JPH09244519A - ホログラム脆性シール - Google Patents
ホログラム脆性シールInfo
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- JPH09244519A JPH09244519A JP5182396A JP5182396A JPH09244519A JP H09244519 A JPH09244519 A JP H09244519A JP 5182396 A JP5182396 A JP 5182396A JP 5182396 A JP5182396 A JP 5182396A JP H09244519 A JPH09244519 A JP H09244519A
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Abstract
替えを防止することが可能であり、とくに部分的に脆性
破壊する層の存在を発見困難とし、層間剥離によって完
全に再生不可能となるホログラム脆性シールを提供す
る。 【解決手段】基材を部分的に表面処理し、基材面に接着
性の異なる領域(処理部分)を生成し、他の領域(非処
理部分)と、ホログラム形成層との接着に差を有する。
基材の屈折率、厚みに変化のない脆性パターンを付与す
ることが可能で、基材の平滑性が保て、形成されるホロ
グラム画像の外部からの見え方に、脆性パターンの影響
がないため、その存在を外部から視認することが極めて
困難となり、より装飾効果を減じることなく、高い偽造
防止性を有する。
Description
破壊されるホログラム画像を有するホログラム脆性シー
ルに係り、とくにホログラムシールの剥離・貼り換えな
どによる商品や物品の偽造、若しくは改竄、変造、すり
替え等の不正行為を発見しやすく、また不正行為を抑止
可能とする脆性ホログラムからなるホログラム脆性シー
ルに関する。
し得るホログラムの開発が進められ、このホログラムは
高度な製造技術を要するとともに様々な形態、例えばラ
ベル・シール、箔状に形成可能なことから、これを応用
し偽造防止手段、真偽判別手段としてビデオカセット、
コンパクトディスク、スポーツ用品、多様なブランド
品、コンピュータ装置に用いられるROMボード等の一
部にラベル、シール、箔状に加工したホログラムを貼着
して使用されている。このホログラムは、一見して本物
か否かが判り、しかも上述したように製造が困難である
ことから、広く利用されるようになってきた。このよう
なホログラムの一種としてレリーフホログラムがあり、
物体からの光の波面に相当する干渉縞を凹凸模様として
記録してなるもので、プレス技術により大量の複製が可
能である。
ホログラムは、上述のような物品に貼着された後に剥が
され、悪用されることがないように基材とホログラム
層、或いはこれらの間に設けられた剥離層と基材または
ホログラム層で剥離するようにし、被着物から故意に剥
離させた場合に少なくともホログラムの一部又は全体が
破壊され、貼着されたラベル、シール、箔等に何らかの
手が加えられたことが容易に判別できるようにしてなる
ものがあり、また実公平5−48210号公報に開示さ
れるホログラム脆性シールのように、基材とホログラム
形成層との間にパターン状の剥離層を形成しておき、こ
のホログラム脆性シールの貼着後、このホログラムを端
部から剥がそうとすると基材とホログラム形成層とが剥
離するものがある。
全面破壊型のホログラム脆性シールは、剥がし方によっ
てはホログラム層及び反射性薄膜層を破壊されることな
く、ホログラムシール全体を完全に剥離させてしまう可
能性がある。そのため、ホログラム層及び反射性薄膜層
自体を破壊する方法として後者の方法が有力であるが、
この方法ではホログラム脆性シールを貼着された状態で
見るとホログラム層及び反射性薄膜層の上にパターン状
の剥離層が設けられているため、そのパターンの存在を
目視により判別でき、ホログラムの再生画像の見え方に
影響を与えるだけでなく、偽造防止策の存在が明らかに
なってしまう問題を有する。
ログラムシールの貼り替えを防止することが可能であ
り、とくに部分的に脆性破壊する層の存在を発見困難と
し、層間剥離によって完全に再生不可能となるホログラ
ム脆性シールを提供することを目的とする。
すべくなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
透明性を有し、かつ部分的に表面処理を施し接着性を向
上させてなる基材に、ホログラムパターンを有するホロ
グラム形成層、反射性薄膜層、接着層を順次設けてなる
ホログラム脆性シールであり、ホログラム形成層と前記
基材の接着強度が、基材の表面処理部分が基材の非処理
部分より接着強度が大であることを特徴とするホログラ
ム脆性シールである。
のホログラム脆性シールにおいて、表面処理はコロナ処
理、オゾン処理、プラズマ処理、電子線照射処理、酸化
剤による表面の酸化処理のいずれかであることを特徴と
するホログラム脆性シールである。
のホログラム脆性シールにおいて、ホログラム形成層と
反射性薄膜層との間に、または反射性薄膜層と接着層と
の間に印刷部を設けてなることを特徴とするホログラム
脆性シールである。
3にいずれかに記載のホログラム脆性シールにおいて、
反射性薄膜層がホログラム形成層とは異なる屈折率を有
する透過性薄膜層からなることを特徴とするホログラム
脆性シールである。
のホログラム脆性シールにおいて、表面処理してなる部
分は文字・マーク・模様などホログラム脆性シールが剥
離状態にあったことを表す特定の情報であることを特徴
とするホログラム脆性シールである。
図面を用いて説明する。図1は本発明のホログラム脆性
シール1の構成を示す断面図であり、図2は基材にマス
クを積層した状態を示す平面図であり、図3は部分的な
表面処理を施した基材の状態を示す平面図であり、図4
は(a)が図1のホログラム脆性シールの本発明のホロ
グラム脆性シールを被着材10に貼付した状態を示す断
面図であり、(B)が図1のホログラム脆性シール1を
被着材10から剥離させた状態を示す断面図であり、図
4は他の実施例のホログラム脆性シール11の構成を示
す断面図である。
材2に部分的な表面処理を行い、その処理部分3を接着
性を向上させてなり、その面にホログラム形成層5が形
成されている。このホログラム形成層5は、基材2とは
反対側の面にホログラム画像が形成されたホログラム形
成面12を有しており、さらにこのホログラム形成面1
2には反射性薄膜層6が蒸着、スパッタリング等により
形成されている。なお、ホログラム形成層5の表面に形
成されるホログラムパターンは、公知の種々のホログラ
ムを用いることができる。例えばレリーフ型ホログラム
は、それを構成する微細な凹凸パターンが形成されたニ
ッケル製のプレス版をホログラム形成層5上に加熱押圧
することにより形成することが可能であり、あるいはま
た微細な凹凸パターンが形成された金型内に樹脂を充填
し形成することが可能である。さらに、他の種類のホロ
グラムとしては、レインボーホログラムや二光束干渉も
しくは電子ビーム(EB)による回折格子(グレーティ
ング)からなる微細凹凸形状を有するグレーティングホ
ログラム等が適用可能である。さらに反射性薄膜層6上
には接着層7が形成されている。
透明なポリエチレンテレフタレートフィルムである。他
にポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、
ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、
天然樹脂、紙、合成紙などを単独で又は組合わせた複合
体が使用可能であり、また透明或いはホログラムの認識
を阻害しない程度の半透明のものを用いることができ、
本発明のホログラム脆性シールの用途や使用環境などに
応じて適宜選択することができる。
理、プラズマ処理、電子線照射処理、酸化剤による表面
の酸化処理等のいずれかから選択され、これらの処理の
うち、基材2の表面の改質処理では、基材2の表面に、
−OH、=Oなどの官能基を付与し、これにより基材表
面の表面張力を促し、塗れ性、接着力が向上するもので
ある。また多孔化、粗面化などの表面処理によっても接
着性を非処理面と異なるようにすることができる。この
ような表面処理は接着面、すなわち基材の処理部分とホ
ログラム形成層との接着力が、非処理部分とホログラム
形成層との接着力よりも大きく、かつホログラム脆性シ
ールの接着層と被着材との接着力よりも大きいことが望
ましく、脆性シールとしての機能を満たすには、基材、
ホログラム形成層、接着剤の材質、特性にもよるが、塗
れ指数として50dyn/cm以上、もしくは非処理部
分と処理部分との塗れ指数の差が10dyn/cm以上
であることが好ましい。
で示すような基材2面に接着性の異なる領域(処理部分
3)が生成されるため、この領域は他の領域(非処理部
分4)とホログラム形成層5との接着強度に差を生ず
る。この処理部分3はシールを被貼着材から剥離させた
ときに文字・マークなどのメッセージ・情報を表すよう
に設けることもでき、その形状は任意であるが、ホログ
ラム脆性シールを不正に剥離した状態であることが明確
に判別できるようにすることが必要である。このように
図2に示すように、基材2に処理部分3に相当する形状
のパターン状に孔を設けたマスク9を基材2上に載置
し、このマスク9を介して、例えばコロナ放電によりコ
ロナ処理(出力200w/m2 ,速度10m/min)
を行い、基材2面に接着性の異なる領域(処理部分3)
を生成した。この処理部分3は、基材2が、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)樹脂である場合に
は、その表面の塗れ指数が54dyn/cmで、非処理
部分4は38dyn/cmであることから、塗れ性が向
上したことが確認できる。この処理により塗れ指数50
dyne/cm以上に改質されることが望ましい。
ンテレフタレート(PET)樹脂の他に、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル
酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂などが
あり、図3に示すようにシート又はフィルムに基材2の
処理部分3に相当する形状のパターン状に孔を設けてな
るものである。なお、上記以外で、処理部分3に適した
表面物性となるように基材2の部分的な表面処理が可能
な手法であれば用いることができる。
ーフ型ホログラムとする場合には、エンボス成型性が良
好であり、プレスムラが生じ難く、明るい再生像が得ら
れ、基材2との剥離性が良好であり、かつ基材2の処理
部分3との接着性(剥離し難い)が良好である樹脂が要
求され、以下の配合比からなる組成物が部分的に表面処
理された基材2面上にグラビアコーティング法により塗
布され、乾燥温度100℃、厚さ1.0μmで形成され
る。 ○ホログラム形成層構成材料 アクリル樹脂 …20部 メチルエチルケトン …40部 トルエン …40部 さらにホログラム形成層5のホログラム形成面12は、
ホログラム画像を形成したプレス版の版面温度を130
℃として、上記の組成物からなるホログラム形成層5に
対して加熱押圧(プレス加工)することにより形成され
る。
塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹
脂、セルロース樹脂、塩素化プロピレン樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂
などの熱可塑性樹脂とこれらにオイルシリコン、脂肪族
アミド、ステアリン酸亜鉛を添加したものがある。また
不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポ
リオール(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アク
リレート、トリアジン(メタ)アクリレートなどの熱硬
化性樹脂あるいはこれらの混合物、さらにはラジカル重
合性不飽和基を有する熱成型性材料などが使用可能であ
り、また、上記以外のものでも、ホログラム画像を形成
可能な安定性を有する材料であれば使用可能である。
あり、厚さ100nmのAlが真空蒸着法等の公知の形
成手段により形成される。他に反射性薄膜層6には銀、
金、スズ、窒化チタン(TiNx)等の光反射性に優れ
た薄膜が使用可能であり、厚さ10〜1000nmであ
る。また、反射性薄膜層6は透過性薄膜層とすることも
可能である。すなわち、反射性薄膜に透明性を有する反
射性薄膜としてホログラム形成層とは異なる屈折率を有
する透過性薄膜層を設けたものである。この透過性薄膜
層は、光透過性を示すとともにホログラム形成層との屈
折率差から界面での光反射を生じ、ホログラム形成面1
2のホログラム画像の再生に利用されている。例えば、
厚さ50nmのZnSからなる薄膜層として真空蒸着法
等の蒸着手段により形成される。これによれば、ホログ
ラムの剥離による脆性破壊と、ホログラムの再生が被貼
着体の下地のデザイン、模様、文字等の画像や色などと
ともに基材2から目視することができ、一層装飾性の向
上を図ることができる。
形成層(屈折率n=1.3〜1.6)2よりも屈折率の
高いことが装飾性の向上に好ましく、例えば次の表1に
示す無機材料が使用可能である。
方法としては、真空蒸着法の他にスパッタリング法、イ
オンプレーティング法等の成膜手段が適用可能であり、
膜厚としては10nm〜1000nmの範囲にあること
が好ましい。
組成物がグラビア法により、乾燥温度110℃、厚さ2
0μmで形成される。 アクリル系粘着剤 …30部 メチルエチルケトン …35部 トルエン …35部 なお、接着層7としては、他にも、反射性薄膜層5を変
質させたり冒すものでなければ、通常用いられるもので
よく、接着成分としては、ブチルゴム系、天然ゴム系、
シリコン系、ポリイソブチル系、が挙げられるがその限
りでは無い。また、アルキルメタクリレート、ビニルエ
ステル、アクリルニトリル、スチレン、ビニルモノマー
等が挙げられる凝集成分、不飽和カルボン酸、ヒドロキ
シル基含有モノマー、アクリルニトリル等に代表される
改質成分や重合開始剤、可塑剤、硬化剤、硬化促進剤、
酸化防止剤等の添加剤を必要に応じて添加できる。
ーボネートやABS等からなるプラスチックカードの被
着材10の表面に貼着した状態(a)と被着材10から
ホログラム脆性シール1を強制的に剥離させたときにホ
ログラム脆性シール1が破壊される様子(b)を模式的
に示したものである。これによれば、ホログラム形成層
3が基材2の表面処理を施した処理部分3からは剥離せ
ず、非処理部分4から剥離するため、上記したようにホ
ログラム脆性シール1が強制的に剥離されたことが一目
で判り、被着材10の剥離面に剥離されたホログラム形
成層5、反射性薄膜層6の一部が残り、ホログラム脆性
シール1は再生不可能な状態となる。このため、剥離
後、元に戻すことは困難となり不正行為の発見が容易と
なり、またその抑止効果も有する。
が、各図中の同一構成の箇所については、同一の番号を
使用した。図5は本発明の他の実施例によるホログラム
脆性シール11であり、ホログラム形成層5と反射性薄
膜層6の間に印刷部8を形成したものであり、ホログラ
ム脆性シール11の上面から印刷部8を視認できるもの
である。この印刷部8は、例えば以下の配合比からなる
インキ組成物がグラビア印刷法により、乾燥温度110
℃、厚さ1.0μmで形成される。 ポリエステル樹脂 …25部 カーボンブラック … 8部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部
印刷したものであり、ホログラム脆性シールの用途に応
じて、任意に設けることができる。印刷方式としては、
グラビア印刷の他に、オフセットやシルクスクリーン印
刷等の方法がある。
する反射性薄膜層6を用いる場合には、反射性薄膜層6
の下層に設けることができる。また、ホログラム脆性シ
ールに設けることなく、被着材10の貼付面に印刷を施
すようにしてもよい。
をコロナ処理、オゾン処理、プラズマ処理、電子線照射
処理、酸化剤による表面の酸化処理等による表面処理を
行うことで、基材面に接着性の異なる領域(処理部分)
が生成されるため、他の領域(非処理部分)とは、ホロ
グラム形成層との接着に差を有する。この処理部分と非
処理部分により基材の屈折率、厚みに変化のない脆性パ
ターンを付与することが可能で、基材の平滑性が保て、
形成されるホログラム画像の外部からの見え方に、脆性
パターンは影響を与えることがなく、かつ脆性パターン
の存在を外部から視認することが極めて困難となり、よ
り装飾効果を減じることなく、高い偽造防止性を有す
る。
ールの装飾性を高める効果があるのに加えて、剥離によ
りホログラムと同様に部分的に破壊されるため、偽造防
止性が向上する。
は異なる屈折率を有する透過性薄膜層とすることによっ
て被貼着物の下地のデザイン、模様、文字等の画像や色
などを損なうことなく、一層装飾性の向上を図ることが
できるとともに高い偽造防止を有する。
に説明する。
レフタレート(PET)樹脂フィルムを基材とし、これ
に○形状の孔をパターン状に複数個形成したポリエチレ
ンテレフタレート(PET)樹脂フィルムからなるマス
クを積層し、コロナ処理装置を用いて、出力200W/
m2 ,速度10m/minの処理条件により、基材表面
に放電照射しコロナ処理を行った。これにより、基材の
処理部分の塗れ指数は54dyne/cmであり、基材
のマスクされた非処理部分の塗れ指数は38dyne/
cmとなり、塗れ性が向上した。この表面処理を部分的
に施した基材面に下記の組成からなる構成材料をグラビ
アコーティング法により塗布し乾燥温度100℃で、厚
さ1.0μmのホログラム形成層を設けた。さらにその
表面にレリーフ型ホログラムを構成する微細な凹凸パタ
ーンが形成されたニッケル製のプレス版を用いて加熱押
圧(130℃、4kg/m2 )することによりホログラ
ムパターンを形成した。 ○ホログラム形成層構成材料 アクリル樹脂 …20部 メチルエチルケトン …40部 トルエン …40部
2.3)を真空蒸着法により膜厚50nmに形成した。
この反射性薄膜層上に下記組成からなる接着材料をグラ
ビアコーティング法により塗布し接着層を形成し、ホロ
グラム脆性シールを作製した。
シールを塩化ビニルシートからなる被着材に貼着し、5
0mm幅、300mm/minにおいて180度剥離の
測定条件により、各層における剥離強度を測定した。そ
の結果を表2に示す。
強度が大きく、被着材に貼着したホログラム脆性シール
を剥離した場合には、各層の剥離強度の違いから生じる
層間剥離により、図4に示すようなホログラム脆性シー
ルが破壊されるものである。基材の表面処理により部分
的に接着性を改善することにより、各層間における剥離
強度が異なるようにし、剥離時に異なる層間で剥離が生
じるため、ホログラム脆性シールの再生を極めて困難と
することができる。
ログラム脆性シールを貼着した後に、剥離する場合、基
材の表面処理を行った処理部分と表面処理を行わない非
処理部分との剥離強度に差を有し、接着層との接着力の
差から脆性パターンの通りにホログラム脆性シールの層
間剥離が生じるため、ホログラム脆性シールが破壊され
る。また、このホログラム脆性シールを表側から見て
も、部分的な剥離効果をもたらす脆性パターンが基材の
表面処理により形成されるため、その存在の目視による
確認が非常に困難であることから、不正防止効果および
装飾効果を向上させることができる。
は異なる屈折率を有する透過性薄膜層とすることによっ
て被着材の下地のデザイン、模様、文字等の画像や色な
どを損なうことなく、一層の装飾効果を向上を図ること
ができる。
性を高めることができ、かつ剥離行為に対して、ホログ
ラムと同じく部分的に破壊されることにより、より一層
の不正防止効果を向上させることができる。
を示す断面図である。
る。
面図である。
のホログラム脆性シールを被着材10に貼付した状態を
示す断面図であり、(B)は図1のホログラム脆性シー
ル1を被着材10から剥離させた状態を示す断面図であ
る。
を示す断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】透明性を有し、かつ部分的に表面処理を施
し接着性を向上させてなる基材に、ホログラムパターン
を有するホログラム形成層、反射性薄膜層、接着層を順
次設けてなるホログラム脆性シールであり、前記ホログ
ラム形成層と前記基材の接着強度が、基材の表面処理部
分が基材の非処理部分より接着強度が大であることを特
徴とするホログラム脆性シール。 - 【請求項2】前記表面処理はコロナ処理、オゾン処理、
プラズマ処理、電子線照射処理、酸化剤による表面の酸
化処理のいずれかであることを特徴とする請求項1に記
載のホログラム脆性シール。 - 【請求項3】前記ホログラム形成層と前記反射性薄膜層
との間に、または前記反射性薄膜層と前記接着層との間
に印刷部を設けてなることを特徴とする請求項1にホロ
グラム脆性シール。 - 【請求項4】前記反射性薄膜層が前記ホログラム形成層
とは異なる屈折率を有する透過性薄膜層からなることを
特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載のホログ
ラム脆性シール。 - 【請求項5】前記表面処理してなる部分は文字・マーク
・模様などホログラム脆性シールが剥離状態にあったこ
とを表す特定の情報であることを特徴とする請求項1に
ホログラム脆性シール。
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