JP2006267687A - 情報処理装置、不正撮影防止方法、不正撮影防止プログラム - Google Patents

情報処理装置、不正撮影防止方法、不正撮影防止プログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、撮影機能を有する情報処理装置から、個々の撮影対象物に対して、確実に不正撮影を防止する方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係る情報処理装置は、撮影機能を有し、無線ICタグを搭載した対象物を撮影することが可能な情報処理装置において、該撮影機能を動作した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成部と、該撮影対象物チェック信号を送信し、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信可能とする信号送受信部と、該応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮影機能を有するカメラ付き携帯電話機等を使用して、書店において書籍の必要な部分のみを撮影して情報を保存し、書籍を購入せずに撮影した情報を店外に持ち出しする、いわゆるデジタル万引きの防止、及び人物の盗撮などによる肖像権やプライバシーの侵害を防止する技術に関する。
近年、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラの進歩は目覚しく、小型化が進んでいる。そしてカメラは携帯電話機などへも標準装備されるようになっている。
これらの情報処理装置では撮影した静止画データ及び動画データをパソコンなどへ保存し再生・編集したり、メール機能等の通信機能を利用して外部へ転送することが可能である。
特にカメラ付携帯電話機での撮影及びデータの保存・転送は多くの人々に利用されている。
また外部通信では、携帯電話に赤外線通信やBluetoothを搭載することで通信の多様性、操作性及び利便性の向上が図られている。
撮影が便利になる一方で、盗撮等による撮影対象物の著作権、肖像権、プライバシーの侵害が社会的な問題となっている。
それらの不正な撮影を防止する従来技術として、撮影時に擬似的なシャッター音等の音声を発生することや、発光物により光を発生することにより、撮影が行われていることを報知して、周囲に注意を促す技術がある。
さらに著作権の保護を目的とする従来技術として、以下の特許文献が存在する。
特開2003−179741号 上記文献中にはデジタルデータの不正コピー・改ざんを防止する電子透かし技術が公開されている。
電子透かし技術は静止画像、動画、音声データなどのマルチメディアデータに著作権情報などを埋め込み、専用ソフトウェアによるチェックが実施できるものである。
ここで電子透かし技術は紙や衣類などへも印刷可能であり、著作権の保護だけでなく、宣伝やイベント用のサイトへの簡易アクセスや会員証などの認証用にも応用されている。
また、盗撮防止を目的とする従来技術として、以下の特許文献も存在する。
特開2004−23692号公報 上記文献中には美術館やコンサート会場などの出入口に無線ゲートを設けて、Bluetooth等の近距離通信技術を利用して電波を送受信することにより会場内でのデジタル撮影機能を抑制または防止する技術が開示されている。
しかしながら従来技術には、以下のような問題点がある。
カメラ付携帯電話機では、撮影時にシャッター音や光が発生することにより、周囲に撮影を報知しているが、撮影可能な場所での騒音に配慮して大きな音は出せないのが現状である。
また音はBGMや周囲の雑音の中では目立たないことが多く、撮影者への心理的な抑止効果を期待するものなので、撮影時にシャッター音が鳴ったり、光が発生したとしても、撮影対象物が、書店における書籍などである場合、近くに書店の店員がいなければ不正撮影の充分な防止効果が得られない。
撮影対象物が人物である場合においても、本人が気付かなければ不正撮影の防止効果がない。
また電子透かし技術を用いる場合、撮影対象物が印刷物やデジタルデータ等の撮影対象物に撮影禁止の固有情報を埋め込む。そしてカメラ付き携帯電話機等の撮影機能を有する情報処理装置側に、専用ソフトウエアを具備することにより、不正撮影を防ごうとするものであるが、撮影対象物が書籍などである場合は、全てのページに電子透かし技術を適用しなければ、充分な防止効果が得られない。
既存の本や新古本等、既に販売されている書籍においても、不正撮影を防止する要求が存在するが、電子透かし技術は、印刷時に固有情報を埋め込むため、既に印刷及び製本された書籍に適用するのは非常に困難である。
また、印刷物に撮影禁止の固有情報が埋め込まれてしまうと、その固有情報を変更したり、削除することは困難であるため、通常は不正撮影を禁止したいが、正式に許可を得た場合には、例外的に撮影を認めるなどの対応が容易にできない。
美術館やコンサート会場などの出入口に無線ゲートを設けて、近距離通信技術を利用して電波を送受信することにより、会場内でのデジタル撮影機能を抑制または防止する方法においては、対象となる制御空間内での全ての撮影行為が禁止されるため、対象となる制御空間内での全ての撮影行為が制約されることとなり、実際の利用に際しては慎重さが求められる。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、撮影機能を有する情報処理装置から、個々の撮影対象物に対して、確実に不正撮影を防止する方法を提供することを目的とする。
また、本発明によれば、個々の撮影対象物に対して、その用途や条件に応じて、撮影機能の制限内容を変更可能とすることができる。
また、本発明によれば、撮影対象物が著作権を有する印刷物である場合、既に商品として販売されているものに対しても適用することができ、不正撮影を防止することができる。
本発明に係る情報処理装置は、撮影機能を有し、無線ICタグを搭載した対象物を撮影することが可能な情報処理装置において、該撮影機能を動作した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成部と、該撮影対象物チェック信号を送信し、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信可能とする信号送受信部と、該応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
また本発明に係る情報処理装置は、該信号送受信部において受信した応答信号が、撮影を禁止する旨の撮影動作禁止信号である場合には、該制御部は該撮影機能の動作を禁止制御することを特徴とする情報処理装置。
また本発明に係る無線ICタグは、撮影機能を有する情報処理装置と無線を介して通信可能な無線ICタグにおいて、該情報処理装置から撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を受信可能な信号送受信部と、該撮影対象物チェック信号を受信した場合に、該撮影対象物チェック信号に対して該情報処理装置の撮影機能の動作を制御する応答信号を生成する応答信号生成部とを有し、該信号送受信部より該応答信号を該情報処理装置へ送信することを特徴とする。
また本発明に係る不正撮影方法は、無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止方法であって、該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動手順と、該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号手順と、該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信手順と、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御手順とからなることを特徴とする。
さらに本発明に係る不正撮影防止プログラムは、無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止プログラムであって、該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動ステップと、該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号ステップと、該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信ステップと、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
以上、説明したように、本発明によれば、個々の撮影対象物に対して、撮影機能を有する情報処理装置を使用した不正撮影を確実に防止することが可能となる。
撮影対象物が書店における書籍である場合には、撮影機能を有する情報処理装置を使用したデジタル万引きを確実に防止することが可能となり、特別な印刷技術を必要としないため、既に販売されている書籍にも適用が可能である。
また、本発明によれば、撮影機能を有する情報処理装置を使用した人物の盗撮などによる、肖像権やプライバシーの侵害の防止や、企業における機密情報の漏洩防止も可能となる。
また、ライタ機能を有する情報処理装置を追加した構成とし、無線ICタグメモリ部のデータの書換えを行うときは、個々の撮影対象物に対して、不正撮影防止機能の有効化、無効化を切り替えての使用が可能となり、周囲の環境や使用条件に柔軟に対応できるという利点がある。
また、ライタ機能を有する情報処理装置と、無線ICタグ間で認証を行うときは、データの書換えを行える情報処理装置を限定することにより、悪意によるライタを有する他の情報処理装置からのデータ改ざん、及び別目的で存在するライタ機能を有する情報処理装置からの誤操作によるデータ書換えの防止が可能となり、本方法の信頼性を向上することができる。
また、撮影機能を有する情報処理装置の表示部に撮影を禁止する文言またはマークを表示することによれば、不正撮影を不注意で、または、故意に実施した撮影者に確実に不正撮影であることを通知・警告することができるので、その場の不正撮影を防止することはもちろんだが、撮影者のその後の不正撮影行為の防止効果も期待できる。
また、無線ICタグを埋め込むことによれば、安易に取り外すことができなくなるので、確実な不正撮影の防止が実行することができる。
また、無線ICタグを製本段階で一括して埋め込むようにすれば、コスト低減の効果も期待できる。
また、無線ICタグを取り外し可能な形状とすることによれば、無線ICタグが埋め込まれていない新刊や、既存本、新古本に対しても適応できるので、不正撮影防止範囲を拡大することができる。
また、書籍だけでなく、撮影を禁止したい対象物、例えば、新製品のデザインであって撮影されないようにしたいものなどに貼り付けることもできるので、適用範囲を更に広げることができる。
また、無線ICタグを携帯可能な形状とすることによれば、不正撮影を防止したい人物が、必要時に携帯するだけで、不正撮影を防止できる。
また、無線ICタグを携帯可能で、かつ、外部から携帯していることを確認可能な形状とし、撮影禁止区域や建物内で、撮影制限を受ける入場者に携帯させることにより、入場者が撮影機能を有する情報処理装置を所持したままの状態でも、撮影機能を有する情報処理装置からの撮影機能を確実に制限することができる。
例えば、工場見学や、裁判所の法廷、最新技術を扱う企業、コンサート会場など、現状では撮影機能を有する情報処理装置の持込を禁止している区域で、撮影機能を有する情報処理装置の所持チェック、及び所持していた場合の装置一時預かりの対応が不要となる。
また、交信距離の異なる無線ICタグを数種類使用し、無線ICタグの貼り換えを行うことにより、撮影機能制限の適用範囲を変えられるため、管理者の意志で、個々の撮影対象物の特徴に応じて、適用範囲を調節することが可能となる。
また、撮影機能を有する情報処理装置のアンテナ部を指向性アンテナとすれば、撮影機能を有する情報処理装置と撮影を禁止する対象物が近傍に存在しても、カメラの向きが撮影可能な状態である場合にのみ、撮影機能を防止することが可能となるため、不必要に撮影機能が制限されることなく、撮影機能の使用範囲を広げ、かつ確実に不正撮影を防止することができる。
また、撮影対象との距離に応じて撮影の禁止・ズームのみの禁止を制御する方法によれば、不正撮影を禁止したい対象物の撮影防止を実施できるとともに、撮影許可範囲が広がることになるため、不必要に撮影行為が禁止されることなく、自由に撮影する範囲を広げることができる。
また、不正撮影を禁止したい対象物の管理者が対象物に対する撮影の制御・禁止事項をカスタマイズする方法によれば、撮影対象物に応じた禁止・制限事項を個々に設定できる。更に、撮影防止効力の緩和や、新たなサービスへの基盤を構築することが可能となる。
また、管理者が撮影機能の禁止事項をカスタマイズする方法によれば、防止したい不正撮影を確実に防止するとともに、例えば、対象物が絵画の場合など、フラッシュ機能を確実に禁止したい場合のように、撮影対象物に応じた撮影方法の制限を付与することができる。
また、管理者が撮影映像の保存または転送に関する禁止・制限事項をカスタマイズする方法によれば、例えば、撮影自体は許可するが、個人での利用のみを許可し、他への転送を禁止したい場合のように、撮影対象物に応じた撮影映像の取り扱いの制限を付与することができる。
また管理者が撮影に際して課金情報を設定する方法によれば、撮影に対するロイヤリティを回収可能となるので、撮影者の撮影行為を正当な撮影として許可することができる。
また、管理者が撮影許可を与える方法によれば、許可を与える条件を撮影に対するロイヤリティと同義とみなすことができるため、撮影者の撮影行為を正当な撮影として許可することができる。
さらには、管理者が撮影枚数の禁止・制限事項をカスタマイズする方法によれば、撮影枚数を制限することができるので、先着限定サービスといった特色を出し、対象物への付加価値を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面により詳細に説明する。
図1は本発明に従う不正撮影防止方法の一実施例を示す基本構成図である。
撮影機能を有する情報処理装置は104、撮影対象物は101、撮影対象物に固着する無線ICタグは102である。
撮影機能を有する情報処理装置としてカメラ付携帯電話機を例にとり、以下、104はカメラ付携帯電話機とする。他にもデジタルカメラ等であっても構わない。
本実施例では、書籍を販売する書店などにおいて、商品である書籍の不正撮影防止に適用するものとして説明する。
撮影対象物である書籍を示す101に、電波を送受信するアンテナ部103を備える無線ICタグ102を固着しておく。
一方、カメラ付携帯電話機104は、撮影機能部105、表示部106と、無線ICタグ102へ電波を送受信するアンテナ部107、電波の交信制御を行うリーダ機能部108、撮影機能部105や表示部106などを制御する制御部109、撮影した情報及び撮影対象物チェック信号を生成するための情報などを格納するメモリ部110で構成される。
本実施例において、撮影機能を有する情報処理装置は、カメラ付携帯電話機104であるので外部と通信する手段を有し、通信部111を内蔵しているものとする。
また請求項に記載の対象物チェック信号生成部はリーダ機能部108に対応し、信号送受信部はアンテナ部107に対応する。
図2は無線ICタグの詳細図である。
102は無線ICタグであり、アンテナ部103において、カメラ付携帯電話機104と電波の送受信を行う。そして無線ICタグ102は、メモリアクセス制御部201とメモリ部202を有し、メモリアクセス制御部201はメモリ部内のシステム領域、ユーザ領域1、ユーザ領域2、ユーザ領域3にアクセス可能な構成となっている。ここでシステム領域は、無線ICタグ102のシステムを示す情報が格納されている領域であり、ユーザ領域1、ユーザ領域2、ユーザ領域3は、ユーザそれぞれの個人情報等を格納することが可能な領域である。
また請求項に記載の無線ICタグを構成する応答信号生成部は、メモリアクセス制御部201内に設けられているものとする。
次に、上記構成の不正撮影防止方法におけるカメラ付き携帯電話機104の各部における処理動作を説明する。
図3は本発明に係るフローチャートである。
カメラ付携帯電話機104が撮影機能部105を起動する(ステップS301)。
制御部109を介してメモリ部110から撮影対象物チェック信号を生成するための情報を取得したリーダ機能部108は、撮影対象物チェック信号を生成する(ステップS302)。
アンテナ部107より電波の送信を行う(ステップS303)と共に、撮影対象物101に固着する無線ICタグ102からの応答である撮影動作禁止信号の受信待ち状態となる(ステップS304)。
上記撮影対象物チェック信号の送信は、撮影機能が終了するまで定期的に行う。
カメラ付携帯電話機104が、撮影対象物101の撮影を目的として、無線ICタグ102の電波送受信可能範囲に移動して撮影機能部105を起動、または撮影機能部105を起動中に無線ICタグ102の電波送受信可能範囲に移動する。その際、撮影対象物101は、カメラ付き携帯電話機104から発信される撮影対象物チェック信号を、無線ICタグ102のアンテナ部103により受信すると、共振作用により起電力が発生し無線ICタグ102が動作し、撮影動作禁止信号を発信する。それにより、カメラ付き携帯電話機104のアンテナ部107が、撮影動作禁止信号を受信すると、アンテナ部107からリーダ機能部108を介して変換した信号を制御部109へ渡し、それを受けた制御部109が撮影機能部105のシャッター動作を禁止する(ステップS306)。
撮影機能を有する情報処理装置104が表示部106を備える場合には、表示部106に撮影禁止を示す文言、または、撮影禁止マーク、または文言とマークの両方を表示(ステップS305)した後、シャッター動作を禁止する(ステップS306)。
なお、シャッター動作禁止の状態は、撮影機能を終了する(ステップS308)か、または、撮影機能を有する情報処理装置104が、無線ICタグ102の電波送受信範囲外に移動し、一定時間内に撮影対象物チェック信号の応答を受信しない場合に解除される(ステップS309)。
無線ICタグを固着する方法としては、書籍に埋め込んでもよいし、貼り付けてもよい。
埋め込む場合の例としては、図9(a)に示すように、書籍の用紙904に無線ICタグ102を載せ、その上から用紙903を接着剤905を使用して張り付けて製本したり、図9(b)に示すように、用紙908の上に無線ICタグ102を載せ、その上からビニールなどのコーティング用紙909でカバーして製本することにより、書籍に埋め込んでも良い。
図10−1、図10−2において、さらに無線ICタグを貼り付ける場合の例を示す。
図10−1(a)に示すように、無線ICタグ102を、無線ICタグを挿入することができる袋状の領域と書籍へ貼り付けることができる接着面を持つ無線ICタグホルダ1001へ挿入し、書籍101へ貼り付けるホルダ型としてもよい。
また、図10−1(b)に示すように、無線ICタグ102を、値札やセロハンテープなどの接着シール1002を利用して書籍101へ貼り付けるシール型としてもよい。
また、図10−1(c)に示すように、無線ICタグ102をブックカバー1003へ貼り付けて、書籍101を覆うブックカバー型としてもよい。
また、図10−2(d)に示すように、無線ICタグ102をしおり1004へ貼り付けるしおり型としてもよい。
また、図10−2(e)に示すように、無線ICタグ102を帯1005へ貼り付けて、書籍に装着する帯型としてもよい。
また、図10−2(f)に示すように、無線ICタグ102をアダプタ1006へ挿入して、書籍へ装着するアダプタ型としてもよい。
無線ICタグを書籍に埋め込む形態とする場合には、書籍からの安易な取り外し防止が可能となり、無線ICタグを書籍に貼り付ける形態とした場合には、使用済みの無線ICタグを回収することにより、無線ICタグの再利用が可能となる。
また、無線ICタグ102を貼り付ける形態とした場合、交信距離の異なる無線ICタグ、例えばパッシブ型無線ICタグと、アクティブ型無線ICタグなどを数種類用意して書籍の特徴により貼り換えすれば、個々の書籍に対して不正撮影防止機能を有効とする範囲を変更することが可能となる。
本実施例では、書籍を販売する書店などにおいて、商品である書籍の不正撮影防止に適用するものとして説明しているが、別の実施形態として以下の形態であってもよい。
図11(a)に示すように、無線ICタグ102を樹脂1101でコーティングして、カード型、コイン型、ストラップ型などの携帯可能な形状とする。
図11(b)に示すように、人1102が無線ICタグ102を携帯する実施形態とすることにより、人物の不正撮影防止に適用できる。この場合、無線ICタグ102が携帯可能な形状であれば、形はどのようなものであっても構わない。
また、上述したカメラ付携帯電話機104のアンテナ部107には、指向性アンテナを備えてもよく、そのような構成とすれば、撮影動作禁止信号の受信方向を限定することが可能となる。
図12にアンテナ部部107が指向性アンテナの場合の実施例を示す。
カメラ付携帯電話機104の撮影機能部であるカメラ1222の撮影可能領域1223とアンテナの交信領域1204が同じ方向となるように、カメラ付携帯電話機104の基盤1221に指向性アンテナ107を設置する。
カメラ付携帯電話機の撮影機能部であるカメラには撮影可能な方向があり、撮影可能な方向の範囲外に存在する対象物を撮影するには、カメラの方向を変える必要がある。
撮影機能を有する情報処理装置には、カメラの撮影可能な方向と、指向性アンテナの電波の送受信可能な方向を同じ方向として具備する。
カメラ部が可動したり、複数のカメラ部を有する装置もあるが、カメラ部が可動する場合には、アンテナ部もカメラ部に合わせて可動するものとし、複数のカメラ部を切り替える場合には、アンテナ部も複数備え、カメラ部の切替に合わせて、使用するアンテナの切替を行う。
これにより、撮影対象物の方向と撮影するカメラの向きが同じである場合のみ撮影を防止することが可能となる。
これにより、図13に示すように、カメラ付き携帯電話機104の交信領域1304に存在する撮影対象物101とのみ撮影対象物チェック信号及び撮影動作禁止信号の送受信を行うため、撮影対象物101のみが撮影禁止となる。撮影対象物1301は交信領域1304に存在せず、撮影機能の動作が可能となる。
図4は本発明に従う不正撮影防止機能を解除可能とする情報処理装置の構成図である。
本実施例では、書籍を販売する書店などにおいて、撮影対象物である書籍の購入により不正撮影防止機能を解除する場合、また、書店の管理者が書籍の管理目的で意図的に書籍の撮影を行うなど、撮影許可を得て正式に撮影するために、不正撮影防止機能を解除する場合に適用するものとして説明する。
無線ICタグメモリ部のデータ書換えを行うライタ機能を有する情報処理装置401は、無線ICタグメモリ部のデータ書換えを行うライタ機能部402、無線ICタグから情報を読み出すリーダ機能部403、データ書換えに使用する情報を保持するメモリ部404、上記各機能部を制御する制御部405、及び電波の送受信を行うアンテナ部406、外部からの入力情報を受ける入力部407、処理結果を表示する表示部408により構成される。
もう一方の撮影対象物101における構成は上記の不正撮影防止方法に記載した構成と同様である。
また付記に記載のデータ書き換え信号生成部は、ライタ機能部402に対応する。
次に、上記構成におけるライタ機能を有する情報処理装置401の各部における処理動作を、図5及び、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
ライタ機能を有する情報処理装置401のメモリ部404には、予め、無線ICタグ102のメモリ部ユーザ領域414へデータ書換えを行う際に参照する情報を格納しておくものとする。
撮影対象物101に対して不正撮影防止機能を解除する際、管理者が撮影対象物101をライタ機能を有する情報処理装置401に近づけ、ライタ機能を有する情報処理装置201の入力部207より操作し(ステップS501)、制御部405を介してリーダ機能部403を起動する。
それにより、リーダ機能部403は書換え開始信号を生成し(ステップS502)、アンテナ部406より書換え開始信号の送信を行う(ステップS503)と共に、撮影対象物101に固着する無線ICタグ102からの応答受信待ち状態となる(ステップS504)。
アンテナ部406が、撮影対象物101からの応答を受信したかを判断(ステップS505)し、一定時間内に撮影対象物101からの応答を受信しない場合(ステップS512)には、応答受信待ち状態を解除し(ステップS513)、書換え対象の無線ICタグが周囲に存在しないことを示すエラーメッセージを表示部に表示する(ステップS514)。
アンテナ部406が、撮影対象物101からの応答を受信したかを判断(ステップS505)し、一定時間内に、アンテナ406が無線ICタグ102からの応答を受信すると、制御部405を介してメモリ部404より情報を取得したライタ機能部202は、機能解除のデータ書換え信号を生成し(ステップS506)、アンテナ部206より電波の送信を行い(ステップS507)、無線ICタグからの応答受信待ち状態となる(ステップS508)。
ライタ機能部202は、アンテナ部406より応答信号を受信したかを判断し(ステップS509)、応答信号を受信した場合、ライタ機能部202は無線ICタグのデータ書換えが正常に終了したことを表示部に表示して終了する(ステップS510)。
一定時間、ライタ機能部202がアンテナ部406より応答信号を受信しない場合には、応答受信待ち状態を解除し(ステップS513)、書換え対象の無線ICタグが周囲に存在しないことを示すエラーメッセージを表示部に表示する(ステップS514)。
これにより、無線ICタグのデータが書換えられ不正撮影防止機能が解除される。
一方、無線ICタグ102は、初期の電波受信状態(ステップS601)から、アンテナ部103が、機能解除のデータ書換え信号を受信したかを判断し(ステップS602)、機能解除のデータ書換え信号を受信した場合にはメモリアクセス制御部201が起動し(ステップS603)、受信した信号を解析する(ステップS604)。
受信した信号が書換え開始信号であるか否かを判断し(ステップS605)、受信した信号が書換え開始信号であれば応答信号を生成(ステップS606)、送信(ステップS607)する。
受信した信号が書換え開始信号でなく、書換え信号であれば(ステップS609)、メモリ部ユーザ領域202のデータ書換えを行い(ステップS610)、応答信号を生成(ステップS611)、送信後(ステップS612)、メモリアクセス制御部を終了し(ステップS613)、電波受信状態となる(ステップS601)。
また、図4と同様の構成を使用した別の実施形態では、再度不正撮影防止機能を有効とすることができる。
例えば書籍を販売する書店などにおいて、撮影対象物である書籍の返品により再度不正撮影防止機能を有効する場合、また、意図的な書籍の撮影後に再び不正撮影防止機能を有効とする場合に使用するものである。
予め、ライタ機能を有する情報処理装置401のメモリ部404には、どの情報を参照してメモリ書換え動作を行うかを判断するための、有効モード、無効モード等における書換え情報参照先等の書換え動作モード情報、及び無線ICタグ102のメモリ部202へデータ書換えを行う際に参照する情報を格納しておく。
ここで有効モードとは、不正撮影防止機能が有効になっている動作モードであり、無効モードは不正撮影機能が無効になっている動作モードである。
上記書換え動作モード情報は、入力部407より操作することにより書換え可能であり、初めは無効モードに設定しているとする。
撮影対象物101に対して、不正撮影防止機能を有効とする際に、管理者が撮影対象物101をライタ機能を有する情報処理装置401に近づけ、ライタ機能を有する情報処理装置401の入力部407より操作することにより、制御部405を介してリーダ機能部403を起動する。
それにより、リーダ機能部403は、アンテナ部406より電波の送信を行うと共に、撮影対象物101に固着する無線ICタグ401からの応答受信待ち状態となる。
アンテナ部406が、一定時間内に撮影対象物101からの応答を受信しない場合には、応答受信待ち状態を解除する。
一定時間内に、アンテナ406が無線ICタグ102からの応答を受信すると、ライタ機能部402は、制御部405を介してメモリ部404より有効モードにおける書換え情報参照先を取得し、機能有効化のデータ書換え信号を生成してアンテナ部406より電波の送信を行う。
それにより、無線ICタグ102のアンテナ部103が、機能有効化のデータ書換え信号を受信し、メモリアクセス制御部201がメモリ部202のデータ書換えを行うことにより、不正撮影防止機能が有効となる。
上記書換え動作モード情報は書換え可能であり、入力部407からの操作により動作モード情報の切り替えを行う。
また他の実施形態では、図4におけるライタ機能を有する情報処理装置401から、無線ICタグメモリ部のデータを書き換える際に、無線ICタグ102と、ライタ機能を有する情報処理装置401との間で認証を行う。
そして認証が成功した場合のみ、無線ICタグメモリ部のデータを書換える。
これにより、正式なライタ機能を有する情報処理装置からのみ、無線ICタグメモリ部のデータ書換えを可能とし、不正なライタ機能を有する情報処理装置からの書換えを無効とすることが可能となる。
ここで認証とは、正当性を検証する方法であれば、いかなる認証方法であってもよい。認証信号は、上記不正撮影防止機能の解除方法及び再度機能を有効とする方法におけるデータ書換え信号に付与する。
認証信号を使用した実施例を図4の構成図、図2の無線ICタグ詳細図、及び図7に示す部分フローチャートを使用して以下に説明する。
ライタ機能を有する情報処理装置401のメモリ部404と、無線ICタグ102のメモリ部202の先頭領域にはメモリ部202のデータ書換え時のライタの正当性検証に使用する共通の認証鍵を格納しておく。
無線ICタグ102のデータ書換えを行う際の管理者による操作は、上記不正撮影防止機能の解除方法及び再度機能を有効とする方法と同様であるが、ライタ機能部を有する装置201からデータ書換え信号送信後、アンテナ406が無線ICタグ102からの応答を受信すると、制御部405を介してメモリ部404より情報を取得したライタ機能部402は、機能解除のデータ書換え信号を生成する(ステップS706)。更に、メモリ部404より認証鍵を取得し、データ書換え信号に付加(ステップS707)した後、アンテナ部406より電波の送信を行い(ステップS708)、無線ICタグからの応答受信待ち状態となる(ステップS709)。
図8は、無線ICタグの処理動作を示すフローチャートである。
無線ICタグ102は、初期の電波受信状態(ステップS801)から、アンテナ部103が、機能解除のデータ書換え信号を受信したかを判断し(ステップS802)、機能解除のデータ書換え信号を受信すると、メモリアクセス制御部201が起動し(ステップS803)、受信した信号に認証信号が付加されているか解析する(ステップS804)。
認証信号が付加されていない場合は、正当なライタからの信号ではないと判断し、受信信号を破棄して再び電波受信状態(ステップS801)となる。
認証信号が付加されている場合は、メモリアクセス制御部201を介してメモリ部202から認証鍵を参照し、認証信号が正しいか検証を行う(ステップS805)。
認証信号が正しい場合は、認証信号を除いた信号部分をさらに解析し(ステップS806)、書換え開始信号であるか否か判断する(ステップS807)。
書換え開始信号であれば、応答信号を生成し(ステップS808)、送信(ステップS809)した後、メモリアクセス制御部201を終了し(ステップS810)再び電波受信状態(ステップS801)となる。
受信した信号が書換え開始信号でなく、書換え信号であるか判断し(ステップS811)、書換え信号であれば、メモリアクセス制御部201を介してメモリ部202のデータを書き換え(ステップS812)、更に応答信号を生成(ステップS813)、送信(ステップS814)した後、メモリアクセス制御部201を終了し、(ステップS815)再び電波受信状態(ステップS801)となる。
アンテナ部206より応答信号を受信したライタ機能部202は、無線ICタグのデータ書換えが正常に終了したことを表示部に表示して終了する。これにより、認証鍵を有する正当なライタ機能を有する装置のみから、無線ICタグのデータが書換えが可能となる。
無線ICタグ102を携帯可能で、かつ、外部から携帯していることを確認可能な形状とし、撮影禁止区域や建物内で、撮影制限を受ける入場者に携帯させる。
無線ICタグ102と撮影機能を有する情報処理装置104の間における撮影対象物チェック信号と撮影禁止信号の送受信については、上述の不正撮影防止方法と同様である。
図14(a)にカードホルダ型、図14(b)にカード型、図14(c)にバッジ型の実施例を示す。
人物が携帯可能であり、外から携帯していることが確認可能であればどのような形状であってもよい。
まず図14(a)カードホルダ型の場合について説明する。
撮影禁止区域内に入場する人物1401が所持するカバンの中に、撮影機能を有する情報処理装置104が入っているとする。
人物が入場する際に、入り口でカードホルダ型の無線ICタグ102を貸し出し、入場中は、ビジターカードを入れ、首から下げて携帯してもらう。これにより、カバンの中のチェックを行うことなく、入場者1401が所持する撮影機能を有する情報処理装置104からの不正撮影防止が可能となる。
人物が退場する際には、貸し出したビジターカードとカードホルダ型無線ICタグ102を回収すればよい。
次に図14(b)カード型の場合について説明する。
撮影禁止区域内に入場する人物1401が所持するカバンの中に、撮影機能を有する情報処理装置104が入っている。
人物が入場する際に、入り口でカード型の無線ICタグ102を貸し出し、入場中は、カード型の無線ICタグ102を着用してもらう。
これにより、カバンの中のチェックを行うことなく、入場者1401が所持する撮影機能を有する情報処理装置104からの不正撮影防止が可能となる。
人物が退場する際には、貸し出したカード型無線ICタグ102を回収することにより、入場者は再び情報処理装置104の撮影機能を使用することが可能となる。
次に図14(c)バッヂ型の場合について説明する。
撮影禁止区域内に入場する人物1401が所持するカバンの中に、撮影機能を有する情報処理装置104が入っているとする。
人物が入場する際に、入り口でバッヂ型の無線ICタグ102を貸し出し、入場中は、ビジターカードを入れ、首から下げて携帯してもらう。これにより、カバンの中のチェックを行うことなく、入場者1401が所持する撮影機能を有する情報処理装置104からの不正撮影防止が可能となる。
人物が退場する際には、貸し出したバッヂ型無線ICタグ102を回収することにより、入場者は再び情報処理装置104の撮影機能を使用することが可能となる。
次に、カメラ付携帯電話機と撮影対象物との距離に応じて撮影禁止またはズームのみ禁止とする方法について説明する。
図15は本発明の実施例に係る構成図である。
撮影対象物の無線ICタグとカメラ付携帯電話機との距離として、無線ICタグと撮影機能を有する情報処理装置間で交信する信号の送受信時間を使用する。
送受信時間が短ければ至近距離にあると判断し、送受信時間が長ければそれに応じて距離が離れていると判断する。
撮影対象物の管理者は、この送受信時間のある距離における値を、撮影禁止とズームのみ禁止の切替時間(以降、切替閾値とする)として、予め無線ICタグへ設定しておく。
なお、切替閾値は、予め実験等して計測することで決定できる。
無線ICタグには切替閾値の保存域と、この保存域の内容を読み取る信号である情報読取り信号を受信した際に、この保存域の値を返却する信号である情報応答信号を返信する機能を備える。
カメラ付携帯電話機には、前記の情報読取り信号を送信し、前記の情報応答信号を受信する機能と、情報読取り信号と情報応答信号の送受信にかかる時間を測定する機能を設け、この測定値と、情報読取り信号により取得した該当無線ICタグの切替閾値情報の値を比較して、距離の近遠を判断し、撮影を禁止する。
図16はカメラ付携帯電話機の制御部におけるフローチャートである。
図15において、無線ICタグ102の本来の電波の到達範囲1505があり、管理者が無線ICタグ102へ設定した切替閾値の範囲1504がある場合、撮影機能を有する情報処理装置104は、撮影対象に近づき、切替閾値の範囲1504の中に入って撮影機能を起動する。
その場合、カメラ付携帯電話機104の制御部は、撮影機能を起動し(ステップS1601)、撮影対象物チェック信号を送信し(ステップS1602)、撮影動作禁止信号を受信したか判断する(ステップS1603)。
制御部が撮影動作禁止信号を受信したと判断した場合、撮影対象物へ情報読取り信号を送信(ステップS1604)し、応答受信までの時間を計測するタイマを起動する。
無線ICタグ102から情報応答信号を受信する(ステップS1605)と、タイマを停止し、送受信時間を得る。
そして測定時間が情報応答信号から得た切替閾値以内かを判断する(ステップS1606)。
測定時間が情報応答信号から得た切替閾値以内かを判断した場合、カメラ付携帯電話機104は至近距離にいるため、制御部では撮影機能自体を禁止する処理(ステップS1607)し、撮影機能を終了する(ステップS1608)。
一方、カメラ付携帯電話機1506は、撮影対象から離れていて切替閾値の範囲1504の外にいる状態で、撮影機能を起動する(ステップS1601)。
カメラ付携帯電話機1506の制御部でも上記と同様に送受信時間を測定し、切替閾値と比較される。この場合は、測定時間が切替閾値より長くなるので、制御部ではズーム機能を禁止(ステップS1609)した上で撮影可能な状態とする(ステップS1610)。
次に無線ICタグの管理者が任意の制限・禁止事項を無線ICタグに書き込むことで、撮影機能を有する情報処理装置からの撮影機能の制限・禁止事項を個々にカスタマイズする方法を説明する。
無線ICタグには、カスタマイズ情報の保存域と、この保存域の内容を読み取る信号である情報読取り信号を受信した際に、この保存域の値を返却する信号である情報応答信号を返信する機能を備える。
カメラ付携帯電話機には、前記の情報読取り信号を送信し、前記の情報応答信号を受信する機能を備え、更に、前記のカスタマイズ情報に対応する制限・禁止データを解析・制御を実施する機能を有する。
カスタマイズ情報に対応する制限・禁止データの解析・制御を実施する制御アプリケーションは、予め、撮影機能を有する情報処理装置に設定されていてもよいし、通信手段によってダウンロードして設定してもよい。
また、撮影機能を有する情報処理装置に入力部を設け、撮影行為を実施する契機で、前記のカスタマイズ情報に対応した制御アプリケーションをダウンロードする機能を更に備える。前記の制御アプリケーションでは、表示部および入力部を利用することにより撮影機能を有する情報処理装置の使用者に、制限・禁止事項の受け入れや、制御方法が複数ある場合の選択を問い合わせることが可能である。
無線ICタグの管理者は、予め希望する制限・禁止事項を無線ICタグに設定しておく。設定内容は判別可能であれば、どのような形式でもよいが、例えば、”0001:ON”,”0002:OFF”のように「番号: 禁止情報」の形で設定しておく方法がある。
この方法では、例えば番号0001は撮影時のフラッシュ使用についての情報(ONは使用禁止、OFFは使用許可)、番号0002は撮影データの保存についての情報(ONは保存禁止、OFFは保存許可)の意味で使用すると管理者が決めて、この番号を撮影機能を有する情報処理装置に搭載する制御アプリケーションと合わせておくことで制御が可能となる。
そして、新たな制限事項が出てきた場合に、管理者が新しい番号をつけて無線ICタグに設定しておけば、撮影機能を有する情報処理装置で情報を読取った際に現在の制御アプリケーションでは制御できない情報が設定されていることがわかり、新しい制御アプリケーションのダウンロードが必要であることが判断できるようになる。
次に、撮影機能を有する情報処理装置の制御アプリケーションの動作について図13のフローチャートを使用して説明する。
カメラ付携帯電話機が、前記のカスタマイズ情報が設定されている無線ICタグが固着された撮影対象を撮影しようと撮影機能を起動する(ステップS1701)。
撮影対象物チェック信号を送信し(ステップS1702)、撮影動作禁止信号を受信したか判断する(ステップS1703)。
カメラ付携帯電話機が、撮影動作禁止信号を受信した場合、撮影対象物へ情報読取り信号を送信(ステップS1707)し、情報応答信号を受信する(ステップS1708)と、応答信号に記載されている情報が現在の制御アプリケーションで制御可能な情報だけで構成されているかを判断する(ステップS1709)。
全て制御可能と判断すると、表示部に無線ICタグに設定されている制限・禁止事項を受け入れるかを撮影者に判断させるメッセージを表示する(ステップS1710)。
撮影者は入力部より判断結果を入力する。撮影者が制限・禁止事項を受け入れるか否か判断し(ステップS1711)、撮影者が制限・禁止事項を受け入れてないと判断した場合は、撮影を終了する(ステップS1712)。また、撮影者が制限・禁止事項を受け入れると判断した場合は、指定された機能の制限・禁止を実施(ステップS1713)して撮影を可能とする(ステップS1706)。
一方、現在の制御アプリケーションで制御不可能な情報が存在する場合には、表示部に制御アプリケーションを更新する必要があることを通知するメッセージを表示し(ステップS1714)、更新ダウンロードを実施するかを撮影者に判断させるためのメッセージを表示する(ステップS1715)。通知メッセージと判断メッセージは1つにまとめて表示してもよいし、分けてもよい。
撮影者が、更新ダウンロードを実施しないと判断した場合は、撮影を禁止して(ステップS1716)撮影機能を終了する(ステップS1717)。
また、撮影者が更新ダウンロードを実施すると判断した場合は、通信部を使用して制御アプリケーションをダウンロードする(ステップS1718)。
その後、必要に応じて、撮影機能を再起動することを促すメッセージを表示して撮影機能を再起動する(ステップS1719)。再起動した撮影機能では、ステップS1301から制御動作を実施して、該当の制御・禁止事項が処理されることとなる。
なお、表示するメッセージは、文言だけでもいいしマークだけでもいいし、混在してもよい。
また、制御アプリケーションのダウンロードの通信手段は、無線通信で実施してもよいし、パーソナルコンピュータをサーバとしてケーブルで接続して実施する有線通信で実現してもよい。
なお、本発明により実現可能となるサービスとしては例えば以下のものがあげられる。
無線ICタグの管理者が、カスタマイズ情報として、撮影機能の禁止・制限情報を設定する。撮影機能の制限・禁止事項としては、撮影自体(シャッター操作)の有効/無効、ズーム機能の有効/無効、フラッシュ機能の有効/無効の設定がある。撮影機能を有する情報処理装置では、撮影機能部に対して該当する撮影機能の禁止・制限事項を指示する機能を備える。
これにより、撮影機能のカスタマイズ情報が設定されている無線ICタグが固着された対象物を撮影する際に、撮影機能を有する情報処理装置の制御部にて無線ICタグの情報を読取り、制限・禁止事項を設定して撮影を実行する。例えば、対象物が絵画の場合に、管理者が無線ICタグへフラッシュ機能の禁止情報を設定して絵画に固着することで、撮影機能を有する情報処理装置のフラッシュ機能を禁止することができる。
無線ICタグの管理者が、カスタマイズ情報として、撮影映像の保存・転送に関する制限情報を設定する。撮影映像の保存・転送に関する制限情報としては、撮影機能を有する情報処理装置のメモリ部への保存の許可/禁止、通信手段による外部メモリへの保存の許可/禁止、通信手段による転送の許可/禁止、音声の録音の許可/禁止がある。
撮影機能を有する情報処理装置には、メモリ部に対して該当する禁止・制限事項を指示する機能と、通信部に対して該当する禁止・制限事項を指示する機能を備える。
これにより、保存・転送に関するカスタマイズ情報が設定されている無線ICタグが固着された対象物を撮影する際に、撮影機能を有する情報処理装置の制御部にて無線ICタグの情報を読取り、制限・禁止事項を設定して撮影を実行する。また、撮影後の映像に関しても制限・禁止情報を設定して確実に制御を実施することができる。
例えば、管理者が撮影対象物の無線ICタグに通信手段による転送の禁止を設定することで、撮影映像をメール機能によって他の人へ転送されないように、つまり、撮影機能を有する情報処理装置内でのみ再生可能と制限することができる。
無線ICタグの管理者が、カスタマイズ情報として、撮影に対するロイヤリティを設定する。撮影機能を有する情報処理装置には、代金を支払う手段を備える。代金を支払うことができればいかなる手段でもよい。
具体的には、例えば、電話料金に加算して支払う方法や、電子マネーを使用した支払いがある。これにより、ロイヤリティのカスタマイズ情報が設定されている無線ICタグが固着された対象物を撮影する際に、撮影機能を有する情報処理装置の制御部にて無線ICタグの情報を読取り、撮影者にロイヤリティを払うかを確認することで、撮影に際するロイヤリティを徴収することができる。また、ロイヤリティを支払わない撮影者には撮影を禁止することができる。
無線ICタグの管理者が、カスタマイズ情報として、特定の条件によって撮影許可を与えることが可能となる。
例えば特定の会員に対するサービスとして撮影を許可する情報(撮影許可情報)を設定する。無線ICタグには、撮影機能を有する情報処理装置からの撮影許可に対するトライ値の情報(アクセス信号)を受信し、前記の撮影許可情報と比較して、撮影の許可または不許可を応答する信号(それぞれ撮影許可信号、撮影不許可信号)を送信する機能を備える。前記の撮影許可情報は、判別可能であればいかなる情報でもよい。
具体的には、例えば、パスワードや専用のアクセスコードがある。撮影機能を有する情報処理装置には、前記のアクセス信号を送信する機能と、前記の撮影許可信号を受信した際には、撮影を許可し、前記の撮影不許可信号を受信した際には、撮影を禁止する機能を備える。
また、アクセス信号によって送信する値は、撮影の契機に、撮影機能を有する情報処理装置の使用者が、入力部より入力した値でもよいし、予めメモリ部に保存されている情報を使用してもよい。
これにより、許可条件入力を要求するカスタマイズ情報が設定されている無線ICタグが固着された対象物を撮影する際に、撮影機能を有する情報処理装置の制御部にて無線ICタグの情報を読取り、撮影者に撮影許可条件の入力を確認することで許可された撮影者のみに撮影を許可することができる。
無線ICタグの管理者が、カスタマイズ情報として、撮影枚数の制限情報を設定する。無線ICタグには、更に、現在の撮影枚数情報の保存領域と、撮影の許可を確認する信号(撮影問い合わせ信号)を受信し、制限枚数と現在の撮影枚数情報を比較して、撮影の許可または不許可を応答する信号(それぞれ撮影許可信号、撮影不許可信号)を送信する機能を備える。
そして、撮影許可信号を受信した撮影機能を有する情報処理装置が、撮影が完了したことを通知する信号(撮影完了信号)を受信した際に、現在の撮影枚数情報を更新する機能を備える。撮影完了信号に対する応答信号は送信しても、しなくてもよい。
撮影機能を有する情報処理装置には、前記の撮影問い合わせ信号を送信し、前記の撮影許可信号を受信した際には、撮影を実施後、撮影完了信号を送信する機能を備える。
また、前記の撮影問い合わせ信号を送信し、前記の撮影不許可信号を受信した際には、撮影を禁止する機能を備える。
これにより、制限枚数までは、撮影機能を有する情報処理装置が撮影を実施するたびに、無線ICタグからは撮影許可信号が送信され、撮影実施により、無線ICタグの撮影枚数が加算されていく。
撮影枚数が、制限枚数に達すると、撮影機能を有する情報処理装置が撮影を実施する際に、撮影不許可信号が送信されるようになるため、制限枚数以上は撮影が禁止される。
なお、これらのカスタマイズ情報は個々に設定してもよいし、混在して設定してもよい。
次に、以上述べた情報処理装置の実施形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 撮影機能を有し、無線ICタグを搭載した対象物を撮影することが可能な情報処理装置において、
該撮影機能を動作した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成部と、
該撮影対象物チェック信号を送信し、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信可能とする信号送受信部と、
該応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記2) 該信号送受信部において受信した応答信号が、撮影を禁止する旨の撮影動作禁止信号である場合には、該制御部は該撮影機能の動作を禁止制御することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3) 該信号送受信部において該応答信号を受信した場合に、無線ICタグへデータ書き換えを行う旨のデータ書き換え信号を生成するデータ書き換え信号生成部を更に有し、
該信号送受信部において、該無線ICタグからの該データ書き換え信号に対するデータ書き換え応答信号を受信した場合、該制御部はデータ書き換え応答信号に基づいて、該撮影機能を制御することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記4) 該信号送受信部において受信した応答信号が、撮影を禁止する旨の撮影動作禁止信号である場合に、該データ書き換え信号生成部は、撮影動作禁止解除の旨のデータ書き換え信号を生成することを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5) 該信号送受信部において受信した応答信号が、撮影を許可する旨の撮影動作許可信号である場合に、該データ書き換え信号生成部は、撮影動作禁止の旨のデータ書き換え信号を生成することを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記6) 該信号送受信部は、指向性アンテナであって、電波を受信する方向を限定することが可能な構成になっていることを特徴とする付記1乃至5の何れかに記載の情報処理装置。
(付記7) 撮影機能を有し、無線ICタグを搭載した対象物を撮影することが可能な情報処理装置において、
該撮影機能を動作した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成部と、
該撮影対象物チェック信号を送信し、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信可能とする信号送受信部と、
該信号送受信部において、該撮影対象物チェック信号を送信してから該応答信号を受信するまでの応答時間を測定する応答時間計測部と、
該応答時間に基づいて、無線ICタグと情報処理装置との距離を算出する距離算出部と、
該距離算出部において算出した該距離と無線ICタグが有する撮影制限距離を比較して、該距離が該撮影制限距離より大きい場合には撮影機能を動作可能に制御し、該距離が該撮影制限距離より小さい場合には撮影機能の動作を禁止制御する制御部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記8) 望遠機能を更に有する情報処理装置であって、
該制御部において、該距離が撮影制限距離より大きいと判断した場合であって、該距離と撮影制限距離の差が所定の閾値より小さいときには該望遠機能の動作を禁止制御することを特徴とする付記7に記載の情報処理装置。
(付記9) 撮影機能を有する情報処理装置と無線を介して通信可能な無線ICタグにおいて、
該情報処理装置から撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を受信可能な信号送受信部と、
該撮影対象物チェック信号を受信した場合に、該撮影対象物チェック信号に対して該情報処理装置の撮影機能の動作を制御する応答信号を生成する応答信号生成部と、
を有し、該信号送受信部より該応答信号を該情報処理装置へ送信することを特徴とする無線ICタグ。
(付記10) 該応答信号生成部は、該撮影対象物チェック信号に対して撮影を禁止する旨の撮影動作禁止信号を生成することを特徴とする付記9に記載の無線ICタグ。
(付記11) 該信号送受信部において、データ書き換えを行う旨のデータ書き換え信号を受信した場合、データ書き換え信号に基づいて、該データ書き換え信号が正当な情報処理装置から受信したものであるか否かの認証を行う情報処理装置認証部を更に有することを特徴とする付記9に記載の無線ICタグ。
(付記12) 無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止方法であって、
該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動手順と、
該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成手順と、
該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信手順と、
該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御手順と、
からなることを特徴とする不正撮影防止方法。
(付記13) 無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止方法であって、
該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動手順と、
該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成手順と、
該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信手順と、
該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、該撮影対象物チェック信号を送信してから該応答信号を受信するまでの応答時間を測定する応答時間計測手順と、
該応答時間に基づいて、無線ICタグと情報処理装置との距離を算出する距離算出手順と、
該距離と無線ICタグが有する撮影制限距離を比較して、該距離が該撮影制限距離より大きい場合には撮影機能を動作可能に制御し、該距離が該撮影制限距離より小さい場合には撮影機能の動作を禁止制御する制御手順と、
からなることを特徴とする不正撮影防止方法。
(付記14) 無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止プログラムであって、
該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動ステップと、
該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号ステップと、
該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信ステップと、
該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする不正撮影防止プログラム。
(付記15) 無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止プログラムであって、
該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動ステップと、
該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成ステップと、
該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信ステップと、
該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、該撮影対象物チェック信号を送信してから該応答信号を受信するまでの応答時間を測定する応答時間計測ステップと、
該応答時間に基づいて、無線ICタグと情報処理装置との距離を算出する距離算出ステップと、
該距離と無線ICタグが有する撮影制限距離を比較して、該距離が該撮影制限距離より大きい場合には撮影機能を動作可能に制御し、該距離が該撮影制限距離より小さい場合には撮影機能の動作を禁止制御する制御ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする不正撮影防止プログラム。
本発明に係る構成図 本発明に係る無線ICタグの構成図 本発明の処理動作を示すフローチャート 本発明に係る構成図 本発明に係るライタ機能を有する装置の処理動作を示すフローチャート 本発明に係る無線ICタグの処理動作を示すフローチャート 本発明に係るライタ機能を有する装置のフローチャート 本発明に係る無線ICタグの処理動作のフローチャート 本発明に係る無線ICタグ埋め込み実施例の外観図 本発明に係る無線ICタグ貼り付け実施例の外観図 本発明に係る無線ICタグ貼り付け実施例の外観図 本発明に係る無線ICタグ搭載した携帯するものの実施例図 カメラ付携帯電話機の水平断面図 指向性アンテナを備えるカメラ付携帯電話機の本発明に係る構成図 カメラ付携帯電話機を有する人物に無線ICタグを携帯させる実施例図 カメラ付携帯電話機の撮影機能の制限内容を切り替える場合の構成図 カメラ付携帯電話機の処理動作を示すフローチャート カメラ付携帯電話機の処理動作を示すフローチャート カメラ付携帯電話機の処理動作を示すフローチャート
符号の説明
101:撮影対象物
102:無線ICタグ
103:無線ICタグアンテナ部
104:撮影機能を有する情報処理装置
105:撮影機能部
106:表示部
107:アンテナ部
108:リーダ機能部
109:制御部
110:メモリ部
111:通信部
201:メモリアクセス制御部
202:メモリ部ユーザ領域
401:ライタ機能を有する装置
402:ライタ機能部
403:リーダ機能部
404:メモリ部
405:制御部
406:アンテナ部
407:入力部
408:表示部
1304:カメラ付携帯電話機の信号交信領域
1221:カメラ付携帯電話機の基盤
1222:カメラ付携帯電話機のカメラ部分
1223:カメラ付携帯電話機の撮影可能範囲
1504:無線ICタグに設定した切替閾値の範囲
1505:無線ICタグの初期設定時の電波の到達範囲


Claims (5)

  1. 撮影機能を有し、無線ICタグを搭載した対象物を撮影することが可能な情報処理装置において、
    該撮影機能を動作した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号生成部と、
    該撮影対象物チェック信号を送信し、該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信可能とする信号送受信部と、
    該応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 該信号送受信部において受信した応答信号が、撮影を禁止する旨の撮影動作禁止信号である場合には、該制御部は該撮影機能の動作を禁止制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 撮影機能を有する情報処理装置と無線を介して通信可能な無線ICタグにおいて、
    該情報処理装置から撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を受信可能な信号送受信部と、
    該撮影対象物チェック信号を受信した場合に、該撮影対象物チェック信号に対して該情報処理装置の撮影機能の動作を制御する応答信号を生成する応答信号生成部と、
    を有し、該信号送受信部より該応答信号を該情報処理装置へ送信することを特徴とする無線ICタグ。
  4. 無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止方法であって、
    該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動手順と、
    該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号手順と、
    該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信手順と、
    該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御手順と、
    からなることを特徴とする不正撮影防止方法。
  5. 無線ICタグを搭載した対象物の撮影を制御する不正撮影防止プログラムであって、
    該対象物を撮影するために撮影機能を起動する撮影機能起動ステップと、
    該撮影機能が起動した場合に、該無線ICタグへ撮影対象物が存在するか否かをチェックする撮影対象物チェック信号を生成する撮影対象物チェック信号ステップと、
    該撮影対象物チェック信号を送信する撮影対象物チェック信号送信ステップと、
    該撮影対象物チェック信号に対する無線ICタグからの応答信号を受信した場合に、受信した応答信号に基づいて、該撮影機能を制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする不正撮影防止プログラム。





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