JP2011106649A - タンデムアンギュラ型玉軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定の支持部11aの支持孔12aの内周面と、ピニオン軸3aの外周面との間に組み付ける際に、各玉7、7の転動面に傷等の損傷が発生する事を防止する。そして、運転時に過大な振動や騒音が発生する事がなく、且つ、優れた耐久性を確保できる構造を実現する。
【解決手段】外輪5aの内周面のうちで、内径が小さい外輪軌道9bから、この外輪5aの内径が大きい側の端面13との連続部までの部分全体、及び、内輪6aの外周面のうちで、外径が大きい内輪軌道10aから、この内輪6aの外径が小さい側の端面14との連続部までの部分全体を、断面形状に関して微分不能な角部がなく、且つ、研磨加工された平滑面とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、自動車用のデファレンシャルギヤ、トランスファ等の回転機械装置に組み込まれて、ラジアル荷重及びスラスト荷重が加わった状態で回転する回転軸を支承する為のタンデムアンギュラ型玉軸受の改良に関する。具体的には、このタンデムアンギュラ型玉軸受を、デファレンシャルケースの如きハウジングの内部に設けられた支持部等の固定部分の内周面と前記回転軸の外周面との間に組み付ける際に、各玉の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の、傷等の損傷が生じる事を防止して、耐久性が損なわれる事を防止するものである。
自動車用のデファレンシャルギヤを構成する為のピニオン軸をデファレンシャルケース内に回転自在に支持する為の各種構造が、例えば特許文献1〜5に記載される等により、従来から広く知られている。デファレンシャルギヤの運転時に前記ピニオン軸には、大きなラジアル荷重及びスラスト荷重が同時に加わる為、このピニオン軸を支持する為の軸受として、ラジアル、スラスト両方向の負荷容量が十分に大きなものを使用する必要がある。この為従来は、特許文献1に記載されている様に、接触角が互いに異なる(背面組み合わせ型の)1対の円すいころ軸受により、前記ピニオン軸を前記デファレンシャルケースの内部に、回転自在に支持していた。
但し、転がり軸受の技術分野で周知の様に、円すいころ軸受は玉軸受に比べて、負荷容量が大きい代わりに、動トルク(回転抵抗)が大きい。この為、近年に於ける自動車の省燃費化の流れにより、デファレンシャルケースに対してピニオン軸を支持する為の転がり軸受として、ラジアル、スラスト両方向の荷重を支承可能な、アンギュラ型の玉軸受を使用する事が、特許文献2〜5に記載されている様に、従来から考えられている。アンギュラ型の玉軸受の動トルクは円すいころ軸受に比べて小さい為、前記ピニオン軸支持用の転がり軸受を、円すいころ軸受から玉軸受に変える事により、デファレンシャルギヤの抵抗を低くできる。
図6は、特許文献2に記載された、玉軸受により構成した、デファレンシャルギヤ用ピニオン軸の回転支持装置を示している。尚、デファレンシャルギヤ全体の構造及び作用は従来から周知であるし、特許文献1〜5にも記載されている為、図示並びに詳しい説明を省略し、以下、前記回転支持装置部分の構造に就いて説明する。デファレンシャルケースの内部に1対の玉軸受1、2を、互いに離隔した状態で配置し、これら両玉軸受1、2によりピニオン軸3を支持している。これら両玉軸受1、2は、それぞれ玉に接触角を持たせたアンギュラ型玉軸受であり、これら両玉軸受1、2の接触角の方向を互いに逆向きとしている。従って、前記ピニオン軸3は、前記デファレンシャルケースの内部に、ラジアル荷重だけでなく、両方向のスラスト荷重を支承される状態で、回転自在に支持されている。
又、前記両玉軸受1、2のうち、比較的大きなラジアル荷重及びスラスト荷重を支承するピニオンギヤ4側(図6の左側)の玉軸受1として、本発明の対象となる、タンデムアンギュラ型玉軸受を使用している。これに対して、比較的小さなラジアル荷重及びスラスト荷重しか支承しない反ピニオンギヤ4側(図6の右側)の玉軸受2は、単列アンギュラ型の玉軸受を使用している。但し、ピニオンギヤ側だけでなく、反ピニオンギヤ側の玉軸受もタンデムアンギュラ型とする構造も、特許文献2〜5に記載されており、従来から知られている。この様な構造の場合、反ピニオンギヤ側の玉軸受も、本発明の対象となる。何れにしても、前記ピニオンギヤ4側の玉軸受1は、ラジアル荷重に加えて、このピニオンギヤ4と噛合したリングギヤ(図示省略)から離れる方向(図6の右向き)のスラスト荷重を支承する。これに対して反ピニオンギヤ4側の玉軸受2は、ラジアル荷重に加えて、前記リングギヤに近付く方向(図6の左向き)のスラスト荷重を支承する。
本例の場合、タンデムアンギュラ型玉軸受である、前記ピニオンギヤ4側の玉軸受1は、外輪5と、内輪6と、複数個の玉7、7と、1対の保持器8a、8bとを備える。このうちの外輪5は、内周面に、互いに内径が異なる、複列アンギュラ型の外輪軌道9a、9bを設けている。これら両外輪軌道9a、9bの内径は、前記ピニオンギヤ4側の外輪軌道9aの方が大きく、このピニオンギヤ4と反対側の外輪軌道9bの方が小さい。又、前記内輪6は、前記外輪5の内径側にこの外輪5と同心に配置されたもので、外周面のうちで前記両外輪軌道9a、9bに対向する部分に、互いに外径が異なる、複列アンギュラ型の内輪軌道10a、10bを設けている。これら両内輪軌道10a、10bの外径は、前記ピニオンギヤ4側の内輪軌道10aの方が大きく、このピニオンギヤ4と反対側の外輪軌道10bの方が小さい。又、前記各玉7、7は、前記両外輪軌道9a、9bと前記両内輪軌道10a、10bとの間に、それぞれの列毎に複数個ずつ、両列で同じ方向の(並列組み合わせ型の)接触角を付与された状態で、転動自在に設けられている。更に、前記両保持器8a、8bは、互いに直径が異なり、それぞれが前記両列の玉7、7を、転動自在に保持している。尚、これら両列の玉7、7の直径は、互いに同じ場合も、或は、互いに異なる場合もある。
上述の様なタンデムアンギュラ型の玉軸受1は、運転時に円すいころ軸受の場合の様な大きな滑り接触を伴わないので、動トルクを低く抑えられ、デファレンシャルギヤの抵抗を低くできる。又、複列に配置した玉7、7により、前記ピニオンギヤ4と前記リングギヤとの噛合部で発生するラジアル荷重及びスラスト荷重を支承する為、これら両方向の荷重に関する負荷容量も十分に確保できる。但し、上記玉軸受1は、タンデムアンギュラ型である事に起因し、耐久性に関して十分に信頼性を確保する面からは、次の様な点を改良する事が望まれる。
前記玉軸受1を構成する外輪5は、デファレンシャルケースの内部に設けられた支持部11の支持孔12内に、締り嵌めで内嵌する必要があるし、同じく内輪6は前記ピニオン軸3に、締り嵌めで外嵌する必要がある。この理由は、デファレンシャルギヤの運転時に前記外輪5及び内輪6と相手部材との嵌合部でクリープが発生する事を防止して、これら両嵌合部に、摩耗に基づくがたつきが発生する事を防止する為である。但し、前記玉軸受1の構成各部材5、6、7、8a、8bを互いに分離しない(ばれない)様に組み立てた状態で、このうちの外輪5を前記支持孔12に、同じく内輪6を前記ピニオン軸3に、それぞれ締り嵌めで嵌合固定する事はできない。この理由は、この嵌合固定作業に伴い、前記各軌道9a、9b、10a、10bの一部で前記各玉7、7の転動面が接触している部分にブリネル圧痕が形成され、前記玉軸受1の運転時に、過大な振動や騒音が発生する原因となるだけでなく、耐久性が著しく損なわれる為である。
この為、上述の様な玉軸受1を、前記支持孔12の内周面と前記ピニオン軸3の外周面との間に組み付ける場合には、例えば特許文献3の明細書の段落[0028]〜[0030]部分に記載される等により従来から知られている様に、予め(前記玉軸受1の構成各部材5、6、7、8a、8bの組み立てを完了する以前に)、前記支持孔12に前記外輪5を締り嵌めで内嵌し、前記ピニオン軸3に前記内輪6を締り嵌めで外嵌してから、これら外輪5と内輪6とを、前記各玉7、7を介して組み合わせる。この際、これら各玉7、7は、これら外輪5と内輪6との組み合わせに先立って、これら外輪5と内輪6とのうちの一方の軌道輪の周面部分(前記両外輪軌道9a、9bの内径側部分、又は、前記両内輪軌道10a、10bの外径側部分)に、前記両保持器8a、8bに保持された状態で配置しておく。そして、前記外輪5と内輪6とのうちの他方の軌道輪を、この他方の軌道輪を嵌合固定した部材と共に、前記各玉7、7の内径側部分又は外径側部分に進入させる。そして、これら各玉7、7の転動面を、前記各軌道9a、9b、10a、10bに接触させる。
この様にして行う前記玉軸受1の組立作業の際、前記外輪5を内嵌固定したデファレンシャルケースと、前記内輪6を外嵌固定したピニオン軸3との位置決めが十分に精度良く行われ、この内輪6の中心軸と前記外輪5との中心軸とが正確に一致した状態のまま、これら内輪6と外輪5とを軸方向に近付け、この外輪5の内径側にこの内輪6を進入させれば、組立後の玉軸受1の耐久性に、特に問題を生じる事はない。但し、組立装置の精度のばらつきや調整不良等により、前記内輪6の中心軸と前記外輪5の中心軸とが不一致のまま(傾斜や偏心が存在する状態のまま)、これら内輪6と外輪5とを組み合わせたり、或は、前記各玉7、7の配置状態のずれ(両列の玉7、7同士の間の傾斜等)が存在した状態で前記内輪6と前記外輪5とを組み合わせると、前記他方の軌道輪の周面と前記各玉7、7の転動面とが勢い良く突き当たったり、強く擦れ合う可能性がある。この様な可能性は、前記両保持器8a、8bにより保持した前記各玉7、7を、前記一方の軌道輪の周面部分に配置する場合にも生じ得る。
一方で、前記外輪5の内周面及び前記内輪6の外周面のうち、前記各軌道9a、9b、10a、10bは、平滑な研磨面としているが、これら各軌道9a、9b、10a、10bから外れた部分は、粗面であったり、尖った角部が存在する。前記外輪5と前記内輪6との組み合わせ時に、これら粗面や角部が、前記各玉7、7のうちの一部の玉7、7の転動面に勢い良く突き当たったり、強く擦れ合ったりすると、当該玉7、7の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の、傷等の損傷が発生する可能性がある。そして、この様な損傷が発生した場合には、前記玉軸受1を組み込んだデファレンシャルギヤの運転時に、大きな振動や騒音が発生し易くなるだけでなく、耐久性も損なわれる。
前述した特許文献2〜5のうち、特許文献2には、外輪、内輪各軌道の断面形状の曲率半径を規制する事で、玉軸受の動トルクを低減する発明が記載されている。又、特許文献3には、内輪の外周面に形成した複列の内輪軌道のうち、大径側の内輪軌道の底部を、この内輪の中間部外周面よりも径方向内方に凹ませる事により、外輪の外径寸法を小さくする発明が記載されている。更に、特許文献4には、複列の外輪軌道及び内輪軌道の断面形状の曲率半径を、スラスト荷重が小さい場合に各玉の転動面が接触する部分では小さく、同じく大きい場合に接触する部分では大きくする事で、スラスト荷重が大きい状態での動トルクの低減を図る発明が記載されている。但し、これら特許文献2〜4に特許文献5を加えても、上述の様なタンデムアンギュラ型の玉軸受の組立時に、各玉の転動面が損傷する事を防止する為の技術は記載されていない。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、デファレンシャルケースの如きハウジングの内部に設けられた支持部等の固定部分の内周面と、回転軸の外周面との間に組み付ける際に、各玉の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の、傷等の損傷が発生する事を防止して、運転時に過大な振動や騒音が発生する事がなく、且つ、優れた耐久性を確保できるタンデムアンギュラ型玉軸受を実現すべく発明したものである。
本発明のタンデムアンギュラ型玉軸受は、前述した従来から知られているタンデムアンギュラ型玉軸受と同様に、外輪と、内輪と、複数個の玉とを備える。
このうちの外輪は、内周面に、互いに内径が異なる、それぞれがアンギュラ型である2列の外輪軌道を設けている。
又、前記内輪は、前記外輪の内径側にこの外輪と同心に配置されたもので、外周面に互いに外径が異なる、それぞれがアンギュラ型である2列の内輪軌道を設けている。
更に、前記各玉は、これら両内輪軌道と前記両外輪軌道との間に、それぞれの列毎に複数個ずつ、両列同士の間で同じ方向の接触角を付与された状態で、転動自在に設けられている。
特に、本発明のタンデムアンギュラ型玉軸受に於いては、前記外輪の内周面のうちで、内径が小さい外輪軌道から、この外輪の軸方向両端面のうちで内径が大きい側の端面との連続部までの部分全体、及び、前記内輪の外周面のうちで、外径が大きい内輪軌道から、この内輪の軸方向両端面のうちで外径が小さい側の端面との連続部までの部分全体が、断面形状に関して微分不能な(尖った)角部がなく、且つ、研磨加工された平滑面である。
尚、本明細書及び特許請求の範囲で言う、外輪の内周面とは、この外輪の表面のうちで径方向内方から見た場合に見得る面全体を言う。従って、はっきりと径方向内方に向いた、一般的に言う内周面部分だけでなく、この一般的に言う内周面部分と軸方向端面との間に存在する、断面円弧形の連続部に関しても、この連続部の外周縁部までが、外輪の内周面に相当する。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で言う、内輪の外周面とは、一般的に言う外周面部分だけでなく、この一般的に言う外周面部分と軸方向端面との間に存在する、断面円弧形の連続部に関しても、この連続部の内周縁部までが、内輪の外周面に相当する。
上述の様に構成する本発明のタンデムアンギュラ型玉軸受によれば、デファレンシャルケースの如きハウジングの内部に設けられた支持部等の固定部分の内周面と、回転軸の外周面との間に組み付ける際に、各玉の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の、傷等の損傷が発生する事を防止できる。即ち、本発明のタンデムアンギュラ型玉軸受では、外輪の内周面及び内輪の外周面のうちで、前記固定部分に内嵌固定したこの外輪と、回転軸に外嵌固定したこの内輪とを組み合わせる際に前記玉の転動面が接触する可能性のある部分全体を、尖った角部がなく、しかも平滑面としている。従って、前記組み付け作業の際に、何れかの玉の転動面が、前記外輪の内周面又は前記内輪の外周面の何れの部分に勢い良く突き当たったり、或は強く擦れ合ったりした場合でも、当該玉の転動面に、上述の様な、傷等の損傷が発生する事はない。この為、タンデムアンギュラ型玉軸受の運転時に、何れかの玉の転動面の損傷に起因する過大な振動や騒音の発生を防止し、しかも、前記タンデムアンギュラ型玉軸受の耐久性を十分に確保できる。
本発明の実施の形態の1例を示す半部断面図。 外輪の内周面及び内輪の外周面のうち、断面形状の曲率半径を確保すべき部分を示す為の半部断面図。 外輪の内周面及び内輪の外周面のうち、外輪軌道及び内輪軌道から外れた部分で表面を平滑にすべき部分を示す為の半部断面図。 外輪を支持部に内嵌するのに先立って、この外輪の内径側に玉を組み付ける状態を示す半部断面図。 内径側に複数個の玉を組み付けた外輪を支持部に内嵌固定した後、これら各玉の内径側に、予めピニオン軸に外嵌固定した内輪を組み付ける状態を示す半部断面図。 本発明の対象となるタンデムアンギュラ型玉軸受を組み込んだ、デファレンシャルギヤを構成するピニオン軸の回転支持部の従来構造の1例を示す半部断面図。
図1〜5は、本発明の実施の形態の1例を示している。タンデムアンギュラ型玉軸受である本例の玉軸受1aは、外輪5aと、内輪6aと、複数個の玉7、7と、1対の保持器8a、8bとを備える。このうちの外輪5aは、内周面に、互いに内径が異なる、それぞれがアンギュラ型である2列の外輪軌道9a、9bを設けている。又、前記内輪6aは、前記外輪5aの内径側にこの外輪5aと同心に配置されたもので、外周面のうちで前記両外輪軌道9a、9bに対向する部分に、それぞれがアンギュラ型であって互いに外径が異なる、2列の内輪軌道10a、10bを設けている。運転時には、前記外輪5aと前記内輪6aとの間に、このうちの外輪5aを図1の左方に、この内輪6aを同じく右方に、それぞれ押圧する方向のスラスト荷重が加わる。図5〜6に示す様なデファレンシャルギヤに組み込んだ状態では、前記内輪6aの(外周面に関する)大径側が入力側となって、この内輪6aに、図1〜3、5で右向きのスラスト荷重が加わる。これに対して、前記外輪5aの(内周面側に関する)小径側がこのスラスト荷重の出力側となり、このスラスト荷重に対する反力として前記外輪5aに、図1〜5で左向きの力が加わる。
前記両外輪軌道9a、9bの内径は、前記外輪5aに対する前記反力の作用方向前側(図1の左側)の外輪軌道9aの方が大きく、同じく後側(図1の右側)の外輪軌道9bの方が小さい。又、前記両内輪軌道10a、10bの外径は、前記内輪6aに対する前記スラスト荷重の作用方向後側(図1の左側)の内輪軌道10aの方が大きく、同じく前側(図1の右側)の内輪軌道10bの方が小さい。又、前記各玉7、7は、前記両外輪軌道9a、9bと前記両内輪軌道10a、10bとの間に、それぞれの列毎に複数個ずつ、且つ、両列同士の間で同じ方向の(並列組み合わせ型の)接触角α、β(α、βは、同じでも、互いに異なっても良い)を付与された状態で、転動自在に設けられている。更に、前記両保持器8a、8bは、互いに直径が異なり、それぞれが前記両列の玉7、7を転動自在に保持している。以上に述べた、玉軸受1aの基本的構成に就いては、前述の図7に示した従来から知られているタンデムアンギュラ型の玉軸受1の場合と同様である。
特に、本例の玉軸受1aの場合には、前記外輪5aの内周面のうちで、内径が小さい外輪軌道9bから、この外輪5aの軸方向両端面のうちで内径が大きい側の端面13との連続部までの部分全体を、断面形状に関して微分不能な(尖った)角部がなく滑らかに連続し、且つ、研磨加工された平滑面としている。又、前記内輪6aの外周面のうちで、外径が大きい内輪軌道10aから、この内輪6aの軸方向両端面のうちで外径が小さい側の端面14との連続部までの部分全体を、断面形状に関して微分不能な(尖った)角部がなく滑らかに連続し、且つ、研磨加工された平滑面としている。尚、前記両端面13、14そのものは、必ずしも平滑面とする必要はないが、平滑面とする事は自由である。但し、前記両端面13、14と前記外輪5aの内周面又は前記内輪6aの外周面との連続部である、前記角部15a、15gは、何れも平滑面とする。
上述の点に就いて、図2〜3を参照しつつ、詳しく説明する。前記外輪5aの内周面のうちで前記両外輪軌道9a、9b部分、前記内輪6aの外周面のうちで前記両内輪軌道10a、10b部分は、従来から回転砥石による研磨加工を施して、平滑面としている。これに対して、前記両周面のうちで前記各軌道9a、9b、10a、10b部分以外には、特に研磨加工等の特別な加工を施さず、粗面や尖った角部をそのまま残していた。例えば、図2に破線の丸印で示した、外輪5aの内周面のうちの6箇所位置、内輪6aの外周面のうちの3箇所位置の、合計9箇所位置の角部15a〜15iのうち、前記各軌道9a、9b、10bの側縁部分に存在する角部15c、15d、15f、15h、15iに関しては、これら各軌道9a、9b、10bを研磨加工する際に形成されるエッジ形状(断面形状が微分不能な尖端)をそのまま残していた。又、残りの角部15a、15b、15e、15gに関しても、隣接する面を切削加工する際に形成されるエッジ形状をそのまま残していた。要するに、何れの角部15a〜15iに就いても、微分不能な(或る1点に関して単一の接線を設定できない、断面形状の曲率半径がほぼ0である尖った)形状のまま残していた。又、図3に鎖線の楕円印により示した、外輪5aの内周面、内輪6aの外周面の2箇所位置ずつ、合計4箇所位置の傾斜面部16a〜16d、並びに、前記両外輪軌道9a、9bの大径側から連続する2箇所の円筒面部17a、17bに関しては、切削加工面や熱処理肌をそのまま残していた。この為に従来の場合には、前述した通り、玉軸受1(図6参照)の組立時に、玉7、7の転動面を傷め易かった。
これに対して本例の場合には、前記外輪5aの内周面及び前記内輪6aの外周面に、前記両外輪軌道9a、9b部分及び前記両内輪軌道10a、10b以外の部分まで研磨加工を施して、前記各傾斜面部16a〜16d及び前記各円筒面部17a、17bを平滑面としている。即ち、これら各傾斜面部16a〜16d及びこれら両円筒面部17a、17bを、表面粗さが0.4μmRa程度の平滑面としている。尚、前記各傾斜面部16a〜16d及び前記両円筒面部17a、17bの表面粗さに関しては、後述する様に、前記各軌道9a、9b、10a、10bと同時に研磨する事を考慮して、上述の様に0.4μmRaとした。但し、前記表面粗さに関しては、例えば、0.6μmRa程度、更には0.8μmRa程度にまで大きく(粗く)しても、玉7、7の転動面の損傷防止の面からは問題ない。表面粗さの値は、小さいほど、玉7、7の転動面の損傷防止や良質の軌道9a、9b、10a、10bを得る面からは好ましいが、過度に小さくしても、加工コストが嵩むだけになる。加工コストを考慮した場合、前記表面粗さを0.2μmRaよりも小さくする事は現実的ではない。前記各傾斜面部16a〜16d及び前記両円筒面部17a、17bを上述の様な平滑面とすれば、これら各面部16a〜16d、17a、17bと前記各玉7、7の転動面とが、多少強く擦れ合ったとしても、これら各玉7、7の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の損傷が生じる事はない。尚、前記各面部16a〜16d、17a、17bの表面粗さは、後述する超仕上加工前に於ける、前記各軌道9a、9b、10a、10bの表面粗さと同じとする事が、加工の容易化の面からは好ましい。この理由に就いては後述する。
更に、前記外輪5aの内周面のうちで、前記端面13から前記小径側の外輪軌道9bまでに存在する各面同士の間部分に存在する角部15a〜15f、並びに、前記内輪6aの外周面のうちで、前記端面14から前記傾斜面部16dまでの間部分に存在する角部15g〜15iに関しては、研磨加工により、断面形状の曲率半径が0.2mm以上である凸曲面(であり、前記各面部16a〜16d、17a、17bと同等の平滑面)としている。前記各角部15a〜15iの断面形状に関する曲率半径の上限値は特に規制しない。この曲率半径が大きい程前記各玉7、7の転動面の損傷を防止する面からは有利になるが、徒に大きくしても、それ以上の損傷防止効果は期待できなくなるし、軌道面に隣接する角部15c、15d、15f、15h、15iに関しては、玉7、7の保持機能や転走面の幅寸法確保の面から弊害を生じる。従って、前記曲率半径の最大値は、これらの点や、場合によっては保持器8a、8bの形状・材質等を考慮して、設計的考慮により規制する。デファレンシャルギヤやトランスファのピニオン軸支持用のタンデムアンギュラ型玉軸受の場合、前記曲率半径を1mmを超えて大きくする事は好ましくない。尚、前記各角部15a〜15iの断面形状は、単一円弧でも、或は、互いに曲率半径の異なる複数の円弧を組み合わせた(滑らかに連続させた)複合円弧でも良い。この場合、最も曲率半径が小さな円弧部分の曲率半径を0.2mm以上とする。
前記各角部15a〜15iの断面形状の曲率半径を大きくする事も合わせて、前記外輪5aの内周面及び前記内輪6aの外周面の形状及び性状(表面粗さ)を上述の様にする作業は、それぞれが加工すべき周面の母線形状と一致する母線形状を有する、所謂総型の回転砥石により行う事が好ましい。この理由は、当該周面の形状及び性状を一挙に加工できて、加工能率を良好にできるだけでなく、当該周面を幅方向に分割して別々の砥石により加工する場合の様に、分割部分に尖った段差等が生じる可能性をなくせる為である。この様な理由で総型の回転砥石により前記両周面に仕上加工を施す事が好ましいが、総型の回転砥石の場合、全幅に亙って同じ性状とする事が現実的である。この様な理由から、前記各傾斜面16a〜16dの表面粗さは、前記各軌道9a、9b、10a、10bの表面粗さと同じとする事が好ましい。尚、前記角部15b、15c同士の間部分、前記角部15e、15f同士の間部分に存在する円筒面部17a、17bに就いても、同様の平滑面とする(総型の回転砥石による加工を行う)。この理由は、これら両円筒面部17a、17bに関しても、前記玉軸受1aの組み立て時に、前記各玉7、7の転動面と擦れ合うからである。
又、前記各軌道9a、9b、10a、10b部分は、前述した様に、表面粗さが0.4μmRa程度の平滑面とした後、超仕上加工を施す。この超仕上加工に伴って、又、前記各軌道9a、9b、10a、10bとこれら各軌道9a、9b、10a、10bに隣接する部分との境目に、断面形状に関して、極く僅かな曲がり部が形成される(これら各軌道9a、9b、10a、10bに隣接する部分の母線が、これら各軌道9a、9b、10a、10bの断面形状の円弧に対し、完全には接線方向に存在しない状態となる)可能性がある。但し、この様な曲がり部の曲がり角度(前記完全な接線方向に対する前記母線の方向のずれ)は極めて小さく、前記曲がり部が前記各玉7、7の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の、傷等の損傷を与える事はない。従って、この様な超仕上加工に伴って生じる曲がり部は、本明細書及び特許請求の範囲で言う、微分不能な角部ではない。
上述の様な、本例の、タンデムアンギュラ型である玉軸受1aを、デファレンシャルケースの内部に設けられた支持部11aに設けた支持孔12aの内周面と、ピニオン軸3aの外周面との間(図5参照)に組み付けるには、先ず、図4に示す様に、両列の玉7、7をそれぞれ保持器8a、8bに保持した状態で、前記外輪5aの内周面に設けた、複列の外輪軌道9a、9aの内径側に組み付ける。これら両外輪軌道9a、9bに隣接する、前記両円筒面部17a、17bの内径は、これら両外輪軌道9a、9bの底部(最も内径が大きくなった部分)の内径よりも少しだけ小さくなっている。この為、前記両保持器8a、8bに保持された前記各玉7、7は、これら両保持器8a、8bを弾性変形させて、これら各玉7、7の外接円の直径を縮めつつ、前記大径側の端縁部を通過する。そして、通過後は、これら両保持器8a、8bの弾性的復元により前記各玉7、7の外接円の直径を拡げ、これら各玉7、7の転動面の一部を、前記両外輪軌道9a、9bに弾性的に当接させる。この結果、図5の右上部分に示す様に、前記各玉7、7が前記外輪5aの内径側に、前記両保持器8a、8bを介して、不用意に分離しない様に組み付けられる。従って、前記両円筒面部17a、17bの内径は、材質、厚さ、形状、寸法等により定まる、前記両保持器8a、8bの弾性変形量等を考慮して、組み立て容易性と組み立て後の非分離性とを両立させられる様に、設計的に定める。何れにしても、上述の様な組み付け作業の際、前記各玉7、7が、前記外輪5aの内周面に存在する角部15a〜15fや傾斜部16a、16bに突き当たったり擦れ合ったりする可能性がある。但し、これら各角部15a〜15fは、曲率半径が0.2mm以上の凸曲面であるし、前記両傾斜部16a、16b及び前記両円筒面部17a、17bは平滑面であるから、前記各玉7、7の転動面が、過度の寿命低下の原因となる程の損傷を受ける事はない。尚、この様に、これら各玉7、7を前記外輪5aの内径側に組み付ける作業は、軸受の製造工場で行う。
上述の様に内径側に各玉7、7を組み付けた前記外輪5aは、デファレンシャルギヤの組立工場に運ばれ、図5の右上部分に示す様に、前記支持孔12aに、締り嵌めで内嵌固定する。この内嵌固定作業は、前記外輪5aの大径側の端面13を押圧する事により行えるので、前記各玉7、7の転動面が前記両外輪軌道9a、9bに強く押し付けられる事はなく、これら両外輪軌道9a、9bにブリネル圧痕が形成される事はない。
この様にして、前記支持孔12aの内径側に前記外輪5aを内嵌固定したならば、次いで、この外輪5aの内径側に保持された前記各玉7、7の内径側に、前記内輪6aを挿入する。この内輪6aは、この挿入作業に先立って、図5の左下部分に示す様に、ピニオン軸3aに、締り嵌めで外嵌固定しておく。この様に前記各玉7、7の内径側に前記内輪6aを、図5に太矢印で示す様に挿入する際に、これら各玉7、7が、この内輪6aの外周面に存在する角部15g〜15iや傾斜面部16c、16dに突き当たったり擦れ合ったりする可能性がある。但し、これら各角部15g〜15iにしても、曲率半径が0.2mm以上の凸曲面であるし、前記両傾斜面部16c、16dにしても平滑面であるから、前記各玉7、7の転動面が、過度の寿命低下の原因となる程の損傷を受ける事はない。
これらにより、前記タンデムアンギュラ型玉軸受である本例の玉軸受1aを、前記支持部11aと前記ピニオン軸3aとの間に組み付ける際に、前記各玉7、7の転動面に、過度の寿命低下の原因となる程の、傷等の損傷が発生する事を防止できる。この為、前記玉軸受1a(を組み込んだデファレンシャルギヤ)の運転時に、何れかの玉7、7の転動面の損傷に基づいて、過大な振動や騒音が発生する事がなく、しかも、この玉軸受1a(を組み込んだデファレンシャルギヤ)の耐久性を十分に確保できる。
本発明は、自動車用のデファレンシャルギヤ、トランスファ等の自動車用駆動系に組み込まれる装置に限らず、各種回転機械装置に組み込まれて、ラジアル荷重及びスラスト荷重が加わった状態で回転する回転軸を支承する為のタンデムアンギュラ型玉軸受に適用できる。又、組立順序に関しても、図示の例に限らず、前述した特許文献3に記載されている様に、各玉及び保持器を内輪の外径側に組み付けた状態で、この内輪をピニオン軸等の回転軸に外嵌固定し、その後、ハウジング等に内嵌固定した外輪を、前記各玉の周囲に組み付ける事もできる。更には、外輪、内輪等の軌道輪を相手部材に嵌合固定してから、当該軌道輪の内径側又は外径側に玉を、保持器と共に組み付ける事もできる。
1、1a 玉軸受
2 玉軸受
3、3a ピニオン軸
4 ピニオンギヤ
5、5a 外輪
6、6a 内輪
7 玉
8a、8b 保持器
9a、9b 外輪軌道
10a、10b 内輪軌道
11、11a 支持部
12、12a 支持孔
13 端面
14 端面
15a〜15i 角部
16a〜16d 傾斜面部
17a、17b 円筒面部
特開平11−48805号公報 特開2004−169890号公報 特開2004−183745号公報 特開2009−138795号公報 特表2002−523710号公報

Claims (1)

  1. 内周面に、互いに内径が異なる2列の外輪軌道を設けた外輪と、この外輪の内径側にこの外輪と同心に配置された、外周面に互いに外径が異なる2列の内輪軌道を設けた内輪と、これら両内輪軌道と前記両外輪軌道との間に、それぞれの列毎に複数個ずつ、両列同士の間で同じ方向の接触角を付与された状態で転動自在に設けられた玉とを備えたタンデムアンギュラ型玉軸受に於いて、前記外輪の内周面のうちで、内径が小さい外輪軌道から、この外輪の軸方向両端面のうちで内径が大きい側の端面との連続部までの部分全体、及び、前記内輪の外周面のうちで、外径が大きい内輪軌道から、この内輪の軸方向両端面のうちで外径が小さい側の端面との連続部までの部分全体が、断面形状に関して微分不能な角部がなく、且つ、研磨加工された平滑面である事を特徴とするタンデムアンギュラ型玉軸受。
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