JP2011116067A - 上製本の製造方法及び上製本 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線綴じより上質で、高い耐久性、耐引裂性を有する見開き性に優れた上製本の製造方法及びその製造方法で製造された上製本を提供する。
【解決手段】
複数枚の上製本用用紙202を丁合して本文210を形成する工程と、本文の背側外端縁205に沿って本文を貫通する複数の糸孔(301〜304)を穿設する工程と、糸孔に綴じ糸402を挿通させて糸綴じし本身602を形成する工程と、本身602の表裏両面に見返し604を貼設し、表裏両面の見返し604の下方部605及び本身602の背面603を覆うように寒冷紗802を貼着して製本本体800を形成する工程と、製本本体800に表紙本体900を貼設する表紙取り付け工程と、を有する上製本1000の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、和綴じの手法を応用した綴じ方を用いた上製本に関し、一般的な上製本より安価で、また、無線綴じより上質で、高い耐久性、耐引裂性を有する見開き性に優れた上製本の製造方法及びその製造方法によって製造された上製本に関する。
従来、製本には比較的廉価な文庫、新書といったものに用いられる並製本と、高価な記念誌、アルバムといったものに用いられる上製本がある。このうち上製本は、一般的に長期保存を目的としたものであるため、丈夫で美しい装丁が望まれる。表紙に厚紙を用い、またその上に布やクロス生地を貼設し、無線綴じや糸かがり綴じ等の手法で本文を綴じることにより高い強度、耐引裂性を示す。
製本工程において、無線綴じは一般的な綴じ手法であり、針金や糸等の綴じ材料を用いずに、接着剤により折丁等の背を全て一体に接合し、さらに表紙と接合する製造方法である。この製造方法は、ホットメルトと呼ばれる製本用糊を用いて本文に表紙を接着させることにより製本する。しかし、強度を高めるために多量の接着剤が必要であり、背部に接着媒体を入れることで本の開きが悪くなることや、また無理に開こうとすると、背割れあるいは本文の脱落の危険性があることが懸念されている。
一方、糸かがり綴じは丁合いされた折丁に孔を開け、糸でかがることにより綴じる手法であり、高い強度を有することから、上製本には好ましい綴じ方である。しかし、本の綴じ合わせ方によっては、製本された本の各頁が全開されず或いは製本された各ページに記載の種種の記録等が見えなくなり、OA機器を用いた複写の際に不都合が生じることがあった。また、現在では製本機等の機械による糸かがり綴じが一般的であり、機械導入コストがかかるという問題点がある。
この問題点を解決するものとして、特許文献1には、証拠或は資料類等の製本法において、紐孔に伸縮性のある紐を挿着して製本本体を結合し、本の各頁を全開することができると共に、結合部において伸縮性のある紐が厚手の表紙で被覆され、紐の凹凸を生せしめることない製本法が開示されている。
また、特許文献2には、糸かがり綴じで製本された上製本についての生産方法が開示されている。
特開平9−109573号公報 特開2008−221696号公報
しかし、特許文献1に開示された発明は紐結合部を寒冷紗で覆い、さらに厚手の表紙等を用いて紐結合部を被覆するものであり、見栄えのよい本を提供できるものの、製本にあたり工程が多く、煩雑な作業を繰り返す必要があるといった問題点がある。
また、特許文献2に開示された発明は、凧糸を用いて本文用紙を綴じるものであり、糸に伸縮性がないものであることから製本された本の各頁が全開されないため、例えば複写機による複写作業の際に即応できないという問題点が存在する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、和綴じの手法を応用した綴じ方を上製本の製造方法に用い、一般的な上製本より安価で、また、無線綴じより上質で、高い耐久性、耐引裂性を有する見開き性に優れた上製本の製造方法及びその製造方法で製造された上製本を提供するものである。
(1)本発明の上製本の製造方法は、複数枚の上製本用用紙を丁合して本文を形成する工程と、
前記本文の背側外端縁に沿って本文を貫通する複数の糸孔を穿設する工程と、
前記糸孔に綴じ糸を挿通させて糸綴じし本身を形成する工程と、
前記本身の表裏両面に見返しを貼設し、
前記表裏両面の見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗を貼着して製本本体を形成する工程と、
前記製本本体に表紙本体を貼設する表紙取り付け工程と、を有する。
(2)本発明の上製本の製造方法は、前記(1)において、
前記本文の背側外端縁に沿って本文を貫通する複数の糸孔を穿設する工程は、
本文に穿設された糸孔の周孔部に補強部材を貼設し、見開きの際に綴じ糸による周孔部の破損を防止することを特徴とする。
(3)本発明の上製本の製造方法は、前記(1)又は(2)において、
前記表裏両面に見返しを貼設するに際し、見返しの下方部を綴じ糸の上方に位置せしめて、見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗を貼着して製本本体を形成することを特徴とする。
(4)本発明の上製本の製造方法は、前記(1)〜(3)において、
前記糸孔に綴じ糸を挿通させて糸綴じし本身を形成する工程は、
前記複数の糸孔のうちの天側又は地側以外の糸孔に挿通させた綴じ糸の糸玉を本身の間に挟み込んで、糸綴じの工程で終端の糸玉が抜けないようにし、表裏両面を貫通した糸孔を縫うように一筆書きして綴じ糸を通すようにすることを特徴とする。
(5)本発明の上製本は、
複数枚の上製本用用紙を丁合して本文が形成され、
前記本文の背側外端縁に沿って本文を貫通する複数の糸孔が穿設され、
前記糸孔に綴じ糸を挿通させて糸綴じし本身が形成され、
前記本身の表裏両面に見返しが貼設され、
前記表裏両面の見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗が貼着されて製本本体が形成され、
前記製本本体に表紙本体が貼設されて表紙取り付けがされてなることを特徴とする。
(6)本発明の上製本は、前記(5)において、
前記本文に穿設された糸孔の周孔部に貼設された補強部材は、見開きの際に綴じ糸による周孔部の破損を防止することを特徴とする。
(7)本発明の上製本は、前記(5)又は(6)において、
前記表裏両面に貼設された見返しは、その下方部が綴じ糸の上方に位置しており、見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗が貼着されて製本本体が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、一般的な上製本より安価で、また、無線綴じより上質で、高い耐久性、耐引裂性を有する見開き性に優れた上製本を提供することができる。
また、本発明によれば、一般的な上製本の製造方法で必要な工程を最小限に留めることで、相対的に安価な上製本を提供することができる。
また、本発明によれば、本文に穿設された糸孔の周孔部に補強部材を貼設することで、見開きの際に綴じ糸による周孔部の破損を防止することができる。
また、本発明によれば、糸綴じ工程において、本身内部から糸綴じを開始することにより、本文の縫い始め側に糸玉を形成し、その結節点を本身内部に挟む(潜り込ませる)ことで、糸玉のほつれを防止し、縫い始めにおける糸抜けを防止するとともに、糸玉が露出することによる外観の悪さを防止した、上質な上製本を提供することができる。
また、本発明によれば、伸縮性を有する綴じ糸を用いることで、高い耐久性、耐引裂性を有する、見開き性に優れた上製本を提供することができる。
また、本発明によれば、和綴じを応用した手法により糸綴じを行い製本するため、糸綴じにあたっては機械化することも可能である。
本発明に係る上製本を天側又は地側から見た説明図である。 上製本用用紙ののど側端部を接着剤で接着固定し、本文を形成する工程の説明図である。 本文に貫通する複数の糸孔を穿設する工程の説明図である。 本文に穿設された糸孔の周孔部に貼設された補強部材の説明図である。 和綴じの手法を応用した綴じ方の説明図である。 糸綴じ終点の、結び目の形成方法の説明図である。 本身と見返しを貼着させる工程の説明図である。 三方断ちの説明図である。 本身に寒冷紗を接着し、製本本体を形成する工程の説明図である。 表紙本体を作成する工程の説明図である。 製本本体と表紙本体を貼合する工程の説明図である。 開いた状態の上製本を示す概略図である。 本発明に係る他の実施形態の上製本を天側又は地側から見た説明図である。
以下、発明を実施するための形態により、本発明を説明するが、以下の実施例は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施例を通じて説明される特徴が本発明を限定するものでもない。
本発明は、和綴じの手法を応用した綴じ方を上製本の製造方法に用い、一般的な上製本より安価で、また、無線綴じより上質で、高い耐久性、耐引裂性を有する見開き性に優れた上製本の製造方法及びその製造方法で製造された上製本に関するものである。以下本発明を説明する。
まず、上製本用用紙を用意する。用紙は耐水性や耐摩耗性に優れた上級紙であることが好ましいが、用紙種類についてはここで限定するものではない。本発明に係る上製本で用いる本文は、多数枚の上製本用用紙を丁合し、そののど側端部を接着固定したものである。本実施の形態では、接着剤を用紙ののど側端部に塗布し背固めを行う。
次に、上記本文の背側外端縁に沿って、複数の糸孔を穿設する。糸孔の穿設には、目打ち等の工具を用いることができるが、電動ドリル等によって穿設することもできる。本文の背側外端縁において、天側及び地側から約10mmの箇所に印をつけ、当該印をつけた箇所間を等分するように複数の糸孔を穿設する。
糸孔は、直径1mm〜10mm程度の円形状とすることが好ましいが、孔の形状については問うものではない。
糸孔の形成位置については、上製本の見開き時に見開いた頁紙の綴じ部側付近に印刷された文章や絵柄などを見易くするため、糸孔の中心が本文の背側外端縁から約3〜10mm程度、小口側に入った位置に調整する。
上記本文の背側外端縁に沿って複数の糸孔を穿設した後に、見開きの際に綴じ糸による糸孔の周孔部の破損を防止するために周孔部に補強部材を貼設する。糸孔の周孔部とは、本文の背側外端縁に沿って穿設された糸孔の表表紙側及び裏表紙側の外端部をいうものとする。補強部材には、糸孔に対応したシール孔を有し、一面が接着剤が塗布処理された接着面に形成された樹脂製、紙製又は布製のものが挙げられるが、これに限定されるものではない。また、シール孔を有さない補強部材は糸孔を穿設する前に本文に貼設しておき、本文に糸孔を穿設する際に同時にシール孔を穿設してもよい。補強部材の形状は、中央に糸孔と同程度の孔を有する矩形状のもので、糸孔の周孔部ごとに分割して貼設できるよう周孔部を覆う程度の大きさであれば好ましい。また、背側外端縁の長さに調節された帯形状の補強部材を用いて、糸孔の周孔部全てを貼設してもよい。
補強部材を用いない場合は、表表紙側及び裏表紙側の本文として厚紙等の破れにくい紙を用いることで、補強部材を用いる場合と同等の強度を得ることが可能となる。
次に、本文に穿設された糸孔に伸縮性のある綴じ糸を挿着する。糸綴じは、和綴じの方法を応用した縫い綴じを行うことで、本文外側の縫い目の凹凸を目立たなくすることができる。すなわち、本文に穿設された糸孔を渡るように伸縮性のある綴じ糸を挿着し、糸孔を渡るようにして糸綴じを開始し、綴じ糸の糸玉を本身の間に挟み込んで、糸綴じの工程で終端の糸玉が抜けないようにする。
糸綴じの工程は、表裏両面を貫通した糸孔を縫うように一筆書きして綴じ糸を通す。
糸綴じに用いる綴じ糸は、例えば、一般的な製本糸として、麻糸又は綿糸、また、合成樹脂である、ナイロン6(登録商標)、ナイロン6(登録商標)/ナイロン66(登録商標)共重合体、ナイロン6(登録商標)/ナイロン12(登録商標)共重合体などのポリアミド樹脂、ポリフッ化ビニリデンなどのフッ素系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、超高分子量ポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂等からなる糸が挙げられる。特に、伸縮性を有しており、破断伸度が50%以上と高いナイロン(登録商標)製で、直径0.3〜1mmのものを用いることが好ましい。綴じ糸はこれに限定されるものではないが、上製本の展開を容易にし、見開き性に優れた上製本を提供するために、綴じ糸は伸縮性を有すること、強度や耐磨耗性、耐引裂性などの力学特性に優れていることが求められる。
なお、本実施形態の糸綴じは、和綴じの手法である四つ目綴じを簡略化した方法であるため、本文を強く締め付けながら糸綴じを行わずとも、製本本体から印刷用紙が脱落する危険性はなく、糸孔へ損傷を与えることもない。
また、糸綴じに用いる綴じ糸は、例えば赤や緑といった色付きの綴じ糸を用いることにより、上製本の見栄えを良くすることもできる。
糸綴じ後の本身の両面に、見返しを貼着する。見返しは2つ折りになり、一端が表紙に貼着され、もう一端で本身に貼着される。見返し紙は2つ折りにした際の大きさが、本身と同様の大きさの矩形状の紙を用いる。見返しを貼着する際の接着剤には、一般的にでんぷん糊や水溶性合成樹脂糊を用い、この接着剤をローラーや刷毛を用いて見返し用紙に塗布し、水分で見返し紙が撓まないうちに、また接着力が強力になり過ぎないうちに手早く本身に貼着する。
見返しとして、茶に含まれる脱臭成分を利用した茶混抄紙(特許第3173977号)を使用することもできる。上製本の見開きの際に茶葉の香気を漂わせることでリフレッシュ効果を提供し、またキトサン溶液を含むことで抗菌効果を有し長期の品質保持を図ることも可能である。
貼着作業の手間や時間を低減するために、シート粘着剤や両面粘着テープを用いてもよい。これらの粘着剤をあらかじめ貼り付けた見返しを本身に押圧することで容易に見返しを本身に貼着することができる。
そして、次に、見返しを貼着した本身を三方断ちにより裁断する。これにより、本身の天地方向の寸法と、背から小口までの寸法とを揃えることができる。印刷した際に余白が十分でない場合は、必ずしも三方断ちを行わなくてもよい。
次に、本身に補強用部材として、寒冷紗を貼着する。寒冷紗は、接着剤を介して本身の背から本文をつなぐ役割を果たし、綿若しくはレーヨン製の一般的なガーゼ状織物等を用いることができる。寒冷紗の大きさは、例えば本身の天地端からそれぞれ約10mm短く、また背から本文側に約30mm程度はみ出す程度の大きさである。また、寒冷紗の貼着をより強固なものにするため、和紙を本身ののど側端部に貼着し、背固めをした後に、その上から寒冷紗を貼着してもよい。
しおり紐を本身に付設することもできる。しおり紐は天側の背上部約5mmの箇所に接着材を用いて接着する。しおり紐の長さは、背側から小口側対角線の長さより約10mm程度長いものが適当である。しおり紐は通常レーヨン製の一般的な紐が用いられるが、本発明の上製本では、例えば遠州綿紬等の織物から作成されたしおり紐を使用することで、上製本の風合いを高めることができる。このようにして製本本体を形成する。
製本本体には、さらに、飾り布としての花布を有することができる。これは、製本本体の天地端から約10mmの長さで貼着され、製本本体の天地端から飾り布としての花布が配設されることで、上製本の見栄えを良くするという効果がある。花布は、製本本体の厚さと同様の幅で切断した2枚の布を用い、接着材を塗布したものを製本本体の背部天地端に貼着する。この際に、花布の外端部を製本本体の背側角部分に密着させ、平行になるように貼着させる。また、花布の切断面にも接着剤を塗布することで、ほつれを防止することができる。
最後に、製本本体とあらかじめ形成された表紙本体とを貼合させる。表紙本体は、芯となるボール紙等の芯材を表紙用紙で覆い、表紙用紙を、芯材の端縁に沿って適宜表紙裏側に折り返し、各芯材と表紙用紙とを接着剤で貼合したものを用いる。具体的には、まず表紙用紙の内面側に芯材を、製本本体の表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の3面それぞれを形成するように互いに所定の間隔をおいて配置する。芯材は、例えばボール紙の芯紙等を使用することにより、表紙が折り曲がらないように強度を高めることができる。表紙用紙は、例えば布クロス、紙クロス等の耐久性、耐摩耗性に優れたものを使用する。表紙用紙には、表表紙用、背表紙用及び裏表紙用芯材を取り囲むように折り返し分の余白部分を設けておき、表紙用紙を内面側に折り返して芯材と接着剤で貼着させ、縁の部分の仕上がりを整える。この際に、表紙用紙の4つ角を切り落としておくことで余白部分の折り返しを容易に行うことができる。また、表表紙と背表紙との境界や、背表紙と裏表紙との境界等の折り目に筋押しを形成しておき、表紙用紙が所定の折り目で折ることができるようにしておく。表紙用紙には、芯材貼付部の境界を各種線や色分けを用いてあらかじめ区別しておくことが好ましい。
表紙本体を製本本体へと貼設する工程においては、見返し付きの製本本体の見返し部分に接着剤を塗布しておき、製本本体の表裏の表紙の裏面に本文側の見返しを貼り合わせる。この際、製本本体の背面には接着剤を塗布しない。表紙本体と製本本体の貼設後、溝付け成形機によりプレスして、表紙の表表紙・背表紙及び背表紙・裏表紙境界部に溝付け加工を施す。
表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材を表紙用紙に貼着する際には接着剤以外にテープ等を用いてもよい。製本過程で、表表紙用、背表紙用及び裏表紙用の表紙芯材が表紙用紙に貼設される際に、当該接着部分に接着剤等を塗布等してもよいが、各表紙芯材の片面にあらかじめ接着剤が塗布された接着面を設けておき、この接着面を剥離紙で保護しておくことが好ましい。これにより接着剤等の塗布等の作業を効率的に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る上製本の構成の一例を示し、上製本1000を天側又は地側から見た図である。上製本1000は、表紙本体900、2セットの見返し604、寒冷紗802、本身602、綴じ糸402を備える。
本発明の一実施形態に係る上製本1000の製造方法は、図2に示すように、まず、多数枚の上製本用用紙202を用意する。上製本用用紙202は、のど側端部206を揃えて丁合いを行い、接着剤204をのど側端部206に塗布して背固めをし、上製本用用紙202を重ね合わせて冷却することで接着固定し、本文210を作成する。
次に、図3に示すように、本文210に複数の糸孔301〜304を穿設する。糸孔301〜304は、本文210ののど側端部206の背側外端縁205に沿って、表裏両面を上下に貫通するように、目打ち等の用具で穿設される。糸孔301〜304の形成は、天209a及び地209bから10mmの2箇所、及び当該2箇所間を等分するように、例えば全部で4個の糸孔301〜304を穿設する。糸孔301〜304は直径が約5mm程度の円形とすることが好ましいが長穴でもよい。
図4(a)に示すように、見開きの際に綴じ糸402による糸孔301〜304の周孔部305の破損を防止するために周孔部に補強部材301a〜304aを貼設する。補強部材301a〜304aは、表表紙側及び裏表紙側の本文数枚に対して貼設し強度を高めることで、糸孔301〜304の周孔部305の破損を防止することが可能となる。補強部材301a〜304aには、糸孔301〜304に対応したシール孔を有し、一面が接着剤が塗布処理された接着面に形成された樹脂製のものを用いることができる。また、図4(b)に示すように、背側外端縁205の長さに調節された帯形状の補強部材406を用いて、糸孔301〜304の周孔部305全てを貼設してもよい。なお、本発明の糸綴じ形式を並製本の製造に用いることが可能である。
次に、図5に示すように、本文210に穿設された糸孔301〜304を渡るように伸縮性のある綴じ糸402を挿着する。糸綴じは、本文210の地209b側から2つ目の糸孔302より糸綴じを開始する。なお、図5では、地209b側から2つ目の糸孔302より糸綴じを開始する態様で記載しているが、他の糸孔より糸綴じを開始してもよい。
ここで綴じ糸402の始端に形成した糸玉404を、本身602の積層された上製本用用紙202を持ち上げて、その間に挟み込んで、糸綴じの工程で始端の糸玉404が抜けないようにする。
糸綴じの工程は、和綴じの手法である四つ目綴じを簡略化し、表裏両面を貫通した糸孔301〜304を縫うように一筆書きして綴じ糸402を通す。すなわち、糸玉404が形成された綴じ糸402の先端を、前記2つ目の糸孔302内の途中から上方に延ばして糸孔302内から表紙側に露出させた後、天209a側の方向に向かわせ、隣接する糸孔303内に挿入して糸孔303内を下方に延ばす。
さらに、糸孔303の下方から露出させた後、天209a側の方向に向かわせ、隣接する糸孔304内に挿入して糸孔304内を上方に延ばす。糸孔304から上方に露出した後、天209a側から地209b側の方向に逆戻りするように、隣接する糸孔303の表から裏へ、そして隣接する糸孔302の裏から表へ・・・というように、図5に示すような軌跡をたどるようにして、本文210の表裏両面を交互に綴じ糸402を渡し、糸綴じ開始点の糸孔302に戻り、糸綴じ終点の結びを形成する。
図6は、糸綴じ終点における結びを示したものである。図示するように、糸綴じ終点に結び目を形成する際には、糸孔302に通した綴じ糸402の先端を、先に通した綴じ糸402の下部に潜らせて絡めるようにして結び目を形成する。結び終えた後に、綴じ糸402の余り部分を鋏等で切断処理を行う。また、終端に形成された結び目を糸孔302内に収納して、本身602の表面に結び目の凹凸が現さないようにし見栄えを良くすることができる。
なお、綴じ糸402は伸縮性を有し、破断伸度50%以上のナイロン(登録商標)製で、直径0.5mmのものを用いることができる。
また、赤色などの色つきの綴じ糸を用いることで上製本1000の見栄えを良くすることができる。糸綴じは、前記の通り和綴じの手法である四つ目綴じを簡略化した方法であるため、本文210を強く締め付けながら糸綴じを行わずとも、製本本体から印刷用紙が脱落する危険性はなく、糸孔301〜304へ損傷を与えることもない。
図7に示す通り、次の工程において、糸綴じされた本身602の表裏に、見返し604を貼合させる。見返し604は、2つ折りにした、きき紙606及び遊び608をから形成されており、きき紙606は表紙本体900の裏に張り付けられる部分であり、遊び608は、本身602に張り付けられる部分である。きき紙606及び遊び608は本身602と同様の大きさに調整しておく。
見返し604として、茶に含まれる脱臭成分を利用した茶混抄紙(特許第3173977号)を使用することもできる。上製本1000の見開きの際に茶葉の香気を漂わせることでリフレッシュ効果を提供し、またキトサン溶液を含むことで抗菌効果を有し長期の品質保持を図ることも可能である。
なお、本身602に遊び608を貼着する際の接着剤204には、例えば水溶性合成樹脂糊を用い、この接着剤204を刷毛を用いて遊び608に塗布し、水分で遊び608が撓まないうちに、また接着剤204の接着力が強力になり過ぎないうちに手早く本身602に貼着するとよい。
次に、見返し604を貼着させた本身602を、裁断機により三方断ちして形状を揃える。すなわち、図8に示すように、本身602の糸綴じされた背を残して、天側、地側、及び小口側を外端部から約1mm程度同時に裁断して断面を揃えるようにする。これにより、見返し604が貼合された本身602の天地間の寸法、背から小口までの長さ寸法とを揃えることができる。
次に、本身602に補強用部材として寒冷紗802を貼着する。図9(a)に示すように、寒冷紗802は、例えば本身602の天地側からそれぞれ10mm程度短く、また背から本文側に30mm程度はみ出す大きさである。寒冷紗802は、目の粗い網目状の薄い綿布を用い、全体に接着剤204を含ませ本身602の背面603にあてがうことで、背固めの補強部材として機能する。
なお、しおり紐804を本身602に付設させる場合は、以下のようにする(図9(b)参照)。しおり紐804は本身602の天209a側の背中央上部にその一端が位置するように、天209aから5mmの長さで接着材を用いて付設する。しおり紐804を付設する際は、しおり紐804の一端を本身602の背中央上部の間に挟み込んでおくことが強度の面から好ましい。
しおり紐804は、遠州綿紬の織物から作成されたしおり紐804を使用することで、上製本1000の風合いを高めることができる。しおり紐804全体の長さは、背側から小口側対角線の長さより10mmほど長いものが適当である。このようにして製本本体800を形成する。
製本本体800は、背表紙側天地端において、図示はしないが、花布を貼着することもできる。製本本体800の天地端から約10mmの長さで貼着される。花布は、製本本体800の厚さと同様の幅で切断した2枚の布を用い、接着材を塗布したものを製本本体800の背部天地端に貼着する。この際に、花布の外端部を製本本体800の背側角部分に密着させ、平行になるように貼着させる。また、花布の切断面にも接着剤204を塗布することで、ほつれを防止することができる。
次に、図10に示すように、表紙本体900を作成する。裏表紙用芯材904、背表紙用芯材906及び表表紙用芯材908を、表紙用紙902の所定の位置に接着材を用いて貼付ける。裏表紙用芯材904、背表紙用芯材906及び表表紙用芯材908は、表紙が折り曲がらないよう強度を高めるため、ボール紙を、製本本体800の表紙及び背表紙より一回り大きく調整されたものを用いる。表紙用紙902には、裏表紙用芯材904及び背表紙用芯材906の間隔、また背表紙用芯材906及び表表紙用芯材908の間隔を約10mm程度に配置できるよう、あらかじめ境界線に線引きしておいたものを用いる。
表紙用紙902には、裏表紙用芯材904、背表紙用芯材906及び表表紙用芯材908を取り囲むように折り返し部を設けており、各芯材を取り囲むように接着剤204を用いて貼着する。また図示するように、表紙用紙902の四つ角はあらかじめ切り落とされており、折り返しが容易に行うことができる。このようにして表紙本体900が形成される。表紙用紙902は、本の内容や用途に応じて、織物生地に染色し裏打ちした布クロス、染色した塩ビを生地に用いたビニールクロス、紙にラミネート加工やエンボス加工をした紙クロス、レザークロスなどが用いられる。いずれも耐久性、耐摩耗性に優れたものを使用することが好ましい。
最後に、製本本体800と表紙本体900とを貼合させる。図11に示すように、製本本体800に付設された見返し604を形成するきき紙606の表紙側に接着剤204を塗布しておき、表紙本体900の表裏の表紙の裏面にきき紙606を貼り合わせることで製本本体800と表紙本体900を接着固定する。この際、製本本体800の背面(寒冷紗802と表紙本体900との間)には接着剤204を塗布しない。
製本本体800と表紙本体900の接着後、溝付け成形機によりプレスして、表紙の表表紙・背表紙及び背表紙・裏表紙境界部に溝付け加工を施す。以上の工程から上製本1000を提供することができる。
図12は、上製本1000の開いた状態を示す概略図である。本発明の上製本1000の綴じ糸402は伸縮性を有しているので、図12に示すように、全開にした状態でも見開き性に優れている。
なお、図13に示すように、見返し604の下方部605を、綴じ糸402の上方に位置せしめて、寒冷紗802を貼着して製本本体800を形成し、製本本体800に表紙本体900を貼設する様にして、綴じ糸402を接着剤204で固定しないようにすることもできる(P参照)。この場合は、上製本1000を開く場合の綴じ糸402の自由な移動が確保され、糸孔301〜304の破損を防止することができる。
以上の説明が、本発明に係る実施の形態であるが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、上記実施の形態に、多種多様な技術的変更または改良を加えることによる実施の形態もまた、本発明の技術的範囲に属することは当業者に明らかである。
本発明は、和綴じの手法を応用した綴じ方を上製本の製造方法に用い、一般的な上製本より安価で、また、無線綴じより上質で、高い耐久性、耐引裂性を有する見開き性に優れた上製本の製造方法及びその製造方法で製造された上製本に関するものである。従来技術とは異なる上製本の製造方法及びその製造方法で製造された上製本を提供することで、産業上の利用可能性が極めて高い。
202 上製本用用紙
204 接着剤
205 背側外端縁
206 のど側端部
209a 天
209b 地
210 本文
301、302、303、304 糸孔
301a、302a、303a、304a 補強部材
305 周孔部
402 綴じ糸
404 糸玉
406 補強部材
602 本身
603 背面
604 見返し
605 下方部
606 きき紙
608 遊び
800 製本本体
802 寒冷紗
900 表紙本体
902 表紙用紙
904 裏表紙用芯材
906 背表紙用芯材
908 表表紙用芯材
1000 上製本

Claims (7)

  1. 複数枚の上製本用用紙を丁合して本文を形成する工程と、
    前記本文の背側外端縁に沿って本文を貫通する複数の糸孔を穿設する工程と、
    前記糸孔に綴じ糸を挿通させて糸綴じし本身を形成する工程と、
    前記本身の表裏両面に見返しを貼設し、
    前記表裏両面の見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗を貼着して製本本体を形成する工程と、
    前記製本本体に表紙本体を貼設する表紙取り付け工程と、を有する上製本の製造方法。
  2. 前記本文の背側外端縁に沿って本文を貫通する複数の糸孔を穿設する工程は、
    本文に穿設された糸孔の周孔部に補強部材を貼設し、見開きの際に綴じ糸による周孔部の破損を防止することを特徴とする請求項1に記載の上製本の製造方法。
  3. 前記表裏両面に見返しを貼設するに際し、見返しの下方部を綴じ糸の上方に位置せしめて、見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗を貼着して製本本体を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の上製本の製造方法。
  4. 前記糸孔に綴じ糸を挿通させて糸綴じし本身を形成する工程は、
    前記複数の糸孔のうちの天側又は地側以外の糸孔に挿通させた綴じ糸の糸玉を本身の間に挟み込んで、糸綴じの工程で終端の糸玉が抜けないようにし、表裏両面を貫通した糸孔を縫うように一筆書きして綴じ糸を通すようにすることを特徴とする請求項1〜3に記載の上製本の製造方法。
  5. 複数枚の上製本用用紙を丁合して本文が形成され、
    前記本文の背側外端縁に沿って本文を貫通する複数の糸孔が穿設され、
    前記糸孔に綴じ糸を挿通させて糸綴じし本身が形成され、
    前記本身の表裏両面に見返しが貼設され、
    前記表裏両面の見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗が貼着されて製本本体が形成され、
    前記製本本体に表紙本体が貼設されて表紙取り付けがされてなること
    を特徴とする上製本。
  6. 前記本文に穿設された糸孔の周孔部に貼設された補強部材は、見開きの際に綴じ糸による周孔部の破損を防止することを特徴とする請求項5に記載の上製本。
  7. 前記表裏両面に貼設された見返しは、その下方部が綴じ糸の上方に位置しており、見返しの下方部及び前記本身の背面を覆うように寒冷紗が貼着されて製本本体が形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の上製本。
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