JPWO2007037472A1 - スパウト付きパウチ容器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

柔軟性シートによって形成されたパウチ(10)と、パウチ(10)に装着されるスパウト(20)とから構成されている。パウチ(10)は、表裏一対の外装シート(11、12)及び両外装シート(11、12)の下部から内側に折り込まれてボトムガセット部を形成するガセットシート(13)から構成されており、外装シート(11、12)の内面の周縁同士が相互にヒートシールされると共にガセットシート(13)の内面の周縁が外装シート(11、12)の内面にヒートシールされることで袋状に形成されている。外装シート(12)には、その上部に、全幅にわたって内側に折り込まれ、その両側縁がヒートシールされた余剰部(12A)が形成されており、この余剰部(12A)が引き延ばされると、スパウト(20)が外装シート(11)側に傾くようになっている。

Description

この発明は、スパウト付きパウチ容器及びその製造方法に関し、特に、ボトル容器に詰め替えるためのシャンプーやリンス等の液体商品を充填する容器に適したスパウト付きパウチ容器及びその製造方法に関する。
例えば、ボトル容器に詰め替えるためのシャンプー等の液体商品を充填する、自立性のあるスパウト付きパウチ容器としては、第24図に示すように、内容物である液体商品の良好な注出作業性を確保するために、パウチ51の傾斜縁51Aにスパウト52を斜めに装着したものがあり、第25図に示すように、スパウト52が装着された傾斜縁51Aに隣接して設けられた未シールの上縁51B部分に形成される充填口Mから内容物を充填した後に、この上縁51Bをヒートシールすることによって、充填口Mを閉塞するようになっている。
こういったスパウト付きパウチ容器50では、内容物を充填した状態で、充填口Mを形成している上縁51B部分をヒートシールしなければならないので、パウチ51のサイズが必然的に大きくなり、パウチ51の上部にデッドスペースができてしまう。このため、店頭に陳列したとき、パウチ51の上部が折れ曲がることがあり、良好な陳列状態を確保することができないといった問題がある。
また、この種のスパウト付きパウチ容器としては、第26図に示すように、パウチ61の上縁61Aにスパウト62を真っ直ぐに装着したものがあり、こういったスパウト付きパウチ容器60では、スパウト62から内容物を充填するようになっている。従って、こういったスパウト付きパウチ容器60では、上述したスパウト付きパウチ容器50とは異なり、内容物を充填した後にパウチ61をヒートシールする必要がないので、パウチ61のサイズを最小限に抑えることができ、陳列時にパウチ61の上部が折れ曲がりにくいと共に、内容物の収容効率も良い。
しかしながら、上述したスパウト付きパウチ容器60では、内容物を注ぎ出す際、第27図に示すように、注出口部分が内容物によって塞がれてしまうので、パウチ61内に空気を進入させながら、パウチ61から内容物を流出させることができず、パウチ61内からの内容物の流出とパウチ61内への空気の進入とが交互に起こることによって、脈動が発生することになる。このため、パウチ61から流出する内容物の流量が安定せず、内容物の詰替作業を円滑に行うことができないといった問題がある。
そこで、この発明は、保形性と収容効率に優れ、しかも、安定した状態で内容物を注出することができるスパウト付きパウチ容器及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、この発明は、パウチを形成している正面側の外装シート及び背面側の外装シートにおける相互にヒートシールされた上縁にスパウトが装着されたスパウト付きパウチ容器において、前記パウチは、その上部に、正面側または背面側のいずれか一方の前記外装シートが、縦方向に引き延ばし可能に重複している余剰部を有していることを特徴とするスパウト付きパウチ容器を提供するものである。
以上のように、このスパウト付きパウチ容器は、パウチの上縁にスパウトが装着された、内容物をスパウトから充填するタイプなので、パウチのサイズを最小限に抑えることができ、パウチの上部が折れ曲がり難いと共に、内容物の収容効率も良い。特に、パウチの上部には、縦方向に引き延ばし可能に重複している余剰部が形成されているので、パウチの上縁にスパウトが装着された、従来のスパウト付きパウチ容器に比べて保形性に優れている。
しかも、このスパウト付きパウチ容器は、一方の外装シートに形成された、縦方向に引き延ばし可能に重複している余剰部が開くと、スパウトが他方の外装シート側に傾いた状態となるので、内容物を注出するためにスパウト付きパウチ容器全体を極端に傾ける必要がなく、しかも、内容物を注出する際、傾けたパウチの上部にある程度の容積を有する空間が形成され、注出口部分が内容物によって塞がれることがない。従って、パウチ内に空気を進入させながら、パウチから内容物を流出させることが可能となり、脈動を起こすことなく、安定した状態で内容物を注出することができる。
また、このパウチ容器を製造する場合、上縁がヒートシールされていないパウチを製袋するパウチ製袋工程と、前記パウチにおけるヒートシールされていない上縁にスパウトを挿入した後、その上縁をヒートシールするスパウト装着工程とを備え、前記パウチ製袋工程では、折り襞を付けた柔軟性シートを用いて、余剰部を有する外装シートを形成するようにしたスパウト付きパウチ容器の製造方法を採用すると、外装シートに余剰部が形成されていない従来のスパウト付きパウチ容器の製造装置をそのまま使用することができ、柔軟性シートに折り襞を形成しながらパウチを製袋する場合でも、従来の製造装置に折り襞形成手段を付加するだけでよいので、既存の製造装置の有効利用を図ることができる。
また、前記スパウトが、前記余剰部を有している前記外装シートに沿うように、下方側に突出する突出部を有しているものにあっては、余剰部のない外装シート側にスパウトを傾けると、それに伴って、スパウトの突出部が、余剰部を有する外装シートの上部を押し上げるので、外装シートの余剰部が開きやすくなるという効果が得られる。
また、前記余剰部の先端縁が最上位置にくるように、前記スパウトの先端を、前記余剰部が形成されていない他方の前記外装シート側における下方側に傾けた状態で取り扱うようにしたものにあっては、パウチ容器全体をコンパクトにすることができ、梱包時の省スペース化を図ることができる。
また、前記余剰部の先端側に、把持穴または把持穴を形成するための切目が形成された把持部を連設したものにあっては、その把持部を起こして反転させると、スパウトが自然に傾くので、操作性が良く、把持穴に指を掛けてスパウト付きパウチ容器を下げることができるので、持ち運びにも便利であり、特に、大容量の詰替容器として有用である。
第1図はこの発明にかかるスパウト付きパウチ容器の一実施形態を示す斜視図、第2図は同上のスパウト付きパウチ容器を示す背面図、第3図は同上のスパウト付きパウチ容器を示す側面図、第4図は同上のスパウト付きパウチ容器の使用状態を示す側面図、第5図は同上のスパウト付きパウチ容器の使用状態を示す断面図、第6図は同上のスパウト付きパウチ容器の製造に使用される柔軟性シートの関係を示す斜視図、第7図及び第8図は同上のスパウト付きパウチ容器の製造方法を示す工程図、第9図は同上のスパウト付きパウチ容器の製造方法を示す工程図、第10図はスパウトの変形例を示す背面図、第11図は同上のスパウトの側面図、第12図は同上のスパウトがパウチに装着されたスパウト付きパウチ容器を示す背面図、第13図は同上のスパウト付きパウチ容器を示す側面図、第14図は同上のスパウト付きパウチ容器の使用状態を示す側面図、第15図は他の実施形態であるスパウト付きパウチ容器を示す背面図、第16図は同上のスパウト付きパウチ容器を示す側面図、第17図は同上のスパウト付きパウチ容器における外装シートの余剰部を示す分解断面図、第18図は同上のスパウト付きパウチ容器における外装シートの余剰部を示す断面図、第19図は同上のスパウト付きパウチ容器の取り扱い状態を示す側面図、第20図は同上のスパウト付きパウチ容器の使用状態を示す側面図、第21図及び第22図は他の実施形態であるスパウト付きパウチ容器を示す斜視図、第23図は同上のスパウト付きパウチ容器の使用状態を示す斜視図、第24図は従来のスパウト付きパウチ容器の一例を示す斜視図、第25図は同上のスパウト付きパウチ容器への内容物の充填方法を示す斜視図、第26図は従来のスパウト付きパウチ容器の他の例を示す斜視図、第27図は同上のスパウト付きパウチ容器の使用状態を示す断面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。第1図、第2図及び第3図に示すように、このスパウト付きパウチ容器1は、ポンプ式のボトル容器に詰め替えるためのシャンプーやリンス等の液体商品を充填するものであり、ポリエチレンやポリプロピレン等からなる熱接着性を有するシーラントフィルムの外面に、アルミホイル等のガスバリア性シート等を積層した二軸延伸ポリエステルフィルム等をラミネートした厚さ80〜200μm程度の柔軟性シートによって形成された、扁平状態に折り畳み可能なパウチ10と、このパウチ10に装着される、パウチ10を形成している柔軟性シートのシーラントフィルムと同種の熱接着性樹脂からなるスパウト20とから構成されている。
前記パウチ10は、第2図及び第3図に示すように、表裏一対の外装シート11、12及び両外装シート11、12の下部から内側に折り込まれてボトムガセット部を形成するガセットシート13から構成されており、外装シート11、12の内面の周縁同士が相互にヒートシールされると共に、折り込まれたガセットシート13の内面の周縁が外装シート11、12の内面にヒートシールされることで、袋状に形成されている。また、ガセットシート13の両側縁には、二つ折りした状態で相互に一致する切欠部13aがそれぞれ形成されており、この切欠部13aを介して、外装シート11、12の両側縁における下端部同士が部分的にヒートシールされている。なお、第2図における網掛け表示部分が、パウチ10のヒートシール部分を示している。
前記スパウト20は、第2図、第3図及び第4図に示すように、パウチ10に充填された液体商品を注ぎ出すための口部本体21と、この口部本体21を開閉するスクリューキャップ22と、口部本体21に連設された、断面形状が舟形状または楕円形状の装着部23とから構成されており、この装着部23がパウチ10の上縁に挟み込まれた状態でヒートシールされている。
前記パウチ10の背面側を形成している外装シート12には、その上部に、全幅にわたって内側に折り込まれ、その両側縁が所定幅でヒートシールされた余剰部12Aが形成されており、この余剰部12Aが縦方向に引き延ばされると、第4図に示すように、パウチ10の軸心に対して、スパウト20が外装シート11側に傾くようになっている。
以上のように、このスパウト付きパウチ容器1は、パウチ10の上縁にスパウト20が装着されているので、内容物をスパウト20から充填することができ、内容物を充填した後にパウチをヒートシールする必要がない。従って、パウチ10のサイズを最小限に抑えることができ、店頭等に陳列したときに、パウチ10の上部が折れ曲がり難く、内容物の収容効率も良い。特に、パウチ10の上部には、外装シート12が内側に折り込まれた2枚重ねの余剰部12Aが形成されているので、パウチの上縁にスパウトが装着された従来のスパウト付きパウチ容器に比べて保形性に優れている。
また、このスパウト付きパウチ容器1は、背面側の外装シート12に形成された余剰部12Aが開くと、スパウト20が正面側の外装シート11側に傾いた状態となるので、パウチ10の胴部を押してパウチ10の上部を膨らませることで、折り込まれた余剰部12Aを引き延ばしたり、スパウト20を指で強制的に倒したりすることによって、スパウト20を外装シート11側に傾けておくと、内容物を注出するためにスパウト付きパウチ容器1全体を極端に傾ける必要がなく、しかも、内容物を注出する際、第5図に示すように、傾けたパウチ10の上部にある程度の容積を有する空間Sが形成され、注出口部分が内容物によって塞がれることがない。従って、パウチ10内に空気を進入させながら、パウチ10から内容物を流出させることが可能となり、脈動を起こすことなく、安定した状態で内容物を注出することができる。
なお、スパウト20の傾斜角度θ(第4図参照)は、30〜60度が好ましく、そのためには、装着部23の厚み方向の外寸が10〜15mm程度のスパウトであれば、余剰部12Aの下端(下側の折目)から外装シート12の上縁までの距離L(第2図参照)は、30〜50mm、余剰部12Aの高さ、即ち、上側の折目と下側の折目との間の距離M(第2図参照)は、5〜20mmの範囲に設定しておくことが望ましい。
以下、上述したスパウト付きパウチ容器1の製造方法について、図面を参照しながら、説明する。まず、第6図、第7図及び第8図に示すように、外装シート11となる長尺帯状の柔軟性シートS1と、余剰部12Aに相当する折り襞Pを有する、外装シート12となる長尺帯状の柔軟性シートS2との間に、ガセットシート13となる長尺帯状の柔軟性シートS3を折り込むように重ね合わせた状態で送出しながら、第9図に示すように、ガセットシート13となる部分の周縁と外装シート11、12となる部分とを順次ヒートシールした後、柔軟性シートS1、S2、S3の送出方向に隣接する、上流側の外装シート11、12部分における一方の側縁と下流側の外装シート11、12部分における他方の側縁とをヒートシールすると共に、スパウト装着部を残して、外装シート11、12部分における上部傾斜縁をヒートシールする。なお、第7図及び第9図において、一点鎖線で囲われた部分が外装シート11、12となる部分を示しており、第9図における網掛け表示部分がヒートシール部分を示している。
このようにして、それぞれの外装シート11、12となる部分について、ヒートシールが完了すると、第9図に一点鎖線で示す部分が打ち抜かれ、背面側の外装シート12に余剰部12Aが形成された、上縁が未シールのパウチ10が製袋されるので、未シールの上縁を開いてスパウト20の装着部23を挿入した後、スパウト20の装着部23をパウチ10の上縁にヒートシールすると、第1図に示すスパウト付きパウチ容器1が出来上がる。
以上のように、このスパウト付きパウチ容器1の製造方法では、予め、折り襞Pを付けた柔軟性シートS2を用いて、余剰部12Aを有する外装シート12を形成するようにしたので、外装シートに余剰部が形成されていない従来のスパウト付きパウチ容器の製造装置をそのまま使用することができる。
また、背面側の外装シート12となる柔軟性シートS1に折り襞Pを形成しながらパウチ10を製袋する場合は、従来の製造装置に折り襞形成手段を付加するだけでよいので、既存の製造装置の有効利用を図ることができるという利点がある。
なお、上述した実施形態では、一般的なスパウト20を採用しているが、例えば、第10図及び第11図に示すように、装着部23から下方側に突出する突出片24を有するスパウト20Aを、第12図及び第13図に示すように、その突出片24が余剰部12Aを有している外装シート12に沿うように(突出片24の先端が余剰部12Aの内側位置となるように)、パウチ10の上縁に装着すると、第14図に示すように、余剰部12Aのない外装シート11側にスパウト20Aを傾けると、それに伴って、スパウト20Aの突出片24が、余剰部12Aを有する外装シート12の上部を押し上げるので、外装シート12の余剰部12Aが開きやすくなるという効果が得られる。さらに、余剰部12Aを有していない外装シート11に沿うような突出片を装着部の反対側にも設けておくと、スパウトを傾けたときの食い込みを防止することができる。
また、余剰部12Aを有する外装シート12の上部を押し上げる突出部の形状は、上述した突出片24のような片状のものに限定されるものではなく、パウチ10に充填された内容物の流出を妨げることなく、パウチ10に装着した状態で余剰部12Aを有する外装シート12に沿うのであれば、横断面十字状のものや網筒状のもの等、種々の形状を採用することができる。
また、上述した実施形態では、外装シート12の上部を折り込むことによって、余剰部12Aを形成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、第15図、第16図、第17図及び第18図に示すように、外装シート12を、上部を下方側に折り返した第1の外装シート12aと、この外装シート12aの折り返し部に重ね合わされる第2の外装シート12bとに分割し、第1の外装シート12aの折り返し部の下端縁と第2の外装シート12bの下端縁とをヒートシールするようにしてもよい。
また、輸送時や保管時には、第19図に示すように、余剰部12Aの先端縁が最上位置にくるように、スパウト20の先端を、余剰部12Aが形成されていない他方の外装シート11側における下方側に大きく傾けた状態で取り扱うと、スパウト付きパウチ容器1全体をコンパクトにすることができ、梱包時の省スペース化を図ることができる。このような状態で取り扱う場合は、パウチ10の胴部を押してパウチ10の上部を膨らませると、第20図に示すように、重複している余剰部12Aが引き延ばされ、これに伴って、スパウト20が所定の角度まで起こされるので、内容物を注出するためにスパウト付きパウチ容器1全体を極端に傾ける必要がなく、脈動を起こすことなく、安定した状態で内容物を注出することができる。
また、上述したスパウト付きパウチ容器の製造方法では、3枚の柔軟性シートS1、S2、S3を使用しているが、これに限定されるものではなく、1枚の柔軟性シートを使用して同様のスパウト付きパウチ容器を製造することも可能である。その場合は、1枚の柔軟性シートを折り畳むことにより、上述した3枚の柔軟性シートS1、S2、S3に相当する部分を形成することになる。
また、第21図及び第22図に示すように、余剰部12Aを形成している第1の外装シート12aと第2の外装シート12bとが相互にヒートシールされている下端縁のシール幅を大きくし、その部分に把持穴を形成するための切目12Baを形成してなる把持部12Bを連設しておくと、第23図に示すように、その把持部12Bを起こして反転させると、スパウト20が自然に外装シート11側に傾くので、操作性が良い。なお、第22図における符号Fは、折目線を示しており、把持部12Bを起こして反転させる際、外装シート11が折目線Fで折れ曲がることになる。
また、切目12Baによって形成された舌片部分を起こすことによって形成される把持穴Hに指を掛けてスパウト付きパウチ容器を下げることができるので、持ち運びにも便利であり、特に、大容量の詰替容器として有用である。
なお、このスパウト付きパウチ容器では、把持部12Bを持ち上げると、スパウト20が略90度傾くことになるので、内容物の流路が閉塞されないように、外装シート11、12のそれぞれに沿うような一対の突出片を備えたスパウトを使用しておくことが望ましい。
また、この実施形態では、2枚の外装シート12a、12bによって把持部12Bが形成されているが、これに限定されるものではなく、1枚の外装シートを折り込むことによって、余剰部を形成する場合は、外装シートの折込量を大きくして、その先端部を相互にヒートシールすることにより、把持部を形成することも可能である。
また、把持部12Bには、把持穴を形成するための切目12Baではなく、予め、把持穴を打ち抜いておいてもよい。
また、上述した各実施形態では、余剰部12Aを一方の外装シート12の全幅にわたって設ける構成を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、余剰部を外装シートに部分的に設ける構成を採用してもよい。
また、上述した各実施形態では、ボトムガセットタイプのスパウト付きパウチ容器について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、サイドガセットタイプのスパウト付きパウチ容器やガセット部のないスパウト付きパウチ容器についても適用することができることはいうまでもない。
また、本発明のスパウト付きパウチ容器は、液状またはゼリー状の飲料や医薬品を充填する容器にも適用することができる。
以上のように、この発明にかかるスパウト付きパウチ容器は、液状またはゼリー状の飲料及び医薬品を充填する容器やボトル容器に詰め替えるためのシャンプーやリンス等の液体商品を充填する容器として有用である。

Claims (5)

  1. パウチを形成している正面側の外装シート及び背面側の外装シートにおける相互にヒートシールされた上縁にスパウトが装着されたスパウト付きパウチ容器において、
    前記パウチは、その上部に、正面側または背面側のいずれか一方の前記外装シートが、縦方向に引き延ばし可能に重複している余剰部を有していることを特徴とするスパウト付きパウチ容器。
  2. 請求の範囲第1項に記載のスパウト付きパウチ容器の製造方法であって、
    上縁がヒートシールされていないパウチを製袋するパウチ製袋工程と、
    前記パウチにおけるヒートシールされていない上縁にスパウトを挿入した後、その上縁をヒートシールするスパウト装着工程とを備え、
    前記パウチ製袋工程では、折り襞を付けた柔軟性シートを用いて、余剰部を有する外装シートを形成するようにしたことを特徴とするスパウト付きパウチ容器の製造方法。
  3. 前記スパウトは、前記余剰部を有している前記外装シートに沿うように、下方側に突出する突出部を有している請求の範囲第1項に記載のスパウト付きパウチ容器。
  4. 前記余剰部の先端縁が最上位置にくるように、前記スパウトの先端を、前記余剰部が形成されていない他方の前記外装シート側における下方側に傾けた状態で取り扱うようにした請求の範囲第1項または第3項に記載のスパウト付きパウチ容器。
  5. 前記余剰部の先端側に、把持穴または把持穴を形成するための切目が形成された把持部が連設されている請求の範囲第1項、第3項または第4項に記載のスパウト付きパウチ容器。
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