JP2002027551A - 遠隔制御装置、携帯機器、及び携帯機器の遠隔制御方法 - Google Patents

遠隔制御装置、携帯機器、及び携帯機器の遠隔制御方法

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JP2002027551A
JP2002027551A JP2000204816A JP2000204816A JP2002027551A JP 2002027551 A JP2002027551 A JP 2002027551A JP 2000204816 A JP2000204816 A JP 2000204816A JP 2000204816 A JP2000204816 A JP 2000204816A JP 2002027551 A JP2002027551 A JP 2002027551A
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remote control
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portable device
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Takao Kubo
隆男 久保
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East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯機器の使用を防止することができる遠隔
制御装置、携帯機器、及び携帯機器の遠隔制御方法を実
現する。 【解決手段】 自動改札機1は、携帯電話機2に内蔵さ
れたICチップから切符データを読み取り、その読み取
った切符データに基づいて改札処理を行い、この改札処
理時に、携帯電話機2が有する機能を制限するための制
御信号を送信する。携帯電話機2は、自動改札機1から
送信された制御信号を無線で受信し、この受信した制御
信号に従って自機器を制御する。これにより、マナーモ
ード区間6(駅構内や列車3内)において、携帯電話機
2の使用を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯機器に対して、当該機器が有する機能を遠隔で制御す
るための遠隔制御装置、携帯機器、及び携帯機器の遠隔
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やヘッドホンステレオ
(携帯型再生装置)等の携帯機器が普及し、日常的に使
用されている。これらの携帯機器は小型化且つ軽量化が
なされ、いつでもどこでも手軽に使用できるので、利用
者にとっては非常に便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それら
の携帯機器は、いつでもどこでも手軽に使用可能で非常
に便利であるが故に、利用者が携帯機器を使用する際、
その使用環境への配慮が成されないという問題が起きて
いる。例えば、携帯電話機の利用者は、列車内など大勢
の人がいるような場所においても電話可能であり、その
話し声が周囲の人にとっては非常に煩わしい。また、ヘ
ッドホンステレオの場合も、利用者には心地よい音であ
っても、周囲に漏れてきた音は、それを聴かされる人に
対して騒音となる。
【0004】特に、携帯電話機の場合には、利用者の話
し声だけでなく、着信時や通話時など電源オン状態にて
発せられる電波が他の電子機器、例えばペースメーカな
どの医療機器に及ぼす影響が懸念されており、問題はよ
り深刻である。このように、列車内など公共の場所にお
ける携帯電話の使用は、社会的に大きな問題となってい
る。
【0005】上記理由から、利用者に対して携帯電話の
使用を控えるよう促す放送が日常茶飯事となっている
が、利用者にしてみれば、特定の場所(列車内、映画
館、病院など)において携帯電話の電源をオフにした
り、着信音等の音を発しないモードに切り替えることは
煩わしく、特定場所における携帯電話の使用防止に対し
て有効な手段となっていない。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、携帯機器の使用を防止するこ
とができる遠隔制御装置、携帯機器、及び携帯機器の遠
隔制御方法を提供することにある。また、特定場所にお
いて携帯機器の使用を防止することができる遠隔制御装
置、携帯機器、及び携帯機器の遠隔制御方法を提供する
ことも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の遠隔制御装置の発明は、機器が
有する機能を制限するための制御信号を無線で送信する
制御信号送信手段を具備することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記制御信号を受信可能な機器が所定
領域に進入したことを検知する領域進入検知手段を備
え、前記制御信号送信手段は、前記検知結果に基づい
て、前記制御信号を送信することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記制御信号は、前記
機器の電源制御を行うことを特徴とする。請求項4に記
載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明にお
いて、前記制御信号は、前記機器の音の発生を制限する
ことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかの項に記載の発明において、前記遠隔
制御装置は、出入り口に設けられたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいず
れかの項に記載の発明において、前記遠隔制御装置は、
自動改札機に備えられ、前記自動改札機により改札が行
われた時に前記制御信号を送信することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の携帯機器の発明は、機器
の機能を制限するための制御信号を無線で受信する信号
受信手段と、前記信号受信手段により受信された制御信
号に従って、自機器を制御する制御手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記携帯機器は、携帯電話機であり、
前記信号受信手段は前記携帯電話機により無線電話で使
用される通信手段とは異なるものであることを特徴とす
る。請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明に
おいて、前記制御手段は、前記制御信号に従って、電源
制御あるいは音の発生制限を行うことを特徴とする。
【0013】請求項10に記載の発明は、請求項7に記
載の発明において、前記携帯機器は、携帯型再生装置で
あり、前記制御手段は、前記制御信号に従って、音の発
生制限を行うことを特徴とする。請求項11に記載の発
明は、請求項7乃至請求項10のいずれかの項に記載の
発明において、前記信号受信手段は、自機器に内蔵され
たICチップであることを特徴とする。
【0014】請求項12に記載の発明は、無線で信号を
受信可能な携帯機器の遠隔制御方法であって、前記遠隔
制御方法は、前記携帯機器が有する機能を制限するため
の制御信号を無線で送信する過程を含むことを特徴とす
る。
【0015】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明において、前記携帯機器が所定領域に進入し
たことを検知する過程と、前記検知結果に基づいて、前
記制御信号を送信する過程とをさらに含むことを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態を適用した鉄道システムの構成例を示すブロック図で
ある。この図1に示す鉄道システムでは、使用防止対象
の携帯機器が携帯電話機2であり、使用防止対象の特定
場所が駅構内や列車3内(マナーモード区間6)であ
る。
【0017】図1において、自動改札機1は、切符デー
タが記録された磁気券やICチップ等の記録媒体からそ
の切符データを読み取り、その読み取った切符データに
基づいて改札処理を行う。ここでいうICチップは携帯
電話機2またはICカードのいずれかに内蔵されたもの
を指す。また、自動改札機1は、本発明の一実施形態に
よる遠隔制御装置を備え、切符データを読み取ったIC
チップが携帯電話機2に内蔵されている場合には、その
改札処理時に、携帯電話機2が有する機能を制限するた
めの制御信号を送信する。
【0018】携帯電話機2は、無線電話機能部と切符デ
ータを記録可能なICチップを内蔵しており、利用者に
より切符として使用される。この携帯電話機2は、上記
自動改札機1から送信された制御信号を無線で受信し、
この受信した制御信号に従って自機器を制御する。入場
口4は、鉄道利用者がマナーモード区間6へ入場するた
めの入口領域であり、入場改札用の自動改札機1が設置
されている。出場口5は、鉄道利用者がマナーモード区
間6から出場するための出口領域であり、出場改札用の
自動改札機1が設置されている。
【0019】なお、図1に示す鉄道システムにおいて
は、携帯電話機2に内蔵されたICチップが切符データ
を記憶しており、自動改札機1によりその切符データが
非接触で読み取られて改札処理が行われる。この改札処
理の結果に応じて、自動改札機1は駅構内へ通じるゲー
トの開閉を行う。また、携帯電話機2に内蔵されたIC
チップがストアード・フェア(SF)カードデータを記
憶している場合には、この携帯電話機2のICチップに
記憶されたSFカードデータが、自動改札機1により非
接触で読み取られて運賃精算処理が行われる。このSF
カードデータとは、プリペイドカードに記録されるデー
タの一種であって、予め運賃として支払われた料金情報
を示すデータである。
【0020】図2は、本発明の一実施形態による遠隔制
御装置を備えた図1に示す自動改札機1の構成例を示す
ブロック図である。なお、図2に示す自動改札機1に
は、本発明の一実施形態による遠隔制御装置に関するブ
ロックのみを示しており、磁気券に対する切符データの
読み書き部などは省略している。図2において、符号1
1は、携帯電話機2やICカードに内蔵されたICチッ
プと無線通信により切符データ等のデータを送受信し、
この送受信データを処理する送受信処理部である。この
送受信処理部11は、自動改札機1の所定位置に設けら
れたアンテナと無線送受信器及びICチップ読み書き処
理部を備え、携帯電話機2またはICカードが所定位置
にかざされると、それらに内蔵されたICチップに対し
て、無線通信により非接触でデータの読み出しまたは書
き込みを行う。符号12は、送受信処理部11により読
み取られた切符データに基づいて、駅構内への入場ある
いは駅構内からの出場に伴う改札処理を行う改札処理部
である。
【0021】符号13は、送受信処理部11により切符
データを読み取ったICチップが携帯電話機2に内蔵さ
れている場合、改札処理部12の改札処理時に、携帯電
話機2が有する機能を制限するための制御信号を作成し
て送受信処理部11へ出力する制御信号作成部である。
この制御信号作成部13から出力された制御信号は、送
受信処理部11によって無線で送信される。
【0022】なお、上述した図1に示す自動改札機1に
おいて、本発明の一実施形態による遠隔制御装置は、送
受信処理部11と制御信号作成部13とから構成されて
いるが、送受信処理部11は、改札処理部12のデータ
送受信にも兼用される。
【0023】図3は、図1に示す本発明の一実施形態に
よる携帯電話機2(携帯機器)の構成を示すブロック図
である。この図において、ICチップ41以外のブロッ
クは、従来より携帯電話機が備えるブロックである。符
号21は、回路各部を制御するCPU(中央処理装置)
である。符号22は、CPU21のプログラムが記憶さ
れていると共に、電話の着信音メロディを発生するため
の着信メロディデータが記憶されたROM(リードオン
リメモリ)である。符号23は、データ一時記憶用のR
AM(ランダムアクセスメモリ)であり、呼発信用の電
話番号等が一時記憶される。符号24は、電話番号等の
入力用のテンキー、各種ファンクションキー等が設けら
れた操作部、符号25は、液晶表示パネルおよび表示制
御回路から構成された表示部である。
【0024】符号26は、アンテナ27を有する通信部
であり、電話送信データを搬送波に乗せてアンテナ27
から送信し、また、アンテナ27を介して着信した着信
信号を復調してCPU21または音声処理部28へ出力
する。音声処理部28はマイクロフォン29から出力さ
れた音声信号をディジタルデータに変換し、さらに圧縮
し送信データとして通信部26へ出力し、また、通信部
26から出力される音声データをアナログ音声信号に変
換し、スピーカ30へ出力する。符号31は、CPU2
1によってROM22から読み出されて出力される着信
メロディデータをアナログ信号に変換し、スピーカ32
へ出力する着信音発生部である。符号33は、CPU2
1の指示に従って各ブロックへ供給する電力のオンオフ
制御を行う電源制御部である。
【0025】符号41は、切符データを記録可能なIC
チップであり、携帯電話機2の機能を制限するための制
御信号を無線で受信してCPU21へ出力する。このI
Cチップ41から出力された制御信号に従って、CPU
21が自機器を制御する。なお、上記ICチップ41
は、CPU、このCPUで実行されるプログラムが格納
されるROM、RAM、書き込み可能な不揮発性メモ
リ、無線送受信器及びアンテナなどで構成されており、
図2に示す自動改札機1の送受信処理部11と無線通信
を行う。この無線通信によって、ICチップ41は上記
制御信号を受信する。
【0026】また、ICチップ41内の不揮発性メモリ
には、切符データが記録されており、同様の無線通信に
より、自動改札機1から非接触で切符データの読み出し
または書き込みが行われる。また、ICチップ41は、
自アンテナで受信した電波から得られる電力によって動
作してもよく、あるいは携帯端末機2の電源からICチ
ップへ電力が供給されるようにしてもよい。
【0027】なお、上記ICチップ41に対する切符デ
ータの記録は切符購入時に行われるが、その切符データ
の書き込みは、ICチップ対応の切符発行機によって行
われてもよく、あるいは、携帯電話機2にICチップ4
1へデータの読み書きを行うICチップ読み書き部を備
え、利用者が購入した切符データを無線電話回線を介し
て取得し、そのICチップ読み書き部によってICチッ
プ41へ記録するようにしてもよい。
【0028】次に、図1〜図4を参照して、上述した図
1の鉄道システムで携帯電話機2の使用が防止される動
作について説明する。図4は、携帯電話機2の使用が防
止される処理の流れを示すシーケンス図である。以下、
利用者が、入場口4からマナーモード区間6へ入場する
場合を説明する。先ず、利用者は、携帯電話機2のIC
チップ41へ切符データを記録させた後に、入場口4へ
進入して、自動改札機1のアンテナが設けられた所定位
置に携帯電話機2をかざす。次いで、自動改札機1の送
受信処理部11は、無線通信でICチップ存在確認を行
う(ステップS1)。
【0029】このICチップ存在確認に対して、携帯電
話機2のICチップ41は、携帯電話機に内蔵されたI
Cチップであることの通知も含めてICチップ存在応答
を行う。このICチップ存在応答によって、送受信処理
部11は、ICチップ41の存在と、自動改札機1から
送信する制御信号を受信可能な携帯電話機2が入場口4
へ進入したことを検知する(ステップS2)。次いで、
送受信処理部11からICチップ41の存在が通知され
ると、自動改札機1の改札処理部12は、送受信処理部
11を介してICチップ41との間で切符データを読み
書きし、改札処理を行う(ステップS3)。
【0030】次いで、自動改札機1の制御信号作成部1
3は、送受信処理部11により携帯電話機2の入場口4
への進入が通知され、且つ改札処理部12から改札処理
結果として入場許可が通知されると、携帯電話機2が有
する機能を制限するための制御信号を作成して送受信処
理部11へ出力する。送受信処理部11は、この制御信
号作成部13から出力された制御信号をICチップ41
に対して無線で送信する(ステップS4)。
【0031】次いで、携帯電話機2のICチップ41
は、自動改札機1から送信された制御信号を受信する
と、CPU21へ出力する。このICチップ41から入
力された制御信号に従って、CPU21は、携帯電話機
2の動作を制御する。次いで、自動改札機1は、上記改
札処理の結果が入場許可なのでマナーモード区間6へ進
入するためのゲートを開く。このゲートを通過して、上
記機能制限された携帯電話機2が利用者と共にマナーモ
ード区間6へ進入する。
【0032】なお、上述した入場口4に設置された自動
改札機1の制御信号作成部13は、上記携帯電話機2が
有する機能を制限するための制御信号として、以下に示
すいずれかのマナーモードの設定信号を作成する。
【0033】(1)完全マナーモード 完全マナーモードとは、携帯電話機2の電源をオフにす
るモードである。この完全マナーモードに設定させる信
号が完全マナーモード設定信号であり、携帯電話機2の
CPU21は、受信された完全マナーモード設定信号に
従って、電源制御部33に対して電源オフを指示し、携
帯電話機2は電源オフとなる。したがって、入場口4に
設置された自動改札機1が、完全マナーモード設定信号
を送信して、携帯電話機2を完全マナーモードに設定す
ることによって、マナーモード区間6における携帯電話
機2の使用を防止することができる。
【0034】(2)音声マナーモード 音声マナーモードとは、携帯電話機2の着信音を未発生
にするモードである。この音声マナーモードに設定させ
る信号が音声マナーモード設定信号であり、携帯電話機
2のCPU21は、受信された音声マナーモード設定信
号に従って、着信音発生部31に対して着信メロディデ
ータを未出力とする。この結果、マナーモード区間6に
おいては、電話着信時に着信音が鳴ることがなくなり、
利用者に対してマナーモード区間6に居ることを気付か
せ、携帯電話機2の使用を控えるよう促すことができ
る。
【0035】なお、出場口5に設置された自動改札機1
の制御信号作成部13が、上記携帯電話機2に設定され
たマナーモードを解除するためのマナーモード解除信号
を作成するようにし、マナーモード区間6から出場する
利用者の携帯電話機2のマナーモードを解除するように
してもよい。また、このマナーモード解除時において、
利用者が駅構内から出場するために、出場口5へ進入し
て自動改札機1に携帯電話機2をかざした場合も、上述
した図4の処理シーケンスと同様の処理が行われる。
【0036】以上説明したように、本発明による遠隔制
御装置を自動改札機1に備え、自動改札機1により改札
が行われた時に携帯電話機2が有する機能を制限するた
めの制御信号を無線で送信するようにすれば、マナーモ
ード区間6に進入する携帯電話機2に対してのみその機
能制限を行うようにすることができる。したがって、マ
ナーモード区間6に進入しない携帯電話機2の機能を誤
って制限することを防ぐことができる。
【0037】なお、上述した実施形態においては、制御
信号作成部13が完全マナーモードまたは音声マナーモ
ードのいずれかの設定信号を作成するようにしたが、携
帯電話機2が有する機能を制限するための制御信号はこ
れらに限定されるものではない。例えば、携帯電話機2
の発信または着信を制限させる信号であってもよく、そ
れらの組合せの制限を行わせる信号であってもよい。
【0038】また、携帯電話機2にタイマ機能を設け、
制御信号作成部13が、携帯電話機2の機能制限開始ま
での待ち時間を当該制御信号に含めて作成するようにし
てもよい。この場合には、携帯電話機2のCPU21
は、受信された制御信号に従って待ち時間をタイマに設
定して起動し、その待ち時間経過後に機能制限を行う。
【0039】なお、上述した実施形態においては、使用
防止対象の携帯機器を携帯電話機2としたが、上記IC
チップ41とこのICチップ41により受信された制御
信号に従って自機器を制御する制御手段を備えた他の携
帯機器であってもよい。例えば、ヘッドホンステレオ
(携帯型再生装置)にICチップ41を備え、制御信号
作成部13が、ヘッドホンステレオの音の発生を制限す
るための制御信号を作成するようにしてもよい。ここで
いう音の発生の制限は、発生する音量を小さくすること
をいう。
【0040】なお、上述した実施形態においては、鉄道
システムに適用した構成例について説明したが、他の特
定場所において携帯機器の使用を防止するように構成す
ることもできる。例えば、病院の出入り口に設けられた
遠隔制御装置が、携帯電話機2の病院内(使用防止対象
の特定場所)への進入を検知し、この検知結果に基づい
て携帯電話機2の電源をオフにするための制御信号を無
線で送信するようにすれば、病院内において携帯電話機
2の使用を防止することができる。この場合は、使用防
止対象の特定場所(病院内)自体を進入検知対象の所定
領域としている。
【0041】また、映画館やコンサート会場、その他公
共施設の出入り口にその遠隔制御装置を設けるようにし
ても、同様の効果が得られる。また、図2に示す自動改
札機1と同様に、映画館やコンサート会場などに入場す
るための切符を改札する自動改札機に遠隔制御装置を備
えるようにしてもよい。
【0042】なお、上述した実施形態においては、遠隔
制御装置が、特定場所または特定場所に進入可能な所定
領域に進入したことを検知する領域進入検知手段を具備
するようにしたが、この領域進入検知手段を具備せず、
常時、機器が有する機能を制限するための制御信号を無
線で送信するようにしてもよい。
【0043】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
等も含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機器が有する機能を制限するための制御信号を無線で送
信するようにしたので、その制御信号を受信可能な携帯
機器の使用を防止する効果が得られる。
【0045】さらに、制御信号を受信可能な機器が所定
領域に進入したことを検知するようにして、この検知結
果に基づいて制御信号を送信するようにすれば、その所
定領域またはその所定領域から進入可能な特定場所な
ど、使用防止対象の特定場所において携帯機器の使用を
防止する効果も得られる。
【0046】さらに、本発明の遠隔制御装置を自動改札
機に備え、自動改札機により改札が行われた時に制御信
号を送信するようにすれば、使用防止対象の特定場所に
進入する携帯機器に対してのみ、その機能制限を行うよ
うにすることが可能である。したがって、使用防止対象
の特定場所に進入しない携帯機器の機能を誤って制限す
ることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を適用した鉄道システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による遠隔制御装置を備
えた図1に示す自動改札機1の構成例を示すブロック図
である。
【図3】 図1に示す本発明の一実施形態による携帯電
話機2(携帯機器)の構成を示すブロック図である。
【図4】 図1に示す鉄道システムで携帯電話機2の使
用が防止される処理の流れを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 自動改札機 2 携帯電話機 3 列車 4 入場口 5 出場口 6 マナーモード区間 11 送受信処理部 12 改札処理部 13 制御信号作成部 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 操作部 25 表示部 26 通信部 27 アンテナ 28 音声処理部 29 マイク 30、32 スピーカ 31 着信音発生部 33 電源制御部 41 ICチップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器が有する機能を制限するための制御
    信号を無線で送信する制御信号送信手段を具備すること
    を特徴とする遠隔制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御信号を受信可能な機器が所定領
    域に進入したことを検知する領域進入検知手段を備え、 前記制御信号送信手段は、前記検知結果に基づいて、前
    記制御信号を送信することを特徴とする請求項1に記載
    の遠隔制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御信号は、前記機器の電源制御を
    行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    遠隔制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号は、前記機器の音の発生を
    制限することを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の遠隔制御装置。
  5. 【請求項5】 前記遠隔制御装置は、出入り口に設けら
    れたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    の項に記載の遠隔制御装置。
  6. 【請求項6】 前記遠隔制御装置は、自動改札機に備え
    られ、前記自動改札機により改札が行われた時に前記制
    御信号を送信することを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかの項に記載の遠隔制御装置。
  7. 【請求項7】 機器の機能を制限するための制御信号を
    無線で受信する信号受信手段と、 前記信号受信手段により受信された制御信号に従って、
    自機器を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする携帯機器。
  8. 【請求項8】 前記携帯機器は、携帯電話機であり、前
    記信号受信手段は前記携帯電話機により無線電話で使用
    される通信手段とは異なるものであることを特徴とする
    請求項7に記載の携帯機器。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記制御信号に従っ
    て、電源制御あるいは音の発生制限を行うことを特徴と
    する請求項8に記載の携帯機器。
  10. 【請求項10】 前記携帯機器は、携帯型再生装置であ
    り、前記制御手段は、前記制御信号に従って、音の発生
    制限を行うことを特徴とする請求項7に記載の携帯機
    器。
  11. 【請求項11】 前記信号受信手段は、自機器に内蔵さ
    れたICチップであることを特徴とする請求項7乃至請
    求項10のいずれかの項に記載の携帯機器。
  12. 【請求項12】 無線で信号を受信可能な携帯機器の遠
    隔制御方法であって、 前記遠隔制御方法は、 前記携帯機器が有する機能を制限するための制御信号を
    無線で送信する過程を含むことを特徴とする携帯機器の
    遠隔制御方法。
  13. 【請求項13】 前記携帯機器が所定領域に進入したこ
    とを検知する過程と、 前記検知結果に基づいて、前記制御信号を送信する過程
    と、 をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の携帯
    機器の遠隔制御方法。
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