JP2011114972A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力損失及びノイズを低減化できる電力変換装置を得る。
【解決手段】発生電圧を交流入力電圧に重畳するインバータ回路5と、インバータ回路5の後段に接続されたダイオードブリッジ形全波整流回路12と、整流回路12の直流出力端子間に接続された平滑コンデンサ22、23と、整流回路12に接続された短絡スイッチ14、17と、整流回路12に接続された整流モード切換回路19と、短絡位相範囲では短絡スイッチ14、17を導通状態にする短絡スイッチ制御回路100と、前記短絡位相範囲では、整流モード切換回路19を非導通状態にする整流モード制御回路200と、整流モード切換回路19が非導通状態の場合、整流回路12の出力電圧を目標出力電圧に追従させるよう、導通状態の場合、平滑コンデンサ22、23の直流電圧を前記目標出力電圧の1/2に追従させるよう、インバータ回路5をPWM制御するインバータ制御回路300とを設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力力率を改善するインバータ回路を備え、交流電力を直流電力に変換する電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置は、交流入力を整流する整流回路の後段に、インバータ回路(単相インバータ)を直列接続し、その後段に、整流ダイオードを介して接続された平滑コンデンサと、この平滑コンデンサをバイパスさせる短絡スイッチを備え、平滑コンデンサの直流電圧を目標電圧に追従させ、入力力率を改善するように、インバータ回路を電流指令を用いて出力制御している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−95160号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。従来の電力変換装置は、交流入力電圧と電力変換装置の出力電圧との差をインバータ回路が出力する必要があるため、出力電圧を高くするにはインバータ回路を充電するための短絡スイッチの導通時間が増加し、短絡スイッチの損失が増える上、インバータ回路の直流電圧が高くなり電流制御の精度が低下し、ノイズも増大する。
さらに、インバータ回路内で用いる半導体スイッチ素子に大きな耐圧が必要とされるため、半導体スイッチ素子の損失が増大する問題があった。
また、この問題を回避するために、単相インバータの直列接続数を増やすと回路構成、制御が複雑になり、限流用リアクトルを大きくすると回路サイズの大型化が必要となるものであった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、入力力率を改善するように電流指令を用いてインバータ回路を出力制御する電力変換装置において、電力損失及びノイズを低減化し、かつ大きな限流回路を不要とし、装置構成の小型化を促進することができる電力変換装置を得ることを目的とする。
本発明に係る電力変換装置は、交流入力電源の第1の端子に入力端子が接続され、直流電圧源を有し、この直流電圧源を流れるPWM制御された電流により、前記直流電圧源が充電、放電され、前記直流電圧源の放電電圧である発生電圧を、前記交流入力電源の交流入力電圧に重畳するインバータ回路と、前記インバータ回路の前段又は後段に直列接続され、電流を制限するリアクトルと、前記インバータ回路の出力端子に第1の交流入力端子が接続され、前記交流入力電源の第2の端子に第2の交流入力端子が接続された整流回路と、前記整流回路の第1の直流出力端子と第2の直流出力端子との間に接続され、互いに直列接続された第1及び第2の平滑コンデンサと、前記整流回路の第1の交流入力端子と第2の直流出力端子との間に接続された第1の短絡スイッチと、前記整流回路の第2の交流入力端子と第2の直流出力端子との間に接続された第2の短絡スイッチと、前記整流回路の第1又は第2の交流入力端子に一端が接続され、前記第1及び第2の平滑コンデンサの接続点に他端が接続された整流モード切換回路と、前記交流入力電源の交流入力電圧、前記インバータ回路の直流電圧源の電圧、前記第1の平滑コンデンサの電圧、及び前記第2の平滑コンデンサの電圧に基づいて、短絡スイッチ制御信号を生成して、この短絡スイッチ制御信号により前記第1及び第2の短絡スイッチの導通、非導通状態を制御するとともに、前記交流入力電圧の位相がゼロを中央として±所定位相の範囲である短絡位相範囲では、前記第1及び第2の短絡スイッチを導通状態にする短絡スイッチ制御信号を生成する短絡スイッチ制御回路と、整流スイッチ制御信号により前記整流モード切換回路の導通、非導通状態を制御する整流モード制御回路と、前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成して、このインバータスイッチ制御信号により、前記整流回路の出力電圧を目標出力電圧に追従させるよう、また、前記交流入力電源からの入力力率が1になるように、前記インバータ回路を流れる交流入力電流をPWM制御するインバータ制御回路とを備えるものである。
本発明に係る電力変換装置によれば、電力損失及びノイズを低減化し、かつ大きな限流回路を不要とし、装置構成の小型化を促進することができる。
この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の短絡スイッチ制御回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ制御回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の各部の波形を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ回路の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ回路の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ回路の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ回路の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の別の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ制御回路の別の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の別の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の短絡スイッチ制御回路の別の構成を示す図である。
以下、本発明の電力変換装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る電力変換装置について図1から図23まで、及び図27を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置は、交流入力電源1(以下、単に交流電源1と称す)と、電圧検出回路(SV1)2と、電流検出回路(SI1)3と、リアクトル(L)4と、インバータ回路5と、ダイオードブリッジ形全波整流回路12と、短絡スイッチ制御回路100と、整流モード制御回路200と、インバータ制御回路300とが設けられている。
交流電源1は、ノードaで電圧検出回路2と電流検出回路3に接続される。電流検出回路3は、ノードcでリアクトル4に接続され、その後段のノードdにインバータ回路5の一端が接続される。インバータ回路5の他端は、ノードgで整流回路12に接続される。
インバータ回路5は、半導体スイッチ素子6、7、8、9及び直流電圧源10から構成される単相インバータと、電圧検出回路(SV2)11とが設けられている。半導体スイッチ素子6−9は、ソースとドレイン間にダイオードが内蔵されたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)や、ダイオードが逆並列に接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などである。
整流回路12は、整流ダイオード13、15、16、18と、短絡スイッチ14、17と、整流モード切換回路19と、平滑コンデンサ22、23と、電圧検出回路(SV3)24と、電圧検出回路(SV4)25とが設けられている。また、整流モード切換回路19は、整流モード切換えスイッチ20と、整流モード切換えスイッチ21とが設けられている。
半導体スイッチ素子からなる短絡スイッチ14と整流ダイオード13が、ノードgで直列接続される。さらに、半導体スイッチ素子からなる短絡スイッチ17と整流ダイオード16が、ノードbで直列接続され、交流電源1と電圧検出回路2に接続される。
また、平滑コンデンサ22、23は、ノードkで直列接続される。平滑コンデンサ22の他端はノードhで整流ダイオード13、16と接続され、平滑コンデンサ23の他端はノードiで短絡スイッチ14、17に接続される。
整流モード切換回路19を構成する半導体スイッチ素子からなる整流モード切換えスイッチ20、21は、ノードjで直列接続され、整流モード切換えスイッチ20の一端がノードbに接続され、整流モード切換えスイッチ21の一端がノードkに接続される。そして、電圧検出回路24はノードhとノードkに接続され、電圧検出回路25はノードkとノードiに接続される。
図2は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の短絡スイッチ制御回路の構成を示す図である。
図2において、短絡スイッチ制御回路100は、減算器101と、PI制御器102と、加算器103と、補正器104と、PWM制御器109とが設けられている。また、補正器104は、減算器105と、PI制御器106と、極性検出器107と、掛算器108とが設けられている。
図3は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の整流モード制御回路の構成を示す図である。
図3において、整流モード制御回路200は、実効値計算器201と、比較器202と、禁止動作器203とが設けられている。また、禁止動作器203は、否定素子204と、否定素子205と、論理積素子206とが設けられている。
図4は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置のインバータ制御回路の構成を示す図である。
図4において、インバータ制御回路300は、加算器301と、目標出力電圧切換器302と、補正電圧切換器303と、減算器304と、PI制御器305と、位相検出器306と、正弦波器307と、掛算器308と、減算器309と、PI制御器310と、加算器311と、PWM制御器312とが設けられている。
ここで、記号を次のように定義する。なお、数式及び図面の上付き、下付き記号については、本明細書中では説明の都合上、上付き、下付き記号での表現は行わない。
Vin:電圧検出回路2で検出し、ノードlによって伝達される交流入力電圧。
Iin:電流検出回路3で検出し、ノードmによって伝達される交流入力電流。
Vsub:電圧検出回路11で検出し、ノードnによって伝達されるインバータ回路5内の直流電圧源10の電圧。
Vsub*:インバータ回路5内の直流電圧源10の目標電圧。
Vdc_h:電圧検出回路24で検出し、ノードoによって伝達される平滑コンデンサ22の直流電圧。
Vdc_h*:平滑コンデンサ22の目標直流電圧。
Vdc_l:電圧検出回路25で検出し、ノードpによって伝達される平滑コンデンサ23の直流電圧。
Vdc_l*:平滑コンデンサ23の目標直流電圧。
Vdc:平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lの合計直流電圧(出力電圧)。
Vdc*:平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lの合計直流電圧の目標直流電圧(目標出力電圧)。
θ:交流電源1からの入力電圧位相。
つぎに、この実施の形態1に係る電力変換装置の動作について図面を参照しながら説明する。
まず、図2に示す短絡スイッチ制御回路100の制御について説明する。直流電圧源10の電圧Vsubを一定に保つため、減算器101により、ノードnから入力した電圧Vsubとその目標電圧Vsub*との差101vを求め、フィードバック量として、PI制御器102によりPI制御した出力を演算し、短絡スイッチ14、17をオンする位相102vを求める。さらに、平滑コンデンサ22、23の直流電圧Vdc_h、Vdc_lをバランスさせるため、加算器103により、位相102vに、補正器104からの補正項104vを加える。
補正器104では、減算器105により、ノードo、pから入力した直流電圧Vdc_h、Vdc_lの差105vを求め、フィードバック量として、PI制御器106により、PI制御した出力を演算する。これにより、Vdc_h、Vdc_lは1:1の比率に制御される、つまり、Vdc_h、Vdc_lはVdc*/2に制御される。極性検出器107により、ノードlから入力した入力電圧Vinの極性に応じて係数107vを求め、掛算器108により、PI制御器106の出力に係数107vをかけ、短絡スイッチ14、17をオンする位相102vの補正項104vを得る。極性検出器107は、Vin>0なら+1を、Vin<0なら−1を係数107vとして出力するものである。そして、短絡スイッチ制御回路100は、短絡スイッチ14、17をオンする位相102vと補正項104vを演算し、加算器103により、補正後の短絡スイッチ14、17をオンする位相103vを求め、PWM制御器109により短絡スイッチ14、17の短絡スイッチ制御信号u、vを得る。なお、短絡スイッチ制御信号u、vのように、記号u、vが信号を表すとともに、説明の都合上、当該信号が伝達されるノードを表す場合がある。
図27は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の短絡スイッチ制御回路の別の構成を示す図である。図2に示す短絡スイッチ制御回路100と比較して、比例制御器(P)111及び112が追加されている。図27に示すように、Vdc_h、Vdc_lを比例制御し、それらを減算器105に入力し差分をとることで、Vdc_hとVdc_lを1:1以外の比率で制御しつつ、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に制御することもできる。
次に、図3に示す整流モード制御回路200の制御について説明する。まず、実効値計算器201により、ノードlから入力した電圧Vinから実効値Vrmsを計算し、比較器202により、実効値Vrmsと設定した電圧閾値Vthを比較し、整流モード判断信号xを得る。次に、短絡スイッチ14、17と整流モード切換回路19が同時に導通することを防ぐために、禁止動作器203により禁止動作の制御を行う。禁止動作器203は、短絡スイッチ14、17がオンの場合には整流モード切換回路19が非導通になるように、短絡スイッチ制御信号u、vを選択信号に使ってマルチプレクサ(MUX)の出力である、整流スイッチ制御信号wを得る。
さらに、図4に示すインバータ制御回路300の制御について説明する。まず、加算器301により、ノードo、pから入力した平滑コンデンサ22、23の直流電圧Vdc_h、Vdc_lを加算して出力電圧Vdc得る。また、目標出力電圧切換器302により、目標出力電圧Vdc*を、整流モード判断信号xに基づき、それぞれの整流モード用に設定してある目標出力電圧Vmode1、Vmode2の内から切り換える。さらに、補正電圧切換器303により、フィードフォワード補正電圧ΔVを、入力電圧Vin、短絡スイッチ制御信号u、v、整流スイッチ制御信号wに基づき、ΔV1、ΔV2、ΔV3、ΔV4の内から切り換える。
次に、減算器304により、出力電圧Vdcと目標出力電圧Vdc*との差304vをフィードバック量として、PI制御器305により、PI制御した出力を演算し、電流Iinの目標振幅305vを決定する。位相検出器306により、ノードlから入力した電圧Vinから入力電圧位相θを検出し、正弦波器307により、電圧Vinに同期した正弦波307vを出力する。また、掛算器308により、目標振幅305vに正弦波307vをかけて、電圧Vinに同期した正弦波の電流指令Iin**を生成する。
次に、減算器309により、電流指令Iin**と、ノードmから入力され検出された電流Iinとの差309vをフィードバック量として、PI制御器310により、PI制御した出力を、インバータ回路5の発生電圧の目標値となる電圧指令310vとする。この時、加算器311により、短絡スイッチ14、17のオン、オフ切り換え時に同期したフィードフォワード補正電圧ΔVを加算して電圧指令310vを補正する。そして、補正後の電圧指令311vを用いて、PWM制御器312によりインバータ回路5の各半導体スイッチ素子6、7、8、9のインバータスイッチ制御信号q、r、s、tを生成し、インバータ回路5を動作させる。
図4の補正電圧切換器303に示すように、フィードフォワード補正電圧ΔVは、交流電源1の極性と、短絡スイッチ14、17の導通状態と、整流モード切換回路19の導通状態によって制御される。交流電源1からの入力電圧Vinのゼロクロス位相(θ=0、π)の特定位相において、短絡スイッチ制御回路100は、短絡スイッチ14、17のオン、オフを切り換える。インバータ回路5は、短絡スイッチ制御回路100により、短絡スイッチ14、17をオンからオフにする際には、直流電圧源10を充電する制御から放電する制御に切り換わり、短絡スイッチ14、17をオフからオンにする際には、直流電圧源10を放電する制御から充電する制御に切り換わる。上記のように、短絡スイッチ14、17のオン、オフ切り換え時に同期したフィードフォワード補正電圧ΔVを加算して電圧指令310vを補正することにより、フィードバック制御の応答時間分、制御が遅れることを防ぐことができる。
この実施の形態1では、インバータ制御回路300は、上記のような電流指令Iin**を用いてインバータ回路5を制御することにより、整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に追従させ、整流モード切換回路19が導通状態の場合において、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと、平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lを目標出力電圧Vdc*/2に追従させ、交流電源1からの入力力率を改善するように出力電圧Vdcを制御する。
上記のように構成される電力変換装置の動作について、図5に示す各部の波形に基づいて説明する。
交流電源1からの入力電圧Vin、入力電流Iinは、図5(b)、(c)に示すような、波形となる。短絡スイッチ制御回路100は、図5(d)に示すような、短絡スイッチ制御信号u、vにより、短絡スイッチ14、17の導通(オン)、非導通(オフ)状態を制御する。また、整流モード制御回路200は、入力電圧Vinと設定された電圧閾値Vthを比較し、整流スイッチ制御信号wにより、整流モード切換回路19の導通(オン)、非導通(オフ)状態を制御する。さらに、インバータ制御回路300は、インバータスイッチ制御信号q、r、s、tにより、インバータ回路5をPWM制御し、整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に追従させ、整流モード切換回路19が導通状態の場合において、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと、平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lを目標出力電圧Vdc*/2に追従させるよう、出力電圧Vdcを制御する。従って、平滑コンデンサ22、23の直流電圧の合計である出力電圧Vdcは、整流モード切換回路19の導通、非導通状態によらず、図5(a)に示すような、一定の目標出力電圧Vdc*に制御される。
短絡スイッチ制御回路100によって短絡スイッチ14、17が非導通状態(オフ)の場合で、整流モード制御回路200によって整流モード切換回路19が導通状態(オン)である場合は、交流電源1が正の極性のとき、電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→整流ダイオード13→平滑コンデンサ22→整流モード切換回路19→交流電源1の経路で流れる。この時、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hは、一定の目標電圧Vdc*/2に制御される。
交流電源1が負の極性のとき、電流は、交流電源1→整流モード切換回路19→平滑コンデンサ23→整流ダイオード15→インバータ回路5→リアクトル4→交流電源1の経路で流れる。この時、平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lは、一定の目標電圧Vdc*/2に制御される。この場合、電圧Vinのピーク電圧が平滑コンデンサ22、23それぞれの直流電圧Vdc_h、Vdc_lより高いものとする。
インバータ制御回路300は、インバータスイッチ制御信号q、r、s、tにより、インバータ回路5の半導体スイッチ素子6、7、8、9のオン、オフを制御して、交流電源1からの入力力率が概ね1になるように、半導体スイッチ素子6−9を流れる交流入力電流IinをPWM制御する。直流電圧源10を流れるPWM制御された電流により、インバータ回路5の直流電圧源10は、充電、放電される。そして、インバータ回路5は、直流電圧源10の放電電圧である発生電圧を、交流入力電圧Vinに重畳する。この発生電圧が、図5(e)に示すような、インバータ回路5の出力である。なお、インバータ回路5の出力である矩形波を塗りつぶしているのは、非常に小さいPWMのパルス幅が多数あることを表現している。
交流電源1が正の極性の場合、インバータ回路5内の電流は、図6〜図9に示す4通りの経路で流れる。図6に示すように、インバータ制御回路300により半導体スイッチ素子7、8がオフの時には、電流は半導体スイッチ素子6を通って直流電圧源10を充電し、半導体スイッチ素子9を通って出力する。
また、図7に示すように、インバータ制御回路300により半導体スイッチ素子7、8を同時にオンした時には、電流は半導体スイッチ素子7を通って直流電圧源10を放電し、半導体スイッチ素子8を通って出力する。
また、図8に示すように、インバータ制御回路300により半導体スイッチ素子7のみをオンした時には、電流は半導体スイッチ素子7、9を通って出力する。
さらに、図9に示すように、インバータ制御回路300により半導体スイッチ素子8のみをオンした時には、電流は半導体スイッチ素子6、8を通って出力する。
このような4種の制御の組み合わせで、インバータ制御回路300は、半導体スイッチ素子7、8を制御してインバータ回路5をPWM制御する。このとき、半導体スイッチ素子6、9は、常時オフにしても良いし、半導体スイッチ素子7、8に対して逆位相で動作をさせても良い。
図5(a)、(b)に示すように、入力電圧Vinが目標出力電圧Vdc*と等しくなるときの入力電圧位相θをθ2(0<θ2<π/2)とし、位相θが0から所定位相θ1(0<θ1<θ2)まで、図5(d)に示すように、短絡スイッチ制御回路100によって短絡スイッチ14、17をオン状態とする。
図10に示すように、位相θが0≦θ≦θ1において、交流電源1の極性が正の場合、交流電源1からの電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→短絡スイッチ14→短絡スイッチ17→交流電源1の経路で流れる。
図11に示すように、交流電源1の極性が負の場合、位相θが、例えば、π≦θ≦π+θ1において、交流電源1からの電流は、図10の逆の経路で、交流電源1→短絡スイッチ17→短絡スイッチ14→インバータ回路5→リアクトル4→交流電源1の経路で流れる。
この時、短絡スイッチ制御回路100によって短絡スイッチ14、17はオン状態なので、整流ダイオード13、16と、出力段の平滑コンデンサ22、23には電流が流れない。
インバータ回路5は、例えば、半導体スイッチ素子7、8がオフの場合と、半導体スイッチ素子7のみをオンの場合とを組み合わせて、電圧Vinの逆極性にほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御され、この間、直流電圧源10にはエネルギが充電される。
なお、短絡スイッチ制御回路100によって短絡スイッチ17をオンする際は、平滑コンデンサ23の短絡を防ぐため、整流モード制御回路200によって整流モード切換回路19は非導通状態にする。即ち、整流モード制御回路200からの整流スイッチ制御信号wで整流モード切換回路19を非導通状態にする場合、整流モード切換回路19は短絡スイッチ17と逆位相でオフ動作を行う。
次に、位相θがθ1の時、短絡スイッチ制御回路100により短絡スイッチ14、17をオフすると、位相θがθ1≦θ≦θ2において電流は以下のように流れる。まず、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が非導通状態の場合で交流電源1の極性が正の場合、例えば、インバータ制御回路300により半導体スイッチ素子7、8を同時にオフした時、図12に示すように、電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→整流ダイオード13→平滑コンデンサ22→平滑コンデンサ23→整流ダイオード18→交流電源1の経路で流れる。
この時、インバータ回路5は、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に維持できるように、Vdc*−Vinにほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御される。この時、電圧Vinの絶対値が目標出力電圧Vdc*以下であるため、直流電圧源10は平均的に放電される。図12は、インバータ回路5のPWM制御の一瞬を表しており、直流電圧源10が充電される電流の流れを示しているが、時間平均では直流電圧源10は放電されている。
また、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が導通状態の場合において、交流電源1が正の極性の場合、例えば、インバータ制御回路300により半導体スイッチ素子7、8を同時にオフした時、図13に示すように、電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→整流ダイオード13→平滑コンデンサ22→整流モード切換回路19→交流電源1の経路で流れる。
この時、インバータ回路5は、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hを目標出力電圧Vdc*/2に維持できるように、Vdc*/2−Vinにほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御される。この時、電圧Vinの絶対値が平滑コンデンサ22の直流電圧の目標出力電圧Vdc*/2以下であるため、直流電圧源10は平均的に放電される。図13は、インバータ回路5のPWM制御の一瞬を表しており、直流電圧源10が充電される電流の流れを示しているが、時間平均では直流電圧源10は放電されている。
次に、位相θがθ2の時、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、電圧Vinが目標出力電圧Vdc*と等しくなるか、もしくは、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が導通状態の場合において、電圧Vinが平滑コンデンサ22又は平滑コンデンサ23の直流電圧の目標出力電圧Vdc*/2と等しくなると、図5(d)に示すように、短絡スイッチ14、17はオフ状態を継続するが、インバータ回路5の動作が変わる。
すなわち、位相θがθ2≦θ≦π/2である時、電流は以下のように流れる。整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、交流電源1の極性が正のとき、電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→整流ダイオード13→平滑コンデンサ22→平滑コンデンサ23→整流ダイオード18→交流電源1の経路で流れる。
この時、目標出力電圧Vdc*≦入力電圧Vinであり、インバータ回路5は、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に維持できるように、Vin−Vdc*にほぼ等しい電圧を電圧Vinの極性に対して逆極性に発生させつつ、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御される。この間、インバータ回路5が発生する電圧の極性と電流Iinの極性は逆になるので、直流電圧源10は平均的に充電される。
また、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が導通状態の場合において、交流電源1の極性が正のとき、電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→整流ダイオード13→平滑コンデンサ22→整流モード切換回路19→交流電源1の経路で流れる。
この時、平滑コンデンサ22の目標出力電圧Vdc*/2≦入力電圧Vinであり、インバータ回路5は、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lを目標出力電圧Vdc*/2に維持できるように、Vin−Vdc*/2にほぼ等しい電圧を電圧Vinの極性に対して逆極性に発生させつつ、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御される。この間、インバータ回路5が発生する電圧の極性と電流Iinの極性は逆になるので、直流電圧源10は平均的に充電される。
この実施の形態1に係る電力変換装置は、π/2≦θ≦πの位相期間では、上述した0≦θ≦π/2の位相期間と対称の動作をし、π≦θ≦2πの位相期間では、0≦θ≦πの位相期間と対称の動作をする。
即ち、交流電源1からの入力電圧の位相θのゼロクロス位相θ=(0、π)を特定位相として、短絡スイッチ制御回路100により短絡スイッチ14、17を切り換え、該ゼロクロス位相を中央として±θ1の位相範囲(以下、短絡位相範囲SPRと称す)でのみ、短絡スイッチ14、17をオン状態として平滑コンデンサ22、23をバイパスさせる。このとき、インバータ回路5は、電圧Vinの逆極性にほぼ等しい電圧を発生させつつ、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御され、直流電圧源10は平均的に充電、あるいは放電される。
そして、短絡位相範囲SPR以外の位相では、インバータ回路5は、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に維持し、また、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御される。この時、電圧Vinが目標出力電圧Vdc*以下のときは、直流電圧源10は平均的に放電され、電圧Vinが目標出力電圧Vdc*以上のときには、直流電圧源10は平均的に充電される。
また、インバータ回路5は、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19が導通状態の場合において、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lを目標出力電圧Vdc*/2に維持し、また、入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御される。この時、電圧Vinが平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_h又は平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lの目標出力電圧Vdc*/2以下のときは、直流電圧源10は平均的に放電され、電圧Vinが目標出力電圧Vdc*/2以上のときには、直流電圧源10は平均的に充電される。
所定位相θ1を大きくすると、直流電圧源10に充電されるエネルギが増大し、その後の放電時に、高い電圧領域の電圧Vinに発生電圧を重畳できると共に、放電されるエネルギを大きくできる。このため、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと、平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lと、出力電圧Vdc(目標出力電圧Vdc*)を高くできる。
0≦θ≦π/2の位相期間では、直流電圧源10は、上述したように、0≦θ≦θ1、θ2≦θ≦π/2の期間で充電され、θ1≦θ≦θ2の期間で放電される。直流電圧源10の充放電エネルギが等しいとすると、以下の数式が成り立つ。ただし、Vpは電圧Vinのピーク電圧、Ipは電流Iinのピーク電流である。
Figure 2011114972
ここで、Vin=Vpsinθ、Iin=Ipsinθとすると、Vdc*=Vp・π/(4cosθ1)となる。このように、目標出力電圧Vdc*は、短絡位相範囲SPRを決定する所定位相θ1により決まり、即ち所定位相θ1を変化させて制御できる。そして、出力電圧Vdcは目標出力電圧Vdc*に追従するように制御される。
また、0≦θ≦θ1、θ1≦θ≦θ2、θ2≦θ≦π/2の各位相範囲におけるインバータ回路5の所望の発生電圧の大きさ以上に、直流電圧源10の電圧Vsubを設定することで、インバータ回路5は上述した所望の制御を高い信頼性で行うことができる。即ち、Vpsinθ1≦Vsub、(Vdc*−Vpsinθ1)≦Vsub、(Vp−Vdc*)≦Vsubの3条件を満たすように電圧Vsubを設定することで、インバータ回路5は、出力電圧Vdcが目標出力電圧Vdc*に維持でき、また入力力率が概ね1になるように、電流Iinが制御され、インバータ回路5の制御が、交流電源1の全位相において高い信頼性で行うことができる。なお、直流電圧源10の電圧Vsubは、電圧Vinのピーク電圧Vp以下に設定する。
この実施の形態1では、上述したように、インバータ制御回路300は、上記のような電流指令Iin**を用いてインバータ回路5を制御することにより、整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に追従させ、整流モード切換回路19が導通状態の場合において、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと、平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lを目標出力電圧Vdc*/2に追従させ、交流電源1からの入力力率を改善するように出力電圧Vdcを制御する。
短絡スイッチ14、17は、高周波スイッチングが不要であり、入力力率を改善し出力段の直流電圧Vdcを制御するインバータ回路5は、スイッチングで扱う電圧を交流電源1のピーク電圧よりも大幅に低くできる。このため、大きなリアクトルを要することなくスイッチング損失及びノイズを低減できる。また、短絡スイッチ14、17がオン状態の時は、平滑コンデンサ22、23をバイパスして直流電圧源10を充電できるため、インバータ回路5が高い電圧を発生させることなく交流電源1に電流Iinを流すことができると共に、充電されたエネルギを平滑コンデンサ22、23への放電に使える。このため、スイッチングで扱う電圧をさらに低減でき、高効率化、低ノイズ化がさらに促進できる。
さらに、整流モード制御回路200により整流モード切換回路19をオン、オフ制御し、直流電圧源10の目標電圧と、充電する平滑コンデンサ22、23を変更し、かつ、平滑コンデンサ22、23の直流電圧をバランスさせることで、平滑コンデンサ22、23をそれぞれVdc*/2に制御し、出力電圧Vdcは目標出力電圧Vdc*を得ることができ、インバータ回路5が高い電圧を発生させることがないため、スイッチングで扱う電圧をさらに低減でき、電力損失及びノイズの低減化と装置構成の小型化とがさらに促進できる。なお、この場合、リアクトル4は、エネルギをためるものではなく、電流を制限する限流回路として動作し、電流制限の信頼性が向上する。
また、直流電圧源10の電圧Vsubを、Vinのピーク電圧Vp以下に設定することにより、高効率化、低ノイズ化の効果を確実に得る。
なお、この実施の形態1では、整流モード制御回路200は、図3に示すように、入力電圧Vin、電圧閾値Vth及び短絡スイッチ制御信号u、vから、整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成する。図14に示すように、図3の入力電圧Vin及び電圧閾値Vthの代わりに、入力電流Iin及び電流閾値Iin_thを使用しても整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成することができ、同様の効果が得られる。
また、図15に示すように、図3の入力電圧Vin及び電圧閾値Vthの代わりに、力率計算器221により、入力電流Iinと入力電圧Vinから力率を計算し、その計算した力率PFと力率閾値PFthを使用しても整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成することができ、同様の効果が得られる。
また、図16に示すように、図3の入力電圧Vin及び電圧閾値Vthの代わりに、減算器213及びPI制御器212により、直流電圧源10の電圧Vsubと目標電圧Vsub*から短絡スイッチ14、17のスイッチングデューティdutyを計算し、その計算したスイッチングデューティdutyとデューティ閾値duty_thを使用しても整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成することができ、同様の効果が得られる。
また、図17に示すように、図3の入力電圧Vin及び電圧閾値Vthの代わりに、出力電圧Vdc及び出力電圧閾値Vdc_thを使用しても整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成することができ、同様の効果が得られる。
また、この実施の形態1では、インバータ制御回路300は、図4に示すように、整流モード判断信号xに基づき、目標出力電圧Vdc*を生成し、最終的には、インバータスイッチ制御信号q、r、s、tを生成する。図18に示すように、図4の目標出力電圧Vdc*及び出力電圧Vdcの代わりに、目標入力電流Iin*及び入力電流Iinを使用してもインバータスイッチ制御信号q、r、s、tを生成することができ、同様の効果が得られる。図18に示すPI制御器325の後続の構成は、図4に示すPI制御器305の後続の構成と同じである。
さらに、この実施の形態1の変形例として、図19に示すように、整流回路12に電流検出回路26を追加し、電流検出回路26によって平滑コンデンサ22、23に流れる直流電流Idcを検出する。この実施の形態1では、整流モード制御回路200は、図3に示すように、入力電圧Vin、電圧閾値Vth及び短絡スイッチ制御信号u、vから、整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成する。図20に示すように、図3の入力電圧Vin及び電圧閾値Vthの代わりに、電力効率計算器251により、入力電圧Vin等から電力効率を計算し、その計算した電力効率ηと電力効率閾値ηthを使用しても整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成することができ、同様の効果が得られる。
また、図21に示すように、図3の入力電圧Vin及び電圧閾値Vthの代わりに、直流電流Idc及び直流電流閾値Idc_thを使用しても整流モード判断信号xや整流スイッチ制御信号wを生成することができ、同様の効果が得られる。
また、この実施の形態1では、インバータ制御回路300は、図4に示すように、整流モード判断信号xに基づき、目標出力電圧Vdc*を生成し、最終的には、インバータスイッチ制御信号q、r、s、tを生成する。図22に示すように、図4の目標出力電圧Vdc*及び出力電圧Vdcの代わりに、目標直流電流Idc*及び直流電流Idcを使用してもインバータスイッチ制御信号q、r、s、tを生成することができ、同様の効果が得られる。図22に示すPI制御器345の後続の構成は、図4に示すPI制御器305の後続の構成と同じである。
交流電源1からの入力電圧Vinの特定の位相でのみ短絡スイッチ14、17を動作させるため、電力変換装置を安定に制御でき、スイッチングに起因する損失もほとんど無い。また、ゼロクロス位相であるθ=0、πを中央として±θ1の短絡位相範囲SPRでのみ、短絡スイッチ14、17をオン状態として平滑コンデンサ22、23をバイパスさせるため、電圧Vinが低い領域で平滑コンデンサ22、23へ出力する必要が無く、インバータ回路5の直流電圧を低く構成でき、高効率化、低ノイズ化の効果が確実に得られる。
また、平滑コンデンサ22、23の目標出力電圧Vdc*は、短絡位相範囲SPRのθ1により制御できるため、目標出力電圧Vdc*を容易に制御でき、設計上及び制御上の自由度が向上する。
また、短絡スイッチ14、17のオン、オフ切り換え時に、インバータ回路5は、フィードフォワード制御を用いて、直流電圧源10の充電、放電動作を切り換えるように制御されるため、フィードバック制御の応答時間分、制御が遅れることを防ぎ、高速制御が実現できる。
また、電流指令を変化させて直流電圧源10の電圧Vsubを一定に保つように制御するため、電力変換装置を安定に制御することができる。
また、直流電圧源10の充放電をバランスさせることができ、外部から直流電力の供給が不要で装置構成が簡便となる。
なお、外部から直流電圧源10の電圧制御をしても良く、その場合、インバータ回路5の出力制御では、電圧Vsubを一定に保つ制御をしなくても良い。
この実施の形態1では、電圧Vinのピーク電圧が平滑コンデンサ22、23の直流電圧Vdcより高いものとしたが、低くても良い。その場合、上述したθ2≦θ≦π/2の位相範囲での動作は無く、0≦θ≦θ1で直流電圧源10は平均的に充電、θ1≦θ≦π/2で直流電圧源10は平均的に放電する動作をする。
また、θ1=0として短絡スイッチ14、17を常時オフ状態とすることも可能で、その場合、0≦θ≦θ2で直流電圧源10は平均的に放電、θ2≦θ≦π/2で直流電圧源10は平均的に充電する動作をする。
また、リアクトル4はインバータ回路5の後段に直列接続しても良い。また、短絡スイッチ14、17と、整流モード切換えスイッチ20、21は、半導体スイッチ素子に限るものではなく、機械式スイッチなどでも良い。
また、短絡スイッチ14、17は、0≦θ≦θ1において同時にオン状態としたが、交流電源1の極性が正の場合は短絡スイッチ14のみオン状態とし、交流電源1の極性が負の場合は短絡スイッチ17のみオン状態としても良い。その場合、他方の短絡スイッチ14、17に接続された整流ダイオード15、18を経て電流が流れる。
また、この実施の形態1では、整流ダイオード13、16のカソード側が出力段の平滑コンデンサ22の正極に接続されるものとしたが、整流ダイオード13、16のカソード側が平滑コンデンサ23の負極側に、アノード側が平滑コンデンサ22の正極側に接続されるように配置しても良く、実施の形態1と同様の動作が得られる。
また、この実施の形態1では、整流モード切換回路19の一端をノードbに接続したが、ノードgに接続しても良い。その場合、整流モード切換回路19が導通状態において、交流電源1の極性が正のときは、Vdc_lがVdc*/2に追従するように制御され、平滑コンデンサ23が充電される。交流電源1の極性が負のときには、Vdc_hがVdc*/2に追従するように制御され、平滑コンデンサ22が充電される。
さらに、この実施の形態1では、インバータ回路5は、1つの単相インバータで構成されたものを説明したが、図23に示すように、2個の単相インバータ5a、5bを直列接続してインバータ回路5Aを構成しても良い。この場合、各単相インバータ5a、5bの出力の総和が、インバータ回路5Aの出力となる。インバータ回路5Aは、実施の形態1と同様に、電流指令Iin**を用いて、平滑コンデンサ22、23の直流電圧(出力電圧)Vdcを目標出力電圧Vdc*に追従させ、交流電源1からの入力力率を改善するように、電流IinがPWM制御される。そして、インバータ回路5Aは、発生電圧を交流入力電圧Vinに重畳する。この場合、インバータ回路5Aは、2個の単相インバータ5a、5bの出力の総和で階段状の電圧波形を発生する階調制御により出力しても良く、また、2個の単相インバータ5a、5bの中の特定の単相インバータのみPWM制御しても良い。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る電力変換装置について図24から図26までを参照しながら説明する。図24は、この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。
図24において、この発明の実施の形態2に係る電力変換装置は、入力電源1と、電圧検出回路(SV1)2と、電流検出回路(SI1)3と、リアクトル(L)4と、インバータ回路5と、短絡回路40と、ダイオードブリッジ形全波整流回路12Aと、短絡スイッチ制御回路100と、整流モード制御回路200と、インバータ制御回路300とが設けられている。
短絡回路40は、短絡スイッチ14と、ダイオード41、42、43、44とが設けられている。
ダイオード41、42はノードgで直列接続され、ダイオード43、44はノードbで直列接続されている。半導体スイッチ素子からなる短絡スイッチ14の一端はノードyでダイオード41、43と接続され、他端はノードzでダイオード42、44と接続されている。なお、短絡スイッチ14は、半導体スイッチ素子に限るものではなく、機械式スイッチなどでも良い。
整流回路12Aは、実施の形態1の整流回路12と比べて、短絡スイッチ14、17が接続されていない。
つぎに、この実施の形態2に係る電力変換装置の動作について図面を参照しながら説明する。
上記の実施の形態1と同様に、インバータ回路5は、整流モード制御回路200によって整流モード切換回路19が非導通状態の場合において、出力電圧Vdcを目標出力電圧Vdc*に追従させ、整流モード切換回路19が導通状態の場合において、平滑コンデンサ22の直流電圧Vdc_hと、平滑コンデンサ23の直流電圧Vdc_lを目標出力電圧Vdc*/2に追従させる。また、インバータ回路5は、交流電源1からの入力力率が概ね1になるように、入力電流IinがPWM制御され、発生電圧を交流電源1からの入力電圧Vinに重畳する。
そして、交流電源1からの入力電圧の位相θのゼロクロス位相を中央として±θ1の短絡位相範囲SPRでのみ、短絡スイッチ制御回路100によって短絡スイッチ14をオン状態にして平滑コンデンサ22、23をバイパスさせる。従って、この実施の形態2では、短絡スイッチ制御信号(ノード)vは使用しない。
図25に示すように、短絡位相範囲SPRにおいて、まず、交流電源1の極性が正の場合、交流電源1からの電流は、交流電源1→リアクトル4→インバータ回路5→ダイオード41→短絡スイッチ14→ダイオード44→交流電源1の経路で流れる。
また、図26に示すように、交流電源1の極性が負の場合、電流は、交流電源1→ダイオード44→短絡スイッチ14→ダイオード41→インバータ回路5→リアクトル4→交流電源1の経路で流れる。
この時、上記実施の形態1と同様に、位相θ=θ1で短絡スイッチ14をオフするまで、インバータ回路5の直流電圧源10にはエネルギが平均的に充電される。
なお、この実施の形態2では、平滑コンデンサ23の短絡の恐れが無いため、整流モード切換回路19は、短絡スイッチ14の導通状態に関係なく、整流モード制御回路200の整流スイッチ制御信号wによって制御される。従って、整流モード制御回路200は、短絡スイッチ制御信号(ノード)u、vを使用しない。
また、上記実施の形態1と同様に、リアクトル4はインバータ回路5の後段に直列接続しても良い。また、図19に示す実施の形態1の変形例と同様に、整流回路12Aに電流検出回路26を追加し、電流検出回路26によって平滑コンデンサ22、23に流れる直流電流Idcを検出する。そして、図14−図17、図20、図21に示す実施の形態1の整流モード制御回路や、図18、図22に示す実施の形態1のインバータ制御回路を、この実施の形態2に適用しても良い。さらに、図23に示す実施の形態1の別の構成と同様に、2個の単相インバータ5a、5bを直列接続してインバータ回路5Aを構成しても良い。
この実施の形態2では、上記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、整流モード切換回路19を短絡スイッチ14の状態に関係なく制御できるため、整流モード制御回路200の制御が簡易になり、信頼性よく動作させることができる。
1 交流入力電源、2 電圧検出回路、3 電流検出回路、4 リアクトル、5、5A インバータ回路、5a、5b 単相インバータ、6 半導体スイッチ素子、7 半導体スイッチ素子、8 半導体スイッチ素子、9 半導体スイッチ素子、10 直流電圧源、11 電圧検出回路、12、12A ダイオードブリッジ形全波整流回路、13 整流ダイオード、14 短絡スイッチ、15 整流ダイオード、16 整流ダイオード、17 短絡スイッチ、18 整流ダイオード、19 整流モード切換回路、22 平滑コンデンサ、23 平滑コンデンサ、24 電圧検出回路、25 電圧検出回路、26 電流検出回路、40 短絡回路、41、42、43、44 ダイオード、100 短絡スイッチ制御回路、200 整流モード制御回路、300 インバータ制御回路。

Claims (23)

  1. 交流入力電源の第1の端子に入力端子が接続され、直流電圧源を有し、この直流電圧源を流れるPWM制御された電流により、前記直流電圧源が充電、放電され、前記直流電圧源の放電電圧である発生電圧を、前記交流入力電源の交流入力電圧に重畳するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の前段又は後段に直列接続され、電流を制限するリアクトルと、
    前記インバータ回路の出力端子に第1の交流入力端子が接続され、前記交流入力電源の第2の端子に第2の交流入力端子が接続された整流回路と、
    前記整流回路の第1の直流出力端子と第2の直流出力端子との間に接続され、互いに直列接続された第1及び第2の平滑コンデンサと、
    前記整流回路の第1の交流入力端子と第2の直流出力端子との間に接続された第1の短絡スイッチと、
    前記整流回路の第2の交流入力端子と第2の直流出力端子との間に接続された第2の短絡スイッチと、
    前記整流回路の第1又は第2の交流入力端子に一端が接続され、前記第1及び第2の平滑コンデンサの接続点に他端が接続された整流モード切換回路と、
    前記交流入力電源の交流入力電圧、前記インバータ回路の直流電圧源の電圧、前記第1の平滑コンデンサの電圧、及び前記第2の平滑コンデンサの電圧に基づいて、短絡スイッチ制御信号を生成して、この短絡スイッチ制御信号により前記第1及び第2の短絡スイッチの導通、非導通状態を制御するとともに、前記交流入力電圧の位相がゼロを中央として±所定位相の範囲である短絡位相範囲では、前記第1及び第2の短絡スイッチを導通状態にする短絡スイッチ制御信号を生成する短絡スイッチ制御回路と、
    整流スイッチ制御信号により前記整流モード切換回路の導通、非導通状態を制御する整流モード制御回路と、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成して、このインバータスイッチ制御信号により、前記整流回路の出力電圧を目標出力電圧に追従させるよう、また、前記交流入力電源からの入力力率が1になるように、前記インバータ回路を流れる交流入力電流をPWM制御するインバータ制御回路と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、前記整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記整流モード制御回路は、前記短絡位相範囲では、前記短絡スイッチ制御信号の逆位相の整流スイッチ制御信号を生成して、前記整流モード切換回路を非導通状態にする整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電流、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  5. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、並びに前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  6. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記インバータ回路の直流電圧源の電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  7. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  8. 前記インバータ制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、並びに前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  9. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記第1及び第2の平滑コンデンサに流れる直流電流、並びに前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  10. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記第1及び第2の平滑コンデンサに流れる直流電流、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  11. 前記インバータ制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1及び第2の平滑コンデンサに流れる直流電流、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、並びに前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  12. 前記インバータ回路は、直列接続された第1及び第2の単相インバータから構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  13. 交流入力電源の第1の端子に入力端子が接続され、直流電圧源を有し、この直流電圧源を流れるPWM制御された電流により、前記直流電圧源が充電、放電され、前記直流電圧源の放電電圧である発生電圧を、前記交流入力電源の交流入力電圧に重畳するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の前段又は後段に直列接続され、電流を制限するリアクトルと、
    前記インバータ回路の出力端子に第1の交流入力端子が接続され、前記交流入力電源の第2の端子に第2の交流入力端子が接続された整流回路と、
    前記整流回路の第1の直流出力端子と第2の直流出力端子との間に接続され、互いに直列接続された第1及び第2の平滑コンデンサと、
    前記整流回路の第1の交流入力端子と第2の交流入力端子との間に接続された短絡回路と、
    前記整流回路の第1又は第2の交流入力端子に一端が接続され、前記第1及び第2の平滑コンデンサの接続点に他端が接続された整流モード切換回路と、
    前記交流入力電源の交流入力電圧、前記インバータ回路の直流電圧源の電圧、前記第1の平滑コンデンサの電圧、及び前記第2の平滑コンデンサの電圧に基づいて、短絡スイッチ制御信号を生成して、この短絡スイッチ制御信号により前記短絡回路の導通、非導通状態を制御するとともに、前記交流入力電圧の位相がゼロを中央として±所定位相の範囲である短絡位相範囲では、前記短絡回路を導通状態にする短絡スイッチ制御信号を生成する短絡スイッチ制御回路と、
    整流スイッチ制御信号により前記整流モード切換回路の導通、非導通状態を制御する整流モード制御回路と、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成して、このインバータスイッチ制御信号により、前記整流回路の出力電圧を目標出力電圧に追従させるよう、また、前記交流入力電源からの入力力率が1になるように、前記インバータ回路を流れる交流入力電流をPWM制御するインバータ制御回路と
    を備えたことを特徴とする電力変換装置。
  14. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項13記載の電力変換装置。
  15. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電流、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  16. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、並びに前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  17. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記インバータ回路の直流電圧源の電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  18. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  19. 前記インバータ制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、並びに前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  20. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記第1及び第2の平滑コンデンサに流れる直流電流、並びに前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  21. 前記整流モード制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号の代わりに、
    前記第1及び第2の平滑コンデンサに流れる直流電流、及び前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号に基づいて、整流スイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  22. 前記インバータ制御回路は、前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1の平滑コンデンサの電圧、前記第2の平滑コンデンサの電圧、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、及び前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号の代わりに、
    前記交流入力電源の交流入力電圧及び交流入力電流、前記第1及び第2の平滑コンデンサに流れる直流電流、前記短絡スイッチ制御回路からの短絡スイッチ制御信号、並びに前記整流モード制御回路からの整流スイッチ制御信号に基づいて、インバータスイッチ制御信号を生成する
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
  23. 前記インバータ回路は、直列接続された第1及び第2の単相インバータから構成されている
    ことを特徴とする請求項14記載の電力変換装置。
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