JP2003237768A - 袋状容器の外装ケース - Google Patents

袋状容器の外装ケース

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JP2003237768A
JP2003237768A JP2002037340A JP2002037340A JP2003237768A JP 2003237768 A JP2003237768 A JP 2003237768A JP 2002037340 A JP2002037340 A JP 2002037340A JP 2002037340 A JP2002037340 A JP 2002037340A JP 2003237768 A JP2003237768 A JP 2003237768A
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Takashi Fukumizu
孝志 福泉
Koji Nanba
孝司 難波
Tomoo Bito
朋生 尾藤
Yasuo Hashimoto
保雄 橋本
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Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、袋状容器を内容物の量とは無関係
に自立させて保存することができ、しかも、内容物の詰
め替えを不要とし、且つ安価な袋状容器の外装ケースを
提供することを課題とする。 【解決手段】 可撓性シートからなる袋状容器を収納す
る収納部を有するように両側壁を備えたケース本体が、
プラスチックシートから形成され、該ケース本体は、袋
状容器に設けられた内容物取り出し口部を上方に位置さ
せるべく自立可能で、しかも、ケース本体には、袋状容
器の出し入れ開口部が形成されると共に、前記内容物取
り出し口部を露出させる部分を残して前記出し入れ開口
部の一部分を開閉自在に閉塞する閉塞手段が設けられ、
袋状容器の内容物を内容物取り出し口部から取り出せる
ように、ケース本体は、前記両側壁を押圧して変形自在
に構成されてなることにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば酒類、ソー
ス、ドレッシング等の調味料、シャンプー、化粧水、液
体洗剤、油等の各種の液体や粘性を有する液状体等の内
容物が充填された袋状容器を収納し、又は被覆する袋状
容器の外装ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、可撓性を有するシート体
からなる袋状容器として、自立可能なスタンディングパ
ウチと称される自立性容器が公知である。かかる容器
は、各種の液体等の内容物を充填するものとして使用さ
れている。
【0003】前記袋状容器は、図15に示す如く可撓性
を有するシート体の周縁部を熱シールすることにより形
成された容器本体100と、該容器本体100内に充填
された内容物を取り出すための取り出し口部としての口
栓101とを備えたものである。
【0004】また、袋状容器は、前記口栓が無く、容器
本体100の上角部を切断することにより、取り出し口
部を形成するようにしたものも存在する。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、前記それぞれの袋状容器内
の内容物を取り出すのにともなってその量が減少するた
め、袋状容器本体100の上部側が、図15に二点鎖線
で示すように折れ曲がりやすくなる。このように、容器
本体100の上部側が折れ曲がってしまうと、自立性が
低下する問題があった。特に、容器本体100の上角部
を切断することより、取り出し口部を形成するものは、
取り出し口部が開口して内容物が流出してしまう欠点が
あった。
【0006】また、内容物をインジェクション成形又は
ブロー成形等された専用のプラスチック容器に詰め替え
る場合もあるが、かかる場合には、内容物を袋状容器か
らプラスチック容器に詰め替える手間がかかり非常に不
便で且つ、プラスチック容器のコストが高くなる問題が
ある。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解決すべくな
されたもので、袋状容器を内容物の量とは無関係に自立
させて保存することができ、しかも、内容物の詰め替え
を不要とし、且つ安価な袋状容器の外装ケースを提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、その特徴は、可撓性シー
トからなる袋状容器を収納する収納部を有するように両
側壁を備えたケース本体が、プラスチックシートから形
成され、該ケース本体は、袋状容器に設けられた内容物
取り出し口部を上方に位置させるべく自立可能で、しか
も、ケース本体には、袋状容器の出し入れ開口部が形成
されると共に、前記内容物取り出し口部を露出させる部
分を残して前記出し入れ開口部の一部分を開閉自在に閉
塞する閉塞手段が設けられ、袋状容器の内容物を内容物
取り出し口部から取り出せるように、ケース本体は、前
記両側壁を押圧して変形自在に構成されてなることにあ
る。
【0009】そして、袋状容器をケース本体の収納部内
に収納することにより、両側壁が袋状容器を両側から保
持するため、袋状容器が折れ曲がろうとするのを防止す
ることができる。また、内容物を袋状容器から取り出す
べく、両側壁を押圧すると、ケース本体は、プラスチッ
クシートから形成されているため、押圧方向に容易に変
形させることができ、粘度の高い内容物でもスムーズに
取り出せる。
【0010】また、可撓性シートからなり且つ自立性を
有する袋状容器の上部側を、着脱自在に被覆する両側壁
を備えたケース本体が、プラスチックシートから形成さ
れ、ケース本体には、袋状容器に設けられた被係合部に
係合する係合部が形成され、しかも、ケース本体には、
前記内容物取り出し口部を露出させるための開口部が設
けられ、ケース本体は、袋状容器の内容物を内容物取り
出し口部から取り出せるように、前記両側壁を押圧して
変形自在に構成されてなることにある。
【0011】そして、袋状容器の上部にケース本体を被
覆することにより、両側壁が袋状容器上部の折れ曲がり
易い部分を両側から保持するため、袋状容器が折れ曲が
ろうとするのを防止することができ、袋状容器を安定し
て自立させることが可能となる。また、ケース本体は、
プラスチックシートから形成されているため、押圧方向
に容易に変形させることができ、粘度の高い内容物でも
スムーズに取り出せる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1〜図5は本発明の第一実施の形態を示
す。同図において、1は、袋状容器2を収納するための
透明のプラスチックシートを屈曲形成してなる外装ケー
スである。
【0013】外装ケース1は、例えば厚さ0.15〜
0.5mm程度のポリプロピレン又はポリエチレンテレ
フタレート(PET)等のポリエステル等からなる一枚
の透明のプラスチックシートからケース本体1aが構成
されている。プラスチックシートには適宜、図柄や文字
が印刷されている。ケース本体1aは、収納部9を有す
るように、左右一対の側壁部3a、3bと、前後壁部4
a,4bと、上閉塞片部7と、補助閉塞片部8と、底壁
部11とを備えている。
【0014】外装ケース1の展開した状態を図5に示
す。外装ケース1は、左右一対の側壁部3a、3b間に
前記前壁部4aが折り曲げ用の罫線5a,5bを介して
屈曲自在に連設されている。前壁部4aは、両方の側壁
部3a、3bの下端から上方の途中まで設けられてい
る。
【0015】前記前壁部4aの上方に位置するように、
前記補助閉塞片部8が、前記一方の側壁部3aと前壁部
4a間の罫線5aを介して一方の側壁部3aに屈曲自在
に連設されている。補助閉塞片部8には、係止片部15
が切り込み形成されている。該係止片部15は、他方の
側壁部3bを切り込んでなる被係止部16に挿脱自在に
係止できるようになっている。
【0016】前記左右の側壁部3a、3bの上縁には、
互いに対向する傾斜縁6a,6bがそれぞれ形成されて
いる。前記上閉塞片部7は、一方の側壁部3aの上縁に
罫線5を介して屈曲自在に延設され、その先端には、係
止部10が設けられている。係止部10は、他方の側壁
部3bの上部に切り込み形成された被係止部12に挿脱
できるように突設された挿入片部10aと、他方の側壁
部3bの表面に位置する摘み片部10bとからなる。
【0017】前記後壁部4bは、一方の側壁部3aで且
つ前記前壁部4aと反対側に罫線13を介して屈曲自在
に連設されている。尚、前後壁部4a,4bには、各前
後壁部4a,4bを内側に屈曲させるための折り込み罫
線22,23がそれぞれ設けられている。各折り込み罫
線22,23は、縦罫線22a,23aと該縦罫線22
a,23aから下方に分岐する斜罫線22b,23bと
からなる。また、両方の側壁部3a、3bには、各側壁
部3a、3bの変形を容易にするための罫線24a,2
4bが前記斜罫線22b,23bの下端に連続して設け
られている。
【0018】前記一方の側壁部3aの下縁には、第一折
り込み片25が罫線26を介して屈曲自在に延設されて
いる。尚、前記罫線26から連続するように、第一折り
込み片25側に突出するように脚片27が切り込み形成
されている。また、第一折り込み片25の先端には、両
側に挿入片部28aを有する係止部28が設けられてい
る。
【0019】前記他方の側壁部3bの下縁には、第二折
り込み片29が罫線26を介して屈曲自在に延設されて
いる。尚、前記罫線26から連続するように、第二折り
込み片29側に突出するように脚片31が切り込み形成
されている。該第二折り込み片29には、前記第一折り
込み片25の係止部28の挿入片部28aを挿入係止す
る被係止部32が形成されている。尚、34及び35
は、前後壁部4a,4bの下縁に前記罫線26を介して
それぞれ屈曲自在に延設されたフラップ片である。
【0020】そして、図3に示す如く、前記フラップ片
34,35を内側に折り込み、第二折り込み片29を内
側に折り込んだ後に、該第二折り込み片29の外側に第
一折り込み片25を折り込んで沿わせる。第一折り込み
片25の係止部28の挿入片部28aを、第二折り込み
片29の被係止部32に挿入させることにより、前記第
一折り込み片25、第二折り込み片29及びフラップ片
34,35により前記底壁部11が構成される。
【0021】前記後壁部4bの前記罫線13と反対縁に
は、接着片46が罫線47を介して屈曲自在に延設され
ている。接着片46は他方の側壁部3bに接着される。
ここで、上記の各罫線は、凹溝の底部に、その長さ方向
に沿って断続又は凹凸を形成した形態にすることが好ま
しい。具体的には、例えば、特開昭64−40317号
公報、特開平10−193450号公報又は実開昭63
−91455号公報に開示された形態の各種の罫線を用
いることができ、これによりシートの折曲性と強度を同
時に満たすことが可能となる。
【0022】前記袋状容器2は、図4に示す如くポリエ
チレンフィルム等の単層又は、ポリエステルやポリアミ
ドフィルム、各種ガスバリアー性フィルム、各種シーラ
ント樹脂等からなる2層以上の積層フィルム等からなる
可撓性を有するシート40からなり、側壁部シート40
a,40bとその間に折り込まれた底部シート40cの
周縁部40dを、熱シール又は接着する等によっていわ
ゆるスタンディングパウチ形状に形成した容器本体41
と、該容器本体41の上部の角部に斜め上方に設けられ
た口栓43とからなる。尚、口栓43は、容器本体41
に固定された口栓本体44と、該口栓本体44に螺合さ
れるキャップ45とからなる。容器本体41内には、例
えば酒類、ソース、ドレッシング等の調味料、シャンプ
ー、化粧水、液体洗剤、油等の各種の液体や粘性を有す
る液状体等の内容物が充填されている。
【0023】次に、前記外装ケース1に前記袋状容器2
を収納する場合について説明する。上閉塞片部7及び補
助閉塞片部8が他方側の側壁部3b側に係止しない解放
状態において、両方の側壁部3a、3bの上縁間には、
側壁部3a、3bの全幅にわたって出し入れ開口部48
が形成される(図3及び図4参照)。そして、出し入れ
開口部48から前記袋状容器2を外装ケース1の収納部
9内に収納する。
【0024】更に、上閉塞片部7を屈曲させ、その係止
部10を他方の側壁部3bの被係止部12に挿入係止さ
せる。また、前記補助閉塞片部8も屈曲させ、その係止
片部15を、他方の側壁部3bの被係止部16に挿入係
止させる。この結果、両方の側壁部3a,3bの上縁が
接触し、出し入れ開口部48の一部が閉塞されるが、上
閉塞片部7及び補助閉塞片部8のない傾斜縁6a,6b
間には、逃がし開口50が形成され、該逃がし開口50
から口栓43を突出且つ露出させることができる。本実
施の形態では、前記上閉塞片部7及び補助閉塞片部8に
より、閉塞手段が構成される。尚、補助閉塞片部8を省
略した形態で、閉塞手段を構成することも可能である。
【0025】外装ケース1の底壁部11には、袋状容器
2の内容物の重量が作用するため、脚片27,31を接
地させて外装ケース1を安定して自立させることが可能
である。外装ケース1は、透明なプラスチックシートか
らなるため、袋状容器2に施された印刷等の表示(商品
名や注意書、使用方法)を確認することが可能であり、
内容物の誤使用等が防止できる。
【0026】袋状容器2内の内容物を取り出す際には、
ケース本体1aの逃がし開口50から露出する口栓43
のキャップ45を外し、外装ケース1を所定角度まで傾
斜させ、その状態で左右の側壁部3a、3bを両側から
押圧する。かかる外装ケース1は、プラスチックシート
を屈曲形成してなるので、容易に内側に湾曲変形させて
袋状容器2を両側から押圧することができ、内容物を注
ぎ出すことができる。特に、前記長さ方向に沿って断続
孔又は凹凸を形成した罫線13,47を用いることによ
りプラスチックシートの折曲屈曲部分の折曲性が良いた
め、押圧し易い。
【0027】また、外装ケース1は、側壁部3a、3b
の上縁が接触した、袋状容器2の側壁40a,40bに
略沿った形状であるため、外装ケース1内で袋状容器2
が折れ曲がったりせずに内容物の注ぎ出しがスムーズに
行える。
【0028】更に、左右の側壁部3a、3bには、押圧
時に変形を容易にするための罫線24a,24bが設け
られているので、該罫線24a,24bを起点にして側
壁部3a、3bを変形させることができると共に、前後
壁部4a,4bは、折り込み罫線22,23に沿って屈
曲させることができるので、ケース本体1aを容易に変
形させて袋状容器2内の内容物を取り出し易くなる。
【0029】内容物の減量と共に袋状容器2の上部側が
折れ曲がろうとする傾向にあるが、両側壁部3a、3b
が袋状容器2を両側から保持するため、内容物の残量と
は無関係に袋状容器2を直立状態に維持させることがで
きる。
【0030】外装ケース1が透明なプラスチックシート
で形成されているため、内容物の残量の確認が容易であ
る。袋状容器2を交換する場合には、前記上閉塞片部7
及び補助閉塞片部8を解放状態にすることにより、使用
済みの袋状容器2を取り出し、新たな袋状容器2を容易
且つ迅速に外装ケース1に収納することができる。
【0031】図6〜図11は、本発明の第二実施の形態
を示す。本実施の形態は、口栓を有していない袋状容器
2を収納する外装ケース1を示し、前記第一実施形態と
同一部材は、同一の番号を付しその説明は省略する。
【0032】本実施の形態の外装ケース1は、図6及び
図11に示すように、左右の側壁部3a、3bが罫線5
1を介して連続して設けられている。従って、第一実施
の形態で示した前後壁部は設けられていない。一方の側
壁部3aの上部には、略三角形状の閉塞片部53が、傾
斜罫線52を介して屈曲自在に延設されている。該閉塞
片部53には、係止片部55が切り込み形成されてい
る。尚、前記傾斜罫線52と他方の側壁部3bの傾斜縁
58から逃がし開口50が形成される(図8及び図9参
照)。
【0033】他方の側壁部3bには、前記閉塞片部53
が、罫線52を介して屈曲されることにより、前記逃が
し開口50を閉塞する閉塞姿勢を維持できるように、前
記係止片部55が挿入係止される被係止部56が切り込
み形成されている。また、一方の側壁部3aには、前記
閉塞片部53が反対方向の一方の側壁部3bの表面側に
屈曲されて逃がし開口50を解放状態にする解放姿勢を
維持できるように、前記係止片部55が挿入係止される
被係止部59が切り込み形成されている。
【0034】前記底壁部11を構成する第一折り曲げ片
25及び第二折り曲げ片29は、それぞれ左右の側壁部
3a、3bの幅方向の中途部に設けられている。尚、本
第二実施の形態では、上閉塞片部7により、閉塞手段が
構成される。
【0035】本第二実施の形態における外装ケース1を
使用して前記袋状容器2を収納する場合について説明す
る。先ず、上閉塞片部7及閉塞片部53を他方の側壁部
3b側に係止しない解放状態において、両方の側壁部3
a、3bの上縁間には、側壁部3a、3bの全幅にわた
って出し入れ開口部48が形成される(図6及び図7参
照)。そして、出し入れ開口部48から前記袋状容器2
をケース本体1aの収納部9内に収納する。
【0036】更に、上閉塞片部7を屈曲させ、その係止
部10を他方の側壁部3bの被係止部12に挿入係止さ
せる。この結果、両方の側壁部3a,3bの上縁が接触
し、出し入れ開口部48の一部が閉塞されるが、上閉塞
片部7のない傾斜罫線52と傾斜縁58との間には、逃
がし開口50が形成され、該逃がし開口50から容器本
体41の角部にある取り出し口部41aを突出且つ露出
させることができる。
【0037】ケース本体1aは、左右の側壁部3a、3
bが罫線51を介して連続して設けられていることか
ら、その側壁部3a、3bを袋状容器2の形状に沿わせ
て湾曲させることができ、密着性が良好となる。
【0038】袋状容器2内の内容物を取り出す際には、
外装ケース1から露出する袋状容器本体41の取り出し
口部41aを所定の位置で切断することにより、取り出
し口41bを開口させる(図8参照)。また、前記閉塞
片部53を解放姿勢となるように外側に屈曲させ、係止
部55を一方の側壁部3aの被係止部59に挿入係止さ
せる(図9参照)。
【0039】閉塞片部53を解放姿勢に維持した状態
で、外装ケース1を所定角度まで傾斜させ、その状態で
左右の側壁部3a、3bを押圧する。尚、このとき、外
装ケース1を容易に変形させて袋状容器2を押圧するこ
とができ、内容物を注ぎ出す(取り出す)ことができる
のは前記第一実施の形態と同様である。
【0040】内容物の注ぎ出しが終了した後には、前記
閉塞片部53と一方の側壁部3aとの係合を解除し、閉
塞片部53の係止部55を他方の側壁部3bの被係止部
56に係止させることにより、閉塞姿勢を維持する(図
9参照)。このとき、袋状容器2の角部41aは、図1
0に示す如く、罫線52の位置で屈曲させることがで
き、この結果、取り出し口部41aを閉塞することがで
き、自立している外装ケース1を不用意に転倒させた場
合であっても、内容物が袋状容器2から洩れ出るのを防
止することができる。
【0041】図12〜図14は、本発明の第三実施の形
態を示す。本実施の形態の外装ケース1は、袋状容器2
の上部側を被覆するのみで、その下部側は露出させたも
のである。尚、前記第一実施形態と同一部材は、同一の
番号を付しその説明は省略する。
【0042】本実施の形態の外装ケース1は、左右の側
壁部3a、3bが罫線51を介して連続して設けられケ
ース本体1aが構成されている。また、左右の側壁部3
a、3bの上下方向の長さL1は、袋状容器2の上下方
向の長さよりも短く設定されている。具体的には、外装
ケース1を袋状容器2に上方から被覆した際に、左右の
側壁部3a、3bの長さL1に対して、袋状容器2の露
出部分の長さL2は小さく(袋状容器2の被覆部分は露
出部分よりも大きく)設定されているのが好ましい。
【0043】一方の側壁部3aの上部には、図14の展
開図に示す如く、係止用閉塞片部61が、2条の傾斜罫
線62を介して屈曲自在に延設されている。該係止用閉
塞片部61には、他方の側壁部3bに切り込み形成され
た被係止部63に係止される係止部65が設けられてい
る。また、係止用閉塞片部61と一方の側壁部3aにわ
たって、前記袋状容器2の口栓43の口栓本体44に形
成された被係合部としてのフランジ部66が係止する係
合部としての開口部67が形成されている。
【0044】一方の側壁部3aには、係止片部69を有
する折り込み片部70が、略コの字状に切り込み形成さ
れている。該折り込み片部70は、罫線71に沿って折
り込み可能になっている。係止片部69は、図13に示
す如く、他方の側壁部3bに切り込み形成された被係止
部72に挿入係止される。
【0045】他方の側壁部3bには、係止片部73を有
する折り込み片部75が、略コの字状に切り込み形成さ
れ、該折り込み片部75は、罫線76に沿って折り込み
可能になっている。しかも、他方の側壁部3bには、前
記折り込み片部75とで一方の側壁部3aの上部を把持
するための把持片部77が罫線78を介して屈曲自在に
延設されている。そして、前記折り込み片部75の係止
片部73が、把持片部77に切り込み形成された被係止
部80に係止している。ここに、外装ケース1の上部で
且つ後部側には、把持用開口81が形成されることとな
る。
【0046】前記袋状容器2の口栓43と反対側の上部
は、把持用開口81の障害とならないように、図12に
示す如く斜めに折り返すか、あるいは当初から傾斜して
形成しておく。尚、取り出し口部41aを有する袋状容
器2の場合も同様である。
【0047】以上のように、本第三実施の形態の外装ケ
ース1は、袋状容器2の上部側を被覆し、且つ開口部6
7の縁部が、口栓43のフランジ部66に下方から係合
するため、把持用開口81を介して外装ケース1を持ち
上げることにより、袋状容器2も一緒に持ち上げること
ができる。
【0048】また、左右の側壁部3a、3bが袋状容器
2の上部側を保持するため、内容物の減量した該袋状容
器2が折れ曲がるのを防止し、袋状容器2を自立させる
ことができる。しかも、左右の側壁部3a、3bの罫線
51と反対側の両縁は、連結されることなく、解放され
ていることから、左右の側壁部3a、3bを互いに接近
させて偏平状にすることができ、袋状容器2の押圧を更
に容易に行える。しかも、外装ケース1は、下方側及び
後方側が解放されることとなるため、袋状容器2に容易
且つ迅速に着脱することができる。
【0049】尚、本第三実施の形態では、袋状容器2の
口栓43を外装ケース1に係合させる構成を例示した
が、口栓を有しない袋状容器2の場合には、容器本体自
体に、被係合部を形成し、前記開口部67とは別位置に
係合部を設けるようにしても良い。
【0050】本発明は前記第一実施の形態〜第三実施の
形態に限定されるものではなく、左右の側壁部3a、3
bの大きさや形状は、袋状容器2に対応して任意に設定
可能である。また、左右の側壁部及び前後壁部等の構成
部分は、それぞれ別体のプラスチックシートから構成し
ても良い。
【0051】また、上記では、袋状容器2の口栓や取り
出し口が容器2の上方部に設けられているものに対応さ
せた外装ケース1の各種の形態を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、袋状容器の口栓
や取り出し口が容器の上方中央部に設けられているもの
に対応させた形態の外装ケース1とすることもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、可撓性を有して折れ曲がり易
い袋状容器をケース本体内に収納して自立させたり、自
立する袋状容器の上部側にケース本体を被覆させたりす
ることにより、袋状容器を保持する構成としたので、袋
状容器を内容物の量とは無関係に自立させて保存するこ
とができる。しかも、詰め替え用の袋状容器であって
も、内容物の詰め替えが不要となる。
【0053】また、ケース本体は、プラスチックシート
から形成するので、簡易且つ安価に製造できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態における全体斜視図で
ある。
【図2】同全体側面図である。
【図3】同外装ケースの一部破断を含む斜視図である。
【図4】同袋状容器を外装ケースに出し入れする状態の
斜視図である。
【図5】同外装ケースの展開図である。
【図6】本発明の第二実施の形態における外装ケースの
一部破断を含む斜視図である。
【図7】同袋状容器を外装ケースに出し入れする状態の
斜視図である。
【図8】同外装ケースに収納された袋状容器の角部にあ
る取り出し口部を切断した状態の一部破断を含む側面図
である。
【図9】同袋状容器から内容物を取り出す状態を示す側
面図である。
【図10】同外装ケースに収納された袋状容器の取り出
し口部を閉塞した状態の側面図である。
【図11】同外装ケースの展開図である。
【図12】本発明の第三実施の形態における全体側面図
である。
【図13】同図12のA−A線矢視断面図である。
【図14】同外装ケースの展開図である。
【図15】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1a…ケース本体、3a,3b…側壁部、2…袋状容
器、7…上閉塞片部(閉塞手段)、8…補助閉塞片部
(閉塞手段)、24a,24b…罫線、41a,43…
内容物取り出し口部、48…出し入れ開口部、66…フ
ランジ部(被係合部)、67…開口部(係合部)
フロントページの続き (72)発明者 尾藤 朋生 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジアルファ内 (72)発明者 橋本 保雄 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジアルファ内 Fターム(参考) 3E060 AA01 AB05 BA08 BC04 DA17 EA06 EA13 EA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シートからなる袋状容器を収納す
    る収納部を有するように両側壁を備えたケース本体が、
    プラスチックシートから形成され、該ケース本体は、袋
    状容器に設けられた内容物取り出し口部を上方に位置さ
    せるべく自立可能で、しかも、ケース本体には、袋状容
    器の出し入れ開口部が形成されると共に、前記内容物取
    り出し口部を露出させる部分を残して前記出し入れ開口
    部の一部分を開閉自在に閉塞する閉塞手段が設けられ、
    袋状容器の内容物を内容物取り出し口部から取り出せる
    ように、ケース本体は、前記両側壁を押圧して変形自在
    に構成されてなることを特徴とする袋状容器の外装ケー
    ス。
  2. 【請求項2】 前記両側壁には、押圧時に変形を容易に
    するための罫線が設けられている請求項1に記載の袋状
    容器の外装ケース。
  3. 【請求項3】 可撓性シートからなり且つ自立性を有す
    る袋状容器の上部側を、着脱自在に被覆する両側壁を備
    えたケース本体が、プラスチックシートから形成され、
    しかも、ケース本体には、前記内容物取り出し口部を露
    出させるための開口部が設けられ、ケース本体は、袋状
    容器の内容物を内容物取り出し口部から取り出せるよう
    に、前記両側壁を押圧して変形自在に構成されてなるこ
    とを特徴とする袋状容器の外装ケース。
  4. 【請求項4】 前記ケース本体には、該ケース本体と共
    に袋状容器を持ち上げられるように、袋状容器に設けら
    れた被係合部に係合する係合部が形成されている請求項
    3に記載の袋状容器の外装ケース。
  5. 【請求項5】 前記ケース本体は一枚のプラスチックシ
    ートからなる請求項1乃至4の何れかに記載の袋状容器
    の外装ケース。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098758A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Omori Kk 携帯ケースとその製作方法

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