JP2011131548A - シート搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無端ベルトへのシートの吸着力が低下し難いシート搬送装置を提供する。
【解決手段】複数のベルト貫通穴31Bを有する無端ベルト31と、複数の溝部34A及び複数の溝部34Aそれぞれの底部に設けられる複数の第1貫通穴34Bを有し、無端ベルト31の内面側に配置される第1プレート34と、第1プレート34の内面側に配置され複数の第1貫通穴34Bの少なくとも一部の第1貫通穴34Bを遮蔽可能な遮蔽部材35と、遮蔽部材35の内面側に配置されベルト貫通穴31B及び第1貫通穴34Bを通じて空気を吸引可能な吸引機構とを備える。遮蔽部材35は、無端ベルト31の幅方向Yに所定の間隔をあけて一対配置されると共に無端ベルト31の幅方向Yに第1プレート34に沿って移動可能で且つ無端ベルト31の外面31A側を搬送される幅方向Yの長さに応じて複数の第1貫通穴34Bのうちの所定の第1貫通穴34Bを遮蔽するように移動する。
【選択図】図7C
【解決手段】複数のベルト貫通穴31Bを有する無端ベルト31と、複数の溝部34A及び複数の溝部34Aそれぞれの底部に設けられる複数の第1貫通穴34Bを有し、無端ベルト31の内面側に配置される第1プレート34と、第1プレート34の内面側に配置され複数の第1貫通穴34Bの少なくとも一部の第1貫通穴34Bを遮蔽可能な遮蔽部材35と、遮蔽部材35の内面側に配置されベルト貫通穴31B及び第1貫通穴34Bを通じて空気を吸引可能な吸引機構とを備える。遮蔽部材35は、無端ベルト31の幅方向Yに所定の間隔をあけて一対配置されると共に無端ベルト31の幅方向Yに第1プレート34に沿って移動可能で且つ無端ベルト31の外面31A側を搬送される幅方向Yの長さに応じて複数の第1貫通穴34Bのうちの所定の第1貫通穴34Bを遮蔽するように移動する。
【選択図】図7C
Description
本発明は、画像形成装置などにおいてシートを搬送するシート搬送装置に関する。
プリンタ、コピー機などの画像形成装置は、シート搬送装置を備える。シート搬送装置は、用紙などのシートを、画像形成部、シートの排出部などの搬送先に搬送する装置である。シート搬送装置として、シートの搬送方向及び幅方向にそれぞれ所定間隔をあけて設けられた複数の貫通穴を有する無端ベルトと、この無端ベルトの内側に配置され複数の貫通穴を介してシートを吸引する吸引機構と、無端ベルトが上流側及び下流側それぞれにおいて掛け回される複数のローラとを備える吸引搬送方式のシート搬送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
吸引搬送方式のシート搬送装置によれば、複数のローラの間に掛け回された無端ベルトの上面に配置されたシートを吸引機構により吸引して負圧を発生させることで、シートを無端ベルトに吸着しながら、無端ベルトを循環させることができる。これにより、シートを無端ベルトの循環方向に搬送することができる。
ところで、画像形成装置では、複数種類の異なるサイズのシートが使用される。そのため、シート搬送装置においても複数種類の異なるサイズのシートが搬送される。
ここで、吸引搬送方式のシート搬送装置により、大きいサイズのシート(無端ベルトの幅方向に沿う長さが長いシート)を搬送する場合には、この大きいサイズのシートは、無端ベルトに幅方向に沿って設けられた複数の貫通穴のうちの多くの貫通穴を覆う。この状態で吸引機構によりシートを吸引すると、シートにより覆われた複数の貫通穴において負圧が発生し、この発生した負圧によりシートを無端ベルトに好適に吸着することができる。
ここで、吸引搬送方式のシート搬送装置により、大きいサイズのシート(無端ベルトの幅方向に沿う長さが長いシート)を搬送する場合には、この大きいサイズのシートは、無端ベルトに幅方向に沿って設けられた複数の貫通穴のうちの多くの貫通穴を覆う。この状態で吸引機構によりシートを吸引すると、シートにより覆われた複数の貫通穴において負圧が発生し、この発生した負圧によりシートを無端ベルトに好適に吸着することができる。
一方、吸引搬送方式のシート搬送装置により、小さいサイズのシート(無端ベルトの幅方向に沿う長さが短いシート)を搬送する場合には、この小さいサイズのシートは、無端ベルトの幅方向に沿って設けられた複数の貫通穴のうちの一部の貫通穴しか覆わない。そのため、この状態で吸引機構によりシートを吸引すると、シートにより覆われなかった貫通穴から空気が吸引され続けるため、シートに覆われた貫通穴において発生する負圧が低下してしまう。その結果、無端ベルトへのシートの吸着力が低下してしまう。
このように、従来の吸引搬送方式のシート搬送装置では、複数種類のサイズのシートを搬送する場合に、シートのサイズによって無端ベルトへのシートの吸着力が低下してしまう問題があった。
従って、本発明は、無端ベルトに配置されるシートのサイズが異なっても、無端ベルトへのシートの吸着力の低下が生じにくいシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、駆動ローラを含む複数のローラと、前記複数のローラに掛け回されて所定方向に循環すると共に、複数のベルト貫通穴を有する無端ベルトと、前記無端ベルトの循環方向に沿って延びる底部を有する複数の溝部、及び該複数の溝部それぞれの前記底部に少なくとも一つずつ設けられる複数の第1貫通穴を有し、前記無端ベルトの内面側に配置される第1プレートと、前記第1プレートの内面側に配置され、前記複数の第1貫通穴のうちの少なくとも一部の第1貫通穴を遮蔽可能な遮蔽部材と、前記遮蔽部材の内面側に配置され、前記ベルト貫通穴及び前記第1貫通穴を通じて空気を吸引可能な吸引機構と、を備え、前記遮蔽部材は、前記無端ベルトの循環方向に延びる中心線を中心に該無端ベルトの幅方向に所定の間隔をあけて一対配置されると共に前記無端ベルトの幅方向に前記第1プレートに沿って移動可能であり、かつ、前記無端ベルトの外面側を搬送されるシートの幅方向の長さに応じて前記複数の第1貫通穴のうちの所定の第1貫通穴を遮蔽するように移動するシート搬送装置に関する。
また、前記遮蔽部材は、複数の第2貫通穴を有する第2プレートにより構成されると共に、該複数の第2貫通穴は、前記無端ベルトの幅方向において前記複数の第1貫通穴と同じ間隔で形成され、前記第2プレートは、前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴が前記複数の第1貫通穴のうち最も外側に位置する最外第1貫通穴と重なり合う位置に位置する第1位置と、前記最外第1貫通穴が該第2プレートにより遮蔽されると共に前記複数の第1貫通穴のうち最も内側に位置する最内第1貫通穴が前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴と重なり合う位置に位置する第2位置との間で移動可能に構成されることが好ましい。
また、前記第1位置において、前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴は、前記最内第1貫通穴と重なり合う位置に位置することが好ましい。
また、前記第2プレートは、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置であって、前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴が、前記最外第1貫通穴と前記最内第1貫通穴との間の第3貫通穴と重なり合う第3位置に、移動可能に構成されることが好ましい。
また、前記第1位置において、前記最内第1貫通穴は、前記第2プレートにより遮蔽されることが好ましい。
また、前記無端ベルトの内面側における該無端ベルトの幅方向の両側部に沿って配置される一対の巻き取りローラを更に備え、一対の前記遮蔽部材は、可撓性を有するシート状部材により構成されると共に、該遮蔽部材における前記幅方向の外側が前記巻き取りローラに巻き取られることが好ましい。
また、前記無端ベルトの内面側における該無端ベルトの幅方向の両側部近傍に配置される外側ローラと、前記無端ベルトの内面側における該無端ベルトの幅方向の中央部近傍に配置される内側ローラと、を更に備え、一対の前記遮蔽部材は、可撓性を有するシート状部材により構成されると共に、前記外側ローラ及び前記内側ローラに掛け回されて前記無端ベルトの幅方向に移動可能に構成されており、かつ、該遮蔽部材の移動方向に所定長さ延びる複数のスリット部を有し、前記遮蔽部材は、前記スリット部が前記複数の第1貫通穴のうち最も外側に位置する最外第1貫通穴と重なり合う位置に位置する第1位置と、前記最外第1貫通穴が該遮蔽部材により遮蔽されると共に前記複数の第1貫通穴のうち最も内側に位置する最内第1貫通穴が前記スリット部と重なり合う位置に位置する第2位置との間で移動可能に構成されることが好ましい。
本発明のシート搬送装置によれば、無端ベルトに配置されるシートのサイズが異なっても、無端ベルトへのシートの吸着力の低下が生じにくいシート搬送装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態のシート搬送装置を備えたインクジェット記録装置1について説明する。シート搬送装置の実施形態には、後述する第1実施形態から第5実施形態がある。インクジェット記録装置1には、いずれの実施形態のシート搬送装置も装備することができる。
図1により、インクジェット記録装置1について説明する。図1は、本発明の実施形態のシート搬送装置30を備えたインクジェット記録装置1の概要を正面側から模式的に示す縦断面図である。
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、本体2の内部に、給紙カセット3、給紙ローラ4、シート搬送路5、レジストローラ対6、記録部20、シート搬送装置30、乾燥装置7、排紙ローラ対8、排紙口9及び排紙トレイ10を備える。
図1に示すように、インクジェット記録装置1は、本体2の内部に、給紙カセット3、給紙ローラ4、シート搬送路5、レジストローラ対6、記録部20、シート搬送装置30、乾燥装置7、排紙ローラ対8、排紙口9及び排紙トレイ10を備える。
給紙カセット3は、シートTを積層状態で収容するものであり、本体2の内部の下方で、かつシート搬送装置30におけるシート搬送方向の上流側に配置されている。給紙ローラ4は、給紙カセット3の上方に配置されている。シートTは、給紙ローラ4により、図1における給紙カセット3の右上方に向けて送り出される。
シート搬送路5、レジストローラ対6、記録部20及びシート搬送装置30は、給紙カセット3のシート搬送方向の下流側に配置されている。給紙カセット3から送り出されたシートTは、シート搬送路5を通ってレジストローラ対6に到達する。レジストローラ対6は、シートTの斜め送りを矯正してシートTを再度送り出す。記録部20とレジストローラ対6との間に設けられたシート先端検出センサ(図示せず)は、シートTの先端部を検知する。その検知されたタイミングに基づいて、記録部20は、インクの吐出動作を実行する。このとき、シート搬送装置30は、シートTを搬送ベルト31に吸着して搬送する。
シート搬送装置30の詳細については後述する。
シート搬送装置30の詳細については後述する。
記録部20は、4色に対応する記録ヘッド22を備える。4色に対応する記録ヘッド22とは、ブラック用の記録ヘッド22K、シアン用の記録ヘッド22C、マゼンタ用の記録ヘッド22M及びイエロー用の記録ヘッド22Yである。これら4色の記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yは、シート搬送方向(ここでは、水平方向Xとほぼ一致する)に対して直交するシート幅方向Yに沿って長く延びている。記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yは、搬送ベルト31のシート搬送方向Xに沿い、シート搬送方向の上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。4色の記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yそれぞれにおいて、1色の記録ヘッドにつき3個の記録ヘッドをシート幅方向Yに等間隔で直列に配置されている。
なお、以下の説明において、4色の記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yを特定する場合を除いて、識別記号である「K」、「C」、「M」及び「Y」を省略して、単に「記録ヘッド22」と記載する。
記録部20の各記録ヘッド22は、外部コンピュータ(図示せず)から受信した画像データ情報(例えば、文字、図形、模様)に基づいて、搬送ベルト31の搬送面31A上に載置されたシートTに向かって4色のインクを吐出する。各記録ヘッド22は、本体2に固定されている。そして、シート搬送装置30の搬送ベルト31の図1において左回転移動(左循環)と共に、所定のタイミングで各記録ヘッド22から4色のインクが順次吐出されることにより、シートTには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のインクが重ね合わせられ、カラーインク画像が印刷される。
記録ヘッド22のインク吐出方式としては、例えば、ピエゾ素子(図示せず)を用いてインクを押し出すピエゾ方式や、発熱体(図示せず)によって気泡を発生させ、圧力を掛けてインクを吐出するサーマルインクジェット方式等の各種吐出方式を採用することができる。
乾燥装置7は、シート搬送装置30のシート搬送方向Xの下流側に配置されている。乾燥装置7は、記録部20において吐出されるインクにより記録された後におけるシートTのインクを乾燥する。
排紙ローラ対8、排紙口9及び排紙トレイ10は、乾燥装置7のシート搬送方向Xの下流側に、この順で配置されている。乾燥装置7によりインクの乾燥が終了したシートTは、排紙ローラ対8によりシート搬送方向Xの下流側に送られ、排紙口9を通って、本体2の外側に設けられた排紙トレイ10に送られて、本体2の外部に排出される。
以下、本発明の第1から第5実施形態のシート搬送装置を説明する。
各実施形態のシート搬送装置は、シートを吸着して搬送する吸引搬送方式と、シートの幅方向の中心をシート搬送路の幅方向の中心に合わせて搬送するセンタ搬送方式とを採用している。
各実施形態のシート搬送装置は、シートを吸着して搬送する吸引搬送方式と、シートの幅方向の中心をシート搬送路の幅方向の中心に合わせて搬送するセンタ搬送方式とを採用している。
〔第1実施形態〕
図1から図7Cにより、本発明の第1実施形態のシート搬送装置30について説明する。図2は、第1実施形態のシート搬送装置30の平面図である。図3は、図2の断面矢印A−Aに沿った断面図である。図4は、図2の断面矢印B−Bに沿った断面概略図であり、1対のシャッタ板35が第1の位置に配置するときの図である。図5は、1対のシャッタ板35と、1対のシャッタ板35を接近・離間させるラック39、ピニオン40及びモータ38との概略斜視図である。図6は、図2の断面矢印B−Bに沿った断面概略図であり、1対のシャッタ板35が第2の位置に配置するときの図である。図7Aは、図5における左側のシャッタ板35の平面図である。図7Bは、左側のシャッタ板35が第1位置に配置するときの第1実施形態のシート搬送装置30の断面概略図である。図7Cは、左側のシャッタ板35が第2位置に配置するときの第1実施形態のシート搬送装置30の断面概略図である。
図1から図7Cにより、本発明の第1実施形態のシート搬送装置30について説明する。図2は、第1実施形態のシート搬送装置30の平面図である。図3は、図2の断面矢印A−Aに沿った断面図である。図4は、図2の断面矢印B−Bに沿った断面概略図であり、1対のシャッタ板35が第1の位置に配置するときの図である。図5は、1対のシャッタ板35と、1対のシャッタ板35を接近・離間させるラック39、ピニオン40及びモータ38との概略斜視図である。図6は、図2の断面矢印B−Bに沿った断面概略図であり、1対のシャッタ板35が第2の位置に配置するときの図である。図7Aは、図5における左側のシャッタ板35の平面図である。図7Bは、左側のシャッタ板35が第1位置に配置するときの第1実施形態のシート搬送装置30の断面概略図である。図7Cは、左側のシャッタ板35が第2位置に配置するときの第1実施形態のシート搬送装置30の断面概略図である。
図1から図3に示すように、シート搬送装置30は、駆動ローラ32と、従動ローラ33と、無端ベルトとしての搬送ベルト31と、第1プレートとしての搬送板34と、遮蔽部材又は第2プレートとしての1対のシャッタ板35,35と、吸引機構としての空気吸引ユニット36と、を有する。
シート搬送装置30においては、搬送ベルト31は、複数のローラとしての駆動ローラ32、従動ローラ33及び2つの案内ローラ37,37に掛け渡されて循環する。搬送板34は、搬送ベルト31の内面側(下面側)に配設され、搬送ベルト31を支持する。1対のシャッタ板35,35は、搬送板34の下方に、シート幅方向Yに互いに接近又は離間するように配設されている。空気吸引ユニット36は、シャッタ板35の下方に配設されている。
図1及び図3に示すように、駆動ローラ32、従動ローラ33及び2つの案内ローラ37,37は、それらの回転軸をシート幅方向Yに向け、かつ互いに平行に配設されている。駆動ローラ32は、不図示のモータに接続されて駆動回転する。
搬送ベルト31は、図1及び図3において、駆動ローラ32が左回転するのに追従して左回りに循環する。搬送ベルト31は、複数のベルト貫通穴31Bを有する。ベルト貫通穴31Bは、空気吸引ユニット36により空気を吸引してシートTを搬送ベルト31に吸着させるために設けられる。図2に示すように、ベルト貫通穴31Bは、搬送ベルト31の循環方向であるシート搬送方向(水平方向X)に沿って、列をなして形成されている。
各列におけるベルト貫通穴31Bは、シート搬送方向Xに等間隔(PX)に形成されている。各列は、シート幅方向Yにおいて等間隔PYに形成されている。隣り同士の列におけるベルト貫通穴31B同士は、シート搬送方向Xの配列間隔の半分(PX/2)だけ、シート搬送方向Xに互いに位置をずらして形成されている。つまり、ベルト貫通穴31Bは、千鳥状に配列している。
図2に示すように、搬送板34は、溝部34A及び第1貫通穴としての搬送板貫通穴34Bを複数有する。溝部34Aは、搬送ベルト31の循環方向Xに沿って延びる底部を有する。なお、本実施形態のシート搬送装置30における搬送面31Aにおいて、搬送ベルト31の循環方向は、シート搬送方向(水平方向)Xとほぼ一致するため、搬送ベルト31の循環方向を「循環方向X」ともいう。搬送板貫通穴34Bは、溝部34Aの底部に少なくとも一つずつ設けられる。搬送板34は、搬送ベルト31の内側側(下面側)において搬送ベルト31を支持するように配置されている。
溝部34A及び搬送板貫通穴34Bは、空気吸引ユニット36により空気を吸引してシートTを搬送ベルト31に吸着させるために設けられる。本実施形態における溝部34Aは、平面視においてシート搬送方向Xに延びる長方形状を有し、ベルト貫通穴31Bに対応する位置に、ベルト貫通穴31Bと同様な位置に配置されている。
また、搬送板貫通穴34Bは、溝部34Aにおけるシート搬送方向Xの中央の位置で且つシート幅方向Yの中央の位置に形成されている。搬送板貫通穴34Bの直径は、溝部34Aの幅(シート幅方向Yと同じ方向の幅)よりも小さく設定されている。本実施形態における搬送板貫通穴34Bは、ベルト貫通穴31Bに対応する位置に、ベルト貫通穴31Bと同様な位置に配置されている。
なお、搬送板貫通穴34Bの配置位置は、溝部34Aにおける中央の位置に制限されない。また、搬送板貫通穴34Bの形状は、円形に制限されず、例えば楕円形でもよい。
なお、搬送板貫通穴34Bの配置位置は、溝部34Aにおける中央の位置に制限されない。また、搬送板貫通穴34Bの形状は、円形に制限されず、例えば楕円形でもよい。
図3及び図5に示すように、1対のシャッタ板35,35は、搬送ベルト31の循環方向Xに延びる中心線CLを中心に、搬送ベルト31の幅方向Yに所定の間隔をあけて配置される。1対のシャッタ板35,35は、搬送ベルト31の幅方向Yに搬送板34の内面側(下面)に沿って、互いに接近又は離間するように移動自在に配置されている。1対のシャッタ板35,35が接近又は離間する機構は、互いに対向する部分に相手のシャッタ板35に接近するようにシート幅方向Yに延びたラック39が、ピニオン40にシート幅方向Yの両側から噛み合い、ピニオン40がモータ38によって回転することによって行われる。
また、1対のシャッタ板35,35は、互いに接近又は離間するように移動したときに、搬送ベルト31の外面としての搬送面31Aに載置されて搬送されるシートTの幅方向Yの長さに応じて、複数の搬送板貫通穴34Bのうちの所定の搬送板貫通穴34Bを遮蔽する。
図4から図7Aに示すように、1対のシャッタ板35には、複数の第2貫通穴としてのシャッタ板貫通穴35A,35Bが形成されている。図5に示すように、1対のシャッタ板35は、搬送ベルト31の循環方向Xに延びる中心線CLを中心にして、線対称に形成されている。そのため、図5においては、左側のシャッタ板35についてのみ説明し、右側のシャッタ板35についての説明を省略する。
図7Aは、図5における左側のシャッタ板35の平面図であり、図7Aの右側にもう一方のシャッタ板35が線対称の関係で配置されるものとする。図7Aに示したシャッタ板35は、シート搬送方向Xの一部分を示しており、実際には、シート搬送方向Xに長い。
シャッタ板貫通穴35A,35Bは、図7Aにおけるシャッタ板貫通穴35A,35Bの外側の縁(図7Aの左側の縁)と、図2において搬送板34に形成されている搬送板貫通穴34Bの外側の縁とが一致するように形成されている。したがって、ベルト貫通穴31B、搬送板貫通穴34B及びシャッタ板貫通穴35A,35Bは、これらの各穴の外側の縁が一致して、且つ各穴のシート搬送方向Xの間隔(PX)とシート幅方向Yの間隔PYとが一致するように形成されている。
図7Aに示すように、シャッタ板貫通穴35A,35Bは、例えば、シート幅方向Yに、2種類で、3つずつ形成されている。シート幅方向Yの外側の3つのシャッタ板貫通穴35Aは、搬送板貫通穴34Bと同じ形状に形成されている。シート幅方向Yの内側の3つのシャッタ板貫通穴35Bは、1対のシャッタ板35の中心線CL(図5参照)に向けてシート幅方向Yに延びた長穴である。図7Aに示すように、長穴の長さLY1は、搬送板貫通穴34Bの直径の2倍以上で且つシート幅方向Yの間隔PYを越えない長さである。
空気吸引ユニット36は、搬送ベルト31の循環領域内で、かつ1対のシャッタ板35,35の内面側(下面側)に配置されている。空気吸引ユニット36は、ファン(図示せず)、搬送板34の搬送板貫通穴34Bが形成される領域を覆うダクト41等を有している。空気吸引ユニット36は、シャッタ板貫通穴35A,35B、搬送板貫通穴34B及びベルト貫通穴31Bを通じて空気を吸引し、シートTを搬送ベルト31に吸着させる。
前述のシャッタ板貫通穴35A,35B、搬送板貫通穴34B及びベルト貫通穴31Bは、インクジェット記録装置1が画像を形成可能な最大サイズのシートTを吸着できるように、最大サイズのシートTと略同じ広さの領域に形成されている。
第1実施形態のシート搬送装置30の動作を説明する。なお、動作の説明におけるベルト貫通穴31B、搬送板貫通穴34B及びシャッタ板貫通穴35A,35Bについては、シート幅方向Yの1列に着目して説明し、他の列については同様であるので他の列についての説明を省略する。
図1、図3及び図4に示すように、シート搬送装置30の空気吸引ユニット36及び搬送ベルト31は、レジストローラ対6によってシートTが搬送されてくると、始動する。空気吸引ユニット36は、ダクト41、シャッタ板貫通穴35A,35B、搬送板貫通穴34B及びベルト貫通穴31Bを通じて空気を吸引し、シートTを搬送ベルト31の搬送面31Aに吸着させる。搬送ベルト31は、図1及び図3において左循環して、吸着されたシートTを搬送し、乾燥装置7に送り込む。シートTは、シート搬送装置30によって搬送されている間に、記録部20によって画像が形成される。
シートTには、種々の幅サイズのシートがある。第1実施形態のシート搬送装置30は、幅の広い大サイズのシートと幅の狭い小サイズのシートとの2種類の幅サイズのシートTに合わせて、搬送板34の搬送板貫通穴34Bを選択的に開放し又は塞ぐことができ、これにより吸引領域を変えることができる。
シャッタ板35は、複数のシャッタ板貫通穴35A,35Bのうち、最外搬送板貫通穴341Bと重なり合う位置に位置する第1位置(図7B参照)と、最外搬送板貫通穴341Bがシャッタ板35により遮蔽されると共に最内搬送板貫通穴342Bが複数のシャッタ板貫通穴35A,35Bのうちの所定のシャッタ板貫通穴35Bと重なり合う位置に位置する第2位置(図7C参照)との間で移動できる。
最外搬送板貫通穴341Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も外側に位置する搬送板貫通穴34Bである。最内搬送板貫通穴342Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も内側に位置する搬送板貫通穴34Bである。なお、シャッタ板35が第1位置(図7B参照)に配置するときに、複数のシャッタ板貫通穴35A,35Bのうちの所定のシャッタ板貫通穴35Aは、最内搬送板貫通穴342Bと重なり合う位置に位置している。
すなわち、図7Bに示す第1位置に配置するシャッタ板35は、全てのシャッタ板貫通穴35A,35Bが全ての搬送板貫通穴34Bと重なって、全てのシャッタ板貫通穴35A,35Bと搬送板貫通穴34Bとを開口して、大サイズのシートTを搬送ベルト31に吸着できるようにしている。
また、図7Cに示す第2位置に配置するシャッタ板35は、図7Bに示す位置からシート幅方向Yの外側(図7の左側)に移動した位置である。すなわち、第2位置は、1対のシャッタ板35が互いに離間する方向に移動した位置である。シャッタ板35は、シート幅方向Yの外側の3つのシャッタ板貫通穴35Aがシート幅方向Yの外側の3つの搬送板貫通穴34B(最外搬送板貫通穴341Bを含む)の外側に位置して、外側の3つの搬送板貫通穴34Bを塞ぐ。
しかし、シート幅方向Yの内側の3つのシャッタ板貫通穴35Bは、長穴であるので、シート幅方向Yの内側の3つの搬送板貫通穴34B(最内搬送板貫通穴342Bを含む)に重なったままであり、3つの搬送板貫通穴34Bは開口されたままである。この結果、シート搬送装置30は、小サイズのシートTを搬送ベルト31に吸着できる。
このように、第1実施形態のシート搬送装置30は、大小の2種類の幅サイズのシートTに合わせて、搬送板34の搬送板貫通穴334Bを選択的に開放し又は塞いで、シートTを搬送ベルト31に吸着して搬送する。
このように、第1実施形態のシート搬送装置30は、大小の2種類の幅サイズのシートTに合わせて、搬送板34の搬送板貫通穴334Bを選択的に開放し又は塞いで、シートTを搬送ベルト31に吸着して搬送する。
以上の構成を有する第1実施形態のシート搬送装置30によれば、例えば以下の効果が奏される。
第1実施形態のシート搬送装置30は、1対のシャッタ板35,35がシート幅方向Yの長さに応じて複数の搬送板貫通穴34Bのうちの所定の搬送板貫通穴34Bを遮蔽する。
このため、第1実施形態のシート搬送装置30は、シートTにより覆われない搬送板貫通穴34Bが少なくなり、シートTに覆われた搬送板貫通穴34Bにおいて発生する負圧が低下するのを防止して、シートTを搬送ベルト31に確実に吸着させることができる。
第1実施形態のシート搬送装置30は、1対のシャッタ板35,35がシート幅方向Yの長さに応じて複数の搬送板貫通穴34Bのうちの所定の搬送板貫通穴34Bを遮蔽する。
このため、第1実施形態のシート搬送装置30は、シートTにより覆われない搬送板貫通穴34Bが少なくなり、シートTに覆われた搬送板貫通穴34Bにおいて発生する負圧が低下するのを防止して、シートTを搬送ベルト31に確実に吸着させることができる。
また、第1実施形態のシート搬送装置30においては、1対のシャッタ板35,35は、シャッタ板貫通穴35A,35Bと最外搬送板貫通穴341Bと重なり合う第1位置と(図7B参照)、最外搬送板貫通穴341Bが1対のシャッタ板35により遮蔽されると共に最内搬送板貫通穴342Bがシャッタ板貫通穴35A,35Bと重なり合う第2位置(図7C参照)とに移動できる。
このため、第1実施形態のシート搬送装置30によれば、シャッタ板35が第1位置に配置するときには大サイズのシートTを吸着して搬送し、シャッタ板35が第2位置に配置するときには小サイズのシートTを吸着して搬送することができる。これにより、小サイズのシートTを搬送する場合に、シートTよりも幅方向Yの外側の領域において発生する吸気を抑制できるので、無用な吸気に起因するインクジェットヘッドの乾燥を抑制できる。
また、吸引機構の能力(スペック)を必要最小限とすることができるため、装置の小型化を図ることができる。
また、吸引機構の能力(スペック)を必要最小限とすることができるため、装置の小型化を図ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態のシート搬送装置130を説明する。図8Aは、第2実施形態のシート搬送装置130に係る左側のシャッタ板135の平面図である。図8Bは、左側のシャッタ板135が第1位置に配置するときの第2実施形態のシート搬送装置130の断面概略図である。図8Cは、左側のシャッタ板135が第3位置に配置するときの第2実施形態のシート搬送装置130の断面概略図である。図8Dは、左側のシャッタ板135が第2位置に配置するときの第2実施形態のシート搬送装置130の断面概略図である。
次に、第2実施形態のシート搬送装置130を説明する。図8Aは、第2実施形態のシート搬送装置130に係る左側のシャッタ板135の平面図である。図8Bは、左側のシャッタ板135が第1位置に配置するときの第2実施形態のシート搬送装置130の断面概略図である。図8Cは、左側のシャッタ板135が第3位置に配置するときの第2実施形態のシート搬送装置130の断面概略図である。図8Dは、左側のシャッタ板135が第2位置に配置するときの第2実施形態のシート搬送装置130の断面概略図である。
図8Aから図8Dに示すように、第2実施形態のシート搬送装置130は、第1実施形態のシート搬送装置30と比較して、シャッタ板135に形成されているシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cのシート幅方向Yの長さが異なり、他の部分は、第1実施形態のシート搬送装置30と同様である。したがって、第2実施形態のシート搬送装置130については、1対のシャッタ板135を中心に説明し、他の部分の説明を省略する。
図8Aに示すように、シャッタ板135に形成されたシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cは、3種類ある。3種類のシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cは、図8Aに示すシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cにおけるシート幅方向Yの外側の縁(図8Aの左側の縁)と、図2において搬送板134に形成されている搬送板貫通穴134Bにおけるシート幅方向Yの外側の縁とが一致するように形成されている。したがって、ベルト貫通穴31B、搬送板貫通穴34B及びシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cは、これらの各穴の外側の縁が一致し、且つ各穴のシート搬送方向Xの間隔(PX)とシート幅方向Yの間隔PYとが一致するように形成されている。
図8Aに示すように、3種類のシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cのうち、シート幅方向Yの外側の2つのシャッタ板貫通穴135Aは、搬送板貫通穴34Bと同じ形状に形成されている。シート幅方向Yの中間の2つのシャッタ板貫通穴135Bは、1対のシャッタ板35の中心線CL(図5参照)に向けてシート幅方向Yに延びた長穴である。この長穴の長さLY1は、搬送板貫通穴34Bの直径の2倍以上で且つ3倍を越えない長さである。シート幅方向Yの内側の2つのシャッタ板貫通穴135Cは、1対のシャッタ板35の中心線CL(図5参照)に向けてシート幅方向Yに延びた長穴である。この長穴の長さLY2は、搬送板貫通穴34Bの直径の3倍以上で且つシート幅方向Yの間隔PYを越えない長さである。
シートには、種々の幅サイズのシートがある。第2実施形態のシート搬送装置130は、幅の広い大サイズのシートと、幅の狭い小サイズのシートと、大サイズと小サイズとの中間の中間サイズのシートとの3種類の幅サイズのシートに合わせて、搬送板34の搬送板貫通穴34Bを選択的に開口し又は塞ぎ、吸引領域を変えることができる。
シャッタ板135は、複数のシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cのうち、所定のシャッタ板貫通穴135Aが最外搬送板貫通穴341Bと重なり合う位置に位置する第1位置(図8B参照)と、最外搬送板貫通穴341Bが1対のシャッタ板135により遮蔽されると共に最内搬送板貫通穴342Bが複数のシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cのうちの所定のシャッタ板貫通穴135Cと重なり合う位置に位置する第2位置(図8D参照)と、複数のシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cのうちの所定のシャッタ板貫通穴135B,135Cが第3貫通穴としての中間搬送板貫通穴343Bと重なり合う第3位置(図8C参照)と、の3つの位置を移動できる。
最外搬送板貫通穴341Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうちシート幅方向Yの最も外側に位置する搬送板貫通穴34Bである。最内搬送板貫通穴342Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も内側に位置する搬送板貫通穴34Bである。中間搬送板貫通穴343Bは、最外搬送板貫通穴341Bと最内搬送板貫通穴342Bとの間の搬送板貫通穴34Bである。
すなわち、図8Bに示す第1位置に配置するシャッタ板135は、全てのシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cが全ての搬送板貫通穴34Bに重なり、全てのシャッタ板貫通穴135A,135B,135Cと搬送板貫通穴34Bとを開口して、大サイズのシートを搬送ベルト31に吸着できるようになっている。
また、シャッタ板135が、図8Bに示す第1の位置からシート幅方向Yの外側(図8の左側)に移動して、図8Dに示す第2位置に配置すると、シート幅方向Yの外側の2つのシャッタ板貫通穴135A及びシート幅方向Yの中間の2つのシャッタ板貫通穴135Bは、シート幅方向Yの外側の2つの搬送板貫通穴34B(最外搬送板貫通穴341Bを含む)及びシート幅方向Yの中間の2つの搬送板貫通穴34Bの外側に位置する。これにより、シャッタ板135は、外側の2つの搬送板貫通穴34B及び中間の2つの搬送板貫通穴34Bを塞ぐ。
しかし、シート幅方向Y内側の2つのシャッタ板貫通穴135Cは、長穴であるので、シート幅方向Yの内側の2つの搬送板貫通穴34B(最内搬送板貫通穴342Bを含む)に重なったままであり、内側の2つのシャッタ板貫通穴135C及び内側の2つの搬送板貫通穴34Bは開口されたままである。この結果、シート搬送装置130は、小サイズのシートTを搬送ベルト31に吸引できる。
さらに、図8Cに示す第3位置に配置するシャッタ板135は、シート幅方向Yの外側の2つのシャッタ板貫通穴135Aがシート幅方向Yの外側の2つの搬送板貫通穴34Bの外側に位置して、外側の2つの搬送板貫通穴34Bを塞ぐ。しかし、シート幅方向Yの中間の2つのシャッタ板貫通穴135B及びシート幅方向Yの内側の2つのシャッタ板貫通穴135Cは、長穴であるので、シート幅方向Yの中間の2つの搬送板貫通穴34Bとシート幅方向Yの内側の2つの搬送板貫通穴34Bとに重なったままであり、中間の2つの搬送板貫通穴34B及び内側の2つのシャッタ板貫通穴135Cは、開口されたままである。この結果、シート搬送装置130は、中サイズのシートTを搬送ベルト31に吸引できる。
このように、第2実施形態のシート搬送装置130によれば、大中小の3種類の幅サイズのシートTに合わせて、搬送板34の搬送板貫通穴34Bを選択的に開放し又は塞いで、シートTを搬送ベルト31に吸着して搬送することができる。
以上の構成を有する第2実施形態のシート搬送装置130によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される他、例えば以下の効果が奏される。
第2実施形態のシート搬送装置130においては、1対のシャッタ板135は、図8Bに示す第1の位置及び図8Dに示す第2の位置の他に、シャッタ板貫通穴135B,135Cが中間搬送板貫通穴343Bと最内搬送板貫通穴342Bとに重なり合う第3位置(図8C参照)にも移動できる。
このため、第2実施形態のシート搬送装置130によれば、1対のシャッタ板135が第3位置に配置することによって、中サイズのシートも適切に吸着して搬送することができる。
第2実施形態のシート搬送装置130においては、1対のシャッタ板135は、図8Bに示す第1の位置及び図8Dに示す第2の位置の他に、シャッタ板貫通穴135B,135Cが中間搬送板貫通穴343Bと最内搬送板貫通穴342Bとに重なり合う第3位置(図8C参照)にも移動できる。
このため、第2実施形態のシート搬送装置130によれば、1対のシャッタ板135が第3位置に配置することによって、中サイズのシートも適切に吸着して搬送することができる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態のシート搬送装置230を説明する。図9Aは、第3実施形態のシート搬送装置230に係る左側のシャッタ板235の平面図である。図9Bは、左側のシャッタ板235が第1位置に配置するときの第3実施形態のシート搬送装置230の断面概略図である。図9Cは、左側のシャッタ板235が第2位置に配置するときの第3実施形態のシート搬送装置230の断面概略図である。
次に、第3実施形態のシート搬送装置230を説明する。図9Aは、第3実施形態のシート搬送装置230に係る左側のシャッタ板235の平面図である。図9Bは、左側のシャッタ板235が第1位置に配置するときの第3実施形態のシート搬送装置230の断面概略図である。図9Cは、左側のシャッタ板235が第2位置に配置するときの第3実施形態のシート搬送装置230の断面概略図である。
図9Aから図9Cに示すように、第3実施形態のシート搬送装置230は、第1実施形態のシート搬送装置30と同様に、1対のシャッタ板235が第1の位置(図9B参照)と第2の位置(図9C参照)とを移動するようになっている。しかし、図9Aに示すように、第3実施形態のシート搬送装置230は、第1実施形態のシート搬送装置30と比較して、シャッタ板235に形成されているシート幅方向Yの外側の3つのシャッタ板貫通穴235Aにより形成される外側貫通穴グループG1と、シート幅方向Yの内側の3つのシャッタ板貫通穴235Aで形成される内側貫通穴グループG2とのシート幅方向Yの間隔PWが、シャッタ板貫通穴235A同士の間隔PYよりも狭められている点において第1実施形態とは異なっている。第3実施形態における他の部分は、第1実施形態のシート搬送装置30と同様である。したがって、第3実施形態のシート搬送装置230については、シャッタ板235を中心に説明し、他の部分の説明を省略する。
シャッタ板235が図9Bに示す第1の位置に配置するときには、外側貫通穴グループG1は、シート幅方向Yの外側の3つの搬送板貫通穴34B(最外搬送板貫通穴341Bを含む)に重なって、外側の3つの搬送板貫通穴34Bを開口している。しかし、内側貫通穴グループG2は、シート幅方向Yの内側の3つの搬送板貫通穴34B(最内搬送板貫通穴342Bを含む)の外側に位置している。このため、内側の3つの搬送板貫通穴34Bは、シャッタ板235によって塞がれている。
つまり、シャッタ板235は、大サイズのシートTの側端部(幅方向Yの端部)を搬送ベルト31に吸着できるようにするが、シートTにおける幅方向Yの中央部を搬送ベルト31に吸着できないようにすることができる。
つまり、シャッタ板235は、大サイズのシートTの側端部(幅方向Yの端部)を搬送ベルト31に吸着できるようにするが、シートTにおける幅方向Yの中央部を搬送ベルト31に吸着できないようにすることができる。
シャッタ板235が図9Cに示す第2の位置に配置するときには、内側貫通穴グループG2は、シート幅方向Yの内側の3つの搬送板貫通穴34Bに重なり、内側の3つの搬送板貫通穴34Bを開口している。しかし、外側貫通穴グループG1は、シート幅方向Yの外側の3つの搬送板貫通穴34Bの内側に位置している。このため、外側の3つの搬送板貫通穴34Bは、シャッタ板235によって塞がれている。
つまり、シャッタ板235は、小サイズのシートTを搬送ベルト31に吸着できるようにすることができる。
つまり、シャッタ板235は、小サイズのシートTを搬送ベルト31に吸着できるようにすることができる。
つまり、第3実施形態のシート搬送装置230も大サイズのシートT及び小サイズのシートTを搬送できるようになっている。しかし、第3実施形態のシート搬送装置230は、大サイズのシートの側端部を吸着し、シートの中央部を吸着しないようになっている。
以上の構成を有する第3実施形態のシート搬送装置230によれば、第1及び第2実施形態と同様の効果が奏される他、例えば以下の効果が奏される。
第3実施形態のシート搬送装置230においては、1対のシャッタ板235は、シャッタ板貫通穴235Aと最外搬送板貫通穴341Bと重なり合う第1位置(図9B参照)に配置するときには、最内搬送板貫通穴342Bがシャッタ板235に遮蔽されているので、大サイズのシートTの端部を吸引できる。このように、第3実施形態のシート搬送装置230によれば、大サイズのシートTの中央部を搬送ベルト31に強制的に吸着しない。
第3実施形態のシート搬送装置230においては、1対のシャッタ板235は、シャッタ板貫通穴235Aと最外搬送板貫通穴341Bと重なり合う第1位置(図9B参照)に配置するときには、最内搬送板貫通穴342Bがシャッタ板235に遮蔽されているので、大サイズのシートTの端部を吸引できる。このように、第3実施形態のシート搬送装置230によれば、大サイズのシートTの中央部を搬送ベルト31に強制的に吸着しない。
ところで、シートTが搬送ベルト31に強力に吸着すると、シートTと搬送ベルト31との間の摩擦力が過剰に大きくなる。このような状況では、搬送ベルト31を駆動するのに必要な駆動トルクが非常に大きくなるが、第3実施形態においては大サイズのシートTの中央部を搬送ベルト31に吸着しないので、駆動トルクの増加を抑制することができる。また、シートの汚れを防止することができる。
〔第4実施形態〕
次に、第4実施形態のシート搬送装置330について説明する。図10は、第4実施形態のシート搬送装置330における搬送板34及び1対のシャッタベルト335の斜視図である。図11は、1対のシャッタベルト335を下方から視た斜視図である。図12Aは、第4実施形態のシート搬送装置330における左側のシャッタベルト335が内側の搬送板貫通穴34Bを開口している図である。図12Bは、第4実施形態のシート搬送装置330における左側のシャッタベルト3225が全ての搬送板貫通穴34Bを開口している図である。
次に、第4実施形態のシート搬送装置330について説明する。図10は、第4実施形態のシート搬送装置330における搬送板34及び1対のシャッタベルト335の斜視図である。図11は、1対のシャッタベルト335を下方から視た斜視図である。図12Aは、第4実施形態のシート搬送装置330における左側のシャッタベルト335が内側の搬送板貫通穴34Bを開口している図である。図12Bは、第4実施形態のシート搬送装置330における左側のシャッタベルト3225が全ての搬送板貫通穴34Bを開口している図である。
図10から図12Bに示すように、第4実施形態のシート搬送装置330は、第1実施形態のシート搬送装置30と比較して、1対のシャッタ板35の代わりに、1対のシャッタベルト335を使用している点が主として異なる。第4実施形態のシート搬送装置330におけるその他の構成は、第1実施形態のシート搬送装置30と同様であるので、その部分の説明を省略する。
図10に示すように、遮蔽部材としての1対のシャッタベルト335,335は、搬送ベルト31の循環方向Xに延びる中心線CLを中心に、この搬送ベルト31の幅方向Yに所定の間隔をあけて一対配置される。シャッタベルト335は、搬送ベルト31の幅方向Yに搬送板34に沿って移動可能である。シャッタベルト335は、搬送ベルト31の外面(搬送面)31Aを搬送されるシートTの幅方向Yの長さに応じて、複数の搬送板貫通穴34Bのうちの所定の搬送板貫通穴34Bを遮蔽するように移動する(巻き取り、引き出される)ベルトである。
すなわち、シャッタベルト335,335は、搬送板34のシート幅方向Yの外側に配設された巻き取りロール350に、常時、巻き取られる状態で巻かれている。1対のシャッタベルト335,335における互いに対向する端部は、互いに接近又は離間するようになっている。1対のシャッタベルト335,335における接近又は離間する機構は、互いに対向する部分に相手のシャッタベルト335に接近するようにシート幅方向Yに延びたラック351が、ピニオン352にシート搬送方向Xの両側から噛み合い、ピニオン352がモータ(不図示)によって回転することによって行われる。
これによって、1対のシャッタベルト335,335は、搬送板34の内面側(下側)に配置され複数の搬送板貫通穴34Bのうちの少なくとも一部の搬送板貫通穴34Bを遮蔽することができる。
具体的には、図12Aに示すように、シャッタベルト335は、モータ(図示せず)の回転によって、巻き取りロール350から引き出されると、その引き出された距離に応じて、中サイズのシート又は小サイズのシートTを搬送ベルト31に吸着させることができる。
具体的には、図12Aに示すように、シャッタベルト335は、モータ(図示せず)の回転によって、巻き取りロール350から引き出されると、その引き出された距離に応じて、中サイズのシート又は小サイズのシートTを搬送ベルト31に吸着させることができる。
また、図12Bに示すように、巻き取りロール350の巻き取りによってシャッタベルト335が巻き取りロール350に巻き取られると、シャッタベルト335は、全ての搬送板貫通穴34Bを開口する。これにより、大サイズのシートTは、空気吸引ユニット36によって、搬送ベルト31に吸着できるようになっている。シャッタベルト335が引き出される距離は、モータの回転を制御することによって決まるので、種々のサイズのシートTに合わせてシートTを搬送ベルト31に吸着させることができる。
このように、第4実施形態のシート搬送装置330は、シャッタベルト335が引き出される距離を、モータの回転制御によって変えることができるので、様々なサイズのシートにも対応できる。
以上の構成を有する第4実施形態のシート搬送装置330によれば、前記実施形態と同様の効果が奏される他、例えば以下の効果が奏される。
第4実施形態のシート搬送装置330は、シャッタベルト335が引き出される距離を、巻き取りロール350の巻き取り量によって変えることができる。
このため、第4実施形態のシート搬送装置330によれば、様々なサイズのシートを搬送でき、特に、定型サイズ以外のサイズのシートであっても好適に搬送できる。
第4実施形態のシート搬送装置330は、シャッタベルト335が引き出される距離を、巻き取りロール350の巻き取り量によって変えることができる。
このため、第4実施形態のシート搬送装置330によれば、様々なサイズのシートを搬送でき、特に、定型サイズ以外のサイズのシートであっても好適に搬送できる。
〔第5実施形態〕
次に、第5実施形態のシート搬送装置430について説明する。図13は、第5実施形態のシート搬送装置430における搬送ベルト31及び1対のシャッタベルト435の斜視図であり、搬送板を省略した図である。図14Aは、第5実施形態のシート搬送装置430における左側のシャッタベルト435の貫通スリット435Aの全体が搬送ベルト31に対向している場合を示す図である。図14Bは、第5実施形態のシート搬送装置430における左側のシャッタベルト435の貫通スリット435Aの一部分が搬送ベルト31に対向する位置に配置する場合を示す図である。
次に、第5実施形態のシート搬送装置430について説明する。図13は、第5実施形態のシート搬送装置430における搬送ベルト31及び1対のシャッタベルト435の斜視図であり、搬送板を省略した図である。図14Aは、第5実施形態のシート搬送装置430における左側のシャッタベルト435の貫通スリット435Aの全体が搬送ベルト31に対向している場合を示す図である。図14Bは、第5実施形態のシート搬送装置430における左側のシャッタベルト435の貫通スリット435Aの一部分が搬送ベルト31に対向する位置に配置する場合を示す図である。
図13及び図14に示すように、第5実施形態のシート搬送装置430は、第1実施形態のシート搬送装置30と比較して、1対のシャッタ板35,35の代わりに、1対のシャッタベルト435,435を使用している点が主として異なる。第5実施形態のシート搬送装置430におけるその他の構成は、第1実施形態のシート搬送装置30と同様であるので、その部分の説明を省略する。
図13に示すように、シート搬送装置430は、搬送ベルト31の内面側における搬送ベルト31の幅方向Yの両側部近傍に配置される外側ローラ453と、搬送ベルト31の内面側における搬送ベルト31の幅方向の中央部近傍に配置される内側ローラ454と、を備えている。
そして、遮蔽部材としての1対のシャッタベルト435,435は、可撓性を有するシート状部材により構成されると共に、外側ローラ453及び内側ローラ454に掛け回されて搬送ベルト31の幅方向Yに移動可能(循環自在)に構成されている。シャッタベルト435は、シャッタベルト435の移動方向(循環方向)Yに所定長さ延びる複数のスリット部としての貫通スリット435Aを有している。貫通スリット435Aは、シート幅方向Yを向いて、シート搬送方向Xに互いに平行にして複数形成されている。
そして、遮蔽部材としての1対のシャッタベルト435,435は、可撓性を有するシート状部材により構成されると共に、外側ローラ453及び内側ローラ454に掛け回されて搬送ベルト31の幅方向Yに移動可能(循環自在)に構成されている。シャッタベルト435は、シャッタベルト435の移動方向(循環方向)Yに所定長さ延びる複数のスリット部としての貫通スリット435Aを有している。貫通スリット435Aは、シート幅方向Yを向いて、シート搬送方向Xに互いに平行にして複数形成されている。
シャッタベルト435は、図14Aに示すように、貫通スリット435Aが最外搬送板貫通穴341Bと重なり合う位置に位置する第1位置と、図14Bに示すように、最外搬送板貫通穴341Bがシャッタベルト435により遮蔽されると共に最内搬送板貫通穴342Bが貫通スリット435Aと重なり合う位置に位置する第2位置との間で移動(循環)する。
最外搬送板貫通穴341Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も外側に位置する搬送板貫通穴34Bである。最内搬送板貫通穴342Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も内側に位置する搬送板貫通穴34Bである。
最外搬送板貫通穴341Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も外側に位置する搬送板貫通穴34Bである。最内搬送板貫通穴342Bは、複数の搬送板貫通穴34Bのうち最も内側に位置する搬送板貫通穴34Bである。
具体的には、シャッタベルト435は、外側ローラ453と内側ローラ454との何れか一方を駆動ローラとし、他方を従動ローラとして、駆動ローラの駆動回転によって、シート幅方向Yに循環する。
シャッタベルト435が、図14Aに示す第1の位置に配置するときには、全ての搬送板貫通穴34Bが開口されて、大サイズのシートは搬送ベルト31に吸着される。
また、シャッタベルト435が、図14Bに示す第2の位置に配置するときには、最外搬送板貫通穴341Bを塞ぎ、最内搬送板貫通穴342Bを開口しているので、小サイズのシートは搬送ベルト31に吸着される。
シャッタベルト435が、図14Aに示す第1の位置に配置するときには、全ての搬送板貫通穴34Bが開口されて、大サイズのシートは搬送ベルト31に吸着される。
また、シャッタベルト435が、図14Bに示す第2の位置に配置するときには、最外搬送板貫通穴341Bを塞ぎ、最内搬送板貫通穴342Bを開口しているので、小サイズのシートは搬送ベルト31に吸着される。
なお、シャッタベルト435は、駆動ローラの回転制御によって、搬送板貫通穴34Bに対向する貫通スリット435Aの位置を変えることができるので、様々なサイズのシートにも対応できる。
このように、第5実施形態のシート搬送装置430は、シャッタベルト435の循環量を、駆動ローラの回転制御によって変えることができるので、種々のサイズのシートに合わせてシートを搬送ベルト31に吸着させることができる。
以上の構成を有する第5実施形態のシート搬送装置430によれば、前記実施形態と同様の効果が奏される他、例えば以下の効果が奏される。
第5実施形態のシート搬送装置430は、1対のシャッタベルト435,435の循環位置をローラ453,454の回転制御によって変えて、貫通スリット435Aの位置を変えることができる。
このため、第5実施形態のシート搬送装置430によれば、様々なサイズのシートを搬送でき、定型サイズ以外のサイズのシートであっても適切に搬送できる。
第5実施形態のシート搬送装置430は、1対のシャッタベルト435,435の循環位置をローラ453,454の回転制御によって変えて、貫通スリット435Aの位置を変えることができる。
このため、第5実施形態のシート搬送装置430によれば、様々なサイズのシートを搬送でき、定型サイズ以外のサイズのシートであっても適切に搬送できる。
なお、第5実施形態のシート搬送装置430においては、シャッタベルト435には、貫通スリット435Aの代わりに、第1から第3実施形態のシート搬送装置30,130,230におけるシャッタ板35,135,235に形成されたシャッタ板貫通穴35A,35B,135A,135B,135C,235Aと同様な穴を形成してもよい。
以上の各実施形態のシート搬送装置は、インクジェット記録装置1に備えられているが、これに制限されない。例えば、インクジェット記録装置以外の画像形成装置、シートに穴をあける装置、シートを綴じる装置、綴じたシートを冊子状に折り曲げる装置等におけるシート搬送装置にも適用できる。
第5実施形態において、シャッタベルトは、往復移動するように構成することもできる。
溝部には、第1貫通穴を2つ以上設けることができる。
シートとしては、例えば、紙、フィルムシート等が例示される。
溝部には、第1貫通穴を2つ以上設けることができる。
シートとしては、例えば、紙、フィルムシート等が例示される。
1……インクジェット記録装置、30……シート搬送装置、31……搬送ベルト(無端ベルト)、31A……搬送面、31B……ベルト貫通穴、34……搬送板(第1プレート)、34A……溝部、34B……搬送板貫通穴(第1貫通穴)、35……シャッタ板(遮蔽部材、第2プレート)、35A……シャッタ板貫通穴(第2貫通穴)、35B……シャッタ板貫通穴(第3貫通穴)、36……空気吸引ユニット(吸引機構)、130……シート搬送装置、135……シャッタ板、135A,135B,135C……シャッタ板貫通穴、230……シート搬送装置、235……シャッタ板、235A……シャッタ板貫通穴、330……シート搬送装置、335……シャッタベルト(遮蔽部材)、341B……最外搬送板貫通穴、342B……最内搬送板貫通穴342B、350……巻き取りロール、430……シート搬送装置、435……シャッタベルト(遮蔽部材)、435A……貫通スリット(スリット部)、453……外側ローラ、454……内側ローラ、T……シート
Claims (7)
- 駆動ローラを含む複数のローラと、
前記複数のローラに掛け回されて所定方向に循環すると共に、複数のベルト貫通穴を有する無端ベルトと、
前記無端ベルトの循環方向に沿って延びる底部を有する複数の溝部、及び該複数の溝部それぞれの前記底部に少なくとも一つずつ設けられる複数の第1貫通穴を有し、前記無端ベルトの内面側に配置される第1プレートと、
前記第1プレートの内面側に配置され、前記複数の第1貫通穴のうちの少なくとも一部の第1貫通穴を遮蔽可能な遮蔽部材と、
前記遮蔽部材の内面側に配置され、前記ベルト貫通穴及び前記第1貫通穴を通じて空気を吸引可能な吸引機構と、を備え、
前記遮蔽部材は、前記無端ベルトの循環方向に延びる中心線を中心に該無端ベルトの幅方向に所定の間隔をあけて一対配置されると共に前記無端ベルトの幅方向に前記第1プレートに沿って移動可能であり、かつ、前記無端ベルトの外面側を搬送されるシートの幅方向の長さに応じて前記複数の第1貫通穴のうちの所定の第1貫通穴を遮蔽するように移動する
シート搬送装置。 - 前記遮蔽部材は、複数の第2貫通穴を有する第2プレートにより構成されると共に、該複数の第2貫通穴は、前記無端ベルトの幅方向において前記複数の第1貫通穴と同じ間隔で形成され、
前記第2プレートは、
前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴が前記複数の第1貫通穴のうち最も外側に位置する最外第1貫通穴と重なり合う位置に位置する第1位置と、
前記最外第1貫通穴が該第2プレートにより遮蔽されると共に前記複数の第1貫通穴のうち最も内側に位置する最内第1貫通穴が前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴と重なり合う位置に位置する第2位置との間で移動可能に構成される
請求項1に記載のシート搬送装置。 - 前記第1位置において、前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴は、前記最内第1貫通穴と重なり合う位置に位置する
請求項2に記載のシート搬送装置。 - 前記第2プレートは、前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置であって、前記複数の第2貫通穴のうちの所定の第2貫通穴が、前記最外第1貫通穴と前記最内第1貫通穴との間の第3貫通穴と重なり合う第3位置に、移動可能に構成される
請求項2又は3に記載のシート搬送装置。 - 前記第1位置において、前記最内第1貫通穴は、前記第2プレートにより遮蔽される
請求項2に記載のシート搬送装置。 - 前記無端ベルトの内面側における該無端ベルトの幅方向の両側部に沿って配置される一対の巻き取りローラを更に備え、
一対の前記遮蔽部材は、可撓性を有するシート状部材により構成されると共に、該遮蔽部材における前記幅方向の外側が前記巻き取りローラに巻き取られる
請求項1に記載のシート搬送装置。 - 前記無端ベルトの内面側における該無端ベルトの幅方向の両側部近傍に配置される外側ローラと、前記無端ベルトの内面側における該無端ベルトの幅方向の中央部近傍に配置される内側ローラと、を更に備え、
一対の前記遮蔽部材は、可撓性を有するシート状部材により構成されると共に、前記外側ローラ及び前記内側ローラに掛け回されて前記無端ベルトの幅方向に移動可能に構成されており、かつ、該遮蔽部材の移動方向に所定長さ延びる複数のスリット部を有し、
前記遮蔽部材は、
前記スリット部が前記複数の第1貫通穴のうち最も外側に位置する最外第1貫通穴と重なり合う位置に位置する第1位置と、
前記最外第1貫通穴が該遮蔽部材により遮蔽されると共に前記複数の第1貫通穴のうち最も内側に位置する最内第1貫通穴が前記スリット部と重なり合う位置に位置する第2位置との間で移動可能に構成される
請求項1に記載のシート搬送装置。
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JP2009295294A JP2011131548A (ja) | 2009-12-25 | 2009-12-25 | シート搬送装置 |
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- 2009-12-25 JP JP2009295294A patent/JP2011131548A/ja active Pending
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