JP2011129611A - 反射型マスクの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】EUV露光用反射型マスクの製造において、スループットを低下させずに、正常パターンや反射層に損傷を与えず、修正痕を残さずに、微細パターンの修正を精度良く行ってマスクを製造することができる反射型マスクの製造方法を提供する。
【解決手段】ハードマスク層を備えた反射型マスクブランクを準備し、前記ハードマスク層をエッチングしてハードマスクパターンを形成し、前記ハードマスクパターンをマスクとして前記吸収層をエッチングして吸収層パターンを形成し、前記ハードマスクパターンおよび前記バッファ層をエッチングする工程を含む反射型マスクの製造方法であって、前記ハードマスクパターンを形成した後、前記吸収層のエッチングを2回に分けて行い、1回目の前記吸収層のエッチングを行った後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LSI、超LSIなどの高密度集積回路の製造に用いられるEUV露光用反射型マスクの製造方法に係り、特に、反射型マスクの外観欠陥の修正を容易にし、外観欠陥を低減して高品質のマスクが得られる反射型マスクの製造方法に関する。
半導体デバイスの微細化に伴い、現在、ArFエキシマレーザを用いた光学式の投影露光装置により、フォトマスクを用いてウェハ上にパターン転写する露光方法が行なわれている。これらの光学式の投影露光装置による露光方法では、いずれ解像限界に達するため、電子線描画装置による直描やインプリントリソグラフィやEUVリソグラフィのような新しいパターン形成方法が提案されている。
これらの新しいリソグラフィ技術の中で、EUVリソグラフィは、エキシマレーザよりもさらに短波長の波長13.5nm程度のEUV光を用い、通常1/4程度に縮小して露光する技術で、紫外線露光の短波長化の極限と見なされており、半導体デバイス用のリソグラフィ技術として注目されている。EUV露光では、短波長のために屈折光学系が使用できないので、反射光学系が用いられ、マスクとしては反射型マスクが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。EUV露光用反射型マスクは、EUV光を反射する多層の反射層と、この反射層上にEUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けてパターンを形成したマスクである。
EUVリソグラフィでは、原版となる反射型マスク上に外観上の欠陥が存在すると、欠陥がウェハに転写されて歩留まりを低下させる原因となるので、ウェハにマスクパターンを転写する前に欠陥検査装置により製造されたマスクの欠陥の有無や存在場所を調べ、もしも欠陥がある場合には欠陥修正装置により欠陥修正を行い、欠陥の無いマスクとしなければならない。
図3は、EUV露光用反射型マスクの製造工程において、マスクパターンを形成したときに生じた欠陥310の例を示す製造途中の反射型マスク300の断面図である。図3では、基板301上に多層膜構造でEUV光を反射する反射層と反射層を保護するキャッピング層(反射層とキャッピング層の両層を合わせて符号302で示す)が順に設けられており、次いでマスクパターン形成時の反射層・キャッピング層302へのエッチングダメージを防止するためにバッファ層303が設けられている。さらにその上にEUV光を吸収する吸収層304が形成された構造となっている。図3に示す例では、吸収層304上に、光学検査時の検出感度を上げるために反射防止層305が設けられている。
EUV露光用反射型マスクは、吸収層をパターニングし、パターニングした吸収層304に基づいてバッファ層303を除去して作製される。反射型マスク300は、吸収層304のパターニング後に検査、修正が行われ、その後バッファ層303の除去が行われる。図3に示す反射型マスク300は、マスク上に吸収層304の欠陥310が存在する場合を例示している。EUV露光においては、反射型マスク300に入射したEUV光は、反射層302では反射され、吸収層304では吸収され、反射されたEUV光によりウェハ上に縮小転写パターンが形成される。
EUV露光用反射型マスクとしての品質上の大きな問題点の一つは、図3に示すように、本来あってはならない領域に不要な層が残ってしまう欠陥310であり、この不要な余剰欠陥は、通称「黒欠陥」と呼ばれている。黒欠陥は、マスクを用いたウェハ露光時に、その欠陥像をウェハ上に転写形成してしまう。黒欠陥の発生原因としては、例えば、マスク製造工程において、吸収層のエッチング前にマスク基板に異物が付着してしまい、吸収層のエッチングを阻害し、吸収層が最終段階まで残ってしまう場合である。あるいは、マスク製造工程のどこかの段階で異物自体は取れてしまってはいるのだが、エッチングを阻害されたことで残ってしまう吸収層の残留物も同様に黒欠陥として表れる。反射型マスクの場合には、極く薄い層の黒欠陥でもEUV光の反射率が異なり、ウェハ上に欠陥を生じさせてしまうという特有の問題がある。
上記の黒欠陥の修正方法としては、従来のフォトマスクで用いられてきた種々の修正方法が提案されているが、反射型マスクとしてのパターンの微細化、高精度、狭ピッチ化に伴い、それらの方法の適用には困難を極めることが多い。例えば、化学的な部分エッチングや、レーザ加工による部分除去では精度が伴わないため適用できない。そこで、図4に示すように、収束イオンビーム(FIB)408による修正方法、あるいはガスアシストによる電子ビーム(EB)408による修正方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。また、図5に示すように原子間力顕微鏡(AFM)の原理を用いながら、AFMのプローブ探針513で欠陥510を物理的に削り取る修正方法が提案されている。いずれの方法も直接欠陥部を除去して修正する方法である。
しかしながら、FIBによる修正方法は、欠陥自体が不定形をしているため、図4に示すように、欠陥部位のみを修正することが困難で、欠陥の周囲の反射層402へのダメージ412あるいは吸収層パターン404の側面ダメージ412が発生してしまうという問題があった。FIBによる修正方法は、イオンビームとして通常ガリウムを用いるため、ガリウムが下層のバッファ層403やキャッピング層・反射層402に打ち込まれ、いわゆるガリウムステインという現象による反射層402へのダメージ412が生じ、修正部位の反射率を低下させるという問題があった。また、FIBによる黒欠陥部の修正時には、欠陥修正部の周辺にオーバーエッチングによるリバーベッドと呼ばれる掘り込み現象が発生していた。リバーベッドは反射光の位相を乱すため、黒欠陥部の修正個所の加工品質を低下させ転写結果に悪影響をもたらすという問題があった。
近年、黒欠陥部の修正方法において、ガリウムステインなどの問題を低減するため、エッチングガスを導入し、イオンビームあるいは電子ビームによりガスを励起させ、欠陥部のみを選択的にエッチングするガスアシストエッチング技術が提案されている。しかし、上記のFIBやEBによるガスアシストエッチング方式は、欠陥形状の取り込み精度が悪く、欠陥境界で加工オーバーや加工不足を生じることによる反射層への掘り込みや加工残り、更にはイオン打ち込みによるバッファ層の難エッチング化を生じるという問題があった。また、パターンを形成する吸収層の材質によっては、エッチングのエンドポイントが検出しにくく、反射層にダメージを与えてしまい修正部の反射率が正常部と異なってしまうという問題があり、この技術を用いても、欠陥部を完全に回復させることは困難であるという問題があった。
一方、AFMのプローブ探針で欠陥部分を物理的に削り取る修正方法は、図5に示すように、パターンが微細化しパターンピッチが狭くなると、修正時に正常なパターンが障害となって探針513が欠陥510の下部までとどかず完全な修正ができなかったり、あるいは探針513が正常なパターンを傷付けて致命的な欠陥としてしまうこともあるという問題があった。これを回避するために、先端をより細くした探針の適用や、先端形状を故意に非対称とした探針を用いて特定方向の欠陥のみ順次削って行く手法が取られたりしているが、根本解決には至っておらず、修正時間をより拡大してしまうという問題があった。
特公平7−27198号公報 特開2004−281967号公報
従来、マスクの黒欠陥の修正方法として用いらているFIB、EBあるいはAFMなどによる修正方法は、いずれの修正方法も修正精度不足による正常パターンへの損傷や反射層への損傷が問題となっていた。さらにAFMによる修正方法は、加工に用いるプローブ探針の形状があるため、パターンピッチの微細化に対応出来なくなっているという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、EUV露光用反射型マスクの製造において、スループットを低下させずに、正常パターンや反射層に損傷を与えず、修正痕を残さずに、微細パターンの修正を精度良く行ってマスクを製造することができる反射型マスクの製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明に係る反射型マスクの製造方法は、基板と、前記基板上に形成されたEUV光を反射する反射層と、前記反射層上に形成されたEUV光を吸収する吸収層と、前記反射層と前記吸収層との間に、前記反射層へのエッチング損傷を防止するためのバッファ層と、前記吸収層上に前記吸収層をエッチングする際に使用するハードマスク層と、を備えた反射型マスクブランクを準備し、順に、前記ハードマスク層上に、被転写体に対する転写パターンとなる吸収層パターンを形成するためのレジストパターンを形成し、前記ハードマスク層をエッチングしてハードマスクパターンを形成し、前記レジストパターンまたは前記ハードマスクパターンをマスクとして前記吸収層をエッチングして吸収層パターンを形成し、前記バッファ層をエッチングしてバッファ層パターンを形成し、前記ハードマスクパターンをエッチングして除去する工程を含む反射型マスクの製造方法であって、前記ハードマスクパターンを形成した後、前記吸収層のエッチングを2回に分けて行い、1回目の前記吸収層のエッチングを行った後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る反射型マスクの製造方法は、請求項1に記載の発明に係る反射型マスクの製造方法において、前記吸収層と前記ハードマスク層との間に、前記吸収層パターンを光学検査するときに使用する光の波長に対する反射率が低い低反射層を有することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る反射型マスクの製造方法は、請求項1または請求項2に記載の反射型マスクの製造方法において、前記ハードマスクパターンを形成した後、前記レジストパターンを除去し、前記ハードマスクパターンの検査、修正を行い、1回目の前記吸収層のエッチングを行った後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明に係る反射型マスクの製造方法は、請求項1または請求項2に記載の反射型マスクの製造方法において、前記ハードマスクパターンを形成した後、続けて前記吸収層の1回目のエッチングを行い、次に前記レジストパターンを除去し、前記ハードマスクパターンおよび前記吸収層パターンを検査し、前記反射層に損傷が生じない程度の厚さに前記吸収層の厚さを残して黒欠陥部を修正した後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とするものである。
本発明の反射型マスクの製造方法によれば、吸収層のエッチングを2回に分け、1回目の吸収層のエッチング後に洗浄を行い、吸収層の欠陥発生の要因となるパーティクルを除去し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行うことによりEUVマスクの欠陥発生の確率を下げ、欠陥修正を容易にすることができる。また、ハードマスクを用いて欠陥修正を行うことから、反射層に欠陥修正による損傷の影響を与えないで欠陥修正することが可能となり、あわせてレジストの薄膜化によるマスクパターンの微細化も同時に可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明の反射型マスクの製造方法によれば、ハードマスクの状態で欠陥を修正するため、反射層の損傷を気にすることなく修正が可能になる。また修正により吸収層についた修正痕も、修正後に続く第2回目の吸収層のエッチング工程で除去することができる。またハードマスク状態での修正は比較的浅い修正で済むため、今後益々狭ピッチ化が進んだとしても、隣接する他のパターンに影響を与えることなく、欠陥部分だけを修正することがより容易になる。
本発明の反射型マスクの製造方法における第1の実施形態を示す工程断面模式図である。 本発明の反射型マスクの製造方法における第2の実施形態を示す工程断面模式図である。 EUV露光用反射型マスクの製造工程において、マスクパターンを形成したときに生じた製造途中の反射型マスクの欠陥の例を示す断面図である。 図3に示す作製中の反射型マスクの欠陥を、FIBあるいはEBによる修正方法により修正したときに生じる吸収層や反射層へのダメージを示す説明図である。 図3に示す作製中の反射型マスクの欠陥を、AFMのプローブ探針で物理的に削り取る修正方法により修正したときに生じる問題の説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(本発明の反射型マスクの製造方法)
本発明の反射型マスクの製造方法は、基板と、この基板上に形成されたEUV光を反射する多層の反射層と、反射層上に形成されたEUV光を吸収する吸収層と、反射層と吸収層との間に、反射層へのエッチング損傷を防止するためのバッファ層と、吸収層上に形成された吸収層をエッチングする際に使用するハードマスク層と、を備えた反射型マスクブランクを準備し、順に、ハードマスク層上に、被転写体に対する転写パターンとなる吸収層パターンを形成するためのレジストパターンを形成し、ハードマスク層をエッチングしてハードマスクパターンを形成し、上記のレジストパターンまたはハードマスクパターンをマスクとして吸収層をエッチングして吸収層パターンを形成し、バッファ層をエッチングしてバッファ層パターンを形成し、ハードマスクパターンをエッチングして除去する工程を含む反射型マスクの製造方法であって、上記のハードマスクパターンを形成した後、吸収層のエッチングを2回に分けて行い、1回目の吸収層のエッチングを行った後、洗浄し、次に2回目の吸収層のエッチングを行って吸収層パターンを形成することを特徴とするものである。
本発明の反射型マスクの製造方法によれば、ハードマスク層を設けた反射型マスクブランクを用い、洗浄を挟んで吸収層のエッチングを2回繰り返すことにより、低反射層エッチングや吸収層エッチングに起因するパーティクルなどによる黒欠陥は除去することができる。ハードマスクの状態で欠陥を修正するため、反射層への修正によるダメージを気にすることなく修正が可能になる。また修正により吸収層についた修正痕も、修正後に続く第2回目の吸収層のエッチング工程で除去することができる。さらにパターンのエッヂの欠陥修正なども完全に削り出す必要はなく、表層の修正を実施すれば、後続の2回目のエッチング工程が自然なパターン形状を形成してくれ、またハードマスク状態での修正は比較的浅い修正で済むため、今後益々狭ピッチ化が進んだとしても、隣接する他のパターンに影響を与えることなく、欠陥部分だけを修正することがより容易になる。
本発明の反射型マスクの製造方法は、さらに2つの実施形態に分かれる。以下、詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の反射型マスクの製造方法における第1の実施形態を示す工程断面模式図である。
先ず、図1(a)に示すように、EUV露光用反射型マスクブランクを準備し、電子線レジストを塗布し、電子線描画装置でパターン描画して、レジストパターン107を形成する。図1(a)に示す1例としての反射型マスクブランクの構成は、基板101の一方の主面上に、多層膜構造でEUV光を反射する反射層102と、この反射層102を保護するキャッピング層102(本発明では反射層とキャッピング層の両層を合わせて同じ符号で示す。)が順に設けられており、次いでマスクパターン形成時の反射層・キャッピング層102へのエッチングダメージを防止するためにバッファ層103aが設けられている。さらにその上にEUV光を吸収する吸収層104aが設けられ、吸収層104a上に、マスクの光学検査時の検出感度を上げるために反射防止層105aが設けられ、その上にハードマスク層106aが形成されている反射型マスクブランクであり、レジストパターン107が形成されている。
次に、レジストパターン107を形成した上記の反射型マスクブランクを用い、レジストパターン107をマスクにして、ハードマスク層106aをドライエッチングし、図1(b)に示すように、ハードマスクパターン106を形成する。Cr系の材料からなるハードマスク層106aのドライエッチングには、塩素と酸素との混合系のガスが用いられる。
次に、レジストパターン107を除去した後、ハードマスクパターン106の検査を行い、もしも欠陥がある場合には欠陥の修正を行う。この工程での修正はハードマスク層で行うので、修正方法としてFIB、EBによる修正、AFMによる修正のいずれの方法も適用できる。図1(c)は、ハードマスク層の黒欠陥を修正したときに、吸収層104aに修正ダメージ108が生じた場合を示している。
次に、ハードマスクパターン106をマスクにして低反射層105aをドライエッチングし、続いてエッチングガスを換えて吸収層104aをエッチングし、図1(d)に示すように、低反射層パターン105と吸収層パターン104とを形成する(吸収層の1回目のエッチング)。前工程の修正で生じた吸収層104aの修正ダメージは、この低反射層105aおよび吸収層104aのエッチングで除去される。低反射層105aとして酸素含有タンタル化合物系の材料を用いた場合には、低反射層105aのエッチングにはフッ素系ガスを用いるので、エッチング中にパーティクルが発生し易く、図1(d)では、エッチング中に付着したパーティクル109の影響で吸収層欠陥110が発生した状態を示している。一方、TaBNなどのタンタル系の材料からなる吸収層104aのエッチングには塩素系ガスが用いられる。
次に、上記の工程まで進めた製造途中のマスク基板を洗浄し、低反射層エッチングおよび1回目の吸収層エッチングで生じたパーティクル109などを洗浄により除去し、次に2回目の吸収層エッチングを行って残存していた吸収層欠陥110を除去し、図1(e)に示すように、欠陥のない吸収層パターン104を形成する。
マスク基板の洗浄方法としては、従来よりマスク洗浄に用いていた硫酸過水(硫酸と過酸化水素水の混合液)、あるいはアンモニア過水(アンモニア水と過酸化水素水の混合液)、あるいは有機溶媒などの溶液を使用し、パーティクルなどを除去することができる。
次に、図1(f)に示すように、バッファ層103aをエッチングしてバッファ層パターン103を形成し、ハードマスクパターン106をエッチングして除去する。バッファ層103aがハードマスクパターン106と同じクロム系などの材料で構成されている場合には、バッファ層103aのエッチング時にハードマスクパターン106も同時にエッチング除去され、反射型マスク100が形成される。
上記の第1の実施形態は、ハードマスク層106aをパターンニング後、レジスト剥離、洗浄を行い、検査および修正を行うが、ハードマスク層106aは厚さ10nm前後と薄いことから、AFM型修正装置を用いた修正でプローブ探針の形状が問題になることはなく、また、ハードマスク層106aの下は低反射層105aを介して吸収層104aであるため、修正過多やイオンの打ち込みによる反射層102のダメージはほぼ無視できる。この後、ハードマスクパターン106を使って吸収層104aのエッチングをするときに、洗浄を挟んで吸収層104aのエッチングを2回繰り返せば、吸収層104aのエッチングに起因する欠陥や修正によるダメージは除去することができる。
(反射型マスクブランク)
ここで、本発明の反射型マスクの製造方法を適用する上記の反射型マスクブランクを構成する各材料の望ましい形態について述べる。
(基板)
本発明の反射型マスクの製造方法に用いる基板101としては、パターン位置精度を高精度に保持するために低熱膨張係数を有し、高反射率および転写精度を得るために平滑性、平坦度が高く、マスク製造工程の洗浄などに用いる洗浄液への耐性に優れたものが好ましく、合成石英ガラス、SiO2−TiO2系の低熱膨張ガラス、β石英固溶体を析出した結晶化ガラスなどのガラス基板などを用いることができる。マスクブランクスの平坦度としては、例えば、パターン領域において50nm以下が求められている。
(反射層)
多層の反射層102は、EUV露光に用いられるEUV光(波長13.5nm程度)を高い反射率で反射する材料が用いられ、MoとSiからなる多層膜が多用されており、例えば、2.74nm厚のMoと4.11nmのSiを各40層積層した多層膜よりなる反射層が挙げられる。MoとSiからなる多層膜の場合、DCマグネトロンスパッタ法により、まずSiターゲットを用いて、Arガス雰囲気下でSi膜を成膜し、その後、Moターゲットを用いて、Arガス雰囲気下でMo膜を成膜し、これを1周期として、30〜60周期、好ましくは40周期積層されて、多層反射層が得られる。EUV光を高い反射率で反射させるために、13.5nm程度のEUV光を入射角6.0度で入射したときの多層の反射層102の反射率は、通常、60%以上を示すように設定されている。
(キャッピング層)
多層の反射層102の反射率を高めるには屈折率の大きいMoを最上層とするのが好ましいが、Moは大気で酸化され易くて反射率が低下するので、酸化防止やマスク洗浄時における保護のための保護膜として、スパッタリング法などによりSiやRuを成膜し、キャッピング層を設けることが好ましい。例えば、キャッピング層としてSiは、反射層102の最上層に11nmの厚さに設けられる。本発明の図面では、キャッピング層は反射層と同じ符号で示している。
(バッファ層)
EUV露光に用いられるEUV光を吸収する吸収層104aをドライエッチングしてパターン形成するときに、下層の反射層102に損傷を与えるのを防止するために、通常、反射層102と吸収層104aとの間にバッファ層103aが設けられる。本発明の反射型マスクの製造方法において、バッファ層103aの材料としてはCrが好ましい。Crは、吸収層104aのエッチング時に耐性が高く、後述するように、バッファ層103aの材料とハードマスク層の材料とを同じ材料とすることにより、同時にエッチングすることが可能となり、工程が短縮されるからである。
(吸収層)
マスクパターンを形成し、EUV光を吸収する吸収層104aの材料としては、Ta、TaB、TaBNなどのTaを主成分とする材料が、膜厚30nm〜100nm程度の範囲、より好ましくは50nm〜85nmの範囲で用いられる。
(低反射層)
また、マスクパターンの光学検査時の検出感度を上げるために、吸収層104a上に検査光(199nmあるいは257nm)に対して低反射とした低反射層105aを設ける場合が多い。低反射層105aの材料としては、例えば、タンタルの酸化物(TaO)、酸窒化物(TaNO)、ホウ素酸化物(TaBO)、ホウ素酸窒化物(TaBNO)などの酸素を含むタンタル化合物が挙げられ、膜厚5nm〜30nm程度の範囲で用いられる。
(ハードマスク層)
ハードマスク層の材料としては、Ta系の低反射層および吸収層とエッチングの選択比が十分に取れる必要があると共に、エッチング完了後には容易に取り除くことができる必要があり、クロム(Cr)、酸化クロム(CrO)、窒化クロム(CrN)、酸窒化クロム(CrNO)などのCr系材料からなる厚さ10nm程度のハードマスク層が好ましい。Cr系の材料は、特に酸素含有タンタル化合物のエッチングに用いるフッ素系ガスのプラズマに対して非常に強い耐性を持つことから、一旦吸収層エッチングを行った後、レジストを除去し、洗浄後、再度吸収層エッチングを行う本発明の製造方法を適用するのに好ましい材料である。
(導電層)
図1には図示していないが、EUV露光用マスクブランクのパターン側と反対側の面に、マスクを露光装置に設置するときの静電チャック用に導電層が設けられることが多い。導電層の材料としては、導電性を示す金属や金属窒化物などの薄膜を設けたものであり、例えば、クロム(Cr)や窒化クロム(CrN)などを厚さ20nm〜150nm程度に成膜して用いられる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の反射型マスクの製造方法における第2の実施形態を示す工程断面模式図である。本実施形態の製造方法に用いる反射型マスクブランクを構成する材料の望ましい形態は、上記の第1の実施形態と同じなので、説明は省略する。
図2(a)に示すように、EUV露光用反射型マスクブランクを準備し、電子線レジストを塗布し、電子線描画装置でパターン描画して、レジストパターン207を形成する。図2(a)では、基板201の一方の主面上に、多層膜構造でEUV光を反射する反射層202と反射層を保護するキャッピング層202が順に設けられており、次いでマスクパターン形成時の反射層・キャッピング層202へのエッチングダメージを防止するためにバッファ層203aが設けられている。さらにその上にEUV光を吸収する吸収層204aが設けられ、吸収層204a上に、光学検査時の検出感度を上げるために低反射層205aが設けられ、その上にハードマスク層206aが形成されている反射型マスクブランクであり、レジストパターン207が形成されている。
次に、図2(b)に示すように、レジストパターン207をマスクにして、ハードマスク層206aをドライエッチングしてハードマスクパターン206を形成し、続けてエッチングガスを換えて反射防止層205aをエッチングし、さらにまたエッチングガスを換えて吸収層204aをエッチングし、低反射層パターン205と吸収層パターン204とを形成する(吸収層の1回目のエッチング)。Cr系の材料からなるハードマスク層206aのドライエッチングには、塩素と酸素との混合系のガスが用いられる。酸素含有タンタル化合物系の材料からなる低反射層205aのドライエッチングにはフッ素系ガスを用いるので、エッチング中にパーティクルが発生し易く、図2(b)では、エッチング中に付着したパーティクル209の影響で吸収層欠陥210が発生した状態を示している。TaBNなどのタンタル系の材料からなる吸収層204aのエッチングには塩素系ガスが用いられる。
次に、図2(c)に示すように、レジストパターン207を除去した後、パターンの検査を行い、もしも欠陥がある場合には欠陥の修正を行う。本実施形態におけるこの工程での修正はハードマスク層だけではなく、低反射層および吸収層も修正するので、修正方法としてはFIB、EBによる修正方法を適用するのが好ましい。ここで、吸収層の修正は、反射層202にダメージが発生しない程度の厚さに残して修正し、修正中の吸収層欠陥211を得る。FIB、EBによる修正により生じたダメージは、修正中の吸収層欠陥211の段階で留まり、反射層202までは影響してこない。
次に、上記の工程まで進めた製造途中のマスク基板を洗浄した後、図2(d)に示すように、2回目の吸収層エッチングを行い、欠陥部に残存する修正中の吸収層欠陥211を完全に除去する。
次に、図2(e)に示すように、バッファ層203aをエッチングしてバッファ層パターン203を形成し、ハードマスクパターン206をエッチングして除去する。バッファ層203aがハードマスクパターン206と同じクロム系などの材料で構成されている場合には、バッファ層203aのエッチング時にハードマスクパターン206も同時にエッチング除去され、反射型マスク200が形成される。
上記の第2の実施形態は、ハードマスクをパターンニング後、吸収層の1回目のエッチングまで行ってからレジストパターンを除去して検査および修正を行い、洗浄後に2回目の吸収層エッチングを行い、修正では、反射層にダメージを発生さないように欠陥部の吸収層を若干残しておき、2回目の吸収層エッチングで欠陥修正部に残っている吸収層を完全に除去し、しかる後バッファ層をエッチングしてパターン化しハードマスクをエッチング除去する製造方法である。吸収層欠陥を除去するための吸収層の2回目のエッチング深さは、第1の実施形態における吸収層の2回目のエッチング深さよりも少なくて済み、エッチング過多による吸収層のサイドエッチング量を抑えられるという利点がある。
上記の第1の実施形態および第2の実施形態において説明したように、本発明においては、膜厚が薄いハードマスクを用いて黒欠陥の原因となるハードマスクの欠陥を修正するため、例えハードマスクの欠陥部を削り過ぎたとしても、反射層にまでダメージが至ることはなく、反射層を気にすることなく修正が容易に可能になる。しかも、修正後に洗浄し、残存する吸収層を除去する2回目のエッチング工程が入るため、従来のように修正において吸収層のパターンの完全なエッヂ状態を形成する必要はなく、また、欠陥修正の深さ方向も従来の方法よりも浅くてよいために、従来方法に比べてより微細なパターンの修正を精度良く実施することが可能となる。
また、上記の第1の実施形態および第2の実施形態では、いずれも光学検査用の反射防止膜を設けた場合について説明したが、もとより光学検査ではなく走査型電子顕微鏡のみによる検査などの反射防止膜が不要の場合においても、本発明の反射型マスクの製造方法の適用が可能である。
本発明の反射型マスクの製造方法において、ハードマスク層として用いるクロム系の材料はフッ素系ガスのプラズマに対しては非常に強い耐性を持つことから、一旦吸収層のエッチングを行った後、レジストを除去し、再度吸収層のエッチングを行うことが可能である。洗浄を挟んで吸収層を2回エッチングすることにより、吸収層エッチングプロセスで問題になるパーティクル欠陥をほぼ除去できる。以下、実施例によりさらに詳しく説明する。
(実施例1)
以下の手順で反射型マスクブランクを作製した。
光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板の一方の主面上に、DCマグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気下で、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層して反射層とした後、最後にSi膜を11nm成膜してキャッピング層とし、MoとSiの多層膜よりなるEUV光を反射する反射層を形成した。
次に、DCマグネトロンスパッタ法により、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、上記の多層反射膜上にCrターゲットを用いてCr膜を10nmの厚さに成膜し、バッファ層とした。
続いて、上記のCr膜のバッファ層上に、DCマグネトロンスパッタ法により、TaおよびBを含むターゲットを用いて、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、TaBN膜を50nmの厚さで成膜し、EUV光を吸収する吸収層とし、この吸収層上にTaBO膜を15nmの厚さで成膜し、光学検査における低反射層とした。
この低反射層上にCr膜を10nmの厚さに成膜し、ハードマスク層とし、EUV露光用の反射型マスクブランクスを得た。
次に、このEUV露光用マスクブランクスを用い、電子線レジストを塗布し、電子線描画装置でパターン描画して、レジストパターンを形成した。
次に、レジストパターンをマスクにして、塩素と酸素との混合ガスによりハードマスク層をエッチングし、ハードマスクパターンを形成した。
次に、レジストパターンを除去した後、ハードマスクパターンの検査を行い、ハードマスク層の黒欠陥がある箇所にFIBにより欠陥の修正を行った。
次に、ハードマスクパターンをマスクにしてTaBO膜の低反射層をフッ素ガスによりドライエッチングし、続いてエッチングガスを換えてTaBN膜の吸収層を塩素ガスを用いてドライエッチングし、低反射層パターンと吸収層パターンとを形成した(吸収層の1回目のエッチング)。上記のFIBによる修正工程で生じた吸収層の修正ダメージは、この低反射層および吸収層のエッチングで除去される。
次に、上記の工程まで進めた製造途中のマスク基板を洗浄し、低反射層のフッ素ガスによるドライエッチングで生じたパーティクルなどを洗浄により除去した。洗浄には、硫酸過水(硫酸と過酸化水素水の混合液)を用いた。
次に2回目の吸収層エッチングを行って残存していた吸収層欠陥を除去し、欠陥のない吸収層パターンを形成した。
次に、Cr膜よりなるバッファ層を塩素と酸素との混合ガスによりドライエッチングし、同時にハードマスクパターンもエッチング除去され、反射型マスクが形成された。
上記の反射型マスク製造工程の後、反射型マスクを最終的に検査したところ、黒欠陥は修正されており、高品質の反射型マスクが得られた。
(実施例2)
実施例1と同じ反射型マスクブランクを用い、このブランク上に電子線レジストを塗布し、電子線描画装置でパターン描画して、レジストパターンを形成した。
次に、レジストパターンをマスクにして、塩素と酸素との混合ガスによりハードマスク層をエッチングし、ハードマスクパターンを形成し、続けてエッチングガスをフッ素ガスに換えてTaBO膜の反射防止層をドライエッチングし、さらにまたエッチングガスを塩素ガスに換えてTaBN膜の吸収層をドライエッチングし、低反射層パターンと吸収層パターンとを形成した(吸収層の1回目のエッチング)。
次に、レジストパターンを除去した後、ハードマスクパターンおよび吸収層パターンを検査し、黒欠陥部をFIBで修正した。FIBによる修正は、反射層にダメージが発生しない程度の厚さに残して修正し、吸収層の膜厚の約50%程度までのエッチング深さとした。FIBによる修正により生じたダメージは、修正後の吸収層の段階で留まり、反射層までは影響していない。
次に、上記の工程まで進めた製造途中のマスク基板を洗浄した後、2回目の吸収層エッチングを行い、欠陥部に残存する修正後の吸収層を完全に除去した。
次に、Cr膜よりなるバッファ層を塩素と酸素との混合ガスによりドライエッチングし、同時にハードマスクパターンもエッチング除去され、反射型マスクが形成された。
上記の反射型マスク製造工程の後、反射型マスクを最終的に検査したところ、黒欠陥は修正されており、高品質の反射型マスクが得られた。
100、200 反射型マスク
101、201 基板
102、202 反射層・キャッピング層
103a、203a バッファ層
103、203 バッファ層パターン
104a、204a 吸収層
104、204 吸収層パターン
105a、205a 低反射層
105、205 低反射層パターン
106a、206a ハードマスク層
106、206 ハードマスクパターン
107、207 レジストパターン
108 修正ダメージ
109、209 パーティクル
110、210 吸収層欠陥
211 ハーフエッチングされた吸収層欠陥
300 反射型マスク
301、401、501 基板
302、402、502 反射層・キャッピング層
303、403、503 バッファ層
304、404、504 吸収層パターン
305、405、505 低反射層パターン
310、510 吸収層欠陥
408 FIBまたはEB
412 ダメージ
513 AFMの探針

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板上に形成されたEUV光を反射する反射層と、前記反射層上に形成されたEUV光を吸収する吸収層と、前記反射層と前記吸収層との間に、前記反射層へのエッチング損傷を防止するためのバッファ層と、前記吸収層上に前記吸収層をエッチングする際に使用するハードマスク層と、を備えた反射型マスクブランクを準備し、
    順に、前記ハードマスク層上に、被転写体に対する転写パターンとなる吸収層パターンを形成するためのレジストパターンを形成し、前記ハードマスク層をエッチングしてハードマスクパターンを形成し、前記レジストパターンまたは前記ハードマスクパターンをマスクとして前記吸収層をエッチングして吸収層パターンを形成し、前記バッファ層をエッチングしてバッファ層パターンを形成し、前記ハードマスクパターンをエッチングして除去する工程を含む反射型マスクの製造方法であって、
    前記ハードマスクパターンを形成した後、前記吸収層のエッチングを2回に分けて行い、1回目の前記吸収層のエッチングを行った後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
  2. 前記吸収層と前記ハードマスク層との間に、前記吸収層パターンを光学検査するときに使用する光の波長に対する反射率が低い低反射層を有することを特徴とする請求項1に記載の反射型マスクの製造方法。
  3. 前記ハードマスクパターンを形成した後、前記レジストパターンを除去し、前記ハードマスクパターンの検査、修正を行い、1回目の前記吸収層のエッチングを行った後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の反射型マスクの製造方法。
  4. 前記ハードマスクパターンを形成した後、続けて前記吸収層の1回目のエッチングを行い、次に前記レジストパターンを除去し、前記ハードマスクパターンおよび前記吸収層パターンを検査し、前記反射層に損傷が生じない程度の厚さに前記吸収層の厚さを残して黒欠陥部を修正した後、洗浄し、次に2回目の前記吸収層のエッチングを行って前記吸収層パターンを形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の反射型マスクの製造方法。
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