JP2011148630A - カセット及び処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの過積載を効果的に抑制することが可能なカセット及び処理装置を提供する。
【解決手段】シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、シートを支持するリフト板と、離間位置と近接位置との間で移動させる移動機構と、リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、調整機構は、カセット筐体から突出する突出位置と、カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、調整片は、リフト板を支持する第1支持部と、第2支持部と、を含み、第2支持部は、第1支持部がリフト板を支持する位置よりも、開口部から離間した位置で、リフト板を支持することを特徴とするカセット。
【選択図】図4

Description

本発明は、シートを収容するカセット及びカセット内に収容されたシートに所定の処理を施与する処理装置に関する。
複数枚のシートが積層されてなるシート束を収容するカセットは、例えば、コピー機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの機能を備える複合機といった画像形成装置に好適に使用される。画像形成装置は、カセットからシートを1枚ずつ取り出し、取り出されたシートに画像を形成する。
使用者は、多くの場合、カセットへのシートの供給頻度を低減するために、できるだけ多くのシートをカセットに収容しようとする。このため、画像形成装置が許容する枚数以上のシートがカセットに積載されることも多い。
シートの過積載は、画像形成装置内で、シートが好適に搬送されず、画像形成装置内でのシートの詰まりや画像形成不良を引き起こす。シートの過積載を防止するため、多くの場合、積載可能な最大厚さを示すラベルがカセットに帖着され、使用者に過積載の防止を促している。他の手法として、シートの搬送を案内するための滑子に突起部材を設け、物理的に過積載を防止することが挙げられる。
これらの既知の手法は、シートの過積載を効果的に防止するものでない。例えば、使用者がラベルを見落としたり、ラベルを無視したりする場合には、ラベルは過積載の防止に貢献しない。滑子の突起部材は、過積載をある程度、抑制する一方で、カセット内へのシートの収容を煩雑にする。また、滑子の突起部材がシートを過度に押さえつけることに起因して、シートの搬送不良を引き起こすこともある。
特許文献1及び特許文献2は、シートの過積載を防止すべく、規制部材を用いて、過度に積載されたシートをカセットから除去する機構を開示する。
特開2001−114429号公報 特開2007−22718号公報
厚すぎるシート束からシートを除去し、過積載を防止する手法は、ラベルや滑子の突起部材よりも効果的であるが、シート束から除去されたシートを再度、所定の保管場所に戻す手間を発生させる。また、シート束からシートを除去する際に、シート束の崩れやシートの損傷が生ずることもありうる。
このようなシートの過積載は、画像形成装置に限らず、シートに所定の処理を施与する任意の処理装置にも共通する課題である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、シートの過積載を効果的に抑制することが可能なカセット及びカセット内に収容されたシートに所定の処理を施与する処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係るカセットは、シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、前記調整片は、該調整片が突出位置にあるとき前記リフト板を支持する第1支持部と、前記調整片が没入位置にあるとき前記リフト板を支持する第2支持部と、を含み、前記第2支持部は、前記第1支持部が前記リフト板を支持する位置よりも、前記開口部から離間した位置で、前記リフト板を支持することを特徴とする(請求項1)。
上記構成によれば、使用者は、カセット筐体の開口部を通じて、シートをカセット筐体内に収容することができる。カセット内に収容されたシートは、リフト板によって支持されることとなる。リフト板は、移動機構によって、開口部から離間した離間位置と、開口部に近接した近接位置との間で移動されることとなる。調整機構は、近接位置にあるリフト板の位置を調整する。調整機構の調整片は、カセット筐体から突出する突出位置と、突出位置よりもカセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能である。調整片の第1支持部は、調整片が突出位置にあるとき、リフト板を支持する。調整片の第2支持部は、調整片が没入位置にあるとき、リフト板を支持する。第2支持部は、第1支持部がリフト板を支持する位置よりも、カセット筐体の開口部から離間した位置で、リフト板を支持する。かくして、調整片を没入位置に移動させることにより、リフト板は、カセット筐体の開口部から更に離間した位置に移動することとなる。したがって、調整片が突出位置にあるときシートが過積載されたとしても、調整片が没入位置に移動すれば、リフト板を開口部から離間する方向に移動させ、カセット筐体のシートに対する積載容量を増加させることが可能となるので、過積載が解消されることとなる。
本発明の他の局面に係るカセットは、シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片と、前記リフト板は、前記突出位置にある前記調整片に支持される第1部分と、前記没入位置にある前記調整片に支持される第2部分と、を含み、前記第2部分が前記調整片に支持されているとき、前記第1部分が前記調整片に支持されているときよりも、前記リフト板は前記開口部から離間した位置で前記調整片によって支持されることを特徴とする(請求項2)。
上記構成によれば、使用者は、カセット筐体の開口部を通じて、シートをカセット筐体内に収容することができる。カセット内に収容されたシートは、リフト板によって支持されることとなる。リフト板は、移動機構によって、開口部から離間した離間位置と、開口部に近接した近接位置との間で移動されることとなる。調整機構は、近接位置にあるリフト板の位置を調整する。調整機構の調整片は、カセット筐体から突出する突出位置と、突出位置よりもカセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能である。リフト板の第1部分は、突出位置にある調整片に支持される。調整片の第2部分は、没入位置にある調整片に支持される。第2部分が調整片に支持されているとき、第1部分が調整片に支持されているときよりも、リフト板は開口部から離間した位置で調整片によって支持される。かくして、調整片を没入位置に移動させることにより、リフト板は、カセット筐体の開口部から更に離間した位置に移動することとなる。したがって、調整片が突出位置にあるときシートが過積載されたとしても、調整片が没入位置に移動すれば、リフト板を開口部から離間する方向に移動させ、カセット筐体のシートに対する積載容量を増加させることが可能となるので、過積載が解消されることとなる。
上記構成において、前記調整機構は、前記突出位置に向けて前記調整片を付勢する第1弾性部材を更に含むことが好ましい(請求項3)。
上記構成によれば、没入位置に移動された調整片を再度突出位置に戻すことができ、シートをカセット筐体に収容するたびに、シートの過積載を抑制することが可能となる。
上記構成において、前記移動機構は、前記カセット筐体と前記リフト板との間で回転する回転シャフトと、該回転シャフトと一体的に回転するように接続される基端部と、前記リフト板に接触する先端部とを備える押し出し部と、を含むことが好ましい(請求項4)。
上記構成によれば、押し出し部が回転シャフトと一体的に回転し、リフト板と接触する先端部が回転変位するので、リフト板が離間位置と近接位置との間で移動することとなる。
本発明の他の局面に係る処理装置は、シートに対して所定の処理を施与する。処理装置は、前記所定の処理を施す処理部を収容する主筐体と、前記主筐体内で前記処理部へ搬送される前記シートを保持するとともに前記主筐体内外に移動可能に形成されたカセットと、を備え、該カセットは、前記シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、前記調整片は、該調整片が突出位置にあるとき前記リフト板を支持する第1支持部と、前記調整片が没入位置にあるとき前記リフト板を支持する第2支持部と、を含み、前記主筐体は、前記カセットを収容するための収容空間を形成する壁部と、前記カセットが前記収容空間の内方へ移動するときに、前記調整片を前記没入位置に移動させる変位機構と、を含み、前記第2支持部は、前記第1支持部が前記リフト板を支持する位置よりも、前記開口部から離間した位置で、前記リフト板を支持することを特徴とする(請求項5)。
上記構成によれば、使用者は、カセット筐体の開口部を通じて、シートをカセット筐体内に収容し、その後、所定の処理をシートに施与するために、カセットを処理装置の主筐体内に移動させることができる。カセット内に収容されたシートは、リフト板によって支持されることとなる。リフト板は、移動機構によって、開口部から離間した離間位置と、開口部に近接した近接位置との間で移動されることとなる。調整機構は、近接位置にあるリフト板の位置を調整する。調整機構の調整片は、カセット筐体から突出する突出位置と、突出位置よりもカセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能である。調整片の第1支持部は、調整片が突出位置にあるとき、リフト板を支持する。調整片の第2支持部は、調整片が没入位置にあるとき、リフト板を支持する。第2支持部は、第1支持部がリフト板を支持する位置よりも、カセット筐体の開口部から離間した位置で、リフト板を支持する。変位機構は、カセットが収容空間の内方へ移動するとき、調整片を没入位置に移動させる。かくして、カセットを収容空間内に移動させることにより、リフト板は、カセット筐体の開口部から更に離間した位置に移動することとなる。したがって、調整片が突出位置にあるときシートが過積載されたとしても、カセットを収容空間内に移動させれば、リフト板を開口部から離間する方向に移動させ、カセット筐体のシートに対する積載容量を増加させることが可能となるので、過積載が解消されることとなる。
本発明の他の局面に係る処理装置は、シートに対して所定の処理を施与する。処理装置は、前記所定の処理を施す処理部を収容する主筐体と、前記主筐体内で前記処理部へ搬送される前記シートを保持するカセットと、を備え、該カセットは、前記シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、前記リフト板は、前記突出位置にある前記調整片に支持される第1部分と、前記没入位置にある前記調整片に支持される第2部分と、を含み、前記主筐体は、前記カセットを収容するための収容空間を形成する壁部と、前記カセットが前記収容空間の内方へ移動するときに、前記調整片を前記没入位置に移動させる変位機構と、を含み、前記第2部分が前記調整片に接触しているとき、前記第1部分が前記調整片と接触しているときよりも、前記リフト板は前記開口部から離間した位置で前記調整片によって支持されることを特徴とする(請求項6)。
上記構成によれば、使用者は、カセット筐体の開口部を通じて、シートをカセット筐体内に収容し、その後、所定の処理をシートに施与するために、カセットを処理装置の主筐体内に移動させることができる。カセット内に収容されたシートは、リフト板によって支持されることとなる。リフト板は、移動機構によって、開口部から離間した離間位置と、開口部に近接した近接位置との間で移動されることとなる。調整機構は、近接位置にあるリフト板の位置を調整する。調整機構の調整片は、カセット筐体から突出する突出位置と、突出位置よりもカセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能である。リフト板の第1部分は、突出位置にある調整片に支持される。調整片の第2部分は、没入位置にある調整片に支持される。第2部分が調整片に支持されているとき、第1部分が調整片に支持されているときよりも、リフト板は開口部から離間した位置で調整片によって支持される。変位機構は、カセットが収容空間の内方へ移動するとき、調整片を没入位置に移動させる。かくして、カセットを収容空間内に移動させることにより、リフト板は、カセット筐体の開口部から更に離間した位置に移動することとなる。したがって、調整片が突出位置にあるときシートが過積載されたとしても、カセットを収容空間内に移動させれば、リフト板を開口部から離間する方向に移動させ、カセット筐体のシートに対する積載容量を増加させることが可能となるので、過積載が解消されることとなる。
上記構成において、前記開口部を通じて、前記処理部へ向けてシートを搬送する搬送部を更に備え、前記調整機構は、前記突出位置に向けて前記調整片を付勢する第1弾性部材を更に含み、前記移動機構が、前記リフト板を前記近接位置に移動させ、前記搬送部に前記シートを供給するとき、前記第1部材は、前記突出位置に向けて前記調整片を移動させることが好ましい(請求項7)。
上記構成によれば、リフト板を近接位置に移動させることにより、没入位置に移動された調整片を再度突出位置に戻すことができる。かくして、シートをカセット筐体に収容するたびに、シートの過積載を抑制することが可能となる。
上記構成において、前記変位機構は、前記収容空間内方へ突出するとともに前記調整片と接触する突出片を含み、該突出片は、前記収容空間から出される第1方向に移動している前記カセットの前記調整片と接触するとき、該調整片を前記没入位置に移動させないように、前記壁部に回動可能に取り付けられることが好ましい(請求項8)。
上記構成によれば、調整板を突出位置に保ったまま、カセットを主筐体から取り出すことができる。したがって、使用者は、主筐体から取り出されたカセットに対して何ら操作を与えることなく、シートをカセット筐体に収容することができる。その後、カセットを主筐体の収容空間に入れることによって、リフト板は開口部から更に離間する方向に移動するので、シートの過積載が解消されることとなる。
上記構成において、前記突出片は、前記壁部と接触する保持部を含み、該保持部は、前記突出片が、前記第1方向とは反対の第2方向に移動している前記カセットの前記調整片と接触するとき、前記突出片の回動を妨げることが好ましい(請求項9)。
上記構成によれば、保持部と壁部との接触により、突出片の回動が妨げられるので、突出片は好適に調整片を没入位置に移動させることができる。
上記構成において、前記変位機構は、前記収容空間から出される第1方向に移動している前記カセットの前記調整片との接触による前記突出片の回転方向とは反対の回転方向に前記突出片を付勢する第2弾性部材を含むことが好ましい(請求項10)。
上記構成によれば、カセットが収容空間から出され、突出片が回動した後、第2弾性部材は突出片を元の位置に戻す。したがって、カセットが再度収容空間に押し入れられたとき、好適に調整片を没入位置に移動させることができる。
上記構成において、前記所定の処理は、前記シートに画像を形成する画像形成処理であることが好ましい(請求項11)。
上記構成によれば、シートの過積載に係る不都合を抑制しつつ、画像形成処理を施与することが可能となる。
本発明は、シートの過積載を効果的に抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。 図1に示される画像形成装置の内部構成を示す図である。 カセットが除去された画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置に挿入される或いは画像形成装置から引き出されるカセットの斜視図である。 図4に示されるカセットの斜視図である。 図4に示されるカセットのリフト板の平面図である。 図5に示されるカセットの移動機構を概略的に示す図である。 図7に示される移動機構を含むカセットの斜視図である。 図5に示されるカセットの調整機構を概略的に示す図である。 図9に示される調整機構の動作を概略的に示す図である。 図9に示される調整機構の動作を概略的に示す図である。 図10及び図11に示される調整機構の動作を生じさせる変位機構を概略的に示す斜視図である。 変位機構と調整機構の連動を概略的に示す図である。 変位機構と調整機構の連動を概略的に示す図である。 変位機構と調整機構の間の位置関係を概略的に示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。尚、以下の説明で用いられる「上」、「下」、「左」や「右」などの方向を表す用語は、単に、説明の明瞭化を目的とするものであり、何ら本発明を限定するものではない。また、以下の説明において、「シート」との用語は、コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパや画像形成処理を受ける他のシート材料或いは画像形成処理以外の任意の処理を受けるシート材料を意味する。以下の説明で用いられる「上流」、「下流」及びこれらに類する用語は、シートの搬送方向における「上流」、「下流」及びこれらに類する概念を意味する。以下の説明において用いられる「シートの幅方向」との用語及びこれに類する用語は、シートの搬送方向に対して直交する方向を意味する。以下の説明において用いられる「シートの側縁」との用語及びこれに類する用語は、シートの搬送方向に沿う方向に延びるシートの縁部を意味する。以下の説明において、処理装置として、画像形成装置が示されるが、他の実施形態において、シートに対して所望の処理を施与するように形成された任意の装置が処理装置として用いられてもよい。
図1は、本発明の一実施形態にしたがう画像形成装置の斜視図である。図2は、図1に示される画像形成装置の内部構造を概略的に示す。図1及び図2に示される画像形成装置は、いわゆる胴内排紙型の複写機であるが、他の実施形態において、プリンタ、ファクシミリ装置、これらの機能を備える複合機やトナー画像をシートに形成するための他の装置であってもよい。
画像形成装置1は、略直方体形状の主筐体2を含む。主筐体2は、略直方体形状の下部筐体21と、下部筐体21の上方に配設される略直方体形状の上部筐体22と、下部筐体21と上部筐体22とを連結する連結筐体23とを含む。連結筐体23は、主筐体2の右縁及び背面縁に沿って延びる。下部筐体21、上部筐体22及び連結筐体23で囲まれる排出空間24に印刷処理が施与されたシートが排出される。
上部筐体22の正面方向に突出する操作部221は、例えば、LCDタッチパネル222を含む。操作部221は、画像形成処理に関する情報を入力可能に形成される。使用者は、例えば、LCDタッチパネル222を通じて、印刷されるシートの枚数等を入力したり、印刷濃度等を入力したりすることができる。上部筐体22内には、主に原稿の画像を読み取るための機器や画像形成装置1の全体の制御を司る電子回路が収容される。
上部筐体22の上に配設される押さえカバー223は、原稿を押さえるために用いられる。押さえカバー223は、上部筐体22に上下に回動可能に取り付けられる。使用者は、押さえカバー223を上方に回動させ、上部筐体22上に原稿を載置する。その後、使用者は操作部221を操作して、原稿の画像を上部筐体22内に配設された機器に読み取らせることができる。
下部筐体21には、シートを収容可能に形成されたカセット500が収容される。カセット500は、下部筐体21から正面方向に引出可能である。カセット500内に収容されたシートは、操作部221を通じて使用者によって入力された指示に基づき、下部筐体21内で画像形成処理を施与され、排出空間24へ排出される。
下部筐体21の右面には、トレイ212が回動可能に取り付けられる。図1に示されるように、トレイ212が下部筐体21の右方に突出する位置にあるとき、使用者はトレイ212上にシートを載置可能である。トレイ212上のシートは、操作部221を通じて使用者によって入力された指示に基づき、下部筐体21内に引き込まれた後、画像形成処理を施与され、排出空間24へ排出される。トレイ212が上方に回動されると、下部筐体21の右面に凹設された収容空間213内にトレイ212が収容され、シートを下部筐体21内に引き込むための供給口を塞ぐ。
下部筐体21は、シートに画像を形成するための様々な機器を収容する。また、連結筐体23は、画像形成処理が施与されたシートを排出空間24へ排出するための様々な機器を収容する。
図2は、図1に示される画像形成装置1の内部構造を概略的に示す。図2と併せて、図1を参照しつつ、画像形成装置1が更に説明される。
上部筐体22は、走査機構224を収容する。使用者は、走査機構224を通じて、所望の原稿の画像を画像形成装置1に読み取らせることができる。走査機構224上には、上部筐体22の上面に取り付けられるコンタクトガラス225が配設される。押さえカバー223は、コンタクトガラス225上に載置された原稿を押さえるために用いられる。
使用者が、操作部221を通じて、画像形成装置1を作動させると、走査機構224は、コンタクトガラス225上の原稿の画像を走査して読み取る。走査機構224によって読み取られた画像のアナログ情報は、デジタル信号に変換される。画像形成装置1は、デジタル信号に基づき、シートに画像を形成する。
下部筐体21には、トナーコンテナ900Y、900M、900C、900K、中間転写ユニット92、画像形成部93、露光ユニット94、定着ユニット97及び排紙ユニット96が収容される。本実施形態において、画像形成部93はシートに画像形成処理を施与する処理部として用いられるが、他の処理装置において、処理部は、例えば、シートを切断する切断要素、シートを折り曲げる折り曲げ要素、シートを穿孔する穿孔要素やシートに所望の処理を施与する処理要素であってもよい。
画像形成部93は、イエロー用トナーコンテナ900Y、マゼンタ用トナーコンテナ900M、シアン用トナーコンテナ900C、ブラック用トナーコンテナ900Kを含む。これらコンテナの下方には、YMCK各色に対応する現像装置10Y、10M、10C、10Kがそれぞれ配設される。
画像形成部93は、各色のトナー像を担持する感光体ドラム17(電子写真方式で潜像が形成される感光体)を含む。感光体ドラム17として、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを用いることができる。各感光体ドラム17には、トナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kからそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが供給される。
感光体ドラム17の周囲には、帯電器16、現像装置10(10Y、10M、10C、10K)、転写器(転写ローラ)19及びクリーニング装置18が配置される。帯電器16は、感光体ドラム17の表面を均一に帯電する。帯電後の感光体ドラム17の表面は、露光ユニット94によって露光され、静電潜像が形成される。露光ユニット94は、上述の走査機構224によって生成されたデジタル信号に基づき、レーザ光を照射する。現像装置10Y、10M、10C、10Kは、それぞれトナーコンテナ900Y、900M、900C、900Kから供給される各色のトナーを用いて、各々の感光体ドラム17上に形成された静電潜像を現像(可視像化)する。転写ローラ19は、中間転写ベルト921を挟んで感光体ドラム17とニップ部を形成し、感光体ドラム17上のトナー像を中間転写ベルト921上に一次転写する。クリーニング装置18は、トナー像転写後の感光体ドラム17の周面を清掃する。
各現像装置10Y、10M、10C、10Kは、現像筐体20を備える。現像筐体20の内部には、磁性キャリアとトナーとを有する2成分現像剤が収納される。また、現像筐体20内には、現像筐体20の底部近傍に長手方向を軸方向として並列に2本の攪拌ローラ11、12(現像剤攪拌部材)が回転可能に配置される。
現像筐体20の内部底面には、現像剤の循環経路が設定されており、攪拌ローラ11、12は循環経路内に配設される。攪拌ローラ11、12の間の軸方向には、現像筐体20の底部から立設された仕切り壁201が設けられる。仕切り壁201は、循環経路を区画する。仕切り壁201の周囲を周回するように、循環経路が形成される。2成分現像剤は、循環経路を攪拌ローラ11及び12によって攪拌、搬送されながら帯電される。
2成分現像剤は、攪拌ローラ11及び12によって攪拌されつつ現像筐体20内を循環し、トナーが帯電される。攪拌ローラ11上の2成分現像剤は、上側に位置する磁気ローラ14に吸引されて搬送される。吸引された2成分現像剤は、磁気ローラ14上に磁気ブラシ(図示せず)を形成する。磁気ブラシは、ドクターブレード13によって層厚規制される。現像ローラ15上のトナー層は、磁気ローラ14と現像ローラ15との間の電位差によって形成される。トナー層によって感光体ドラム17上の静電潜像が現像される。
露光ユニット94は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、画像形成部93の各々に設けられた感光体ドラム17の周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット92は、中間転写ベルト921、駆動ローラ922及び従動ローラ923を備える。中間転写ベルト921上には、複数の感光体ドラム17からトナー像が重ね塗りされる(一次転写)。重ね塗りされたトナー像は、カセット500又はトレイ212(図1参照)から供給されるシートに二次転写部98において二次転写される。中間転写ベルト921を周回駆動させる駆動ローラ922及び従動ローラ923は、下部筐体21によって回転自在に支持される。
定着ユニット97は、中間転写ユニット92から二次転写されたシート上のトナー像に対し、定着処理を施す。定着処理されたカラー画像付のシートは、定着ユニット97の上部(連結筐体23内)に形成された排紙ユニット96へ向けて排出される。
排紙ユニット96は、定着ユニット97から搬送されたシートを、排紙トレイとして用いられる下部筐体21の上面213上に排出する。
カセット500は、画像形成される複数のシートが積層されてなるシート束を収納する。カセット500は、上述の如く、下部筐体21に対して着脱可能に装着される。カセット500に設けられたピックアップローラ40が駆動することにより、カセット500内のシート束の最上層のシートが1枚ずつ取り出されて給紙搬送路133へと繰り出され、画像形成部93へ導入される。ピックアップローラ40、給紙搬送路133及び給紙搬送路133の途中部に配設されたロール要素は、シートに画像を形成する画像形成部93へシートを搬送する搬送部として用いられる。
トレイ212は、カセット500の上方に配設される。図2に示されるトレイ212は、給紙口を閉止する閉止位置にある。トレイ212の下端部が回動軸となり、トレイ212は右方に回動され、複数のシートが積層されてなるシート束を支持可能となる。トレイ212の下端部近傍に、給紙構造体950が配設される。給紙構造体950は、トレイ212上に載置されたシートを1枚ずつ画像形成部93へ送り出し、画像形成部93にてシート上に画像が形成される。
図3は、カセット500が除去された画像形成装置1を示す。図3と併せて、図1及び図2を参照しつつ、画像形成装置1が更に説明される。
下部筐体21は、カセット500を収容するための収容空間600を形成する壁部610を含む。図3中には、カセット500の側面に対向する側壁611と、カセット500の下面に対向する底壁612が表されている。側壁611には、主筐体2の奥行き方向(正面側から背面側に向かう方向)に延びるレール613が取り付けられる。
図4は、収容空間600に挿入されるカセット500或いは収容空間600から引き出されるカセット500を示す斜視図である。図4と併せて、図1乃至図3を参照しつつ、カセット500が説明される。
カセット500は、収容空間600に収容可能に形成される。使用者は、カセット500内にシートを補充するとき、或いは、カセット500内のシートを他のシートに交換するとき、カセット500を収容空間600から引き出す。使用者は、カセット500内に新たなシートを補充したとき、或いは、カセット500内のシートを新たなシートに交換した後、カセット500を収容空間600内に押し込む。カセット500が収容空間600内に収容されたとき、カセット500は、下部筐体21内でシートを保持する。収容空間600の内外へ向かうカセットの移動は、レール613に案内される。以下の説明において、収容空間600からカセット500が引き出される方向(背面側から正面側に向かう方向)は、便宜的に、第1方向と称され、第1方向とは反対に、カセット500が収容空間600内に押し入れられる方向(正面側から背面側に向かう方向)は、便宜的に、第2方向と称される。
図5は、カセット500の斜視図である。図5と併せて、図2乃至図4を参照しつつ、カセット500が更に説明される。
カセット500は、シートを収容可能に形成されたカセット筐体510を含む。カセット筐体510は、略矩形状の底壁511と、底壁511の周縁から上方に立設される一対の側壁512、正面壁513及び背面壁514とを含む。一対の側壁512の正面側縁部の間で延びる正面壁513は、カセット筐体510が収容空間600内に完全に収容されたとき、主筐体2の外面に現れる。背面壁514は、正面壁513に対向して配設される。一対の側壁512のうち、右方に位置する側壁は、シートの搬送方向において下流に位置する下流壁515であり、左方に位置する側壁は、シートの搬送方向において上流に位置する上流壁516である。一対の側壁512それぞれが、レール部613に噛み合うことによって、カセット500の第1方向及び第2方向への移動が案内されることとなる。正面壁513は、略U字型の把持部518を備える。使用者は、把持部518を握持し、カセット500を第1方向及び第2方向に移動することができる。一対の側壁512、正面壁513及び背面壁514の上縁は、カセット500内にシートを収容するための開口部517を形成する。使用者は開口部517を通じて、カセット筐体510内にシートを収容することができる。
カセット500は、正面壁513及び背面壁514それぞれに隣接する一対の滑子520を更に含む。滑子520は、底壁511から上方に向けて延び、カセット筐体510内に配設されたシートの側縁に沿うように配設される。底板511には、滑子520の移動を案内するための案内溝521が形成される。案内溝521は、正面壁513から背面壁514に向けて延びる。したがって、滑子520は、シートの幅方向に移動可能である。かくして、使用者は、任意の大きさのシートの側縁に滑子520を当接させることが可能である。
カセット500は更に、カセット筐体510内に収容されたシートを支持するリフト板530を含む。リフト板530は、ピックアップローラ40にカセット筐体510内に収容されたシートを供給する役割を担う。
図6は、リフト板530の概略的な平面図である。図6と併せて、図5を参照しつつ、リフト板530が更に説明される。
リフト板530は、略H型状の薄板である。リフト板530は、シートの幅方向に延びる先端板531及び基端板532並びに先端板531と基端板532とを接続するように形成された接続板533を含む。基端板532は、正面壁513及び背面壁514それぞれに沿う薄板状の一対の連結部534を含む。連結部534には、スリット535が形成される。正面壁513及び背面壁514それぞれの内面から延びる回動シャフト536は、リフト板530を回動可能に支持する。リフト板530は、回動シャフト536周りに回動可能に正面壁513及び背面壁514に接続される。この結果、リフト板530の先端板531は、上下に移動可能である。リフト板530の先端板531が上方に移動し、一対の側壁512、正面壁513及び背面壁514の上縁によって形成される開口部517に近づいた位置・姿勢は、便宜的に、近接位置と称され、近接位置から下方にリフト板530の先端板531が移動し、開口部517から離間した位置・姿勢は、便宜的に、離間位置と称される。
図7は、リフト板530を近接位置と離間位置との間で移動させるための移動機構を説明する模式図である。図7(a)は、リフト板530及び移動機構を概略的に示す模式図であり、図7(b)は、近接位置にあるリフト板530を概略的に示す模式図であり、図7(c)は、離間位置にあるリフト板530を概略的に示す模式図である。図8は、カセット500を下方から見た斜視図である。図7及び図8と併せて、図2、図4及び図5を参照しつつ、移動機構が説明される。
移動機構540は、カセット筐体510の底壁511と、リフト板530の先端板531との間で延びる回転シャフト541と、回転シャフト541の途中部に取り付けられるとともに回転シャフト541の半径方向に延びる矩形平板状の押し出し部543とを含む。回転シャフト541の基端部は、背面壁514の外方に位置する。回転シャフト541は、背面壁514を貫通し、正面壁513に向けて延びる。回転シャフト541の基端部は、回転シャフト541の周面から半径方向に延びる接続棒542を含む。接続棒542は、カセット筐体510が収容空間600に完全に収容されたとき、収容空間600の奥方に配置されたモータ(図示せず)の回転シャフトに取り付けられたカップリングと噛み合う。モータの駆動により、回転シャフト541は、リフト板530とカセット筐体510の底壁511との間で回転運動する。
押し出し部543の基端部は、回転シャフト541に一体的に接続される。したがって、押し出し部543は、回転シャフト541と一体的に回転する。回転シャフト541の回転に伴い、押し出し部543が回転すると、リフト板530は、回動シャフト536周りに回転する。この結果、押し出し部543の先端部は、リフト板530の下面に接触する。この結果、リフト板530の先端板531がカセット筐体510の開口部517の上方に配設されるピックアップローラ40に向けて移動する。この結果、リフト板530の積載された複数のシートSを含むシート束がピックアップローラ40に接触することとなる。かくして、移動機構540は、リフト板530を近接位置に移動させ、ピックアップローラ40にシートSが供給されることとなる。
図4及び図8に示されるように、カセット500は更に、調整機構550を含む。調整機構550は、離間位置にあるリフト板530の位置を調整するように形成される。
図9は、調整機構550の構造を概略的に説明する模式図である。図9と併せて、図4、図5及び図8を参照しつつ、調整機構550が説明される。
調整機構550は、調整片551と、調整片551に接続される第1弾性部材560とを含む。カセット筐体510の底壁511の下面には、調整機構550を保持するためのホルダ519が形成される。第1弾性部材560と調整片551は、ホルダ519が形成する収容空間内に収容される。尚、本実施形態において、第1弾性部材560としてコイルバネが示されるが、他の実施形態において、調整片551を付勢することが可能な任意の要素が第1弾性部材560として用いられてもよい。
調整片551は、略五角柱状の先端ブロック552と、略直方体形状の基端ブロック553とを含む。調整片551は、第1弾性部材560によりカセット筐体510から押し出されるように付勢され、先端ブロック552はカセット筐体510から突出する。一方、基端部552は、ホルダ519の内壁面に引っ掛かり、ホルダ519によって形成される収容空間内に留まる。図4及び図8に部分的に示される調整片551は、カセット筐体510から最大限に突出した突出位置にある。
基端ブロック553の端面から第1弾性部材560に向けて、円柱状の突出部554が形成される。第1弾性部材560の先端部は、突出部554を巻回する。これにより、第1弾性部材560と調整片551とが接続される。基端ブロック553の両側面から翼部555が延びる。翼部555の上面には、第1弾性部材560の付勢方向と平行に延びる突条556が形成される。突条556は、ホルダ519内に形成されたレール部(図示せず)と噛み合い、ホルダ519内での基端ブロック553の移動を案内する。
基端ブロック553は、先端ブロック552よりも肉厚に形成される。したがって、基端ブロック553の上面は、先端ブロック552の上面よりも、カセット筐体510の開口部517に近接した位置に存する。特定の実施形態において、基端ブロック553の上面は、リフト板530を支持する第1支持部557として用いられ、先端ブロック552の上面は、リフト板530を支持する第2支持部558として用いられる。
図10は、調整機構550の動作を概略的に示す模式図である。図10(a)は突出位置にある調整片551を示し、図10(b)は、没入位置にある調整片551を示す。図10と併せて、図5、図7及び図9を参照しつつ、調整機構550の動作が説明される。
図10に示される如く、調整片551は、ホルダ519内で第1弾性部材560と接続される。したがって、カセット筐体510の外側に現れる先端ブロック552をホルダ519内に押し込むと、ホルダ519の内壁面から突出する突出部559と調整片551の基端ブロック553から延びる突出部554との間で延びる第1弾性部材560が圧縮変形し、調整片551は没入位置に移動することとなる。没入位置において、調整片551の先端ブロック552はカセット筐体510内に没入する。第1弾性部材560は、上述の如く、突出位置に向けて調整片551を付勢するので、調整片551に加えた力を除去すると、調整片551は突出位置に戻ることとなる。かくして、調整片551は没入位置と突出位置との間で移動可能である。
リフト板530の先端板531は、下方に屈曲された第1部分537を含む。第1部分537は、カセット筐体510の下流壁515に隣接する。調整片551の基端ブロック553は、ホルダ519を形成する下流壁515の内壁面に接触し、第1部分537の下方に位置する。シートSの束の重さ及び/又はリフト板530の自重により、リフト板530が離間位置に向けて移動すると、第1部分537は基端ブロック553の第1支持部557に接触する。かくして、リフト板530の第1部分537は、調整片551が突出位置にあるとき、基端ブロック553の第1支持部557によって支持されることとなる。
上述の如く、調整片551を没入位置に移動させると、基端ブロック553は、下流壁515から離間し、リフト板530の第1部分537の下方に先端ブロック552の第2支持部558が位置することとなる。上述の如く、先端ブロック552は、基端ブロック553よりも薄く形成されるので、リフト板530は、先端ブロック552と基端ブロック553との間の厚さ寸法の差だけ、更にカセット筐体510の開口部517から離間した位置に移動する。この結果、リフト板530の第1部分537は先端ブロック552の第2支持部558に接触する。かくして、リフト板530の第1部分537は、調整片551が没入位置にあるとき、先端ブロック552の第2支持部558によって支持されることとなる。
図11は、他の実施形態に係る調整機構550を概略的に示す模式図である。図11(a)は突出位置にある調整片551を示し、図11(b)は、没入位置にある調整片551を示す。図11と併せて、図5及び図10を参照しつつ、調整機構550が更に説明される。
図11に示されるリフト板530の第1部分537の折り曲げ寸法は、図10に示されるリフト板530の第1部分537の折り曲げ寸法より小さい。調整片551の先端ブロック552と基端ブロック553との間の肉厚差よりも第1部分537の折り曲げ寸法が小さいとき、調整片551が没入位置に移動しても、第1部分537は第2支持部558に接触しない。その代わりに、第1部分537を除く先端板531の下面は、基端ブロック553の第1支持部557によって支持される第2部分538として機能する。図11に示される調整機構550では、第2部分538が調整片551に接触しているとき、第1部分537が接触しているときと比べて、リフト板530は、カセット筐体510の開口部517から離間した位置に存することとなる。
図5、図10及び図11を参照しつつ、移動機構540と調整機構550との連動が説明される。
調整片551が没入位置にあるとき、調整片551の基端ブロック553は、リフト板530の第1部分537の内面に当接する。移動機構540の回転シャフト541が回転し、押し出し部543がピックアップローラ40にシートSを供給すると、リフト板530の先端板531が上昇する。この結果、第1部分537と調整片551の基端ブロック553との接触が解除されることとなる。その後、第1弾性部材560によって、調整片551は突出位置に移動することとなる。
図4に示されるように、カセット500が収容空間600に押し込まれるとき、調整片551は、没入位置に移動される。図3に関連して説明されたレール部613には、調整片551を没入位置に移動させる変位機構が形成される。
図12は、変位機構を概略的に示す斜視図である。図12と併せて、図3を参照しつつ、変位機構が説明される。
変位機構570は、突出片571と、突出片571と接続される第2弾性部材572とを含む。突出片571は、レール部613に回動可能に接続される。例えば、レール部613に略C型の切り込みを入れ、切り込みで囲まれたレール部613の領域をカセット500が収容される収容空間600とは反対方向に折り曲げることによって、突出片571が取り付けられる台座部614が形成される。
突出片571は、台座部614上に回転可能に取り付けられる取付部573と、収容空間600の内方に突出する突出ブロック574とを含む。取付部573は、台座部614に向けて延びる回動シャフト575を含む。回動シャフト575は、台座部614に形成された凹部或いは貫通孔に回転可能に挿入される。これにより、突出片571は、レール部613に対して回転可能に取り付けられることとなる。
突出ブロック574は、略直角三角柱状に形成された第1ブロック576と、第1ブロック576と、第1ブロック576とレール部613との間に配設される第2ブロック577とを含む。第1ブロック576は、レール部613に対して略直角方向に延びる第1面578と、レール部613に対して傾斜した第2面579とを含む。第1面578と取付部573の側面580は、略面一であり、第1面578と取付部573の側面580に対して、第2ブロック577は突出して形成される。レール部613に対向する第2ブロック577の突出部分の面は、レール部613と接触し、回動シャフト575周りの突出片571の回転を妨げる保持部581としての役割を担う。本実施形態において、レール部613の面が保持部581と接触する壁部として用いられたが、他の実施形態において、レール部613以外の任意の壁部と保持部581とを接触させて、突出片571の回転範囲を規制してもよい。
取付部573の上面には、略C型のアーチ部582が形成される。第2弾性部材572は、例えば、コイルバネとすることができる。第2弾性部材572の先端部はフック状に形成され、アーチ部582と係合する。第2弾性部材572は、保持部581をレール部613に押しつける方向に突出片571を付勢する。
図13は、第2方向へ移動するカセット500の調整片551と、突出片571との接触を示す。図13と併せて、図4及び図10乃至図12を参照しつつ、変位機構570と調整機構550との連動が説明される。尚、図13において、レール部613は省略されている。
カセット500が第2方向へ移動しているとき、突出片571の第2面579に、調整片551の尖った先端部を形成する斜面が接触する。図12に関連して説明された如く、第2面579に調整片551が接触しても、突出片571の保持部581は突出片571の回転を妨げる。したがって、調整片551は、突出片571の第2面579に案内されつつ、没入位置に向けて移動する。
図14は、第1方向へ移動するカセット500の調整片551と、突出片571との接触を示す。図14と併せて、図4及び図10乃至図13を参照しつつ、変位機構570と調整機構550との連動が説明される。尚、図14において、レール部613は省略されている。
カセット500が収容空間600に収容された後、第1方向に移動されるとき、調整片551は、突出片571の第1面578に、調整片551の尖った先端部を形成する斜面が接触する。この結果、突出片571は、回動シャフト575周りに回動する。したがって、調整片551が突出位置を維持したまま(即ち、調整片551が没入位置に移動しない状態で)、カセット500が収容空間600から引き出されることとなる。
第1方向に移動するカセット500の調整片551が突出片571を通過すると、第2弾性部材572は、調整片551との接触により生じた突出片571の回転方向とは逆の回転方向に突出片571を回転させる。この結果、突出片571は元の位置(図13に示される位置)に戻ることとなる。
図15は、調整機構550と変位機構570の位置関係を概略的に示す図である。図15と併せて、図4及び図5並びに図14及び図15を参照しつつ、調整機構550と変位機構570の位置関係が説明される。
本実施形態において、下流壁515に沿って、一対の調整機構550が形成されている。変位機構570は、一対の調整機構550のうち最も正面壁513の近くに形成される調整機構550と、正面壁513との間に形成される。これにより、カセット500が収容空間600内に挿入されるとき、及び、カセット500が収容空間600から引き出されるとき、図14及び図15に説明された如く、変位機構570は両調整機構550の調整片551の位置を変位させることができる。
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、これらの機能を併せ持つ複合機やシートに画像を形成する各種装置及びシートに所定の処理を施与する処理装置に適用可能である。
1・・・・・画像形成装置
40・・・・ピックアップローラ
133・・・給紙搬送路
500・・・カセット
510・・・カセット筐体
517・・・開口部
530・・・リフト板
537・・・第1部分
538・・・第2部分
540・・・移動機構
541・・・回転シャフト
543・・・押し出し部
550・・・調整機構
551・・・調整片
557・・・第1支持部
558・・・第2支持部
560・・・第1弾性部材
570・・・変位機構
571・・・突出片
572・・・第2弾性部材
581・・・保持部
S・・・・・シート

Claims (11)

  1. シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、
    該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、
    該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、
    前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、
    該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、
    前記調整片は、該調整片が突出位置にあるとき前記リフト板を支持する第1支持部と、前記調整片が没入位置にあるとき前記リフト板を支持する第2支持部と、を含み、
    前記第2支持部は、前記第1支持部が前記リフト板を支持する位置よりも、前記開口部から離間した位置で、前記リフト板を支持することを特徴とするカセット。
  2. シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、
    該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、
    該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、
    前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、
    該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片と、
    前記リフト板は、前記突出位置にある前記調整片に支持される第1部分と、前記没入位置にある前記調整片に支持される第2部分と、を含み、
    前記第2部分が前記調整片に支持されているとき、前記第1部分が前記調整片に支持されているときよりも、前記リフト板は前記開口部から離間した位置で前記調整片によって支持されることを特徴とするカセット。
  3. 前記調整機構は、前記突出位置に向けて前記調整片を付勢する第1弾性部材を更に含むことを特徴とする請求項1又は2記載のカセット。
  4. 前記移動機構は、前記カセット筐体と前記リフト板との間で回転する回転シャフトと、
    該回転シャフトと一体的に回転するように接続される基端部と、前記リフト板に接触する先端部とを備える押し出し部と、を含むことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載のカセット。
  5. シートに対して所定の処理を施与する処理装置であって、
    前記所定の処理を施す処理部を収容する主筐体と、
    前記主筐体内で前記処理部へ搬送される前記シートを保持するとともに前記主筐体内外に移動可能に形成されたカセットと、を備え、
    該カセットは、前記シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、
    該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、
    該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、
    前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、
    該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、
    前記調整片は、該調整片が突出位置にあるとき前記リフト板を支持する第1支持部と、前記調整片が没入位置にあるとき前記リフト板を支持する第2支持部と、を含み、
    前記主筐体は、前記カセットを収容するための収容空間を形成する壁部と、前記カセットが前記収容空間の内方へ移動するときに、前記調整片を前記没入位置に移動させる変位機構と、を含み、
    前記第2支持部は、前記第1支持部が前記リフト板を支持する位置よりも、前記開口部から離間した位置で、前記リフト板を支持することを特徴とする処理装置。
  6. シートに対して所定の処理を施与する処理装置であって、
    前記所定の処理を施す処理部を収容する主筐体と、
    前記主筐体内で前記処理部へ搬送される前記シートを保持するカセットと、を備え、
    該カセットは、前記シートを収容するための開口部を有するカセット筐体と、
    該カセット筐体内の前記シートを支持するリフト板と、
    該リフト板を前記開口部から離間した離間位置と前記開口部に近接した近接位置との間で移動させる移動機構と、
    前記離間位置にある前記リフト板の位置を調整する調整機構と、を備え、
    該調整機構は、前記カセット筐体から突出する突出位置と、該突出位置よりも前記カセット筐体内に没入した没入位置との間で移動可能に形成された調整片を含み、
    前記リフト板は、前記突出位置にある前記調整片に支持される第1部分と、前記没入位置にある前記調整片に支持される第2部分と、を含み、
    前記主筐体は、前記カセットを収容するための収容空間を形成する壁部と、前記カセットが前記収容空間の内方へ移動するときに、前記調整片を前記没入位置に移動させる変位機構と、を含み、
    前記第2部分が前記調整片に接触しているとき、前記第1部分が前記調整片と接触しているときよりも、前記リフト板は前記開口部から離間した位置で前記調整片によって支持されることを特徴とする処理装置。
  7. 前記開口部を通じて、前記処理部へ向けてシートを搬送する搬送部を更に備え、
    前記調整機構は、前記突出位置に向けて前記調整片を付勢する第1弾性部材を更に含み、
    前記移動機構が、前記リフト板を前記近接位置に移動させ、前記搬送部に前記シートを供給するとき、前記第1部材は、前記突出位置に向けて前記調整片を移動させることを特徴とする請求項5又は6記載の処理装置。
  8. 前記変位機構は、前記収容空間内方へ突出するとともに前記調整片と接触する突出片を含み、
    該突出片は、前記収容空間から出される第1方向に移動している前記カセットの前記調整片と接触するとき、該調整片を前記没入位置に移動させないように、前記壁部に回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項7記載の処理装置。
  9. 前記突出片は、前記壁部と接触する保持部を含み、
    該保持部は、前記突出片が、前記第1方向とは反対の第2方向に移動している前記カセットの前記調整片と接触するとき、前記突出片の回動を妨げることを特徴とする請求項8記載の処理装置。
  10. 前記変位機構は、前記収容空間から出される第1方向に移動している前記カセットの前記調整片との接触による前記突出片の回転方向とは反対の回転方向に前記突出片を付勢する第2弾性部材を含むことを特徴とする請求項8又は9記載の処理装置。
  11. 前記所定の処理は、前記シートに画像を形成する画像形成処理であることを特徴とする請求項5乃至10いずれか1項に記載の処理装置。
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