JP2020028434A - 清掃用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃用シートに手や掌を触れさせることなく被清掃面を清掃できると共に、特にリビングファブリックの清掃を行う際の清掃効果を高めることのできる清掃用具を提供する。【解決手段】板状シート材11を用いて形成され、清掃用シート20に装着して用いる清掃用具であって、清掃用シート20を係止させる係止手段13を備える押圧本体部12と、一対の切り起こし部14aを立設させて形成された立設把持部14とを有する。一対の切り起こし部14aは、板状シート材11の中央線Cを挟んだ両側に配置される折曲げ線15と、折曲げ線15の端部に接続する凸状に延設する第1切断線16と、第1切断線16の内側に配置される第2切断線17とによって囲まれる部分となっている。第1切断線16及び第2切断線17で切り離された一対の切り起こし部14aを、折曲げ線15を介して折り曲げて立設させることにより、立設把持部14が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、清掃用具に関し、特に、板状シート材を用いて形成され、清掃用シートを装着して用いる清掃用具に関する。
清掃用シートは、単層構造又は多層構造のシート材からなり、容易に折り曲げたり湾曲させたりすることが可能な可撓性を備えていることから、手で把持した状態で、湾曲していたり凹凸を有する被清掃面に対しても、清掃面を容易に密着させて、汚れを拭き取ったり掻き取ったりする清掃作業を、効率良く行うことが可能である。
また、清掃用シートを掌に沿って装着させ易くすることで、清掃作業をさらに効率良く行えるようにすることを目的として、縁部分に、指や手を係止させることが可能な複数のスリット(係止用切込み)を設けた清掃用シートが種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
さらに、特許文献1や特許文献2に記載された、複数のスリット状の係止用切込み設けた清掃用シートでは、清掃作業中に、手と清掃用シートとの間に大きなずれが生じ易かったり、手の大きい人と手の小さい人の両者に使用させることが困難であったりしたことから、本願出願人は、特願2017−141346において、縁部分に形成される複数の係止用切込みの配設位置や形状を工夫することによって、手の大小に拘わらず指の挿入を容易にすると共に、指が抜け難く、且つ清掃の際に、手と清掃具との間にずれが生じないようにして、清掃作業を安定した状態で行えるようにしたシート状の清掃具(清掃用シート)を開示している。
特開2000−106937号公報 特開2002−191437号公報
しかしながら、縁部分に複数の係止用切込みが形成された清掃用シートでは、係止用切込みに指や手を係止して装着した際に、清掃用シートが掌に常時触れた状態となるため、特に清掃用シートが清掃用の洗浄液等を含浸したウエットシートとなっている場合には、使用者によっては、清掃用シートにできるだけ触れたくないと感じることがあり、またこれによって例えばカーペットやソファー等に用いるリビングファブリックの清掃に使用する際には、清掃用シートを被清掃面に安定した状態で広範囲に押し付けて、清掃効果を高めることが難しくなることがある。
本発明は、清掃中に清掃用シートに手や掌を触れさせることなく、清掃用シートによって被清掃面を清掃する際の操作性を向上させることができると共に、特にカーペットやソファー等に用いるリビングファブリックの清掃を行う際に、清掃用シートを被清掃面に安定した状態で広範囲に押し付けて、清掃効果を高めることのできる清掃用具に関する。
本発明は、板状シート材を用いて形成され、清掃用シートを装着して用いる清掃用具であって、前記板状シート材の環状に連続する周縁部分を含んで構成され、前記清掃用シートを押圧面を覆った状態で係止させる係止手段を備える押圧本体部と、前記周縁部分によって囲まれる前記板状シート材の内側領域に設けられた一対の切り起こし部を、立設させることにより形成された立設把持部とを有している。前記一対の切り起こし部は、前記板状シート材を左右又は上下に2等分割する中央線を挟んだ両側に、該中央線と平行に延設して各々配置される折曲げ線と、該折曲げ線の端部に接続する、前記中央線と離れる側又は近接する側に凸状に延設して配置される第1切断線とによって囲まれる部分となっている。前記第1切断線で切り離された前記一対の切り起こし部の各々を、前記折曲げ線を介して折り曲げて立設させることによって、前記立設把持部が形成されている。
また、本発明は、前記清掃用具と、清掃用シートと組み合わせた清掃用セット製品であって、前記清掃用具を形成する板状シート材は、前記切り起こし部を立設させていないか、又は前記切り起こし部及び前記切り起こし係止片を立設させていない平坦な状態で、前記清掃用シートに重ねられて、一体として包装されている。
本発明の清掃用具によれば、清掃中に清掃用シートに手や掌を触れさせることなく、清掃用シートによって被清掃面を清掃する際の操作性を向上させることができると共に、特にカーペットやソファー等に用いるリビングファブリックの清掃を行う際に、清掃用シートを被清掃面に安定した状態で広範囲に押し付けて、清掃効果を高めることができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用具を示す斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用具を、清掃用シートを装着した状態で示す斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用具を形成する、板状シート材の平面図である。 清掃用シートを例示する平面図である。 他の実施形態に係る清掃用具を、清掃用シートを装着した状態で例示する斜視図である。 他の実施形態に係る清掃用具を例示する斜視図である。 (a)、(b)は、他の形態の清掃用具を形成する板状シート材を例示する平面図である。
図1及び図2に示す本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用具10は、例えばカーペットやソファー等に用いるリビングファブリックを、清掃用シート20によって清掃する際に使用される。本実施形態の清掃用具10は、清掃用シート20を装着して用いられ、清掃用シート20が水溶液を含浸したウエットシートである場合でも、清掃中に清掃用シート20に直接手を触れさせることなく使用できるようにすると共に、リビングファブリックの被清掃面を清掃する際の操作性を向上させ、また被清掃面に清掃用シート20を安定した状態で広範囲に押し付けることを可能にして、清掃効果を高めることができるようにする機能を備えている。
そして、本実施形態の清掃用具10は、一枚の板状シート材11(図3参照)を用いて形成され、清掃用シート20に装着して用いる清掃用具であって、図1及び図2に示すように、板状シート材11の環状に連続する周縁部分11aを含んで構成され、下面側の押圧面を覆った状態で、清掃用シート20を係止させる係止手段13を備える押圧本体部12と、周縁部分11aによって囲まれる板状シート材11の内側領域に設けられた一対の切り起こし部14a,14aを、立設させることにより形成された立設把持部14とを有している。一対の切り起こし部14a,14aは、板状シート材11を左右又は上下に2等分割(本実施形態では、左右に2等分割)する仮想の中央線C(図3参照)を挟んだ両側に、中央線Cと平行に延設して各々配置される折曲げ線15と、該折曲げ線15の端部に接続する、好ましくは中央線Cと離れる側に凸状に延設して配置される第1切断線16とによって囲まれる部分となっており、第1切断線16で切り離された一対の切り起こし部14a,14aの各々を、折曲げ線15を介して折り曲げて立設させることによって、立設把持部14が形成されている。
また、本実施形態では、第1切断線16の内側に配置されて、折曲げ線15の端部に接続する、好ましくは仮想の中央線Cと離れる側に凸状に延設して配置される第2切断線17が設けられている(図3参照)。一対の切り起こし部14a,14aは、折曲げ線15と、第1切断線16と、第2切断線17とによって囲まれる帯板状の部分となっており、第1切断線16及び第2切断線17で切り離された一対の切り起こし部14a,14aの各々を、折曲げ線15を介して折り曲げて立設させることによって、立設把持部14が形成されている。
さらに、本実施形態では、仮想の中央線Cを挟んだ両側に各々配置された第2切断線17の間の部分に、切り起こし係止片18が設けられている(図3参照)。切り起こし係止片18は、好ましくは中央線Cに沿った方向に間隔をおいて、2箇所に設けられている。切り起こし係止片18は、中央線Cと交差する方向に延設して配置される中間部折曲げ線18aと、中間部折曲げ線18aの両端部に接続する、中央線Cに沿った方向に凸状に延設して配置される中間部切断線18bとによって囲まれる部分となっている。中間部切断線18bで切り離された好ましくは2箇所の切り起こし係止片18を、中間部折曲げ線18aを介して折り曲げて各々立設させ、立設させた切り起こし係止片18の先端縁部が、一対の切り起こし部14a,14aの第2切断線17で切り離された部分に内側から係止されていることにより、切り起こし部14a,14aが立設した状態を保持している(図1、図2参照)。
さらにまた、本実施形態では、図4に示すように、清掃用シート20の縁部分に複数の係止用切込み21a,21bが形成されており、係止手段13は、押圧本体部12の周縁部に設けられた、清掃用シート20の係止用切込み21a,21bに挿入係止される係止用突片13a,13bとなっている(図2参照)。
本実施形態では、清掃用具10は、図3に示すような、一枚の板状シート材11を用いて簡易に形成することができる。板状シート材11は、側縁部を把持して片持ち状に水平に延設させた場合でも、折れ曲がることなく、好ましくは水平に延設した状態や滑らかに湾曲した状態を容易に保持できる程度の保形剛性を備えると共に、立設把持部14を立設する際に手の力で容易に折り曲げることができる程度の変形性を備える薄板状のシート部材であって、合成樹脂製の薄板状のシート材料や、ダンボール、厚紙等による紙製の薄板状のシート材料を、所定の平面形状を備えるように成形したり、打ち抜いて裁断したりすることによって、容易に得ることができる。清掃用具10に装着される清掃用シート20が、水溶液を含浸したウエットシートである場合には、板状シート材11として、耐水性を備えるシート材料からなるものを用いること好ましい。本実施形態では、板状シート材11は、例えば2.0mm程度の厚さの発泡ポリプロピレンを用いて、図3に示す平面形状を備えるように形成されている。
本実施形態では、板状シート材11は、係止用突片13a,13bの部分を含む全体として、例えば縦幅が150mm程度、横幅が120mm程度の大きさの、両側の側縁部から複数の係止用突片13a,13bが張り出した縦長の略矩形の平面形状を有している。板状シート材11には、当該板状シート材11を左右に2等分割する仮想の中央線Cを挟んだ両側に、対称に配置されて、折曲げ線15と、第1切断線16と、第2切断線17とによって囲まれる帯板状の部分となっている、一対の切り起こし部14a,14aが設けられている。折曲げ線15は、例えば罫線加工等を施すことによって、中央線Cと例えば20〜50mm程度離間した状態で、中央線Cと平行に延設して設けられている。本実施形態では、第1切断線16の端部と第2切断線17の端部との間の部分のみを容易に折曲げることが可能なように、折曲げ線15は、板状シート材11の縦長方向に分断された状態で、中央線Cを挟んだ両側に、各々2箇所に設けられている。
第1切断線16は、例えば連続するスリット状の切込み線となっており、中央線Cを挟んだ両側の各領域において、縦方向に分断された状態で設けられた2箇所の折曲げ線15の外側の端部に各々接続すると共に、中央線Cと離れる側に凸状の形状として、例えば等脚台形状に凸状に延設するように各々形成されている。第2切断線17もまた、例えば連続するスリット状の切込み線となっており、中央線Cを挟んだ両側の各領域において、縦方向に分断された状態で設けられた2箇所の折曲げ線15の内側の端部に各々接続すると共に、中央線Cと離れる側に凸状の形状として、第1切断線16と略相似の、例えば等脚台形状に凸状に延設するように各々形成されている。これらによって、一対の切り起こし部14a,14aは、例えば10〜30mm程度の幅を有する、等脚台形状の帯板状の部分となっている。
また、本実施形態では、等脚台形状に凸状に延設する第2切断線17の上辺部の両端部分に、一対の突起線17aが形成されている。これによって、一対の切り起こし部14a,14aを折曲げ線15を介して折り曲げて立設させた際に、立設した切り起こし部14a,14aの内側縁部には、後述する切り起こし係止片18の先端縁部を係止させる、係止切欠き14bが形成されることになる(図1、図2参照)。
さらに、板状シート材11には、仮想の中央線Cを挟んだ両側に各々配置された第2切断線17の間の部分に、中央線Cに沿った方向である縦長方向に間隔をおいて、一対の中間部折曲げ線18aが、中央線Cと垂直に交差するように延設して設けられている。また、これらの一対の中間部折曲げ線18aの両端部に各々接続して、これらの一対の中間部折曲げ線18aの間の部に、一対の中間部切断線18bが、板状シート材11の縦長方向中央側に向けて矩形状に凸状に延設して、各々形成されている。中間部切断線18bは、中間部折曲げ線18aを板状シート材11の縦長方向中央側に配置して、中間部折曲げ線18aの両端部から、板状シート材11の縦長方向外側に向けて矩形状に凸状に延設して形成されていても良い。これらの中間部折曲げ線18a及び中間部切断線18bによって囲まれる部分が、中間部折曲げ線18aを介して折り曲られることにより立設して、先端縁部が切り起こし部14a,14aに内側から係止される、切り起こし係止片18を形成している。また中間部切断線18bの中間部折曲げ線18aと対向する辺部には、一対の突起線18cが形成されている。これによって、一対の切り起こし係止片18を中間部折曲げ線18aを介して折り曲げて立設させた際に、立設した切り起こし係止片18の先端縁部には、切り起こし部14a,14aの係止切欠き14bと係合して切り起こし部14a,14aの内側縁部を係止させる、係止切欠き18dが形成されることになる(図1、図2参照)。
さらにまた、板状シート材11には、縦長の略矩形の平面形状の周縁部に、外側に張り出すようにして、係止手段13となる複数の係止用突片13a,13bが、仮想の中央線Cを対称軸として対称に配置された状態で、各々設けられている。係止用突片13a,13bは、図4に示す清掃用シート20に形成された複数の係止用切込み21a,21bと対応する位置に各々配設されており、板状シート材11の4箇所の角部から略対角方向外側に張り出して設けられた、横方向と縦方向の間の斜め方向に張り出す斜め係止用突片13aと、長辺部分の中間部から横方向に張り出して設けられた中間部係止用突片13bとを含んで形成されている。
そして、本実施形態では、図1に示すように、上述のようにして形成された板状シート材11における、仮想の中央線Cを挟んだ両側の、折曲げ線15と、第1切断線16と、第2切断線17とによって囲まれる帯板状の部分となっている一対の切り起こし部14a,14aを、折曲げ線15を介して折り曲げて、押圧本体部12に対して垂直に立設させる。また、中央線Cに沿った方向に間隔をおいて配置された、中間部折曲げ線18aと中間部切断線18bとによって囲まれる部分となっている一対の切り起こし係止片18を、中間部折曲げ線18aを介して折り曲げて、押圧本体部12に対して垂直に立設させると共に、立設させた一対の切り起こし係止片18の先端縁部を、好ましくは係止切欠き18dと係止切欠き14bとを係合させて、一対の切り起こし部14a,14aの内側縁部に内側から係止させることにより、切り起こし部14a,14aを立設させた状態を保持する。これらによって、清掃用シート20を係止させる係止手段13を備える押圧本体部12と、一対の切り起こし部14a,14aを立設させることにより形成された立設把持部14とを備える、本実施形態の清掃用具10を容易に形成することが可能になる。
清掃用具10に装着される清掃用シート20は、本願出願人の出願に係る特願2017−141346に記載のシート状の清掃具と同様の構成を備える清掃用のシートを、好ましく用いることができる。すなわち、清掃用シート20は、例えば、単層又は多層構造のシート材からなるものを使用することができる。清掃用シート20を構成するシート材は、親水性繊維、疎水性繊維、又はこれらを組み合わせたものを含んでいることが好ましい。本実施形態の清掃用具10は、特に清掃用シート20として、水溶液を含浸したウエットシートを装着して用いることが有用である。ウエットシートに含浸する水溶液として、水、洗浄液、ワックス等が挙げられる。
本実施形態では、清掃用シート20は、好ましくは1.0〜6.0mm程度の厚さを有するマット状のシート材料となっており、図4に示すように、縦幅が100〜200mm程度、横幅が50〜150mm程度の大きさの、縦長矩形状の平面形状を備えている。清掃用シート20には、これの縁部分に、複数の係止用切込み21a,21b,21cが形成されている。すなわち、縦長矩形状の清掃用シート20の4箇所の角部分には、略4半円弧形状の角部係止用切込み21aが各々形成されており、左右両側の長辺部分の中間部には、略S字形状の中間部係止用切込み21bが各々形成されている。また上下の短辺部分の中間部には、円弧形状の補助係止用切込み21cが各々形成されている。
本実施形態では、清掃用シート20は、図2に示すように、4箇所の角部係止用切込み21aに、押圧本体部12の斜め係止用突片13aを各々挿入係止すると共に、2箇所の中間部係止用切込み21bに、押圧本体部12の中間部係止用突片13bを各々挿入係止することによって、上述の構成を備える清掃用具10に、着脱可能に装着することができる。清掃用具10は、清掃用シート20の平面形状と同じか、一回り小さな略矩形状の平面形状を備えているので、斜め係止用突片13aや中間部係止用突片13bを、角部係止用切込み21aや中間部係止用切込み21bに挿入係止して、清掃用シート20を清掃用具10に装着する作業を、容易に且つスムーズに行うことが可能になる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の清掃用具10によれば、清掃用シート20を装着した状態で用いられて、清掃中に清掃用シート20に手や掌を触れさせることなく、清掃用シート20によって被清掃面を清掃する際の操作性を向上させることが可能になると共に、特にカーペットやソファー等に用いるリビングファブリックの清掃を行う際に、被清掃面に清掃用シート20を安定した状態で広範囲に押し付けて、清掃効果を高めることが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、清掃用具10は、板状シート材11の環状に連続する周縁部分11aを含んで構成され、下面側の押圧面を覆った状態で、清掃用シート20を係止させる係止手段13を備える押圧本体部12と、周縁部分11aによって囲まれる板状シート材11の内側領域に設けられた一対の切り起こし部14a,14aを、立設させることにより形成された立設把持部14とを有している。
これによって、本実施形態の清掃用具10は、好ましくは清掃用シート20が水溶液を含浸したウエットシートである場合でも、立設把持部14を把持しながら、押圧本体部12に装着された清掃用シート20に清掃中に手や掌を触れさせることなく、清掃作業を行うことが可能になる。また、押圧本体部12は、板状シート材11の環状に連続する周縁部分11aを含むことで広範囲に押圧面を備えることになるので、特にカーペットやソファー等に用いるリビングファブリックの清掃を行う際に、立設把持部14からの押し付け力を広範囲に伝えながら操作性を向上させて、安定した状態で、被清掃面に清掃用シート20を広範囲に押し付けさせることにより、好ましくは清掃用シート20に含浸された水溶液を十分に徐放させながら、清掃効果を効果的に高めることが可能になる。
また、本実施形態では、清掃用具10は、一枚の板状シート材11を用いて簡易に形成することができ、板状シート材11は、切り起こし部14a,14a及び切り起こし係止片18を立設させていない平坦な状態で、好ましくは矩形状の平面形状を有する清掃用シート20と同様の大きさ及び形状の平面形状を備えるようになっている。本実施形態の清掃用具10は、例えば1枚又は積層された複数枚の清掃用シート20に、板状シート材11を重ねた状態で、一体としてコンパクトに包装して、当該清掃用具10と清掃用シート20とを組み合わせたセット製品として、製造したり販売したりすることもできる。
図5は、本発明の好ましい他の実施形態に係る清掃用具10’を例示するものである。図5に示す他の実施形態の清掃用具10’では、押圧本体部12’に設けられた係止手段の構成が相違していること以外は、上記実施形態の清掃用具10と略同様の構成を備えている。なお、図6に示す他の実施形態の清掃用具10’に関して、上記実施形態の清掃用具10と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない構成部分については、上記実施形態の清掃用具10に関する説明が適宜適用される。
図5に示す他の実施形態の清掃用具10’では、押圧本体部12’の周縁部に係止用突片は設けられておらず、係止手段は、押圧本体部12’の下面側の押圧面に一体として設けられた、面ファスナーのオス側又はメス側(図示せず)となっている。押圧本体部12’の押圧面に設けられた面ファスナー(メカニカルファスナー)の好ましくはフック、ループ、キノコ等によるオス側に、好ましくはメス側となる清掃用シート20’の上面を係着させることによって、清掃用シート20’を清掃用具10’に、一体として安定した状態で、着脱可能に容易に装着することができる。
図6に示す他の実施形態の清掃用具10’によっても、立設把持部14を把持して清掃用シート20’を被清掃面に広範囲に押し付けながら清掃作業を行なうことを可能にして、上記実施形態の清掃用具10と同様の作用効果を奏することになると共に、係止用切込みが設けられていない清掃シートを用いて、清掃作業を行うことも可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の清掃用具は、平面視して略矩形状の平面形状を備えている必要は必ずしも無く、円形状や多角形状等、その他の種々の平面形状を備えていても良い。切り起こし係止片は、一対設けられている必要は必ずしも無く、一片のみであっても良い。清掃用具に装着される清掃用シートは、水溶液を含浸したウエットシートである必要は必ずしも無く、水溶液を含浸していないドライシートであっても良い。本発明の清掃用具は、カーペットやソファー等に用いるリビングファブリックに限定されることなく、その他の種々の被清掃面を清掃する際に用いることもできる。
また、本発明の清掃用具は、第1切断線の内側に配置されて、第2切断線が設けられている必要は必ずしもなく、一対の切り起こし部は、帯板状の部分となっている必要は必ずしも無い。一対の切断線の間の部分に、切り起こし係止片が設けられている必要は必ずしも無い。例えば、図6に示すように、立設把持部14”の一対の切り起こし部14a”14a”は、板状シート材11”を2等分割する中央線を挟んだ両側に、該中央線と平行に延設して各々配置される折曲げ線15”と、該折曲げ線15”の両側の端部に接続する、中央線と離れる側に凸状に延設して配置される第1切断線16”とによって囲まれる部分とすることもでき、第1切断線16”で切り離された一対の切り起こし部14a”14a”の各々を、折曲げ線15”を介して折り曲げて立設させることによって、立設把持部14”が形成されているようにすることも可能である。
さらに、一対の切り起こし部は、板状シート材を左右に2等分割する中央線を挟んだ両側に設けられている必要は必ずしも無く、図7(a)に示すように、板状シート材を上下に2等分割する中央線を挟んだ両側に設けられていても良い。一対の切り起こし部は、中央線と離れる側に凸状に延設して配置される第1切断線や第2切断線によって形成されるものである必要は必ずしも無く、図7(b)に示すように、中央線と近接する側に凸状に延設して配置される第1切断線や第2切断線によって形成されるものであっても良い。
また、係止用突片13aは、斜め方向ではなく、横方向に張り出して設けられていてもよく、又は縦方向に張り出して設けられていてもよい。
また、補助係止用切込み21cに挿入係止される係止用突片を、短辺部分の中間部から縦方向に張り出して設けてもよい。
10,10’ 清掃用具
11,11’,11” 板状シート材
11a 周縁部分
12,12’ 押圧本体部
13 係止手段
13a 斜め係止用突片
13b 中間部係止用突片
14,14” 立設把持部
14a,14a” 切り起こし部
14b 係止切欠き
15,15” 折曲げ線
16,16” 第1切断線
17 第2切断線
17a 突起線
18 切り起こし係止片
18a 中間部折曲げ線
18b 中間部切断線
18c 突起線
18d 係止切欠き
20,20’ 清掃用シート
21a 角部係止用切込み
21b 中間部係止用切込み
21c 補助係止用切込み
C 仮想の中央線

Claims (10)

  1. 板状シート材を用いて形成され、清掃用シートを装着して用いる清掃用具であって、
    前記板状シート材の環状に連続する周縁部分を含んで構成され、前記清掃用シートを押圧面を覆った状態で係止させる係止手段を備える押圧本体部と、
    前記周縁部分によって囲まれる前記板状シート材の内側領域に設けられた一対の切り起こし部を、立設させることにより形成された立設把持部とを有しており、
    前記一対の切り起こし部は、前記板状シート材を左右又は上下に2等分割する中央線を挟んだ両側に、該中央線と平行に延設して各々配置される折曲げ線と、該折曲げ線の端部に接続する、前記中央線と離れる側又は近接する側に凸状に延設して配置される第1切断線とによって囲まれる部分となっており、
    前記第1切断線で切り離された前記一対の切り起こし部の各々を、前記折曲げ線を介して折り曲げて立設させることによって、前記立設把持部が形成されている清掃用具。
  2. 前記第1切断線の内側に配置されて、前記折曲げ線の端部に接続する、前記中央線と離れる側又は近接する側に凸状に延設して配置される第2切断線が設けられており、前記一対の切り起こし部は、前記折曲げ線と、前記第1切断線と、前記第2切断線とによって囲まれる帯板状の部分となっており、前記第1切断線及び前記第2切断線で切り離された前記一対の切り起こし部の各々を、前記折曲げ線を介して折り曲げて立設させることによって、前記立設把持部が形成されている請求項1記載の清掃用具。
  3. 前記中央線を挟んだ両側に各々配置された前記第2切断線の間の部分に、切り起こし係止片が設けられており、該切り起こし係止片は、前記中央線と交差する方向に延設して配置される中間部折曲げ線と、該中間部折曲げ線の両端部に接続する、前記中央線に沿った方向に凸状に延設して配置される中間部切断線とによって囲まれる部分となっており、前記中間部切断線で切り離された前記切り起こし係止片を、前記中間部折曲げ線を介して折り曲げて立設させ、立設させた前記切り起こし係止片の先端縁部が、前記切り起こし部の前記第2切断線で切り離された部分に内側から係止されていることにより、前記切り起こし部が立設した状態を保持している請求項2記載の清掃用具。
  4. 前記切り起こし係止片は、前記中央線に沿った方向に間隔をおいて、2箇所に設けられている請求項3記載の清掃用具。
  5. 前記清掃用シートの縁部分に複数の係止用切込みが形成されており、前記係止手段は、前記押圧本体部の周縁部に設けられた、前記清掃用シートの前記係止用切込みに挿入係止される係止用突片となっている請求項1〜4のいずれか1項記載の清掃用具。
  6. 前記係止用突片は、前記板状シート材の周縁部から横方向と縦方向の間の斜め方向に張り出す斜め係止用突片を含んで形成されている請求項5記載の清掃用具。
  7. 前記係止手段は、前記押圧本体部の押圧面に一体として設けられた、面ファスナーのオス側又はメス側となっている請求項1〜4のいずれか1項記載の清掃用具。
  8. 前記清掃用シートが、水溶液を含浸したウエットシートである請求項1〜7のいずれか1項記載の清掃用具。
  9. 請求項1〜8の何れか1項記載の清掃用具と、清掃用シートと組み合わせた清掃用セット製品であって、前記清掃用具を形成する板状シート材は、前記切り起こし部を立設させていないか、又は前記切り起こし部及び前記切り起こし係止片を立設させていない平坦な状態で、前記清掃用シートに重ねられて、一体として包装されている清掃用セット製品。
  10. 前記板状シート材は、平坦な状態で、矩形状の平面形状を有する前記清掃用シートと同様の大きさの平面形状を備えるようになっている請求項9記載の清掃用セット製品。
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