JP2011113653A - ダイアル式スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイアルノブの回動操作においてクリック感の均一性を高めることができるダイアル式スイッチを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、凹凸周面46aを有する回動部40とプランジャー60と往復移動可能にプランジャー60を保持する保持部52とプランジャー60を付勢するコイルバネ51とを備え、保持部52は、プランジャー60の移動経路に沿って延びプランジャー60を外側から囲む案内面53を有し、プランジャー60は、案内面53に近接する外周面63aとコイルバネ51の外径よりも大きな内径の内周面63bとを持つ外側壁63と、外側壁63の内側でその後端よりも前側の位置に後端を有し、外側にコイルバネ51が装着可能な内側軸64とを備え、内側軸64の外径とコイルバネ51の内径との差が外側壁63の内径とコイルバネ51の外径との差よりも小さいことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両等に備えられた電子機器等の操作に使用されるダイアル式スイッチに関する。
従来から、電子機器等の操作の際にダイアルノブを回転させたときにクリック感を得られるダイアル式スイッチとして特許文献1のものが知られている。
このダイアル式スイッチは、図8及び図9に示されるように、リング状のダイアルノブ102と、このダイアルノブ102を回動可能に支持する支持部材(図示省略)とを備える。この支持部材には、ダイアルノブ102を回動させたときにクリック感を与えるためのクリック部104が設けられている。
ダイアルノブ102は、径方向に出入りする凹凸が周方向に沿って交互に繰り返される凹凸周面106を有する。クリック部104は、金属製のボールからなるプランジャー108と、このプランジャー108をダイアルノブ102の径方向に沿って往復移動可能に収容し、プランジャー108が凹凸周面106と当接できるよう凹凸周面106と対向する位置が開口するプランジャー保持部110と、このプランジャー保持部110内でプランジャー108が凹凸周面106に当接した状態でこの凹凸周面106に向けてその弾発力により付勢する圧縮コイルバネ(以下、単に「コイルバネ」とも称する。)112とを備える。
このダイアル式スイッチ100において、操作していない状態では、図10に示されるように、コイルバネ112より付勢されたプランジャー108は、その一部がプランジャー保持部110の開口110aから突出し、凹凸周面106の凹部106aに嵌まり込んだ状態でダイアルノブ102の凹凸周面106に当接している。この状態からダイアルノブ102を回動操作すると、凹凸周面106の凸部106bに押されてプランジャー108がダイアルノブ102の径方向内側に移動し(図11参照)、さらにダイアルノブ102を回動し続けることでプランジャー108が凸部106bの頂点を超え(図12参照)、コイルバネ112の弾発力によって隣の凹部106aに嵌まり込んだ状態(図10参照)となる。ダイアルノブ102が回動しているあいだ、この一連の動作が繰り返される。このようにコイルバネ112の弾発力によりプランジャー108が凹凸周面106に押付けられた状態で、このプランジャーが凹凸周面106の凹凸に追従した往復移動を行うことによりダイアルノブ102を回動させるときのトルクが周期的に変化し、これによりクリック感が得られる。
特開2000−156129号公報
ダイアル式スイッチにおいて、ダイアルノブの回動の速さを変えたり、左右いずれの方向にダイアルノブを回しても均一なクリック感を得るためには、プランジャー保持部内でのプランジャーの滑らかな往復移動が重要となる。
上記のダイアル式スイッチ100では、ダイアルノブ102の回動操作のときにクリック感が得られるのに加え、クリック音を得るために、プランジャー108が滑らかな往復移動を行わない。即ち、上記のダイアル式スイッチ100では、プランジャー108が凸部106bに押されるときには径方向からダイアルノブ102の回動方向(図11の矢印D1参照)にずれた状態となり、凸部106bの頂点を越えるとコイルバネ112の弾発力によりプランジャー108がダイアルノブ102の回動方向と反対側に一気に移動してプランジャー保持部110内壁面110bと衝突し(図12参照)、この衝突によりクリック音(衝突音)が生じるように構成されていた。その結果、プランジャー108の滑らかな往復移動が得られず、ダイアルノブ102の回動操作において均一なクリック感が得られなかった。
そこで、図13に示されるような、プランジャー保持部122とプランジャー124とを備えるダイアル式スイッチ120が考えられた。このダイアル式スイッチ120では、プランジャー保持部122は、プランジャー124の移動方向を規定するためにダイアルノブ102の特定の径方向に沿って延びる内壁面126を有し、プランジャー124は、前記特定の径方向に沿って摺動可能にプランジャー保持部122の内壁面126と摺接する摺接外周面128を有する。このようなダイアル式スイッチ120では、プランジャー124がその摺接外周面128をプランジャー保持部122の内壁面126に摺接させて移動することにより、プランジャー124の滑らかな往復移動が実現され、ダイアルノブの回動操作において均一なクリック感が得られると考えられた。
しかし、このようなダイアル式スイッチにおいても、ダイアルノブ102の回動操作において、均一なクリック感を得ることができなかった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ダイアルノブの回動操作においてクリック感の均一性を高めることができるダイアル式スイッチを提供することを課題とする。
そこで、前記発明者らは、上記課題を解消すべく実験を繰り返したところ、このダイアル式スイッチ120では、ダイアルノブ102を回動させたときに、凹凸周面106によりプランジャー124が押されて圧縮コイルバネが圧縮する度に異なる歪み方をし、これにより、圧縮コイルバネ112からプランジャー124に加わる弾発力の方向(例えば、図14の歪み方では矢印αの方向)にバラつきが生じることを発見した。
このようにプランジャー124に加わる弾発力の方向がバラつくと、プランジャー124の往復移動においてプランジャー124の摺接外周面128とプランジャー保持部122の内壁面126との間の摩擦力が変化し、これによりダイアルノブの回動操作において均一なクリック感が得られない。また、移動方向に対して傾斜した方向に弾発力が働くとプランジャー124が傾いた状態で往復移動し、これによりその外周面が片磨耗する場合がある。
そこで、前記発明者らは、このようにプランジャー保持部122の内壁面126とプランジャー124の外周面128とが摺接することでプランジャー124の往復移動の方向が規定されるようなダイアル式スイッチでは、圧縮されたときに圧縮コイルバネ112が歪むことで弾発力の方向が定まらないことに着目し、以下の構成のダイアル式スイッチを創作した。
本発明に係るダイアル式スイッチは、ダイアルノブを回動操作するダイアル式スイッチであって、前記ダイアルノブの回動操作により回動し、その回動中心を通って回動方向と直交する径方向に出入りする凹凸が前記回動方向に沿って交互に繰り返される凹凸周面を有する回動部と、前記凹凸周面に接触可能なプランジャーと、前記凹凸周面に接触するよう前記径方向に沿って往復移動可能にプランジャーを保持するプランジャー保持部と、前記プランジャーを前記凹凸周面に向けて付勢する圧縮コイルバネと、を備え、前記プランジャー保持部は、前記プランジャーの移動経路に沿って延び、この移動経路を中心にして前記プランジャーを外側から囲む案内面を有し、前記プランジャーは、前方の前記凹凸周面と反対側を向いて前記圧縮コイルバネの一端と当接し前記付勢力を受け止める受け部と、前記プランジャーの移動経路方向に延びて前記案内面に近接する外周面と前記圧縮コイルバネの外径よりも大きな内径を持つ内周面とを持つ外側壁と、この外側壁の内側で前記移動経路方向に延びて前記外側壁の後端よりも前側の位置に後端を有しその外側に前記圧縮コイルバネが装着可能な外径を有する内側軸とを備え、前記圧縮コイルバネは、前記内側軸の外側に装着され当該圧縮コイルバネの中心軸方向に弾性圧縮変形された状態で前記プランジャー保持部に配置されることでその弾発力により前記プランジャーを前記凹凸周面に対して押しつけ、前記内側軸の最大外径と前記圧縮コイルバネの内径との差が前記外側壁の内周面の最小内径と前記圧縮コイルバネの外径との差よりも小さいことを特徴とする。
かかる構成によれば、圧縮コイルバネを保持する内側軸とプランジャーの姿勢を安定させるための外側壁との前記移動経路方向、即ち、圧縮コイルバネの中心軸方向における長さの差(軸長差)により、圧縮コイルバネの有効長さを確保しながら当該圧縮コイルバネとプランジャーとの姿勢を安定させることができる。
即ち、外側壁を長くすることでこの外側壁の外周面とプランジャー保持部の案内面との前記移動経路方向の接触長さを確保してプランジャーの傾きを効果的に規制することができる一方、内側軸により圧縮コイルバネを内側から保持することで、バネの姿勢を安定させて圧縮時の歪みを抑えると共に内側軸を外側壁よりも短くすることで、その軸長差分だけ圧縮コイルバネの有効長さを稼ぐことができる。
これにより、プランジャーの滑らかな往復移動が実現され、プランジャーの外周面の片磨耗が効果的に抑制されると共にダイアルノブの回動操作においてクリック感の均一性を高めることができる。
また、外側壁と内側軸との軸長差によって圧縮コイルバネの有効長さを稼ぐことで、後端に圧縮コイルバネを当接させるプランジャーに比べ、プランジャー後方側の圧縮コイルバネの収容スペースを短くすることができ、これにより、外側壁の外周面と案内面との前記移動方向における接触長さを確保してもプランジャー保持部の軸長方向の長さ寸法を小さくして小型化を図ることができる。
尚、前記内側軸が、前記圧縮コイルバネの内径との差が0となるような最大外径を有する場合には、プランジャー保持部へのプランジャー及び圧縮コイルバネの組み付け作業の容易化を図ることができる。即ち、プランジャー保持部へのプランジャー及び圧縮コイルバネの組み付け作業において、内側軸に圧縮コイルバネを内側から保持させたときに、圧縮コイルバネの内径と内側軸の最大外径との差が0であるため内側軸から圧縮コイルバネが抜け落ち難くなり、これにより、プランジャーと圧縮コイルバネとがばらばらの状態でプランジャー保持部に組み付ける場合よりも組み付け作業が容易になる。
本発明に係るダイアル式スイッチにおいて、前記プランジャーは、前記内側軸の後端からさらにその中心軸に沿って前記外側壁の後端よりも後方の位置まで延び、前記内側軸の外径よりも小さい外径を有する被案内軸をさらに備え、前記プランジャー保持部は、プランジャーよりも後方の位置に前記圧縮コイルバネの他端の位置決めを行う位置決め部を有し、前記位置決め部には、前記被案内軸が進入可能な案内穴が設けられ、この案内穴は、前記被案内軸が前記中心軸に沿って移動するようにこの被案内軸の外周面と摺接する内周面を有してもよい。
かかる構成によれば、被案内軸が位置決め部の案内穴の内周面と摺接することで中心軸方向(移動経路方向)に沿って案内されるため、プランジャーがより滑らかに往復移動する。
また、前記プランジャー保持部の案内面は鉛直方向に延びているのが好ましい。
かかる構成によれば、プランジャーに対してその移動方向、即ち、案内面に沿った方向に重力が働くため、案内面とプランジャーとの間に働く摩擦力が重力の影響を受け難くなり、これにより、ダイアルノブの回動方向に関わらず均一性の高いクリック感が得られる。
具体的に、例えば、図13及び図14に示されるように、プランジャーの移動経路が水平方向である場合、プランジャーと案内面との摩擦係数をμ、プランジャーに働く重力をmg、凹凸周面が回動することによりこの凹凸周面からプランジャーが受ける力をFとすると、プランジャーと案内面との摩擦力は、凹凸周面が図13(図14)において右回りに回動すると、(F+mg)×μとなり、左回りに回動すると、(F-mg)×μとなる。このように回動方向によってプランジャーと案内面との間の摩擦力が変化すると、ダイアルノブの回動方向によってクリック感が変化し、均一なクリック感を得られない。
これに対し、案内面が鉛直方向に延びることで、この案内面に案内されるプランジャーの移動経路が鉛直方向となり、この場合、プランジャーと案内面との摩擦力は、凹凸周面がいずれの方向に回動してもF×μとなり、回動方向によってプランジャーと案内面との間の摩擦力が変化し難い。そのため、案内面が鉛直方向に延びることにより、ダイアルノブの回動方向に関わらず均一性の高いクリック感が得られる。
以上より、本発明によれば、ダイアルノブの回動操作においてクリック感の均一性を高めることができるダイアル式スイッチを提供することができる。
本実施形態に係るダイアル式スイッチの分解斜視図である。 基板を外した状態の前記ダイアル式スイッチの正面図である。 前記基板を外した状態のダイアル式スイッチの側面図である。 (a)は図3のA−A端面図であり、(b)は図4(a)のクリック部の拡大図である。 前記ダイアル式スイッチの中央縦端面図である。 前記クリック部におけるプランジャーの挙動を示す図であって、(a)はプランジャーが凹凸周面の凹部に嵌入した状態を示し、(b)はプランジャーが凹凸周面の凸部に押された状態を示す。 他実施形態に係るダイアル式スイッチのクリック部の拡大端面図である。 従来のダイアル式スイッチが用いられた機器の一部拡大斜視図である。 前記ダイアル式スイッチのクリック部周辺の拡大斜視図である。 前記クリック部におけるプランジャーの挙動を示す図であって、プランジャーが凹凸周面の凹部に嵌入した状態を示す。 前記クリック部におけるプランジャーの挙動を示す図であって、プランジャーが凹凸周面の凸部に押された状態を示す。 前記クリック部におけるプランジャーの挙動を示す図であって、プランジャーがプランジャー保持部の内壁面に衝突する状態を示す。 従来の他のダイアル式スイッチにおけるクリック部のつるまきバネの状態を示す図であって、プランジャーが凹凸周面の凹部に嵌入してつるまきバネに歪みが生じていない状態を示す。 前記クリック部のつるまきバネの状態を示す図であって、プランジャーが凹凸周面の凸部に押されてつるまきバネに歪みが生じた状態を示す。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るダイアル式スイッチは、電子機器等の操作に用いられるもので、例えば、車両内装の操作パネル等に配設される。このダイアル式スイッチは、図1乃至図5に示されるように、回動操作されるダイアルノブ12と、ダイアルノブ12を回動可能に基板14上に支持する支持部材16とを備える。この支持部材16が配設される基板14には、その表面に回路が形成されて複数の電子部品15、15、…が実装されている。
ダイアルノブ12は、中心軸Cを回転中心にして回動する部位であり、円筒状のダイアル部材30と、このダイアル部材30の先端部内側に嵌め込まれるスイッチ部材20と、ダイアル部材30と共に回動する回動部材40とを備える。
ダイアル部材30は、中心軸Cに沿って中央部が貫通する略円筒状の部材であり、その外周面30aを操作者が摘んで回動操作する部位である。このダイアル部材30の基部側には、先端側よりも直径の小さくなった係合筒部32が形成されている。この係合筒部32には、周方向に所定間隔をおいて径方向に貫通する係合穴34が設けられている。尚、本実施形態において、基部側とは中心軸C方向において基板14側をいい、先端側とはその反対側をいう。また、径方向とは、中心軸Cを通ってダイアル部材30の回動方向と直交する方向をいう。
スイッチ部材20は、ダイアル部材30の前方側開口を塞ぎ、操作者に指等で押圧される押圧部22と、この押圧部22が押圧されたときにその力を基板14上の電子部品15aに伝達するために中心軸Cに沿って押圧部22から後方に延びる伝達部24とを有する。この押圧部22は、中心軸Cと直交する方向に沿って広がる円板状の部位であり、前面における中心(中心軸Cとの交差位置)よりも上方の位置に発光部26が設けられている。伝達部24は、ダイアル部材30の内側を通って基板14に実装された電子部品15aまで延び、押圧部22が押圧されたときの力をこの電子部品15aに伝える部位である。この伝達部24の後端の上面部及び下面部には、径方向の係止穴27が設けられている。この係止穴27に支持部材16の係止片19aが係合することで、スイッチ部材20が支持部材16に保持される。
回動部材40は、リング状の回動部本体42と、この回動部本体42と同軸となるようにその内側に配置される円筒状のダイアル固定部44とを有する。
回動部本体42は、先端側において径方向に広がる鍔状部45と、この鍔状部45の基部側に設けられ、その外周面(凹凸周面)46aが波打った形状の凹凸周面部46とを備える。この鍔状部45が支持部材16の支持筒部18先端に設けられたガイド部18aに嵌まり込むことで、回動部材40が中心軸Cを回転中心にして回動可能に支持部材16に保持される。凹凸周面部46は、ダイアルノブ12を回動操作したときにクリック感を生じさせるための凹凸周面46aが形成された部位である。この凹凸周面部46の外周面(凹凸周面)46aでは、径方向に出入りする凹凸が周方向に繰り返される。具体的に、凹凸周面46aは、周方向の各位置において中心軸C方向の幅さが一定の周面で、周方向に凹凸が滑らかに連続する(図4参照)。
ダイアル固定部44は、回動部本体42の内側において当該回動部本体42から径方向に所定間隔をおいて設けられる筒状の部位である。このダイアル固定部44は、回動部本体42の内側から径方向に延びる連結部47により固定されている。本実施形態では、周方向に所定間隔をおいた複数の連結部47によってダイアル固定部44が回動部本体42の内側に固定されている。ダイアル固定部44は、外径がダイアル部材30(詳しくは、係合筒部32)の内径と対応する寸法を有し、回動部本体42よりも先端側に延びる円筒状の部位である。このダイアル固定部44は、その外周面がダイアル部材30の内周面と摺接するようにダイアル部材30の内側に挿入される。このとき、ダイアル固定部44の外周面から突出する係合突起48がダイアル部材30の係合穴34に嵌まり込み、これによりダイアル部材30と回動部材40とが連結される。このようにダイアル部材30と回動部材40とが連結されることで、ダイアル部材30が回動操作されたときに、このダイアル部材30と共に回動部材40も回動する。
支持部材16は、基板14に沿って広がる基部17の外縁から先端側に向かって立ち上がる支持筒部18と、この支持筒部18の内側で同軸となるように先端側に向って延びる内筒部19とを有する。支持筒部18は、ダイアルノブ12を回動操作したときに、回動部本体42の凹凸周面46aと作用してクリック感を生じさせるクリック部50を備える。また、支持筒部18の先端部には、回動部本体42の鍔状部45が嵌まり込むように断面が段差形状となっているガイド部18aが設けられている。この支持筒部18には、鍔状部45がガイド部18aに嵌まり込むときには弾性変形してその通過を許容し、鍔状部45がガイド部18aに嵌まり込んだときに弾性復帰してこの鍔状部45の先端側への移動を規制する規制片18bが周方向に所定間隔をおいて設けられている。
クリック部50は、図6(a)及び図6(b)にも示されるように、支持筒部18の上端位置に設けられ、プランジャー保持部52(以下、単に「保持部」とも称する。)と、この保持部52内に収容(保持)されるプランジャー60と、プランジャー60を付勢する圧縮コイルバネ(以下、単に「コイルバネ」とも称する。)51とを備える。
保持部52は、プランジャー60が回動部本体42の凹凸周面46aに接触できるように、凹凸周面46aと対向する位置が開口し且つプランジャー60が凹凸周面46aの特定の径方向に沿って往復移動可能な内部空間Sを有する。本実施形態の保持部52は、プランジャー60が上下(鉛直)方向に往復移動可能に構成されている。具体的に、保持部52は、プランジャー60が往復移動するときの移動経路に沿って延び、この移動経路を中心にしてプランジャー60を外側から囲む案内面53が形成された案内壁54と、この案内壁54の径方向外側端部(凹凸周面46aから遠い側の端部)を塞ぐ位置決め壁(位置決め部)55とを有する。本実施形態の案内壁54は、先端側を除く三方(図6(a)における左右及び後方)を囲む。この案内壁54のない先端側において、その上端部には、コイルバネ51の一端を位置決め壁55に当接させたときにこのコイルバネ51の一端が先端側へ移動するのを規制する規制壁56が位置決め壁55から垂下している。このように保持部52が先端側を開放することで、他の部材を組み付けた後からでもプランジャー60とコイルバネ51とを保持部52内に組み付けることが可能となる。
案内面53は、プランジャー60が摺接しながら移動(摺動)することでプランジャー60を案内する面である。本実施形態の案内面53は、プランジャー60を幅方向(図6(a)において左右方向)から挟むように対向する上下に長い矩形状の一対の平面と、これら一対の平面の基部側端部同士を接続する上下に長い矩形状の平面と、によって構成されている。このように、案内面53が鉛直方向に延びることで、プランジャー60に対してその移動方向、即ち、案内面53に沿った方向に重力が働くため、案内面53とプランジャー60との間に働く摩擦力が重力の影響を受け難くなり、これにより、ダイアルノブ12の回動方向に関わらず均一性の高いクリック感が得られる。
位置決め壁55は、コイルバネ51の一端の径方向の位置決めをする部位であり、本実施形態では、コイルバネ51の中心軸cと直交する方向に広がる板状の部位である。
プランジャー60は、凹凸周面46aと接触する接触部61と、前方の凹凸周面46aと反対側を向いてコイルバネ51の他端と当接しその付勢力(弾発力)を受け止める受け部62と、受け部62から後方に延びる外側壁63と内側軸64とを備える。このプランジャー60は、摩擦係数の小さな素材で形成され、本実施形態では、ポリアセタールやABS等を用いて射出成形によって作られる。尚、本実施形態において、前方とは、ダイアル部材30の径方向における中心側をいい、後方とは、ダイアル部材30の径方向における外側をいう。
接触部61は、前方に向って(即ち、凹凸周面46aに向って)半球状に膨出し、凹凸周面46aに接触可能な部位である。尚、この接触部61の具体的形状は限定されない。即ち、本実施形態では、半球状に形成されているが、ダイアル部材30の回動操作に伴って凹凸周面46aが回動したときに当該凹凸周面46aと摺接可能な形状であれば他の形状であってもよい。
受け部62は、接触部61の後方側でコイルバネ51の中心軸cと直交する方向に広がる部位であり、コイルバネ51の他端と接してこのコイルバネ51から受ける弾発力を受け止める。本実施形態の受け部62は、内側軸64と外側壁63との間をつなぐように設けられた部位である。
外側壁63は、コイルバネ51の外側を囲うように後方に向けて延びる筒状の部位である。この外側壁63は、案内面53に近接する外周面63aとコイルバネ51の外径よりも大きな内径を持つ内周面63bとを備える。外周面63aは、プランジャー60が往復移動するときに案内面53と摺接可能な面である。本実施形態の外周面63aは、コイルバネ51の中心軸cと直交する断面が矩形状あるいは正方形状となっている(図1参照)。また、内周面63bは、コイルバネ51の外側と所定間隔を有する面であり、本実施形態では、コイルバネ51の中心軸cと直交する断面が円形となるように形成されている。このような外側壁63は、プランジャー60が往復移動するときにその外周面63aが案内面53に摺接することでプランジャー保持部52内でのプランジャー60の傾きを抑制し、プランジャー60の姿勢を安定させる。
具体的に、外側壁63は、外周面63aと案内面53との間隔が0.05〜0.1mmとなり、内周面63bとコイルバネ51の外側との間隔が0.05〜0.1mmとなるように形成されている。また、外側壁63の前後方向の長さ寸法は、5mmである。
内側軸64は、外側壁63の内側で後方に向けて延びる軸状の部位である。この内側軸64は、コイルバネ51が弾性圧縮変形したとき(圧縮されたとき)にその内側からコイルバネ51の姿勢を安定させるための部位である。即ち、コイルバネ51が圧縮されたときに、コイルバネ51の内側に内側軸64が位置することで、コイルバネ51の歪みが抑制される。
この内側軸64は、外側壁63の後端よりも前側の位置に後端を有し、即ち、外側壁63よりも前後方向の長さ寸法が小さく、コイルバネ51が装着可能な外周面64aを有する。このように、前後方向において、内側軸64の長さ寸法を外側壁63の長さ寸法よりも小さくすることで、この長さの差(以下、「軸長差」とも称する。)により、コイルバネ51の有効長さを確保しながらコイルバネ51の姿勢を安定させることができる。即ち、内側軸64によりコイルバネ51を内側から保持することで、コイルバネ51の姿勢を安定させて圧縮時の歪みを抑えると共に内側軸64を外側壁63よりも短くすることで、外側壁63の外周面63aと案内面53との移動方向(前後方向)の接触長さを確保しつつ、その軸長差分だけコイルバネ51の有効長さを稼ぐことができる。このように、外側壁63と内側軸64との軸長差によってコイルバネ51の有効長さを稼ぐことで、後端にコイルバネ51を当接させる従来のプランジャーに比べ、プランジャー60後方側のコイルバネ51の収容スペース(図6(a)におけるX参照)を短くすることができ、これによりプランジャー保持部52の軸長方向の長さ寸法を小さくして小型化を図ることができる。
本実施形態の内側軸64は、その外径とコイルバネ51の内径との差が0となるように形成されている。これにより、内側軸64にコイルバネ51を装着したときにプランジャー60(内側軸64)からコイルバネ51が抜け落ち難くなり、プランジャーとコイルバネとがばらばらの場合に比べて、プランジャー保持部52への組み付け作業が容易になる。
具体的に、内側軸64は、外径がφ4.4mmであり、前後方向の長さ寸法が2mmとなるように形成されている。
尚、外側壁63の内周面63bの断面形状と、内側軸64の外周面64aの断面形状とは、円形でなくてもよい。即ち、外側壁63の内周面63bは、コイルバネ51の外側を囲うように後方に延び、コイルバネ51の外周面と所定間隔を有していればよく、その断面形状が四角のような多角形等であってもよい。一方、内側軸64の外周面64aは、コイルバネ51が装着できればよく、その断面形状が多角形等であってもよい。また、外側壁63の内周面63bの断面形状と内側軸64の外周面64aの断面形状とは、異なる形状であってもよい。このように、外側壁63の内周面63bの断面形状と内側軸64の外周面64aの断面形状とが、コイルバネ51に沿った円形でない場合、内側軸64の最大外径(例えば、断面形状が正方形の場合、その対角線の長さ)とコイルバネ51の内径との差が、外側壁63の内周面63bの最小内径(例えば、断面形状が正方形の場合、その一辺の長さ)とコイルバネ51の外径との差よりも小さくなるように設定される。
コイルバネ51は、プランジャー60を凹凸周面に向けて付勢するためのものである。本実施形態のコイルバネ51は、ピアノ線やステンレス鋼線によって形成されている。このコイルバネ51は、内側軸64の外側に装着された状態でプランジャー保持部52に配置される。具体的に、コイルバネ51は、その中心軸c方向に圧縮された状態で、一端が位置決め壁55に当接すると共に他端がプランジャー60の受け部62に当接する。これによりコイルバネ51の弾発力でプランジャー60が凹凸周面46aに押し付けられる。
支持部材16の内筒部19は、支持筒部18よりも先端側に延び、その外径が回動部材40のダイアル固定部44の内径と対応する大きさに形成されている。この内筒部19の上端部及び下端部には、先端側に延びてその先端を自由端とし、この先端に中心軸Cに向けて突出する突起が設けられた係止片19aが設けられ、この係止片19aの突起がスイッチ部材20における伝達部24の基端側に設けられた係止穴27と係合して、スイッチ部材20が支持部材16に保持される。
以上のようなダイアル式スイッチ10では、ダイアルノブ12を回動操作したときに、以下のようにしてクリック感が生じる。
このダイアル式スイッチ10において、ダイアルノブ12を回動操作していない状態では、図6(a)に示されるように、コイルバネ51によって付勢されたプランジャー60は、その接触部61が凹凸周面46aの凹部46bに嵌まり込んだ状態で凹凸周面46aに接触している。
この状態からダイアルノブ12を回動操作すると、この回動操作に伴って凹凸周面46aが回動する。そうすると、プランジャー60は、凹凸周面46aの凸部46cに押されて後方側に移動する(図6(b)参照)。このとき、プランジャー60には、凹凸周面46aから周方向にも力が働くが、案内面53によってプランジャー60の周方向への移動が規制されるため、プランジャー60は、案内面53に沿って真っ直ぐ後方側に移動する。さらにダイアルノブ12を回動し続けることでプランジャー60の接触部61が凸部46cの頂点を超え、コイルバネ51の弾発力によって隣の凹部46bに嵌まり込んだ状態(図6(a)参照)となる。このときもプランジャー60は、案内面によって周方向への移動が規制されるため、案内面53に沿って真っ直ぐ前方側に移動する。ダイアルノブ12が回動しているあいだ、この一連の動作が繰り返される。このようにコイルバネ51の弾発力によりプランジャー60が凹凸周面46aに押付けられた状態で、このプランジャー60が凹凸周面46aの凹凸に追従した往復移動を行うことにより、ダイアルノブ12を回動させるときのトルクが周期的に変化し、これによりダイアルノブ12の回動操作においてクリック感が得られる。
このプランジャー60の往復移動において、コイルバネ51を保持する内側軸64とプランジャー60の姿勢を安定させるための外側壁63とのコイルバネ51の中心軸c方向における長さの差(軸長差)により、コイルバネ51の有効長さを確保しながら当該コイルバネ51とプランジャー60との姿勢を安定させることができる。
即ち、外側壁63を長くすることでこの外側壁63の外周面63aとプランジャー保持部52の案内面53との前後方向の接触長さを確保してプランジャー60の傾きを効果的に規制することができる一方、内側軸64によりコイルバネ51を内側から保持することで、コイルバネ51の姿勢を安定させて圧縮時の歪みを抑えると共に内側軸64を外側壁63よりも短くすることで、その軸長差分だけコイルバネ51の有効長さを稼ぐことができる。これにより、プランジャー60の滑らかな往復移動が実現され、プランジャー60の外周面63aの片磨耗が効果的に抑制されると共にダイアルノブ12の回動操作においてクリック感の均一性を高めることができる。
また、外側壁63と内側軸64との軸長差によってコイルバネ51の有効長さを稼ぐことで、後端にコイルバネを当接させる従来のプランジャーに比べ、プランジャー60後方側のコイルバネ51の収容スペース(図6(a)のX参照)を短くすることができ、これにより、外側壁63の外周面63aと案内面53との前後方向の接触長さを確保してもプランジャー保持部52の軸長方向の長さ寸法を小さくして小型化を図ることができる。
また、案内面53が鉛直方向に延びることで、プランジャー60に対してその移動方向、即ち、案内面53に沿った方向に重力が働くため、案内面53とプランジャー60との間に働く摩擦力が重力の影響を受け難くなり、これにより、ダイアルノブ12の回動方向に関わらず均一性の高いクリック感が得られる。
具体的に、例えば、図13及び図14に示されるように、プランジャー124の移動経路が水平方向であれば、プランジャー124と案内面126との摩擦係数をμ、プランジャー124に働く重力をmg、凹凸周面106が回動することによりこの凹凸周面106からプランジャー124が受ける力をFとすると、プランジャー124と案内面126との摩擦力は、凹凸周面106が図13(図14)において右回りに回動すると、(F+mg)×μとなり、左回りに回動すると、(F-mg)×μとなる。このように回動方向によってプランジャー124と案内面126との間の摩擦力が変化すると、ダイアルノブの回動方向によってクリック感が変化し、均一なクリック感を得られない。
これに対し、本実施形態のプランジャー60のように、その移動経路が鉛直方向であれば(図6(a)参照)、プランジャー60と案内面53との摩擦力は、凹凸周面46aがいずれの方向に回動してもF×μとなり、回動方向によってプランジャー60と案内面53との間の摩擦力が変化し難い。そのため、案内面53が鉛直方向に延びることにより、ダイアルノブ12の回動方向に関わらず均一性の高いクリック感が得られる。
尚、本発明のダイアル式スイッチは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、図7に示されるように、プランジャー160は、その内側軸64の後端から、さらにその中心軸(コイルバネ51の中心軸cと同じ)に沿って外側壁63の後端よりも後方の位置まで延び、内側軸64の外径よりも小さい外径を有する被案内軸164を備えてもよい。具体的に、被案内軸164は、外径がφ3.8mmで、内側軸64と同軸で後方に向って真っ直ぐ延び、中心軸と直交する断面形状が円形となっている。この場合、位置決め壁55には、被案内軸164が進入可能な案内穴が設けられ、この案内穴は、被案内軸164が中心軸cに沿って移動するようにこの被案内軸164の外周面164aと摺接する内周面55aを有している。このように内側軸64に被案内軸164が設けられれば、被案内軸164が位置決め壁55の案内穴の内周面55aと摺接することで中心軸c方向(移動経路方向)に沿って案内されるため、プランジャー160がより滑らかに往復移動する。その結果、ダイアルノブ12の回動操作においてクリック感の均一性をより高めることができる。
また、本実施形態では、案内面53が鉛直方向に延びるように保持部52が形成されているが、これに限定されず、案内面が水平方向や傾斜方向に延びるように保持部52が形成されてもよい。
10 ダイアル式スイッチ
12 ダイアルノブ
46a 凹凸周面
51 圧縮コイルバネ
52 プランジャー保持部
53 案内面
60 プランジャー
62 受け部
63 外側壁
63a 外側壁の外周面
63b 外側壁の内周面
64 内側軸
64a 内側軸の外周面
C 中心軸

Claims (4)

  1. ダイアルノブを回動操作するダイアル式スイッチであって、
    前記ダイアルノブの回動操作により回動し、その回動中心を通って回動方向と直交する径方向に出入りする凹凸が前記回動方向に沿って交互に繰り返される凹凸周面を有する回動部と、
    前記凹凸周面に接触可能なプランジャーと、
    前記凹凸周面に接触するよう前記径方向に沿って往復移動可能にプランジャーを保持するプランジャー保持部と、
    前記プランジャーを前記凹凸周面に向けて付勢する圧縮コイルバネと、を備え、
    前記プランジャー保持部は、前記プランジャーの移動経路に沿って延び、この移動経路を中心にして前記プランジャーを外側から囲む案内面を有し、
    前記プランジャーは、前方の前記凹凸周面と反対側を向いて前記圧縮コイルバネの一端と当接し前記付勢力を受け止める受け部と、前記プランジャーの移動経路方向に延びて前記案内面に近接する外周面と前記圧縮コイルバネの外径よりも大きな内径を持つ内周面とを持つ外側壁と、この外側壁の内側で前記移動経路方向に延びて前記外側壁の後端よりも前側の位置に後端を有しその外側に前記圧縮コイルバネが装着可能な外径を有する内側軸とを備え、
    前記圧縮コイルバネは、前記内側軸の外側に装着され当該圧縮コイルバネの中心軸方向に弾性圧縮変形された状態で前記プランジャー保持部に配置されることでその弾発力により前記プランジャーを前記凹凸周面に対して押しつけ、
    前記内側軸の最大外径と前記圧縮コイルバネの内径との差が前記外側壁の内周面の最小内径と前記圧縮コイルバネの外径との差よりも小さいことを特徴とするダイアル式スイッチ。
  2. 請求項1に記載のダイアル式スイッチにおいて、
    前記内側軸は、前記圧縮コイルバネの内径との差が0となるような最大外径を有することを特徴とするダイアル式スイッチ。
  3. 請求項1又は2に記載のダイアル式スイッチにおいて、
    前記プランジャーは、前記内側軸の後端からさらにその中心軸に沿って前記外側壁の後端よりも後方の位置まで延び、前記内側軸の外径よりも小さい外径を有する被案内軸をさらに備え、
    前記プランジャー保持部は、プランジャーよりも後方の位置に前記圧縮コイルバネの他端の位置決めを行う位置決め部を有し、
    前記位置決め部には、前記被案内軸が進入可能な案内穴が設けられ、この案内穴は、前記被案内軸が前記中心軸に沿って移動するようにこの被案内軸の外周面と摺接する内周面を有することを特徴とするダイアル式スイッチ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のダイアル式スイッチにおいて、
    前記プランジャー保持部の案内面は鉛直方向に延びていることを特徴とするダイアル式スイッチ。
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