JP2011110229A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ボックス等の封止解除後に不正な切断部の修復がなされた場合でも、封止解除の痕跡を残すことができる遊技台を提供する。
【解決手段】かしめ部213dおよび213cを有する第1部材213と、前記第1部材と組み合わされてかしめられる第2部材212と、を備え、前記第1部材は、かしめ部を切り離すことができる切断部213dのリブ213Aや213cのリブを備え、前記切断部は、切り離し方向と交差する方向に形成される、第1の視覚態様(例えば、青色による着色)で表される第1領域(213dのリブ213Aの第1領域213A1や213cのリブの第1領域213B1と、該第1領域と異なる視覚態様(例えば、透明または半透明)で表される第2領域213dのリブ213Aの第2領域213A2や213cのリブの第2領域と、が該切断部の切断方向に沿って層状に形成される遊技台とした。
【選択図】図9

Description

本発明は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技台に関する。
従来、切断部材を切断し易い形状にするとともに、蓋体側とボックス本体側の切断作業を同時に行うことにより、基板ボックスの封止解除を容易に行うことができる遊技台が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−276388号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている遊技台は、例えば、不正行為者によって基板ボックスの封止解除を行った後、基板ボックスを元の位置に戻して、封止部分(切断部)の表面修復(例えば、接着後の表面研磨等)をしてしまうと、封止を解除した痕跡が発見し難いという問題があった。つまり、遊技店の店員が、基板ボックスの外観を見ただけでは不正行為をすぐに発見し難く、不正行為が行われた後の対処(例えば、不正行為者の発見や、警察への通報など)が遅れてしまうという問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、基板ボックス等の封止解除後に不正な切断部の修復がなされた場合でも、封止解除の痕跡を残すことができる遊技台を提供しようとするものである。
本発明は、かしめ部を有する第1部材と、前記第1部材と組み合わされてかしめられる第2部材と、を備え、前記第1部材は、かしめ部を切り離すことができる切断部を備え、前記切断部には、第1の視覚態様で表される第1領域と、該第1領域と異なる視覚態様で表される第2領域と、が該切断部の切断方向に沿って層状に形成されることを特徴とする、遊技台である。
本発明に係る遊技台によれば、基板ボックス等の封止解除後に不正な切断部の修復がなされた場合でも、封止解除の痕跡を残すことができる遊技台を提供できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施例に係るスロットマシンの外観斜視図である。 スロットマシンの内部構成の概略を示す前面扉を開いた斜視図である。 主基板収納ケース周囲の構成を示した分解斜視図である。 カバー部材が固定位置において取付ベースに固定されると共に封印された状態を示した斜視図である。 (a)主基板収納ケースから、カバー部材およびコネクタに接続されるケーブルを取り外した状態の正面図である。(b)は、同図(a)におけるK部(固定用かしめ部)の拡大図である。 取付ベースから主基板収納ケースを取り外した状態を示す斜視図である。 (a)取付ベースから主基板収納ケースを取り外した後の正面図である。同図(b)は、同図(a)におけるL部(ケース用かしめ部)の拡大図である。 基板収納体から蓋体を取り外した状態を示す分解斜視図である。 (a)図5に示す固定用かしめ部のK部拡大図である。(b)は、図9(a)に示されるG−G方向から見た断面図である。 (a)は、図7に示すケース用かしめ部のL部拡大図である。(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をH−H方向から見た断面図である。 (a)は、図5の切断部AまたはBを切断面側から見た切断前のリブの断面図である。図11(b)は、リブを切断した後、再度繋げた状態を図5の切断部AまたはBを切断面側から見た断面図である。図11(c)は、同図(b)の第2領域の表面を研磨して平らにした状態を図5の切断部AまたはBを切断面側から見た断面図である。 主制御部の回路ブロック図を示したものである。 副制御部の回路ブロック図を示したものである。 主制御部のメイン処理の流れを示すフローチャートである。 (a)副制御部の割込み処理の流れを示すフローチャートである。(b)副制御部のメイン処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、第2実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をJ−J方向から見た断面図である。 (a)は、第3実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をM−M方向から見た断面図である。 (a)は、第4実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をP−P方向から見た断面図である。 (a)は、第5実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をR−R方向から見た断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施例に係るスロットマシン(遊技台)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本実施形態に係るスロットマシン100の全体構成について説明する。なお、同図はスロットマシン100の外観斜視図を示したものである。
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔180はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<内部構成>
次に、スロットマシン100の内部構成について簡単に説明する。図2は、スロットマシン100の内部構成の概略を示す前面扉102を開いた斜視図である。本体部としての本体101の内部には、主基板収納ケース210、副制御基板収納ケース220およびリールユニット185や、図示を省略した電源ボックス、メダル払出装置180、メダル補助収納部240、中央スピーカユニット、外部中継端子板等の諸装置が配設されている。
リールユニット185は、樹脂製のケース221内にステッピングモータで駆動されるリール110〜112を個別に着脱可能に取り付けて構成している。そして、このリールユニット185は、ケース221により3本のリールをユニット化し、本体101に設けたリールユニット載置台278に対する着脱を容易に行えるように構成している。また、リールユニット載置台278の下部には、音通路277が取り付けられ、前面扉102が本体101に閉じられた状態で前面扉102に取り付けられた音通路268と組み合わさるように構成している。中央スピーカユニットから出力された音は、この音通路277および音通路268を通過して外部に出力される。
本体101の内部には、透明な樹脂ケース(合成樹脂ケース)からなる主基板収納ケース210が、本体101を構成している後板の上部に、取付ベース230を介して取り付けられている。この主基板収納ケース210の内部空間には、スロットマシン100の全体的な制御を行う主制御部300を構成する電子部品を実装した主制御基板が収納されている。
また、図示を省略した電源ボックスは、本体101の後板の壁面に装着され、金属製ケースの内部に、スロットマシン100の諸装置へ必要な電力を供給するための電源基板が収納されている。
さらに、本体101の内部には、メダルを払い出すためのメダル払出装置180(以下、ホッパー180ということがある)が配設してある。メダル払出装置180は、DCモータで駆動されメダルを1枚ずつ払い出すと共に、メダルを払い出す毎に検出信号を出力する払出装置本体181と、払出装置本体181にメダルを供給すると共にメダルを蓄積するメダルタンク182とで構成されている。そして、メダル払出装置180の横には、メダル補助収納部240が置かれており、前記メダル払出装置180がメダルでいっぱいになると、余分なメダルは流れ落ち、このメダル補助収納部240内に蓄積される。
そして、前記主制御基板およびリール110〜112の側方、即ち向って左側の側板には、演出の制御を行う副制御部400を構成する副制御基板を収納した副基板収納ケース220が配設してある。
一方、本体101の側板にヒンジ装置276を介して蝶着された前面扉102には、演出装置190、この演出装置190を制御する演出制御基板を収納した演出制御基板収納ケース274、上部スピーカ272、図柄表示窓113を有するリールパネル270、投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタ175、このメダルセレクタ175が不正なメダル等をメダル受皿156に落下させる際にメダルが通過する通路266等が設けてある。メダルセレクタ175は、さらに、投入されたメダルをメダルタンク182に案内する通路176を備えている。
<主基板収納ケース周囲の構成>
次に、図3〜11を用いて、主基板収納ケース210周囲の構成について説明する。図3は、主基板収納ケース210周囲の構成を示した分解斜視図である。
<主基板収納ケース>
まず、主基板収納ケース210について説明する。主基板収納ケース210は、底面が略矩形の角皿状である基板収納体212および蓋体213を組み合わせて構成される箱体となっている。この主基板収納ケース210の内部の空間には、遊技に関するプログラムや各種データ等を記憶したROM312や、CPU(例えば、後で説明するCPU310)、RAM(例えば、後で説明するRAM313)等のその他の電子部品211aが実装され、後で説明する主制御部300を構成する主制御基板211が、ネジ211bによって四隅を基板収納体212に固定された状態で収納される。基板収納体212および蓋体213は、それぞれ透明または半透明となる透光性の樹脂(合成樹脂)から構成されており、主基板収納ケース210内部に収納された主制御基板211を外部から視認することが可能となっている。
基板収納体212の下側縁には門型のヒンジ部212aが2箇所に設けられ、左右側縁の上部には矩形状の窪みである係止凹部212bがそれぞれ設けられている。そして、蓋体213の下側縁にはヒンジ部212aと係合するフック状のフック部213aが2箇所に設けられ、左右側縁の上部には係止凹部212bと係止する凸部を備える係止舌片213bがそれぞれ設けられている。従って、主基板収納ケース210を組み立てる場合には、まず、蓋体213のフック部213aを基板収納体212のヒンジ部212aに係合させ、次に、ヒンジ部212aを中心に蓋体213を揺動させて基板収納体212と蓋体213を合わせると共に蓋体213の係止舌片213bを基板収納体212の係止凹部212bに係止させる。
また、基板収納体212および蓋体213の上部には、ケース用かしめピン214aを挿入して両者を分離できないように封印(かしめ)するためのケース用かしめ部212c、213cが、それぞれ4箇所に設けられている。これらのケース用かしめ部212c、213cは、基板収納体212および蓋体213を組み合わせた場合に、基板収納体212のケース用かしめ部212cが蓋体213のケース用かしめ部213c内に収容され、ケース用かしめピン214aが挿入される挿入孔がそれぞれ連通するように構成されている。そして、この連通した挿入孔に挿入されたケース用かしめピン214aが、ケース用かしめ部212c、213cのそれぞれに取り外し不可能に係止するようになっている。すなわち、ケース用かしめピン214aを挿入することにより、ケース用かしめ部212c、213cが互いに分離不可能に結合され、主基板収納ケース210が封印される。
なお、一旦封印した主基板収納ケース210を開封する場合には、蓋体213のケース用かしめ部213cを蓋体213から切断する。これにより、基板収納体212および蓋体213を分離した後も、蓋体213のケース用かしめ部213cが基板収納体212のケース用かしめ部212cと結合したまま基板収納体212に残ることととなり、主基板収納ケース210を開封した痕跡が残るようになっている。本実施例では、ケース用かしめ部212c、213cが4箇所に設けられているため、主基板収納ケース210の封印を4回行うことができるようになっている。なお、ケース用かしめ部213cを蓋体213から切断して、主基板収納ケース210を開封する方法の詳細については後述する。
また、基板収納体212および蓋体213の上部の左右両端には、固定用かしめピン214bを挿入することによって主基板収納ケース210の取付ベース230への固定を封印するための固定用かしめ部212d、213dが2箇所に設けられている。これらの固定用かしめ部212d、213dは、基板収納体212および蓋体213を組み合わせた場合に、基板収納体212の固定用かしめ部212d内に蓋体213の固定用かしめ部213dの一部が収容され、固定用かしめピン214bが挿入される挿入孔212L、213Lがそれぞれ連通するように構成されている。そして、蓋体213側から固定用かしめピン214bをこの連通した挿入孔212L、213Lに挿入すると共に、基板収納体212の背後に突出した固定用かしめピン214bの先端部を取付ベース230に設けられた嵌入孔231内に嵌入することにより、主基板収納ケース210の取付ベース230への固定が封印されるようになっている。
固定用かしめピン214bは、先端部が基板収納体212の背後に突出して嵌入孔231に嵌入した状態では、蓋体213の固定用かしめ部213dと係止して取り外せないようになっている。本実施例では、固定用かしめ部212d、213dが2箇所に設けられているため、主基板収納ケース210の固定の封印を2回行うことが可能となっている。
なお、主基板収納ケース210の基板収納体212の左端部には、矩形状の2つの係合凸部212fが突設されており、この2つの係合凸部212fを取付ベース230に設けられた係合凹部230bに係合させることによって、主基板収納ケース210は取付ベース230に固定される。主基板収納ケース210の取付ベース230への固定の詳細については後述する。
また、本実施形態では、ケース用かしめ部212c、213cおよび固定用かしめ部212d、213dの配置に応じて、2つのケース用かしめピン214a、1つの固定用かしめピン214bおよび位置決めピン214dの間を紐状の連結部材214cで連結している。このように、複数のケース用かしめピン214a、固定用かしめピン214bおよび位置決めピン214dを連結し、一体化することによって、これらのかしめピン214a、214bおよび位置決めピン214dの紛失を防止すると共に、封印忘れを防止することができる。なお、詳細は後で説明するが、基板収納体212から蓋体213を取外す際には、ケース用かしめ部213cや固定用かしめ部213dに設けられているリブ(例えば、後述するリブ213A、リブ213B)の切断とともに、かしめピン214a、214bおよび位置決めピン214dを連結している連結部材214cを切断することで、基板収納体212から蓋体213を取り外すことができる。
主制御基板211には、外部の各種基板等に繋がるケーブルを接続するための複数のコネクタ211cが実装されており、蓋体213には、これらのコネクタ211cに対応する位置に複数のコネクタ孔213fが設けられている。主制御基板211が主基板収納ケース210内に収納された状態では、各コネクタ211cは、対応するコネクタ孔213fから一部が露出するようになっている。従って、主基板収納ケース210を開封しなくとも、外部の各種基板等に繋がるケーブルを各コネクタ211cに接続することが可能となっている。また、逆に、各コネクタ211cに接続されたケーブルを外さない限り、基板収納体212と蓋体213を分離して主基板収納ケース210を開封することができないため、これらのコネクタ211cは、主基板収納ケース210の開封を阻止する開封阻止部として機能している。なお、本実施形態では、コネクタ211cが主制御基板211の左右両端部に実装されているため、コネクタ孔213fは蓋体213の左右両端部にのみ設けられている。
なお、蓋体213の左右両側の固定用かしめ部213dの上方の側面には、位置決め固定溝213gが設けられている。上述した位置決めピン214dは、この位置決め固定溝213gに係合して固定されることにより、他のかしめピン214a、214bを概ね所定の位置に配置するようになっている。
<取付ベース>
次に、取付ベース230について説明する。取付ベース230は、透明または半透明となる透光性のある樹脂から構成された略矩形状の部材であり、中央に主基板収納ケース210を固定して収容するための矩形状の窪みである収容凹部230aが形成されている。収容凹部230a底面の四隅近傍には、取付ベース230を本体101に固定するためのネジを挿通する挿通孔232が形成されている。これらの挿通孔232は、収容凹部230a内に主基板収納ケース210が固定された状態では、主基板収納ケース210によって遮蔽されることとなる。従って、主基板収納ケース210を取付ベース230から取り外さない限り、取付ベース230を本体101から取り外すことができないようになっている。
収容凹部230aは、主基板収納ケース210の基板収納体212の2つの係合凸部212fと係合する2つの係合凹部230bが左側面に設けられると共に、左右方向の幅が主基板収納ケース210よりやや大きく形成され、収容凹部230a内で主基板収納ケース210を左右にスライド可能に構成されている。従って、主基板収納ケース210は、一旦右よりに収容凹部230a内に収容した後に左方向にスライドさせ、係合凸部212fを係合凹部230bに係合させることによって取付ベース230に固定される。なお、収容凹部230aの下側側面には、主基板収納ケース210のヒンジ部212aおよびフック部213aと干渉しないようにするための2つの切欠き部230cが形成されている。
係合凸部212fを係合凹部230bに係合させた後、固定用かしめ部212d、213dを通して固定用かしめピン214bを収容凹部230aの底面に設けられた嵌入孔231に嵌入し、主基板収納ケース210の左右方向の移動を規制することによって、主基板収納ケース210の取付ベース230への固定が封印される。これにより、固定用かしめピン214bまたは固定用かしめ部212d、213dを破壊する等の痕跡を残さない限り、主基板収納ケース210を取り外すことが不可能となる。嵌入孔231は、係合凸部212fを係合凹部230bに係合させた状態での固定用かしめ部212d、213dに対応する位置、すなわち収容凹部230a底面の上側の左右角部の近傍にそれぞれ設けられている。
なお、収容凹部230aは、主基板収納ケース210の基板収納体212と蓋体213の合せ面が収容凹部230a内に位置する深さに形成されている。本実施形態では、収容凹部230aの深さをこのように設定することで、基板収納体212と蓋体213の合せ面への外部からのアクセスを遮断し、この合せ面を介した不正行為を防止するようにしている。
取付ベース230の右側面下部には、外部集中端子板233を固定するための外部集中端子板固定部230dが突設されている。この外部集中端子板233は、遊技店等に設置される情報収集装置(例えば、ホールコンピュータ)、および主制御基板211に接続され、主制御基板211から情報収集装置への各種情報の送信を中継するためのものである。なお、主制御基板211と情報収集装置の間の通信は一方向通信であり、情報収集装置から主制御基板への情報の送信はできないようになっている。外部集中端子板233は、外部集中端子板固定部230dの表面において、左側端部を2つの固定片230eの背後に嵌め込んだ後に右側端部を2つの係止片230fに係止させることによって固定される。
取付ベース230表面の左端部には、主制御基板211のコネクタ211cに接続されたケーブルを部分的に収容するためのケーブル用凹部230gが形成されている。ケーブル用凹部230gには、主制御基板211の左側に配置されたコネクタ211cに接続されるケーブルを拘束する(図4参照)ためのケーブル拘束具234が2つ配設されている。これらのケーブル拘束具234は、ケーブル用凹部230gの底面に設けられた2つの取付孔230hに、固定ピン234aを挿入して係止させることにより、着脱可能に取付けられる。
取付ベース230表面の左上部、右上部、および左下部の3箇所には、後述するカバー部材250を取付ベース230に取り付けるための、案内溝235が設けられている。これらの案内溝235は、左右方向に所定の長さで形成された溝状の孔であり、左側半分の幅広の挿脱部235a、および右側半分の幅狭の案内部235bから構成されている。さらに、取付ベース230表面の左下部には、取付ベース230に取り付けたカバー部材250の左方向への移動を規制するための制止片236が設けられている。この制止片236は、取付ベース230の一部を切り欠くことにより、弾性変形によって先端部が表裏方向に移動可能な舌片状に形成したものである。制止片236の先端部表面には、先端に向けて漸次肉厚が増すように形成された斜面部236aが設けられている。従って、制止片236の先端部は、斜面部236aが取付ベース230の表面から突出した状態となっている。
また、取付ベース230表面の右上部には、後述するカバー用かしめピン260の一部が挿入される平坦部用第1挿入孔237およびカバー用かしめピン260の一部が係止する退避部用第1係止孔238が設けられている。
<カバー部材>
次に、カバー部材250について説明する。カバー部材250は、取付ベース230に固定された主基板収納ケース210の上部に配置されたケース用かしめ部212c、213c、固定用かしめ部212d、213dを前方(表側)から覆う(遮蔽する)と共に、主基板収納ケース210の左端部に位置するコネクタ211cを前方から覆う(遮蔽する)ための部材である。従って、カバー部材250は、水平方向に伸びる横長の略長方形板状の水平部250a、および水平部250aの左端部を基端として下方向に伸びる縦長の略長方形板状の垂直部250bから構成された略L字形の一体形状の部材となっている。換言すれば、カバー部材250は、前方(表側)から見た場合に、主基板収納ケース210の左上角部から右方向に略水平に伸びる辺の近傍の領域、および左上角部から下方向に略垂直に伸びる辺の近傍の領域を覆うことが可能なL字形状に一体的に構成されている。
本実施形態では、このようにカバー部材250をL字形状とすることにより、主基板収納ケース210の開封を阻止する開封阻止部であるケース用かしめ部212c、213c、固定用かしめ部212d、213d、およびコネクタ211cを1つの部材で効率的に覆いながらも、主基板収納ケース210内部の視認性、特に中央部の視認性を確保することで、主制御基板211に実装されたROM312の目視による確認を阻害することがないようにしている。また、CPUやRAM等のその他の電子部品211aについても、目視により容易に状態を確認することができるようになっている。
カバー部材250の水平部250aの上端の左右両端部近傍、および垂直部250bの下端の3箇所には、鉤形舌片251が設けられている。この3つの鉤形舌片251は、後方の取付ベース230に向けて(裏側に向けて)突設された平板の先端部を外側に向けて曲折した形状となっている。また、垂直部250bの下端近傍には、矩形断面の孔である制止孔252が設けられている。これらの鉤形舌片251および制止孔252は、カバー部材250を取付ベース230に固定するためのものである。カバー部材250の取付ベース230への取付については後述する。
カバー部材250の垂直部250bは、コネクタ211cを覆う部分であるため、コネクタ211cに接続されるケーブルと干渉しないように垂直部250bの一部を前方(表側)に向けて膨出させた膨出部253が形成されている。従って、カバー部材250を取付ベース230に固定した状態では、コネクタ211cに接続されたケーブルは部分的にこの膨出部253の内部に収容されることとなる。
カバー部材250は、カバー用かしめピン260により、取付ベース230への固定が封印(かしめ)される。このカバー用かしめピン260は、カバー部材250に係止する第1係止部261と、カバー部材250および取付ベース230の両方に係止する第2係止部262と、第1係止部261および第2係止部262を連結する連結部263から構成されている。さらに、第2係止部262は、カバー部材250および取付ベース230の両方に係止せずに挿入される平坦部262aと、カバー部材250を通して取付ベース230に係止することでカバー部材250および取付ベース230の両方に係止する退避部262bと、平坦部262aおよび退避部262bの間に突設され、位置決めのためにカバー部材250のみに挿入される四角柱状の位置決め部262cから構成されている。
カバー部材250の水平部250aの右端部近傍には、カバー用かしめピン260の第1係止部261と係止する第1係止部用係止孔254と、平坦部262aが挿入される平坦部用第2挿入孔255と、退避部262bが挿入される退避部用挿入孔256と、位置決め部262cが挿入される位置決め部用挿入孔257が設けられている。
図4は、カバー部材250が固定位置において取付ベース230に固定されると共に封印された状態を示した図である。カバー部材250を取付ベース230に取り付ける場合には、まず、3つの鉤形舌片251を、取付ベース230の対応する案内溝235の挿脱部235aに、前方(表側)からそれぞれ挿入する。そして、鉤形舌片251を挿脱部235aに挿入したまま、右方向、すなわち案内部235bに向けてカバー部材250をスライドさせ、鉤形舌片251の右端が案内部235bの右端に略当接する固定位置まで移動させる。この固定位置では、鉤形舌片251と案内部235bが係合した状態となるため、カバー部材250の前後方向(表裏方向)の移動は規制されることとなる。
取付ベース230の制止片236は、カバー部材250をスライドさせているときには先端の斜面部236aがカバー部材250の裏面に押圧されて弾性変形し、後方(裏側方向)に曲がって逃げた状態となっている。その後、カバー部材250が固定位置まで移動すると、カバー部材250の制止孔252の位置が制止片236の斜面部236aの位置と一致し、斜面部236aに対する押圧が解除され、斜面部236aが制止孔252内に収容された状態となる。斜面部236aが制止孔252内に収容された状態では、制止片236の先端面が制止孔252の内側面に当接することで、カバー部材250の左方向への移動が規制されることとなる。なお、カバー部材250の右方向への移動は、鉤形舌片251の右端が案内部235bの右端に当接することで規制されている。
最後に、カバー用かしめピン260を取り付けて、カバー部材250の取付ベース230への固定を封印する。固定位置では、取付ベース230の平坦部用第1挿入孔237とカバー部材250の平坦部用第2挿入孔255が連通した状態となると共に、取付ベース230の退避部用第1係止孔238とカバー部材250の退避部用挿入孔256が連通した状態となっている。従って、第1係止部261をカバー部材250の第1係止部用係止孔254に挿入して係止させた上で、カバー部材250側から第2係止部262の平坦部262aを平坦部用第2挿入孔255および平坦部用第1挿入孔237に挿入すると共に、退避部262bを退避部用挿入孔256および退避部用第1係止孔238に挿入して係止させることにより、カバー部材250の取付ベース230への固定が封印される。これにより、退避部262b、退避部用挿入孔256または退避部用第1係止孔238を破壊する等の痕跡を残さない限り、カバー部材250を取り外すことが不可能となる。
図4に示されるように、カバー部材250を取付ベース230に固定して封印した状態では、カバー部材250は、主基板収納ケース210のケース用かしめ部212c、213cおよびケース用かしめピン214a、固定用かしめ部212d、213dおよび固定用かしめピン214b、ならびにコネクタ211cの開封阻止部を覆っている。このため、これらの開封阻止部への外部からのアクセスを困難にし、主制御基板211に対する不正行為をより確実に防止することが可能となっている。また、カバー部材250は、主基板収納ケース210の中央部分の視認性を阻害しないため、不正行為を効果的に防止しながらも、主制御基板211の状態を外部から容易に目視で確認可能となっている。
<固定用かしめ部の取り外し方法>
初めに、取付ベース230から主基板収納ケース210を取り外す方法について説明する。図5(a)は、主基板収納ケース210から、カバー部材250およびコネクタに接続されるケーブルを取り外した状態の正面図である。また、同図(b)は、同図(a)におけるK部(固定用かしめ部)の拡大図である。
固定用かしめ部213dは、左右に設けられた2か所のリブ213A、213Aによって、周辺の蓋体213に接続されている。リブ213A、213Aは、蓋体213の正面から見て、固定用かしめ部213dの外周から左右方向の外側に延び、蓋体213と一体的に形成されている。
また、上述したように、固定用かしめピン214bは、蓋体213の固定用かしめ部213dの挿入孔213Lと基板収納体212の固定用かしめ部212dの挿入孔212Lが連通した状態で挿入され、先端部が取付ベース230に設けられた嵌入孔231に嵌入することで、主基板収納ケース210を取付ベース230に封印している。図5(b)に示されるように、固定用かしめピン214bと固定用かしめ部213dは、固定用かしめ部213dの左右に設けられた2か所のリブ213A、213Aを切断することで、蓋体213から切り離されるようになっている。具体的には、固定用かしめ部213dは、左側のリブ213Aを切断位置Aで切断し、右側のリブ213Aを切断位置Bで切断することによって、蓋体213から切り離される。また、固定用かしめ部213dは、連結部材214cによって、蓋体213と基板収納体212を封印しているケース用かしめピン214aや、蓋体213に係止されている固定ピン214dと接続されている。したがって、固定用かしめピン214bと固定ピン214dとの間の連結部材214cを切断位置Cで切断することによって、固定用かしめ部213dを蓋体213及び基板収納体212と完全に切り離すことができる。なお、詳細は後述するが、不正行為により取り外された主基板収納ケース210を元の位置に戻し、接着後に切断部の表面を研磨した場合でも、透明な合成樹脂で形成されたリブ213Aの表面側に形成された第2領域213A2を介して、第2領域213A2の下方(リブ213Aの内部)に形成された第1領域213A1の切断部のずれ(不正行為による切断部の痕跡)を視認することができる(図11参照)。
図6は、固定用かしめ部213dを切り離して、取付ベース230から主基板収納ケース210を取り外した状態を示す斜視図である。
上述したように、固定用かしめ部213dの2か所のリブ213Aと、連結部材214cを切断すると、取付ベース230から主基板収納ケース210を取外すことができる。この際、取付ベース230側の嵌入孔231には、切断された固定用かしめ部213dが固定用かしめピン214bにかしめられた状態で残る。
<ケース用かしめ部の取り外し方法>
次に、図7、8を用いて、取付ベース230から主基板収納ケース210を取り外した後、さらに基板収納体212から蓋体213を取り外す方法について説明する。
図7(a)は、取付ベース230から主基板収納ケース210を取り外した後の正面図である。同図(b)は、図7(a)におけるL部(ケース用かしめ部213c)の拡大図である。
図7(a)及び(b)に示されるように、基板収納体212は主制御基板211を収納した状態で、蓋体213と組み合わされて、ケース用かしめ部214aによって封印(かしめ)されている。図3で説明したが、基板収納体212と蓋体213が互いに組み合わされると、基板収納体212のケース用かしめ部212cが蓋体213のケース用かしめ部213c内に収容され、それぞれの挿入孔が連通するように構成されており、この挿入孔にケース用かしめピン214aが挿入され、基板収納体212から蓋体213を取り外しができないように係止される。なお、本実施形態では、ケース用かしめ部212c、213cは、基板収納体212、蓋体213の左右に2か所ずつ、合計4か所に設けられている。また、外側に位置するケース用かしめ部212c、213cの連通した挿入孔のうち、基板収納体212のケース用かしめ部212cの挿入孔には、ケース用かしめピン214aが挿入されていない。つまり、基板収納体212と蓋体213は、内側のケース用かしめ部212c、213cの連通した挿入孔に挿入されたケース用かしめピン214aによってのみ封印された状態である。このようにすることにより、やむを得ず主制御基板211を交換する場合、封印として使用した内側の2つのケース用かしめ部212c、213cの封印を解いて主制御基板211を交換し、その後、封印として使用していなかった外側の2つのケース用かしめ部212c、213cにより封印することができる。このため、主制御基板211を交換する都度、基板収納体212および蓋体213を交換する手間を省くとともに、部材の節約をすることができる。
基板収納体212から蓋体213を取り外す場合には、図7(b)に示されるように、蓋体213側のケース用かしめ部213cの外周から蓋体213側に左右方向外側に延びている2か所のリブ213B、213Bを切断するとともに、他のケース用かしめピン214aと接続する連結部材214cを切断する。具体的には、蓋体213に設けられる左側のリブ213Bを切断位置Dで切断し、同じく蓋体213に設けられる右側のリブ213Bを切断位置Eで切断する。そして、蓋体213の内側に設けられるケース用かしめピン214aと、蓋体213の外側に設けられるケース用かしめピン214aとを接続している連結部材214cを切断位置Fで切断する。上記のように、ケース用かしめ部213cと連結部材214cを切断することによって、基板収納体212から蓋体213を取り外すことができる。なお、詳細は後述するが、不正行為により取り外された蓋体213を元の位置に戻し、接着後に切断部の表面を研磨した場合でも、透明な合成樹脂で形成されたリブ213Bの表面側に形成された透明(または半透明)な第2領域213B2を介して、第2領域213B2の下方(リブ213Bの内部)に形成された第1領域213B1の切断部のずれ(不正行為による切断部の痕跡)を視認することができる。
図8は、基板収納体212から蓋体213を取り外した状態を示す分解斜視図である。同図に示されるように、基板収納体212側のケース用かしめ部212cには、ケース用かしめピン214aと蓋体213側のケース用かしめ部213cが、基板収納体212側のケース用かしめ部212cに係止された状態で残っている。一方、蓋体213側のケース用かしめ部213cには、蓋体213側のケース用かしめ部213cにのみ係合し、基板収納体212側のケース用かしめ部212cには係合していなかったケース用かしめピン214aが残っている。
なお、本実施形態では、上述したように透明または半透明の合成樹脂で形成される基板収納体212および蓋体213の外側に位置するケース用かしめ部212c、213cは、主制御基板211を交換した後で使用する予備的なかしめ部として設けられているが、もちろん、4個全てのかしめ部212c、213cをケース用かしめピン214aで係合させても良く、外側の2個のかしめ部212c、213cをケース用かしめピン214aで係合させても好ましい。その場合、それぞれのケース用かしめ部212c、213cに対応するリブと係合部材を切断することで、基板収納体212から蓋体213を取り外すことができる。
次に、固定用かしめ部212d、213d近傍の構造について説明する。図9(a)は、図5に示す固定用かしめ部212d、213dのK部拡大図であり、図9(b)は、図9(a)に示されるG−G方向から見た断面図である。
同図(b)に示されるように、本発明の第1実施形態に係る遊技台の固定用かしめ部212d、213d周辺の構造は、基板収納体212と蓋体213が係合するとともに、基板収納体212の挿入孔212Lと蓋体213の挿入孔213Lとが連通するようになっている。そして、連通した挿入孔212L、213Lに固定用かしめピン214bを挿入することにより、基板収納体212の挿入孔212Lに固定用かしめピン214bの第1舌片部214b1が係合し、蓋体213の挿入孔213Lに固定用かしめピン214bの第2舌片部214b2が係合するようになっている。なお、第1舌片部214b1、第2舌片部214b2は、固定用かしめピン214bの先端側から後端側に向けて斜めに突設された部材である。固定用かしめピン214bが挿入孔212Lに挿入した際に第1舌片部214b1は、挿入孔212Lの内側に凸となる係止部212L1に引っ掛かることにより、基板収納体212に係止する。同様に、固定用かしめピン214bが挿入孔213Lに挿入した際に第2舌片部214b2は、挿入孔213Lの内側に凸となる係止部213L1に引っ掛かることにより、蓋体213に係止する。このようにして、固定用かしめピン214bは、固定用かしめ部212c、213cから抜けないようになっている。また、固定用かしめピン214bの先端は、取付ベース230の嵌入孔231に嵌入している。
蓋体213のリブ213Aは、所定の視覚態様で形成された第1領域213A1と、第1領域とは異なる視覚態様で形成された第2領域213A2から構成されている。
具体的には、蓋体213のリブ213Aは、異なる色で着色された合成樹脂による一体成形(例えば、2色成型)で形成されている。第1領域213A1は、リブ213Aの下側(組み合わせた場合の基板収納体212側)に設けられ、赤色、青色または緑色などに着色された合成樹脂からなる領域である。第2領域213A2は、第1領域213A1の上側(蓋体213の取り外し側)に設けられた透明または半透明の透光性の合成樹脂からなる領域である。つまり、リブ213Aは、第1領域213A1が下層、第2領域213A2が上層となるように層状に配置されている。これにより、遊技店の店員は、蓋体213の上側(表面側)から蓋体213を目視することにより、リブ213Aの透明または半透明の第2領域213A2を通して、着色された第1領域213A1を視認することができるようになっている。
次に、ケース用かしめ部212c、213c近傍の構造について説明する。図10(a)は、図7に示すケース用かしめ部212c、213cのL部拡大図であり、図10(b)は、図10(a)に示されるH−H方向から見た断面図である。
図10(a)に示されるように、蓋体213のリブ213Bもリブ213Aと同様に、所定の視覚態様で形成された第1領域213B1と、第1領域とは異なる視覚態様で形成された第2領域213B2から構成されている。
具体的には、前述したリブ213Aと同様に、蓋体213のリブ213Bは、異なる色で着色された合成樹脂による一体成形(例えば、2色成型)で形成されている。リブ213Bの第1領域213B1は、リブ213Bの下側(組み合わせた場合の基板収納体212側)に設けられ、赤色、青色または緑色などに着色された合成樹脂からなる領域である。第2領域213B2は、第1領域213B1の上側(蓋体213の取り外し側)に設けられた、透明または半透明の透光性の合成樹脂からなる領域である。つまり、リブ213Bは、第1領域213B1が下層、第2領域213B2が上層となるように層状に配置されている。これにより、遊技店の店員は、蓋体213の上側(表面側)から蓋体213を目視することにより、リブ213Bの透明または半透明の第2領域213B2を通して着色された第1領域213B1を視認することができるようになっている。
リブ213Bは、蓋体213の正面(基板収納体212との組み付け方向)から見て、概略H形状となっており、着色されている第1領域213B1が形成されている着色範囲bは、リブ213Bの切断可能範囲aよりも広範囲の領域となっている。このため、リブ213Bを切断することができる切断可能範囲aのどの場所でリブ213を切断した場合でも、着色されている第1領域213B1が必ず切断されるようになっている。
なお、リブ213Bの着色された第1領域213B1の着色範囲bは、少なくとも切断可能範囲aと同じ範囲か、より広い範囲に設けられていることが好ましい。なお、切断可能範囲とは、リブ213Aまたはリブ213Bを単体で切断することができる範囲である。つまり、切断可能範囲よりも外側では、蓋体213またはケース用かしめ部213c自体を強引に切断しなければならず、リブ213Aまたはリブ213Bを単体で切断することができない領域である。
<リブの切断部構造>
次に、図11を用いてリブ213Bの切断部の構造について説明する。図11(a)は、図5の切断部AまたはBを切断面側から見た切断前のリブ213Aの断面図であり、図11(b)は、リブ213Aを切断した後、再度繋げた状態を図5の切断部AまたはBを切断面側から見た断面図であり、図11(c)は、同図(b)の第2領域213A2の表面を研磨して平らにした状態を図5の切断部AまたはBを切断面側から見た断面図である。
同図(a)に示されるように、リブ213Aの切断前は、リブ213Aの下層となる第1領域213A1と、リブ213Aの上層となる第2領域213A2との境界部分は、リブ213Aの全範囲で連続的に繋がっている。なお、リブ213Aの第1領域213A1と第2領域213A2の境界部分は所定の隙間を有して離れていても良い。
次に、不正行為者がリブ213Aを切断位置A(または切断位置B)で切断し、その後、切断したリブ213Aを切断箇所において接着剤などで繋げた場合、同図(b)に示されるように、切断位置Aにおいて切断方向に段差が発生する。
そして、不正行為者がリブ213Aの切断箇所の段差を隠すため、リブ213Aの表面を研磨すると、第2領域213A2となるリブ213Aの表面の段差は無くなるが、リブ213A内部の第1領域213A1と第2領域213A2との境界部分は、研磨できずに段差を有したまま内部に残ることになる。リブ213Aの第1領域213A1は着色されているので、切断部分で段差(切断の痕跡)が明確に表されるとともに、上層(表面側)のリブ213Aは透明または半透明の第2領域213A2となっているため、第2領域213A2を通して第1領域213A1の段差(切断の痕跡)を容易に視認できるようになっている。また、合成樹脂を切断した際に白化が生じた場合、透明または半透明な第1領域213A1の白化状態を、着色された第2領域213A2を下地として見ることにより、より明確に視認できるようになっている。
上記のように、不正行為者がリブ213Aを切断し、不正行為終了後に、不正行為が判明し難いように再度リブ213Aを元の位置に戻して表面研磨などで補修しても、リブ213Aの内部側となる第1領域213A1の切断部のズレまでは補修できないため、不正行為が遊技店の店員に視認される可能性が非常に高くなる。
なお、上記の実施形態では、合成樹脂で形成されたリブ213の着色された第1領域213A1と透明または半透明の無着色の第2領域213A2を一体成型(例えば、2色成型)で形成しているが、これに限定されるものではない。例えば、第1領域213A1となるリブ213Aの着色方法は、下層部となる着色した第1領域213A1と、上層部となる無着色透明(または半透明)の第2領域213A2とをフィルムインサート成形により形成しても好ましく、また第1領域213A1をシルク印刷により形成しても好ましい。これは、リブ213Bおよび以下の実施形態についても同様である。
<制御部>
次に、図12および図13を用いて、このスロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300より送信されたコマンドに応じて各種機器を制御する副制御部400と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、図12を用いて、スロットマシン100の主制御部300について説明する。なお、同図は主制御部300の回路ブロック図を示したものである。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御するための演算処理装置であるCPU310や、CPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバスおよびアドレスバスを備え、その他、以下に述べる構成を有する。クロック補正回路314は、水晶発振器311から発振されたクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が12MHzの場合に、分周後のクロックは6MHzとなる。CPU310は、クロック補正回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
また、CPU310には、センサやスイッチの状態を常時監視するためのタイマ割り込み処理の周期やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためのタイマ回路315がバスを介して接続されている。CPU310は、電源が投入されると、データバスを介してROM312の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路315に送信する。タイマ回路315は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU310に送信する。CPU310は、この割込み要求を契機に、各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、CPU310のシステムクロックを6MHz、タイマ回路315の分周値を1/256、ROM312の分周用のデータを44に設定した場合、この割り込みの基準時間は、256×44÷6MHz=1.877msとなる。
さらに、CPU310には、各ICを制御するためのプログラム、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等の各種データを記憶しているROM312や、一時的なデータを保存するためのRAM313が接続されている。これらのROM312やRAM313については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する副制御部400においても同様である。また、CPU310には、外部の信号を受信するための入力インタフェース360が接続され、割込み時間ごとに入力インタフェース360を介して、メダル投入センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、メダル投入ボタンセンサ323、精算スイッチセンサ324、メダル払い出しセンサ326、電源判定回路327の状態を検出し、各センサを監視している。
メダル投入センサ320は、メダル投入口141に投入されたメダルを検出するためのセンサである。スタートレバーセンサ321はスタートレバー135の操作を検出するためのセンサである。ストップボタンセンサ322はストップボタン137〜139のいずれかが押された場合、どのストップボタンが押されたかを検出するためのセンサである。メダル投入ボタンセンサ323はベッドボタン(メダル投入ボタン)130乃至132のいずれかが押下された場合、どのメダル投入ボタンが押されたかを検出するためのセンサである。精算スイッチセンサ324は、精算ボタン134に設けられており、精算ボタン134が一回押されると、貯留されているメダルおよびベットされているメダルが精算されて払い出されることになる。メダル払い出しセンサ326は、払い出されるメダルを検出するためのセンサである。電源判定回路327は、スロットマシン100に供給される電源の遮断を検出するための回路である。
CPU310には、更に、入力インタフェース361、出力インタフェース370、371がアドレスデコード回路350を介してアドレスバスに接続されている。CPU310は、これらのインタフェースを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。入力インタフェース361には、インデックスセンサ325が接続されている。インデックスセンサ325は、各リール110〜112の取付台の所定位置に設置されており、リール110〜112に設けた遮光片がこのインデックスセンサ325を通過するたびにハイレベルになる。CPU310は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。出力インタフェース370には、リールを駆動させるためのモータを制御するリールモータ駆動部330と、ホッパー180のモータを駆動するためのホッパーモータ駆動部331と、遊技ランプ340(具体的には、入賞ライン表示ランプ120、スタートランプ121、再遊技ランプ122、告知ランプ123、メダル投入ランプ124等)と、7セグメント(SEG)表示器341(払出枚数表示器125、遊技回数表示器126、貯留枚数表示器127等)と、外部集中端子板233が接続されている。
また、CPU310には、乱数発生回路317がデータバスを介して接続されている。乱数発生回路317は、水晶発振器311および水晶発振器316から発振されるクロックに基づいて、一定の範囲内で値をインクリメントし、そのカウント値をCPU310に出力することのできるインクリメントカウンタであり、後述する入賞役の内部抽選をはじめ各種抽選処理に使用される。CPU310のデータバスには、副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェース371が接続されている。主制御部300と副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は副制御部400へコマンドを送信するが、副制御部400から主制御部300へ何らかのコマンド等を送信することはできない。
<副制御部>
次に、図13を用いて、スロットマシン100の副制御部400について説明する。なお、同図は副制御部400の回路ブロック図を示したものである。
副制御部400は、主制御部300より送信された主制御コマンド等に基づいて副制御部400の全体を制御する演算処理装置であるCPU410や、CPU410が各IC、各回路と信号の送受信を行うためのデータバスおよびアドレスバスを備え、以下に述べる構成を有する。クロック補正回路414は、水晶発振器411から発振されたクロックを補正し、補正後のクロックをシステムクロックとしてCPU410に供給する回路である。
また、CPU410にはタイマ回路415がバスを介して接続されている。CPU410は、所定のタイミングでデータバスを介してROM412の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路415に送信する。タイマ回路415は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU410に送信する。CPU410は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、CPU410には、副制御部400の全体を制御するための命令およびデータ、ライン表示LEDの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータが記憶されたROM412や、データ等を一時的に保存するためのRAM413が各バスを介して接続されている。
さらに、CPU410には、外部の信号を送受信するための入出力インタフェース460が接続されており、入出力インタフェース460には、図柄表示窓113の外枠に配設され、点滅や点灯などの点灯制御によって有効ラインや入賞ラインを報知するためのライン表示LED420、前面扉102の開閉を検出するための扉センサ421、RAM413のデータをクリアにするためのリセットスイッチ422が接続されている。
CPU410には、データバスを介して主制御部300から主制御コマンドを受信するための入力インタフェース461が接続されており、入力インタフェース461を介して受信したコマンドに基づいて、遊技全体を盛り上げる演出処理等が実行される。また、CPU410のデータバスとアドレスバスには、音源IC480が接続されている。音源IC480は、CPU410からの命令に応じて音声の制御を行う。また、音源IC480には、音声データが記憶されたROM481が接続されており、音源IC480は、ROM481から取得した音声データをアンプ482で増幅させてスピーカ483から出力する。CPU410には、主制御部300と同様に、外部ICを選択するためのアドレスデコード回路450が接続されており、アドレスデコード回路450には、主制御部300からのコマンドを受信するための入力インタフェース461、時計IC423、7セグメント表示器440への信号を出力するための出力インタフェース472等が接続されている。
時計IC423が接続されていることで、CPU410は、現在時刻を取得することが可能である。7セグメント表示器440は、スロットマシン100の内部に設けられており、たとえば副制御部400に設定された所定の情報を遊技店の係員等が確認できるようになっている。更に、出力インタフェース470には、デマルチプレクサ419が接続されている。デマルチプレクサ419は、出力インタフェース470から送信された信号を各表示部等に分配する。即ち、デマルチプレクサ419は、CPU410から受信されたデータに応じて上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、下部ランプ154、リールパネルランプ128、タイトルパネルランプ170、払出口ストロボ171を制御する。タイトルパネルランプ170は、タイトルパネル162を照明するランプであり、払出口ストロボ171は、メダル払い出し口155の内側に設置されたストロボタイプのランプである。なお、CPU410は、扉・液晶画面制御部490への信号送信は、デマルチプレクサ419を介して実施する。扉・液晶画面制御部490は、液晶表示装置157および扉163を制御する制御部である。
<主制御部の処理>
次に、図14を用いて、主制御部300のメイン処理について説明する。なお、同図は、主制御部300のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
遊技の基本的制御は主制御部300のCPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、同図の処理を実行する。また、各処理の実行によって得られた情報は副制御部400に送信する。
スロットマシン100に電源投入が行われると、まず、ステップS101で初期化処理が実行される。ここでは各種の初期化処理が行われる。
ステップS102ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればステップS104へ進む。
ステップS103では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。ステップS104では乱数発生器で発生させた乱数を取得する。
ステップS105では、現在の遊技状態に応じてROMに格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとステップS104で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役(作動役を含む)に内部当選した場合、その入賞役のフラグがONになる。ステップS106では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
ステップS107では全リール110〜112の回転を開始させる。ステップS108では、ストップボタン137〜139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110〜112のいずれかをステップS106で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。全リール110〜112が停止するとステップS109へ進む。
ステップS109では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に、「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)については、今回の遊技で入賞しなかった場合は、次回の遊技に内部当選フラグがONの状態が維持される。いわゆるフラグの持ち越しが行われる。
ステップS110では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。ステップS111では遊技状態制御処理を行う。以上により1ゲームが終了する。以降ステップS102へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<副制御部の処理>
次に、図14(a)および(b)を用いて、副制御部400の処理について説明する。図14(a)は、副制御部400の割込み処理の流れを示すフローチャートである。副制御部400は、所定の周期(本実施例では、2msに1回)でタイマ割込みを発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込みを契機として、副制御部400の割込み処理を実行する。
ステップS201では、受信コマンドがあるか否かを判定する。主制御部300からコマンドを受信した場合はステップS202に進み、そうでない場合は処理を終了する。ステップS202では、受信コマンドを未処理コマンドとしてRAM413のコマンド記憶領域に記憶(格納)する。
図14(b)は、副制御部400のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS301では、RAM413のコマンド記憶領域に未処理コマンド(上記副制御部400の割込み処理によって格納される制御コマンド)が格納されているか否かを判定する。未処理コマンドがある場合はステップS302に進み、そうでない場合は上記判定を繰り返す。ステップS302では、未処理コマンドの内容を解析して判定する。
ステップS303では、演出制御処理を行う。ここでは、主制御部300から受信したコマンド等に基づいて、副制御部400の各演出デバイス(演出ランプ430、スピーカ483等)、ならびに液晶表示装置157および扉装置163等による各種演出制御の設定や、動作制御データ等の更新を行う。
ステップS304では、副制御部400の各演出デバイス、ならびに液晶表示装置157および扉装置163を制御する扉・液晶画面制御部490に制御データを出力する必要があるか否かを判定する。制御データを出力する必要がある場合はステップS305に進み、そうでない場合はステップS301に戻る。ステップS305では、ステップS303の演出制御処理で設定した制御データに基づき、副制御部400の各演出デバイスおよび扉・液晶画面制御部490に制御データを出力した後に、ステップS301に戻って上記処理を繰り返し実行する。
次に、本発明の第2実施形態に係る遊技台について説明する。
図16(a)は、第2実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。同図(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をJ−J方向から見た断面図である。
第2実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部213cのリブ213Cは、リブ213Cの上層に第2領域213C2、リブ213Cの下層に第1領域213C1と第2領域213C2とを有しているところに特徴がある。リブ213Cの下層となる第1領域213C1と第2領域213C2は、ケース用かしめ部213cと外側の蓋体213をつなぐリブ213Cの長手方向に形成されている。透明または半透明の合成樹脂で形成されている第2領域213C2を図16(a)のJ−J方向(リブ213Cの切断部が切断された際の切断面)から見た場合、リブ213Cの第1領域213C1と第2領域213C2との境界部分の断面形状は概ねL字形状となっている(同図(b)参照)。このとき第1領域213C1は、リブ213Cの断面の左下約4分の1の領域に位置するように形成されている。第1領域213C1は、リブ213Cの切断可能範囲の全域に形成されていることが好ましく、更に、リブ213Cの切断可能範囲を超えて周囲の蓋体213およびケース用かしめ部213cまで形成されていることがより好ましい。ここで、切断可能範囲とは、蓋体213とケース用かしめ部213cを繋ぐ部分を言い、リブ213Cの長手方向の全域を意味する。
これにより、リブ213CをJ−J断面で切断した場合、蓋体213の正面(同図(b)のS方向)から見ると、第2領域213C2を通して、リブ213Cの下層を形成する第1領域213C1と第2領域213C2との境界部分を視認することができる。これにより、リブ213Cを切断した場合にリブ213Cの内部に生じる第1領域213C1と第2領域213C2の段差(ズレ)を目視で確認することができる。また、同様にリブ213Cを切断した場合、蓋体213の上方側面(同図(b)のT方向)から見ると、リブ213Cの上層を形成する第2領域213C2と下層を形成する第1領域213C1との境界部分を目視することができる。これにより、リブ213Cを切断した場合にリブ213Cの内部に生じる第1領域213C1と第2領域213C2のズレを目視で確認することができる。
上記のように、第1領域213C1を切断部の断面の一部(例えば、下層の半分の領域)に形成することにより、第1領域213C1と第2領域213C2の境界部分を複数方向から目視することができる。これにより、不正後の痕跡を遊技店の店員がより早期に発見できる場合がある。
なお、本実施形態では、ケース用かしめ部213cのリブ213Cについて説明したが、固定用かしめ部213dのリブ213Aに適用しても好ましい。
また、遊技台のその他の装置、構造及び機能については、第1実施形態と同様であるので、図示及び説明は省略する。
次に、本発明の第3実施形態に係る遊技台について説明する。
図17(a)は、第3実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。同図(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をM−M方向から見た断面図である。
第3実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部213cのリブ213Dは、着色されている第1領域213D1が透明又は半透明の樹脂部材からなる第2領域213D2に両側から挟まれるように形成されているところに特徴がある。なお、リブ213Dも前述の実施形態と同様に、赤色や青色などで着色された合成樹脂で形成される第1領域213D1と、透明又は半透明の合成樹脂で形成される第2領域213D2とが一体成型(例えば、2色成型)されている。
具体的には、ケース用かしめ部213cと蓋体213を繋ぐリブ213Dの横幅方向のほぼ中央部で、且つリブ213Dの長手方向に、着色された第1領域213D1が形成されている。そして、第1領域213D1の長手方向の両側面には、透明又は半透明の合成樹脂からなる第2領域213D2が形成されている。
上記のように、リブ213Dの第1領域213D1を第2領域213D2で挟むように形成しているので、第1領域213D1と第2領域213D2の境界部分が2か所に形成される。つまり、リブ213Dを切断した後、その切断箇所を再び繋げた場合でも、リブ213Dの内部の2か所(第1領域の両側面)で切断した後の段差(ズレ)が現れ、切断したという不正行為をより早期に発見できる場合がある。本実施形態では、第1領域213D1は、リブ213Dの切断可能範囲を越えて蓋体213及びケース側かしめ部213cまで形成されている。これにより、リブ213Dの切断可能範囲の最端部で切断した場合でも、第1領域213D1と第2領域213D2の境界線が必ず切断され、リブ213D内部の切断部を目視で確認することができる。なお、第1領域213D1は、少なくともリブ213Dの切断可能範囲の全域に形成されていることが好ましい。
なお、本実施形態では、ケース用かしめ部213cのリブ213Dについて説明したが、固定用かしめ部213dのリブ213Aに適用しても好ましい。
また、遊技台のその他の装置、構造及び機能については、第1実施形態と同様であるので、図示及び説明は省略する。
次に、本発明の第4実施形態に係る遊技台について説明する。
図18(a)は、第4実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。同図(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をP−P方向から見た断面図である。
第4実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部213cのリブ213Eは、第1領域213E1が模様になっているところに特徴がある。なお、リブ213Eも前述の実施形態と同様に、赤色や青色などで着色された合成樹脂で形成される第1領域213E1と、透明又は半透明の合成樹脂で形成される第2領域213E2とが一体成型(例えば、2色成型)されている。また、第1領域213E1は、シルク印刷で模様が形成されていても好ましい。
具体的には、リブ213Eは、透明または半透明の合成樹脂で形成された第2領域213E2が蓋体213の表面側になる上層に形成され、模様態様で着色された第1領域213E1が蓋体213の底面側となる下層に形成されている。本実施形態では、第1領域213E1は、三つ葉状模様として描かれている。このように、リブ213Eの第1領域213E1を模様態様で着色することにより、リブ213Eを切断した後、切断部を再結合して修復したとしても、リブ213Eの内部の模様のズレがより明確に分かり、不正行為を早期に、且つ確実に発見することができる場合がある。
なお、本実施形態では、ケース用かしめ部213cのリブ213Eについて説明したが、固定用かしめ部213dのリブ213Aに適用しても好ましい。
また、遊技台のその他の装置、構造及び機能については、第1実施形態と同様であるので、図示及び説明は省略する。
次に、本発明の第5実施形態に係る遊技台について説明する。
図19(a)は、第5実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部の拡大図である。同図(b)は、同図(a)に示されるケース用かしめ部をR−R方向から見た断面図である。
第5実施形態に係る遊技台のケース用かしめ部213cのリブ213Fは、長手方向の両端側から真ん中に向かって肉薄形状になっているところに特徴がある。なお、リブ213Fも前述の実施形態と同様に、赤色や青色などで着色された合成樹脂で形成される第1領域213F1と、透明又は半透明の合成樹脂で形成される第2領域213F2とが一体成型(例えば、2色成型)されている。
上記のように、リブ213Fの両端(蓋体213側およびケース側かしめ部213c側)から、リブ213Fの長手方向中心に向かって細く(肉薄に)なるように形成することにより、例えば、不正行為者がリブ213Fの最端部で切断しようとした場合、切断刃がリブ213Fの中心側に滑り、リブ213Fの中心(第1領域213F1と第2領域213F2を有する領域)で切断されやすくなる。これにより、リブ213Fの中心部で第1領域213F1と第2領域213F2のズレが現れ、不正行為を発見する可能性が高めることができる場合がある。本実施形態では、リブ213Fの着色された第1領域213F1は、リブ213Fの底面側から表面側に向かって、1端部側から他端部側に除所に着色領域が厚くなるように形成されている。これにより、リブ213Fを切断した後、修複して再接合した場合、第1領域213F1と第2領域213F2の境界部の段差がより明確に分かるようになっている。
なお、本実施形態では、ケース用かしめ部213cのリブ213Fについて説明したが、固定用かしめ部213dのリブ213Aに適用しても好ましい。
また、遊技台のその他の装置、構造及び機能については、第1実施形態と同様であるので、図示及び説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態に係るスロットマシン100は、かしめ部(例えば、固定用かしめ部213dおよびケース用かしめ部213c)を有する第1部材(例えば、蓋体213)と、前記第1部材と組み合わされてかしめられる第2部材(例えば、主基板収納体212)と、を備え、前記第1部材は、かしめ部を切り離すことができる切断部(例えば、固定用かしめ部213dのリブ213Aやケース用かしめ部213cのリブ213B)を備え、前記切断部には、第1の視覚態様(例えば、青色による着色)で表される第1領域(例えば、固定用かしめ部213dのリブ213Aの第1領域213A1やケース用かしめ部213cのリブ213Bの第1領域213B1)と、該第1領域と異なる視覚態様(例えば、透明または半透明)で表される第2領域(例えば、固定用かしめ部213dのリブ213Aの第2領域213A2やケース用かしめ部213cのリブ213Bの第2領域213B2)と、が該切断部の切断方向に沿って層状に形成される。
このため、リブ213Aまたはリブ213Bの一部が切断された場合、第1領域213A1や213B1の視覚態様のズレによる痕跡が残りやすくなり、かしめを解除するために不正行為により切断されたことを早期に、且つ確実に発見することができる場合がある。
また、前記第1領域と前記第2領域は隣接状態で形成されている。
このため、前記第1領域と前記第2領域の境界線のズレを生じさせることができ、ズレた痕跡を確認することで、かしめを解除するために不正行為により切断されたことを早期に、且つ確実に発見することができる場合がある。
また、前記第1領域は着色された領域であり、前記第2領域は透明または半透明の合成樹脂で成型された領域であり、前記第1領域は、前記第2領域を通して視認可能である。
このため、樹脂等の切断時に生じる白色化を前記第1領域の着色を背景として目立たせることができ、かしめを解除するために不正行為により切断されたことをより早期に、且つより確実に発見することができる場合がある。また、第1領域を着色することにより、第2領域となる透明または半透明の合成樹脂を切断した際に発生する場合がある白化をより視認し易くすることができる場合がある。
また、前記第1部材は、透明又は半透明の合成樹脂とされ、
前記第1部材の前記第1領域および前記第2領域は合成樹脂の一体成型により形成されている。
このため、かしめ部の不正切断の痕跡を残すことができる前記第1領域および前記第2領域の構造を容易に形成することができる場合がある。
また、前記第1領域および前記第2領域は、少なくとも前記切断部の切断可能範囲の全域に亘って形成されている。
このため、前記切断部の端部近傍で切断した場合でも、前記第1領域と前記第2領域の切断によるズレを確実に生じさせることができる場合がある。
また、前記第1領域および前記第2領域は、前記切断部の前記切断可能範囲を越えて形成されている。
このため、前記切断部の最端部で切断した場合でも、前記第1領域と前記第2領域の切断によるズレを確実に生じさせることができる場合がある。
また、前記第1領域と前記第2領域は、当該第1領域と前記第2領域との間の境界線が、前記切断部が切断された際の切断面において略L字状となるように形成されている。
このため、複数の方向から前記第1領域と前記第2領域のズレを目視することができ、不正行為による切断の痕跡が発見し易くなる場合がある。
なお、第1領域(または第2領域)は、リブの所定の位置の長手方向に複数設けられていても好ましい。また、第1領域を複数有する場合、複数の第1領域はそれぞれ異なる色や模様で着色されていても好ましい。
また、主基板収納ケース以外に、副基板収納ケース220の基板収納体と蓋体に、上記実施形態と同様の透明又は半透明の合成樹脂で形成される第2領域と、第2領域を介して視認される着色された合成樹脂で形成される第1領域と、を有してなるリブ構造(例えば、上記実施形態では、固定用かしめ部のリブ213A、ケース用かしめ部のリブ213Bなど)が形成されるかしめ部(例えば、上記実施形態では、基板収納体のケース用かしめ部212c、基板収納体の固定用かしめ部212dや蓋体のケース用かしめ部213c、蓋体の固定用かしめ部213dなど)を設けても好ましい。また、その他の基板収納ケースなどに設けても好ましい。これにより、不正行為により副基板収納ケース220の封止が解除された場合、遊技店の店員は、リブの切断部の痕跡を早期に発見できる場合がある。
また、上記実施形態では、主基板収納体212は、透明又は半透明の合成樹脂で形成されている例を示したが、少なくとも蓋体213側に上記のリブ構造を有していれば良く、主基板収納体212の材質は上記に限定されるものではない。例えば、主基板収納体212は、合成樹脂よりも放熱性が高い部材(例えば、アルミニウムなど)で形成しても好ましい。
このため、主制御基板211の電子部品211aから発生する熱を効率的に外部に放熱することができる場合がある。
また、着色される第1領域(例えば、上記実施形態では、第1領域213A1など)は、透明又は半透明で透光性を有する合成樹脂に透光性を有した状態で着色するようにしても好ましい。
また、上記実施形態では、蓋体212を透明又は半透明の合成樹脂で形成している例を示したが、蓋体212の全体(リブの切断部における透明または半透明の第2領域以外の部分)を第1領域(例えば、上記実施形態では、第1領域213A1)と同様に着色された合成樹脂または透明(半透明)で透光性を有する状態で着色された合成樹脂で形成するようにしても好ましい。
このため、内部のリブ構造や電子基板211aなどを見え難くすることができ、不正行為を行い難くすることができる場合がある。
また、本実施形態では、かしめ部として、主基板収納体212と蓋体213のかしめ部を例示したが、かしめ部は上記に限定されるものではなく、例えば、遊技台の基板ケースカバー、コネクタカバー(例えば、カバー部材250)、基板、ROMカバー等、その他のかしめ部に適用しても好ましい。
また、本実施形態は、スロットマシン100を構成する部材のかしめ部について例示したが、パチンコを構成する部材のかしめ部に適用しても好ましい。
尚、本発明の遊技台は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の遊技台は、スロットマシンや遊技機(パチンコ等)に代表される遊技台の分野で特に利用することができる。
100 スロットマシン
210 主基板収納ケース
211 主制御基板
211c コネクタ
212 基板収納体
213 蓋体
213A 固定用かしめ部のリブ
213A1 固定用かしめ部のリブの第1領域
213A2 固定用かしめ部のリブの第2領域
213B ケース用かしめ部のリブ
213B1 ケース用かしめ部のリブの第1領域
213B2 ケース用かしめ部のリブの第2領域
212c 基板収納体のケース用かしめ部
212d 基板収納体の固定用かしめ部
213c 蓋体のケース用かしめ部
213d 蓋体の固定用かしめ部
214a ケース用かしめピン
214b 固定用かしめピン
230 取付ベース
233 外部集中端子板
250 カバー部材
260 カバー用かしめピン

Claims (7)

  1. かしめ部を有する第1部材と、
    前記第1部材と組み合わされてかしめられる第2部材と、
    を備え、
    前記第1部材は、かしめ部を切り離すことができる切断部を備え、
    前記切断部には、第1の視覚態様で表される第1領域と、該第1領域と異なる視覚態様で表される第2領域と、が該切断部の切断方向に沿って層状に形成されることを特徴とする、遊技台。
  2. 前記第1領域と前記第2領域は隣接状態で形成されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の遊技台。
  3. 前記第1領域は着色された領域であり、前記第2領域は透明または半透明の合成樹脂で成型された領域であり、
    前記第1領域は、前記第2領域を通して視認可能であることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の遊技台。
  4. 前記第1部材は透明または半透明の合成樹脂とされ、
    前記第1部材の前記第1領域および前記第2領域は合成樹脂の一体成型により形成されていることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技台。
  5. 前記第1領域および前記第2領域は、少なくとも前記切断部の切断可能範囲の全域に亘って形成されていることを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技台。
  6. 前記第1領域および前記第2領域は、前記切断部の前記切断可能範囲を超えて形成されていることを特徴とする、
    請求項5に記載の遊技台。
  7. 前記第1領域と前記第2領域は、当該第1領域と第2領域との間の境界線が、前記切断部が切断された際の切断面において略L字状となるように形成されていることを特徴とする、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の遊技台。
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