JP2011098894A - 消毒剤 - Google Patents

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【課題】携帯ができ、屋内屋外を問わずいつでもどこでも、必要な時に必要量のみを確実に取り出すことができ、肌荒れを防止しつつ速乾性を有する消毒剤が望まれていた。
【解決手段】本発明に係る消毒剤は、A)殺菌剤または/および抗菌剤と、B)揮発性薬剤と、C)保湿剤とを含有した組成物を、スクイズ変形させることによって内容物を滴下させる機構を有する容器に充填したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋内および屋外において使用される消毒剤に係り、更に詳しくは携帯ができ、屋内屋外を問わず、いつでもどこでも、必要な時に必要量のみを確実に取り出すことができ、肌荒れを防止しつつ速乾性を有する消毒剤に関するものである。
近年、ノロウィルスや新型インフルエンザなどの感染症が問題となっており、感染予防の観点から各種の消毒剤が市販されている。例えば特許文献1には消毒用エチルアルコールをスプレー容器に充填した消毒剤が開示されており、特許文献2には泡沫タイプのエアゾール消毒剤が開示されており、特許文献3の処方例2にはポンプタイプの消毒剤が開示されている。
また、これらの感染症の予防においては、手指などの消毒をこまめに行うことが重要であり、この点においては、特許文献1および特許文献2に記載の消毒剤は、携帯が可能であるという利点がある。
特開平6−219904号公報 特開平6−279268号公報 特開2007−176572号公報
しかしながら、特許文献1に記載の消毒剤はスプレータイプであることから手指などに適用しようとした際には、スプレーによって消毒剤が拡散してしまい、必要量を超える消毒剤が手指などに適用されてしまったり、周辺の環境に影響を与えてしまうという問題がある。
一方、特許文献2に記載の消毒剤は泡沫タイプのものであることから、携帯が可能であり、かつ、必要量のみを適用したい箇所に使用することができるという長所を有している。
しかしながら、泡沫タイプの消毒剤は適用された泡(フォーム)が破泡するための時間を必要とすることから、速乾性に乏しく、素早く消毒作業を終えることができないという問題を有している。特に、特許文献2の段落番号[0017]には、適用されたフォームを5〜30秒持続させる必要があることが記載されており、この点からも素早く消毒作業を終えることができないことがわかる。
これに対し、特許文献3の処方例2に記載の消毒剤は、ポンプタイプであることから、速乾性を有する消毒剤を充填すれば、消毒剤の拡散を防止しつつ、かつ、素早く消毒作業を終えることができるという長所を有している。
しかしながら、該消毒剤は携帯するには不向きであるという大きな欠点を有している。
さらに、特許文献2の消毒剤は段落番号[0011]に記載されているように低級アルコールが60〜90重量%、特許文献3の処方例2の消毒剤は段落番号[0030]に記載されているように低級アルコールが84重量%含有されているものであり、一般的に消毒剤にアルコール成分が高濃度で含有されている場合には、肌荒れの原因となるという問題もある。
本発明は上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、携帯ができ、屋内屋外を問わず、いつでもどこでも、必要な時に必要量のみを確実に取り出すことができ、肌荒れを防止しつつ速乾性を有する消毒剤を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る消毒剤は、A)殺菌剤または/および抗菌剤と、B)揮発性薬剤と、C)保湿剤とを含有した組成物を、スクイズ変形させることによって内容物を滴下させる機構を有する容器に充填した構成にしてある。
本発明の請求項2に係る消毒剤は、容器がチューブ状である構成にしてある。
本発明の請求項3に係る消毒剤は、A)の配合量が0.001〜0.5重量/体積%であり、B)の配合量が10〜60重量/体積%であり、C)の配合量が30〜60重量/体積%である構成にしてある。
本発明の請求項4に係る消毒剤は、A)がクロルヘキシジングルコン酸塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムからなる群から選択されるいずれか一種以上の薬剤である構成にしてある。
本発明の請求項5に係る消毒剤は、B)がエチルアルコールまたは/およびイソプロピルアルコールである構成にしてある。
本発明の請求項6に係る消毒剤は、C)が水、グリセリン、1,3ーブチレングリコールからなる群から選択されるいずれか一種以上の薬剤である構成にしてある。
本発明の請求項1に係る消毒剤によれば、A)殺菌剤または/および抗菌剤と、B)揮発性薬剤と、C)保湿剤とを含有した組成物を、スクイズ変形させることによって内容物を滴下させる機構を有する容器に充填してあるので、適用したい部位の消毒に必要な量のみを確実に取り出すことができる。
本発明の請求項2に係る消毒剤によれば、容器がチューブ状であるので、携帯ができ、屋内屋外を問わず、いつでもどこでも、必要な時に消毒をすることができる。
本発明の請求項3〜6に係る消毒剤によれば、A)成分である殺菌剤または/および抗菌剤成分と、B)成分である揮発性薬剤と、C)成分である保湿剤成分とを含有し、また、これらの成分に任意の化合物を使用していることから、速乾性を有しつつ、より効果的に適用したい部位の消毒をすることができる。
また、B)成分である揮発性薬剤成分の配合量を60重量/体積%以下にしていることから、適用したい部位の消毒剤による肌荒れも効果的に防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る消毒剤を示す模式図である。 第1の実施形態における滴下機構の構造を示す模式図である。 第1の実施形態における滴下機構の別の構造を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る消毒剤を示す模式図である。 第2の実施形態における滴下機構の構造を示す模式図である。 第3の実施形態における滴下機構の構造を示す模式図である。
本発明の実施形態を説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。図1は第1の実施形態に係る消毒剤を示す模式図である。
まず、本発明に係る消毒剤1aは、殺菌効果、抗菌効果を有する組成物2と滴下機構3とチューブ容器4から構成されている。
(組成物)
次に、組成物2について説明する。
本発明に係る組成物2は、殺菌、抗菌成分と、揮発成分と、保湿成分の3成分によって構成されている。
殺菌、抗菌成分としては、手指など皮膚に付着した雑菌に対して殺菌効果や抗菌効果を有しているものであれば特に限定されず、例えば、塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウムなどの四級アンモニウム塩系、3−メチル−4−イソプロピルフェノールやチモールなどのフェノール系、クロルヘキシジングルコン酸塩などが挙げられる。そして、抗菌力の点から、クロルヘキシジングルコン酸塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどを単独または併用して使用することが好ましい。
殺菌、抗菌成分の配合量としては、所望する殺菌効果や抗菌効果を発揮できる量であれば特に限定されないが、組成物2全体に対して、0.001〜0.5重量/体積%となるように配合することが好ましい。
配合量が0.001重量/体積%未満の場合には、殺菌効果や抗菌効果を十分に発現させることが困難となり、配合量が0.5重量/体積%を超える場合には、皮膚に悪影響を与える恐れがある。
揮発成分としては、使用後に組成物2を皮膚などから揮発させる性質を有しているものであれば特に限定されず、例えば、エチルアルコールやイソプロピルアルコールなどのアルコール類を単独または併用して使用することが出来る。また、これらのものに、八アセチルしょ糖やフェネチルエチルアルコ−ルなどの適当な変性剤を加え使用することも可能である。
揮発成分の配合量としては、使用後に組成物2が皮膚から揮発する状態になる量であれば特に限定されないが、組成物2全体に対して、10〜60重量/体積%となるように配合することが好ましい。
配合量が10重量/体積%未満の場合には、揮発効果を十分に発現させることが困難となり、配合量が60重量/体積%を超える場合には、皮膚が白くなったり、ひいては肌荒れの原因となる恐れがある。
なお、配合量が60重量/体積%を超える場合には、他の成分との配合比の関係で引火点が認められ、危険物としての取扱いが必要となる場合があり、保管量等に制限が掛かる場合がある。
保湿成分としては、使用中に皮膚が組成物2で濡れている状態にさせる性質を有しているものであれば特に限定されず、例えば、グリセリンやプロピレングリコール、1,3ーブチレングリコールなどのグリコール類、ソルビトールなどの多価アルコール類が挙げられる。そして、使用性の点から、水、グリセリン、1,3ーブチレングリコールなどを単独または併用して使用することが好ましい。
保湿成分の配合量としては、使用中に皮膚が組成物2で濡れている状態になる量であれば特に限定されないが、組成物2全体に対して、30〜60重量/体積%となるように配合することが好ましい。
配合量が30重量/体積%未満の場合には、保湿効果を十分に発現させることが困難となり、配合量が60重量/体積%を超える場合には、保湿効果が強すぎて、使用後においても皮膚にべたつきが生じ速乾性を損なう恐れがある。
なお、組成物2は、粘度が1〜100mPa.sとなるように設定するのが好ましい。この粘度より大きいと組成物が出し難くく、粘度が小さいとスクイズをする際に出やすくなりすぎる事がある。
また、組成物については、必要に応じて、防腐剤や誤飲防止のための苦味剤など、各種の添加剤を配合することもできる。
次に、滴下機構とチューブ容器の構造を図面に基づいて説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施形態に係る消毒剤1aを示す模式図であり、図2は第1の実施形態における滴下機構の構造を示す模式図であり、図3は第1の実施形態における滴下機構の別の構造を示す模式図である。
(チューブ容器の構成)
チューブ容器4は、単層の樹脂チューブによって構成されている。なお、かかる容器には、充填する組成物2や使用環境などに応じて、適宜、多層の樹脂チューブやラミネートチューブを使用することもできる。
(滴下機構の構成)
滴下機構3は、図2に示すようにノズル部5が形成された栓本体6と球体7を主要部品として構成されている。栓本体6の内部には、通路8と球体収納部9とが形成されており、通路8と球体収納部9との間には狭部10が形成されている。
なお、ノズル部5および通路8は、その口径を調整することによって滴下される一滴の量を調節することができる。
球体収納部9の内径は球体7の直径より若干大きく形成されており、下端には球体7がチューブ容器4内に脱落しないように下止部11が形成されている。なお、かかる下止部11は、球体7が球体収納部9内に収納された際にあそび12を持たせるように形成されており、チューブ容器4をスクイズ変形させた際に球体7が球体収納部9内を上下に移動するように構成されている。また、球体収納部9にはさらに内局面に少なくとも一本の縦溝13が形成されている。
なお、この縦溝13は、チューブ容器4をスクイズ変形させた際に滴下される組成物2の粘度に応じて、その幅、深さ、形状、本数などを適宜変更することができる。すなわち、組成物2の粘度が高粘度である場合には、縦溝13の断面積を大きくするなどの変更を行うことになる。
次に、上記のように構成された消毒剤1の作用を説明する。
チューブ容器4を指などでスクイズ変形させることによって、チューブ容器4の内圧が高くなり、縦溝13を通じて充填されている組成物が通路8を通って、ノズル部5から滴下される。
その際、球体7が球体収納部9内を上下に移動することから、スクイズ変形時において、球体7が下止部11と接触している場合には、狭部10と球体収納部9との間にも隙間が発生することになり、この隙間内にも組成物2が供給され、滴下されることになる。
以上から、携帯ができ、屋内屋外を問わず、いつでもどこでも、必要な時に必要量の組成物2のみを確実に取り出し、消毒ができることになる。
また、滴下が終了してスクイズ変形したチューブ容器4が元の形状に戻った後は、球体7が狭部10または下止部11と接触するため、チューブ容器4内の組成物2が外気と接触することがなくなり、組成物2の変質を防止することもできる。
ここで、組成物2を両手の手指の消毒に用いる場合には、一回の使用量は0.1〜2ml程度が通常であり、一回の使用に当たりスクイズ変形によって行われる滴下の回数は数回〜十数回が通常であることから、上記滴下機構3による一滴の量は0.01〜0.05mlであることが好ましい。
また、上記の実施形態では、滴下機構3をチューブ容器4と分離し、チューブ容器4の開口部を塞ぐ栓として構成しているが、本実施形態の消毒剤1はそれに限定されるものでなく、例えば、図3のように、滴下機構3とチューブ容器4を一体成形して、さらに球体収納部9の内局面に縦溝13を設けることなく球体7を球体収納部9内に収納するようにすることもできる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る消毒剤を説明する。
図4は第2の実施形態に係る消毒剤を示す模式図であり、図5は第2の実施形態における滴下機構の構造を示す模式図である。
(第2の実施の形態および滴下機構の構成)
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様に組成物2と滴下機構3とチューブ容器4から構成されており、滴下機構3は図5に示すように、第1の実施の形態とは、球体7が球体収納部9内で上下方向などに移動しないように下止部11によって収納されている点を除いて同じ構造となっている。
次に、上記のように構成された消毒剤1bの作用を説明する。
第1の実施の形態と同様にチューブ容器4を指などでスクイズ変形させることによって、チューブ容器4の内圧が高くなり、充填されている組成物2が縦溝13と通路8を通って、ノズル部5から滴下される。
ここで、本実施形態においては、球体7が球体収納部9内を上下方向などに移動しないように収納されていることから、充填されている組成物2は縦溝13のみを通じてノズル部5から滴下される。
従って、第1の実施の形態と比較して、スクイズ変形による一滴の量をより少なくすることができる。
(第3の実施の形態)
図6は第3の実施形態における滴下機構の構造を示す模式図である。
上記第1および第2の実施形態では、滴下機構3にノズル部5を使用し、かかるノズル部5から組成物2を滴下させる構造にしているが、本実施形態の消毒剤1cは、図6に示すように、ノズル部5の代わりにスポンジなどで形成された塗布部14を備えている。
従って、上記第1および第2の実施形態における作用効果に加えて、縦溝13から供給された組成物2を塗布部14に浸み込ませ、適用したい部位に塗布することができる。
次に、実施例と比較例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は本発明の一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(実施例1)
クロルヘキシジングルコン酸塩0.1重量/体積%、八アセチルしょ糖変性アルコール40重量/体積%、精製水50重量/体積%、パラオキシ安息香酸メチル0.05重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た。
この組成物30mlを外径30mm、長さ85mm、容量35mlのプラスチック製チューブ容器に充填し、第1の実施形態の滴下機構を用い、チューブ部分をシールすることによって栓をして消毒剤を作製した。
なお、滴下機構の球体は真球度7μm以内、公差±0.05mmの範囲で加工し、縦溝は長さ1.2mm、幅0.4mm、深さ0.07mmに加工した。
(実施例2)
クロルヘキシジングルコン酸塩0.1重量/体積%、イソプロピルアルコール50重量/体積%、精製水40重量/体積%、パラオキシ安息香酸メチル0.05重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
(実施例3)
塩化ベンザルコニウム0.05重量/体積%、エチルアルコール10重量/体積%、精製水85重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
(実施例4)
塩化ベンゼトニウム0.05重量/体積%、エチルアルコール60重量/体積%、精製水32重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
(実施例5)
塩化ベンゼトニウム0.05重量/体積%、イソプロピルアルコール60重量/体積%、精製水30重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
(実施例6)
クロルヘキシジングルコン酸塩0.1重量/体積%、イソプロピルアルコール35重量/体積%、精製水60重量/体積%、パラオキシ安息香酸メチル0.05重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
(比較例1)
エチルアルコールを混合せず、クロルヘキシジングルコン酸塩0.1重量/体積%と精製水100重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
(比較例2)
精製水を混合せず、塩化ベンゼトニウム0.05重量/体積%とイソプロピルアルコール78.5重量/体積%を混合し、組成物を100ml得た以外は、実施例1と同様にして消毒剤を作製した。
この実施例1〜6、比較例1、2の組成物について、消毒性・抗菌性、速乾性、保湿性、皮膚への影響をそれぞれ以下の方法で評価した。
(速乾性評価)
男女10人ずつに、組成物を掌に10滴滴下して手指を擦り合わせるようにして消毒してもらい、その際の組成物の揮発時間を測定し、以下の基準により評価した。
◎:5秒未満
○:5〜25秒
×:25秒を超過しても揮発が完了しない
(保湿性評価)
男女10人ずつに、組成物を掌に10滴滴下して手指を擦り合わせるようにして消毒してもらい、消毒中に手指が組成物でしっとり濡れた状態になるか否かを以下の基準により評価した。
◎:(しっとり濡れた状態)
○:(わずかに乾燥を感じる)
×:(消毒中に手指が濡れた状態に保たれない)
(皮膚への影響評価)
男女10人ずつに、組成物を掌に10滴滴下して手指を擦り合わせるようにして1日に5回程度使用し続けてもらい、1週間後の皮膚への影響を以下の基準により評価した。
◎:(異常なし)
○:(使用直後には皮膚が白くなるが、すぐに回復する)
×:(肌荒れが発生)
Figure 2011098894
上記表1の結果から、実施例1、2の組成物は、速乾性、保湿性、皮膚への影響の各評価項目において良好な結果を示していることがわかる。
また、実施例3〜6の組成物は、B成分、C成分の最適範囲の限界値であることから、消毒剤としての最低限の性能は保持しているものの、速乾性、保湿性、皮膚への影響のいずれかの評価項目において、実施例1、2の組成物に比べやや劣る組成物になっていることがわかる。
これに対し、比較例1の組成物は、B成分が配合されていないことから、組成物が全く揮発せず、使用に適さない組成物となっていることがわかる。
さらに、比較例2の組成物は、C成分が配合されていないことから、消毒中に手指が濡れた状態に保たれず、使用に適さない組成物となっていることがわかる。
本発明の消毒剤は屋内および屋外において用いられる消毒剤に使用できる。
1a 消毒剤
1b 消毒剤
1c 消毒剤
2 組成物
3 滴下機構
4 チューブ容器
5 ノズル部
6 栓本体
7 球体
8 通路
9 球体収納部
10 狭部
11 下止部
12 あそび
13 縦溝
14 塗布部

Claims (6)

  1. A)殺菌剤または/および抗菌剤と、
    B)揮発性薬剤と、
    C)保湿剤とを含有した組成物を、
    スクイズ変形させることによって内容物を滴下させる機構を有する容器に充填したことを特徴とする消毒剤。
  2. 前記容器がチューブ状であることを特徴とする請求項1に記載の消毒剤。
  3. A)の配合量が0.001〜0.5重量/体積%であり、
    B)の配合量が10〜60重量/体積%であり、
    C)の配合量が30〜60重量/体積%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の消毒剤。
  4. A)がクロルヘキシジングルコン酸塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムからなる群から選択されるいずれか一種以上の薬剤であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の消毒剤。
  5. B)がエチルアルコールまたは/およびイソプロピルアルコールであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の消毒剤。
  6. C)が水、グリセリン、1,3ーブチレングリコールからなる群から選択されるいずれか一種以上の薬剤であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の消毒剤。
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