JP2011096678A - 複数波長発光素子、表示装置、および電子機器 - Google Patents

複数波長発光素子、表示装置、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】各色間における共振強度や指向性などのバランス調整が容易な複数波長発光素子を提供する。
【解決手段】この発光素子は、出力すべき波長成分を含んだ光を発する発光手段(4)と、発光手段から発せられた光のうち特定の波長を有する光の一部を透過し残りを反射する半反射層(2R、2G、2B)が、出力すべき光の波長に対応させて光の進行方向に沿って順に積層されている半反射層群(2)とを備える。出力させる光の波長に対応付けて発光領域(AR、AG、AB)が定められている。各発光領域では、その発光領域から出力させる光を反射する半反射層(2R、2G、2B)の発光手段側からの光に対する反射面と、発光層の半反射層群側の端部から反射層までの間における一点との間の距離(LR、LG、LB)が、その光に対して共振する光学距離となるように調整されて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機電界発光(EL:Electro-Luminescence)素子に適用するのに好適な複数色発光可能な発光素子の改良に関する。
異なる屈折率を有する層を交互に積層した誘電体多層膜と反射層とを組み合わせて特定波長の光を反射させることが知られている。信学技報、OME94-79(1995-03)、pp7-12には、この誘電体多層膜による微小共振構造を利用して多色発光をさせるための考察が記載されている。この文献によれば微小共振構造において反射が起こる反射面と発光層の位置とを調整することにより、発光層によって出力される光含まれる波長のうちいずれか共振した光が出力できる旨が記載されている。
例えば、特開平6−275381号公報には、図13に示すような層構造の発光素子が記載されている。この発光素子は、透明基板100、微小共振構造102,陽極103、正孔輸送層106,有機EL層104および陰極105を備えている。このうち陽極103の厚みをそれぞれ変更して共振する光の波長を選択するものである。また、ベル研究所の職員等による論文、J. Appl. Phys. 80(12),96/12/15のpp6954-6964には、図14に示すような層構造の発光素子が記載されている。この発光素子は、透明基板100、微小共振構造102,SiO2膜108、陽極103、正孔輸送層106,有機EL層104および陰極105を備えている。陽極103の厚みは同じであるが、SiO2層108により光学距離をそれぞれ変更して共振光の波長を選択するものである。
しかしながら、上記公知文献に掲載されているような構造の発光素子では、複数波長の総てに対して最適化された発光素子を設計するのが困難であるという問題があった。つまり、微小共振構造や間隙調整用の材料はある特定の波長分散に対して最適化されるものであるため、波長に幅のある複数色の光のうちいずれか一つに適合するように設計した微小共振構造では、他の波長分散に対して十分な反射率を備えなくなっていた。例えばカラー表示装置におけるR(赤色)、G(緑色)、B(青色)のそれぞれは、人間の視覚特性にあわせて共振強度や色純度をバランスさせる必要があるが、従来の発光素子ではそのバランス調整がやりにくかった。
それだからといって、画素(発光領域)単位ごとに誘電体多層膜の構造を異ならせて製作するのは現実に非常に困難であるため工業的に実現するのが難しく、その工程も高額となる。
そこで本願発明の第1の課題は、複数の波長についてバランスよく最適化された複数波長発光素子を提供することである。
本願発明の第2の課題は、複数の波長について最適化が容易であり、さらに製造が容易な複数波長発光素子を提供することである。
本願発明の第3の課題は、最適化された複数波長の光を出力可能な電子機器を提供することである。
本願発明の第4の課題は、複数波長の光のスペクトルを先鋭化させて出力可能な干渉ミラーを提供することである。
上記第1の課題を解決する発明は、複数の異なる波長を有する光を発する複数波長発光素子であって、1)出力すべき波長成分を含んだ光を発する発光手段と、2)発光手段の近傍に配置された反射層と、3)発光手段を挟んで反射層と対向するように配置され、発光手段から発せられた光のうち特定の波長を有する光の一部を反射し残りを透過する半反射層が、出力すべき光の波長に対応させて光の進行方向に沿って順に積層されている半反射層群と、を備える。
そして出力される光の波長が異なる少なくとも2以上の発光領域を備え、各発光領域において、当該発光領域から出力される光の一部を反射する半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との間の距離が、当該発光領域から出力される波長の光について共振する光学距離となるように調整されて構成されることを特徴とする複数波長発光素子である。
上記構成によれば、半反射層群は、いずれの発光領域においても発光させるべき総ての波長に対して最適化されている。半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と発光手段の半反射層群側の端部から反射層までの間における一定との間の距離、好ましくは用いる発光手段や反射層に応じて、発光手段内の発光点や反射層の発光手段側の面(反射面)との距離を調整することにより、最適化された光のいずれを出力させるかが定まる。出力させる以外の波長の光に対して最適化された半反射層以外の半反射層は単に一定の減衰率を有する半透明層として共通に作用するだけなので、複数波長の光の間でバランスを保つことが可能である。ここで「発光手段」に限定はないが、少なくとも出力させたい光の波長成分を発光することを必要とする。「反射層」は平面を成していることが好ましいが、必ずしも均一な平面でなくともよい。「近傍」とは、発光手段に接している場合の他、若干の間隙を置いて配置される場合も含む。反射作用を示すものであれば、発光手段と密接不可分な関係に無いものであってもよい。「発光領域」とは、ある波長分散を有する光を出力するための領域であり、発光領域ごとに異なる波長の光が出力されることを意味している。「波長」には、いわゆる可視光領域の波長のみならず、紫外線や赤外線など広い範囲の波長を総て含む。「半反射層」には、屈折率の異なる複数膜を積層して干渉させる積層構造の他に、ハーフミラーや偏光板のような構造をも含む。「反射面」は、誘電体による微小共振構造の場合には発光手段側の面をいう。「光学距離」とは媒体の屈折率と厚みとの積に相当する。
「発光手段の半反射層群側の端部から反射層の表面までの間における一点」としたのは、発光手段の構成により共振条件を満たすこととなる位置を厚み方向で調整するためである。ここでは厚み方向(光軸)における位置関係を定義しており、発光手段全体において共振条件を満たすこの「一点」の集合で発光または反射(反射層の場合)する面となる。ここで、前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層の間における一点が、前記反射層の反射面上とする場合、波長λの光を出力させる発光領域では、複数の前記半反射層のうち波長λの光を反射する前記半反射層における前記発光手段側の反射面と前記発光手段における前記半反射群側の端部から前記反射層の表面までの間における一点との距離Lが、前記半反射層と前記発光面との間にあるi番目の物質の屈折率をni、その厚みをdi、Φを前記反射層における反射面で生じる位相シフト、m1およびm2を自然数とした場合に、
L=Σdi
Σ(ni・di)+m1・(Φ/2π)・λ=m2・λ/2 …(1)
を満たす関係に調整される。Lが実距離に相当し、Σ(ni・di)が光学距離(Optical Path Length)に相当する。光学距離および位相シフトの和が半波長の自然数倍に等しくなること、これが半反射層側と反対側に配置される反射層の面との間に必要な共振条件である。
また、発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層の間における一点を、当該発光手段中の発光点として共振条件を設定する場合もある。このような場合の条件として、波長λの光を出力させる発光領域では、複数の半反射層のうち波長λの光を反射する前記半反射層における前記発光手段側の反射面と前記発光手段における前記半反射群側の端部から前記反射層の表面までの間における一点との距離Lが、前記反射面と前記一点との間にあるi番目の物質の屈折率をni、その厚みをdiとし、m2を自然数、m3を0以上の整数とした場合に、
L=Σdi Σ(ni・di)=m2・λ/2+(2m3+1)・λ/4 …(2)
を満たす関係に調整される。
ここで上記半反射層群は、波長の異なる複数の光の各波長に応じた複数種類の半反射層が、各発光領域間で分離されることなく一様に配置されている。また、半反射層群における半反射層の発光手段側からの光に対する反射面が、発光波長の異なる各発光領域ごとに厚み方向で異なる位置にある。
好ましくは、半反射層群は、発光素子に近い側に、より長い波長の光を反射する半反射層が配置されている。短い波長の光がより長い波長の光に対して最適化された半反射層に反射されにくいからである。
具体的には、半反射層群を構成する各半反射層は、屈折率の異なる二層が交互に積層されて構成されている。例えば、各半反射層は、屈折率の異なる二層のうち、一方の層の屈折率をn1、その厚みをd1とし、他方の層の屈折率をn2、その厚みをd2とし、その半反射層において反射させる光の波長をλとし、mを0または自然数とした場合に、
n1・d1=n2・d2=(1/4+m/2)・λ …(3)
という関係を満たすように調整されている。この共振構造における干渉条件である。二層一組で半波長に相当する。屈折率の低い層から高い層に光が入射する場合に反射が生じるので、発光手段の側から屈折率の高い層、低い層、高い層、低い層、というように並べるのが好ましい。
上記第2の課題を解決する発明は、発光手段に最も近い前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離、好ましくは用いる発光手段や反射層に応じて発光手段内の発光点や反射層の発光手段側の面との距離が、前述した式(1)や(2)を満たす光学距離に保たれている。そして各半反射層の間に、発光手段に最も近い半反射層以外の半反射層における前記発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するための間隙調整層を備える。発光手段を厚み方向の高さを異ならせることなく平坦に設ければよいので、製造工程において発光領域ごとに層の厚みを変えるなどの複雑な工程を省略することができる。「間隙調整手段」としては、光透過性があればよく、樹脂や誘電体を任意に選択可能である。
また本発明は、発光手段に最も近い前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離、好ましくは用いる発光手段や反射層に応じて発光手段内の発光点や反射層の発光手段側の面との距離が、前述した式(1)や(2)を満たす距離に保たれている。そして発光手段に最も近い半反射層以外の半反射層における前記発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するために、当該半反射層を構成する屈折率の異なる層の積層構造のうちいずれか一層の厚みが変更されている。半反射層の境界にある層で間隙を調整するので、使用する材料を節減でき、製造工程上も厚みを調整する層の形成時にその膜厚制御をするだけでよいため、製造工程を省略可能である。厚みを調整する層は、半反射層のうち最も発光手段に近い側にある屈折率の高い層を使用することが好ましい。
発光手段の形態としては、各発光領域に対応づけられた波長の光成分を相対的に多く発光する複数種類の発光手段が、各発光領域に対応づけられて設けられている。各発光領域で出力する光の波長成分を含んだ最適な発光材料を使用する場合である。
また発光手段の他の形態としては、各発光領域に対応づけられた波長の光成分をいずれかの波長について発光可能な発光手段が、各発光領域に共通して設けられている。出力すべき総ての光の波長成分を含んだ発光材料を使用できれば、発光層ごとに発光材料を用意する必要がなくなる。
具体的に発光手段は、電極層で挟持された有機電界発光層であって、その背面に設けられる電極が前記反射層に相当している。このような有機電界発光層では、電極間で電場が極大になる点と当該発光層における発光点が一致している場合がある。ここで発光手段は有機電界発光層の陽極側に正孔輸送層を備えていることは好ましい。さらに発光手段は、有機電界発光層の陰極側に電子輸送層を備えていてもよい。
有機電界発光素子を用いる場合、各前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離は、例えば前記発光手段の半反射層群側に配置された陽極の厚みで調整される。
また有機電界発光素子を用いる場合、各前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するための層(例えば正孔輸送層)を前記発光手段の半反射層群側に備えていてもよい。
また前記陰極は、光反射性を有する材料で構成されている。ある程度の光反射性を有すれば、半反射層に相対する反射面として作用することになる。
発光領域ごとに発光可能な構成にする場合、前記有機電界発光層を挟持する電極膜の少なくともいずれか一方が前記発光領域に対応させて分離独立して形成されている。いずれか一方の電極膜が分離されていればアクティブマトリクス型の駆動形態に、双方の電極が分離されていればパッシブマトリクス型の駆動形態になる。
具体的な形態としては、仕切り部材により電極間、さらに必要に応じて有機電界発光層を仕切ることが好ましい。この場合仕切り部材は、絶縁体材料で構成する。
他の形態としては、電極膜のうち、陰極が、発光領域に対応させて分離されており、陽極が、各半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するために、発光領域に対応させてその厚みが変更されている場合が考えられる。
さらに他の形態としては、電極膜のうち、陽極が、発光領域に対応させて分離されており、かつ、各半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するために、発光領域に対応させてその厚みが変更されている場合が考えられる。
このような独立電極を備える場合、電気的に分離された電極膜を個別に駆動するための駆動回路を備えることになる。
上記第3の課題を解決する発明は、上記したような本発明の複数波長発光素子を備えたことを特徴とする電子機器である。具体的な形態としては、複数波長発光素子における発光領域が、画像表示のための画素として形成されており、画像情報に応じて各画素の駆動を制御可能に構成されている表示要素として機能する電子機器が考えられる。
上記第4の課題を解決する発明は、互いに異なる波長の光についてその一部を反射可能に構成され、光軸方向に順次配置された複数の干渉反射層と、各前記干渉反射層の間に配置された間隙調整層と、を備えたことを特徴とする干渉ミラーである。
図1は、本発明の実施形態1における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図2は、半反射層における干渉条件の説明図である。 図3は、本発明の実施形態2における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図4は、本発明の実施形態3における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図5は、本発明の実施形態4における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図6は、本発明の実施形態5における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図7は、本発明の実施形態6における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図8は、本発明の実施形態7における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図9は、本発明の実施形態8における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図10は、本発明の実施形態9における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図11は、本発明の実施形態10における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図12は、本発明の実施形態11における複数波長発光素子の層構造断面図である。 図13は、従来の単一半反射層を備えた陽極間隙調整型の発光素子の層構造断面図である。 図14は、従来の単一半反射層を備えた誘電体間隙調整型の発光素子の層構造断面図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態1は、カラー表示に必要な三原色が発光可能であり、陽極で間隙調整する場合の基本構造に関する。図1に、実施形態1の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図1に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、発光層4および陰極5を備えている。
基板1は、製造時における基台となるものであり、光透過性を備え一定の機械的強度を備え、製造時の熱処理に耐えられる材料で構成されている。例えば、ガラスや石英、樹脂などが適用される。
半反射層群2は、特定波長の光に最適化された半反射層2R、2G、2Bを重ねて構成されている。半反射層2Rは赤色の発光波長(625nm付近)に対して干渉するように最適化されている。半反射層2Gは緑色の発光波長(525nm付近)に対して干渉するように最適化されている。半反射層2Bは青色の発光波長(450nm付近)に対して干渉するように最適化されている。各半反射層は、発光層4に近い側に、より波長の長い光(赤色)に対し共振する半反射層2Rが配置され、その下側(図1下方)に波長のより短い光(緑色)に対して共振する半反射層2Gが、さらにその下側に最も波長の短い光(青色)に対して共振する半反射層2Bが配置されている。短い波長の光がより長い波長の光に対して最適化された半反射層で反射されにくいため、このような順番にすることで効率のよい発光素子を構成できるからである。
図2に、各半反射層における層構造の拡大図と干渉条件の説明図を示す。各半反射層は、屈折率の異なる二層である第1層21と第2層22とが交互に積層されて構成されている。屈折率と厚みに対する干渉条件としては、第1層21の屈折率をn1、その厚みをd1とし、第2層22の屈折率をn2、その厚みをd2とした場合、
n1・d1=n2・d2=(1/4+m/2)・λ …(3)
という関係を満たすように調整されている。ただしλはその半反射層において反射させる光の波長であり、mは0以上の整数である。二層一組で光の半波長に相当する。屈折率の低い層から高い層に光が入射する場合に反射が生じるので、発光手段の側から屈折率の高い層、低い層、高い層、低い層、というように並べるのが好ましい。すなわち、n1>n2となるように設定する。
半反射層2R、2G、2Bの具体的な材料としては、屈折率の異なる誘電体を(3)式の関係を満たすように積層していく。例えば、屈折率2.4のTiO2を第1層21、屈折率1.44のSiO2を第2層22として使用する。または、屈折率2.37のZnSを第1層21として、屈折率1.38のMgF2を第2層22として使用する。ただし半反射層の構成層は誘電体に限ること無く、例えば特開平10-133222号公報に記載されているように樹脂と液晶とからなる積層構造であってもよい。各半反射層では第1層と第2層それぞれの厚みが、その半反射層における波長に適合するように調整されている。第1層と第2層との屈折率の差が少ない場合には反射率が低くなるので、多数層を積層するようにする。
陽極3は、光透過性を示すように設けられる。陽極の材料は有機EL素子の陽極として作用させるために、仕事関数の大きい(4eV以上)の金属、合金、電気伝導性化合物やこれらの混合物が用いられる。好ましくはITOが挙げられ、光透過性を確保可能な程度に薄くするなら、その他Au等の金属、CuI、SnO2、ZnOが用いられる。ここで、陽極の厚みは各々の発光領域における光が共振する、そして光透過性を示すようにその光学距離が調整されている。光学距離では、光を共振させるための二つの面を規定する必要がある。一方の面は、当該発光領域から出力される光の一部を反射する半反射層の発光層側からの光に対する反射面である。他方の面は発光層を含む発光手段の形態によって種々に変更される。すなわち、この面は発光層における半反射層群側の端部から陰極表面までの間の一点を含む光軸に垂直な面となるか(以下、この面を「発光面」という言葉で代表する)または陰極側の反射面となる。各図面において、他方の面の位置を陰極と発光層との界面に示してあるが、上記したように、これらの位置は発光層(正孔輸送層を備える場合は正孔輸送層)の半反射層群側の面から陰極(反射層)までの間で設定し得るものである。赤色発光領域ARでは赤色光に対して発光層4R−陰極間の界面と半反射層2Rの反射面との光学距離が共振条件を満たすように距離LRが調整される。緑色発光領域AGでは緑色光に対して発光層4G−陰極間の界面と半反射層2Gの反射面との光学距離が共振条件を満たすように距離LGが調整される。青色発光領域ABでは青色光に対して発光層4B−陰極間の界面と半反射層2Bの反射面との光学距離が共振条件を満たすように距離LBが調整される。
共振条件は、図2に示すように、その発光領域で出力させる光の波長をλとすると、当該波長λの光を反射する構造を備えた半反射層の発光層からの光に対する反射面と、発光層−陰極間の界面との距離Lは、
L=Σdi
Σ(ni・di)+m1・(Φ/2π)・λ=m2・λ/2 …(1)(同上)
を満たす関係に調整されている。ただし、当該半反射層の反射面と発光面40との間にあるi番目の物質(他の波長に対する半反射層の各誘電体層を含む)の屈折率をni、その厚みをdiとし、m1およびm2を自然数としてある。また陰極表面で反射させる場合には、Φとして反射面で反射時に生じる位相シフトを加える。赤色光の発光領域ARについては、途中に他の半反射層を通過しないので、陽極3の厚みとその屈折率を乗じた値が半波長の自然数になるように調整される。
また共振条件については、前述のように発光層4R、4G、4Bにおける一点を発光点として発光面を設定する場合、波長λの光を反射する半反射層2R、2G、2Bにおける発光層側の反射面と発光層4R、4G、4Bにおける半反射層側の端部から反射層(すなわち発光層4と陰極5との界面)までの距離L(LR、LG、LB)は、
L=Σdi Σ(ni・di)=m2・λ/2+(2m3+1)・λ/4 …(2)(同上)
を満たす関係に調整される。ただし、反射面と一点との間にあるi番目の物質の屈折率をni、その厚みをdiとし、m2を自然数、m3を0以上の整数とする。
発光層4R、4G、4Bは、それぞれが有機EL材料で形成されている。各有機EL材料は、各発光領域に対応づけられた波長の光成分を相対的に多く発光するものが用いられる。発光面は後の実施例で示すように電荷の輸送層が存在するか否かによって変化する。各発光層の厚みは反射面である陰極と発光波長との関係に応じて定める。発光層の材料には、有機電界発光素子材料として研究開発されている材料を適用可能であり、例えば特開平10-163967号や特開平8-248276号に記載されているものを使用する。具体的には、赤色の発光層4Rの材料としては、シアノポリフェニレンビニレン前駆体、2-1,3',4'-ジヒドロキシフェニル-3,5,7-トリヒドロキシ-1-ベンゾポリリウムパークロレート、PVKにDCM1をドーピングしたものなどを用いる。緑色の発光層4Gの材料としては、ポリフェニレンビンレン前駆体、2,3,6,7-テトラヒドロ-11-オキソ-1H、5H、11H-(1)ベンゾピラノ[6,7,8-ij]-キノリジン-10-カルボン酸、PVKにコータミン6をドーピングしたものなどを用いる。青色の発光層4Bの材料としては、アルミニウムキノリノール錯体、ピラゾリンダイマー、2,3,6,7-テトラヒドロ-9-メチル-11-オキソ-1H、5H、11H-(1)ベンゾピラノ[6,7,8-ij]-キノリジン、ジスチル誘導体、PVKに1,1,4,4-トリフェニル-1,3-ブタジエンをドーピングしたものなどを用いる。
陰極5は、有機EL素子の陰極として作用させるために仕事関数の小さい(4eV以下)の金属、合金、電気伝導性化合物やこれらの混合物が用いられる。特に、発光層の効率を上げ光を強く共振させるために反射率の高い材料で構成することが好ましい。具体的には、ダイヤモンド、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム、アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム混合物、インジウム、リチウム/アルミニウム混合物、その他希土類金属、フッ化リチウム/アルミニウム、つまり二重層又は合金としてのアルミニウムと共に弗化物を加えたものが挙げられる。
上記構成において、陽極3と陰極5間に一定の電圧を印加すると各発光層に電流が流れ電界発光現象を生じ、発光材料で規定されるスペクトルの波長成分を含んだ光が層の両側に射出される。陰極側5に射出された光は反射されて発光面からの直接光または陰極側で反射された光と干渉して射出側(図1下方)に射出される。このとき、半反射層を構成する誘電体層には屈折率の差があるため屈折率の異なる誘電体層の界面で反射が生ずる。誘電体層が持つ(3)式の干渉条件にしたがってうち消し合ったり強め合ったりする。そしてその誘電体において最適化されている波長の光のみが高い効率で反射される。これが発光層側からの光、すなわち陰極面で反射した光や発光層からの直接光と干渉し、例えば上記(1)式または(2)式で示した共振条件に合致する波長の光のみが、反射面と発光面との間で共振する。他の波長成分の光については、その波長成分に対応した半反射層に発光層から光が入射する場合に位相があっておらず共振が生じることがないため、相対的に弱められる。この結果、その波長スペクトルが先鋭化され高い強度の光が半反射層を透過して射出される。共振条件に合致しない他の半反射層は単に半透明膜として作用するだけであり、これによる光の減衰などの影響はどの波長領域でもほぼ等しい。このため、強度や色純度についてバランスのとれた複数波長の光が各発光領域から出力されることになる。
上記実施形態1によれば、三原色それぞれについての共振構造を積層し半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と発光層の半反射層側の端部から反射層までの間における一点との間の距離を調整して共振条件を定めたので、バランスのとれた複数波長の光を射出することが可能である。
また本実施形態によれば、波長の長いものに最適化させた半反射層を発光層側に備えたので、他の波長の光に影響を与えることなく発光させることが可能である。
また本実施形態によれば、有機EL素子を発光手段として採用したので、多様な材料から適当な波長分散を有する材料を選択可能である。
また本実施形態によれば、発光波長単位で発光材料を変化させたので、より高い純度および高い強度の光を出力させることができる。
また本実施形態によれば、陰極を光反射材で形成したので、効率良く共振させることが可能である。
(実施形態2)
本発明の実施形態2は、上記実施形態1の有機EL素子に正孔輸送層を備えた構成に関する。図3に、実施形態2の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図3に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、正孔輸送層6,発光層4および陰極5を備えている。
正孔輸送層6は、正孔注入層ともよばれ、正孔の注入機能または電子の障壁となる機能を備えた有機物または無機物を使用する。例えば特開平10-163967号や特開平8-248276号に記載されている物質を使用する。具体的には、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオノレン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、ポリシラン系共重合体、アニリン系共重合体、導電性高分子オリゴマーなどを使用可能である。その厚みは正孔輸送機能を十分に果たせる程度にする。ただし正孔輸送層を用いる場合、発光面は正孔輸送層6と発光層4との界面周辺になることもあり得る。したがって、効率よい発光のために、発光層および正孔輸送層を陰極5による反射によって打ち消し合わないような厚みの条件に設定しておく。
その他の層構造については上記実施形態1と同様なのでその説明を省略する。なお、正孔輸送層を設ける場合、発光層や正孔輸送層に用いる材質に応じて、最適に所望の波長特性が得られるように、これらの厚みを調整する。
上記実施形態2によれば、上記実施形態1と同様の効果を奏する他、正孔輸送層を備えるので有機EL素子の発光効率が高まり、さらに明るい発光素子を得ることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3は、上記実施形態2の有機EL素子にさらに電子輸送層を備えた構成に関する。図4に、実施形態3の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図4に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、正孔輸送層6,発光層4、電子輸送層7および陰極5が提供される。
電子輸送層7は、電子注入層ともよばれ、陰極から注入された電子を発光層に効率よく伝達する機能を備え、例えば特開平10-163967号や特開平8-248276号、特開昭59-194393号に記載されている物質を使用可能である。具体的には、ニトロ置換フルオレン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、ナフタレンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、カルボジイミド、フレオレニリデンメタン誘導体、アントラキノジメタンおよびアントロン誘導体、オキサジアゾール誘導体、キノキサリン誘導体などを使用可能である。その厚みは電子輸送機能を十分に果たせる程度にする。
その他の層構造については上記実施形態2および1と同様なのでその説明を省略する。ただし正孔輸送層はあっても無くてもよく、有機EL材料との兼ね合いで正孔輸送層を設けるか設けないかを決定すればよい。
上記実施形態3によれば、上記実施形態1と同様の効果を奏する他、電子輸送層を備えるので有機EL素子の発光効率が高まり、さらに明るい発光素子を得ることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4は、上記実施形態1の有機EL素子における共振条件の光学的距離の調整を絶縁体で行う構成に関する。図5に、実施形態4の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図5に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、絶縁体8G・8B、発光層4および陰極5を備えている。
当該実施形態4では、陽極3は赤色発光領域ARにおける共振条件に合わせて他の発光領域でも同じ厚みに形成されている。その代わり、緑色発光領域AGと青色発光領域ABのそれぞれにおいて、上記(1)式や(2)式における共振条件を満たすように、絶縁体8G・8Bが異なる厚みで設けられている。ただしこの実施形態では緑色と青色の発光領域で共振させるための光学距離を調整したに過ぎず、赤色領域に絶縁体を設けてもよい。絶縁体8G・8Bの材料としては、光透過性のある有機物または無機物を使用可能である。例えば、SiO2やSi34、TiO2などの誘電体を使用可能である。ただし、誘電体と陽極との屈折率に相違があるので、半反射層2Gや2Bから発光面までの距離LGやLBは上記実施形態1と若干異なる。その他の層構造については上記各実施形態と同様である。なお発光層の電荷輸送能力が低い場合には、実施形態2や実施形態3のように正孔輸送層または電子輸送層の双方またはいずれか一方を設けてもよい。
上記実施形態4によれば、上記実施形態と同様の効果を奏する他、陽極を均一な厚みに成形できるので、厚みに差を持たせることが困難な陽極材料を使用する場合に、より容易に製造し易い発光素子を提供可能である。
(実施形態5)
上記各実施形態では発光領域ごとに異なる発光層を設けていたが、本発明の実施形態5では総ての発光領域に共通の発光層を備える。図6に、実施形態5の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図6に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、発光層4および陰極5を備えている。
本実施形態では発光層4が総ての発光層に共通に設けられている。発光層の材料としては、各発光領域から供給される光の波長成分をバランスよく含んでいる広帯域発光の材料を用いることが好ましい。このような材料として、例えばアルミニウムキレート(Alq3)、ポリパラフェニレンビニレンなどを用いることができる。半反射層の反射面と発光層の発光面との距離については、上記実施形態1と同様に考えられる。なお、発光層の電荷輸送能力が低い場合には、実施形態2や実施形態3のように正孔輸送層または電子輸送層の双方またはいずれか一方を設けてもよい。実施形態4のように、絶縁体で光学距離を調整してもよい。Alq3とともに用いる正孔輸送層としては、ジアミン誘導体(TAD)が考えられる。
上記構成において、発光層4からは出力すべき総ての波長成分を含んだ光が射出される。そのためいずれの半反射層においてもその反射層に最適化された波長の光が反射される。しかし発光層中の発光点(発光面)または陰極の反射面と半反射層の反射面との距離が発光領域ごとに対応づけられた波長に対し共振条件に合う様最適化されているため、その共振条件にある波長の光のみスペクトルが先鋭化されて射出される。
上記実施形態5によれば、上記各実施形態と同様の効果を奏する他、発光層を発光領域ごとに個別に作成する必要がなくなるため、製造が容易である。
(実施形態6)
上記各実施形態では陽極や絶縁体で、発光領域ごとに異なる共振条件を設定していたが、本発明の実施形態6ではいずれの層の厚みも均一にしつつ共振条件を変更する。図7に、実施形態6の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図7に示すように、基板1、スペーサ9Gおよび9Bを備えた半反射層群2、陽極3、発光層4および陰極5を備えている。
スペーサ9Gや9Bは、各半反射層間の間隙を調整するための層である。スペーサとしては、光透過性の高い材料であって半反射層と密着性のよい材料、例えば樹脂や誘電体が使用される。もちろん半反射層間の距離を保つことが可能ならば、気体、液体、液晶等で構成された層であってもよい。スペーサ9Gと9Bとで材料を異ならせ、屈折率を異ならせてもよい。発光層の材料としては、赤色発光領域ARの発光層2Rには赤色光の波長成分が、緑色発光領域AGの発光層2Gに緑色光の波長成分が、青色発光領域ARの発光層2Bには青色光の波長成分がそれぞれ多く存在し、他の波長成分が比較的少ないものをそれぞれ選択する。本実施形態では層構造がいずれの発光領域について同じであるため、発光層自体の特性で発光波長を規定する必要があるからである。共振条件に関し、陽極5では、総ての発光領域で均一な厚みに設定される。すなわち発光層に最も近い半反射層2Rにおける反射面と発光層4Rの発光面との光学距離が、当該半反射層において反射する光(赤色光)の半波長の自然数倍に相当するように保たれている。スペーサ9Gや9Bの厚みは、半反射層9Gや9Bにおける反射面と発光手段の発光面との光学距離が上記(2)式の共振条件を満たすように調整される。すなわち緑色の発光領域AGについては、スペーサ9Gの屈折率n9Gと厚みd9Gの積に相当する光学距離を(2)式に加えて共振条件を満たすような屈折率の材料を選択し厚みを設定する。青色の発光領域ABについては、スペーサ9Bと9G双方についての光学距離(n9G・d9G+n9B・d9B)を(2)式に加えて共振条件を満たすような屈折率の材料を選択し厚みを設定する。なお発光層の電荷輸送能力が低い場合には、実施形態2や実施形態3のように正孔輸送層または電子輸送層の双方またはいずれか一方を設けてもよい。
上記構成において、発光層から光が射出されると、最も発光層に近い赤色半反射層2Rについては実施形態1と同様に共振し発光する。他の発光領域についてもその光学距離が半波長の自然数倍になるように調整されているので共振が生じ、共振した波長のスペクトルが先鋭化されて出力される。
上記実施形態6によれば、上記各実施形態と同様の効果を奏する他、陽極や発光層などの各層をいずれも平坦に均一な厚みで形成すればよいので、パターニングなどの複雑な工程を省略でき、製造コストを下げることができる。
(実施形態7)
本実施形態7は、上記実施形態6における間隙調整方法の変形例に関する。図8に、実施形態7の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図8に示すように、基板1、間隙調整層21Gおよび21Bを備えた半反射層群2、陽極3、発光層4および陰極5を備えている。
間隙調整層21Gは、各半反射層間の間隙を調整するための層であって、緑用半反射層2Gのうち発光層寄りの第1層21の厚みを変更したものである。間隙調整層21Bは、各半反射層間の間隙を調整するための層であって、青用半反射層2Bのうち発光層寄りの第1層21の厚みを変更したものである。半反射層を構成している各層はそれ自体誘電体であるため、その一層の厚みを異ならせると、その層は干渉を生ずる層では無くなり、その屈折率と厚みとで与えられる光学距離を増やすことに寄与する。すなわち緑色の発光領域AGについては、間隙調整層21Gの屈折率n1と厚みd21Gの積に相当する光学距離を(2)式に加えて共振条件を満たすような屈折率の材料を選択し厚みを設定する。青色の発光領域ABについては、間隙調整層21Bと21G双方についての光学距離n1・(d21G+d21B)を(2)式に加えて共振条件を満たすような屈折率の材料を選択し厚みを設定する。
その他の構成については上記実施形態6と同様である。
上記実施形態7によれば、半反射層の境界にある層で間隙を調整するので、使用する材料数を節減でき、半反射層の製造工程において間隙調整層の形成時にその膜厚制御をするだけでよいため、製造工程を省略可能である。
(実施形態8)
本実施形態8は、発光層を発光領域ごとに発光させることの可能な構造に関する。図9に、実施形態8の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図9に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、発光層4、電気的に分離された陰極5、基板11およびバンク10を備えている。さらにバンク10で電気的に分離された各陰極5R,5Gおよび5Bに対して個別独立に制御電圧VR、VGおよびVBを印加する駆動回路(図示しない)とそのための配線を備えている。
本実施形態においては、バンク10が発光領域の境界に設けられており、バンクで敷きられた領域に陰極が電気的に分離されて形成されている。バンク10と陰極パターンを形成するために基板11がさらに設けられている。バンク10としては、絶縁性があり発光領域に合せて一定の高さでパターニングし形成することが可能な有機物や無機物、例えばポリイミドなどが適用可能である。バンクは図のように陰極のみを電気的に分離する他に、発光層も陰極とともに電気的に分離するように形成されていてもよい。この構成の場合、基板11を基台として順に有機EL素子に相当する層構造を形成する。基板11については機械的強度や熱的強度を備えていればよい。駆動回路は、例えばTFTなどにより発光領域ごとに駆動可能に構成されている。陽極が共通基板となっているため、アクティブマトリクス型の駆動方式を構成している。なお発光層の電荷輸送能力が低い場合には、実施形態2や実施形態3のように正孔輸送層または電子輸送層の双方またはいずれか一方を設けてもよい。また上記実施形態4に示すように、陽極に絶縁体を積層した構成を備えていてもよい。また上記実施形態5のように発光層が総べて共通に設けられていてもよい。
上記構成において、各発光領域ごとに駆動回路を制御して駆動電圧VR,VGまたはVBを印加すると、対応する発光層のみに電流が流れ、その発光領域の色彩のみが出力される。発光領域をカラー表示装置のカラー画素に対応させて形成し、カラー画像データのRGB信号に対応させて各発光領域の駆動電圧を制御すれば、全体としてカラー表示装置として機能することになる。その他、発光素子として使用する場合でも発光色を自由に変更可能な構成となっている。
上記したように本実施形態8によれば、陰極を電気的に分離し個別に駆動可能に構成したので、上記各実施形態の効果を奏する他、表示装置その他の電子機器として本発明の複数波長発光素子を機能させることが可能である。
(実施形態9)
本実施形態9は、陰極をパターニングにより分離した上記実施形態8の変形例に関する。図10に、実施形態8の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図10に示すように、基板1、半反射層群2、陽極3、発光層4、パターニングされた陰極5および基板11を備えている。さらに電気的に分離された各陰極5R,5Gおよび5Bに対して個別独立に制御電圧VR、VGおよびVBを印加する駆動回路(図示しない)とそのための配線を備えている。
本実施形態では、陰極5が、発光領域に対応させてパターニングされている。発光層4は、実施形態4で説明したように、総ての発光領域について共通に設けられている。発光層の材料については、実施形態4と同様である。基板11は、陰極をパターニングして電気的に分離させた形態にする場合に必要である。この実施形態においても基板11側から製造されることが好ましい。駆動回路は電気的に分離した陰極5R,5Gおよび5Bを個別独立に駆動可能になっている。その他の構成については、上記実施形態1と同様である。なお、陽極3についてもパターニングし、陰極5とマトリクス配線を構成するように構成するならば、本発光素子をパッシブマトリクス型の表示装置として駆動可能になる。
上記構成において、各発光領域ごとに駆動回路を制御して駆動電圧VR,VGまたはVBを印加すると、対応する発光層のみに電流が流れ、その発光領域の色彩のみが出力される。発光領域をカラー表示装置のカラー画素に対応させて形成し、カラー画像データのRGB信号に対応させて各発光領域の駆動電圧を制御すれば、全体としてカラー表示装置として機能することになる。その他、発光素子として使用する場合でも発光色を自由に変更可能な構成となっている。
上記したように本実施形態9によれば、陰極を電気的に分離し個別に駆動可能に構成したので、上記各実施形態の効果を奏する他、層構造が比較的単純であり製造が容易な複数波長発光素子を提供可能である。
(実施形態10)
本実施形態10は、上記実施形態8とは反対に陽極をバンクにより分離した構成に関する。図11に、実施形態10の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図11に示すように、基板1、半反射層群2、バンク10で分離された陽極3、発光層4、陰極5および基板11を備えている。さらに電気的に分離された各陽極3R,3Gおよび3Bに対して個別独立に制御電圧VR、VGおよびVBを印加する駆動回路(図示しない)とそのための配線を備えている。
本実施形態においては、バンク10が各発光領域における発光層および陽極を分離可能に設けられている。バンク10と基板11に関しては上記実施形態8と同様の材料および形成方法を適用することができる。特に、本実施形態のように、基板上にバンクを形成し電極や発光層をパターン形成する製造方法として、特開平10-153967号に記載のインクジェット法を用いることが好ましい。駆動方式としては、本実施形態のように陰極5を共通電極とした場合、陽極3側にTFTを設けることで、アクティブマトリクス駆動方式として動作させることが可能である。また、さらにバンクを用いたりパターニングしたりして陰極側も電気的に分離させ、発光層の上下にマトリクス状の電極構造を形成することで、単純マトリクス駆動方式として動作させることも可能である。
なお発光層の電荷輸送能力が低い場合には、実施形態2や実施形態3のように正孔輸送層または電子輸送層の双方またはいずれか一方を設けてもよい。また上記実施形態4に示すように、絶縁体に陽極を積層した構成を備えていてもよい。また上記実施形態5のように発光層が総べて共通に設けられていてもよい。
上記構成において、各発光領域ごとに駆動回路を制御して駆動電圧VR,VGまたはVBを印加すると、対応する発光層のみに電流が流れ、その発光領域の色彩のみが出力される。発光領域をカラー表示装置のカラー画素に対応させて形成し、カラー画像データのRGB信号に対応させて各発光領域の駆動電圧を制御すれば、全体としてカラー表示装置として機能することになる。その他、単純な発光素子として使用する場合でも発光色を自由に変更可能な構成となっている。
上記したように本実施形態10によれば、陽極を電気的に分離し個別に駆動可能に構成したので、上記各実施形態の効果を奏する他、表示装置その他の電子機器として本発明の複数波長発光素子を機能させることが可能である。
(実施形態11)
本実施形態11は、陽極をパターニングにより分離した上記実施形態10の変形例に関する。図12に、実施形態11の複数波長発光素子の層構造を示す。本複数波長発光素子は、図12に示すように、基板1、半反射層群2、パターニングされた陽極3、発光層4、陰極5および基板11を備えている。さらに電気的に分離された各陽極3R,3Gおよび3Bに対して個別独立に制御電圧VR、VGおよびVBを印加する駆動回路(図示しない)とそのための配線を備えている。
本実施形態では、陽極3が、発光領域に対応させてパターニングされている。駆動回路の極性は、上記実施形態8および9と反対極性になる。そして駆動回路は電気的に分離した陽極3R,3Gおよび3Bを個別独立に駆動可能になっている。その他の構成については、上記実施形態8と同様である。本実施形態では、陰極側を分離独立した形状にしないので、半反射層群2の側から積層構造を形成していくことが可能である。陽極3を形成する場合に、発光領域に適合させてパターニングを行えばよい。
上記構成において、各発光領域ごとに駆動回路を制御して駆動電圧VR,VGまたはVBを印加すると、対応する発光層のみに電流が流れ、その発光領域の色彩のみが出力される。発光領域をカラー表示装置のカラー画素に対応させて形成し、カラー画像データのRGB信号に対応させて各発光領域の駆動電圧を制御すれば、全体としてカラー表示装置として機能することになる。その他、発光素子として使用する場合でも発光色を自由に変更可能な構成となっている。
上記したように本実施形態11によれば、陽極を電気的に分離し個別に駆動可能に構成したので、上記各実施形態の効果を奏する他、層構造が比較的単純であり製造が容易な複数波長発光素子を提供可能である。
(その他の変形例)
本発明は、上記各実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して構成することが可能である。例えば、有機EL層は発光手段の代表として使用したに過ぎず、他の構造を有する公知の発光手段を代わりに用いてもよい。また発光現象としても、電界発光の他に、光発光などを利用してもよい。
半反射層は、上記実施形態では誘電体の多層膜を利用していたがこれに限定されない。例えばハーフミラー機能を有する光学要素または薄膜を共振条件を満たすように設置したり偏光状態を制御し半反射層として偏光板を利用したりしてもよい。
また本発明の複数波長発光素子を適用可能な電子機器に限定はない。例えばウォッチ、電卓、携帯電話、ページャ、電子手帳、ノートパソコンなどの携帯型情報端末装置の表示装置や照明装置、カメラのファインダ、大型ディスプレイなどに利用可能である。
本願発明によれば、いずれの波長に対しても最適化された半反射層を複数積層し、発光領域から出力される光の一部を反射する半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と発光手段の半反射層群側の端部から反射層までの間における一点との間の距離を調整することにより出力する波長を選択可能に構成したので、複数の波長のいずれについても最適化された光を射出可能な複数波長発光素子を提供することができる。
本願発明によれば、発光手段との距離を半反射層間の間隙により調整可能に構成したので、複数の波長について最適化が容易であり、さらに製造が容易な複数波長発光素子を提供することができる。
本願発明によれば、本発明の最適化された複数波長の光を出力する複数波長発光素子を備えたので、表示装置など発光色間のバランス調整が完全な電子機器を提供することができる。

Claims (29)

  1. 複数の異なる波長を有する光を発する複数波長発光素子であって、 出力すべき波長成分を含んだ光を発する発光手段と、 前記発光手段の近傍に配置された反射層と、 前記発光手段を挟んで前記反射層と対向するように配置され、当該発光手段から発せられた光のうち特定の波長を有する光の一部を反射し残りを透過する半反射層が、出力すべき光の波長に対応させて光の進行方向に沿って順に積層されている半反射層群と、を備え、 出力される光の波長が異なる少なくとも2以上の発光領域を備え、各発光領域において、当該発光領域から出力される光の一部を反射する半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との間の距離が、当該発光領域から出力される波長の光について共振する光学距離を設けるように調整されて構成されることを特徴とする複数波長発光素子。
  2. 前記半反射層群は、複数の異なる波長を有する光の各波長に応じた複数種類の半反射層が、各発光領域間で分離されることなく一様に配置されている請求項1に記載の複数波長発光素子。
  3. 前記半反射層群における半反射層の発光手段側からの光に対する反射面が、発光波長の異なる各発光領域ごとに厚み方向で異なる位置にある請求項1に記載の複数波長発光素子。
  4. 前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点が、前記反射層の反射面上にある請求項1に記載の複数波長発光素子。
  5. 波長λの光を出力させる発光領域では、複数の前記半反射層のうち波長λの光を反射する前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離Lが、前記反射層における反射面と前記一点との間にあるi番目の物質の屈折率をni、その厚みをdi、Φを前記反射層における反射面で生じる位相シフト、m1およびm2を自然数とした場合に、 L=Σdi Σ(ni・di)+m1・(Φ/2π)・λ=m2・λ/2を満たす関係に調整されている請求項4に記載の複数波長発光素子。
  6. 前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点が、当該発光手段中の発光点である請求項1に記載の複数波長発光素子。
  7. 波長λの光を出力させる発光領域では、複数の前記半反射層のうち波長λの光を反射する前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における発光点との距離Lが、前記反射面と前記発光点との間にあるi番目の物質の屈折率をni、その厚みをdiとし、m2を自然数、m3を0以上の整数とした場合に、 L=Σdi Σ(ni・di)=m2・λ/2+(2m3+1)・λ/4を満たす関係に調整されている請求項6に記載の複数波長発光素子。
  8. 前記半反射層群は、前記発光素子に近い側に、より長い波長の光を反射する前記半反射層が配置されている請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  9. 前記半反射層群を構成する各半反射層は、屈折率の異なる二層が交互に積層されて構成されている請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  10. 各前記半反射層は、前記屈折率の異なる二層のうち、一方の層の屈折率をn1、その厚みをd1とし、他方の層の屈折率をn2、その厚みをd2とし、その半反射層において反射させる光の波長をλとし、mを0または自然数とした場合に、 n1・d1≒n2・d2≒(1/4+m/2)・λという関係を満たすように調整されている請求項9に記載の複数波長発光素子。
  11. 前記半反射層群は、各前記半反射層の間に、前記発光手段に最も近い半反射層以外の半反射層における前記発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するための間隙調整層を備える請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  12. 前記半反射層群は、前記発光手段に最も近い半反射層以外の半反射層における前記発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層群側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するために、当該半反射層を構成する前記屈折率の異なる層の積層構造のうちいずれか一層の厚みが変更されている請求項9に記載の複数波長発光素子。
  13. 各前記発光領域に対応づけられた波長の光成分を相対的に多く発光する複数種類の発光手段が、各前記発光領域に対応づけられて設けられている請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  14. 総ての前記発光領域に対応づけられた波長成分の光を発することが可能な発光手段が、各前記発光領域に共通して設けられている請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  15. 前記発光手段は、電極層で挟持された有機電界発光層であって、その背面に設けられる電極が前記反射層に相当している請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  16. 前記有機電界発光層において電極間で電場が極大になる点と当該発光層における発光点が一致していることを特徴とする請求項1に記載の複数波長発光素子。
  17. 前記発光手段は、前記有機電界発光層の陽極側に正孔輸送層を備える請求項15または請求項16のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  18. 前記発光手段は、前記有機電界発光層の陰極側に電子輸送層を備える請求項15乃至請求項17のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  19. 各前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離が前記発光手段の半反射層群側に配置された陽極の厚みで調整されている請求項15乃至請求項18のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  20. 各前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するための層を前記発光手段の半反射層群側に備えている請求項15乃至請求項18のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  21. 前記陰極は、光反射性を有する材料で構成されている請求項15乃至請求項20のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  22. 前記有機電界発光層を挟持する電極膜の少なくともいずれか一方が前記発光領域に対応させて分離独立して形成されている請求項15乃至請求項21のいずれか一項に記載の複数波長発光素子。
  23. いずれか一方の前記電極膜は、前記発光領域間を仕切る仕切り部材により分離されている請求項22に記載の複数波長発光素子。
  24. 前記電極膜のうち、陰極が、前記発光領域に対応させて分離されており、陽極が、各前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するために、前記発光領域に対応させてその厚みが変更されている請求項22に記載の複数波長発光素子。
  25. 前記電極膜のうち、陽極が、前記発光領域に対応させて分離されており、かつ、各前記半反射層の発光手段側からの光に対する反射面と前記発光手段の半反射層側の端部から前記反射層までの間における一点との距離を調整するために、前記発光領域に対応させてその厚みが変更されている請求項22に記載の複数波長発光素子。
  26. 電気的に分離された前記電極膜を個別に駆動するための駆動回路を備えた請求項22乃至請求項25に記載の複数波長発光素子。
  27. 請求項26に記載の複数波長発光素子を備えたことを特徴とする電子機器。
  28. 前記複数波長発光素子における発光領域が、画像表示のための画素として形成されており、画像情報に応じて各画素の駆動を制御可能に構成されている表示要素として機能する請求項27に記載の電子機器。
  29. 互いに異なる波長の光についてその一部を反射可能に構成され、光軸方向に順次配置された複数の干渉反射層と、 各前記干渉反射層の間に配置された間隙調整層と、を備えたことを特徴とする干渉ミラー。
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