JP2011121617A - シール蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器にシール蓋の上からオーバーキャップを被せることなくシール蓋を保護する。
【解決手段】ストローで破断可能な基材シート4の内面側に、容器の開口部に接着されるシーラント層5が積層され、基材シートの外面側に、ストローでは破断困難な保護層6がヒートシール剤層7を介して積層され、保護層は、この保護層の端部を持って基材シートの上方に引っ張ると上記基材シート側から剥れながら基材シートの上方にカールする樹脂フィルムで形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、内容物を充填した容器の開口を密封するシール蓋に関する。
従来、例えば飲料が充填されたカップ等の容器の開口部はシール蓋のシールによって密封され、シール蓋の上からオーバーキャップが被せられる(例えば、特許文献1,2,3参照)。このオーバーキャップによって、流通段階、陳列段階等において、シール蓋が破断等から保護され、また、シール蓋の表面の衛生性が保持される。この容器内の飲料を飲む場合は、オーバーキャップを外した状態でシール蓋にストローを突き立てればよい。
特許第3718553号公報 特開2001−10677号公報 特開2005−35568号公報
従来のように容器にオーバーキャップを被せると容器が嵩張る原因となり、広い保管場所を必要とするばかりでなく、廃棄物が増加することとなって環境上も問題がある。
従って、本発明は、上記問題点を解決することができるシール蓋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため図面の参照符号を括弧書きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明は、ストローで破断可能な基材シート(4)の内面側に、容器(2)の開口部に接着されるシーラント層(5)が積層され、上記基材シート(4)の外面側に、上記ストローでは破断困難な保護層(6)がヒートシール剤層(7)を介して積層され、上記保護層(6)は、この保護層(6)の端部を持って基材シート(4)の上方に引っ張ると上記基材シート(4)側から剥れながら上記基材シート(4)の上方にカールする樹脂フィルムで形成されてなるシール蓋を採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載のシール蓋において、上記ヒートシール剤層(7)は、上記保護層(6)の剥離前半箇所における基材シート(4)側と保護層(6)側との接着力よりも剥離後半箇所における基材シート(4)側と保護層(6)側との接着力の方が強くなるように形成されたものとすることができる。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載のシール蓋において、摘み部(1a)が一体的に設けられ、この摘み部(1a)における上記保護層(6)側と基材シート(4)側との間では上記ヒートシール剤層(7)が省略されたものとすることができる。
請求項4に記載されるように、請求項1に記載のシール蓋において、上記ヒートシール剤層(7)が、上記保護層(6)の剥離に伴い剥離痕が残るように形成されたものとすることができる。
請求項5に記載されるように、請求項1に記載のシール蓋において、上記保護層(6)の内面に外面から視認しうるように所望事項が印刷されたものとすることができる。
請求項6に記載されるように、請求項1に記載のシール蓋において、容器(2)の開口部に接着された後に、容器(2)の開口部を取り巻くシール蓋周辺部が開口部の下方に癖折りされることによって、保護層(6)の周縁部が基材シート(4)側から分かれるようにしたものとすることができる。
請求項7に係る発明は、アルミニウム箔を有した、ストローで破断可能な基材シート(4)の内面側に、容器(2)の開口部に接着されるシーラント層(5)が積層され、上記基材シート(4)の外面側に、上記ストローでは破断困難な保護層(6)が積層され、上記容器(2)の開口部から上記基材シート(4)及び上記保護層(6)が食み出すように摘み部(1a)が設けられると共にこの摘み部(1a)における上記基材シート(4)及び上記保護層(6)との間に剥離剤層(12)が形成され、上記保護層(6)は、上記摘み部(1a)における剥離剤層(12)から剥がれた保護層(6)を持って基材シート(4)の上方に引っ張ると上記アルミニウム箔側から剥れながら上記基材シート(4)の上方にカールする樹脂フィルムで形成されてなるシール蓋を採用する。
請求項8に記載されるように、請求項7に記載のシール蓋において、上記保護層(6)の内面に外面から視認しうるように所望事項が印刷されたものとすることができる。
請求項9に記載されるように、請求項7に記載のシール蓋において、容器(2)の開口部に接着された後に、容器(2)の開口部を取り巻くシール蓋周辺部が開口部の下方に癖折りされることによって、上記摘み部(1a)における保護層(6)がアルミニウム箔側から分かれるようにしたものとすることができる。
本発明によれば、保護層である樹脂フィルムを基材シートから剥すに連れて、保護層が基材シートの上方にカールするので、保護層を基材シートから完全に剥すことなく途中で止めても、保護層が除去され露出した基材シートに簡易にストローを突き刺して容器内の飲料を飲むことができる。また、保護層は途中で剥すのを止めれば基材シート上に残留可能であるから、容器と一体で廃棄することができ、保護層を容器とは別体として廃棄処理する必要がなくなる。
本発明の実施の形態1に係るシール蓋で密封されたカップの斜視図である。 シール蓋の平面図である。 図2中、III−III線矢視断面図である。 本発明の実施の形態2に係るシール蓋の平面図である。 図4中、V−V線矢視断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2に示すように、このシール蓋1は、容器であるカップ2の開口部に合致する形状に形成され、カップ2内に飲料が充填された後に開口部にヒートシールされる。この飲料が充填されシール蓋1で密封されたカップ2が、集積され、輸送され、店頭で展示される。
カップ2は、その開口部に円形の穴を有し、その穴の回りに環状のフランジ3を有する。カップ2はその全体が紙、合成樹脂、紙と合成樹脂の複合材等所望の材料により形成される。
シール蓋1は、カップ2のフランジ3の外径と略同じ外径を有した円板形に形成される。また、シール蓋1には、その外周の一箇所から突出する摘み片1aが一体的に設けられる。
このシール蓋1は、図3に示すような積層体として構成される。
この積層体は、シール蓋1に密封性、腰の強さ等を与えるため基材シート4を備える。基材シート4は、例えば30μm〜45μm厚さのアルミニウム箔で形成される。この基材シート4はカップ2等に添付されるストロー(図示せず)を貫通させることが可能である。
基材シート4の内面側すなわちカップ2側には、カップ2の開口部のフランジ3に接着されるシーラント層5が積層され、基材シート4の外面側すなわちカップ2と反対側には、ストローでは破断困難な保護層6がヒートシール剤層7を介して積層される。
シーラント層5は、接着剤層8を介して基材シート4上に接着される。接着剤層8は、ドライラミネート法によって積層される。
シーラント層5は、易開封シーラントを使用することで、シール蓋1をカップ2のフランジ3から剥しやすくすることができる。
保護層6は、ヒートシール剤層7を境に基材シート4から容易に引き剥がし可能である。引き剥がし時に保護層6を適度な引張力で引っ張ると、保護層6がヒートシール剤層7を伴って基材シート4から剥れてゆき、剥がれるに連れて基材シート4の上方にカールする。保護層6は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムにより形成される。保護層6は、ストローの突き刺しが困難な程度の厚さ、強さに形成される。
保護層6は、例えば透明又は半透明に形成され、その内面であるヒートシール剤層7側には保護層6の内面に外面から視認しうるように所望事項が印刷により表示される。図3中、符号9はこの印刷インキ層を示す。
ヒートシール剤層7は、ヒートシール剤がグラビア印刷、ドライラミネーター等によって保護層6上に塗布されることにより積層される。ヒートシール剤としては市販品を用いることができる。
このヒートシール剤層7は、保護層6上に塗布した後にタック性を喪失する。上記保護層6を基材シート4上から剥すと、このヒートシール剤層7が保護層6と一体になって基材シート4上から剥がれ、これに伴いヒートシール剤層7が白化することで剥離痕が残る。このように、ヒートシール剤層7が当初透明であったものが白濁し、剥離痕が残ることから、販売中のカップ2に改ざんがあれば直ちに視認することが可能になる。
図2及び図3に示すように、ヒートシール剤層7は、保護層6上に所定のパターンで塗布される。このパターンは上記保護層6の剥離前半箇所における保護層6側と基材シート4側との接着力よりも剥離後半箇所における保護層6側と基材シート4側との接着力の方が強くなるように形成される。具体的には、ヒートシール剤が保護層6の内面に、剥離前半箇所では引き剥がし方向に細長くストライプ状に伸びるように塗布され、剥離後半箇所ではベタで塗布される。
これにより、使用者が保護層6側を基材シート4側から剥し始めると、前半では比較的小さな力で引き剥がすことができるが、後半では比較的大きな力を必要とする。従って、使用者は保護層6の引き剥がしの停止を促され、その結果、保護層6は基材シート4上に残留し、基材シート4やカップ2と別体のゴミとなるのが防止される。
図2及び図3に示すように、上記ヒートシール剤層7は、摘み部1aにおける基材シート4と保護層6との間では省略される。これにより、摘み部1aにおける保護層6の基材シート4への接着が回避され、保護層6の引き剥がしの取っ掛かりを容易に得ることができる。
また、保護層6の引き剥がし方向に見たヒートシール剤層7の始端7aは、図2に示すように、カップ2のフランジ3の上面を横切る位置に設定するのが望ましい。この部分でシール蓋1の基材シート4側がカップ2に接着され固定されているので、保護層6をそれだけ引き剥がしやすくなる。
上記層構成のシール蓋1は、例えば、基材シート4であるアルミニウム箔に接着剤層8を介してシーラント層5を積層してシート化又はフィルム化し、一方で保護層6である樹脂フィルムに印刷インキ層9、ヒートシール剤層7を順に積層してシート化又はフィルム化し、これら両シート又はフィルムをヒートシール剤層7が基材シート4に接するように熱を加えてラミネートすることで素材シートを作成し、この素材シートを図2に示した形状で打ち抜くことによって得ることができる。
次に、上記構成のシール蓋1の作用について説明する。
(1)カップ2内にその開口部から飲料を充填した後、図2及び図3に示すように、シーラント層5によってシール蓋1をカップ2のフランジ3に接着する。この接着はフランジ3上で熱圧着することにより行うことができる。
なお、シール蓋1は、シール蓋1を枚葉状又は巻き取り状の原反から打ち抜いた後にカップ2のフランジ3に接着してもよいし、原反をカップ2のフランジ3に接着した後に原反から打ち抜いてもよい。
また、シール蓋1がカップ2の開口部に接着された後に、必要に応じて、カップ2の開口部を取り巻くシール蓋1の周辺部が開口部の下方に癖折りされる。これにより、保護層6の周縁部が基材シート4側から分かれる。したがって、使用者はシール蓋1の周辺部の保護層6のみ又は摘み片1aの保護層6のみを把持しやすくなり、簡易に開封することができる。
カップ2はこの状態で梱包され市場に出荷されて流通し、販売店に搬送され、店頭で販売される。その際、シール蓋1は保護層6によって保護され、保護層6の上から異物等が接触することによる破断が防止される。また、基材シート4の表面は保護層6によって塵埃等が付着しないように保護される。
(2)シール蓋1のシーラント層5が易開封シーラントによってフランジ3に接着されている場合は、シール蓋1をフランジ3から簡易かつ速やかに引き剥がすことができる。この場合、飲料製品としての密封されたカップ2を購入等した者は、シール蓋1をカップ2のフランジ3から剥し取ることによっても中味の飲料を飲むことができる。
(3)また、カップ2を入手した者はストローの使用によっても中味の飲料を飲むことができる。その場合は、図3中一点鎖線で示すように、摘み片1aを指で摘んで持ち上げる。摘み片1aにおける保護層6と基材シート4との間にはヒートシール剤層7が介在していないので、摘み片1aにおける保護層6のみを摘んで持ち上げることができる。
(4)摘み片1aの保護層6側を摘んで摘み片1aの突出方向と逆方向に引っ張ると、保護層6がヒートシール剤層7を担持して基材シート4の表面から剥離して行く。
図2に示すように、保護層6の引き剥がし方向に見たヒートシール剤層7の始端7aが、カップ2のフランジ3の上面を横切る位置に存在するので、保護層6を容易に引き剥すことができる。
(5)ヒートシール剤層7の塗布パターンが、保護層6の剥離前半箇所における接着力よりも剥離後半箇所における接着力の方が強くなるように形成されることから、使用者が保護層6を基材シート4から剥し始めると、前半では比較的小さな力で引き剥がすことができるが、後半になると抵抗力が増大する。
従って、使用者は保護層6の引き剥がしの停止を促され、図3中二点鎖線で示すように保護層6が基材シート4上に残留し、保護層6が基材シート4やカップ2と別体のゴミとなるのが防止される。
(6)図3中二点鎖線で示すように、保護層6は基材シート4からの引き剥がしに伴い上方にカールし、原位置に復帰することなくカールしたままの状態を保持して基材シート4を露出させる。このため、使用者は、従来のように原形に復した保護層6を再度めくりながらストローを基材シート4に突き刺すような煩雑な操作をすることなく、直ちにストローを基材シート4に突き刺して飲料を喫することができる。
また、保護層6のカール変形に伴い、保護層6の湾曲面に担持されたヒートシール剤層7が当初透明であったものが白濁し剥離痕となって残る。これにより、消費者等はシール蓋1上を見ることによって、カップ2が改ざん等されたか否か、良品か否か等を簡易に確認することができる。
上述したように、保護層6は基材シート4上に残留するように仕向けられ、また、残留させてもストローの刺入に何ら支障がないので、保護層6は基材シート4及びカップ2と一体の廃棄物として処理される。
<実施の形態2>
図4に示すように、この実施の形態2に係るシール蓋10は、実施の形態1に係るシール蓋1と略同形の輪郭に整えられる。
また、シール蓋10は、図5に示すような積層体として構成される。
この積層体は、実施の形態1の場合と同様に、基材シート4を備え、この基材シート4の内面側にカップ2の開口部のフランジ3に接着されるシーラント層5を備える。具体的には、図5に示すように、基材シート4であるアルミニウム箔の内面にアンカーコート剤層11及びポリエチレン等の接着剤層8を介してシーラント層5が積層される。
シーラント層5は、易開封シーラントを使用することで、シール蓋1をカップ2のフランジ3から剥しやすくすることができる。
この基材シート4の外面側には、実施の形態1の場合と相違し、保護層6と基材シート4側との間に剥離剤層12を有する。具体的には、図5に示すように、基材シート4であるアルミニウム箔の外面側に、ポリエチレン等の接着剤層13、アンカーコート剤層14、剥離剤層12、印刷インキ層9及び保護層6が順に積層される。
保護層6は、実施の形態1の場合と同様に、適度な引張力で引っ張ると、基材シート4側から剥れてゆき、剥がれるに連れて基材シート4の上方にカールしうる樹脂フィルムで形成される。保護層6としては、例えばPET製フィルムを用いることができる。
剥離剤層12は、摘み部1aにおける基材シート4側と保護層6側との間にのみ介在する。剥離剤層12が基材シート4と保護層6との接着面内に介在して両者間の接着力を弱める。
剥離剤層12とする剥離剤としては、例えばニスが用いられる。摘み部1aに対応した箇所において、このニスがグラビア印刷等によって上記印刷インキ層9の上から保護層6上に塗布されることにより、剥離剤層12が保護層6上に積層され、上記保護層6と基材シート4との接着面内に介在する。
これにより、摘み部1aにおける保護層6側の基材シート4側への接着が回避され、使用者は摘み部1aにおける保護層6の引き剥がしの取っ掛かりを容易に得ることができる。
上記層構成のシール蓋1は、例えば、基材シート4であるアルミニウム箔にアンカーコート剤層11及びポリエチレン等の接着剤層8を介してシーラント層5を積層してシート化又はフィルム化し、一方で保護層6である樹脂フィルムに印刷インキ層9、ニス等の剥離剤層12、アンカーコート剤層14を順に積層してシート化又はフィルム化し、これら両シート又はフィルムをアンカーコート剤層14が基材シート4にポリエチレン等からなる接着剤層13を介して接するようにラミネートすることで素材シートを作成し、この素材シートを図4に示した形状で打ち抜くことによって得ることができる。
なお、上記剥離剤層12は摘み部1aに対応する箇所にのみ塗布される。
次に、上記構成のシール蓋10の作用について説明する。
(1)カップ2内に開口部から飲料を充填した後、図4及び図5に示すように、シーラント層5によってシール蓋10をカップ2のフランジ3に接着する。この接着はフランジ3上で熱圧着することにより行うことができる。
なお、シール蓋1は、シール蓋1を枚葉状又はウェブ状の原反から打ち抜いた後にカップ2のフランジ3に接着してもよいし、原反をカップ2のフランジ3に接着した後に原反から打ち抜いてもよい。
また、シール蓋1がカップ2の開口部に接着された後に、必要に応じて、カップ2の開口部を取り巻くシール蓋1の周辺部が開口部の下方に癖折りされる。これにより、保護層6の周縁部が基材シート4側から剥がれる。したがって、使用者は摘み片1aの保護層6のみを把持しやすくなり、簡易に開封することができる。
カップ2はこの状態で箱等に梱包され市場に出されて流通し、販売店に搬送され、店頭で販売される。その際、シール蓋10は保護層6によって保護され、保護層6の上から異物等が接触することによる破断が防止される。また、基材シート4の表面は保護層6によって塵埃等が付着しないように保護される。
(2)シール蓋1のシーラント層5が易開封シーラントによってフランジ3に接着されている場合は、シール蓋1をフランジ3から簡易かつ速やかに引き剥がすことができる。この場合、飲料製品としての密封されたカップ2を購入等した者は、シール蓋1をカップ2のフランジ3から剥し取ることによっても中味の飲料を飲むことができる。
(3)また、製品のカップ2を入手した者はストローの使用によっても中味の飲料を飲むことができる。その場合は、図5中一点鎖線で示すように、摘み片1aを指で摘んで持ち上げる。摘み片1aにおける保護層6と基材シート4との間には剥離剤層12が介在するので、摘み片1aにおける保護層6のみを摘んで持ち上げることができる。
(4)摘み片1aの保護層6を摘んで摘み片1aの突出方向と逆方向に引っ張ると、剥離界面が接着剤層13と基材シート4のアルミニウム箔との間へと移行し、保護層6が印刷インキ層9、アンカーコート剤層14及び接着剤層13を担持したまま、基材シート4のアルミニウム箔の表面から剥離して行く。
(5)使用者は保護層6の引き剥がしを途中で停止することができる。このようにすることで、図5中二点鎖線で示すように保護層6が基材シート4上に残留し、保護層6が基材シート4やカップ2と別体のゴミとなるのが防止される。
(6)図5中二点鎖線で示すように、保護層6は基材シート4からの引き剥がしに伴い上方にカールし、原位置に復帰することなくカールしたままの状態を保持して基材シート4を露出させる。このため、使用者は、従来のように原形に復した保護層6を再びめくりながらストローを基材シート4に突き刺すような煩雑な操作をすることなく、直ちにストローを基材シート4に突き刺して飲料を喫することができる。
上述したように、保護層6を基材シート4上に残留させてもストローの刺入に何ら支障がないので、保護層6は基材シート4上に残留したまま基材シート4及びカップ2と一体の廃棄物として処理される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変更可能である。例えば、実施の形態ではヒートシール剤層をストライプ状に塗布したが、ドット状等その他の形状に塗布することも可能である。また、シール蓋は円形としたが四角形等その他の形状としてもよいし、カップ以外の他の容器に施すことも可能である。
1,10シール蓋
4…基材シート
5…シーラント層
6…保護層
12…剥離剤層

Claims (9)

  1. ストローで破断可能な基材シートの内面側に、容器の開口部に接着されるシーラント層が積層され、上記基材シートの外面側に、上記ストローでは破断困難な保護層がヒートシール剤層を介して積層され、上記保護層は、この保護層の端部を持って基材シートの上方に引っ張ると上記基材シート側から剥れながら上記基材シートの上方にカールする樹脂フィルムで形成されてなることを特徴とするシール蓋。
  2. 請求項1に記載のシール蓋において、上記ヒートシール剤層は、上記保護層の剥離前半箇所における基材シート側と保護層側との接着力よりも剥離後半箇所における基材シート側と保護層側との接着力の方が強くなるように形成されたことを特徴とするシール蓋。
  3. 請求項1に記載のシール蓋において、摘み部が一体的に設けられ、この摘み部における上記保護層側と基材シート側との間では上記ヒートシール剤層が省略されていることを特徴とするシール蓋。
  4. 請求項1に記載のシール蓋において、上記ヒートシール剤層が、上記保護層の剥離に伴い剥離痕が残るように形成されていることを特徴とするシール蓋。
  5. 請求項1に記載のシール蓋において、上記保護層の内面に外面から視認しうるように所望事項が印刷されていることを特徴とするシール蓋。
  6. 請求項1に記載のシール蓋において、容器の開口部に接着された後に、容器の開口部を取り巻くシール蓋周辺部が開口部の下方に癖折りされることによって、保護層の周縁部が基材シート側から分かれるようにしたことを特徴とするシール蓋。
  7. アルミニウム箔を有した、ストローで破断可能な基材シートの内面側に、容器の開口部に接着されるシーラント層が積層され、上記基材シートの外面側に、上記ストローでは破断困難な保護層が積層され、上記容器の開口部から上記基材シート及び上記保護層が食み出すように摘み部が設けられると共にこの摘み部における上記基材シート及び上記保護層との間に剥離層が形成され、上記保護層は、上記摘み部における剥離層から剥がれた保護層を持って基材シートの上方に引っ張ると上記アルミニウム箔側から剥れながら上記基材シートの上方にカールする樹脂フィルムで形成されてなることを特徴とするシール蓋。
  8. 請求項7に記載のシール蓋において、上記保護層の内面に外面から視認しうるように所望事項が印刷されていることを特徴とするシール蓋。
  9. 請求項7に記載のシール蓋において、容器の開口部に接着された後に、容器の開口部を取り巻くシール蓋周辺部が開口部の下方に癖折りされることによって、上記摘み部における保護層がアルミニウム箔側から分かれるようにしたことを特徴とするシール蓋。
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