JP2008064203A - 車輪軸受装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外輪の径の異なる軌道面を、精度よく且つ効率よく研磨する。
【解決手段】内輪2の外径面及び外輪1の内径面に、それぞれ2列の対向する軌道面2a,1a;2a’,1a’が周方向全周に亘って形成されて、各軌道面1a,1a’の内径R,Rが異なるように設定された車輪軸受装置の前記外輪1であって、前記外輪1の内径面に回転砥石の外径面を摺動させることにより、前記外輪1の複数列の軌道面1a,1a’を研磨する車輪軸受装置の製造方法において、一の回転砥石10の外径面を前記外輪1に形成された一の軌道面1aに摺動させて研磨し、その後、他の回転砥石20の外径面を前記外輪1に形成された他の軌道面1a’に摺動させて研磨する方法を採用した。軌道面を別々に研磨するようにしたので、研磨時の摺動速度等の摺動条件を軌道面毎に任意に設定することができる。このため、各軌道面を精度よく且つ効率よく研磨できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、車輪軸受装置の製造方法、特に、その車輪軸受装置を構成する外輪の内径面を研磨する方法に関するものである。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するために、車輪軸受装置が用いられる。この車輪軸受装置は、例えば、図3に示すように、内輪2及び外輪1が同軸上に配置されており、その内輪2の外径面及び外輪1の内径面に、それぞれ周方向に延びる2組の対向する軌道面(溝)2a,1a;2a’,1a’が形成されている。
その対向する対の溝2a,1a;2a’,1a’間に、それぞれ周方向に沿って複数のボール3が転動可能な状態で収納できるようになっており、このボール3を介して、内輪2及び外輪1が軸周り相対回転可能に支持される。
なお、上記車輪軸受装置では、各溝2a,1a;2a’,1a’は断面弧状に形成されているので、全周に亘ってボール3が転動する軌道面として機能する。
その内輪2のアウタ側端には、ハブボルト4aを備えた車輪固定用のフランジ部4が設けられており、外輪1の外周に突出して設けた取付部5には、懸架装置(図示せず)が固定できるようになっている。
また、前記二組の溝2a,1a;2a’,1a’は、車輪軸受装置の軸方向に沿って一定の距離離れた箇所に設けられており、その各箇所における両溝2a,1a;2a’,1a’間にそれぞれボール3を収納した状態において、そのボール3の軸受中心線Cを挟んでアウタ側及びインナ側に、それぞれ盛り上がった肩部6,7が形成されている。
図3では、外輪1側において、図中左側のアウタ側の溝1aはインナ側に肩部6が、また、インナ側の溝1a’はアウタ側に肩部6が形成されている。また、内輪2側においては、前記外輪1側の肩部6に対向して、図中左側のアウタ側の溝2aはアウタ側に肩部7が、また、インナ側の溝2a’はインナ側に肩部7が形成されている。
前記ボール3と前記両溝2a,1a;2a’,1a’の底面とが、それぞれ前記軸受中心線Cよりも肩部6,7に近い部分で接触することにより、車輪軸受装置に作用するラジアル荷重とアキシアル荷重とに対抗できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−232343号公報
さらに、特に、自動車の旋回時における大きなアキシアル荷重に対応するため、図3に示すように、アウタ側の外輪1の溝1aの径Rをインナ側の溝1a’の径Rよりも相対的に大きくし、そのアウタ側に収納されるボール3の数をインナ側よりも多数としたものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−108449号公報
上記のように、外輪1の軌道面(溝)1a,1a’の径R,Rを、アウタ側とインナ側とで異ならせた構成において、そのアウタ側とインナ側の各軌道面1a,1a’を研磨する際には、図4に示すように、外輪1の一方の端面13をバッキングプレート15に押し当てるとともに、その外輪1の外周面12にシュー8を押し付けてその外輪1を軸方向,径方向に保持する。その状態で外輪1の内径側に回転砥石9を差し入れ、回転砥石9の外径面を外輪1の内径面に当接させる。
このとき、回転砥石9の外径面は外輪1の内径面よりも小径であるので、その回転砥石9の軸芯は外輪1の軸芯に対し偏心した状態となる。
駆動力によって、バッキングプレート15及び外輪1をその軸芯周りに回転させるとともに、他の駆動力によって回転砥石9をその軸芯周りに回転させ、回転砥石9の外径面を外輪1の内径面に摺動させて、各軌道面1a,1a’をその全周に亘って研削、研磨加工していく。
このとき、外輪1と回転砥石9の回転方向は同一方向であってもよいし、逆方向であっても良いが、同一方向である場合には両者の当接部における周方向速度が互いに異なるように設定する。
しかし、単一の回転砥石9により、内径の異なるアウタ側とインナ側の各軌道面1a,1a’を同時に研磨しようとすると、両軌道面1a,1a’間で、前記回転砥石9との当接部における周方向への摺動速度が異なるものとなる。
このため、各軌道面1a,1a’間で、研削、研磨の仕上がり状態が異なる状態が起こり得るので、仕上がりの精度が低下するという問題がある。
また、各軌道面1a,1a’間で仕上がり状態が異なると、その後、研磨度合いを等しくするための手直し等の作業が必要となり、効率的でないという問題もある。
そこで、この発明は、外輪に設けた複数列の軌道面の内径を異ならせた構成において、各軌道面を、精度よく且つ効率よく研磨できるようにすることを課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、内径の異なる軌道面を別々に研磨するようにしたものである。
各軌道面を別々に研磨する構成とすれば、両軌道面と回転砥石との当接部における研磨時の摺動速度、すなわち外輪の被研磨面と回転砥石の研磨面との周方向相対速度を、軌道面毎に任意に設定することができる。また、各軌道面毎に、砥石切り込み速度を任意に設定することも可能である。
各摺動条件を各軌道面で任意に設定できれば、その各軌道面において最適な条件を設定することにより、その仕上がり精度が向上する。また、仕上がり精度がよくなれば手直し作業が生じないので、効率よく作業できるようになる。特に、前記摺動速度を各軌道面で同一とすれば、仕上がり精度がさらに高まるので好ましい。また、砥石寿命を延ばすことも可能となる。
具体的な構成は、内輪の外径面及び外輪の内径面に、それぞれ複数列の対向する軌道面が周方向全周に亘って形成されて、前記外輪に形成された各軌道面の内径が異なるように設定された車輪軸受装置の前記外輪であって、前記外輪の内径面に回転砥石の外径面を摺動させることにより、前記外輪の複数列の軌道面を研磨する車輪軸受装置の製造方法において、一の回転砥石の外径面を前記外輪に形成された一の軌道面に摺動させて前記一の軌道面を研磨し、その後、前記一の回転砥石又は他の回転砥石の外径面を前記外輪に形成された他の軌道面に摺動させて前記他の軌道面を研磨する構成を採用し得る。
この構成において、前記各軌道面が断面弧状の溝である場合、前記各回転砥石は前記各軌道面の研磨の際に、前記各軌道面を構成する溝の少なくとも一方の縁の稜線部を同時に研磨する構成を採用することができる。
このようにすれば、各軌道面を構成する溝の縁に位置する稜線部に、適度な弧状部(アール部)、あるいはフラットな面取り部等を形成することができ、その弧状部や面取り部等の表面の研磨度合いを、隣り合う軌道面の研磨度合いと同等とすることができる。
また、前記各回転砥石は前記各軌道面の研磨の際に、前記各軌道面に対し軸方向に隣り合って形成されたフラットなカウンタ内径面又はシール圧入部を同時に研磨する構成を採用することもできる。
この発明は、外輪に形成した内径の異なる複数列の軌道面を別々に研磨するようにしたので、各軌道面と回転砥石との当接部における研磨時の摺動速度等の摺動条件を、軌道面毎に任意に設定することができる。このため、各軌道面を精度よく且つ効率よく研磨できる。
一実施形態の車輪軸受装置の製造方法を、図面に基づいて説明する。この製造方法に係る車輪軸受装置の構成は、図3に示すように従来例と同様であるので説明を省略し、以下は、外輪1の内径面を研磨する方法について説明する。
図1(a)(b)は、図3に示す外輪1の内径面に形成した2列の溝(軌道面)1a,1a’のうち、アウタ側(車輪軸受装置を車体に取付けた状態で車体の外側に位置する側)に位置する相対的に大径の溝1aを研磨の対象としており、その大径の溝1aのアウタ側に隣接するカウンタ内径面17、さらにそのカウンタ内径面17のアウタ側に隣接するシール圧入部18を仕上加工する状態を示している。
カウンタ内径面17及びシール圧入部18は、ともにフラットな円筒面であり、シール圧入部18は、前記カウンタ内径面17よりもやや大径となっている。
前記大径の溝1aのアウタ側の縁は、前記カウンタ内径面17との成す周方向の稜線部16となっている。また、インナ側(車輪軸受装置を車体に取付けた状態で車体の内側に位置する側)の縁は、2列の溝1a,1a’間の内周円筒面14との成す周方向の稜線部6となっている。
内周円筒面14がカウンタ内径面17よりもやや小径に形成されているため、大径の溝1aのインナ側の前記稜線部6は、アウタ側の前記稜線部16よりも内径側に大きく盛り上がっており、以下、この盛り上がったインナ側の稜線部6をアウタ側の稜線部16と区別して「肩部6」と称する。
図2(a)(b)は、図3に示す外輪1の内径面に形成した2列の溝(軌道面)1a,1a’のうち、インナ側に位置する相対的に小径の溝1a’を研磨の対象としており、その小径の溝1a’のインナ側に隣接するカウンタ内径面17を仕上加工する状態を示している。
カウンタ内径面17はフラットな円筒面であり、前記小径の溝1a’のインナ側の縁は、前記カウンタ内径面17との成す周方向の稜線部16となっている。また、アウタ側の縁は、2列の溝1a,1a’間の内周円筒面14との成す周方向の稜線部6となっている。
この小径の溝1a’のアウタ側の前記稜線部6も、前記大径の溝1aの場合と同様、反対側の稜線部16よりも内径側に大きく盛り上がっており、以下、この盛り上がった稜線部6を「肩部6」と称する。
大径の溝1aを研磨する際には、図1(a)(b)に示すように、駆動力により軸芯周り回転可能である回転砥石10を、外輪1の内径面に宛がう。外輪1は、そのインナ側端面13が、バッキングプレート15に宛がわれ、外輪1の外周面12にシュー8が締付けにより固定されて、電動モータ等の駆動力によって、バッキングプレート15と外輪1とが一体に回転するようになっている。
回転砥石10の外径面が外輪1の内径面に宛がわれて、所定の押圧力で押し付けられた状態において、外輪1及び回転砥石10をそれぞれ回転させることにより、回転砥石10は、外輪1の内径面を全周に亘って研磨する。
このとき、前記大径の溝1aは、図1(b)に示すようにボール3の球面が接する断面弧状であり、前記回転砥石10の外径面は、図1(a)に示すように、その大径の溝1aの底面に沿う弧状面10aを備えているので、大径の溝1aは、その弧状面に沿って全域が均一に研磨される。
また、回転砥石10は、図1(a)に示す外周円筒面10b,10cにより、前記大径の溝1aに隣接するカウンタ内径面17、シール圧入部18を同時に研磨することができるとともに、前記大径の溝1aとカウンタ内径面17との成す稜線部16も同時に研磨することができる。この稜線部16は、前記研磨により、適度な弧状部(アール部)、あるいはフラットな面取り部等として仕上げることもできる。
さらに、回転砥石10に設けたアール面10d(図1(a)参照)の作用により、前記肩部6を、適度な弧状部(アール部)r、あるいはフラットな面取り部等として仕上げることもできる。
小径の溝1a’を研磨する際には、図2(a)(b)に示すように、駆動力により軸芯周り回転可能である回転砥石20を、外輪1の内径面に宛がう。外輪1は、そのアウタ側端面11が、バッキングプレート15に宛がわれ、外輪1の外周面12にシュー8が締付けにより固定されて、電動モータ等の駆動力によって、バッキングプレート15と外輪1とが一体に回転するようになっている。
この回転砥石20は、前記小径の溝1a’をその研磨の対象としており、前記大径の溝1aを対象とする回転砥石10とは異なる形状を有するものであるが、外輪1の内径面の仕上がり形状が確保されるのであれば、前記大径の溝1aを研磨した回転砥石10と同一の回転砥石10で対応することができる場合も考えられる。
回転砥石20の外径面が外輪1の内径面に宛がわれて、所定の押圧力で押し付けられた状態において、外輪1及び回転砥石20をそれぞれ回転させることにより、回転砥石20は、外輪1の内径面を全周に亘って研磨する。
このとき、前記小径の溝1a’も、図2(b)に示すようにボール3の球面が接する断面弧状であり、前記回転砥石20の外径面は、図2(a)に示すように、その小径の溝1a’の底面に沿う弧状面20aを備えているので、小径の溝1a’は、その弧状面に沿って全域が均一に研磨される。
また、回転砥石20は、図2(a)に示す外周円筒面20bにより、前記小径の溝1a’に隣接するカウンタ内径面17を同時に研磨することができるとともに、前記小径の溝1a’とカウンタ内径面17との成す稜線部16も同時に研磨することができる。この稜線部16は、前記研磨により、適度な弧状部(アール部)、あるいはフラットな面取り部等として仕上げることもできる。
さらに、回転砥石20に設けたアール面20d(図2(a)参照)の作用により、前記肩部6を、適度な弧状部(アール部)r、あるいはフラットな面取り部等として仕上げることもできる。
このように、外輪1の内径面を研磨した後、内輪2と複数のボール3、保持器等を組み合わせて、車輪用軸受ユニット(車輪軸受装置)が組み立てられる。
なお、本願の研磨の対象となる軌道面の断面形状は、上記実施形態の断面弧状の溝としたものに限定されず、外輪1に複数列の軌道面が形成されて、その軌道面の内径が各位置で異なる構成となった場合において適用可能である。
一実施形態を示し、(a)はアウタ側の軌道面を研磨する状態を示す断面図、(b)は要部拡大図 同実施形態を示し、(a)はインナ側の軌道面を研磨する状態を示す断面図、(b)は要部拡大図 車輪軸受装置の断面図 従来例を示す断面図
符号の説明
1 外輪
1a 大径の溝(軌道面)
1a’ 小径の溝(軌道面)
2 内輪
3 ボール
4 フランジ部
5 取付部
6,7 肩部(稜線部)
8 シュー
9,10,20 回転砥石
10a,20a 弧状面
10b,10c,20b 外周円筒面
10d,20d アール面
11,13 端面
12 外周面
15 バッキングプレート
16 稜線部
17 カウンタ内径面
18 シール圧入部

Claims (3)

  1. 内輪2の外径面及び外輪1の内径面に、それぞれ複数列の対向する軌道面2a,1a;2a’,1a’が周方向全周に亘って形成されて、前記外輪1に形成された各軌道面1a,1a’の内径R,Rが異なるように設定された車輪軸受装置の前記外輪1であって、前記外輪1の内径面に回転砥石の外径面を摺動させることにより、前記外輪1の複数列の軌道面1a,1a’を研磨する車輪軸受装置の製造方法において、
    一の回転砥石10の外径面を前記外輪1に形成された一の軌道面1aに摺動させて前記一の軌道面1aを研磨し、その後、前記一の回転砥石10又は他の回転砥石20の外径面を前記外輪1に形成された他の軌道面1a’に摺動させて前記他の軌道面1a’を研磨することを特徴とする車輪軸受装置の製造方法。
  2. 前記各軌道面1a,1a’は断面弧状の溝であり、前記各回転砥石10,20は前記各軌道面1a,1a’の研磨の際に、前記各軌道面1a,1a’を構成する溝の少なくとも一方の縁の稜線部6,16を円弧状に同時研磨することを特徴とする請求項1に記載の車輪軸受装置の製造方法。
  3. 前記各回転砥石10,20は前記各軌道面1a,1a’の研磨の際に、前記各軌道面1a,1a’に対し軸方向に隣り合って形成されたフラットなカウンタ内径面17又はシール圧入部18を同時に研磨することを特徴とする請求項1又は2に記載の車輪軸受装置の製造方法。
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