JP2011101828A - 浄水薬注制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】浄水処理システムにおいて、制御の時間遅れを防止し、環境負荷の増大を防止する。
【解決手段】水道原水に凝集剤を注入する前凝集剤注入装置と、凝集沈殿処理後の水である沈殿処理水に前記凝集剤を注入する後凝集剤注入装置とを含む浄水薬注制御システムであって、前記水道原水及び前記沈殿処理水の水質を測定する計測部と、前記水質及び水量の情報を計測日時と共に格納する水質・プロセスデータベースと、前記前凝集剤注入装置における前凝集剤注入率及び前記後凝集剤注入装置における後凝集剤注入率を算出するための計算式を格納する薬注演算データベースと、前記水質プロセスデータベース及び前記薬注演算データベースの情報を用いて少なくとも前記後凝集剤注入率を算出する凝集剤注入率算出部とを含み、前記凝集剤注入率算出部は、前記沈殿処理水のフロック由来アルミニウム濃度に基づいて前記後凝集剤注入率を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、浄水薬注制御システムに関する。
浄水処理の監視制御システムにおいては、運転員の負荷低減や安定した浄水処理の実現を目的として、薬注(凝集剤の注入)の自動制御装置が実装されている。
このシステムにおいて、濁度成分を除去するために注入する凝集剤(一般に、ポリ塩化アルミニウムが用いられる。このため、以下では、凝集剤をPACと呼ぶことにする。)に関しては、原水にPACを注入する方式(以下、前PACと呼ぶ。)、及び沈殿池とろ過池との間においてPACを注入する方式(以下、後PACと呼ぶ。)がある。なお、本明細書においては、PACという呼称を用いた場合、ポリ塩化アルミニウムという特定の凝集剤を指すものではなく、浄水処理に用いるすべての凝集剤を指すものとする。
前PACにおいては、水道原水の濁度、水温、アルカリ度、水素イオン濃度(以下、pHと呼ぶ。)など、凝集反応に影響する因子の計測値を元に、原水に注入するPACの量(以下、前PAC注入率と呼ぶ。)を決定する。
しかし、水道原水中には、上記の水質項目以外にも凝集に影響する要因が存在するため、沈殿処理水やろ過水の濁度が十分に制御できないケースがある。例えば、藻類が原因となって凝集不良が生じると、ろ過処理でも除去されない濁質が残留する場合がある。
連続測定が困難なこれらの水質項目への対応としては、ろ過水濁度による前PACのフィードバック制御(以下、FB制御と呼ぶ。)、又は後PACが採用されている。
前PAC及び後PACを含む浄水薬注制御システムは、PACの注入を多段で行う構成となるため、前PACでの処理が困難な濁度成分への対応が時間遅れなくできるという点でメリットがある。一方、PACの注入量が全体として増加することに伴う浄水汚泥発生量の増加、及び、沈殿池の後で凝集剤が注入されることによるろ過池への濁度負荷量の増加というデメリットがある。
後PACにおける注入率(以下、後PAC注入率と呼ぶ。)の制御方法として簡易なものには注入率一定制御がある。
このほか、次のような技術が公知となっている。
特許文献1には、沈殿水の濁度、前PACと原水濁度との比、及び、沈殿処理水の水温から後PAC注入率を算出する技術が開示されている。
また、特許文献2には、ろ過池出口の濁度、及び、濁度の時間変化に基づいて後PAC注入率を決定する技術が開示されている。
特許文献3には、アルミニウム系凝集剤が添加された被処理水の溶存アルミニウムイオン濃度を測定し、溶存アルミニウム濃度の測定結果から凝集剤の注入率を設定し、この注入率に基づいて被処理水への凝集剤注入量を制御する技術が開示されている。
特開平4−11905号公報 特開2004−195304号公報 特開2008−161809号公報
特許文献1及び2では、後PACのための入力情報としては、濁度や水温などの水質項目、及び操作量(前PAC注入率及び後PAC注入率)を用いている。水質項目は、前PAC注入率の算出に用いるものと同様であるため、急激な水質の変化が生じた場合、前PACで対応が困難であった水質項目に起因する凝集不良に対する後PAC注入率の設定も不適切なものになる可能性があるという問題がある。この問題を解決しようとする場合、最終的に、FB制御の寄与を高めることが必要となり、時間遅れなく適切な対処を取ることができるという後PACのメリットが十分に得られないおそれが生じる。
この問題を解決するためには、濁度成分の除去に必要な量を超えた過剰な後PAC注入を行うことが考えられるが、この対応では、ろ過池への負荷増大や水質基準項目であるアルミニウムの漏出が生じる。すなわち、環境負荷が増大するだけでなく、浄水処理システム全体としてろ過池洗浄や薬品等に係るコストが増大するという問題が生じる。
本発明の目的は、浄水処理システムにおける制御の時間遅れを防止することにある。
本発明の浄水薬注制御システムは、水道原水に凝集剤を注入する前凝集剤注入装置と、凝集沈殿処理後の水である沈殿処理水に前記凝集剤を注入する後凝集剤注入装置とを含む浄水薬注制御システムであって、前記水道原水及び前記沈殿処理水の水質を測定する計測部と、前記水質及び水量の情報を計測日時と共に格納する水質・プロセスデータベースと、前記前凝集剤注入装置における前凝集剤注入率及び前記後凝集剤注入装置における後凝集剤注入率を算出するための計算式を格納する薬注演算データベースと、前記水質プロセスデータベース及び前記薬注演算データベースの情報を用いて少なくとも前記後凝集剤注入率を算出する凝集剤注入率算出部とを含み、前記凝集剤注入率算出部は、前記沈殿処理水のフロック由来アルミニウム濃度に基づいて前記後凝集剤注入率を算出することを特徴とする。
本発明によれば、浄水処理システムにおける制御の時間遅れを防止することができる。
また、本発明によれば、浄水処理システムの環境負荷の増大を防止することができる。
本発明による実施例の浄水薬注制御システムを示す構成図である。 図1の監視制御サーバの構成を示すブロック図である。 本発明による実施例のPAC注入率を算出するための処理工程を示すフロー図である。 フロック由来アルミニウム濃度に対応する後PAC注入率の一例を示すグラフである。 フロック由来アルミニウム濃度に対応する後PAC注入率の他の例を示すグラフである。 フロック由来アルミニウム濃度に対応する後PAC注入率他の例を示すグラフである。 本発明による他の実施例の浄水薬注制御システムを示す構成図である。 本発明による他の実施例のPAC注入率を算出するための処理工程を示すフロー図である。 本発明による他の実施例のPAC注入率を算出するための処理工程を示すフロー図である。
本発明は、浄水施設の運転を制御するシステムに関する。特に、水質を管理するために薬品注入等の操作を行う自動制御システムに関する。
以下、本発明の実施形態である浄水薬注制御システムについて説明する。
本実施形態は、基本的に次のように構成する。
前記浄水薬注制御システムは、水道原水への凝集剤注入装置と凝集沈殿処理水への凝集剤注入装置とを有する浄水施設において、原水及び沈殿処理水の水質を測定する計測部、監視制御システムに入力される水質及びプロセス情報を格納する水質・プロセスデータベース、凝集剤注入率の計算式を格納する薬注演算データベース、水質プロセスデータベース、及び薬注演算データベースの情報を用いて凝集剤注入率を算出する凝集剤注入率算出部を有する構成とする。
前記計測部が計測する水質の項目は、原水の濁度、アルカリ度、pH及び水温、ならびに、沈殿処理水のアルミニウム濃度、pH及び水温である。そして、沈殿処理水中のフロック由来するアルミニウム濃度に基づいて沈殿処理水への凝集剤注入率を算出する。
さらに、凝集沈殿処理及びろ過処理における、所定期間のCO排出量を算出する機能を有し、沈殿処理水濁度に基づく原水への凝集剤注入率の補正をする場合のCO排出量と、ろ過水濁度に基づく凝集処理水への凝集剤注入率の補正をする場合のCO排出量をそれぞれ算出し、CO排出量が低い方の凝集剤注入率補正を行う。
前記計測部は、少なくとも沈殿処理水のアルミニウム濃度を実測し、このアルミニウム濃度を用いて凝集剤注入率算出部が後凝集剤注入率を算出する。
前記凝集剤注入率算出部は、沈殿処理水の溶解性アルミニウム濃度の実測値又は理論値を用いて後凝集剤注入率を算出する。
前記計測部は、水道原水の濁度、アルカリ度、水素イオン濃度及び水温、並びに、沈殿処理水のアルミニウム濃度、水素イオン濃度及び水温のデータを取得し、前記凝集剤注入率算出部は、これらのデータを用いて前凝集剤注入率及び/又は後凝集剤注入率を算出する。
前記浄水薬注制御システムは、二酸化炭素排出量の算出に用いる原単位を格納する原単位データベースを含み、前記凝集剤注入率算出部は、原単位を用いて二酸化炭素排出量が少ない場合の前凝集剤注入率及び/又は後凝集剤注入率の選択をする。
前記凝集剤注入率算出部は、凝集沈殿処理及びろ過処理に起因する二酸化炭素排出量を算出し、沈殿処理水の濁度に基づいて前凝集剤注入率の補正をする場合の二酸化炭素排出量、及び、ろ過水の濁度に基づいて後凝集剤注入率の補正をする場合の二酸化炭素排出量をそれぞれ算出し、前記選択をし、前記補正をする。
以下、本発明の詳細について実施例を用いて説明する。
本実施例は、本発明の基本構成を示すものであり、アルミニウム濃度を用いた後PAC注入率の算出について記載するものである。
図1は、本発明による一実施例の浄水薬注制御システムである。
本図において、浄水薬注制御システムは、監視制御サーバ1、制御用ローカルエリアネットワーク3(制御LAN)、コントローラ4a及び4b、計測手段200a及び200b(計測部とも呼ぶ。)を含む構成となっている。
監視制御サーバ1は、制御用ローカルエリアネットワーク3を経由して計測値を所定の時間間隔で取得することにより、水道施設100に設置された計測手段200a及び200bの情報を収集している。
水道施設100は、少なくとも浄水施設210を含んでおり、浄水施設210においては凝集剤による濁度成分(濁質)の除去がなされている。凝集剤は、前PAC注入装置300(前凝集剤注入装置とも呼ぶ。)によって混和池230の水道原水に注入される。また、後PAC注入装置310(後凝集剤注入装置とも呼ぶ。)によって沈殿池250とろ過池260との間において凝集沈殿処理後の水(沈澱処理水とも呼ぶ。)に注入される。
原水中の濁質は、前PAC注入装置300から注入された凝集剤(例えば、PAC:ポリ塩化アルミニウム)と反応してフロックを形成し、沈殿池250で沈殿分離される。沈殿処理水に対して後PAC注入装置310から注入される凝集剤は、残留する濁質と反応してマイクロフロックを形成し、ろ過処理で所定の濁度レベル以下までフロックが除去される。前PAC注入装置300及び後PAC注入装置310は、監視制御サーバ1からの出力を受けたコントローラ4a及び4bにより制御されている。監視制御サーバ1は、例えばパーソナルコンピュータ等の計算機及び計算機に内蔵されたのソフトウェアを含む構成となっている。
計測手段200aは、水道施設100における原水の水量及び原水の水質に関する項目を計測するものであり、水質としては、濁度、アルカリ度、pH及び水温を測定する。また、計測手段200bは、水道施設100における沈殿処理水、すなわち、沈殿池250から流出した水を対象として、アルミニウム濃度、pH及び水温を測定する。なお、アルミニウムは、主に凝集剤を起源とする物質である。
計測手段200a及び200bにおいて測定された数値等の情報はそれぞれ、コントローラ4a及び4bに送信され、それぞれ、前PAC注入装置300及び後PAC注入装置310のフィードフォワード制御(以下、FF制御とも呼ぶ。)に用いられる。
図2は、図1の監視制御サーバ1の詳細図である。
本図において、監視制御サーバ1は、CPU30、メモリ31、ネットワークインターフェイス32(IF)、データ入出力端末33、水質・プロセスデータベース34及び薬注演算データベース35を備えている。メモリ31には、凝集剤注入率算出部41を備えたプログラムが記憶されており、CPU30がこのプログラムを実行することにより、監視制御サーバ1として機能するようになっている。
ネットワークインターフェイス32は、制御用ローカルエリアネットワーク3(制御LAN)に接続され、図1に示す計測手段200a及び200bとデータを送受信するようになっている。
水質・プロセスデータベース34には、水量及び水質の情報が計測日時と共に格納されるようになっている。また、薬注演算データベース35には、前PAC注入率(前凝集剤注入率とも呼ぶ。)の計算式及び後PAC注入率(後凝集剤注入率とも呼ぶ。)を算出するための複数の計算式(演算式)、及び、各計算式を用いる際の条件が格納されている。
図3は、図2の凝集剤注入率算出部41における処理フローを示したものである。
S301においては、水質・プロセスデータベース34から最新の水質及び水量の情報を取得する。
S302においては、薬注演算データベース35から前PAC注入率(前凝集剤注入率とも呼ぶ。)の計算式を取得し、水質データを用いて前PAC注入率を算出する。前PAC注入率の計算式としては、例えば、下記式(1)及び(2)を用いることができる。
Figure 2011101828
Figure 2011101828
ここで、PAC及びPACは前PAC注入率、Tuは原水濁度、ALは原水アルカリ度、pHは原水pH、Tは原水水温、PAC及びa〜jは定数である。なお、原水濁度の範囲を区切って上記式(1)及び(2)並びにそれぞれの原水濁度の範囲における各定数をそれぞれ準備し、実際の測定結果に応じて計算式を自動的に切替えて前PAC注入率を算出してもよい。
次に、S303においては、後PAC注入率を計算するための準備として、フロック由来アルミニウム濃度の算出を行う。これにより、濁質に含まれる正味のアルミニウム濃度を使って後PAC注入率を計算することになるため、濁質除去のための適切な薬注制御が可能となる。
図1の計測手段200a及び200bによるアルミニウム濃度の計測において、フロックに含まれるアルミニウムの濃度及び溶解性アルミニウムの濃度の両方を合計した値のみが得られる場合は、沈殿処理水のpH、水温及びAl(OH)の溶解度から溶解性アルミニウムの濃度(以下、溶解性アルミニウム濃度と呼ぶ。)の理論値を計算する。
浄水場で処理される原水のpHは概ね6〜9の範囲であり、このpH領域における溶解性アルミニウムの形態は、下記式(3)に示すAl(OH) が支配的である。
Figure 2011101828
ここで、溶解性アルミニウム濃度の理論値[Al]は、下記式(4)及び(5)を用いて算出する。
Figure 2011101828
Figure 2011101828
式中、pHは水素イオン濃度の実測値(温度補償後)であり、kは25℃に変換する際の係数である。また、Rは気体定数、Tは絶対温度、Fはファラデー数、Kwは溶解度定数である。
そして、計測手段200a及び200bによるアルミニウム濃度の実測値と溶解性アルミニウム濃度の理論値との差をとることにより、フロック由来のアルミニウム濃度(以下、フロック由来アルミニウム濃度と呼ぶ。)を得る。
溶解性アルミニウム濃度を得る方法としては、上記のような理論値を求める以外に、実測する方法がある。沈殿処理水に含まれる濁質をフィルタで分離した後にアルミニウム濃度の測定を行うことにより、溶解成分の濃度(溶解性アルミニウム濃度)を得ることができる。この濃度は、イオンの状態で存在するアルミニウムの濃度の実測値、又は溶解性アルミニウム濃度の実測値と呼んでもよい。
続いて、S304においては、後PAC注入率の計算式を選定する。
フロック由来アルミニウム濃度の範囲に応じて、予め薬注演算データベース35に登録された計算式を選定する。
図4A〜4Cは、所定の濃度範囲において選定する計算式を分けた例を3種類(パターン1〜3)挙げたものである。
パターン1の場合、高濃度領域において後PACを注入せず、濃度が低くなるほどステップ的に後PAC注入率を増加させるようにしたものである。
パターン2の場合、低濃度領域においては、傾きが大きいべき乗の曲線に対応する計算式を用い、高濃度領域では傾きが小さい曲線に対応する計算式を用いるものである。
パターン3の場合、上記のパターン1及び2の組み合わせであり、極低濃度、低濃度及び高濃度の領域それぞれにおいて計算式を変更する。
S305においては、上記のように選定した計算式にフロック由来アルミニウム濃度を代入して後PAC注入率を求める。
S306においては、S305で求めた後PAC注入率と浄水場で処理している水量とを用いて、後PACの注入量を算出する。
最後に、S307において、実際に前PAC注入装置300及び後PAC注入装置310を制御するためのコントローラ4a及び4bへそれぞれ値を出力する。
本実施例の浄水薬注制御システムにおいては、沈殿処理水に含まれるフロックに含まれるアルミニウム濃度を評価し、これを元に凝集剤の過不足を判定して、後PAC注入率を決める。そのため、単に沈殿処理水の濁度を用いるだけの場合よりも適正な量の凝集剤を注入することができるという効果がある。
また、沈殿処理水の水質計測結果を基に後PACの注入率を決定しているため、水質の変化に速やかに対応できる、すなわち、制御の遅れ時間が短くできるという効果がある。
本実施例は、モニタリング項目を増やしてFB制御を追加したものであり、本発明の浄水薬注制御システムのロバスト性を向上させるものである。
図5は、本実施例の監視制御システムを示す構成図であり、実施例1にろ過水の濁度の測定手段を追加した構成を有するものである。
本図において、計測手段200c(計測部とも呼ぶ。)は、ろ過池260と浄水池270との間に設置してあり、測定された数値等の情報(濁度情報も含む。)は、後PAC注入装置310に送信されてFB制御を行うようになっている。
図6は、本実施例における凝集剤注入算出部41(図2に示す。)の処理フローを示したものである。
S601〜S603は、図3に示した処理フローのS301〜S303と同様である。
S604においては、基本後PAC注入率(PAC)を求める。ここで、基本後PAC注入率は、後PAC注入率を補正するための基準となる値である。
基本後PAC注入率を算出するための指標として、フロック由来アルミニウム濃度/沈殿処理水濁度の比(RAl)を用いる。この指標の関数として、例えば下記式(6)又は(7)に示すべき乗の関数でPACを計算する。
Figure 2011101828
Figure 2011101828
ここで、Tuは沈殿処理水濁度であり、PAC’、PAC”、m1(<0)、m2(<0)及びPは定数である。
Alは、沈殿処理水に残留する濁質に結合したアルミニウム(凝集剤)の量であり、凝集において重要なメカニズムである荷電中和を考慮すると、この比が一定レベルを超えていることが望ましい。そのため、この比に応じた注入率を設定する。
S605においては、後PAC注入率を補正する。
この補正は2つの指標を用いる。
一つ目の指標はろ過水濁度(Tu)である。ろ過水濁度の目標値(Tuft)との差分(ΔTu)に比例する量をPACから増減させる。
二つ目の指標は前PACによる濁質の除去性能である。原水濁度とPAC注入率から予想される平均的な沈殿処理水濁度の計算式を予め薬注演算データベース35に登録する。この予想値(Tust)と沈殿処理水濁度の実測値(Tu)との差分(ΔTu)を関数とする量をPACから増減させる。
S606においては、得られた後PAC注入率と処理水量とを用いて凝集剤注入量を算出する。
最後に、S607においては、実際に前PAC注入装置300及び後PAC注入装置310を制御するためのコントローラ4a及び4bにそれぞれの値を出力する。
本実施例の浄水薬注制御システムにおいては、実施例1の効果に加え、前PACによる処理の結果、及び、前PACで沈殿除去できなかったフロックの性状を速やかに後PACの注入率に反映できるため、制御性が向上する。また、ろ過水濁度の情報をFB制御に用いる構成としているため、単なるフィードフォワード制御(FF制御)に比べて、制御のロバスト性を向上させることができる。
本実施例は、環境負荷を考慮する浄水薬注制御システムを示したものである。
本実施例においては、アルミニウム濃度を指標として、ろ過水の濁度だけでなく、凝集沈殿に係る操作で排出される二酸化炭素の量(二酸化炭素排出量又はCO量とも呼ぶ。)を制約条件として、前PAC注入率及び後PAC注入率を制御する。
CO量の算出のため、実施例2の計測に加え、プロセスデータとして、ろ過継続時間、損失水頭、ろ過池洗浄水量、洗浄時間を取得し、水質・プロセスデータベース34に格納する。また、監視制御サーバ1は、CO量の算出に用いる原単位を格納する原単位データベース36を有する。
図7は、本実施例における凝集剤注入率算出手段41(図2に示す。)の処理フローを示したものである。
S701においては、水質・プロセスデータベース34から、所定の時間分に相当する直近の計測結果である水質・プロセス情報を取得する。上記の所定の時間は、ろ過池洗浄の間隔がタイマーで設定されている場合は、少なくともこのろ過池洗浄の間隔とする。
次に、S702においては、S701で取得したデータを用いて基本前PAC注入率を算出する。これは、FB制御等の補正を受ける前の注入率の計算式を用いた計算値である。
S703においては、沈殿処理水の水質を用いて、フロック由来アルミニウム濃度を算出する。
S704においては、このフロック由来アルミニウム濃度を用いて基本後PAC注入率を求める。
S705においては、前PAC注入率及び後PAC注入率の補正量をそれぞれ算出する。実施例2のS605と同様、前PACの注入に関しては前PACによる濁質の除去性能を指標とし、一方、後PAC注入に関しては、ろ過水の濁度を指標として算出する。
S706においては、S702及びS704で求めた基本前PAC注入率及び基本後PAC注入率に基づいて、前PAC注入率のみに補正を加えたケース(ケース1)、並びに後PAC注入率のみに補正を加えたケース(ケース2)の2ケースにおけるCO排出量をそれぞれ算出する。ここでは、凝集沈殿に係る処理におけるCO発生量のみを対象とする。
COに関しては、一定の期間内に使用する電力使用量、薬剤注入量、水量及び水質データから、原単位を用いてCO発生量に換算する。
薬剤に関しては、その使用に係るCO発生と、薬剤及び原水濁度から発生する浄水汚泥の処理に係るCO発生を考慮する。
また、ろ過池の洗浄に係る電力やろ過池に堆積したフロックの掻き寄せ及び引き抜きに係る電力量も考慮する。
CO排出量を算出する期間は、最も新しいろ過池洗浄が終了した時点を起点として、所定の時間経過した時を終点とする。
実測データがある場合は、その値を水質・プロセスデータベース34から取得して、CO排出量を求める。
一方、実測データがない期間、すなわち、将来の範囲に関しては、最新の運転条件がそのまま継続されると仮定して、CO排出量を算出する。この将来の範囲で、ろ過池へのフロックの負荷量が、ろ過池洗浄の実施を判断する境界値を越えたときは、ろ過池洗浄操作を実行するものとし、この操作に係るCO排出量を加える。CO排出量は、所定期間内の処理水量当たりの値として計算する。
次に、S707においては、ケース1及びケース2のCO排出量を比較し、CO排出量が少ないケースの前PAC注入率又は後PAC注入率を選択する。
そして、S708においては、処理水量のデータとあわせて凝集剤注入量を算出し、S709でコントローラへ値を出力する。
本実施例の浄水薬注制御システムにおいては、実施例2の効果に加えて、水質を維持しながら、CO排出量がより少ない運転条件を選定することが可能である。
本実施例においては、S706でCO排出量を算出する運転条件を2種類としたが、前PAC注入率及び後PAC注入率の複数の組み合わせにおけるCO発生量を算出し、S707で排出量が最小となる運転条件を選択することにしてもよい。この場合、各運転条件により得られる水質を予測する必要があるため、過去の実測データを元に、前PAC及び後PACによる凝集沈殿及びろ過処理での平均濁度除去性能をデータベース化しておく。
評価対象とする運転条件としては、評価時点における運転条件からの差分が所定範囲内であること、ろ過水濁度が制約条件を満足する運転条件であることである。また、評価時点における運転条件と水質に対し、運転条件の変更による水質変化の方向が矛盾する場合、例えば、凝集剤の注入率を増加しても得られる水質の予測値は現状よりも悪化するという場合は、この運転条件を評価対象から外すこととする。このような処理により、凝集剤注入率の選択に要する時間を短縮することができる。
本発明においては、沈殿処理水に含まれるフロック中のアルミニウム濃度を評価し、これを元に凝集剤の過不足を判定して、後PAC注入率を決める。これにより、単に沈殿処理水の濁度を用いるだけの場合よりも適正な量の凝集剤を注入することができる。
本発明によれば、沈殿処理水の水質計測結果を元に後PAC注入率を決定しているため、水質の変化に速やかに対応することができる。すなわち、浄水処理システムにおける制御の遅れ時間を短くすることができる。
また、本発明によれば、水質だけでなく、凝集沈殿処理及びろ過処理に係る操作におけるCOを指標として運転条件を選定することとしているため、水質を維持しながら、よりCO排出量の少ない運転条件とすることができる。
さらに、本発明によれば、浄水処理システムの環境負荷の増大を防止することができる。すなわち、フロック性状に関する情報を入力に用いて後PACを適切に制御でき、水質に関する指標及び凝集沈殿・ろ過処理による環境負荷量を指標とした凝集剤注入制御を行う薬注制御システムを提供することができる。
さらにまた、本発明によれば、沈殿処理水中のフロックに由来するアルミニウム濃度を指標として複数の凝集剤注入を制御することにより、適切な凝集剤注入制御による水質の維持が可能となる。
なお、以上の実施例において、計測部で測定して得られたデータ(情報)や上記の計算式等を蓄積するデータベース、このデータを用いて凝集剤の注入量の制御を行う制御部、及び、凝集剤注入率算出部は、図1に示す浄水施設210に含まれるものとしてもよいし、監視制御サーバ1に含まれるものとしてもよい。
本発明は、浄水処理場の浄水薬注制御システムに利用することができる。
1:監視制御サーバ、3:制御用ローカルエリアネットワーク、4:コントローラ、100:水道施設、200a、200b、200c:計測手段、210:浄水施設、220:着水井、230:混和池、240:フロック形成池、250:沈殿池、260:ろ過池、270:浄水池、300:前PAC注入装置、310:後PAC注入装置、30:CPU、31:メモリ、32:ネットワークインターフェイス、33:データ入出力端末、34:水質・プロセスデータベース、35:薬注演算データベース、36:原単位データベース、41:凝集剤注入率算出部。

Claims (6)

  1. 水道原水に凝集剤を注入する前凝集剤注入装置と、凝集沈殿処理後の水である沈殿処理水に前記凝集剤を注入する後凝集剤注入装置とを含む浄水薬注制御システムであって、前記水道原水及び前記沈殿処理水の水質を測定する計測部と、前記水質及び水量の情報を計測日時と共に格納する水質・プロセスデータベースと、前記前凝集剤注入装置における前凝集剤注入率及び前記後凝集剤注入装置における後凝集剤注入率を算出するための計算式を格納する薬注演算データベースと、前記水質プロセスデータベース及び前記薬注演算データベースの情報を用いて少なくとも前記後凝集剤注入率を算出する凝集剤注入率算出部とを含み、前記凝集剤注入率算出部は、前記沈殿処理水のフロック由来アルミニウム濃度に基づいて前記後凝集剤注入率を算出することを特徴とする浄水薬注制御システム。
  2. 前記計測部は、少なくとも前記沈殿処理水のアルミニウム濃度を実測し、このアルミニウム濃度を用いて前記凝集剤注入率算出部が前記後凝集剤注入率を算出することを特徴とする請求項1記載の浄水薬注制御システム。
  3. 前記凝集剤注入率算出部は、前記沈殿処理水の溶解性アルミニウム濃度の実測値又は理論値を用いて前記後凝集剤注入率を算出することを特徴とする請求項2記載の浄水薬注制御システム。
  4. 前記計測部は、前記水道原水の濁度、アルカリ度、水素イオン濃度及び水温、並びに、前記沈殿処理水のアルミニウム濃度、水素イオン濃度及び水温のデータを取得し、前記凝集剤注入率算出部は、これらのデータを用いて前記前凝集剤注入率及び/又は前記後凝集剤注入率を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の浄水薬注制御システム。
  5. 二酸化炭素排出量の算出に用いる原単位を格納する原単位データベースを含み、前記凝集剤注入率算出部は、前記原単位を用いて前記二酸化炭素排出量が少ない場合の前記前凝集剤注入率及び/又は前記後凝集剤注入率の選択をすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の浄水薬注制御システム。
  6. 前記凝集剤注入率算出部は、凝集沈殿処理及びろ過処理に起因する二酸化炭素排出量を算出し、前記沈殿処理水の濁度に基づいて前記前凝集剤注入率の補正をする場合の前記二酸化炭素排出量、及び、ろ過水の濁度に基づいて前記後凝集剤注入率の補正をする場合の前記二酸化炭素排出量をそれぞれ算出し、前記選択をし、前記補正をすることを特徴とする請求項5記載の浄水薬注制御システム。
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