JPH08328455A - ホログラム脆性シール - Google Patents
ホログラム脆性シールInfo
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- JPH08328455A JPH08328455A JP13142495A JP13142495A JPH08328455A JP H08328455 A JPH08328455 A JP H08328455A JP 13142495 A JP13142495 A JP 13142495A JP 13142495 A JP13142495 A JP 13142495A JP H08328455 A JPH08328455 A JP H08328455A
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- hologram
- brittle
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Abstract
(57)【要約】
【構成】支持体と、ホログラムパターンを有するホログ
ラム形成層と、前記ホログラム形成層とは異なる屈折率
をもつ透過性薄膜層と、前記透過性薄膜層の少なくとも
一部を覆うように形成した印刷層と、反射性薄膜層と、
前記薄膜層を部分的に覆う脆性剥離層及び粘着層を順次
設けるホログラム脆性シール。 【効果】印刷内容とホログラム表示内容とを両者視認可
能にすることで偽造防止性を向上させる。また、ホログ
ラム脆性シールの貼着後、部分的脆性効果層が反射性薄
膜層の下に設けるので不正がすぐわかり、かつ印刷画像
及びホログラム画像は剥離行為で部分的破壊されて、よ
り一層の不正防止性が向上した。
ラム形成層と、前記ホログラム形成層とは異なる屈折率
をもつ透過性薄膜層と、前記透過性薄膜層の少なくとも
一部を覆うように形成した印刷層と、反射性薄膜層と、
前記薄膜層を部分的に覆う脆性剥離層及び粘着層を順次
設けるホログラム脆性シール。 【効果】印刷内容とホログラム表示内容とを両者視認可
能にすることで偽造防止性を向上させる。また、ホログ
ラム脆性シールの貼着後、部分的脆性効果層が反射性薄
膜層の下に設けるので不正がすぐわかり、かつ印刷画像
及びホログラム画像は剥離行為で部分的破壊されて、よ
り一層の不正防止性が向上した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偽造防止を必要とする
種々の商品に貼着され、証明書としての機能を持つホロ
グラムシールに係わり、特に印刷層の絵柄とホログラム
形成層の絵柄とを重ね合わせて複雑な絵柄を形成するこ
とにより、偽造防止性及び装飾性を向上し得て、かつホ
ログラムの貼り換えなどの不正を困難とするホログラム
脆性シールに関する。
種々の商品に貼着され、証明書としての機能を持つホロ
グラムシールに係わり、特に印刷層の絵柄とホログラム
形成層の絵柄とを重ね合わせて複雑な絵柄を形成するこ
とにより、偽造防止性及び装飾性を向上し得て、かつホ
ログラムの貼り換えなどの不正を困難とするホログラム
脆性シールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光の干渉を用いて立体画像を再生
し得るホログラムの開発が進められている。このホログ
ラムは高度な製造技術を要し、かつ箔状に形成可能なこ
とから、偽造防止手段としてクレジットカード、有価証
券、証明書等の一部に貼着して使用されている。また近
年では、偽造防止を必要とするビデオテープ、コンパク
トディスク、ブランド品、ROMボード等の各種物品に
貼着されたり、車庫所有証明書として車に貼着されるな
どの証明書として利用されている。
し得るホログラムの開発が進められている。このホログ
ラムは高度な製造技術を要し、かつ箔状に形成可能なこ
とから、偽造防止手段としてクレジットカード、有価証
券、証明書等の一部に貼着して使用されている。また近
年では、偽造防止を必要とするビデオテープ、コンパク
トディスク、ブランド品、ROMボード等の各種物品に
貼着されたり、車庫所有証明書として車に貼着されるな
どの証明書として利用されている。
【0003】ホログラムをこれらの物品に貼着するため
の方法として従来からホログラム転写箔を用いてホログ
ラムを転写する方法が用いられているが、後者のように
後から証明書として品物に貼着させるものに関しては、
転写が不可能なため、ホログラムシートをシールに加工
して貼着する方法が取られている。
の方法として従来からホログラム転写箔を用いてホログ
ラムを転写する方法が用いられているが、後者のように
後から証明書として品物に貼着させるものに関しては、
転写が不可能なため、ホログラムシートをシールに加工
して貼着する方法が取られている。
【0004】図7はこの種のホログラムシール5の構成
を示す断面図である。このホログラムシールは、支持体
としての基材21上にホログラム形成層22が形成され
ている。ホログラム形成層22はその一部を覆うように
印刷層24が形成され、かつこれらホログラム形成層2
2及び印刷層24を覆うように反射性薄膜層23が形成
されている。反射性薄膜層23上には粘着層25が形成
されている。
を示す断面図である。このホログラムシールは、支持体
としての基材21上にホログラム形成層22が形成され
ている。ホログラム形成層22はその一部を覆うように
印刷層24が形成され、かつこれらホログラム形成層2
2及び印刷層24を覆うように反射性薄膜層23が形成
されている。反射性薄膜層23上には粘着層25が形成
されている。
【0005】一方、図8はこの種のホログラムシール6
の他の構成を示す断面図である。このホログラムシール
は、基材21上に印刷層24が形成されている。また、
この印刷層24を覆うようにホログラム形成層22、反
射性薄膜層23及び粘着層25が順次積層されている。
の他の構成を示す断面図である。このホログラムシール
は、基材21上に印刷層24が形成されている。また、
この印刷層24を覆うようにホログラム形成層22、反
射性薄膜層23及び粘着層25が順次積層されている。
【0006】これらホログラムシールは、ホログラム形
成層22及び印刷層24に使用される材料が互いに屈折
率の近いものとなっており、粘着層25によって物品の
表面に固着され、ホログラム像が視認可能となる。
成層22及び印刷層24に使用される材料が互いに屈折
率の近いものとなっており、粘着層25によって物品の
表面に固着され、ホログラム像が視認可能となる。
【0007】しかしながら以上のようなホログラムシー
ルでは、図10に示すように、印刷層24の絵柄24a
がホログラム形成層22の絵柄22aを打ち消してしま
う問題がある。すなわち、図7に示すホログラムシール
では、ホログラム形成層22及び印刷層24の屈折率が
近いため、印刷層24と重なった部分のホログラム像が
視認されないという問題がある。
ルでは、図10に示すように、印刷層24の絵柄24a
がホログラム形成層22の絵柄22aを打ち消してしま
う問題がある。すなわち、図7に示すホログラムシール
では、ホログラム形成層22及び印刷層24の屈折率が
近いため、印刷層24と重なった部分のホログラム像が
視認されないという問題がある。
【0008】一方、図8に示すホログラムシールでは、
ホログラム形成層22が印刷層24に隠蔽されるため、
印刷層24と重なった部分のホログラム像が隠蔽されて
しまう問題がある。
ホログラム形成層22が印刷層24に隠蔽されるため、
印刷層24と重なった部分のホログラム像が隠蔽されて
しまう問題がある。
【0009】また、これらのホログラムシールでは、ホ
ログラム形成層と反対側の基材の上に印刷層24を形成
することにより、簡単には真贋を識別し得ないものを作
製可能であるため、模造される可能性が高いという問題
がある。
ログラム形成層と反対側の基材の上に印刷層24を形成
することにより、簡単には真贋を識別し得ないものを作
製可能であるため、模造される可能性が高いという問題
がある。
【0010】ところで、このような物品に貼着したホロ
グラムを剥がし、再貼着する悪用がされないように、支
持体とホログラム層あるいはこれらの間に設けた剥離層
と支持体又はホログラム層で剥離するホログラム脆性シ
ールや、支持体とホログラム形成層との間にパターン状
の剥離層を形成しておき、支持体とホログラム形成層が
剥離するホログラム脆性シール(実公平5−48210
号公報参照)がある。
グラムを剥がし、再貼着する悪用がされないように、支
持体とホログラム層あるいはこれらの間に設けた剥離層
と支持体又はホログラム層で剥離するホログラム脆性シ
ールや、支持体とホログラム形成層との間にパターン状
の剥離層を形成しておき、支持体とホログラム形成層が
剥離するホログラム脆性シール(実公平5−48210
号公報参照)がある。
【0011】しかしながら、前者のホログラム脆性シー
ルは、剥がし方によってはホログラム層及び反射性薄膜
層が破壊することなく、ホログラムシール全体を完全に
剥離させてしまう可能性がある。他方、後者のホログラ
ム脆性シールにはそのような欠点はないが、このホログ
ラム脆性シールを貼着した状態で見るとホログラム形成
層及び反射性薄膜層の上にパターン状の剥離層が設けら
れているため、そのパターンの存在を目視により判別で
き、ホログラムの再生画像の見え方に影響を与える(特
にレーザ光再生ホログラムの場合に顕著である)だけで
なく、不正防止策の存在が明らかになってしまう問題を
有する。
ルは、剥がし方によってはホログラム層及び反射性薄膜
層が破壊することなく、ホログラムシール全体を完全に
剥離させてしまう可能性がある。他方、後者のホログラ
ム脆性シールにはそのような欠点はないが、このホログ
ラム脆性シールを貼着した状態で見るとホログラム形成
層及び反射性薄膜層の上にパターン状の剥離層が設けら
れているため、そのパターンの存在を目視により判別で
き、ホログラムの再生画像の見え方に影響を与える(特
にレーザ光再生ホログラムの場合に顕著である)だけで
なく、不正防止策の存在が明らかになってしまう問題を
有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点を解決するためになされたものであり、その課題とす
るところは、印刷層による印刷内容とホログラム形成層
による表示内容とを両者とも視認可能にすることによ
り、偽造防止性を向上し得て、かつ、ホログラムシール
の再貼着を防止することが可能で、特に部分的に脆性破
壊する層の存在を発見しにくいホログラム脆性シールを
提供することにある。
点を解決するためになされたものであり、その課題とす
るところは、印刷層による印刷内容とホログラム形成層
による表示内容とを両者とも視認可能にすることによ
り、偽造防止性を向上し得て、かつ、ホログラムシール
の再貼着を防止することが可能で、特に部分的に脆性破
壊する層の存在を発見しにくいホログラム脆性シールを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するためなされたものであり、請求項1に記載の発明
は、支持体と、ホログラムパターンを有するホログラム
形成層と、前記ホログラム形成層とは異なる屈折率をも
つ透過性薄膜層と、前記透過性薄膜層の少なくとも一部
を覆うように形成した印刷層と、反射性薄膜層と、前記
薄膜層を部分的に覆う脆性剥離層及び粘着層を順次設け
るホログラム脆性シールである。
するためなされたものであり、請求項1に記載の発明
は、支持体と、ホログラムパターンを有するホログラム
形成層と、前記ホログラム形成層とは異なる屈折率をも
つ透過性薄膜層と、前記透過性薄膜層の少なくとも一部
を覆うように形成した印刷層と、反射性薄膜層と、前記
薄膜層を部分的に覆う脆性剥離層及び粘着層を順次設け
るホログラム脆性シールである。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記透過性薄膜
層と前記反射性薄膜層との間及び前記印刷層と前記反射
性薄膜層との間に夫々アンカー層を介在させる請求項1
記載のホログラム脆性シールである。
層と前記反射性薄膜層との間及び前記印刷層と前記反射
性薄膜層との間に夫々アンカー層を介在させる請求項1
記載のホログラム脆性シールである。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記アンカー層
が透光性を有し、かつ着色されていることを特徴とする
請求項2記載のホログラム脆性シールである。
が透光性を有し、かつ着色されていることを特徴とする
請求項2記載のホログラム脆性シールである。
【0016】請求項4に記載の発明は、ホログラムパタ
ーンが、レーザ光再生ホログラムパターンである請求項
1〜3何れかに記載のホログラム脆性シールである。
ーンが、レーザ光再生ホログラムパターンである請求項
1〜3何れかに記載のホログラム脆性シールである。
【0017】請求項5に記載の発明は、支持体とホログ
ラム形成層間に、脆性剥離層とは別に第2脆性剥離層を
設ける請求項1〜4何れかに記載のホログラム脆性シー
ルである。
ラム形成層間に、脆性剥離層とは別に第2脆性剥離層を
設ける請求項1〜4何れかに記載のホログラム脆性シー
ルである。
【0018】
【作用】本発明は以上のような手段を講じたことによ
り、異なる屈折率をもつ透過性薄膜層が印刷層の表示内
容からホログラム形成層による表示内容を光学的に分離
し、かつ反射性薄膜層が透過性薄膜層及び印刷層を下側
から覆ってホログラム形成層による表示内容を見易くし
ているので、印刷層による印刷内容とホログラム形成層
による表示内容とを両者とも視認可能にして像を形成す
ることにより、偽造防止性を向上させることができる。
さらに反射性薄膜層の下面に脆性剥離層を形成すること
により、シール貼着後の外部からその存在の認識が困難
であり、かつ故意による剥離に対してホログラム及び印
刷画像が部分的に破壊される。またホログラム再生画像
及び印刷画像が脆性剥離層の存在による影響を受けるこ
とがなく、不正防止性を向上させることができる。
り、異なる屈折率をもつ透過性薄膜層が印刷層の表示内
容からホログラム形成層による表示内容を光学的に分離
し、かつ反射性薄膜層が透過性薄膜層及び印刷層を下側
から覆ってホログラム形成層による表示内容を見易くし
ているので、印刷層による印刷内容とホログラム形成層
による表示内容とを両者とも視認可能にして像を形成す
ることにより、偽造防止性を向上させることができる。
さらに反射性薄膜層の下面に脆性剥離層を形成すること
により、シール貼着後の外部からその存在の認識が困難
であり、かつ故意による剥離に対してホログラム及び印
刷画像が部分的に破壊される。またホログラム再生画像
及び印刷画像が脆性剥離層の存在による影響を受けるこ
とがなく、不正防止性を向上させることができる。
【0019】また、請求項2に対応する発明は、アンカ
ー層を介在させたことにより、透過性薄膜層及び反射性
薄膜層の接着強度の向上を図ることができる。
ー層を介在させたことにより、透過性薄膜層及び反射性
薄膜層の接着強度の向上を図ることができる。
【0020】また、請求項3に対応する発明は、アンカ
ー層を着色することにより、印刷層による表示内容を損
ねることなく、ホログラム形成層による表示内容の下地
の色を変更できるので、装飾性を向上させることができ
る。
ー層を着色することにより、印刷層による表示内容を損
ねることなく、ホログラム形成層による表示内容の下地
の色を変更できるので、装飾性を向上させることができ
る。
【0021】また、請求項4に対応する発明は、機械読
み取り精度が高いので更に不正防止性を向上させること
ができる。
み取り精度が高いので更に不正防止性を向上させること
ができる。
【0022】また、請求項5に対応する発明は、支持体
とホログラム形成層の剥離が容易になり、ホログラム脆
性シールの不正防止性が向上する。
とホログラム形成層の剥離が容易になり、ホログラム脆
性シールの不正防止性が向上する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1は本発明の第1の実施例に係るホログラ
ムシールの構成を示す断面図である。このホログラムシ
ールは、支持体としての基材11上に、ホログラム形成
層12が形成されている。
説明する。図1は本発明の第1の実施例に係るホログラ
ムシールの構成を示す断面図である。このホログラムシ
ールは、支持体としての基材11上に、ホログラム形成
層12が形成されている。
【0024】本発明に係わる支持体11は、製造時にお
いては、ホログラム脆性シールを構成する各層を支持す
るとともに、使用時においては、最外層となることから
保護層となりうるものである。このような支持体として
の基材は塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂等の透明な
樹脂フィルムを用いることができる。
いては、ホログラム脆性シールを構成する各層を支持す
るとともに、使用時においては、最外層となることから
保護層となりうるものである。このような支持体として
の基材は塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂等の透明な
樹脂フィルムを用いることができる。
【0025】支持体上に形成されるホログラムパターン
を有するホログラム形成層12は、造膜が可能で、支持
体11とは反対側の面にエンボス成型性が良好で、プレ
スムラが生じ難く、明るい再生像が得られる樹脂からな
ることが要求される。
を有するホログラム形成層12は、造膜が可能で、支持
体11とは反対側の面にエンボス成型性が良好で、プレ
スムラが生じ難く、明るい再生像が得られる樹脂からな
ることが要求される。
【0026】このようなホログラム形成層を構成する材
料としては、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはこれ
らの共重合体又は混合物、不飽和ポリエステル樹脂、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メタ)アクリレ
ート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレー
ト、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリレート樹脂等の熱
硬化性樹脂あるいはこれらの共重合体又は混合物、さら
にはラジカル重合性不飽和基を有する熱成型性材料等が
使用可能である。
料としては、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂あるいはこれ
らの共重合体又は混合物、不飽和ポリエステル樹脂、メ
ラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メタ)アクリレ
ート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、ポリオール(メタ)アクリレー
ト、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリレート樹脂等の熱
硬化性樹脂あるいはこれらの共重合体又は混合物、さら
にはラジカル重合性不飽和基を有する熱成型性材料等が
使用可能である。
【0027】そして、ホログラム形成層を構成する材料
をグラビアコーティング法等のコーティング形成法によ
り支持体上に厚さ数μmに塗布、乾燥させ、レリーフ型
ホログラムを構成する微細な凹凸パターンを形成したニ
ッケル製のプレス版をホログラム形成層3上に加熱押圧
することによりホログラムパターンを形成する。
をグラビアコーティング法等のコーティング形成法によ
り支持体上に厚さ数μmに塗布、乾燥させ、レリーフ型
ホログラムを構成する微細な凹凸パターンを形成したニ
ッケル製のプレス版をホログラム形成層3上に加熱押圧
することによりホログラムパターンを形成する。
【0028】なお、ホログラムパターンは白色光の照射
により目視により判読可能なパターンであってもよい
が、特定の波長の単色光を用いて判読可能なパターンで
あることが、不正防止の点から好ましい。
により目視により判読可能なパターンであってもよい
が、特定の波長の単色光を用いて判読可能なパターンで
あることが、不正防止の点から好ましい。
【0029】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明を前提とし、ホログラムパターンが、レーザ光再生
ホログラムパターンであることを特徴とするものであ
る。
発明を前提とし、ホログラムパターンが、レーザ光再生
ホログラムパターンであることを特徴とするものであ
る。
【0030】レーザ光再生ホログラムパターンとは、レ
ーザ光(単色光)を入射することによりホログラム効果
を発現するパターンを言い、具体的に言えば、目視によ
り確認可能な画像が得られるパターンや二光束干渉もし
くは電子ビーム(EB)により形成した回折格子(グレ
ーティング)からなる微細凹凸パターンがあげられる。
前者のパターンをホログラムとした場合は、反射回折光
を直接又はスクリーン等に投影することにより、目視に
より真偽判定をすることができ、後者のパターンをホロ
グラムとした場合は、微細凹凸は特定の角度で入射した
レーザ光を特定の角度で反射するので、反射の有無を受
光素子で検知することにより真偽判定することができ
る。
ーザ光(単色光)を入射することによりホログラム効果
を発現するパターンを言い、具体的に言えば、目視によ
り確認可能な画像が得られるパターンや二光束干渉もし
くは電子ビーム(EB)により形成した回折格子(グレ
ーティング)からなる微細凹凸パターンがあげられる。
前者のパターンをホログラムとした場合は、反射回折光
を直接又はスクリーン等に投影することにより、目視に
より真偽判定をすることができ、後者のパターンをホロ
グラムとした場合は、微細凹凸は特定の角度で入射した
レーザ光を特定の角度で反射するので、反射の有無を受
光素子で検知することにより真偽判定することができ
る。
【0031】また、ホログラム形成層12はホログラム
パターンを層内に有するリップマンホログラム等も適用
可能である。
パターンを層内に有するリップマンホログラム等も適用
可能である。
【0032】ホログラム形成面上には透過性薄膜層13
が蒸着、スパッタリング等により形成されている。な
お、透過性薄膜層13としては、ホログラム形成層(屈
折率n=1.3〜1.6)12よりも屈折率の高いこと
が装飾性の向上に好ましく、例えば次の表1に示す無機
材料が使用可能となっている。
が蒸着、スパッタリング等により形成されている。な
お、透過性薄膜層13としては、ホログラム形成層(屈
折率n=1.3〜1.6)12よりも屈折率の高いこと
が装飾性の向上に好ましく、例えば次の表1に示す無機
材料が使用可能となっている。
【0033】
【表1】
【0034】また、このような透過性薄膜層13を形成
する方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリング
法、イオンプレーティング法等の成膜手段が適用可能で
あり、膜厚としては10〜1000nmの範囲にあるこ
とが好ましい。
する方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリング
法、イオンプレーティング法等の成膜手段が適用可能で
あり、膜厚としては10〜1000nmの範囲にあるこ
とが好ましい。
【0035】透過性蒸着層13上には印刷層14が形成
され、印刷層14及び透過性蒸着層14の上には反射性
薄膜層15が蒸着、スパッタリング等により形成されて
いる。
され、印刷層14及び透過性蒸着層14の上には反射性
薄膜層15が蒸着、スパッタリング等により形成されて
いる。
【0036】印刷層14は、透過性薄膜層13の一部を
覆うように、シルクスクリーン印刷法により文字や絵柄
等が形成されている。なお、印刷層14は所望により透
過性薄膜層の全面を覆うように形成しても良い。また、
印刷層14はシルクスクリーン印刷法の他にオフセット
印刷法又はグラビア印刷法により形成しても良い。
覆うように、シルクスクリーン印刷法により文字や絵柄
等が形成されている。なお、印刷層14は所望により透
過性薄膜層の全面を覆うように形成しても良い。また、
印刷層14はシルクスクリーン印刷法の他にオフセット
印刷法又はグラビア印刷法により形成しても良い。
【0037】反射性薄膜層15は入射光線を反射する層
であって、真空蒸着法の他にスパッタリング法、イオン
プレーティング法等の成膜手段が適用可能であり、膜厚
としては10〜1000nmの範囲にあることが好まし
い。反射性薄膜層15としては、一般的にはアルミニウ
ムであるが他に銀、金、スズ、窒化チタン(TiNx)
が使用可能である。
であって、真空蒸着法の他にスパッタリング法、イオン
プレーティング法等の成膜手段が適用可能であり、膜厚
としては10〜1000nmの範囲にあることが好まし
い。反射性薄膜層15としては、一般的にはアルミニウ
ムであるが他に銀、金、スズ、窒化チタン(TiNx)
が使用可能である。
【0038】次に、反射性薄膜層15上には部分的に覆
うように形成した脆性剥離層16が設けられている。脆
性剥離層16は、ホログラム脆性シールを物品に貼着
後、剥離した場合に、脆性剥離層16と反射性薄膜層1
5の界面、もしくは脆性剥離層16と後述する粘着層1
7の界面が剥離するか、脆性剥離層16自体が層間剥離
するように設けられたものであり、グラビア印刷法の他
にオフセット印刷法又はシルクスクリーン印刷法等によ
り形成する。この脆性剥離層16は、反射性薄膜層15
の上に部分的に設けられ、文字・マークなどのメッセー
ジを表すように設けることもでき、その形状は任意であ
るが、ホログラムを不正に剥離した状態であることが明
確に判別できるようにすることが必要である。
うように形成した脆性剥離層16が設けられている。脆
性剥離層16は、ホログラム脆性シールを物品に貼着
後、剥離した場合に、脆性剥離層16と反射性薄膜層1
5の界面、もしくは脆性剥離層16と後述する粘着層1
7の界面が剥離するか、脆性剥離層16自体が層間剥離
するように設けられたものであり、グラビア印刷法の他
にオフセット印刷法又はシルクスクリーン印刷法等によ
り形成する。この脆性剥離層16は、反射性薄膜層15
の上に部分的に設けられ、文字・マークなどのメッセー
ジを表すように設けることもでき、その形状は任意であ
るが、ホログラムを不正に剥離した状態であることが明
確に判別できるようにすることが必要である。
【0039】このような脆性剥離層16を形成する材料
としては、反射性薄膜層15又は粘着層17との接着性
が悪いアクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂、セルロース系樹脂、塩素化プロ
ピレン樹脂あるいはシリコーン樹脂などの樹脂や、これ
らにシリコンオイル、脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛
を混入した樹脂、あるいは無機フィラー等を多量に混入
した脆弱な樹脂等があげられる。
としては、反射性薄膜層15又は粘着層17との接着性
が悪いアクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂、セルロース系樹脂、塩素化プロ
ピレン樹脂あるいはシリコーン樹脂などの樹脂や、これ
らにシリコンオイル、脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛
を混入した樹脂、あるいは無機フィラー等を多量に混入
した脆弱な樹脂等があげられる。
【0040】反射性薄膜層15及び脆性剥離層16の上
には粘着層17が形成されている。粘着層17を形成す
る材料としては、反射性薄膜層15及び脆性剥離層16
を変質させたり、冒すものでなければ特に限定されるも
のではない。例えば、ブチルゴム系、天然ゴム系、シリ
コン系、ポリイソブチル系等の粘着成分と、アルキルメ
タクリレート、ビニルエステル、アクリロニトリル、ス
チレン、ビニルモノマー等の凝集成分と、不飽和カルボ
ン酸、ヒドロキシル基含有モノマー、アクリロニトリル
等に代表される改質成分や重合開始剤、可塑剤、硬化
剤、硬化促進剤、酸化防止剤等の添加剤を必要に応じて
添加した粘着剤が適用でき、グラビア法により、乾燥温
度110℃、厚さ1.0〜10μmで形成されている。
このようにして製造したホログラム脆性シールは、粘着
層を介して各種基材に貼着することができる。
には粘着層17が形成されている。粘着層17を形成す
る材料としては、反射性薄膜層15及び脆性剥離層16
を変質させたり、冒すものでなければ特に限定されるも
のではない。例えば、ブチルゴム系、天然ゴム系、シリ
コン系、ポリイソブチル系等の粘着成分と、アルキルメ
タクリレート、ビニルエステル、アクリロニトリル、ス
チレン、ビニルモノマー等の凝集成分と、不飽和カルボ
ン酸、ヒドロキシル基含有モノマー、アクリロニトリル
等に代表される改質成分や重合開始剤、可塑剤、硬化
剤、硬化促進剤、酸化防止剤等の添加剤を必要に応じて
添加した粘着剤が適用でき、グラビア法により、乾燥温
度110℃、厚さ1.0〜10μmで形成されている。
このようにして製造したホログラム脆性シールは、粘着
層を介して各種基材に貼着することができる。
【0041】次に、以上のように構成されたホログラム
シールの作用を図面を用いて説明する。図2はこのホロ
グラムシールの外観を示す平面図である。
シールの作用を図面を用いて説明する。図2はこのホロ
グラムシールの外観を示す平面図である。
【0042】図示するように、印刷層14による絵柄1
4aとホログラム形成層12による絵柄12aとの両者
からなる一体的に形成された画像を視認することができ
る。なお、両者の画像の組み合わせにより、複雑な像と
することも可能である。
4aとホログラム形成層12による絵柄12aとの両者
からなる一体的に形成された画像を視認することができ
る。なお、両者の画像の組み合わせにより、複雑な像と
することも可能である。
【0043】すなわち、異なる屈折率をもつ透過性薄膜
層13が印刷層14の表示内容からホログラム形成層1
2による表示内容を光学的に分離し、かつ反射性薄膜層
15が透過性薄膜層13及び印刷層14を下側から覆っ
てホログラム形成層12による表示内容を見易くしてい
るので、印刷層14による印刷内容とホログラム形成層
12による表示内容とを両者合わせて一体的に画像が形
成され、かつ一体的にその画像が視認可能となることか
ら、偽造防止効果を向上させると共に、装飾性を向上さ
せている。
層13が印刷層14の表示内容からホログラム形成層1
2による表示内容を光学的に分離し、かつ反射性薄膜層
15が透過性薄膜層13及び印刷層14を下側から覆っ
てホログラム形成層12による表示内容を見易くしてい
るので、印刷層14による印刷内容とホログラム形成層
12による表示内容とを両者合わせて一体的に画像が形
成され、かつ一体的にその画像が視認可能となることか
ら、偽造防止効果を向上させると共に、装飾性を向上さ
せている。
【0044】図3は、基材20の表面に貼着した状態
(a)と、基材20からホログラム脆性シール1を強制
的に剥離したときのホログラム脆性シール1が破壊した
状態(b)を模式的に示したものである。この場合、反
射性薄膜層15と脆性剥離層16間で剥離し、剥離面に
剥離したホログラムの一部が残る。よって、貼り替え不
可能な状態となる。上述したように第1の実施例によれ
ば、ホログラム形成層12とは異なる屈折率をもつ透過
性薄膜層13が印刷層14の表示内容からホログラム形
成層12による表示内容を光学的に分離し、かつ反射性
薄膜層15が透過性薄膜層13及び印刷層14を下側か
ら覆ってホログラム形成層12による表示内容を見易く
しているので、印刷層14による絵柄14aとホログラ
ム形成層12による絵柄12aとを両者合わせて一体的
に画像が形成され、かつ一体的にその画像が視認可能と
なることから、偽造防止効果を向上させると共に、装飾
性を向上させている。 さらに反射性薄膜層の下面に脆
性剥離層を形成することにより、シール貼着後の外部か
らその存在の認識が困難であり、かつ故意による剥離に
対してホログラム及び印刷画像が部分的に破壊される。
またホログラム再生画像及び印刷画像が脆性剥離層の存
在による影響を受けることがなく、不正防止性を向上さ
せることができる。
(a)と、基材20からホログラム脆性シール1を強制
的に剥離したときのホログラム脆性シール1が破壊した
状態(b)を模式的に示したものである。この場合、反
射性薄膜層15と脆性剥離層16間で剥離し、剥離面に
剥離したホログラムの一部が残る。よって、貼り替え不
可能な状態となる。上述したように第1の実施例によれ
ば、ホログラム形成層12とは異なる屈折率をもつ透過
性薄膜層13が印刷層14の表示内容からホログラム形
成層12による表示内容を光学的に分離し、かつ反射性
薄膜層15が透過性薄膜層13及び印刷層14を下側か
ら覆ってホログラム形成層12による表示内容を見易く
しているので、印刷層14による絵柄14aとホログラ
ム形成層12による絵柄12aとを両者合わせて一体的
に画像が形成され、かつ一体的にその画像が視認可能と
なることから、偽造防止効果を向上させると共に、装飾
性を向上させている。 さらに反射性薄膜層の下面に脆
性剥離層を形成することにより、シール貼着後の外部か
らその存在の認識が困難であり、かつ故意による剥離に
対してホログラム及び印刷画像が部分的に破壊される。
またホログラム再生画像及び印刷画像が脆性剥離層の存
在による影響を受けることがなく、不正防止性を向上さ
せることができる。
【0045】次に、本発明の第2の実施例に係るホログ
ラムシールについて図面を参照して説明する。図4はこ
のホログラムシールの構成を示す断面図であり、図1と
同一部分には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはbの添
字を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
ラムシールについて図面を参照して説明する。図4はこ
のホログラムシールの構成を示す断面図であり、図1と
同一部分には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはbの添
字を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0046】すなわち、本実施例のホログラム脆性シー
ル3は、図1に示すシールに比べ、透過性薄膜層13と
反射性薄膜層15bとの間及び印刷層14と反射性薄膜
層15bとの間に夫々アンカー層18を介在させた構成
となっている。なお、これに伴い、反射性薄膜層15b
はアンカー層18上に前述同様に形成されている。
ル3は、図1に示すシールに比べ、透過性薄膜層13と
反射性薄膜層15bとの間及び印刷層14と反射性薄膜
層15bとの間に夫々アンカー層18を介在させた構成
となっている。なお、これに伴い、反射性薄膜層15b
はアンカー層18上に前述同様に形成されている。
【0047】アンカー層18としては、前述した接着性
を向上させるものであって、かつ両薄膜層13,15b
を変質させたり、冒すものでなければ種々の材料が使用
可能であり、例えば飽和共重合ポリエステル等のポリエ
ステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ
ール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共
重合体、塩化ビニル−アクリレート共重合体等の塩化ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニリデ
ン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル共重合体等の塩化ビニリデン共重合体、ポリアミ
ド樹脂、シリコン樹脂、ポリアクリレートもしくはポリ
メタクリレート樹脂又はこれらの共重合体等の熱可塑性
樹脂があり、これらを単独あるいは2種類以上混合して
適用することができる。
を向上させるものであって、かつ両薄膜層13,15b
を変質させたり、冒すものでなければ種々の材料が使用
可能であり、例えば飽和共重合ポリエステル等のポリエ
ステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコ
ール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共
重合体、塩化ビニル−アクリレート共重合体等の塩化ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニリデ
ン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル共重合体等の塩化ビニリデン共重合体、ポリアミ
ド樹脂、シリコン樹脂、ポリアクリレートもしくはポリ
メタクリレート樹脂又はこれらの共重合体等の熱可塑性
樹脂があり、これらを単独あるいは2種類以上混合して
適用することができる。
【0048】また、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂を、単独あるいは2種類以上混合して適用す
ることができる。
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂を、単独あるいは2種類以上混合して適用す
ることができる。
【0049】さらに、前記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
との混合物であっても適用することができる。前記樹脂
は塗料化し、バーコート、ブレードコート、エアナイフ
コート、ロールコートなどのソルベントコート法、ある
いはスクリーン印刷方法など従来公知の塗布・印刷方法
により形成することができる。
との混合物であっても適用することができる。前記樹脂
は塗料化し、バーコート、ブレードコート、エアナイフ
コート、ロールコートなどのソルベントコート法、ある
いはスクリーン印刷方法など従来公知の塗布・印刷方法
により形成することができる。
【0050】従って、このようにアンカー層17を設け
たことにより、透過性薄膜層13と反射性薄膜層15b
との接着強度の向上を図ることができる。
たことにより、透過性薄膜層13と反射性薄膜層15b
との接着強度の向上を図ることができる。
【0051】また、印刷層14による凹凸を平滑にする
と共に、アンカー層18の屈折率に対応して視認される
像を見易くすることが可能となる。
と共に、アンカー層18の屈折率に対応して視認される
像を見易くすることが可能となる。
【0052】次に、本発明の第3の実施例に係るホログ
ラムシールについて図面を参照して説明する。図5はこ
のホログラムシールの構成を示す断面図であり、図4と
同一部分には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはbの添
字を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
ラムシールについて図面を参照して説明する。図5はこ
のホログラムシールの構成を示す断面図であり、図4と
同一部分には同一符号を付し、ほぼ同一部分にはbの添
字を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0053】すなわち、本実施例のホログラム脆性シー
ル4は、図4に示すシールのアンカー層18に代えて、
透光性を有し、かつ着色されたアンカー層18bを備え
ている。
ル4は、図4に示すシールのアンカー層18に代えて、
透光性を有し、かつ着色されたアンカー層18bを備え
ている。
【0054】ここで、アンカー層18bは、図4に示す
アンカー層18が着色材料により着色されたものであ
り、例えば顔料、染料などをバインダー等に分散又は溶
解して形成する。
アンカー層18が着色材料により着色されたものであ
り、例えば顔料、染料などをバインダー等に分散又は溶
解して形成する。
【0055】着色材料としては、顔料又は染料単独、数
種の顔料又は染料の混合物、顔料又は染料とポリマーか
らなる混合物が使用可能である。例えば、二酸化チタ
ン、硫化亜鉛、チタン酸鉛、酸化ジルコニウム、鉛白、
カドミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フタロシア
ニン系顔料等の有機顔料の微粒子、各種公知である染料
が用いられる。顔料又は染料とポリマーからなる混合物
を用いる場合は、前記顔料又は染料とポリマーを混練
後、粉砕するか、前記顔料又は染料とモノマーを乳化重
合懸濁重合、分散重合等の方法によって重合するなどの
方法で得ることができる。顔料あるいは染料は、微粉砕
され、かつ透明であることが好ましい。これらの顔料あ
るいは染料を分散又は溶解させるバインダーは水系バイ
ンダー、溶剤系バインダー、エマルジョン系バインダー
が用いられる。
種の顔料又は染料の混合物、顔料又は染料とポリマーか
らなる混合物が使用可能である。例えば、二酸化チタ
ン、硫化亜鉛、チタン酸鉛、酸化ジルコニウム、鉛白、
カドミウム赤、カドミウム黄等の無機顔料、フタロシア
ニン系顔料等の有機顔料の微粒子、各種公知である染料
が用いられる。顔料又は染料とポリマーからなる混合物
を用いる場合は、前記顔料又は染料とポリマーを混練
後、粉砕するか、前記顔料又は染料とモノマーを乳化重
合懸濁重合、分散重合等の方法によって重合するなどの
方法で得ることができる。顔料あるいは染料は、微粉砕
され、かつ透明であることが好ましい。これらの顔料あ
るいは染料を分散又は溶解させるバインダーは水系バイ
ンダー、溶剤系バインダー、エマルジョン系バインダー
が用いられる。
【0056】このように、アンカー層18bは着色され
ているので、印刷層14による表示内容を損ねず、装飾
性を向上させることができる。
ているので、印刷層14による表示内容を損ねず、装飾
性を向上させることができる。
【0057】すなわち、ホログラムが金色に見えるよう
に作成したい場合であっても、着色されたアンカー層1
8bが印刷層14及びホログラム形成層12の下側に形
成されているので、印刷層14の色を損ねることなく、
金色を呈するホログラムを表示することができる。
に作成したい場合であっても、着色されたアンカー層1
8bが印刷層14及びホログラム形成層12の下側に形
成されているので、印刷層14の色を損ねることなく、
金色を呈するホログラムを表示することができる。
【0058】上述したように第3の実施例によれば、図
4に示すアンカー層18に代えて、着色されたアンカー
層18bを設けることにより、第2の実施例の効果に加
え、印刷層14による表示内容を損ねることなく、ホロ
グラム形成層12による表示内容の下地の色を変更でき
るので、装飾性を向上させることができる。
4に示すアンカー層18に代えて、着色されたアンカー
層18bを設けることにより、第2の実施例の効果に加
え、印刷層14による表示内容を損ねることなく、ホロ
グラム形成層12による表示内容の下地の色を変更でき
るので、装飾性を向上させることができる。
【0059】次に、本発明の第5の実施例に係るホログ
ラムシールについて図面を参照して説明する。図6はこ
のホログラムシールの構成を示す断面図であり、図1と
同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
ラムシールについて図面を参照して説明する。図6はこ
のホログラムシールの構成を示す断面図であり、図1と
同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、支持体とホ
ログラム形成層の剥離が容易になり、ホログラム脆性シ
ールの不正防止性が向上する。
ログラム形成層の剥離が容易になり、ホログラム脆性シ
ールの不正防止性が向上する。
【0061】図6にその断面図を示す。第2脆性剥離層
19は、好ましくは支持体11を全面的に覆うように形
成する。ただし、第2脆性剥離層の支持体又はホログラ
ム形成層に対する接着強度が小さいと、支持体と第2脆
性剥離層又は第2脆性剥離層とホログラム形成層間にの
み剥離が発生し、反射性薄膜層と第1脆性剥離層間に剥
離が発生しないことも起こりうる。よって、第2脆性剥
離層19の支持体11又はホログラム形成層12に対す
る接着強度が、脆性剥離層の反射性薄膜層15又は、粘
着層17に対する接着強度より大きいか、脆性剥離層が
第2脆性剥離層より小さな力で層間剥離可能に設けるこ
とが好ましい。第2脆性剥離層の接着強度等を調節する
には、前記した脆性剥離層と同様な材料に接着強度の向
上に寄与する成分を増加させればよい。
19は、好ましくは支持体11を全面的に覆うように形
成する。ただし、第2脆性剥離層の支持体又はホログラ
ム形成層に対する接着強度が小さいと、支持体と第2脆
性剥離層又は第2脆性剥離層とホログラム形成層間にの
み剥離が発生し、反射性薄膜層と第1脆性剥離層間に剥
離が発生しないことも起こりうる。よって、第2脆性剥
離層19の支持体11又はホログラム形成層12に対す
る接着強度が、脆性剥離層の反射性薄膜層15又は、粘
着層17に対する接着強度より大きいか、脆性剥離層が
第2脆性剥離層より小さな力で層間剥離可能に設けるこ
とが好ましい。第2脆性剥離層の接着強度等を調節する
には、前記した脆性剥離層と同様な材料に接着強度の向
上に寄与する成分を増加させればよい。
【0062】図9は、請求項5に係るホログラム脆性シ
ールを基材20の表面に貼着した状態(a)と基材20
からホログラム脆性シール2を剥離したときのホログラ
ム脆性シール2が破壊した状態(b)を模式的に示した
ものである。この場合、反射性薄膜層15と脆性剥離層
16間及び支持体と第2脆性剥離層19間で剥離し、剥
離面に剥離したホログラム及び印刷層の一部が残り、貼
り替え不可能な状態となる。
ールを基材20の表面に貼着した状態(a)と基材20
からホログラム脆性シール2を剥離したときのホログラ
ム脆性シール2が破壊した状態(b)を模式的に示した
ものである。この場合、反射性薄膜層15と脆性剥離層
16間及び支持体と第2脆性剥離層19間で剥離し、剥
離面に剥離したホログラム及び印刷層の一部が残り、貼
り替え不可能な状態となる。
【0063】このような第2脆性剥離層を設けること
は、特に支持体とホログラム形成層の接着強度が大きな
場合に有効である。
は、特に支持体とホログラム形成層の接着強度が大きな
場合に有効である。
【0064】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
囲で種々変形して実施できる。
【0065】以下、本発明の具体的実施例を示す。 〔実施例1〕厚さ25μmのポリエチレンテルフタレー
トフィルムからなる支持体に、下記の配合比からなるホ
ログラム形成層用組成物をグラビアコート法により塗
布、110℃で乾燥させ、厚さ1.0μmのホログラム
形成層を形成した。
トフィルムからなる支持体に、下記の配合比からなるホ
ログラム形成層用組成物をグラビアコート法により塗
布、110℃で乾燥させ、厚さ1.0μmのホログラム
形成層を形成した。
【0066】 (ホログラム形成層用組成物) アクリルポリオール樹脂 250部 ニトロセルロース樹脂 50部 キシレンジイソシアナート(XDI) 50部 酢酸イソブチル 200部 メチルエチルケトン 200部 トルエン 250部
【0067】次に、電子ビーム(EB)により形成した
回折格子(グレーティング)形状の微細な凹凸パターン
を形成したニッケル製のプレス版をホログラム形成層3
上にプレス版の版面温度155℃で加熱・押圧した。次
にZnSを用いて厚さ50nmの透過性薄膜層を真空蒸
着法にて形成した。
回折格子(グレーティング)形状の微細な凹凸パターン
を形成したニッケル製のプレス版をホログラム形成層3
上にプレス版の版面温度155℃で加熱・押圧した。次
にZnSを用いて厚さ50nmの透過性薄膜層を真空蒸
着法にて形成した。
【0068】その後、下記組成のインキをグラビア印刷
法により、乾燥温度110℃、厚さ1.0μmのアルフ
ァベット文字からなる印刷層を形成した。
法により、乾燥温度110℃、厚さ1.0μmのアルフ
ァベット文字からなる印刷層を形成した。
【0069】 (インキ組成物) ポリエステル樹脂 25部 カーボンブラック 8部 メチルエチルケトン 70部 トルエン 30部
【0070】更に、反射性薄膜層として、厚さ100n
mのAlを真空蒸着法により形成した。次に、反射性薄
膜層上に下記組成の第1脆性剥離層形成用組成物を部分
的に覆うように印刷、110℃で乾燥させ、厚さ0.5
μmの第1脆性剥離層を形成した。
mのAlを真空蒸着法により形成した。次に、反射性薄
膜層上に下記組成の第1脆性剥離層形成用組成物を部分
的に覆うように印刷、110℃で乾燥させ、厚さ0.5
μmの第1脆性剥離層を形成した。
【0071】 (脆性剥離層形成用組成物) アクリル樹脂 30部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 メチルイソブチルケトン 20部
【0072】粘着層としては、下記の配合比からなる粘
着層形成用組成物がグラビア法により、乾燥温度110
℃、厚さ20μmで形成した。
着層形成用組成物がグラビア法により、乾燥温度110
℃、厚さ20μmで形成した。
【0073】 (粘着層形成用組成物) アクリル系粘着剤 30部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 50部
【0074】前記のような工程で製造したホログラム脆
性シールは、電子ビーム(EB)による回折格子(グレ
ーティング)パターンが文字の上にも再生された。ホロ
グラムを基材に貼着して、支持体を手掛かりにホログラ
ム脆性シールを剥がそうとしたところ、脆性剥離層から
剥離し、剥離面に剥離したホログラム及び印刷部の一部
が残り、貼り替え不可能な状態となった。
性シールは、電子ビーム(EB)による回折格子(グレ
ーティング)パターンが文字の上にも再生された。ホロ
グラムを基材に貼着して、支持体を手掛かりにホログラ
ム脆性シールを剥がそうとしたところ、脆性剥離層から
剥離し、剥離面に剥離したホログラム及び印刷部の一部
が残り、貼り替え不可能な状態となった。
【0075】〔実施例2〕ポリエチレンテレフタレート
フィルムからなる支持体に、下記の配合比からなる第2
脆性剥離層形成用組成物を全面ベタに覆うように印刷、
110℃で乾燥させ、厚さ1.5μmの第2脆性剥離層
を形成した。
フィルムからなる支持体に、下記の配合比からなる第2
脆性剥離層形成用組成物を全面ベタに覆うように印刷、
110℃で乾燥させ、厚さ1.5μmの第2脆性剥離層
を形成した。
【0076】 (第2脆性剥離層形成用組成物) アクリル樹脂 28部 ポリエステル樹脂 2部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 メチルイソブチルケトン 20部
【0077】次に、下記の配合比からなるホログラム形
成層用組成物をグラビアコート法により塗布、110℃
で乾燥させ、厚さ1.0μmのホログラム形成層を形成
した。他は実施例1と同様である。
成層用組成物をグラビアコート法により塗布、110℃
で乾燥させ、厚さ1.0μmのホログラム形成層を形成
した。他は実施例1と同様である。
【0078】 (ホログラム形成層用組成物) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 25部 ウレタン樹脂 10部 メチルエチルケトン 70部 トルエン 30部
【0079】前記のような工程で製造したホログラム脆
性シールは、電子ビーム(EB)による回折格子(グレ
ーティング)パターンが文字の上にも再生された。ホロ
グラムを基材に貼着して、支持体を手掛かりにホログラ
ム脆性シールを剥がそうとしたところ、脆性剥離層から
剥離し、剥離面に剥離したホログラム及び印刷部の一部
が残り、貼り替え不可能な状態となった。
性シールは、電子ビーム(EB)による回折格子(グレ
ーティング)パターンが文字の上にも再生された。ホロ
グラムを基材に貼着して、支持体を手掛かりにホログラ
ム脆性シールを剥がそうとしたところ、脆性剥離層から
剥離し、剥離面に剥離したホログラム及び印刷部の一部
が残り、貼り替え不可能な状態となった。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
なる屈折率をもつ透過性薄膜層が印刷層の表示内容から
ホログラム形成層による表示内容を光学的に分離し、か
つ反射性薄膜層が透過性薄膜層及び印刷層を下側から覆
ってホログラム形成層による表示内容を見易くしている
ので、印刷層による印刷内容とホログラム形成層による
表示内容とを両者とも視認可能にして像を形成すること
により、偽造防止性を向上させることができる。
なる屈折率をもつ透過性薄膜層が印刷層の表示内容から
ホログラム形成層による表示内容を光学的に分離し、か
つ反射性薄膜層が透過性薄膜層及び印刷層を下側から覆
ってホログラム形成層による表示内容を見易くしている
ので、印刷層による印刷内容とホログラム形成層による
表示内容とを両者とも視認可能にして像を形成すること
により、偽造防止性を向上させることができる。
【0081】さらに、ホログラム脆性シールの貼着後、
シールの表面から見ても部分的な脆性効果をもたらす層
が反射性薄膜層の下に設けることによって、その存在の
認識を非常に困難とすることができず、かつ印刷画像及
びホログラム画像は剥離行為に対して、部分的に破壊さ
れることにより、より一層の不正防止性を向上させるこ
とができる。
シールの表面から見ても部分的な脆性効果をもたらす層
が反射性薄膜層の下に設けることによって、その存在の
認識を非常に困難とすることができず、かつ印刷画像及
びホログラム画像は剥離行為に対して、部分的に破壊さ
れることにより、より一層の不正防止性を向上させるこ
とができる。
【0082】また、アンカー層を介在させたことによ
り、透過性薄膜層及び反射性薄膜層の接着強度の向上を
図ることができる。さらに前記アンカー層を着色するこ
とにより、印刷層による表示内容を損ねることなく、ホ
ログラム形成層による表示内容の下地の色を変更できる
ので、装飾性を向上させることができる。さらにまた、
第2脆性剥離層を設けることにより支持体とホログラム
形成層の剥離が容易になり、ホログラム脆性シールの不
正防止性が向上する。
り、透過性薄膜層及び反射性薄膜層の接着強度の向上を
図ることができる。さらに前記アンカー層を着色するこ
とにより、印刷層による表示内容を損ねることなく、ホ
ログラム形成層による表示内容の下地の色を変更できる
ので、装飾性を向上させることができる。さらにまた、
第2脆性剥離層を設けることにより支持体とホログラム
形成層の剥離が容易になり、ホログラム脆性シールの不
正防止性が向上する。
【0083】
【図1】請求項1に係わるホログラム脆性シールの構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】請求項1乃至5に係わるホログラム脆性シール
の外観を示す平面図である。
の外観を示す平面図である。
【図3】請求項1に係わるホログラム脆性シールの剥離
前後の状態を示す断面図である。
前後の状態を示す断面図である。
【図4】請求項2に係わるホログラム脆性シールの構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】請求項3に係わるホログラム脆性シールの構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】請求項5に係わるホログラム脆性シールの構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】従来のホログラムシールの外観を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】図7とは別な従来のホログラムシールの外観を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図9】請求項5に係わるホログラム脆性シールの剥離
前後の状態を示す断面図である。
前後の状態を示す断面図である。
【図10】従来のホログラムシールの外観を示す平面図
である。
である。
1、2、3、4…ホログラム脆性シール、5、6…ホロ
グラムシール 11、21…支持体、12、22…ホログラム形成層 15、23…反射性薄膜層、13…透過性薄膜層、1
4、24…印刷層 16…脆性剥離層、17…粘着層、18,18b…アン
カー層 19…第2脆性剥離層、20…被貼着基材
グラムシール 11、21…支持体、12、22…ホログラム形成層 15、23…反射性薄膜層、13…透過性薄膜層、1
4、24…印刷層 16…脆性剥離層、17…粘着層、18,18b…アン
カー層 19…第2脆性剥離層、20…被貼着基材
Claims (5)
- 【請求項1】支持体と、ホログラムパターンを有するホ
ログラム形成層と、前記ホログラム形成層とは異なる屈
折率をもつ透過性薄膜層と、前記透過性薄膜層の少なく
とも一部を覆うように形成した印刷層と、反射性薄膜層
と、前記薄膜層を部分的に覆う脆性剥離層及び粘着層を
順次設けることを特徴とするホログラム脆性シール。 - 【請求項2】前記透過性薄膜層と前記反射性薄膜層との
間及び前記印刷層と前記反射性薄膜層との間に夫々アン
カー層を介在させることを特徴とする請求項1記載のホ
ログラム脆性シール。 - 【請求項3】前記アンカー層が透光性を有し、かつ着色
されていることを特徴とする請求項2記載のホログラム
脆性シール。 - 【請求項4】ホログラムパターンが、レーザ光再生ホロ
グラムパターンであることを特徴とする請求項1〜3何
れかに記載のホログラム脆性シール。 - 【請求項5】支持体とホログラム形成層間に、脆性剥離
層とは別に第2脆性剥離層を設けることを特徴とする請
求項1〜4何れかに記載のホログラム脆性シール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13142495A JPH08328455A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ホログラム脆性シール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13142495A JPH08328455A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ホログラム脆性シール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08328455A true JPH08328455A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15057645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13142495A Pending JPH08328455A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | ホログラム脆性シール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08328455A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276065A (ja) * | 1999-03-19 | 2000-10-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 光回折素子シール |
KR20020029805A (ko) * | 2000-10-14 | 2002-04-20 | 황건이 | 홀로그램 입자를 이용한 전사지 및 그 제조방법 |
JP2012153111A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付きフィルムの製造方法 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13142495A patent/JPH08328455A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000276065A (ja) * | 1999-03-19 | 2000-10-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 光回折素子シール |
KR20020029805A (ko) * | 2000-10-14 | 2002-04-20 | 황건이 | 홀로그램 입자를 이용한 전사지 및 그 제조방법 |
JP2012153111A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ホログラムパターン付きフィルム及びホログラムパターン付きフィルムの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040318 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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