JP2011116402A - 包装用ケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケースを構成するシートSを、その正面部A、背面部B、左右側面C,D及び糊代片Hの各面部間の折り曲げ罫線1,2,3,4を直線状に設け、側面部Dの端部に突出させた仕切片Iの折り曲げ罫線7を、仕切片Iとは逆側へ突出した湾曲形状に設けて構成する。
【選択図】図1
Description
しかし、ケースを組み立てる際に、二つ折り状のシートSの内部で各面部間に折り重なった仕切片IはシートSを立体化しても偏平なままであり、そのままでは物品Tの収納に支障を来してしまう。そのため、シートSの上下蓋面部E,Fの開口から筒状のシートS内に操作ピンを差し込むなどして仕切片Iを引き起こす補助操作が必要となるなどケースの組み立てに手間を要していた。
また、仕切片Iがケース内部で適正な仕切り位置に屈曲し保形されていないと、物品Tの収納作業にも手間を要するばかりでなく、ケース内部で物品Tの保持が不十分となって包装された物品Tの見栄えを悪くするという問題があった。
この際、二つ折り状シートの両側端に力を加えてシートを開口させれば、仕切片は前記湾曲乃至屈曲した折り曲げ罫線の軸廻りに作用する応力によって自動で起き上がって所定の角度まで屈曲し、立体化したケース内部はケース内に延出した仕切片によって所定の収納空間に仕切られる。
また、ケース組み立て前に二つ折りにしたシートを多数積み重ねて保管するなどして、積み重なったシート群の下層のシートが鉛直下向きの荷重により偏平になっていたとしても、保管場所からシートを取り出せば、前記仕切片の湾曲乃至屈曲した折り曲げ罫線の軸廻りに作用する応力によって仕切片が自動で起き上がって偏平なシートは元の形状に復元し、シートをスムーズに立体化させることができる。
また、前記構成のケースを立体化させると、前記湾曲乃至屈曲した折り曲げ罫線によって折り曲げられる仕切片全体が上下方向に沿って湾曲するため、組み立てたケース内に収納した物品の表面に仕切片の湾曲した先端部分が圧接し、物品を仕切片の先端部分で押し付けてケース内部に保持することができる。
立体化したケースの上蓋面部と対向する仕切片の上辺、又は下蓋面部と対向する仕切片の下辺の輪郭を円弧状に形成すれば、上蓋面部又は下蓋面部が面する開口からケース内部に物品を収納する際に、物品の表面に仕切片が引っ掛かるようなことはなく、物品は前記円弧状の周辺に沿って案内されてケース内部にスムーズに収納される。
上下の仕切片の折り曲げ罫線の形状を異ならせれば、それぞれの折り曲げ罫線の軸廻りに作用する応力によって上下の仕切片の屈曲角度が異なり、ケース内部で上下の仕切片は位置をずらして延出する。そして、上側仕切片で区画された収納空間に物品をそれぞれ収納するとともに、高さが低い物品は下側仕切片の上に載せて支持し、各物品をケース内に見栄え良く収納することができる。なお、上下の仕切片の折り曲げ罫線は、湾曲乃至屈曲度合いを異ならせたり当該罫線の上下端部を結ぶ線分からのずれ幅を異ならせたりするなどして、ケースを立体化したときに上下の仕切片の屈曲角度が異なってケース内部で位置をずらして延出するのであれば、それぞれ適宜な形状に設けることができる。
シートの肉厚は、0.1〜0.8mmに設定することができる。0.1mmより薄いと面部の折れ曲がりや破損を来しやすくなり、0.8mmよりも厚いと折り曲げ加工に要する圧力は大となる。耐折性や剛性などを考慮すると、0.2〜0.6mmに設定することが好ましい。
仕切片を内折れさせる折り曲げ罫線は、これを湾曲乃至屈曲させた形状に設けることにより、当該罫線の上下端部を結んだ線分から適宜な幅ずれたものとなり、折り曲げ罫線をどれ程ずらして形成するか、或いはどれ程の湾曲乃至屈曲度合いとするかは、シートの材質、剛性、厚み、或いは必要とされる仕切片の屈曲角度などに応じて適宜に設定可能である。A−PET製の肉厚0.1〜0.8mmシートの場合、前記線分からのずれ幅の大きさ又は湾曲度合いを、罫線の長さ100mmに対して0.1〜1.0mmの範囲に設定することが好ましい。
本発明のケースは、所定形状の透明なプラスチックシートを折り曲げて六面体に組み立てられる包装用ケースであり、図1は第一実施形態のケースを展開したシートの構成を示している。
そして、同図に示されるように、正面部A、背面部B、左右側面部C,D及び糊代片Hの各面部間に付された折り曲げ罫線1,2,3,4を上下蓋面E,Fと差込み面部Gとの間の折り曲げ罫線5,6と直交する直線形状に設ける一方、左側面部Dと仕切片Iとの間の折り曲げ罫線7を直線的に設けずに、当該罫線7の上下端部を結ぶ仮想線分Xからずれた部分を有する曲線形状に設けてある。
また、仕切片Iを内折れさせる折り曲げ罫線7は、その上下端部を結ぶ仮想線分Xに対して、罫線全体が仕切片Iの突出方向とは逆側、すなわち同図中で右方にずれて張り出し、前記上下端部から仮想線分Xの中間部に近づく程仮想線分Xとのずれ幅が増加し、仮想線分Xの略中間部分でずれ幅Sが最大となる、湾曲した山形に形成してある。
二つ折りにしたシートSは、湾曲した折り曲げ罫線7によって内折れした仕切片Iにこれを起こす或いは開かせる応力が作用するため、シートSの上下の面部がぴったりとは重ならず、仕切片Iを挟んだ上下の面部間に間隙が形成される。そして、ケースを組み立てる際に二つ折り状シートSの両側端に内向きに力を加えれば、上下の面部間に間隙が確保されているため、重なったシートSがスムーズに開き、これに伴いケース内で仕切片Iが自動で起き上がるため、シートSを容易に立体化して箱形のケースを組み立てることができる。
この際、二つ折り状シートSの両側端に力を加えてシートを開口させれば、仕切片Iは折り曲げ罫線7の軸廻りに作用する応力によって自動で起き上がって所定の角度まで屈曲し、図2(B)に示されるように、立体化したケースの内部は、ケース内に延出した仕切片Iに適宜な大きさの空間に仕切られる。
そして、上蓋面部Eを開いてできた開口からケース内に物品を挿入すれば、物品は仕切片Iの湾曲した上辺Iaに案内されて、図3に示されるように、仕切片Iで仕切られたケース内部の収納空間に物品T1,T2をスムーズに収納することができる。この際、仕切片Iは全体が湾曲するため、収納した物品T1の表面に仕切片Iの湾曲した先端部分が圧接し、物品T1をその表面に仕切片Iの先端部分を押し付けてケース内部に保持することができる。
また、上側仕切片I1の折り曲げ罫線71と下側仕切片I2の折り曲げ罫線72をともに山形に湾曲した形状に設けるとともに、双方の罫線71、72の仮想線分Xとのずれ幅を上側仕切片I1の折り曲げ罫線71のずれ幅S1の方が下側仕切片I2の折り曲げ罫線72のずれ幅S2よりも大きくなるように設定して、ケースを立体化したときに、上側仕切片I1がケース内方へ大きく屈曲し、下側仕切片I2がそれよりも小さく屈曲するように設けてある。
二つ折りにしたシートSは、湾曲した折り曲げ罫線71,72によって内折れした仕切片I1,I2にこれを起こす或いは開かせる応力が作用するため、ケースを組み立てる際に二つ折り状シートSの両側端に内向きに力を加えれば、重なったシートSがスムーズに開き、これに伴いケース内で仕切片I1,I2が自動で起き上がり、シートSを容易に立体化して箱形のケースを組み立てることができる。
上下の仕切片I1,I2の折り曲げ罫線71,72は形状を異ならせてあるため、図6に示されるように、ケース内部でそれぞれ上下に位置をずらして延出する。そして、上蓋面部Eを開いてできた開口からケース内に物品を挿入すれば、図7に示されるように、物品は上側仕切片I1で仕切られたケース内部の収納空間に物品T1,T2が収納され、高さが低い物品T2は下側仕切片I2の上に載せて支持し、両物品T1,T2をケース内に見栄え良く収納することが可能である。
Claims (4)
- 一側の端部に糊代片を有する所定形状のプラスチックシートを、前記糊代片をシートの他側の端部に固着して筒状に設けるとともにシート表面に付された折り曲げ罫線に沿って折り曲げて六面箱状に組み立てられる包装用ケースにおいて、
前記糊代片が固着されるシートの他側の端部にケース内部に折り込まれる仕切片が突設されているとともに、この仕切片を内折れさせる折り曲げ罫線が仕切片の突出方向とは逆側へ湾曲乃至屈曲した部分を有する形状に設けてあることを特徴とする包装用ケース。 - 仕切片を内折れさせる折り曲げ罫線を、円弧状、台形状又はV字状に湾曲乃至屈曲した部分を有する形状に設けてあることを特徴とする請求項1に記載の包装用ケース。
- 仕切片の上辺又は下辺の輪郭を円弧形状に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用ケース。
- 仕切片が上側仕切片と下側仕切片とに分断され、それぞれ形状が異なる折り曲げ罫線で内折れするように設けてあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用ケース。
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