JP2011098758A - 携帯ケースとその製作方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯ケースは、上面体と右側面体と左側面体と正面体と裏面体と底面体で構成され、上面体を上上面体10aと上下表面体10bの二重で構成して、上上面体10aに取っ手20を形成するミシン目が設けてあり、取っ手20を作成した跡には開口部60が形成されるが、この開口部60の下には上下表面体10bによって外部と内部が連通することはない。
【選択図】図1
Description
そして、前記上面体50において、取っ手20を作成するに当って、予め、略コ字状の切込み部が、中心線を挟んで両側に形成してあり、それらの切込み部を上面体50から離脱立設させて、取っ手20が作成される。
この携帯ケース内には、例えば、ショートケーキが収納され、取っ手20を持つことによって、安定した姿態で持ち帰ることができる。
尚、前記携帯ケースは良く知られた形状であるため引用文献を列挙しない。
そのため、その開口部60は外部と内部が導通しているので、その開口部60からゴミ等が進入する恐れがあり、不衛生である。
又、前記開口部60を塞ぐためにシール材を貼着してなる携帯ケースがあり、この場合にはシール材を貼着することが煩わしい。
そこで、本願発明は、かかる不都合を解消する携帯ケースを提供するものである。
上上面体から取っ手を剥離した跡には、開口部が形成されるが、この開口部の下には上下表面体があるので、外部から内部に導通していないのでゴミ等の進入を防止できる。
又、請求項3の携帯ケースは、右側面体の右稜体、前記左側面体の左稜体にノリ代体を突出形成されていることによって、箱状にしたとき、各面体が内側に入るのを防止できる。
請求項4の携帯ケースは、上上面体の右稜体と左稜体に係止体が各々形成され、右側面体と左側面体に前記各係止体を係止する係止開口部が形成されていて、係止体と係止開口部とで、各稜体を熱シールや接着剤等で接合しなくても、箱状に組み立てることができる。
そこで、前記各稜部で折り曲げ、上上面体を上下表面体の上に重ねて箱状とし、前記各係止体を係止開口部で係止し、前記上上面体から離脱させて取っ手を形成して、携帯ケースが完成する。
この携帯ケースは、ほぼ立方体(直方体であってもよい)であり、上上面体10a、上下表面体10b、右側面体11、左側面体12、正面体13、裏面体15、底面体14で構成されている。
前記上上面体10aには、一対の略コ字状の取っ手20が離脱可能に形成されているので、上上面体10aから離脱させた後に、垂直に立設させることによって、一対の略コ字状の取っ手20が形成される。
尚、前記取っ手20は、上上面体10aから離脱可能に形成されていて、その離脱可能な形成方法として、ミシン目を作成したり、スリット等を作成して構成する。
1枚の紙やブラスチックシートを箱形状に合わせて、この展開図では、ほぼ立方体であるので正方形状に、上上面体10a、上下表面体10b、右側面体11、左側面体12、正面体13、裏面体15、底面体14を、下記する配置で1枚の本体シートとして作成する。
この本体シートは、上上面体10aの下には裏面体15が、この裏面体15の下には底面体14が、この底面体14の右隣りには右側面体11が、底面体14の左隣りには左側面体12がそれぞれ形成してある。又、前記底面体14の下には正面体13が、この正面体13の下には上下表面体10bが形成してあり、前記各体と各体とは稜部(境界部)18となり、この稜部18は容易に折ることができるように作成してある。
尚、本体シートは、紙やブラスチックシート等の材質で作成され、それらの材質は必ずしも透明である必要はない。
前記裏面体15の右稜部と左稜部には、ノリ代体19a、19aが突出して形成されている一方、前記右側面体11の右稜部、前記左側面体12の左稜部にも、それぞれ、ノリ代体19b、19bが突出して形成されている。
更に、前記正面体13の右稜部と左稜部にも、ノリ代体19c、19cが突出して形成されている。
尚、前記各ノリ代体19a〜19cと本体の接合箇所の稜部18は、容易に折ることができるように作成してある。
又、前記各面体の形状は、立方体の箱になるように正方形状であるが、直方体状にするときには、その形状に合わせて展開図を作成することはいうまでもない。
(1)先ず、上上面体10a、裏面体15、底面体14、正面体13、上下表面体10bの各稜部を、取っ手20が外側になるように内側に折る。
(2)次に、裏面体15の右稜部と左稜部に形成のノリ代体19a、19aを内側に折る。
(3)又、前記正面体13の右稜部と左稜部に形成のノリ代体19c、19cを内側に折る。
(4)又、右側面体11の右稜部、前記左側面体12の左稜部に形成のノリ代体19b、19bを内側に折る。
尚、前記各ノリ代体19a〜19cは、各面(10〜15)が内側に入り込むのを防止すると共に、稜部18における隙間形成を防止して、外部から内部げのゴミ等の進入を防止するために設けてある。
(6)次に、上下表面体10bの上に、上上面体10aを重ねる。即ち、表面体は、上上面体10aと上下表面体10bの二重にする。
(7)そして、上上面体10aの右稜部に形成の係止体23aは、右側面体11に形成の係止開口部22aに装着する。
(8)上上面体10aの左稜部に形成の係止体23bを、左側面体12に形成の係止開口部22bに装着する。
尚、前記係止体23a、23bを係止開口部22a、22bに装着することは、左右突起体31c、31dを係止開口部22a、22bの内部に挿入し、基体31aと前突起体31bを外側にすることであり、基体31aが左右動しない状態になる。
又、前記前突起体31bを外側にするのは、係止体23aを簡便に取外しできるし、前突起体31bを内部に挿入すると、係止体23aを内部に押すと、係止開口部22aが外部と内部が挿通状態になるからである。
即ち、図2に示す1枚のシートによって、各稜部を熱シールや接着剤等で接合しなくても、係止体23a、23bと係止開口部22a、22bとで箱状に組み立てることができる。
これによって、一対の取っ手20が形成されると共に、その一対の取っ手20が離脱された上上面体10aには開口部60が形成される。しかし、この開口部60の下には、上下表面体10bがあるので、外部から内部にゴミ等の進入が防止される。
又、係止開口部22a、22bの形状は、前記係止体23a、23bの形状を考慮して選定するが、四角状の他、三角形状等、種々の形状であってもよいし、更には、単にスリットで構成してもよい。
以上のように、前記係止体23a、23bの形状と係止開口部22a、22bの形状は、適宜組み合わせて用いることができる。
10b 上下表面体
11 右側面体
12 左側面体
13 正面体
14 底面体
15 裏面体
20 取っ手
22a、22b 係止開口部
23a、23b 係止体
19a〜19c 19a〜19c
60 開口部
Claims (5)
- 上面体と右側面体と左側面体と正面体と裏面体と底面体で構成される携帯ケースであって、
前記上面体を上上面体と上下表面体の二重で構成し、
前記上上面体に離脱可能な取っ手を設けることを特徴とする携帯ケース。 - 上面体と右側面体と左側面体と正面体と裏面体と底面体で構成される携帯ケースを1枚の本体シートで形成されることを特徴とする請求項1の携帯ケース。
- 前記右側面体の右稜部、前記左側面体の左稜部にノリ代体を突出形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2の携帯ケース。
- 上上面体の右稜部と左稜部に係止体が各々形成され、
前記右側面体と左側面体に前記各係止体を係止する係止開口部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項の携帯ケース。 - 1枚のシートには、上上面体と、その上上面体の下に裏面体と、この裏面体の下に底面体と、この底面体の右隣りに右側面体と、底面体の左隣りに左側面体と、 前記底面体の下に正面体と、この正面体の下に上下表面体とが各稜部を介して形成され、且つ、前記上上面体の右稜部と左稜部に係止体が各々形成されていると共に、前記右側面体と左側面体に前記各係止体を係止する係止開口部が形成されていて、更に、前記上上面体には離脱可能な取っ手が形成されていて、
前記各稜部で折り曲げ、上上面体を上下表面体の上に重ねて箱状とし、
前記各係止体を係止開口部で係止し、
前記上上面体から離脱させて取っ手を形成する携帯ケースの製作方法。
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JP2009254840A JP2011098758A (ja) | 2009-11-06 | 2009-11-06 | 携帯ケースとその製作方法 |
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