JP2011108994A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタの距離に依存したばらつきに対して、電流源の出力電流誤差を均一にする事ができる、レイアウト構成の半導体装置の提供。
【解決手段】第1の電流源を構成するトランジスタAと、第1の電流源の電流を基準とした第2の電流源を構成する複数のMOSトランジスタBを備えたカレントミラー回路のレイアウトとして、MOSトランジスタAの周囲に、MOSトランジスタBを均等に配置し、入力電流端子及び出力電流端子から、MOSトランジスタA、複数のトランジスタBの同一の端子への配線に関して、それらの特性(寄生抵抗容量)を該配線間で均等化させるレイアウトを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、電流源等に適用して好適な配置・配線構造を備えた半導体装置に関する。
半導体装置のばらつきの発生要因として、例えば製造ばらつき、動作時の環境ばらつき、ツール誤差等がある。このうち製造ばらつきとしては、例えばマスクの近接効果補正(OPC:Optical Proximity Correction)、リソグラフィーのずれやエッチング、CMP(Chemical Mechanical Polishing)のむら等がある。また、動作時の環境ばらつきには、例えば電源電圧のばらつきや温度ばらつき等がある。ツール誤差には、例えばEDA(Electronic Design Automation)ツールなどによる測定誤差等がある。
近時、半導体微細プロセスの進展によるトランジスタの寸法の縮小により製造ばらつき等が回路特性に与える影響が顕在化し、このため、半導体装置のばらつきの低減を図るレイアウトが各種提案されている。このうち、製造プロセスのばらつきによる、電流源の電流値の誤差を電流源セルの配置レイアウトを工夫することにより低減し、線形性を向上させる電流源セル配置構造が、例えば特許文献1に開示されている。
この特許文献1には、電流源セルがマトリクス配置された電流源セルマトリクスの各電流源セルを複数組み合わせて所要電流量を有する定電流源を構成する電流源セル配置構造において、プロセスばらつき等、一定の傾向を持ったばらつきにより、電流源セルマトリクス両端において、各電流源の電流値が大きく異なってしまい、線形性が得られないという課題に対して、電流源セルマトリクスをマトリクス配列の中心に対して、対称配置される複数ブロックに分割し、定電流源が各ブロックから行又は列方向に選択された等数の電流源セルの組み合わせからなる構成が開示されている。特許文献1において、マトリクス配列の中心の電流源セルは、特許文献1の図5に示されるように、ノンアクティブ(不使用)とされるか、あるいは特許文献1の図7に示されるように削除される。なお、この特許文献1には、基準素子を備えたカレントミラー構成のばらつきへの対策は開示されていない。
特許文献2には、電流源セルがマトリクス配置された電流源セル配置構造において、電流源セルの出力電流に山状あるいは谷状のばらつきがあっても、ばらつきを低減するような電流源セル同士を組み合わせることでばらつきをなくし、配線抵抗によるIRドロップによるばらつきもほとんど解消するようにした構成が開示されている。
特許文献3には、カレントモードロジック(CML)論理回路を構成する素子を配置した機能セルの構造として、セル中心点に対して90°毎に回転対称になるように、該素子を配置した十文字型構造、あるいは、セル中心を通るX軸、Y軸に対して線対称に折り返して配置した十文字型構造を有する半導体集積回路が開示されている。
以下では、電流源として、第1の電流源に流れる第1の電流に対応した第2の電流(ミラー電流)を出力する第2の電流源を備えたカレントミラーについて説明する。図1には、よく知られたカレントミラーの回路構成が示されている。図1を参照すると、ソースが電源VSSに接続されたMOSトランジスタM1、M2のゲートが共通接続され、MOSトランジスタM1のドレインとゲートが接続されている。MOSトランジスタM1のドレイン・ソース電圧(VGS1)が閾値電圧VTHよりも高く、ドレイン・ゲート間電圧(VDG1)が0Vであるため、MOSトランジスタM1は常に飽和領域で動作し、MOSトランジスタM2のドレイン・ソース間電圧(VDS2)がVGS1−VTH1よりも大きい場合、MOSトランジスタM1、M2はともに飽和領域で動作する。飽和領域におけるMOSトランジスタのドレイン・ソース間電流IDSは以下で与えられる。
Figure 2011108994
・・・(1−1)
ただし、VGSはゲート・ソース間電圧、VTHは閾値電圧、VDSはドレイン・ソース間電圧、λはチャネル長変調係数、βは利得係数である。βはμをチャネル移動度、Coxを単位面積のゲート容量、Wをチャネル幅、Lをチャネル長として、次式(1−2)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(1−2)
式(1−1)で与えられるMOSトランジスタM1とM2のドレイン・ソース間電流IをIIN、IOUT、としてIOUT/IINによりマッチング精度が求まる。

Figure 2011108994
・・・(2)
MOSトランジスタM1、M2のゲート・ソース間電圧VGS1、VGS2、閾値電圧VTH1、VTH2、ドレイン・ソース間電圧VDS1、VDS2、チャネル長変調係数λ、λを等しいもとのした場合(あるいはチャネル長変調効果を無視した場合)、入力電流IINと出力電流IOUTの比(電流利得)は、次式(3)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(3)
MOSトランジスタM1、M2のW/Lが互いに等しい場合、IIN=IOUTとなる。入力電流IINと出力電流IOUTの電流比を1:Nにする場合、例えばMOSトランジスタM1とWが同一のMOSトランジスタM2をN個並列に接続する。
カレントミラーを構成するMOSトランジスタの特性のばらつきについて、例えば、ガウス雑音等に対応するばらつき(非特許文献1では、「局所ばらつき」と呼んでいる)と、位置によるばらつき成分(非特許文献1では、「大域ばらつき」と呼んでいる)に分けて考察される。以下、非特許文献1の記載に基づき、トランジスタのばらつきを概説しておく。なお、以下では、あくまでも説明の便宜上、非特許文献1等に記載されたばらつきモデルを参照して説明を行うが、非特許文献1に記載されたばらつきモデル以外のばらつきモデル等を排除するものでないことは勿論である。
トランジスタの回路特性Pについて、基準となる原点(0,0)のトランジスタMの特性Pに対して、(Δx,Δy)のトランジスタMの特性Pは一次のモデルとして、式(4)で与えられる。すなわち、特性Pのばらつき(式(4)のバーは平均を示す)はトランジスタMの特性Pに対してその位置(Δx,Δy)によって決定される(非特許文献1の第26頁、式(2.8))。
Figure 2011108994

・・・(4)
入力電流IINを入力するMOSトランジスタ(図1のM1)と出力電流IOUTを出力するMOSトランジスタ(図1のM2)を含むカレントミラーの出力電流誤差は、次式(5)のように、MOSトランジスタの寸法WLとトランジスタ間距離(Δx)により表される(非特許文献1の第40頁、式(2.46))。
Figure 2011108994

Figure 2011108994
・・・(5)
(5)式において、右辺第1項におけるrandは標準正規分布を表し、AΔIはばらつきモデルのパラメータである。(5)式の第1項は、ガウス雑音の局所ばらつきに対応し、第2項は、距離に依存したばらつき(大域ばらつき)に対応する。トランジスタのサイズ(ゲート寸法)WLが大きくなると、局所ばらつきは小さくなる。逆に、トランジスタのゲート寸法が小さくなるほど、局所ばらつきは大きくなる。
(5)式の第2項から、カレントミラーの出力電流誤差の距離に依存したばらつき成分は、カレントミラーを構成するMOSトランジスタ(図1のM1、M2)の中心間の距離(Δx)に比例する。すなわち、トランジスタの距離が離れるほど、出力電流誤差は異なったものとなる。トランジスタの出力電流誤差((IOUT−IIN)/IIN)以外の特性qについても、(5)式と同様にして、その比精度(トランジスタの特性の一致具合を示す指標、「相対精度」ともいう)Δqは、次式(6)のように、トランジスタのゲート寸法WLとトランジスタ間距離Δxにより表される(非特許文献1の第41頁の式(2.54))。

Figure 2011108994
・・・(6)
(6)式の第1項の局所ばらつきは、トランジスタの特性の変動幅がトランジスタのゲート寸法(WL)で決定されることを表している。
カレントミラーのトランジスタの配置として、2つの出力側のトランジスタB−1、B−2を並列に一列に配置する構成を図2に示す。図2(A)は回路図、図2(B)はレイアウト図である。図2(A)に示すように、MOSトランジスタA、B−1、B−2のソースは電源VSSに接続され、ゲートが共通接続され、MOSトランジスタAのドレインとゲートが接続されている。
図2(B)において、「A」、「B−1」、「B−2」の矩形領域は、トランジスタA、B−1、B−2のゲート(電極)を示し、短辺がゲート長(チャネル長)L、拡散層の幅に対応する長辺がゲート幅(チャネル幅)Wに対応し、ゲートの両側の四角は拡散層(ドレイン、ソース)上のメタル配線(1層)を表し、四角はコンタクト(コンタクトホール、プラグ)を示す。トランジスタB−1、B−2はトランジスタAと同一の単位セル構造からなり、ゲートサイズであるチャネル幅(W)、チャネル長(L)等の回路パラメータは互いに同一とする。トランジスタB−1、B−2の出力電流(ドレイン電流)の和はトランジスタAの入力電流の2倍となる。
図2(B)において、トランジスタAとトランジスタB−1のチャネル方向のトランジスタ間距離(ゲート中心間の距離)をΔxとすると、トランジスタAとトランジスタB−2のトランジスタ間距離は2Δxとなり、式(5)から、トランジスタAとトランジスタB−2の出力電流誤差の距離に依存したばらつきの差は、トランジスタAとトランジスタB−1の出力電流誤差の距離に依存したばらつきの差のほぼ2倍となる。
なお、カレントミラーにおいて、図2(B)のように、トランジスタB−1、B−2を並列配置する構成以外にも、種々のものが提案されている(非特許文献1、非特許文献2、3)。例えば対となるトランジスタを2分割し、それぞれ対角の位置に配置したレイアウト(コモンセントロイド)をはじめとする点対称型レイアウト、トランジスタを平行に配置したものやトランジスタを折り返して平行に配置した線対称型レイアウト等に分けることができる。このうち、点対称型トランジスタ対は大域ばらつきの影響を受けないものとされている。
特開2002−009247号公報 特開2007−158166号公報 特許第3169883号公報
「集積回路における性能ばらつき解析に関する研究」、岡田健一、<インターネットURL:http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/59292/1/D_Okada_Kenichi.pdf> H.Elzinga, "On the impact of spatial parametric variations on MOS transistor mismatch," Proceedings of IEEE International Conference of Microelectronic test Structures, Vol.9, pp.173-177, March 1996. J.Bastos, M.Steyert, B. Graindourze and W. Sansen, "Matching of MOS transistors with different layout styles," Proceedings of IEEE International Conference of Microelectronic test Structures, Vol.9, pp.17-18 March 1996.
上記したように、非特許文献1乃至3等に開示されたカレントミラーには、トランジスタ間の距離に依存したばらつきの影響を受けないようにしたカレントミラーが提案されている。本発明は、比精度(相対精度)が必要な電流源素子の出力電流誤差に対してそのばらつきを低減する配置・配線構造を備えた半導体装置を提供するものである。
本発明によれば、第1の電流源を構成する第1のトランジスタと、第1の電流源から生成される一つの第2の電流源又は複数の第2の電流源を構成する複数の第2のトランジスタと、を備え、複数の第2のトランジスタは、第1のトランジスタの周囲に配置され、複数の第2のトランジスタのうち同一な方向に配置される複数のトランジスタは、第1のトランジスタを中心に、互いに均等な距離に配置され、第1と第2のトランジスタは、互いに同一な電流供給能力を有する。また、本発明によれば、第1の電流源を構成する第1のトランジスタと、第1の電流源から生成される一つの第2の電流源又は複数の第2の電流源を構成する複数の第2のトランジスタと、を備え、複数の第2のトランジスタの少なくとも一部であり同一な方向に配置される複数のトランジスタは、第1のトランジスタを基準として第1のトランジスタの周囲を示す第1の枠の内に、第1のトランジスタを中心に、互いに均等な距離に配置され、第1と第2のトランジスタは、互いに同一な電流供給能力を有する。
本発明によれば、トランジスタの距離に依存したばらつきに対して、電流源の出力電流誤差を均一にできる。
カレントミラーの回路構成を示す図である。 カレントミラーの出力トランジスタを並列配置した回路とレイアウト構成を示す図(比較例;関連図)である。 本発明によるレイアウト構成の一例(実施形態1)を示す図である。 カレントミラーの出力トランジスタを並列配置した回路とレイアウト構成を示す図(比較例;関連図)である。 本発明によるレイアウト構成の一例(実施形態2)を示す図である。 図5の配線の一例を示す図である。 本発明によるレイアウト構成の別の例(実施形態3)を示す図である。 本発明によるレイアウト構成のさらに別の例(実施形態4)を示す図である。 本発明による図2(A)のパラメータが異なる回路を示す図である。 本発明による図9のレイアウト構成を示す図である。 本発明による図9の別のレイアウト構成を示す図である。 本発明によるカレントミラーの出力トランジスタを並列配置した回路を示す図である。 本発明による図12のレイアウト構成を示す図である。 本発明による図12の別のレイアウト構成を示す図である。 本発明によるカレントミラーの出力トランジスタを並列配置した回路を示す図である。 本発明による図15のレイアウト構成を示す図である。 本発明によるカレントミラーの出力トランジスタを並列配置した回路を示す図である。 本発明による図17のレイアウト構成を示す図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。本発明によれば、電流を入力する第1のトランジスタの配置位置を基準として、出力電流を与える複数のトランジスタを、第1のトランジスタの周囲に均等に配置する。また、前記複数のトランジスタにそれぞれ接続される複数の配線の特性(寄生容量、配線抵抗)が、配線間で均等化する配線構造を備えている。例えば、第1の電流源を構成するトランジスタAと、第1の電流源の電流を基準とした第2の電流源を構成する複数のMOSトランジスタBを備えた半導体装置のレイアウトとして、MOSトランジスタAsの周囲に、MOSトランジスタBを均等に配置し、入力電流端子及び出力電流端子から、MOSトランジスタA、複数のトランジスタBの同一の端子への配線に関して、それらの特性(寄生抵抗容量)を該配線間で均等化させるレイアウトを有する。
<実施形態1>
図2(B)を参照して説明したレイアウトに対して、本発明によれば、例えば図3(実施形態1)に示すように、第1の電流源となるMOSトランジスタA(カレントミラーの入力側トランジスタ)を間に挟んで、チャネル長方向(便宜上、x軸とする)に沿って、その両側に、複数の第2の電流源となるMOSトランジスタB−1、B−2が、互いに等しいトランジスタ間距離(Δx)で並列に配置されている。図3においては、第1の電流源と複数の第2の電流源のそれぞれの電流利得は共に「1」である。第2の電流源の電流利得が「1」よりも大きな場合の本願の技術思想に従ったレイアウトは、後述する。
尚、図3の特徴を詳述すると、電流利得が「1」である第1の電流源(トランジスタA)に対して、それぞれが第1の電流源と同じ電流利得(「1」)である互いに独立した2個の第2の電流源(トランジスタB−1、B−2)を、入力側トランジスタAから、等距離に、同一方向(X軸方向)に配置している。
本実施形態においては、2つの第2の電流源をY軸方向に配置しても良い。
更に「トランジスタAを挟んでその両側に並列に配置」とは、「トランジスタAのチャネル領域(ゲート電圧によって電流が流れる反転領域)」を一つの基準点とし、多角形である該チャネル領域の形状(図3においては、Y軸方向に長方形なチャネル形状)を、一つの点として捉え、その点を中心に、その両側である周囲に、互いに独立した複数の第2の電流源(複数のトランジスタB)を対象に配置する、ことである。
よって、本発明の特徴の一つは、図3に示されるトランジスタAを基準(トランジスタAの反転チャネル領域を基点)として、トランジスタB−1、B−2のそれぞれが、Δxに対応する半径rの距離に配置される、ことである。その理由は、後述する図2(B)のレイアウトとの対比の説明において詳述される。
なお、図3において、MOSトランジスタB−1、B−2は、それぞれ、図2(B)と同様、MOSトランジスタAと同一ゲート幅W、同一ゲート長L、同一拡散層構成の単位セル構造からなる。尚、チャネル長方向とは、ドレインとソース端子間を流れる電流の方向を示し、MOSトランジスタのW/Lに対応するチャネル幅/チャネル長のうちチャネル長を示す。チャネル幅(W)は電流の総量に関連し、チャネル長(L)は単位面積当たりの電流量に関連する。尚、チャネル幅(W)をゲート幅(W)、チャネル長(L)をゲート長(L)と呼ぶ場合もある。更に、「反転チャネル領域」を単に「チャネル領域」と呼ぶことがある。
以下では、実施形態の説明を容易化するため、一例として、上記した非特許文献1等による、トランジスタ間距離に依存したばらつきモデル(1次モデル)を用いて解析を行うが、ばらつきの解析手法は、かかる手法に限定されるものでないことは勿論であり、また、以下の解析手法が、本発明を制限するものと解すべきでないことは勿論である。MOSトランジスタB−1の回路特性q(例えば出力電流誤差)のMOSトランジスタAに対するトランジスタ間距離Δxに依存したばらつき成分の差は、それぞれの局所ばらつき成分が等しいものとして式(6)から、

Figure 2011108994
・・・(7)
となる。
同様に、トランジスタB−2の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対するトランジスタ間距離Δxに依存したばらつき成分の差も局所ばらつき成分が等しいものとして、式(8)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(8)
本発明(図3)のMOSトランジスタB−2の回路特性q(出力電流誤差)とMOSトランジスタAに対するトランジスタ間距離に依存するばらつき成分(7)、(8)は、図2(B)のMOSトランジスタB−2よりも低減されている。
回路特性Pの分散σ(ΔP)は、局所ばらつきと、距離Dに関するばらつきSΔPの2乗和に基づき式(9)で計算される(非特許文献1の第29頁の式(2.25)、非特許文献2参照)。なお、式(9)は、式(5)又は式(6)の第1項の2乗と第2項の2乗の和に対応する。

Figure 2011108994
・・・(9)
図2(B)の構成の場合、距離Dの最大値は2Δxであり、式(9)から、トランジスタB−2の回路特性Pの分散σ(ΔP)には距離2Δxの2乗、すなわち4(Δx)に比例した項(SΔP4(Δx)が含まれることになる。これに対して、本発明(図3)によれば、トランジスタB−1、B−2の回路特性Pの分散σ(ΔP)には、(SΔP(Δx)が寄与するだけであり、回路特性のばらつきを抑えることができる。
なお、式(7)と(8)から、それぞれのばらつき成分の極性が異なり、大きさは同一であるため、MOSトランジスタB−1、B−2の出力電流の和をとり、電流利得を2とした場合、出力電流和において、ばらつきモデルの上で、MOSトランジスタB−1、B−2のそれぞれの出力電流誤差のトランジスタ間距離に依存するばらつき成分は、相殺されることになる。
<実施形態2>
<比較例>
図4(A)に、本発明の比較例を示す。図4(B)は、カレントミラーの回路構成を示す図である。図4(B)に示すように、カレントミラーの入力側のMOSトランジスタAのゲート幅W=5(ただし、5はある単位を基準とした値)に対して、出力側のMOSトランジスタのゲート幅をW=20とし、ゲート幅W=5の4つの出力トランジスタBが並列に配置される。出力側のMOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4と、基準となる入力側のMOSトランジスタAとの間のトランジスタ間距離はそれぞれΔx、2Δx、3Δx、4Δxとなる。したがってMOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対するトランジスタ間距離に依存したばらつき成分は、それぞれ、

Figure 2011108994

Figure 2011108994

Figure 2011108994

Figure 2011108994

・・・(10)
となり、Δx、2Δx、3Δx、4Δxに比例した値となる。
図5(実施形態2)は、本発明によって、図4(B)の回路構成を実現したレイアウト構成を示す図である。図5に示すように、カレントミラーの入力側のMOSトランジスタAを中心に、MOSトランジスタAの四方に、MOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4が均等に配置されている。MOSトランジスタB−1、B−3はトランジスタAのチャネル長方向(x軸)に沿って、MOSトランジスタAを間に挟んで両側にトランジスタ間距離(Δx)が等しくなるように配置されている。MOSトランジスタB−2、B−4は、各ゲートがMOSトランジスタAのゲートと一直線に位置するように、その延長線上に、MOSトランジスタAを間に挟んで両側に、トランジスタ間距離(Δy)が等しくなるように配置されている。ここで、MOSトランジスタAのゲートの中心を原点とすると、トランジスタB−1、B−2、B−3、B−4のゲートの中心座標は、それぞれ(−Δx,0),(0,Δy),(0,+Δx),(0,−Δy)となる。なお、チャネル長方向をx軸とした場合のトランジスタ間距離(Δx)と、チャネル幅方向をy軸とした場合のトランジスタ間距離(Δy)は、単位セル領域のサイズ、MOSトランジスタのゲート寸法(WとL)等によって規定され、同一であってもよいことは勿論である。なお、Δx=Δyの場合、出力電流に対してのバラツキが同等となり電流供給先により等しい電流を供給できる。また、配線長もより等しい形状にできる。
次に本実施形態におけるばらつきについて解析する。以下では、実施形態の説明を容易化するため、一例として、上記した非特許文献1等による、トランジスタ間距離に依存したばらつきモデル(1次モデル)を用いて解析を行うが、ばらつきの解析手法は、かかる手法に限定されるものでないことは勿論であり、また、以下の解析手法が、本発明を制限するものと解すべきでないことは勿論である。
図5において、MOSトランジスタB−1の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対するトランジスタ間距離Δxに依存したばらつき成分は、式(7)で与えられ、Δxに比例した値となる。
MOSトランジスタB−2の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対するトランジスタ間距離Δyに依存したばらつき成分は、式(11)で与えられ、Δyに比例した値となる。

Figure 2011108994
・・・(11)
MOSトランジスタB−3の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対するトランジスタ間距離Δxに依存したばらつき成分は、式(8)で与えられ、Δxに比例した値となる。
MOSトランジスタB−4の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対するトランジスタ間距離Δyに依存したばらつき成分は、式(12)で与えられ、Δyに比例した値となる。

Figure 2011108994
・・・(12)
カレントミラーの出力側のトランジスタB−1、B−3の回路特性P(例えば出力電流誤差)の分散σ(ΔP)には、式(9)からS (Δx)が含まれる。また出力側のトランジスタB−2、B−4の回路特性Pの分散σ(ΔP)にはS (Δy)が含まれる。
これに対して、比較例の図4(A)の場合、MOSトランジスタAから最遠端のトランジスタB−4の回路特性P(例えば出力電流誤差)の分散σ(ΔP)には、式(9)からS (4Δx)が=16S (Δx)が含まれ、本実施形態のレイアウトにより、回路特性q(例えば出力電流誤差)のばらつきを特段に低減していることがわかる。
なお、式(7)と(8)は極性が異なり、大きさは同一であり、式(11)と(12)は極性が異なり、大きさは同一であるため、MOSトランジスタB−1、B−3とB−2、B−4の出力電流の和をとり、電流利得を4とした場合、これらのトランジスタの出力電流の和電流の誤差において、それぞれのトランジスタの出力電流誤差の距離に依存したばらつき成分は相殺されることになる。
なお、図5では、電流利得が4のカレントミラーにおいて、電流利得が1である第1の電流源(トランジスタA)に対して、それぞれが第1の電流源と同じ電流利得(=1)である4個の出力側のトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4を、入力側トランジスタAから、等距離に、90度毎の等間隔で配置している。4個の出力側のトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4で一つの電流源(第2の電流源)を形成している。本実施形態においては、N個の出力側のトランジスタBを入力側トランジスタAからそれぞれ等距離の位置に、互いに等間隔の角度で離間させ、同心円上あるいは正多角形の頂点に配置するようにしてもよい。
本実施形態においては、上記したような、MOSトランジスタAを中心にその周囲にMOSトランジスタBを対称に配置したレイアウト構造に対して、配線層の配線も配線長、電気的特性が均一化するような構成としている。
尚、より詳細には、「トランジスタAを中心に配置」とは、「トランジスタAのチャネル領域(ゲート電圧によって電流が流れる反転領域)」を示し、多角形である該チャネル領域の形状(図5においては、Y軸方向に長方形なチャネル形状)を、一つの点として捉え、その点を中心にその周囲にトランジスタBを対象に配置する、ことである。
多角形は、Y軸方向に線分が長い長方形とも言える。また、図5において、トランジスタB−1、B−2、B−3、B−4は、トランジスタAのチャネル領域から楕円の領域(楕円の線上)に配置されるとも言える。この楕円は、X軸方向に半径r1(=ΔX)、Y軸方向に半径r2(=ΔY)の形状で定義される。
図6は、本発明の一実施形態の配線構造を説明する図である。図6(A)は、図5のレイアウトに対する配線構造の一例を示す図であり、図6(B)はその回路構成を示す図である。カレントミラーの入力側のMOSトランジスタAのドレインとゲート、及び、出力側の4つのMOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4のゲートは、PIN_Aに接続され、出力側の4つのMOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4のドレインはPIN_Bに共通接続され、トランジスタA、B−1〜B−4のソースが電源VSSに接続されている。
図6(A)において、1−1〜1−5は1層目の配線層の配線、2−1〜2−5は2層目の配線層の配線、3−1〜3−6は3層目の配線層の配線、4−1〜4−5は2層目から1層目(又はゲート電極)へのスルーホール、5−1〜5−5は3層目から1層目のコンタクト部へのスルーホールである。
図6(A)を参照すると、PIN_Aはカレントミラーの入力電流端子であり、特に制限されないが、図6に示す例では、2層目の配線層の配線2−1に接続され、配線2−1は接続部2−6に接続され、接続部2−6から接続先のトランジスタに分岐している。すなわち、2層目の配線2−1に接続部2−6を介して接続された2層目の配線2−3はスルーホール4−1を介してMOSトランジスタAのゲート電極に接続されるとともにドレイン拡散層のコンタクト部に接続され、さらに、配線2−3はMOSトランジスタB−1の位置まで延在され、スルーホール4−2を介して、MOSトランジスタB−1のゲート電極と接続されている。接続部2−6から分岐している2層目の配線2−2、2−4、2−5は、それぞれスルーホール4−3、4−4、4−5を介してMOSトランジスタB−2、B−3、B−4のゲート電極に接続される。
端子PIN_Aに接続された配線2−1は、配線2−2〜2−5が直交して交差する十字付近に接続されている。特に制限されないが、図6では、配線2−1は、直交する配線2−3と2−5の間を斜めに(ほぼ45度の角度にて)、接続部2−6に接続されている。
PIN_Bはカレントミラーの出力電流端子であり、特に制限されないが、図6に示す例では、3層目の配線層の配線3−1に接続されている。3層目の配線層の配線3−1に接続部3−6で接続された3層目の配線3−2は、スルーホール5−1を介してトランジスタB−1のドレイン拡散層のコンタクト部と接続されている。配線3−1と接続部3−6で接続された3層目の配線層の配線3−3、3−4、3−6は、それぞれスルーホール5−2、5−3、5−4を介してトランジスタB−2、B−3、B−4のドレイン拡散層のコンタクト部に接続される。3層目の配線の接続部3−6において、配線3−1は、配線3−3〜3−5が直交して交差する十字付近に接続されている。端子PIN_Bに接続された配線3−1は、直交する配線3−2と3−4の間を斜めに(ほぼ45度の角度にて)接続部3−6に接続されている。
電源VSSに接続された3層目の配線3−6はスルーホール5−5を介して一層目の配線1−1に接続され、配線1−2、1−3、1−4、1−5、1−6を介してMOSトランジスタB−1、B−3、B−4、A、B−2のソースに接続される。
本実施形態(図6)においては、MOSトランジスタAとMOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4間を接続する配線については、特定の出力側トランジスタが他の出力側トランジスタと異なる配線抵抗(寄生抵抗)、配線容量(寄生容量)とならないように、入力端子PIN_Aに接続する配線を、同一の2層目の配線層に配線し、出力端子PIN_Bに接続する配線を同一の3層目の配線層に配線し、入力端子PIN_A、PIN_Bに接続する配線をそれぞれ十字接続部20−6、30−6に接続し、同一配線層の配線は、同一なスルーホール層/コンタクト層、同一のスルーホールの接続回数としている。よって、3つのトランジスタのうち、特定のトランジスタのみが、スルーホールの乗り換え(例えば、3層目の配線層の配線から2層目の配線層へは第1のスルーホールで接続し、2層目の配線層上を配線で別の箇所まで引き回し、当該別の箇所で2層目の配線層から1層目の配線層に別のスルーホール(第2のスルーホール)で接続するというように、別のスルーホールに接続すること)を無くしている。言い換えれば、本願特徴の一つは、トランジスタAに対して接続する複数のトランジスタ(B−1、B−2、B−3、B−4)に関して、複数のトランジスタのうちの特定のトランジスタのみが、その他のトランジスタと異なる配線長、異なるスルーホールタイプ、異なるスルーホール回数となることを抑止している。
本実施形態においては、MOSトランジスタB−1〜B−4のゲートに接続する2層目の配線2−2〜2−5を、端子PIN_Aへ接続するための2層目の配線2−1を、接続部2−6の十字交差部付近に接続することで、接続部2−6を端子PIN_Aに引き出すための配線2−1の負荷や電気長を、十字接続される各配線2−2〜2−5間で均等に分配するようにしている。これに対して、例えば配線2−1を配線2−3に接続した場合、配線2−3にのみ、配線2−1の負荷が見えることになり、他の配線2−2、2−4、2−5との間でアンバランスが生じる。
また、3層目の配線3−2〜3−5を、端子PIN_Bへ接続するための3層目の配線3−1を、接続部3−6の十字交差部付近に接続することで、端子PIN_Aへ接続するための2層目の配線3−1の長さ(負荷)を十字接続される各配線3−2〜3−5間で均等化している。
<実施形態3>
次に本発明のさらに別の実施形態を説明する。図7は、カレントミラーの入力側MOSトランジスタAの周囲に8個の出力側MOSトランジスタBを均等に配置したものである。入力側MOSトランジスタAのゲート幅W=5に対して出力側MOSトランジスタBのゲート幅W=40である。
図7を参照すると、MOSトランジスタAを中心としてトランジスタBを、行方向に等間隔に配置し、及び、列方向に等間隔に配置し、3行、3列トランジスタ配列を備えている。図7のレイアウトは、図5の4個の出力MOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4に対して、さらに、MOSトランジスタB−2を間に挟んでチャネル方向両側に2個のMOSトランジスタB−6、B−7が追加され、MOSトランジスタB−4を間に挟んでチャネル方向両側に2個のMOSトランジスタB−5、B−8が追加されている。
出力MOSトランジスタB−1とB−3は、第1の方向に配置される。出力MOSトランジスタB−2とB−4は、第2の方向に配置される。出力MOSトランジスタB−5とB−7は、第3の方向に配置される。出力MOSトランジスタB−6とB−7は、第4の方向に配置される。
MOSトランジスタAのゲートの中心を原点とすると、MOSトランジスタB−1〜B−8のゲート座標は、それぞれ(−Δx,0),(0,Δy),(0,+Δx),(0,−Δy),(−Δx,−Δy),(−Δx,+Δy),(Δx,Δy),(Δx,−Δy)となる。4個の出力MOSトランジスタB−1、B−2、B−3、B−4のトランジスタAに対するばらつきが低減されることは、前述した通りである。
次に本実施形態におけるばらつきについて解析する。以下では、実施形態の説明を容易化するため、一例として、上記した非特許文献1等による、トランジスタ間距離に依存したばらつきモデル(1次モデル)を用いて解析を行うが、ばらつきの解析手法は、かかる手法に限定されるものでないことは勿論であり、また、以下の解析手法が、本発明を制限するものと解すべきでないことは勿論である。MOSトランジスタB−5の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対する大域ばらつきは、1次モデルで、(13)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(13)
トランジスタB−6の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対する大域ばらつきは、1次モデルで、(14)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(14)
トランジスタB−7の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対する大域ばらつきは、1次モデルで、(15)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(15)
トランジスタB−8の回路特性q(例えば出力電流誤差)のトランジスタAに対する大域ばらつきは、1次モデルで、(16)で与えられる。

Figure 2011108994
・・・(16)
ここで、仮に、実施形態2の比較例である図4(A)に示した方式と同様にして、MOSトランジスタBを8個等間隔(Δx)に一列に並列配置した場合、MOSトランジスタAからチャネル長方向に直線上、最遠端に位置する8番目のトランジスタBの距離は8Δxに比例する。上式(9)から、最遠端の8番目のトランジスタの回路特性Pの分散σ(ΔP)には、S (8Δx)=64S (Δx)が含まれる。同様にi番目(i=〜7)のトランジスタの回路特性Pの分散σ(ΔP)にはS (iΔx)=i (Δx)が含まれる。
これに対して、図7(実施形態3)のレイアウトによれば、原点のトランジスタAに対してx軸上両側等しいトランジスタ間距離(Δx)に配置されたトランジスタB−1、B−3のトランジスタの回路特性Pの分散σ(ΔP)にはS (Δx)、y軸上両側に等しいトランジスタ間距離(Δy)に配置されたトランジスタB−2、B−4の回路特性Pの分散σ(ΔP)にはS (Δy)、斜め方向にトランジスタAを挟んで両側に配置されるトランジスタB−5とB−7、トランジスタB−6とB−8の回路特性Pの分散σ(ΔP)には、S {(Δx)+(Δy)}が含まれ、いずれも、一列に並列配置した場合の最遠端の8番目と較べて、ばらつきを大幅に低減している。一列に並列配置した場合の3番目乃至7番目のトランジスタと較べて、ばらつきを大幅に低減している。
また、本実施形態によれば、MOSトランジスタB−1〜B−8の出力電流の和をとった場合、ばらつきの一次モデルにおいて、それぞれの出力電流誤差の大域ばらつき成分は、x方向、y方向に関してともに相殺されることになる。
<実施形態4>
図8は、本発明のさらに別の実施形態の構成を示す図であり、カレントミラーの入力側トランジスタAの周囲に24個の出力トランジスタBを均等に配置したものである。入力側トランジスタAのゲート幅W=5に対して出力側トランジスタBのゲート幅W=120である(電流ゲイン=24)。図8を参照すると、MOSトランジスタAを中心としてトランジスタBを、行方向に等間隔に配置し、及び、列方向に等間隔に配置し、5行、5列トランジスタ配列を備えている。
図8のレイアウトにおいて、図7の8個のトランジスタB−1〜B−7の外周(第1の枠)に沿って16個のトランジスタBが第2の枠の沿ってx軸方向(チャネル長方向)にΔx、y軸方向にΔyで等間隔に配置されている。
第2の枠と前記第1の方向(図7)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが、第1の方向と同じ第5の方向に配置される。
第2の枠と前記第2の方向(図7)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが、第2の方向と同じ第6の方向に配置される。
第2の枠と前記第3の方向(図7)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが、第3の方向と同じ第7の方向に配置される。
第2の枠と前記第4の方向(図7)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが、第4の方向と同じ第8の方向に配置される。
加えて、第2の枠と第9の方向(図8)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが配置される。
第2の枠と第10の方向(図8)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが配置される。
第2の枠と第11の方向(図8)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが配置される。
第2の枠と第12の方向(図8)との2つの交点には、トランジスタAを挟んで2つのトランジスタBが配置される。トランジスタA,Bは同一の単位セル構造よりなる。
なお、ばらつきの低減のため、カレントミラーの入力側トランジスタAを中心に(N×N−1)個(図8ではN=5)の出力側トランジスタBを、上下、左右対称に配置して、N×Nのトランジスタ構成のカレントミラーとし、電流ゲインを(N×N−1)としているが、電流ゲインは(N×N−1)以外の値としてもよい。例えば、図8では、電流ゲインを24としたが、トランジスタBを一つ削減し電流ゲインを23としてもよい。この場合、トランジスタAとのばらつき成分の差が最も大きな最外周の4隅のトランジスタ(トランジスタAと(±2Δx、±2Δy)離れている)を1つ削減するようにしてもよい。
上記実施形態では、入力側のNMOSトランジスタAのドレインとゲートの接続ノードに出力側NMOSトランジスタBのゲートを共通に接続し、トランジスタBのドレインからシンク(吸込)電流を供給するカレントミラー回路を例に説明したが、トランジスタA、BをPMOSトランジスタで構成し、トランジスタBのドレインからソース(吐出)電流を出力する構成としてもよい。
さらに、MOSトランジスタM1、M2に対してダイオード接続されたMOSトランジスタと該MOSトランジスタにゲートが接続されたMOSトランジスタを縦積みしたカスコード・カレントミラーや、に対しても、適用可能であることは勿論である。あるいは、図1のトランジスタM1のドレインを不図示の抵抗Rを介して電源VDDに接続し、トランジスタM2のドレイン端子から基準電流IREF(=(VDD−VGS)/R)を出力する構成としてもよい。さらに、電流源回路(Current Source)として、ユニティゲインのカレントミラーを所望の動作点(入力電流=出力電流)に設定するスタートアップ回路を備えたブートストラップ電流源等に対しても、適用できることは勿論である。
上記実施形態では、複数のトランジスタBはトランジスタAと同一の単位セルを使い、トランジスタBのゲート寸法(ゲート長)等について、ローディング効果の影響(トランジスタのゲート寸法が素子自体の幅や近接した素子への距離に依存して設計値からのずれが生じる)について特に言及しなかったが、トランジスタBの回路特性の比精度を均一化するため、近接したパターンの幅を考慮して設計値から、製造後のゲート寸法を導出するようにしてもよい。
本発明によれば、カレントミラーを用いた電流源に限定されるものでなく、カレントミラーを用いた電圧源、差動回路等の増幅回路、信号処理回路に適用可能であることは勿論である。また、上記実施形態では、本発明をカレントミラー回路に適用した場合を例に説明したが、本発明の対象がこれに限定されるものではない。つまり、基準電流源の電流からその他の電流源を生成する回路であればよい。当業者ならば、本願の基本的技術思想により容易に理解できる。
更に、本発明の技術思想によれば、実施形態1〜実施形態4を組み合わせる事も有用である。例えば、実施形態1(図2(A)の回路図に対するレイアウト図3)において、
MOSトランジスタB−1とMOSトランジスタB−2のそれぞれのゲート幅Wが、MOSトランジスタAのゲート幅(W=5)の2倍(W=10)である図9の回路構成の場合、即ち、それぞれの電流ゲイン=2である場合、
図10のように、
2つのMOSトランジスタB−1、B−2を、MOSトランジスタAの第1の方向である両側(同一X軸上)に配置し、
2つのMOSトランジスタC−1、C−2を、MOSトランジスタAの第2の方向である両側(同一Y軸上)に配置しても良い。
ゲート幅が3倍以上である場合、X軸とY軸のそれぞれ間の角度方向であるZ軸(第3乃至第4の方向)に、更に展開すれば良い。
また、図11のように、2つのMOSトランジスタB−1、B−2と2つのMOSトランジスタC−1、C−2が、互いにトランジスタAから等しい距離(半径r3(=ΔX、ΔYのうち長い線分長を示す))に配置することもできる。
2つのMOSトランジスタB−1、B−2と2つのMOSトランジスタC−1、C−2とのいずれか一方が第1の方向であり、いずれか他方が第2の方向であることはいうまでもない。
また、第1の方向を絶対軸のX軸又はY軸に合わせることに何ら困難性はない。よって、図11は、比精度(相対精度)が必要な電流源素子の出力電流誤差に対してそのばらつきを低減する最も理想的な配置の一例である。当業者ならば、本願の基本的技術思想により容易に理解できる。
このように考えると、図10で示したレイアウトは、ΔXがΔYよりも短い長方形の第1枠(言い換えれば楕円枠)でることから、比較例としてあげた図2、図4よりも比精度(相対精度)が必要な電流源素子の出力電流誤差に対してそのばらつきを低減することができ、レイアウト全体の面積も効率的であることが分かる。
他方、図11で示したレイアウトは、比精度(相対精度)が必要な電流源素子の出力電流誤差に対してそのばらつきを低減する最も理想的な配置であることが分かる。
更に、本発明の技術思想によれば、実施形態1〜実施形態4を組み合わせる事も有用である。
例えば、実施形態1(図2(A)の回路図に対するレイアウト図3)において、
MOSトランジスタB−1とMOSトランジスタB−2のそれぞれのゲート幅Wが、MOSトランジスタAのゲート幅(W=5)の2倍(W=10)であり、且つ、
第3の出力MOSトランジスタDが加わり、出力MOSトランジスタDのゲート幅Wが、MOSトランジスタAのゲート幅(W=5)の4倍(W=20)である図12の回路構成の場合、即ち、それぞれの電流ゲイン=2又は4である場合、
図13に示すように、
2つのMOSトランジスタB−1、B−2をMOSトランジスタAの第1の方向である両側(同一X軸上)に配置し、
2つのMOSトランジスタC−1、C−2をMOSトランジスタAの第2の方向である両側(同一Y軸上)に配置し、更に、
2つのMOSトランジスタD−1、D−2を、MOSトランジスタAの第3の方向である両側に配置し、且つ、
2つのMOSトランジスタD−3、D−4をMOSトランジスタAの第4の方向である両側に配置しても良い。
尚、すべてのトランジスタB、CとDが、図14に示すように、互いにトランジスタAから等しい距離(半径r3(=ΔX、ΔY))に配置することもできる。
更に、本発明の技術思想によれば、実施形態1〜実施形態4を組み合わせる事も有用である。
例えば、実施形態1(図2(A)の回路図に対するレイアウト図3)において、
MOSトランジスタB−1とMOSトランジスタB−2のそれぞれのゲート幅Wが、MOSトランジスタAのゲート幅(W=5)の2倍(W=10)であり、且つ、
第3の出力MOSトランジスタDが加わり、出力MOSトランジスタDのゲート幅Wが、MOSトランジスタAのゲート幅(W=5)の2倍(W=10)である図15の回路構成の場合、即ち、それぞれの電流ゲイン=2である場合、
図16に示すように、
2つのMOSトランジスタB−1、B−2を、MOSトランジスタAの第1の方向である両側(同一X軸上)に配置し、
2つのMOSトランジスタC−1、C−2を、MOSトランジスタAの第2の方向である両側(同一Y軸上)に配置し、更に、
2つのMOSトランジスタD−1、D−2をMOSトランジスタAの第3の方向又は第4の方向である両側に配置しても良い。
尚、すべてのトランジスタB、CとDが、図14に示すように、互いにトランジスタAから等しい距離(半径r3)に配置することもできる。
尚、第3の方向又は第4の方向を第1の方向(X軸)と第2の方向(Y軸)の1/2である45度とすると、r3は√(ルート)2ΔYとなる。また、図6のように、楕円とすることも可能である。
更に、本発明の技術思想によれば、実施形態1〜実施形態4を組み合わせる事も有用である。
例えば、実施形態1(図2(A)の回路図に対するレイアウト図3)において、
MOSトランジスタB−1とMOSトランジスタB−2のそれぞれのゲート幅Wが、MOSトランジスタAのゲート幅(W=5)の8倍(W=40)である図17の回路構成の場合、即ち、それぞれの電流ゲイン=8である場合、
図18に示すように、
4つのMOSトランジスタB−1〜B−4を、MOSトランジスタAの第1の方向である両側(同一X軸上)に、それぞれ2つずつ、第1の枠と第2の枠に対応して配置し、
4つのMOSトランジスタB−5〜B−8を、MOSトランジスタAの第2の方向である両側(同一Y軸上)に、それぞれ2つずつ、第1の枠と第2の枠に対応して配置する。
他方、4つのMOSトランジスタC−1〜C−4を、MOSトランジスタAの第3の方向である両側に、それぞれ2つずつ、第1の枠と第2の枠に対応して配置し、
4つのMOSトランジスタC−5〜C−8を、MOSトランジスタAの第4の方向である両側に、それぞれ2つずつ、第1の枠と第2の枠に対応して配置する。
尚、第1の枠は図14で述べたr3の枠と同じ第1枠(真円)であり、第2の枠は、第1枠の外周である第2枠(真円)である。尚、第1と第2の枠は真円に限定されるものでなく例えば楕円であっても良い。
更に、第3と第4の方向と第1と第2の枠との夫々の交点に配置されるトランジスタ(C−1〜C−4、C−5〜C−8)は、第1と第2の枠上において、それぞれのトランジスタが配置される象限(第1〜第4象限)に属していれば、問題ない。
例えば、第1象限と第3象限に配置されるトランジスタC−3とC−4は、夫々対応する第2枠の線上に配置されれば良く、夫々のトランジスタAからの角度は問わない。これによって、レイアウトがフレキシブルになる。
更に、出力トランジスタB又はCのゲート幅(W)が増大する(例えば、トランジスタがB=40から50に増大する)場合には、図8の考え方に準じて、例えば図18において、
第2枠上でありトランジスタB−7とC−4との間、且つ、
第2枠上でありトランジスタB−3とC−3との間に、
それぞれ増大したトランジスタBに対応するトランジスタを追加すれば良い。
更に、第1象限、第2象限、第3象限、第4象限に、夫々いくつのトランジスタBとトランジスタCの個数を配置するかは任意である。
トランジスタAを中心(基準)にして、例えば第1象限に配置されるトランジスタBの個数、第3証言に配置されるトランジスタCの個数がバランス良く吊り合っていれば、比精度(相対精度)が必要な電流源素子の出力電流誤差に対してそのばらつきを低減することができる。第1象限と第3象限にそれぞれ配置されるトランジスタBとCの個数であっても良い。
更に、本願の技術は、様々なトランジスタの種類の構造、半導体基板の構造、トランジスタ等を接続する配線構造に適用できる。また、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)等の半導体製品全般に、本願の請求項が適用できる。また本願を適用したデバイスは、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)等の半導体装置に適用できる。また、トランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Eeffect Transistor;FET)であってもバイポーラ型トランジスタであっても良い。MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal−Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに適用できる。トランジスタ等の様々なFETに適用できる。FET以外のトランジスタであっても良い。また、Pチャンネル型のトランジスタ又はPMOSトランジスタは、第1導電型のトランジスタ、Nチャンネル型のトランジスタ又はNMOSトランジスタは、第2導電型のトランジスタの代表例である。更に、P型の半導体基板に限らず、N型の半導体基板であっても良いし、SOI(Silicon on Insulator)構造の半導体基板であっても、それ以外の半導体基板であっても良い。
なお、上記の特許文献、非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
以下、本発明で開示した内容を付記としてまとめて記載する。
付記1
第1の電流源を構成する第1のトランジスタと、
前記第1の電流源から生成される一つの第2の電流源又は複数の第2の電流源を構成する複数の第2のトランジスタと、を備え、
前記複数の第2のトランジスタは、前記第1のトランジスタの周囲に配置され、
前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向に配置される複数のトランジスタは、前記第1のトランジスタを中心に、互いに均等な距離に配置され、
前記第1と第2のトランジスタは、互いに同一な電流供給能力を有する、半導体装置。
付記2
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第3と第4のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、第1の方向に対称に配置される、付記1記載の半導体装置。
付記3
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第5と第6のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、前記第1の方向とは異なる第2の方向に対称に配置される、付記2記載の半導体装置。
付記4
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第7と第8のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、前記第1と第2の方向とは異なる第3の方向に対称に配置される、付記3記載の半導体装置。
付記5
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第9と第10のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、前記第1、第2及び第3の方向とは異なる第4の方向に対称に配置される、付記4記載の半導体装置。
付記6
前記第1のトランジスタから前記第3と第4のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第1の距離と、前記第1のトランジスタから前記第5と第6のトランジスタまでの距離を示す第2の距離とは、異なる距離である、付記3記載の半導体装置。
付記7
前記第1のトランジスタから前記第3と第4のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第1の距離、前記第1のトランジスタから前記第5と第6のトランジスタまでの距離を示す第2の距離及び前記第1のトランジスタから前記第7と第8のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第3の距離は、異なる距離である、付記4記載の半導体装置。
付記8
前記第1のトランジスタから前記第7と第8のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第3の距離と、前記第1のトランジスタから前記第9と第10のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第4の距離とは、同一な距離である、付記5記載の半導体装置。
付記9
前記第1のトランジスタから前記第3と第4のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第1の距離と、前記第1のトランジスタから前記第5と第6のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第2の距離とは、同一な距離である、付記3記載の半導体装置。
付記10
前記第1のトランジスタから前記第3と第4のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第1の距離、前記第1のトランジスタから前記第5と第6のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第2の距離及び前記第1のトランジスタから前記第7と第8のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第3の距離は、同一な距離である、付記4記載の半導体装置。
付記11
前記第1のトランジスタから前記第3と第4のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第1の距離、前記第1のトランジスタから前記第5と第6のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第2の距離、前記第1のトランジスタから前記第7と第8のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第3の距離及び前記第1のトランジスタから前記第7と第8のトランジスタまでのそれぞれの距離を示す第3の距離は、同一な距離である、付記3記載の半導体装置。
付記12
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第11と第12のトランジスタが、前記第1のトランジスタと前記第5乃至第10のトランジスタとを一つの領域とした第1領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一つの方向である第5の方向に対称に配置される、付記5記載の半導体装置。
付記13
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第13と第14のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一つの方向であり且つ前記第5の方向とは異なる第6の方向に対称に配置される、付記12記載の半導体装置。
付記14
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第15と第16のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一つの方向であり且つ前記第5と第6の方向とは異なる第7の方向に対称に配置される、付記13記載の半導体装置。
付記15
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第17と第18のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一つの方向であり且つ前記第5、第6及び第7の方向とは異なる第8の方向に対称に配置される、付記14記載の半導体装置。
付記16
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第19と第20のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第5乃至第8の方向とは異なる第9の方向に対称に配置される、付記15記載の半導体装置。
付記17
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第21と第22のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第5乃至第9の方向とは異なる第10の方向に対称に配置される、付記16記載の半導体装置。
付記18
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第23と第24のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第5乃至第10の方向とは異なる第11の方向に対称に配置される、付記17記載の半導体装置。
付記19
前記複数の第2のトランジスタに含まれる第25と第26のトランジスタが、前記第1の領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第5乃至第11の方向とは異なる第12の方向に対称に配置される、付記18記載の半導体装置。
付記20
前記複数の第2のトランジスタによって、前記一つの第2の電流源を構成する、付記1乃至19いずれか一に記載載の半導体装置。
付記21
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成する、付記1乃至19いずれか一に記載の半導体装置。
付記22
前記複数の第2の電流源に含まれる第3の電流源は、前記第1のトランジスタを基準にして第1の方向に対称に配置される前記所定の数の前記第2のトランジスタで構成する、付記21記載の半導体装置。
付記23
前記複数の第2の電流源に含まれる第4の電流源は、前記第1のトランジスタを基準にして前記第1の方向とは異なる第2の方向に対称に配置される前記所定の数の前記第2のトランジスタで構成する、付記22記載の半導体装置。
付記24
前記複数の第2の電流源に含まれる第5の電流源は、前記第1のトランジスタを基準にして前記第1と第2の方向とは異なる第3の方向に対称に配置される前記所定の数の前記第2のトランジスタで構成する、付記23記載の半導体装置。
付記25
前記複数の第2の電流源に含まれる第6の電流源は、前記第1のトランジスタを基準にして前記第1、第2及び第3の方向とは異なる第4の方向に対称に配置される前記所定の数の前記第2のトランジスタで構成する、付記24記載の半導体装置。
付記26
前記複数の第2の電流源は、前記第3乃至第5の電流源のうちいずれか2つの電流源で構成された一つの電流源と、前記第3乃至第5の電流源のうち残りの一つの電流源と、で構成する、付記24記載の半導体装置。
付記27
前記複数の第2の電流源は、前記第3乃至第6の電流源のうちいずれか3つの電流源で構成された一つの電流源と、前記第3乃至第6の電流源のうち残りの一つの電流源と、で構成する、付記25記載の半導体装置。
付記28
前記複数の第2の電流源は、前記第3乃至第6の電流源のうちいずれか2つの電流源で構成された一つの電流源と、前記第3乃至第6の電流源のうち残りのいずれか2つの電流源で構成された一つの電流源と、で構成する、付記25記載の半導体装置。
付記29
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記所定の数の前記第2のトランジスタは、前記第1のトランジスタを基準にして前記第1の方向と、前記第1の方向と直交する前記第2の方向とでそれぞれ区切られた第1乃至第4象限のうちのいずれかの象限に配置される、付記3乃至19いずれか一に記載の半導体装置。
付記30
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる第3の電流源は、前記第3のトランジスタであり、
前記複数の第2の電流源に含まれる第4の電流源は、前記第4のトランジスタである、付記2記載の半導体装置。
付記31
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3と第5のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第4と第6のトランジスタで構成する、付記3記載の半導体装置。
付記32
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3、第5及び第7のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第4、第6及び第8のトランジスタで構成する、付記4記載の半導体装置。
付記33
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3、第5、第7及び第9のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第4、第6、第8及び第10のトランジスタで構成する、付記5記載の半導体装置。
付記34
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3と第4のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第5と第6のトランジスタで構成する、付記3記載の半導体装置。
付記35
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3と第4のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第5と第6のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第5の電流源は、前記第7と第8のトランジスタで構成する、付記4記載の半導体装置。
付記36
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3、第4、及び第7のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第5、第6及び第8のトランジスタで構成する、付記4記載の半導体装置。
付記37
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3と第4のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第5と第6のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第5の電流源は、前記第7と第8のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第6の電流源は、前記第9と第10のトランジスタで構成する、付記5記載の半導体装置。
付記38
それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第3の電流源は、前記第3乃至第5のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第4の電流源は、前記第6から第8のトランジスタで構成し、
前記複数の第2の電流源に含まれる前記第5の電流源は、前記第9と第10のトランジスタで構成する、付記5記載の半導体装置。
付記39
前記第1のトランジスタと前記複数の第2のトランジスタは、それらすべてのチャネル長が、同一な方向である、付記1記載の半導体装置。
付記40
前記第1のトランジスタと前記複数の第2のトランジスタは、それらすべての電流が流れる方向が、同一な方向である、付記39記載の半導体装置。
付記41
第1のノードから、前記複数の第2のトランジスタの所定の端子にそれぞれ接続される複数の配線は、前記配線の電気的特性が配線間で均等化するように配線されている、付記1記載の半導体装置。
付記42
第1の配線層に含まれる、前記複数の第2のトランジスタの第1の信号端子にそれぞれ接続する複数の第1の配線と、前記複数の第1の配線が共通に接続する第1の接続点と、前記第1のトランジスタの第2の信号端子に接続する第2の配線とが設けられ、
前記第2の配線は、前記第1の接続点に接続され、
前記複数の第1の配線は、前記第1の接続点からそれぞれ対応する前記第1の信号端子までにおいて、それぞれのスルーホール層/コンタクト層を同一、且つそれぞれのスルーホールの接続回数を同一としている、付記1記載の半導体装置。
付記43
前記第2の信号端子が、スルーホール層/コンタクト層、前記第2の配線を介して前記第1の接続点に接続される、付記42記載の半導体装置。
付記44
前記第1の配線層とは異なる第2の配線層に含まれる、前記複数の第2のトランジスタの第3の信号端子にそれぞれ接続する複数の第3の配線と、前記複数の第3の配線が共通に接続する第2の接続点と、前記第1のトランジスタの第4の端子に接続する第4の配線とが設けられ、
前記第4の配線は前記第2の接続点に接続され、
前記複数の第3の配線は、前記第2の接続点からそれぞれ対応する前記第3の信号端子までにおいて、それぞれのスルーホール層/コンタクト層を同一、且つそれぞれのスルーホールの接続回数を同一としている、付記42又は43記載の半導体装置。
付記45
前記第1の配線層の前記第1の接続点は、前記第1のトランジスタが配置される領域に配置される、付記42に記載の半導体装置。
付記46
前記第1の配線層の前記第1の接続点と、前記第2の配線層の前記第2の接続点は、それぞれ前記第1のトランジスタが配置される領域に配置される、付記44記載の半導体装置。
付記47
前記第1の電流源が、カレントミラー回路の入力側を構成し、
前記一つの第2の電流源が、カレントミラー回路の出力側を構成し、
前記第1のトランジスタの第1の信号端子と第2の信号端子が接続され、
前記第1のトランジスタの第1の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第1の信号端子が共通接続され、
前記複数の第2のトランジスタの複数の第2の信号端子が共通に接続され、
前記第1のトランジスタの第3の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第3の信号端子が共通接続される、付記1記載の半導体装置。
付記48
前記第1の電流源が、カレントミラー回路の入力側を構成し、
前記複数の第2の電流源が、それぞれ対応する複数のカレントミラー回路の出力側を構成し、
前記第1のトランジスタの第1の信号端子と第2の信号端子が接続され、
前記第1のトランジスタの第1の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第1の信号端子が共通接続され、
前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向に配置される複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の第2の信号端子が、前記複数のカレントミラー回路の出力側にそれぞれ対応し、
前記第1のトランジスタの第3の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第3の信号端子が共通接続される、付記1記載の半導体装置。
付記49
前記第1の電流源が、カレントミラー回路の入力側を構成し、
前記複数の第2の電流源が、それぞれ対応する複数のカレントミラー回路の出力側を構成し、
前記第1のトランジスタの第1の信号端子と第2の信号端子が接続され、
前記第1のトランジスタの第1の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第1の信号端子が共通接続され、
前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向である第1の方向に配置される複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の第2の信号端子が、共通に接続され、前記複数のカレントミラー回路のうちの一方の出力側に対応し、
前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向であり前記第1の方向とは異なる第2の方向に配置される複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の第2の信号端子が、共通に接続され、前記複数のカレントミラー回路のうちの他方の出力側に対応し、
前記第1のトランジスタの第3の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第3の信号端子が共通接続される、付記1記載の半導体装置。
付記50
前記第1のトランジスタと、前記複数の第2のトランジスタの各トランジスタとが、同一構成の単位セルからなる、付記1乃至49のいずれか一に記載の半導体装置。
付記51
第1の電流源を構成する第1のトランジスタと、
前記第1の電流源から生成される一つの第2の電流源又は複数の第2の電流源を構成する複数の第2のトランジスタと、を備え、
前記複数の第2のトランジスタの少なくとも一部であり同一な方向に配置される複数のトランジスタは、前記第1のトランジスタを基準として前記第1のトランジスタの周囲を示す第1の枠の内に、前記第1のトランジスタを中心に、互いに均等な距離に配置され、
前記第1と第2のトランジスタは、互いに同一な電流供給能力を有する、半導体装置。
付記52
前記第1の枠は、前記第1のトランジスタが流す電流の方向を示す第1の方向の第1の距離と、前記第1の方向と直交する第2の方向の第2の距離を含み、
前記第1の距離は前記第2の距離よりも短く、
前記第1の枠の形状は、前記第2の方向の線分が前記第1の方向の線分よりも長い長方形である、付記51記載の半導体装置。
付記53
前記第1の枠は、前記第1のトランジスタが流す電流の方向を示す第1の方向の第1の距離と、前記第1の方向と直交する第2の方向の第2の距離を含み、
前記第1の距離と前記第2の距離は同一な距離であり、
前記第1の枠は、前記第1のトランジスタを軸とする真円である、付記51記載の半導体装置。
付記54
前記複数の第2のトランジスタの少なくとも一部は、前記第1の枠の内において前記第1の方向に配置される前記複数のトランジスタと、前記第1の枠の内において前記第2の方向に配置される前記複数のトランジスタと、を含む、付記52又は53記載の半導体装置。
付記55
前記複数の第2のトランジスタの少なくとも一部は、前記第1の枠の内において前記第1と第2の方向と異なる第3の方向に配置される前記複数のトランジスタと、前記第1の枠の内において前記第1乃至第3の方向と異なる第4の方向に配置される前記複数のトランジスタと、を含む、付記54記載の半導体装置。
付記56
前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と、前記第1のトランジスタを基準として前記第1の枠の更に外側である第2の枠との内に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一方の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、付記55記載の半導体装置。
付記57
前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と前記第2の枠との内に前記第1乃至第4の方向のいずれか他方の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、付記56記載の半導体装置。
付記58
前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と前記第2の枠との内に前記第1乃至第4の方向と異なる第5の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、付記57記載の半導体装置。
付記59
前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と、前記第1のトランジスタを基準として前記第1の枠の更に外側である第2の枠との内に、前記第1乃至第4の方向と異なる第5の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、付記55記載の半導体装置。
1−1〜1−6 1層目の配線
2−1〜2−5 2層目の配線
2−6 接続点(配線十字接続点)
3−1〜3−5 3層目の配線
3−6 接続点(配線十字接続点)
4−1〜4−5 スルーホール
5−1〜5−4 スルーホール
A、M1 トランジスタ(入力側トランジスタ)
B、B−1〜B−8、M2 トランジスタ(出力側トランジスタ)

Claims (20)

  1. 第1の電流源を構成する第1のトランジスタと、
    前記第1の電流源から生成される一つの第2の電流源または複数の第2の電流源を構成する複数の第2のトランジスタと、
    を備え、
    前記複数の第2のトランジスタは、前記第1のトランジスタの周囲に配置され、
    前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向に配置される複数のトランジスタは、前記第1のトランジスタを中心に、互いに均等な距離に配置され、
    前記第1と第2のトランジスタは、互いに同一な電流供給能力を有する、半導体装置。
  2. 前記複数の第2のトランジスタに含まれる第3と第4のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、第1の方向に対称に配置される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記複数の第2のトランジスタに含まれる第5と第6のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、前記第1の方向とは異なる第2の方向に対称に配置される、請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記複数の第2のトランジスタに含まれる第7と第8のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、前記第1と第2の方向とは異なる第3の方向に対称に配置される、請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記複数の第2のトランジスタに含まれる第9と第10のトランジスタが、前記第1のトランジスタを中心に、前記第1のトランジスタに隣接して、前記第1、第2及び第3の方向とは異なる第4の方向に対称に配置される、請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記複数の第2のトランジスタに含まれる第11と第12のトランジスタが、前記第1のトランジスタと前記第5乃至第10のトランジスタとを一つの領域とした第1領域に隣接して、且つ前記第1のトランジスタを中心に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一つの方向である第5の方向に対称に配置される、請求項5記載の半導体装置。
  7. それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
    前記所定の数の前記第2のトランジスタは、前記第1のトランジスタを基準にして前記第1の方向と、前記第1の方向と直交する前記第2の方向とでそれぞれ区切られた第1乃至第4象限のうちのいずれかの象限に配置される、請求項3乃至6いずれか一項に記載の半導体装置。
  8. それぞれが、所定の数の前記第2のトランジスタで構成する前記複数の第2の電流源を構成し、
    前記複数の第2の電流源に含まれる第3の電流源は、前記第3のトランジスタであり、
    前記複数の第2の電流源に含まれる第4の電流源は、前記第4のトランジスタである、請求項2記載の半導体装置。
  9. 第1のノードから、前記複数の第2のトランジスタの所定の端子にそれぞれ接続される複数の配線は、前記配線の電気的特性が配線間で均等化するように配線されている、請求項1記載の半導体装置。
  10. 前記第1の電流源が、カレントミラー回路の入力側を構成し、
    前記一つの第2の電流源が、カレントミラー回路の出力側を構成し、
    前記第1のトランジスタの第1の信号端子と、第2の信号端子が接続され、
    前記第1のトランジスタの第1の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第1の信号端子同士が共通接続され、
    前記複数の第2のトランジスタの複数の第2の信号端子同士が共通に接続され、
    前記第1のトランジスタの第3の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第3の信号端子同士が共通接続される、請求項1記載の半導体装置。
  11. 前記第1の電流源が、カレントミラー回路の入力側を構成し、
    前記複数の第2の電流源が、それぞれ対応する複数のカレントミラー回路の出力側を構成し、
    前記第1のトランジスタの第1の信号端子と第2の信号端子が接続され、
    前記第1のトランジスタの第1の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第1の信号端子が共通接続され、
    前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向に配置される複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の第2の信号端子が、前記複数のカレントミラー回路の出力側にそれぞれ対応し、
    前記第1のトランジスタの第3の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第3の信号端子が共通接続される、請求項1記載の半導体装置。
  12. 前記第1の電流源が、カレントミラー回路の入力側を構成し、
    前記複数の第2の電流源が、それぞれ対応する複数のカレントミラー回路の出力側を構成し、
    前記第1のトランジスタの第1の信号端子と第2の信号端子が接続され、
    前記第1のトランジスタの第1の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第1の信号端子が共通接続され、
    前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向である第1の方向に配置される複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の第2の信号端子が、共通に接続され、前記複数のカレントミラー回路のうちの一方の出力側に対応し、
    前記複数の第2のトランジスタのうち同一な方向であり前記第1の方向とは異なる第2の方向に配置される複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の第2の信号端子が、共通に接続され、前記複数のカレントミラー回路のうちの他方の出力側に対応し、
    前記第1のトランジスタの第3の信号端子と前記複数の第2のトランジスタの複数の第3の信号端子が共通接続される、請求項1記載の半導体装置。
  13. 第1の電流源を構成する第1のトランジスタと、
    前記第1の電流源から生成される一つの第2の電流源または複数の第2の電流源を構成する複数の第2のトランジスタと、を備え、
    前記複数の第2のトランジスタの少なくとも一部であり同一な方向に配置される複数のトランジスタは、前記第1のトランジスタを基準として前記第1のトランジスタの周囲を示す第1の枠の内に、前記第1のトランジスタを中心に、互いに均等な距離に配置され、
    前記第1と第2のトランジスタは、互いに同一な電流供給能力を有する、半導体装置。
  14. 前記第1の枠は、前記第1のトランジスタが流す電流の方向を示す第1の方向の第1の距離と、前記第1の方向と直交する第2の方向の第2の距離を含み、
    前記第1の距離は前記第2の距離よりも短く、
    前記第1の枠の形状は、前記第2の方向の線分が前記第1の方向の線分よりも長い長方形である、請求項13記載の半導体装置。
  15. 前記第1の枠は、前記第1のトランジスタが流す電流の方向を示す第1の方向の第1の距離と、前記第1の方向と直交する第2の方向の第2の距離を含み、
    前記第1の距離と前記第2の距離は同一な距離であり、
    前記第1の枠は、前記第1のトランジスタを軸とする真円である、請求項13記載の半導体装置。
  16. 前記複数の第2のトランジスタの少なくとも一部は、前記第1の枠の内において前記第1の方向に配置される前記複数のトランジスタと、前記第1の枠の内において前記第2の方向に配置される前記複数のトランジスタと、を含む、請求項14または15記載の半導体装置。
  17. 前記複数の第2のトランジスタの少なくとも一部は、前記第1の枠の内において前記第1と第2の方向と異なる第3の方向に配置される前記複数のトランジスタと、前記第1の枠の内において前記第1乃至第3の方向と異なる第4の方向に配置される前記複数のトランジスタと、を含む、請求項16記載の半導体装置。
  18. 前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と、前記第1のトランジスタを基準として前記第1の枠の更に外側である第2の枠との内に、前記第1乃至第4の方向のいずれか一方の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、請求項17記載の半導体装置。
  19. 前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と前記第2の枠との内に前記第1乃至第4の方向のいずれか他方の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、請求項18記載の半導体装置。
  20. 前記複数の第2のトランジスタの残りの一部は、前記第1の枠と、前記第1のトランジスタを基準として前記第1の枠の更に外側である第2の枠との内に、前記第1乃至第4の方向と異なる第5の方向に配置される前記複数のトランジスタを含む、請求項17記載の半導体装置。
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