JP2011124613A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】たとえば非接触型ICチップが搭載され、電子マネー機能が利用できる携帯電話機等の携帯電子機器および通信システムにおいて、ユーザの便宜性を向上させることにある。
【解決手段】外部通信機器と通信することによって、電子情報を外部通信機器と送受信する送受信機能部(ICチップ11)と、送受信機能部による外部通信機器との通信が終了したことを契機として機能制限をかける機能制限部(ICチップ制御部113)と、通信が終了したことを契機として、機能制限部によって送受信機能部の機能制限が行われた場合、所定の条件に基づき、機能制限部による送受信機能部の機能制限を解除する、機能制限解除部(ICチップ制御部113)と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、たとえば非接触型ICチップが搭載され、電子マネー機能が利用できる携帯電話機等の携帯電子機器に関するものである。
市場に流通している携帯電話機等には、RFID(Radio Frequency IDentification)と呼ばれる技術により決済可能な電子マネー(electronic money)機能が搭載されたものがある。このRFIDは、携帯電話機等に埋め込まれたICチップと外部のリーダ/ライタ装置との間での電磁結合により非接触型の通信を行う技術である。電子マネー機能は、ユーザが小売店等で代金の支払い時に携帯電話機等をリーダ/ライタ装置にかざすことにより、携帯電話機等に記録されている金額に関する電子マネー情報がネットワークを介して小売店に送信され決済が行われるものである。
このような電子マネー機能は、小売店等の他に、たとえば駅の改札において切符の代わりに使用されることも多い。一方、電子マネー機能には、ユーザ以外の第三者による不正使用を防ぐため、パスワード等によるロックが掛けられ、ユーザがこの機能の使用時にロックを解除するようになっている(たとえば特許文献1を参照)。
特開2003−016398号公報
安全性の確保のためユーザ以外が電子マネー機能を使用できないように、ICチップにロックが掛けられているが、たとえば電子マネー機能を鉄道の切符として利用する場合、乗車時と降車時の少なくとも2回、改札機を通過する度に画面を確認しながらパスワード等を入力したり、所定の解除キー等を押下したりしてロックを解除せねばならず非常に不便である。
本発明は、たとえば非接触型ICチップが搭載され、電子マネー機能が利用できる携帯電話機等の携帯電子機器において、ユーザの便宜性を向上させることにある。
本発明は、外部通信機器と通信することによって、電子情報を前記外部通信機器と送受信する送受信機能部と、当該送受信機能部による前記外部通信機器との通信が終了したことを契機として機能制限をかける機能制限部と、当該通信が終了したことを契機として、前記機能制限部によって前記送受信機能部の機能制限が行われた場合、所定の条件に基づき、前記機能制限部による前記送受信機能部の機能制限を解除する、機能制限解除部と、を備えることを特徴とする。
更に好適には、本発明は、位置情報を取得する位置情報取得部を備え、前記機能制限解除部は、前記位置情報取得部により取得した位置情報に基づき所定のエリアにいると判定したことを前記所定の条件として、前記機能制限部による機能制限を解除することを特徴とする。
更に好適には、本発明は、前記所定のエリアは、予め設定された駅の位置に基づいて設定されることを特徴とする。
更に好適には、本発明は、前記機能制限解除部は、現在の時刻が所定の時刻であると判定されることを前記所定の条件として、前記機能制限部による機能制限を解除することを特徴とする。
更に好適には、本発明は、前記所定の時刻とは、前記通信が終了してから所定時間後の時間に基づいて設定されることを特徴とする。
本発明によれば、たとえば非接触型ICチップが搭載され、電子マネー機能が利用できる携帯電話機等の携帯電子機器において、ユーザの便宜性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
はじめに、図1、図2を参照しながら本実施形態に係る通信システムについて説明する。図1は、本実施形態に係る通信ネットワークに関する図である。図2は、本実施形態に係る電子マネー機能の使用時について説明するための図である。
図1に示す通信システム1は、携帯電話機10、GPS衛星20、基地局30、サーバ装置40、ネットワーク50、処理ノード60、アプリケーションサーバ装置70、リーダ/ライタ装置80、および広域ネットワーク90で構成されている。
携帯電話機10(携帯電子機器)は、基地局30を介してネットワーク50に接続され、サーバ装置40の制御に従ってネットワーク50に接続された他の通信機器(不図示の携帯電話機等)、あるいは処理ノード60を介して広域ネットワーク90に接続された他の通信機器と音声通信を行う。携帯電話機10は、サーバ装置40の制御に従ってネットワーク50上の他の通信機器や、広域ネットワーク90上のアプリケーションサーバ装置70、その他の通信機器等と通信し、電子メールの作成とその送受信、WEBサイトやコンテンツデータ(たとえば動画像、静止画像)の閲覧等を行う機能を有する。
携帯電話機10は、GPS(Global Positioning System)機能を有し、自機の位置を取得する機能を有する。より詳細には、携帯電話機10は、GPS衛星20から受信したGPS情報と航法データ(時刻データ、エフェメリス(Ephemeris)データ、アルマナック(Almanac)データ等)と、サーバ装置40から取得したアシストデータ(航法データ、基地局30の位置データ、GPS衛星20から受信した信号を復調するための時刻データ等)とを用いて自機の位置を算出する。
本実施形態では、自機の測位方式に上述の処理を行うエムエス−ベースド(MS-Based)方式を採用しているが、全ての算出処理を自機で行うスタンドアロン(stand Alone)方式でもよいし、サーバ装置40が全ての算出処理を行って、算出結果のみを携帯電話機10に送信するエムエス−アシスド(MS-Assisted)方式であってもよい。
携帯電話機10は、後述する非接触型のICチップ11(送受信機能部)を有し、各種使用料金の支払いをリーダ/ライタ装置80(外部通信機器)を用いて決済できる電子マネー機能を有する。この電子マネー機能の利用により、たとえば各種交通機関の乗車券、定期券、小売店等での支払い、各種チケットの購入ができる。電子マネー機能は、ユーザが広域ネットワーク90上のアプリケーションサーバ装置70から使用する目的に応じたアプリケーション(ソフトウェア)をダウンロードして実行可能となる。
本実施形態では、ユーザが電子マネー機能を各種交通機関の乗車券等として使用する場合、特に鉄道の定期券として駅の改札機で使用する場合(以下、定期券機能と呼ぶ)について説明する。
携帯電話機10は、電子マネー機能の不正利用を防ぐため、ICチップ11の機能をロックするロック機能を有する。このロック機能には、定期券(以下、乗車券等を含むものとする)機能(送受信機能部が有する機能)の使用にロックを掛ける定期券ロック機能と、定期券以外のもの(たとえば小売店等での支払い)の使用にロックを掛ける通常ロック機能とが含まれ、両ロック機能とも個別に機能させることができる。
携帯電話機10は、上述のロック機能のオン(ロックが掛かっている状態)またはオフ(ロックが解除されている状態)の切り替えを、次の4つのモードに応じて実行する。詳細には、携帯電話機10は、基本モード、GPS機能を利用したGPSモード、アラーム機能を利用したアラームモード、およびICチップ11の全機能にロックを掛けるフルロックモードを有し、これらのモードはユーザによって好適に設定される。携帯電話機10は、モードに依存せずにロック機能をオンに切り替え、パスワード認証によってロック機能をオフに切り替えることもできる。
GPS衛星20は、地球の所定の軌道上を周回しており、時刻データ、エフェメリスデータ、アルマナックデータ等を含む航法データを定期的に送信する。
基地局30は、セル内の携帯電話機10とサーバ装置40との中継を行う。
サーバ装置40は、ネットワーク50に接続され、ネットワーク50を介して入出力される各種データ(たとえば音声データ、文字データ、動画像データ)を処理する。サーバ装置40は、GPS衛星20から航法データを受信し、携帯電話機10に関する測位の算出処理を行い、アシストデータを基地局30を介して携帯電話機10に送信する。
ネットワーク50は、携帯電話機10および基地局30によって構成され、処理ノード60を介して広域ネットワーク90に接続され、音声データおよびパケットデータが扱えるものである。
処理ノード60は、ネットワーク50と広域ネットワーク90との間でデータ(音声データおよびパケットデータ等)のやり取りを行うために、両ネットワーク間を介して通信されるデータに応じて通信プロトコル変換等の処理を行う。
アプリケーションサーバ装置70は、広域ネットワーク90に接続され、電子マネー機能を利用するための各種アプリケーションを携帯電話機10に提供し、携帯電話機10とリーダ/ライタ装置80との間でやり取りされる電子マネー情報等に関する処理を行う。この電子マネー情報は、乗車料金や商品価格等の金額(電子マネー)情報であり、アプリケーションサーバ装置70は、これらの金額情報やユーザの決済状況等をデータベース化している。ユーザが電子マネー機能を利用して決済すると、徴収した料金がアプリケーションサーバ装置70のデータベースに加算される。
リーダ/ライタ装置80は、通信開始の合図や電子マネー情報を含む信号を電磁波(たとえばAM変調信号)として発している。リーダ/ライタ装置80は、たとえば駅の改札機に取り付けられており、図2のようにユーザが携帯電話機10をリーダ/ライタ装置80にかざすと、ICチップ11(図2には不図示、図4(B)を参照)と電磁結合による非接触通信を行う。携帯電話機10の背面とリーダ/ライタ装置80の読み取り面との距離は、ICチップ11と通信可能な範囲(たとえば2mm〜70cm)であるが、両者が接触していても通信可能である。
リーダ/ライタ装置80は、ICチップ11から読み取った電子マネー情報(徴収した料金等)をアプリケーションサーバ装置70に送信する。
広域ネットワーク90は、アプリケーションサーバ装置70で構成され、処理ノード60を介してネットワーク50に接続されている。広域ネットワーク90は、たとえばインターネット網であって、有線無線のネットワークを問わず、音声データおよびパケットデータが扱えるものである。
次に、携帯電話機10の構成要素について図3を中心に図4を適宜参照しながら説明する。図3は、本実施形態に係る携帯電話機の構成例を示すブロック図である。図4は、本実施形態に係る携帯電話機の外観例を示す図であって、図4(A)は正面方向からの斜視図、図4(B)は背面方向からの斜視図である。
携帯電話機10は、図3に図示するように、ICチップ11、アンテナ121、通信部122、GPSアンテナ123、GPS通信部124(位置情報取得部)、制御部131、記憶部132、判定部133、実行部134、タイマ135、操作部14、表示部15、音声処理部161,162、マイクロフォン163およびスピーカ164を有する。
携帯電話機10は、図4に図示するように、第1筐体(上部筐体)17と第2筐体(下部筐体)18とを有する。これら2つの筐体17,18は、ヒンジ部19を介して折り畳み自在に連結されることにより、相互に開閉することができる。
折り畳まれた状態(閉状態)において第2筐体18と対向する第1筐体17の面17Aには、表示部15とスピーカ164が配置されている。閉状態において第1筐体17と対向する第2筐体18の面18Aには、操作部14とマイクロフォン163が配置されている。
第2筐体18の内部には、ICチップ11およびGPSアンテナ123(図4には不図示)が内蔵されている。ICチップ11(送受信機能部)には、回路基板の配線により形成されたICチップ用アンテナ117(図3には不図示)が接続されている。
第2筐体18のヒンジ部19には、ネットワーク50の基地局30と通信を行うための伸縮自在のアンテナ121が配置されている。
ICチップ11は、リーダ111、ライタ112、本発明の機能制限部及び機能制限解除部の両機能を有するICチップ制御部113、ICチップ記憶部114、ICチップ判定部115、ICチップ実行部116およびICチップ用アンテナ117(図4(B)を参照)を有する。
ICチップ11は、非接触型であって、外部のリーダ/ライタ装置80(外部通信機器)と電磁結合による非接触通信を行う。ICチップ11は、リーダ/ライタ装置80から電磁波として発せられるAM変調信号を受信すると、負荷変調などの方法によりリーダ/ライタ装置80へ応答を返すことにより、リーダ/ライタ装置80との間でマネー情報等をやり取りする。
リーダ111は、ICチップ用アンテナ117が受信したAM変調信号からベースバンド信号を復調すると共に、受信信号のキャリア成分に基づいてクロック信号を再生する。そして、リーダ111は、このクロック信号に同期してベースバンド信号を復号化し、電子マネー情報等を含む受信データを取得した後、ICチップ制御部113に出力する。
ライタ112は、ICチップ実行部116から供給される送信データを符号化して送信信号を生成し、この送信信号に応じてICチップ用アンテナ117を駆動することにより、リーダ/ライタ装置80に電子マネー情報等を送信する。
ICチップ制御部113は、リーダ111およびライタ112がリーダ/ライタ装置80と所定の通信プロトコルに基づいて通信を行い、情報をやり取りするための処理を行う。このとき、通信の安全性を確保するため、たとえばICチップ制御部113が次のような認証処理を行う。
リーダ/ライタ装置80は、図示しない認証装置を内部に有し、ライタ112が認証装置から所定の暗号鍵により暗号化された乱数を受信すると、この受信信号はICチップ制御部113に入力される。ICチップ制御部113は、ICチップ記憶部114に格納されている暗号鍵を用いて、この暗号化された乱数を復号化し、ライタ112を介してリーダ/ライタ装置80へ返信する。認証装置は、リーダ/ライタ装置80に返信された乱数と元の乱数とを比較することにより、ICチップ11が正規に登録された暗号鍵を保有しているか否か判定する。認証装置によってICチップ11が正規であると認証されると、ICチップ11とリーダ/ライタ装置80との間で通信が開始される。
ICチップ制御部113は、ICチップ記憶部114に格納されたモード状態(たとえば基本モード等)、ロック状態(オンかオフか)およびICチップ判定部115の判定結果(現時点において定期券機能が使用中か否か)に基づいて、ロック機能をオンまたはオフに切り替える制御信号をICチップ実行部116に出力すると共に、定期券機能の使用状況、ロック状態、判定結果等を制御部131に出力し、モードによってはロック状態をICチップ記憶部114に書き込む。ICチップ制御部113は、ユーザが選択したモードに基づいて、定期券機能の使用前にロック機能がオフになるようにICチップ実行部116を制御し、定期券機能の使用状況を制御部131に出力する。
ICチップ制御部113は、パスワード認証によるロック解除時には、ロック機能をオンまたはオフに切り替える制御信号をICチップ実行部116に出力する。
ICチップ制御部113は、通信部122とアプリケーションサーバ装置70との通信によって行われる電子マネー(定期券等)のチャージ時には、購入金額分をICチップ記憶部114の残高に加算し、リーダ/ライタ装置80と通信によって行われる決済時には、購入金額分をICチップ記憶部114の残高から減算し、電子マネーの演算結果を制御部131に出力する。
ICチップ記憶部114は、設定されたモード状態、ロック状態、リーダ/ライタ装置80と通信を開始するために必要な暗号鍵、電子マネー情報等を記憶する。ICチップ記憶部114の電子マネーは、チャージ時には購入金額分が残高に加算され、決済時には残高から利用金額分が減算される。
ICチップ判定部115は、リーダ111およびライタ112がリーダ/ライタ装置80と通信を開始すると、電子マネー機能が定期券として使用されているか否かを判定し、判定結果を制御部131に出力する。
ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113(機能制限解除部)からロック機能をオフに切り替える旨の切り替え信号を受けた場合、ライタ112の送信を許可する。また、ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113(機能制限部)からロック機能をオンに切り替える旨の切り替え信号を受けた場合、ICチップ用アンテナ117を駆動させないようにして、ライタ112の送信を禁止する。このとき、ICチップ実行部116は、定期券ロック機能および通常ロック機能を個別にオンまたはオフに切り替えることができる。ライタ112の送信が許可された場合は、ロック機能がオフの状態であり、禁止された場合は、ロック機能がオンの状態である。
本実施形態では、ロック機能がオンのときに、ライタ112からリーダ/ライタ装置80にデータが送信されないようにしているが、ICチップ実行部116とライタ112との信号経路に送信信号を遮断できるスイッチ等を好適に設け、このスイッチを制御してロック機能をオンまたはオフに切り替えるようにしてもよいし、制御部131がICチップ11への電源供給を遮断するようにしてもよい。
ICチップ用アンテナ117は、図4(B)に図示するように、コイルとして機能し、リーダ/ライタ装置80からの電磁波を受けると励磁されて電磁結合する。リーダ/ライタ装置80からの電磁波の強弱変動などによって生成された送信信号が、ICチップ用アンテナ117にて受信され、リーダ111、ライタ112およびICチップ制御部113によりICチップ用アンテナ117側の誘導起電力の変動から受信信号を抽出する。
リーダ111、ライタ112を始め、ICチップ制御部113、ICチップ記憶部114、ICチップ判定部115、やICチップ実行部116は、携帯電話機10側の電源により駆動されるが、ICチップ用アンテナ117からの誘導起電力により駆動されるようにしてもよい。
アンテナ121は、所定の周波数帯域における電磁波を基地局30に向けて送信、あるいは基地局30から受信する。
通信部122は、通話等の音声データ、電子メール等の文字情報、動画像データ等のデータ通信を接続されている基地局30との間で無線通信を行う。通信部122は、制御部131が出力した送信信号を所定の変調方式に変調した後にアンテナ121を介して電波信号として送信し、アンテナ121を介して受信したアシストデータ等の電波信号を変調方式に対応した復調を行って制御部131に受信信号として出力する。
GPSアンテナ123は、所定の周波数帯域における電磁波をGPS衛星20から受信する。
GPS通信部124は、GPSアンテナ123を介してGPS衛星20からGPS情報や航法データ等を受信し、増幅や復調等の処理を施して自機の位置に関する情報を取得し、制御部131に出力する。
制御部131は、位置情報取得部1311を有し、携帯電話機10の全般的な動作を統括的に制御する。すなわち、制御部131は、ICチップ11および携帯電話機10の各種処理(ネットワークを介して行われる音声通話、電子メールの作成とその送受信、WEBサイトの閲覧等の制御)がユーザによる操作部14の操作に応じて適切な手順で実行されるように、各構成部の動作を制御する。この制御には、たとえば通信部122、GPS通信部124における電波信号の送受信、記憶部132とのアクセス、判定部133および実行部134の制御、音声処理部161,162における音声の入出力、表示部15における画像の表示等が含まれる。
制御部131は、ICチップ制御部113から判定結果が入力され、定期券機能が使用されている場合、表示部15が定期券機能の使用状況を表示できるように、実行部134を制御する。定期券機能が使用中でない場合であっても、表示部15がその旨を表示するようにしてもよい。制御部131は、判定結果以外にロック機能解除時のパスワード入力画面、残高等のマネー情報等を表示部15が表示するように実行部134を制御する。
制御部131は、パスワード認証によるロック機能の解除時には、判定部133から認証結果が入力され、認証結果が真であれば、ロック機能がオフになるようにICチップ制御部113を制御し、認証結果が偽であれば、ロック機能がオンになるようにICチップ制御部113を制御する。
制御部131は、記憶部132に格納されているモード状態を参照し、次のような処理を行う。
GPSモードにおいて、位置情報取得部1311は、GPS通信部124からGPS情報と航法データが、通信部122からサーバ装置40が取得したアシストデータが入力され、自機の位置を算出する。そして、位置情報取得部1311は、自機の位置と、あらかじめ記憶部132に記憶されている改札機のリーダ/ライタ装置80の位置(所定の位置情報)とを比較する。制御部131は、位置情報取得部1311の比較結果に応じてICチップ制御部113を制御する。
アラームモードにおいて、制御部131は、タイマ135が計時する時刻が所定の時刻に達したとき、当該所定の時刻に応じてICチップ制御部113を制御する。所定の時刻は、たとえば乗車時や降車時の時刻等、定期券機能を使用する時刻に設定すればよい。このアラームモードにおける制御部131の機能は、他のモードにおいても使用できる。
制御部131は、記憶部132に格納されたプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した各種処理を実行する。すなわち、制御部131は、記憶部132に格納されたオペレーションシステムやアプリケーションプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
記憶部132は、たとえば不揮発性の記憶デバイス(フラッシュメモリ)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(SRAM、DRAM)等で構成され、各種のデータを記憶する。
記憶部132の記憶内容には、モード状態、ロック機能の状態、ロック機能解除時にパスワード認証を行うためのパスワードの他に、アラーム時刻等の時刻、乗車および降車時に使用する改札機(リーダ/ライタ装置80)の位置情報、制御部131の出力結果、制御部131が実行するアプリケーションプログラム、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータ、使用者の個人情報、通話相手の名前や電話番号、電子メール等の文字情報、電話番号や個人データ等を管理するアドレス帳、着信音(着信メロディ)、音声メッセージ等の音声データ、画像データ等が含まれる。
タイマ135は、アラーム機能を実行するために設けられ、時刻を計時し、設定された時刻に達すると、その旨を制御部131に通知する。
判定部133は、パスワード認証によるロック機能解除時に、ユーザのキー操作によるパスワードが制御部131を介して入力され、あらかじめ記憶部132に格納されているパスワードと照合するパスワード認証を行い、認証結果を制御部131に出力する。
実行部134は、制御部131から入力された判定結果、ロック機能解除時のパスワード入力画面、マネー情報等を表示部15に表示させる。
操作部14は、たとえば電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど各種機能が割り当てられた複数のキーを有する。操作部14は、これらのキーがユーザによって操作された場合、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部131に出力する。
表示部15は、たとえば液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示デバイスであって、制御部131から供給され、実行部134を介して入力された映像信号に応じた種々の情報を表示する。
表示部15が表示する情報には、パスワード入力画面、現在のロック機能の状態、電子マネー情報の他、発信時(着信時)における通話先の電話番号、電子メール等の文字情報、WEBサイト、動画像、日付等の時間情報、電池残量、発信成否、待ち受け画面等が含まれる。
音声処理部161は、マイクロフォン163から入力された音声を増幅し、アナログ・デジタル(A/D)変換を行い、さらに符号化等の処理を施し、デジタルの音声データに変換した上で制御部131に出力する。
音声処理部162は、制御部131から供給された音声データに符号化、デジタル・アナログ(D/A)変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換した上でスピーカ164に出力する。
なお、図3に図示する構成要素の内、制御部131、記憶部132、判定部133、実行部134、タイマ135、ICチップ制御部113、ICチップ記憶部114、ICチップ判定部115およびICチップ実行部116の機能は、ソフトウェアとして処理され、その他の構成要素の機能はハードウェアとして処理される。ソフトウェアとして処理される構成要素は、全てあるいはその一部の処理がハードウェアとして処理されるものであってもよい。
(基本モード)
以下に、通信システム1を構成する携帯電話機10の動作をモードごとに説明する。
はじめに、基本モードについて説明する。図5は、本実施形態に係る基本モードについて説明するためのフローチャートである。図5(A)はステップST1〜ST4は乗車時の処理であり、図5(B)はステップST5およびST6は降車時の処理である。
以下の説明において、乗車とは、ユーザが改札機に取り付けられているリーダ/ライタ装置80に携帯電話機10の筐体をかざして通信し、駅構内等に入場することを言うものとし、降車とは、ユーザが乗車後に再びリーダ/ライタ装置80に携帯電話機10の筐体をかざして通信し、駅構内等から出場することを言うものとする。
(ステップST1)
ユーザはモードを基本モードに設定する。選択されたモードは、記憶部132およびICチップ記憶部114に格納される。
セキュリティ確保のため、すべてのロック機能がオンに設定される。このとき、ICチップ制御部113は、ICチップ記憶部114に格納されたモードの状態を読み出すと、定期券ロック機能および通常ロック機能共にオンに切り替える切り替え信号をICチップ実行部116に出力する。ICチップ実行部116は、制御部131からの制御に基づいてライタ112の送信を禁止する。
(ステップST2)
乗車前に、ICチップ判定部115は、定期券機能が使用されているか否かを判定し、判定結果を制御部131に出力する。
(ステップST3)
ICチップ制御部113は、定期券機能が使用中の場合(YES)、定期券ロック機能がオフに、通常ロック機能がオンとなるようにICチップ実行部116を制御し、定期券機能の使用状況を制御部131に出力する。ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113から定期券ロック機能をオフに切り替える旨の切り替え信号を受け、ライタ112の送信を許可する。そして、制御部131は、表示部15が定期券機能の使用状況(定期券が使用中の旨)を表示できるように、実行部134を制御する。
これにより、ユーザが乗車時に携帯電話機10の筐体をリーダ/ライタ装置80にかざすと、リーダ111およびライタ112が認証処理等を行って、通信が開始され、定期券に関する電子マネー情報のやり取りが行われる。
(ステップST4)
一方、ICチップ制御部113は、定期券機能が使用中でない場合(NO)、すべてのロック機能がオンとなるようにICチップ実行部116を制御する。ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113からロック機能をオンに切り替える旨の切り替え信号を受け、ライタ112の送信を禁止する。
(ステップST5)
降車前に、ICチップ制御部113は、ICチップ記憶部114からロック状態を読み出し、ロック機能がオンの場合(YES)、定期券ロック機能がオンになるようにICチップ実行部116を制御する。ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113から定期券ロック機能をオンに切り替える旨の切り替え信号を受け、ライタ112の送信を禁止する。
(ステップST6)
一方、ICチップ制御部113は、ICチップ記憶部114からロック状態を読み出し、ロック機能がオフの場合(NO)、ICチップ制御部113は、定期券ロック機能がオフに、通常ロック機能がオンになるようにICチップ実行部116を制御し、定期券機能の使用状況を制御部131に出力する。ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113から定期券ロック機能をオフに切り替える旨の切り替え信号を受け、ライタ112の送信を許可し、定期券機能に関する電子マネー情報のやりとりが行われる。制御部131は、表示部15が定期券機能の使用中である旨を表示できるように、実行部134を制御する。
以上述べた基本モードにより、ICチップ11の全機能がロックされていても、乗車時および降車時には定期券ロック機能が自動的に解除される。
次に、GPSモードについて、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係るGPSモードについて説明するための図である。
(ステップST1a)
乗車前に、ユーザはモードをGPSモードに設定するものとする。選択されたモードは、基本モード時と同様に、記憶部132およびICチップ記憶部114に格納される。その後、基本モードのステップST1の処理が行われる。
(ステップST2a)
乗車時には、基本モードのST2〜ST4の処理が行われるが、図6では、定期券機能が使用中の場合について説明する。
乗車前に、ICチップ制御部113は、定期券機能が使用中であるため、定期券ロック機能および通常ロック機能が共にオフとなるようにICチップ実行部116を制御し、定期券機能の使用状況を制御部131に出力する。ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113からすべてのロック機能をオフに切り替える旨の切り替え信号を受け、ライタ112の送信を許可する。制御部131は、表示部15が定期券機能の使用状況(定期券が使用中の旨)を表示できるように、実行部134を制御する。
乗車時に、ユーザが乗車時に携帯電話機10の筐体をリーダ/ライタ装置80にかざすと、リーダ111およびライタ112が認証処理等を行って通信が開始され、定期券に関する電子マネー情報のやり取りが行われることにより、乗車が可能となる。
(ステップST3a)
乗車後に、タイマ135が計時する時刻が所定時間経過すると、ICチップ制御部113は、制御部131からの制御によって、定期券ロック機能および通常ロック機能が共にオンとなるようにICチップ実行部116を制御する。この所定時間は、ユーザが改札機を通過できる程度の時間等に設定すればよい。
(ステップST4a)
降車前に、位置情報取得部1311は、GPS通信部124からGPS情報と航法データが、通信部122からサーバ装置40が取得したアシストデータが入力され、自機の位置を算出する。そして、位置情報取得部1311は、自機の位置と、あらかじめ記憶部132に記憶されている改札機のリーダ/ライタ装置80の位置とを比較し、この比較結果が所定の条件を満たすと、制御部131は、定期券ロック機能のみがオフになるようにICチップ制御部113を制御する。この所定の条件は、たとえば自機の位置が改札機の位置から半径5m圏内に入った場合など、好適に設定できる。
このとき、ICチップ制御部113は、定期券ロック機能のみがオフになるようにICチップ実行部116を制御し、定期券機能の使用状況を制御部131に出力する。ICチップ実行部116は、ICチップ制御部113から定期券ロック機能をオフに切り替える旨の切り替え信号を受け、ライタ112の送信を許可する。制御部131は、表示部15が定期券機能の使用状況を表示できるように、実行部134を制御する。
降車時に、ユーザが携帯電話機10の筐体をリーダ/ライタ装置80にかざすと、リーダ111およびライタ112が認証処理等を行って通信が開始され、定期券に関する電子マネー情報のやり取りが行われることにより、降車が可能となる。
以上述べたGPSモードにより、乗車時にICチップ11の全機能のロックが解除され、降車前にGPS衛星20の利用によって自機の位置算出が算出され、定期券ロック機能のみが解除される。
なお、本実施例において、GPS衛星20により、携帯電話機10の位置を算出したもの、本実施例はこれに限定されるものではなく、他の位置検出手段によって携帯電話機10とリーダ/ライタ装置80の位置が検出されるようになっても良い。
次に、アラームモードについて、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係るアラームモードについて説明するための図である。
(ステップST1b〜ST3b)
ユーザはモードをアラームモードに設定するものとする。そして、GPSモード時のステップST1a、ST2a、ST3aと同様の処理が順に行われる。
(ステップST4b)
降車前に、制御部131は、タイマ135が計時している時刻が設定時刻に達したとき、定期券ロック機能のみがオフになるようにICチップ制御部113を制御する。この設定時刻は、電車の到着時刻などに設定される。その後は、GPSモード時と同様の処理が行われる。
以上述べたアラームモードにより、降車前に定期券ロック機能のみが自動的に解除される。
最後に、フルロックモードについて、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るフルロックモードについて説明するための図である。
(ステップST1d、ST2d)
ユーザはモードをフルロックモードに設定するものとする。そして、GPSモード時のステップST1aおよびST2aと同様の処理が順に行われる。
(ステップST3d)
乗車後に、タイマが計時する時刻が所定時間経過すると、ICチップ制御部113は、引き続き定期券ロック機能がオフに、通常ロック機能がオンになるようにICチップ実行部116を制御する。
(ステップST4d)
降車後に、制御部131は、GPS機能あるいはアラーム機能を使用し、定期券ロック機能がオンになるようにICチップ制御部113を制御する。
以上述べたフルロックモードにより、乗車後から降車後に改札機を通過するまで定期券ロック機能がオフに、降車後に改札機を通過した後は全ての機能がロックされる。
以上述べた本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
セキュリティ確保のため、ICチップに常時ロックを掛けていても、乗車時および降車時に改札機を通過するときは、自動的に定期券機能のロックが解除されるので、パスワード認証等を行う必要がなく、セキュリティを確保したまま利便性を向上させることができる。
GPSモードでは、ユーザの位置に合わせて精度よく定期券機能を利用可能にできるという利点があり、アラームモードでは、携帯電話機の処理に負荷を掛けることなく定期券機能を利用可能にできるという利点がある。
特にフルロックモードを有する携帯電話は、不必要にICチップに流れる電流を遮断するため、消費電流量を抑えることが可能となる。
降車時における、定期券機能のロック機能を自動的に解除することが可能となるために、ユーザは、降車時にロック解除を行う必要がない。従って、本発明によって、携帯電子機器の、ユーザビリティを向上させることが可能となる。
また、昨今市場に流通している携帯電話のほとんどにすでに搭載されている、GPSモードを利用することが可能となるので、従来製品に比して部品点数を増やすことなく本発明は実現可能となる。
また、タイマ部(アラーム時計機能)は、昨今市場に流通している携帯電話のほとんどに搭載されている。そして、乗車券機能は、通勤及び通学に使われることが多い為、毎日同じ時間に使用されることが多い。従って、本発明は、部品点数を従来に比して増やすことなく実現可能である。同時に、特に通勤及び通学などの電車の乗降時間が決まっている場合において、特に有用である。
以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することが可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
ロック機能の解除方法は、パスワード認証に限定されず、携帯電話機10の筐体にロック機能解除用のボタン等を設け、このボタンが押下されたときにロック機能が解除されるようにしてもよい。ICチップ11は、接触型であってもよい。
本実施形態では、電子マネー機能を定期券として鉄道で利用する例を挙げたが、たとえばバスのように、乗車時(降車時)に一度だけ電子マネー機能を利用するような場合であっても本発明が適用可能で、本発明が交通機関の他、小売店等での使用に適用できることは言うまでもない。
本実施形態では、携帯電子機器として携帯電話機を採用したが、携帯電子機器はPHS(Personal Handy phone System)やその他のモバイル機器であってもよく、本発明はその範囲内であらゆる携帯電子機器に適用できる。
なお、本発明は、電車の乗降車について説明したが、実施形態はこれに限定されない。例えば、本発明はバスの乗降車に適用することができる。本発明は交通機関への適用だけでなく、例えば映画館及び美術館といった施設の入退場に対して適用することができる。
実施形態に係る通信ネットワークに関する図である。 実施形態に係る電子マネー機能の使用時について説明するための図である。 実施形態に係る携帯電話機の構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る携帯電話機の外観例を示す図である。 実施形態に係る基本モードについて説明するためのフローチャートである。 実施形態に係るGPSモードについて説明するための図である。 実施形態に係るアラームモードについて説明するための図である。 実施形態に係るフルロックモードについて説明するための図である。
符号の説明
10…携帯電話機、11…ICチップ、111…リーダ、112…ライタ、113…ICチップ制御部、114…ICチップ記憶部、115…ICチップ判定部、116…ICチップ実行部、117…ICチップ用アンテナ、121…アンテナ、122…通信部、123…GPSアンテナ、124…GPS通信部、131…制御部、1311…位置情報取得部、132…記憶部、133…判定部、134…実行部、135…タイマ、14…操作部、15…表示部、161、162…音声処理部、163…マイクロフォン、164…スピーカ、20…GPS衛星、30…基地局、40…サーバ装置、50…無線ネットワーク、60…処理ノード、70…アプリケーションサーバ装置、80…リーダ/ライタ装置、90…広域ネットワーク

Claims (5)

  1. 外部通信機器と通信することによって、電子情報を前記外部通信機器と送受信する送受信機能部と、
    当該送受信機能部による前記外部通信機器との通信が終了したことを契機として機能制限をかける機能制限部と、
    当該通信が終了したことを契機として、前記機能制限部によって前記送受信機能部の機能制限が行われた場合、所定の条件に基づき、前記機能制限部による前記送受信機能部の機能制限を解除する、機能制限解除部と、
    を備えることを特徴とする携帯電子機器。
  2. 位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
    前記機能制限解除部は、前記位置情報取得部により取得した位置情報に基づき所定のエリアにいると判定したことを前記所定の条件として、前記機能制限部による機能制限を解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記所定のエリアは、予め設定された駅の位置に基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記機能制限解除部は、現在の時刻が所定の時刻であると判定されることを前記所定の条件として、前記機能制限部による機能制限を解除する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の携帯電子機器。
  5. 前記所定の時刻とは、前記通信が終了してから所定時間後の時間に基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項4に記載の携帯電子機器。
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