった場合と同じ
位置に保持されることになる。そしてレンズ保持枠3が
Y軸方向に動かされるとコイルlOとヨーク9との間に
相対位置関係の変化が起こるため、コイル10に誘導電
流が生じ、この誘導電流に応じた電圧信号がぶれ補償回
路20にフィードバック信号として入力される。従って
、ぶれ補償回路20はコイルlOの出力とカメラぶれ検
出手段18の出力との偏差に対応した像ぶれ移動補償量
を演算し、その演算結果に対応する電流をコイル6に供
給することによって像ぶれ補償用のレンズ2の位置又は
速度を制御する。
また、Y軸まわりの角度ぶれがカメラに生じた時には前
記の如き像ぶれ防止制御動作は、カメラぶれ検出手段1
9、ぶれ補償回路21、電磁アクチュエータとしてのコ
イル8、レンズ2の移動量検出手段としてのコイル12
、等の諸手段によって前記と同じように行われる。
なお、前記構成において、カメラぶれ検出手段18及び
19が加速度センサーであるか速度センサーであるかも
しくは位置センサーであるかによって前記像ぶれ防止装
置の他の制御要素や制御ループが多少変わってくるが、
このような変更が前記像ぶれ防止装置の木質的な変更に
ならぬことは明かである。たとえば、レンズ保持枠3の
穆勅を検出する検出方法として、レンズ保持枠3の移動
速度を検出しているが位置を直接に検出してもよい。ま
た、レンズ保持枠3の制御方法として移動速度を制御し
ているが該保持枠3の位置を直接に制御してもよい。
ここで再び第1図を参照して、前記のレンズ保持枠移動
量検出手段をレンズ保持枠−拘束手段としての電磁的制
動装置として機能させるための構成について説明する。
なお、本実施例では、レンズ保持枠移動量検出手段であ
るコイルlO及び12がレンズ保持枠拘束手段を兼ねて
おり、非撮影時にはコイル10及びヨーク9から成る電
磁的検出手段とコイル12及びヨーク11から成る電磁
的検出手段とがレンズ保持枠3を電磁的に拘束し制振さ
せる拘束手段に変換される。
第1図において、スイッチ42及び43はスライド型の
レンズバリア44のバリア開位置においてレンズバリア
44と係合するように配置されたスイッチであり、該ス
イッチ42及び43はレンズバリア44と係合しない時
には常に閉じられている常閉型スイッチとして構成され
ている。スイッチ42の二つの接片はコイル10の両端
に接続されており、該スイッチ42が閉じられている時
には該コイルlOが短絡されるように結縁されている。
また、スイッチ43の二つの接片もコイル12両端に接
続されており、該スイッチ43が閉じられている時には
該コイル12が短絡されるようになっている。
レンズバリア44の開位置においてレンズバリア44の
上方には下側に向ってV形に突出する突出部45aを有
したクリックばね45がカメラ全面カバー等に固定され
ており、レンズバリア44の上面には該突圧部45aが
落ち込む二つのクリック溝44a及び44bが形成され
ている。クリック溝44aにクリックばね45の突出部
45aが落ち込んだ時にレンズバリア44は開位置に係
止され、クリック溝44bに該突出部45aが落ち込ん
だ時にはレンズバリア44は閉位置に係止される。
44cはレンズバリア44と一体に形成されたバリア操
作摘みであり、該操作摘み44cはカメラの前面カバー
に露出している。
33はレンズバリア44が開位置に来た時に該バリア4
4によって閉じられる電源スィッチであり、レンズバリ
ア44がバリア閉位置(図示実線位置)に位置決めされ
た時には該スイッチ43は開かれている。
第1図に示した実施例において、レンズバリア44が図
示実線の如くレンズ2を遮蔽するバリア閉位置に位置決
めされると、スイッチ33が開かれて不図示の電源とコ
イル6、8.10.12との接続が断たれる一方、スイ
ッチ42及び43か閉じられるので、コイル10及び1
2の両端はそれぞれ短絡され、コイル10及び12はそ
れ自身のみで閉回路を構成する。このような状態におい
てたとえばカメラを取り落してレンズ保持枠3が激しく
動かされた場合、コイル10及び12には該コイルと対
のヨークとの間に生じた相対運動を抑制する方向の誘導
起電力が生じるため、コイルIOとヨーク9との間には
該8導起電力によって該コイルlOの運動を阻止する電
磁力が生じ、また、コイル12とヨーク11との間にも
該誘導起電力によってコイル12の運動を阻止する電磁
力が生じる。従って、レンズ保持枠3は該電6n力によ
って実質的にクランプされた状態となり、像ぶれ防止装
置の動作が禁止された状態となる。
また、レンズ保持枠3の振動は阻止され、補正光学系及
び像ぶれ防止装置の破壊や狂いが未然に防止される。
本実施例ではスイッチ42及び43か電磁的検出手段た
るコイル10及び12の機能を変換する役目を果してお
り、すなわち、スイッチ42及び43は該電磁的検出手
段の機能変換手段となっている。
第7図は本発明の第2実施例を示したものであり、本実
施例は前記第1実施例に示したスイッチ42及び43が
シャッターレリーズボタン46に連動するように構成さ
れている点で第1実施例とは異っているが、それ以外の
構成は第1実施例と同じである。すなわち、第7図に示
した実施例では、撮影者がレリーズボタン46を押して
カメラ内で測距及び測光が終了するとともにオートフォ
ーカス機構が動作してピント合わせか終了した時からコ
イル10及び12の短絡が解除され、その時点以降では
コイル10及び12が像ぶれ防止装置の補正光学系のレ
ンズ8勤量検出手段として動作するが、その時点以前で
は両コイルがレンズ保持枠3の電6n的制動手段として
機能することになる。従って、本実施例ではレンズバリ
ア44が開かれている状態でカメラを取り落しても、そ
の時点でまだピント合わせまでの動作が終了していなけ
ればカメラに衝撃が加わっても補正光学系が狂ったり破
壊したりする恐れは少なくなる。勿論、レンズバリアが
閉じている非撮影状態では常に該コイル10及び12が
短絡されていて両コイルが補正光学系のクランプ手段と
して機能しているので、この状態でカメラに強い衝撃が
加わっても、補正光学系が著しく動かされることはない
なお、前記第1及び第2実2i1例ではレンズ保持枠移
動量検出手段がレンズ保持枠拘束手段を兼ねているが、
レンズ保持枠駆動手段たるコイル6及び8がレンズ保持
枠拘束手段を兼ねるようにしてもよい。また、アクチュ
エータとしてのコイル6及び8と検出手段としてのコイ
ルlO及び12とをすべてレンズ保持枠拘束手段として
兼用させるようにしてもよい。
第8図乃至第10図は本発明の第3実施例を示したもの
であり、本実施例ではレンズ保持枠3を駆動するための
駆動手段がレンズ保持枠拘束手段を兼ねており、該駆動
手段はモータとカムで構成されている。
第8図において、35及び48はそれぞれカメラの構造
部材に取付けられているモータ固定台37及び36に支
持されているモータであり、両モータはそれぞれの両端
に軸が突出した両端軸突出型モータである。両モータの
各々の軸には、カム型の回動部材46及び38、エンコ
ーダ板49及び39が取付けられている。回動部材46
はモータ35の軸と一致する軸46cを中心として該モ
ータ35により回転されるよりうになっており、一方の
端面に突設されたピン46aと、外周部から突出する偏
平な突部46bと、を有している。また、回動部材38
もモータ48の軸と一致する軸48cを中心として該モ
ータ48により回転されるようになっており、一方の端
面に突設されたピン38aと、外周部から突出する偏平
な突部38bと、を有している。
該回動部材38及び46のそれぞれの突部38b及ヒ4
6bが挿入される穴部3f及び3gがレンズ保持枠3に
貫設されており、該突部38bが該穴部3fに挿入され
た時にはレンズ保持枠3のX軸方向の8動が阻止され、
突部48bが該穴部3gに挿入された時にはレンズ保持
枠3のY軸方向のり動が阻止される。なお、レンズ保持
枠3と回動部材38及び46との係合間係、レンズ保持
枠3の構造、については後に第9図及び第10図を参照
して説明する。
第8図において、34及び40はエンコーダ板49及び
39上の白黒縞の8動に対応してH゛(ハイ)及び“L
”  (ロウ)の2値侶号を出力として発生するフォト
カップラーの如ぎ無接触式回転量(位置)検出器、41
及び47はそれぞれに対応する回転部材38のピン38
aと回転部材46のピン46aに各々係合した時に閉じ
られる常開型のスイッチ、である。該検出器40及び3
4はカメラぶれ補償時にレンズ保持枠3の鉛直方向の穆
勤量及び横方向穆勤量を検出し、スイッチ41及び47
は回動部材3B及び46によってレンズ保持枠3が拘束
されたことを検出する。
スイッチ42はレン・ズバリア44が第8図に実線で示
されるようにバリア閉じ位置に停止した時に閉じられる
常開型の電源スィッチ、43はレンズバリア44がバリ
ア閉じ位置に停止した時に開かれる常閉型のスイッチで
ある。スイッチ43は後記のスイッチ41及び47に直
列に接続されており、スイッチ43及び41並びに47
が閉じられた時にはモータ35及び48の内蔵コイルは
独立した閉回路となるように短絡される。
第9図及び第10図は、回動部材46及び38とレンズ
保持枠3との係合間係を示したものである。(なお、回
動部材38とレンズ保持枠3との係合関係は回動部材4
6とレンズ保持枠3との係合間係と同じであるから回動
部材46とレンズ保持枠3と係合間係のみを説明する。
) レンズ保持枠3の上面及び左側面の各中央部にはボール
50を回転可能に支持するボール支持座51が突設され
ており、ボール50はボール支持座51内でのみ回転可
能であるとともに回動部材46及び38の外周面に接触
している。
本実施例ではレンズ保持枠3を片持式に支持している4
本の支持棒4(第1図参照)のうち少なくとも一歩が他
の支持棒と非平行に配置されるとともに他の支持棒とは
異なる弾性を持つように構成されているため、レンズ保
持枠3は支持棒4により第8図において矢印A及びBの
向きに(鉛直上向ぎ及び左向きに)付勢されており、こ
のためボール50は該支持棒の弾発力により、回動部材
46及び8のそれぞれの外周面に圧接されている。
第10図はレンズ保持枠3に対して回動部材46からY
軸方向(鉛直方向)の運動が加えられている状態(すな
わち鉛直方向のカメラぶれ補償運動がレンズ保持枠3に
与えられている状態もしくは、レンズ保持枠3の非拘束
状態)を示し、第9図はレンズ保持枠3が拘束されてい
る状態を示している。
第8図に示す実施例のカメラでは非撮影時もしくはカメ
ラ携行時にはレンズバリア44が第8図に2点鎖線で示
すバリア開し位置にある。
一方、回動部材38及び46は第9図に示す位置で停止
しており、各回動部材38及び46の突部38b及び4
6bは同図に示すようにレンズ保持枠3の穴部3f及び
3gにそれぞれ挿入され、レンズ保持枠3は水平方向及
び鉛直方向に動けないように拘束されている。また、こ
の時には、回動部材38のビン38aがスイッチ41の
接片を押してスイッチ41がONとなっており、回動部
材46のビン46aがスイッチ47の接片を押している
のでスイッチ47がONとなっている。一方、この時、
スイッチ43は閉じられているのでスイッチ43及び4
1並びに47と直列になっているモータ35及び48の
それぞれのコイルはそれぞれ独立の閉回路を形成するよ
うに短絡されている。従ってこの状態でたとえばカメラ
に外部から強い衝撃が加わってレンズ保持枠3から各回
動部材38及び46を介して各モータのロータを回動さ
せる力が加えられても、各モータのコイルには該ロータ
を回動させようと力とは逆向きの電磁力を発生させる言
秀導起電力が生じるのでレンズ保持枠3から各ロータに
加えられる外力と該誂導起電力による力とが該ロータに
おいて結抗し、その結果、各モータがレンズ保持枠3に
対して一種の電磁制動装置として作用するのでレンズ保
持枠3の動揺が生しても瞬時に抑制される。
1最影を行うに先立ってカメラ使用者がレンズバリア4
4を第7図の2点鎖線表示位置から5同図の実線表示位
置に移動させてレンズバリア44とバリア開位置に位置
決めすると、レンズバリア44に押されてスイッチ42
が閉じると閉時にスイッチ43がレンズバリア44に押
されて開かれる。このため、モータ35及び48はスイ
ッチ43から切離され、それ以後はスイッチ41及び4
7によって制御されるようになる。
1最影を行う際には、前記のようにレンズバリア44を
開いた後、不図示のシャッターボタンを軽く押込むと、
第1図乃至第7図の実施例と同様に、測光及び測距が行
われるとともにシャッター開閉時間Tv(シャンター速
度)及び被写体距離lが決められる。そして不図示のオ
ートフォーカス機構により合焦が行われた後、モータ3
5及び40が起動されて回動部材38及び46の第9図
の状態から時計方向に回転され、各回動部材38及び4
6の各突部38b及び46bがレンズ保持枠3の穴部3
f及び3gから抜き出されるとともに各回動部材38及
び46のビン38a及び46aがスイッチ41及び47
から離れてゆくのでスイッチ41及び47が開かれる。
このため、レンズ保持枠3に対する機械的拘束が解除さ
れ、レンズ保持枠3は光軸に対して直交する面内で微小
可能となる。また、モータ35及び48はそれぞれスイ
ッチ47及びスイッチ41の回路から切離されるのでそ
れ以後は前記回路21及び20の制御信号のみによって
運転されるようになる。
回動部材46及び38の回転量はエンコーダ板49及び
39の回転として検出器34及び40に検出され、該検
出器34及び40に生じた電気的パルス信号が前記回路
20及び21に入力される。前言己回路20及び21は
該検圧器34及び40の出力信号が所定のパルス数に達
した位置(すなわち、レンズ保持枠3にカメラふれ補償
運動を生じさせぬ位置)に停止させる。これにより、レ
ンズ保持枠3に対する剛性的な拘束が解放され、レンズ
保持枠3はカメラふれ補償運動可能な状態となる。
[発明の効果コ 以上に説明したように、本発明のカメラは像ぶれ防止装
置の補正光学系をカメラに対して相対移動しないように
拘束する拘束手段を具備しているので、該拘束手段が作
用している時には該カメラに大きな加速度や異常な高周
波振動が加わるような事態が生じても該補正光学系がカ
メラに対して相対的に振動することがなく、従ってカメ
ラ撮影光学系と該補正光学系との芯ずれが生じたり或は
像ぶれ防止装置の狂いや破壊を生じたりする危険性が少
ないという特徴を有している。その結果、本発明によれ
ば、像ぶれ防止装置のない従来のカメラと同等の耐振性
及び堅牢性を有した像ぶれ防止装置付きカメラ°°を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例のカメラの要部分解斜視図
、第2図は第1図のカメラの像ぶれ防止装置の一部とし
ての補正光学系の一部縦断面図、第3図は第2図に示し
た構成のカメラぶれ補償動作時の状態を示した図、第4
図は第2図に示した補正光学系の支持棒4の配置を示し
た図、第5図は該補正光学系の他の部分の縦断面図、第
6図は該補正光学系を含む像ぶれ防止装置の制御系を示
した図、第7図は本発明の第2実施例の斜視図、第8図
は本発明の第3実施例の斜視図、第9図及び第1O図は
第8図に承した実施例の一部の状態の拡大図、第11図
乃至第17図はカメラふれと結像面上の像ぶれとの関係
を説明するための図、である。 1・・・カメラ本体 2・・・(補正光学系の)レンズ
3・・・(補正光学系の)レンズ保持枠4・・・(レン
ズ保持枠3の)支持棒 5.7,9.11・・・ヨーク 68.10.12・・・コイル 18及び19・・・カメラぶれ検出手段2Q7i4び2
1・・・カメラぶれ補償回路26・・・測光回路   
  27・・・測距回路28・・・ストロボ発光器  
44c・・・バリア操作摘み33・・・電源スィッチ 
  44・・・レンズ保持枠44c・・・バリア操作摘
み 35.48・・・モータ38、46・・・回動部材 他4名 第4 図 第3 図 /’/ 第12図 ノ 第16図 第17図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 結像面での像ぶれを防止するための補正光学系を有
    するとともに、該補正光学系を駆動するための電磁的駆
    動手段及び該補正光学系の移動量を検出するための電磁
    的検出手段のうちの少なくとも一方を有しているカメラ
    において、 非撮影時には該電磁的駆動手段及び該電磁 的検出手段の少なくとも一方を電磁的制動装置として機
    能させる機能変換手段が設けられていることを特徴とす
    るカメラ。 2 該機能変換手段が、該電磁的駆動手段及び該電磁的
    検出手段の電磁力発生回路を独立した閉回路にさせる回
    路切換手段であることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。 3 該回路切換手段がレンズバリアと連動するスイッチ
    であることを特徴とする請求項2記載のカメラ。 4 該回路切換手段がシャッターレリーズボタンに連動
    するスイッチであることを特徴とする請求項2記載のカ
    メラ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5687399A (en) * 1992-07-15 1997-11-11 Nikon Corporation Image-shake correcting apparatus
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US5845158A (en) * 1994-08-26 1998-12-01 Nikon Corporation Camera having a motion compensation device
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