JPH06286769A - 開封防止シール - Google Patents

開封防止シール

Info

Publication number
JPH06286769A
JPH06286769A JP5073933A JP7393393A JPH06286769A JP H06286769 A JPH06286769 A JP H06286769A JP 5073933 A JP5073933 A JP 5073933A JP 7393393 A JP7393393 A JP 7393393A JP H06286769 A JPH06286769 A JP H06286769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
seal
colored
transparent
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5073933A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tada
芳昭 多田
Takashi Sato
高志 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP5073933A priority Critical patent/JPH06286769A/ja
Publication of JPH06286769A publication Critical patent/JPH06286769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、切断による切断面が視認し易くな
り、また接着の強弱により剥離から生じる形状変化を視
認できるため、シールの不正剥離、シールの切断等の不
正行為の有無を容易に確認可能とし、またシールの真偽
を判別できることを最も主要な目的としている。 【構成】本発明は、物品の開封部分に貼付される開封防
止シールにおいて、基材層上に、所定の色相に着色され
た着色層、透明剥離層、透明保護層を順次積層し、かつ
ラミネートしてなるシール本体と、シール本体の基材層
側に形成された接着層とを備えて成ることを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、封印の必要とする物品
の開封部分に貼付けて用いられる開封防止シールに係
り、特にシールの切断面を容易に視認でき、その物品の
不正開封の発生の有無を容易に確認することができ、ま
たそのシールが本物であるか模倣品であるかを判別する
ことが可能な開封防止シールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、箱や容器等の内容物の取り替え、
抜き取り、またはコンピュータ部品等の部品の差し替え
を防止するための封印の目的として、箱や容器の不正な
開封や部品の差し替えの有無が確認できる開封防止シー
ル、例えば粘着強度の差を利用したシールや粘着面側
に、レインボウホログラム等レリーフ型のホログラムが
形成されたシールがある。
【0003】これによれば、前者は、シールを剥がすと
開封されたことを示す文字、模様等が、シール貼着面お
よびシール面に生じ、また後者は、ホログラム面にある
反射層が粘着面とシール面の両面でランダムな剥離状態
となるため、これらを元の状態に再現することは困難で
あることから、不正な開封による取り替え、抜き取り、
差し替えを察知することができ、事実上不正を防止して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不正な
開封を目的として、その痕跡を残さずにシールを剥がす
ことは困難であるが、例えば鋭利な刃物等でシールを切
断し、内容物の取り替え、抜き取りを行なった後に、再
度貼り直すことが行なわれている。特に、多数の物品を
保管する上で、全てのものの開封の有無を確認する場
合、封印された部品の差し替えの有無を確認する場合に
は、その切断面が巧妙に隠蔽されていると見過ごしてし
まうことがあり、不正を防止するだけでなく、その不正
を早期に発見することを困難としている。
【0005】そこで、本発明は上述のような問題を解決
するために成されたもので、シールの不正剥離、シール
の切断等の不正行為の有無を容易に確認可能とし、シー
ルの真偽を判別することが可能な開封防止シールを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、物品の開封部分に貼付される開封防止シールにお
いて、まず、請求項1に記載の発明では、基材層上に、
所定の色相に着色された着色層、透明剥離層、透明保護
層を順次積層し、かつラミネートしてなるシール本体
と、シール本体の基材層側に形成された接着層とを備え
て成る。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、基材層
上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透明剥離
層を積層すると共に、着色層および透明剥離層より大き
な透明保護層で被覆し、かつラミネートしてなるシール
本体と、シール本体の基材層側に形成された接着層とを
備えて成る。さらに、請求項3に記載の発明では、一方
にホログラム記録面を有し、光反射層が積層された基材
層上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透明剥
離層、透明保護層を順次積層し、かつラミネートしてな
るシール本体と、シール本体の基材層側に形成された接
着層とを備えて成る。
【0008】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
一方にホログラム記録面を有し、光反射層が積層された
基材層上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透
明剥離層を積層すると共に、着色層および透明剥離層よ
り大きな透明保護層で被覆し、かつラミネートしてなる
シール本体と、シール本体の基材層側に形成された接着
層とを備えて成る。
【0009】ここで、特に上記請求項1または2に記載
の開封防止シールにおいて、シール本体の基材層に接着
層を介して光反射層、ホログラム形成層を積層して成
る。また、上記請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の開封防止シールにおいて、透明剥離層と着色層との間
の接着強度が接着層の強度よりも弱くしている。
【0010】
【作用】従って、本発明の開封防止シールにおいては、
基材層上に、所定の色相に着色された着色層と透明剥離
層と透明保護層とが順次積層され、かつラミネートされ
たシール本体が接着層を介して接着されることにより、
物品の開封部分に貼付されたシールを、例えば鋭利なカ
ッター、剃刀等で切断すると、透明剥離層が着色層から
剥離した状態となり、切断部分の透明剥離層が浮いた状
態となり、切断部分がその他の着色層部分の色と異なっ
て見える。これにより、容易にその切断面が視認でき
る。
【0011】また、本発明の開封防止シールを剥離しよ
うとすると、透明剥離層と着色層との間において剥離が
生じる。さらに、ホログラム形成層を積層することによ
り、本発明の開封防止シールを剥離しようとすると、ホ
ログラム形成層と物品の接着面との間で剥離が生じる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明による開封防止シ
ールの構成例を示す断面図である。すなわち、図1に示
すように、本実施例の開封防止シール1は、基材層2上
に、所定の色相に着色された着色層3、透明剥離層4、
透明保護層5を順次積層し、かつ熱ラミネートにより一
体化されたシール本体6を構成し、さらに接着層7を積
層して構成している。なお、図示しないが、物品等に貼
付される際に剥がされる離型紙が、接着剤層7上に設け
られている。
【0013】ここで、基材層2は、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカー
ボネート、アクリル、飽和ポリエステル等の熱可塑性プ
ラスチックフィルムまたはポリウレタン、不飽和ポリエ
ステル等の熱硬化性プラスチックフィルム、セルロース
アセテートブチレート樹脂、ニトロセルロース樹脂、エ
チルセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、あるいは
これらの複合樹脂、またはこれらの樹脂に少量のシリコ
ーン樹脂を混合した樹脂が用いられる。
【0014】また、着色層3は、例えば上記基材層2の
樹脂からなるフィルムに、所望の色を呈する染料または
顔料を混入せしめたものや、所定の色を呈する印刷イン
キ(印刷インキは一般的に染料や顔料からなる色料、各
種ワックス類等の助剤、ビヒクルからなる)により形成
することができる。色としては、黒や紺等の濃い色が好
ましいが、色の種類は問わない。
【0015】さらに、透明剥離層4は、例えばアクリル
系樹脂、アクリル系樹脂ビニル系樹脂の混合物等を塗料
化し、バーコート、ブレードコート、エアナイフコー
ト、グラビアコート、ロールコート等のソルベントコー
ト法、あるいはスクリーン印刷法等の周知の塗料方法に
よる塗布を行なって乾燥することにより、厚さ1〜2μ
m程度の樹脂層を形成する。
【0016】また、透明保護層5は、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ
ーボネート、アクリル、飽和ポリエステル等の熱可塑性
プラスチックフィルムまたはポリウレタン、不飽和ポリ
エステル等の熱硬化性プラスチックフィルム、セルロー
スアセテートブチレート樹脂、ニトロセルロース樹脂、
エチルセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、あるい
はこれらの複合樹脂、またはこれらの樹脂に少量のシリ
コーン樹脂を混合した樹脂が用いられ、約50〜100
μm程度の層厚が適当である。
【0017】さらに、接着層7は、アクリル系樹脂、ビ
ニル系樹脂等を主成分とする透明な粘着剤(感圧接着
剤)、もしくはドライ感熱接着剤、再湿粘着型接着剤、
ウェットエマルジョン型接着剤、ウェット溶剤型接着剤
を、バーコート、プレートコート、エアナイフコート、
グラビアコート、ロールコート等のソルベントコート
法、あるいはスクリーン印刷法等の既知の塗布方法によ
って、塗布厚0.5〜2μmに塗布し、形成する。な
お、接着層7の接着強度は、透明剥離層4のそれよりも
強いものである。
【0018】上記した基材層2上の着色層3、透明剥離
層4、透明保護層5を順次積層したシール本体6は、図
2に示すように、その上下面にそれぞれフェロ板(表面
が平滑なステンレス板、厚み0.5〜1mm)20をセ
ットし、両側より加熱加圧し、熱ラミネート、すなわち
真空蒸着させることにより、一体化させる。この熱ラミ
ネートは、ホット&コールドラミネートプレス機を用
い、圧力20〜120(kg/cm2 )、温度(摂氏1
30〜155度)の条件で行なうことが好ましく、終了
後にフェロ板を外す。
【0019】図3および図4は、本実施例の開封防止シ
ール1の使用例をそれぞれ示すものである。すなわち、
図3は、本実施例の開封防止シール1を、例えばプラス
チック、紙製の開閉式容器8の開封部分に貼着したもの
であり、この開閉式容器8の開封時には、開封防止シー
ル1を剥離または切断する必要がある。
【0020】また、図4は、本実施例の開封防止シール
1を、例えばコンピュータ等に用いられるROM等のI
Cチップ9が載せられたプリント基板10で、ICチッ
プ9をプリント基板10上に固定するように開封防止シ
ール1を貼着したものであり、このICチップ9を差し
替える等の目的のために取り外す際には、開封防止シー
ル1を剥離、切断して取り出す必要がある。なお、図4
では、プリント基板10上の配線パターンは、その図示
を省略している。
【0021】次に、以上のように構成した本実施例の開
封防止シール1の作用について、図5および図6を用い
て説明する。いま、開閉式容器8の開封部分を塞ぐ形
で、開封防止シール1が折り曲げて、角(エッジ部分)
に貼り付けられた開閉式容器8を開封するには、開封防
止シール1を剥がすか、あるいは切断するしかない。
【0022】しかしながら、この場合、開封防止シール
1の接着層7に、強粘着の接着材が使用されていること
により、開封防止シール1を剥がすことは困難である。
すなわち、無理に開封防止シール1を剥がそうとする
と、接着層7の接着材は、透明剥離層4の接着力よりも
接着力が強いので、透明剥離層4と着色層3との間で剥
離を起こす。この際、透明剥離層4に、着色層3の一部
が密着されるため、着色層3が破壊される。よって、開
閉式容器8の開封部分を開けた後に、再度閉封するため
に切断面を接着しても、上記からもわかるように、着色
層3が破壊されているので、容易に切断面を発見でき
る。
【0023】従って、開封防止シール1を切断して、開
閉部分を開けなければならない。図5および図6(a)
は、開封防止シール1を切断した状態を示す断面図およ
び平面図である。また、図6(b)は、開封防止シール
1を切断する前の状態を示す平面図である。すなわち、
開閉式容器8の開封部分を開封しようとして、その開封
部分に貼付けられた開封防止シール1を、例えばカッタ
ー等で切断した場合には、透明剥離層4が着色層3から
剥離して透明保護層5が浮いた状態となって(図示A部
分)、切断部分の色が他の着色層部分の色とは異なって
見えるため、開封防止シール1は切断されると、容易に
その切断面が視認可能となる。この場合、開封防止シー
ル1の切断を丁寧に行なったとしても、着色層3は厚み
が非常に薄いので、破壊され易い。
【0024】これにより、容易に開閉式容器8の不正開
封の発生の有無を容易に確認することができ、開閉式容
器8の開封を防止することができる。なお、プリント基
板10上のICチップ9を差し替える場合についても、
同様の作用となる。上述したように、本実施例の開封防
止シール1は、基材層2上に、所定の色相に着色された
着色層3、透明剥離層4、透明保護層5を順次積層し、
かつ熱ラミネートにより一体化されたシール本体6を構
成し、さらに接着層7を積層して構成したものである。
【0025】従って、開閉式容器8を開封する際、ある
いはプリント基板10上のICチップ9を差し替える際
に、開閉式容器8の開封部分、あるいはプリント基板1
0上に貼付けられた開封防止シール1を剥がそうとする
と、透明剥離層4と着色層3との間で剥離するため、再
貼付けすることができない。また、開閉式容器8の開封
部分を開封、あるいはプリント基板10上のICチップ
9を差し替えしようとして、その開封部分、あるいはプ
リント基板10上に貼付けられた開封防止シール1を、
例えばカッター等で切断した場合には、透明剥離層4が
着色層3から剥離して透明保護層5が浮いた状態となっ
て、切断部分の色が他の着色層3部分の色とは異なって
見えるため、開封防止シール1は切断されると、容易に
その切断面が視認可能となる。
【0026】これにより、容易に開閉式容器8の不正開
封、プリント基板10上のICチップ9の不正差し替え
の発生の有無を容易に確認することができ、開閉式容器
8の開封、プリント基板10上のICチップ9の差し替
えを防止することができる。次に、本発明の他の実施例
について説明する。図7は、本発明による開封防止シー
ルの他の構成例を示す断面図であり、図1と同一要素に
は同一符号を付して示している。
【0027】すなわち、図7に示すように、本実施例の
開封防止シール1は、基材層2上の一部に、所定の色相
に着色された着色層3、透明剥離層4を積層すると共
に、着色層3および透明剥離層4より大きな透明保護層
5で被覆し、かつ,熱ラミネートにより一体化されたシ
ール本体6を構成し、さらに接着層7を積層して構成し
ている。なお、図示しないが、物品等に貼付される際に
剥がされる離型紙が、接着剤層7上に設けられている。
【0028】ここで、基材層2、着色層3、透明剥離層
4、透明保護層5、接着層7は、それぞれ前記図1の場
合と同様の材料からなる。本実施例の開封防止シール1
においても、前記図1の場合と同様の作用効果が得られ
るものである。図8は、本発明による開封防止シールの
他の構成例を示す断面図であり、図1と同一要素には同
一符号を付して示している。
【0029】すなわち、図8に示すように、本実施例の
開封防止シール1は、一方にホログラム記録面を有し、
光反射層11が積層された基材層2上の一部に、所定の
色相に着色された着色層3、透明剥離層4、透明保護層
5を順次積層し、かつ熱ラミネートにより一体化された
シール本体6を構成し、さらに接着層7を積層して構成
している。なお、図示しないが、物品等に貼付される際
に剥がされる離型紙が、接着剤層7上に設けられてい
る。
【0030】ここで、基材層2、着色層3、透明剥離層
4、透明保護層5、接着層7は、それぞれ前記図1の場
合と同様の材料からなる。また、光反射層11は、表面
の反射率が高い金属が好ましく、例えばアルミニウム、
スズ等の金属を、真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法等によって形成する。また、その厚
さとしては、0.3〜1μm程度が好ましい。
【0031】本実施例の開封防止シール1においても、
前記図1および図7の場合と同様の作用効果が得られる
ことは勿論のこと、これに加えて、開封防止シール1本
体に、ホログラム面を内装しているため、そのシールが
本物であるか模倣品であるかを判別することも可能とな
る。図9は、本発明による開封防止シールの他の構成例
を示す断面図であり、図8と同一要素には同一符号を付
して示している。
【0032】すなわち、図9に示すように、本実施例の
開封防止シール1は、一方にホログラム記録面を有し、
光反射層11が積層された基材層2上の一部に、所定の
色相に着色された着色層3、透明剥離層4を積層すると
共に、着色層3および透明剥離層4より大きな透明保護
層5で被覆し、かつ,熱ラミネートにより一体化された
シール本体6を構成し、さらに接着層7を積層して構成
している。なお、図示しないが、物品等に貼付される際
に剥がされる離型紙が、接着剤層7上に設けられてい
る。
【0033】ここで、基材層2、着色層3、透明剥離層
4、透明保護層5、接着層7、光反射層11は、それぞ
れ前記図7の場合と同様の材料からなる。本実施例の開
封防止シール1においても、前記図1の場合と同様の作
用効果が得られることは勿論のこと、これに加えて、開
封防止シール1本体に、ホログラム面を内装しているた
め、そのシールが本物であるか模倣品であるかを判別す
ることも可能となる。
【0034】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、次のようにしても実施できるものである。
例えば、上記図1および図7の各実施例において、シー
ル本体6の基材層2に、接着層7を介して光反射層、ホ
ログラム形成層を積層して構成してもよい。この場合、
接着強度は、物品側<ホログラム形成層側≦透明剥離層
4と着色層3との間とする。
【0035】この場合、ホログラム形成層としては、レ
ーザー光再生型、白色光再生型等、通常のホログラムを
使用できる。一例として、エンボスによるレリーフ型の
ホログラム層としては、例えばアクリル系樹脂、ウレタ
ン系樹脂、セルロースアセテート系樹脂、ニトロセルロ
ース系樹脂等を塗料化し、上記と同様のコート法によっ
て形成する。また、その厚さとしては、0.5〜2μm
程度が好ましく、ホログラム画像が形成されたニッケル
製のプレス版を、この樹脂層に対して加熱押圧すること
によって、ホログラム形成層を形成する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
材層上に、所定の色相に着色された着色層、透明剥離
層、透明保護層を順次積層し、かつラミネートしてなる
シール本体と、シール本体の基材層側に形成された接着
層とを備えるか、または基材層上の一部に、所定の色相
に着色された着色層、透明剥離層を積層すると共に、着
色層および透明剥離層より大きな透明保護層で被覆し、
かつラミネートしてなるシール本体と、シール本体の基
材層側に形成された接着層とを備えるか、あるいは一方
にホログラム記録面を有し、光反射層が積層された基材
層上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透明剥
離層、透明保護層を順次積層し、かつラミネートしてな
るシール本体と、シール本体の基材層側に形成された接
着層とを備えるか、もしくは一方にホログラム記録面を
有し、光反射層が積層された基材層上の一部に、所定の
色相に着色された着色層、透明剥離層を積層すると共
に、着色層および透明剥離層より大きな透明保護層で被
覆し、かつラミネートしてなるシール本体と、シール本
体の基材層側に形成された接着層とを備えて構成したの
で、切断による切断面が視認し易くなり、また接着の強
弱により剥離から生じる形状変化を視認できるため、シ
ールの不正剥離、シールの切断等の不正行為の有無を容
易に確認可能とし、シールの真偽を判別することが可能
な開封防止シールが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開封防止シールの一実施例を示す
断面図。
【図2】同実施例におけるシール本体を一体化させる場
合の方法の一例を示す断面図。
【図3】同実施例における開封防止シールの使用方法を
説明するための外観斜視図。
【図4】同実施例における開封防止シールの使用方法を
説明するための外観斜視図。
【図5】同実施例における開封防止シールの作用を説明
するための断面図。
【図6】同実施例における開封防止シールの作用を説明
するための平面図。
【図7】本発明による開封防止シールの他の実施例を示
す断面図。
【図8】本発明による開封防止シールの他の実施例を示
す断面図。
【図9】本発明による開封防止シールの他の実施例を示
す断面図。
【符号の説明】
1…開封防止シール、2…基材層、3…着色層、4…透
明剥離層、5…透明保護層、6…シール本体、7…接着
剤層、8…開閉式容器、9…ICチップ、10…プリン
ト基板、11…光反射層、20…フェロ板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の開封部分に貼付される開封防止シ
    ールにおいて、 基材層上に、所定の色相に着色された着色層、透明剥離
    層、透明保護層を順次積層し、かつラミネートしてなる
    シール本体と、 前記シール本体の前記基材層側に形成された接着層と、 を備えて成ることを特徴とする開封防止シール。
  2. 【請求項2】 物品の開封部分に貼付される開封防止シ
    ールにおいて、 基材層上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透
    明剥離層を積層すると共に、前記着色層および前記透明
    剥離層より大きな透明保護層で被覆し、かつラミネート
    してなるシール本体と、 前記シール本体の前記基材層側に形成された接着層と、 を備えて成ることを特徴とする開封防止シール。
  3. 【請求項3】 物品の開封部分に貼付される開封防止シ
    ールにおいて、 一方にホログラム記録面を有し、光反射層が積層された
    基材層上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透
    明剥離層、透明保護層を順次積層し、かつラミネートし
    てなるシール本体と、 前記シール本体の前記基材層側に形成された接着層と、 を備えて成ることを特徴とする開封防止シール。
  4. 【請求項4】 物品の開封部分に貼付される開封防止シ
    ールにおいて、 一方にホログラム記録面を有し、光反射層が積層された
    基材層上の一部に、所定の色相に着色された着色層、透
    明剥離層を積層すると共に、前記着色層および前記透明
    剥離層より大きな透明保護層で被覆し、かつラミネート
    してなるシール本体と、 前記シール本体の前記基材層側に形成された接着層と、 を備えて成ることを特徴とする開封防止シール。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の開封防止シー
    ルにおいて、 前記シール本体の基材層に接着層を介して光反射層、ホ
    ログラム形成層を積層して成ることを特徴とする開封防
    止シール。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の開封防止シールにおいて、 前記透明剥離層と着色層との間の接着強度が接着層の強
    度よりも弱いことを特徴とする開封防止シール。
JP5073933A 1993-03-31 1993-03-31 開封防止シール Pending JPH06286769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5073933A JPH06286769A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 開封防止シール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5073933A JPH06286769A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 開封防止シール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06286769A true JPH06286769A (ja) 1994-10-11

Family

ID=13532431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5073933A Pending JPH06286769A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 開封防止シール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06286769A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7740923B2 (en) 2005-04-18 2010-06-22 Kraft Foods R & D, Inc. Method and apparatus for producing a package or for packaging a food product
JP2011110229A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Daito Giken:Kk 遊技台
KR20220149771A (ko) * 2021-05-01 2022-11-08 삼도폴리텍 주식회사 물류보안인쇄부가 구비된 포장박스

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7740923B2 (en) 2005-04-18 2010-06-22 Kraft Foods R & D, Inc. Method and apparatus for producing a package or for packaging a food product
US8002941B2 (en) 2005-04-18 2011-08-23 Kraft Foods R & D, Inc. Method and apparatus for producing a package or for packaging a food product
JP2011110229A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Daito Giken:Kk 遊技台
KR20220149771A (ko) * 2021-05-01 2022-11-08 삼도폴리텍 주식회사 물류보안인쇄부가 구비된 포장박스

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5683774A (en) Durable, tamper resistant security laminate
US4826213A (en) Adhesive material for preventing reuse
US5077001A (en) Tamper-evident sealing system for envelope having special characteristics and method of making same
CA2452090C (en) Tamper evident closure
US5658411A (en) Durable security laminate with hologram
JP2668110B2 (ja) 印刷方法
GB2258214A (en) Tamper-evident sealing for envelope
US5005719A (en) Tamper evident optical device and article utilizing the same
US6413605B1 (en) Tamper indicating adhesive tape
JPH08152842A (ja) ホログラム脆性シール
JP2009109703A (ja) 開封識別機能付き2層隠蔽ラベル
JP2822826B2 (ja) ホログラム付き透明保護シール
JPH06286769A (ja) 開封防止シール
JP3319011B2 (ja) 開封防止シール
JPH10222071A (ja) 脆質ラベル
WO2012035546A2 (en) A tamper evident multiple metallized and demetallized security device and process for preparing the same
CN114419984B (zh) 一种多彩全息防伪标识膜及其制备方法
JPS63106780A (ja) 改ざん防止用ホログラムテ−プ
JP2594367Y2 (ja) 開封防止シールおよびそれを用いた容器
JP3678823B2 (ja) ホログラム転写シートおよびホログラフィー表示体
JP2002040946A (ja) 再貼付不正使用防止ラベル
CA2287301A1 (en) Case for sealing in a flat article of value and method and apparatus for producing such a case
JPH0789293A (ja) ホログラムシール
JPH09311634A (ja) 透かし入りフィルムとこれを用いたラベル及びこのフィルムの製造方法
JPH08328455A (ja) ホログラム脆性シール