JP2011095572A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成に際して発生するオゾン及び臭気成分を、筐体外部への排気から効率良く除去し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】レーザプリンタ1は、画像形成部4及び定着部6を、本体筐体2内に備える。画像形成部4及び定着部6の間には、チャンバー部材70を配設することにより、導入空間I及び混合空間Mが形成される。混合空間Mに配設された排気ファン80を駆動すると、帯電器53において発生したオゾンを含む第1気体Oが、第1導入口71を介して導入空間Iへ導入され、定着部6で発生したVOCを含む第2気体Vが第2導入口72を介して導入空間Iに導入される。導入空間I内の気体は、混合空間Mの断面積よりも狭く形成された開口部74を介して、混合空間Mに導入される。混合空間Mに導入された混合気体Bは、混合空間M内で渦を描くように流れつつ、排気ファン80により本体筐体2外部へ排気される。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成に伴いオゾン及び臭気成分が筐体内部に発生し得る画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置に関する発明として、種々の発明がなされている。電子写真式の画像形成装置においては、オゾンや臭気成分が、画像の形成に伴って、筐体内部に発生する。オゾンは、画像形成を行うために放電する際(例えば、帯電器によって感光体を帯電する際)に、筐体内部に発生する場合がある。又、臭気成分は、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds、以下、VOCという)を含み、当該VOCは、記録媒体に画像を熱定着させる際に、当該記録媒体を加熱することで筐体内部に発生し得る。このような画像形成装置では、画像形成に伴い生じたオゾンや臭気物質をできるだけ除去して、筐体外部に排出する必要がある。
この点に関する発明として、例えば、特許文献1に記載された発明が知られている。特許文献1には、オゾンとVOCを除去し得る画像形成装置に関する発明が記載されている。具体的には、特許文献1記載の画像形成装置は、帯電器において生じたオゾンを含有する空気と、定着部において生じたVOCを含有する空気を、共通の経路に合流させて筐体外部へ排出するように構成されている。この構成によれば、当該画像形成装置は、VOC酸化触媒フィルタやオゾンフィルタを介して排出すると共に、発生したオゾンを酸化剤として利用することで、筐体外部へ排出する空気から、オゾン及びVOCを除去している。
特開2006−018240号公報
ここで、特許文献1記載の画像形成装置は、主として、VOC酸化触媒フィルタ及びオゾンフィルタにより、オゾン及びVOCを除去しており、オゾンを酸化剤として利用する点については副次的なものとして取り扱われている。即ち、特許文献1においては、発生したオゾンの酸化剤としての効果をより高めるような構成は採用されていなかった。
上述のように、オゾン及びVOC等の臭気成分は、画像形成の際に生じてしまうものである。従って、発生したオゾンの酸化剤としての効果をより有効に活用し、オゾン及び臭気成分を除去し得る画像形成装置が要望されている。
本発明は、画像形成に伴いオゾン及び臭気成分が筐体内部に発生し得る画像形成装置に関し、発生したオゾンを有効活用することで、オゾン及び臭気成分を効率良く除去し得る画像形成装置を提供する。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、筐体と、画像形成部と、定着部と、導入空間と、混合空間と、開口部と、排気ファンと、を備える。オゾンを含む第1気体は、画像形成部における画像形成に伴って発生する。臭気成分(例えば、VOC等)を含む第2気体は、定着部における画像の熱定着に伴って発生する。第1気体及び第2気体は、導入空間を介して混合空間へ流入される。従って、混合空間において、第1気体に含まれるオゾンは、第2気体に含まれる臭気成分と酸化・還元反応をおこす。これにより、混合空間から排気ファンにより排気される気体は、オゾン及び臭気成分が除去されたものとなる。更に、開口部の開口面積を混合空間の断面積よりも狭く形成することにより、開口部を介して流入した気体の流れは、混合空間内で大きく乱れ、攪拌される。これにより、第1気体中のオゾンと第2気体中の臭気成分の酸化・還元反応を促進することができるので、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンを有効に活用して、より効率良くオゾン及び臭気成分を除去し得る。
そして、請求項2記載の画像形成装置においては、開口部を介して混合空間へ導入された気体は、第1気体に含まれるオゾンと第2気体に含まれる臭気成分を混合しつつ、排気方向に流れる。従って、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンと第2気体中の臭気成分の酸化・還元反応を促進することができ、当該オゾンと臭気成分の酸化・還元反応に要する時間を十分に確保し得る。従って、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンを有効に活用して、より効率良くオゾン及び臭気成分を除去し得る。
又、請求項3記載の画像形成装置においては、開口部を介して混合空間へ導入された気体は、前記混合空間内の前記排気方向に鉛直な断面において、前記混合空間の内壁面に沿って、渦を描くように流れる。これにより、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンと第2気体中の臭気成分の酸化・還元反応をより促進することができる。従って、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンを有効に活用して、更に効率良くオゾン及び臭気成分を除去し得る。
そして、請求項4記載の画像形成装置は、開口部の開口縁にガイド部を有する。当該ガイド部は、開口部を介して前記混合空間へ導入される気体を、前記排気方向に鉛直な断面において、前記混合空間の内壁面に向かって案内する。これにより、混合空間へ導入される気体の流れを、大きな渦を描くように形成することができるので、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンと第2気体中の臭気成分の酸化・還元反応をより促進することができる。従って、当該画像形成装置は、第1気体中のオゾンを有効に活用して、更に効率良くオゾン及び臭気成分を除去し得る。
又、請求項5記載の画像形成装置において、混合空間は、筐体内部に存在する構成部品の外表面により構成される。構成部品の外表面を有効に活用することで、混合空間の形成に要する部品点数を削減することができ、画像形成装置の小型化にも貢献し得る。
そして、請求項6記載の画像形成装置において、導入空間は、第1導入口と、第2導入口を有する。第1気体は、第1導入口を介して、導入空間へ導入される。第2気体は、第2導入口を介して導入空間へ導入される。従って、当該画像形成装置は、導入空間へ確実に第1気体及び第2気体を確実に導入することができ、導入空間に導入された気体を混合空間へ導くことにより、オゾン及び臭気成分を除去し得る。
又、請求項7記載の画像形成装置は、導入空間及び混合空間を、画像形成部と定着部の間に有している。即ち、導入空間及び混合空間は、第1気体に係るオゾンの発生源である画像形成部と、第2気体に係る臭気成分の発生源である定着部との間に位置する。従って、当該画像形成装置は、第1気体及び第2気体を効率良く導入空間へ導入させ得る。
そして、請求項8記載の画像形成装置は、混合空間内に攪拌部材を有している。当該攪拌部材は、筐体外部への排気に伴って、混合空間内に導入された第1気体と第2気体の混合を促進する。従って、当該画像形成装置は、攪拌部材により、オゾンと臭気成分の酸化・還元反応を促進することができ、もって、オゾン及び臭気成分を効率良く除去することができる。
レーザプリンタの概略構成を示す断面図である。 レーザプリンタにおける第1気体、第2気体の流れを示す説明図である。 第1実施形態に係る導入空間、混合空間近傍の構成を示す説明図である。 第1実施形態に係る導入空間、混合空間における気体の流れを示す断面図である。 混合空間内に配設された攪拌部材を示す説明図である。 第2実施形態に係る導入空間、混合空間における気体の流れを示す断面図である。 第3実施形態に係る導入空間、混合空間における気体の流れを示す断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る画像形成装置を、レーザプリンタ1に具体化した第1実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下の説明において、レーザプリンタ1使用時のユーザを基準にした方向を用いて説明する。即ち、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって手前側を「左側」、紙面に向かって奥側を「右側」とする。又、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、第1実施形態に係るレーザプリンタ1は、本体筐体2内部に、給紙部3、画像形成部4、定着部6等を備えている。本体筐体2は、レーザプリンタ1の装置本体を構成する。給紙部3、画像形成部4、定着部6等の構成については、後に詳細に説明する。
本体筐体2の前側には、フロントカバー21が開閉自在に取り付けられている。フロントカバー21を開放した場合、本体筐体2内部は、本体筐体2外部と連通する。従って、フロントカバー21を開放した場合、ユーザは、後述するプロセスカートリッジ50を、本体筐体2内部の所定位置へ着脱可能に装着し得る。
更に、本体筐体2の上面には、排紙トレイ22が形成されている。排紙トレイ22は、給紙部3、画像形成部4、定着部6等により画像が形成された用紙Pを積層状態で収納する。
第1実施形態に係るレーザプリンタ1の給紙部3について説明する。給紙部3は、レーザプリンタ1における被記録媒体である用紙Pを、画像形成部4等へ給紙する。当該給紙部3は、給紙トレイ31と、ピックアップローラ34と、給紙ローラ35と、分離パッド36と、搬送ローラ37と、レジストローラ38とを有している。
給紙トレイ31は、本体筐体2下部に着脱自在に取り付けられ、用紙Pを積層状態で収納している。ピックアップローラ34は、給紙トレイ31の前側上方において、回転自在に取り付けられている。当該ピックアップローラ34は、給紙トレイ31に収納された用紙Pと当接しており、回転駆動することにより、給紙トレイ31内の用紙Pを給紙する。
給紙ローラ35は、ピックアップローラ34により給紙された用紙Pを、分離パッド36と協働することで、一枚毎に分離する。分離パッド36は、給紙ローラ35の下側近傍に配設されており、給紙ローラ35で給紙される用紙Pに所定の搬送抵抗を加えることで、用紙Pを分離する。
搬送ローラ37は、分離パッド36により分離された用紙Pと当接し、当該用紙Pをレジストローラ38へ向かって搬送する。レジストローラ38は、搬送ローラ37よりも用紙Pの搬送方向下流側において、用紙Pの先端に接触することで、用紙Pの斜行を補正しつつ、画像形成部4へ用紙Pを搬送する。
続いて、第1実施形態に係るレーザプリンタ1の画像形成部4について説明する。当該画像形成部4は、露光装置40と、プロセスカートリッジ50と、を有しており、給紙部3により給紙された用紙Pに画像を形成する。
露光装置40は、本体筐体2上部に配設されており、レーザ発光部(図示せず)と、ポリゴンミラー41と、レンズ42と、反射鏡44と、を有している。レーザ発光部から照射されるレーザ光は、レーザプリンタ1により用紙Pに形成される画像に基づいている。そして、図1に示すように、当該レーザ光は、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44を介して、プロセスカートリッジ50を構成する感光ドラム52表面へ照射される。後述するように、画像に対応する静電潜像は、このレーザ光により、当該感光ドラム52表面に形成される。
プロセスカートリッジ50は、露光装置40の下方に設けられ、本体筐体2に対して着脱自在に装着される。当該プロセスカートリッジ50は、中空状のケーシング51を有している。そして、プロセスカートリッジ50は、当該ケーシング51内部に、感光ドラム52と、帯電器53と、現像ローラ54と、供給ローラ55と、層厚規制ブレード56と、トナー収容部57と、転写ローラ58を有している。
感光ドラム52は、ケーシング51内部に回転可能に支持されており、円筒状の導電性を有するドラム本体により構成される。そして、感光ドラム52は、当該ドラム本体の外周面に、帯電性の感光層を有している。当該感光ドラム52の感光層には、露光装置40のレーザ光により、画像に対応する静電潜像が形成される。
そして、帯電器53は、感光ドラム52の後方において、所定間隔を隔てて当該感光ドラム52と対向する位置に配設されており、感光ドラム52の外周面を一様に帯電させる。
この帯電器53による感光ドラム52の帯電に伴い、空気中の酸素と反応することで、オゾンが本体筐体2内部に発生する。尚、本明細書においては、帯電器53による感光ドラム52の帯電に伴って生じたオゾンを含む気体を「第1気体O」という。
現像ローラ54は、感光ドラム52表面に形成された静電潜像に対して、トナーを供給する。当該現像ローラ54は、感光ドラム52の前方において、回転可能に支持されており、感光ドラム52と接触するように配置されている。そして、供給ローラ55は、現像ローラ54の前方で回転可能に支持されており、現像ローラ54の外周面に当接するように配設されている。当該供給ローラ55は、現像ローラ54と接触しつつ回転することで、現像ローラ54に対して、トナーを供給する。
層厚規制ブレード56は、現像ローラ54に摺接して、現像ローラ54上に担持されるトナーの厚さを規制する。そして、トナー収容部57は、供給ローラ55の前方に形成されており、現像ローラ54、供給ローラ55を介して、感光ドラム52に供給されるトナーを収容している。当該トナー収容部57には、公知の構成のアジテータ(符号省略)が配設されている。
転写ローラ58は、感光ドラム52の下方において回転可能に支持されており、感光ドラム52と対向して接触するように配置されている。この転写ローラ58には、転写時に定電流制御による転写バイアスが印加される。これにより、転写バイアスが印加された場合、転写ローラ58は、感光ドラム52外周面のトナーを用紙Pに転写する。
トナー収容部57内のトナーは、アジテータの回転により供給ローラ55に供給される。供給ローラ55へ供給されたトナーは、供給ローラ55が現像ローラ54と接触しつつ回転することにより、現像ローラ54上に供給される。現像ローラ54上に供給されたトナーは、現像ローラ54の回転により、層厚規制ブレード56と現像ローラ54との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ54上に担持される。そして、現像ローラ54上に担持されたトナーは、静電潜像が形成された感光ドラム52と接触回転することにより、感光ドラム52表面に供給され、感光ドラム52表面の静電潜像を可視像化する。
ここで、図1に示すように、本体筐体2内部には、チャンバー部材70が、画像形成部4と定着部6の間に配設されている。当該チャンバー部材70は、本体筐体2内壁面や定着部6外表面等と協働して、後述する導入空間I、混合空間Mを形成する。チャンバー部材70、導入空間I、混合空間Mについては、後に詳細に説明する。
次に、第1実施形態に係るレーザプリンタ1の定着部6について説明する。定着部6は、プロセスカートリッジ50の後方(用紙Pの搬送方向の下流側)に設けられ、加熱ローラ61と、加圧ローラ62とを有している。加熱ローラ61は、画像形成部4により画像が形成された用紙Pを加熱しつつ搬送する。加圧ローラ62は、加熱ローラ61と対向する位置に回転可能に支持されており、用紙Pを加熱ローラ61向かって押圧する。これにより、定着部6は、用紙Pに転写されたトナーを加熱溶融し、形成された画像を用紙Pに熱定着する。
ここで、用紙Pに画像を熱定着する際に、用紙P及びトナーの加熱溶融に伴って、揮発性有機化合物(以下、VOCという)が発生する。VOCは、クロロエチレン等を含む。尚、本明細書においては、定着部6による画像の熱定着に伴って生じたVOCを含む気体を「第2気体V」という。
そして、定着部6の上方には、排紙ローラ65が、排紙トレイ22の後端に沿って回転自在に配設されている。排紙ローラ65は、定着部6により画像が定着された用紙Pを排紙トレイ22へ排紙する。
続いて、第1実施形態に係るレーザプリンタ1の画像形成時の動作について説明する。画像形成が実行されると、図1に示すように、給紙トレイ31内の用紙Pは、ピックアップローラ34の回転駆動に伴い、給紙トレイ31から送り出される。給紙トレイ31から送り出された用紙Pは、給紙ローラ35および分離パッド36によって一枚ずつ分離される。その後、用紙Pは、進路を前方から後方へ変えつつ、搬送ローラ37を経由して、レジストローラ38へ搬送される。レジストローラ38は、用紙Pの先端と当接することで、用紙Pの斜行を補正しつつ、用紙Pを感光ドラム52と転写ローラ58の間に向かって搬送する。
一方、画像形成の実行が開始されると、帯電器53は、感光ドラム52の外周面を一様に帯電させる。そして、用紙Pの先端が所定位置を通過した時点で、露光装置40は、ポリゴンミラー41を介して、感光ドラム52の外周面にレーザ光を照射する。これにより、感光ドラム52の外周面は露光され、画像データに基づく静電潜像が、当該感光ドラム52の外周面に形成される。そして、トナー収容部57内に収容されたトナーは、供給ローラ55、現像ローラ54の回転駆動により、感光ドラム52の外周面に供給される。これにより、感光ドラム52上の静電潜像が可視像化され、トナー像が形成される。
その後、表面にトナー像が担持された感光ドラム52と転写ローラ58とが対向する位置を用紙Pが通過する際に、転写ローラ58に転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム52上のトナー像は、用紙Pに転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着部6において、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を通過する。これにより、用紙P上のトナー像は、用紙P表面に加熱定着される。定着部6から搬送された用紙Pは、進路を後方から前方へ変えつつ、排紙ローラ65へ向かって搬送され、排紙ローラ65によって本体筐体2の外部(即ち、排紙トレイ22上)に排紙される。
次に、チャンバー部材70、導入空間I及び混合空間Mの構成について、図1等を参照しつつ詳細に説明する。上述したように、チャンバー部材70は、本体筐体2内部において、画像形成部4と定着部6との間に配設される。チャンバー部材70は、画像形成部4と定着部6との間の空間を、導入空間Iと、混合空間Mに区画する。
導入空間Iは、第1気体O及び第2気体Vが導入される空間であり、チャンバー部材70内壁面により区画される。導入空間Iの左右両側は、本体筐体2内部に配設されているサイドフレーム(図示せず)により閉塞されている。
そして、導入空間Iの上方には、チャンバー部材70の一部である仕切壁73が位置する。当該仕切壁73は、チャンバー部材70の定着部6側から画像形成部4側(即ち、レーザプリンタ1の前方に向かって)へ延出している。当該仕切壁73の前側端部は、チャンバー部材70における画像形成部4側に位置する内壁面から所定寸法離間している。即ち、仕切壁73の前側端部と、チャンバー部材70の内壁面により開口部74が形成される。当該開口部74は、導入空間Iの上方に位置する混合空間Mと連通している。混合空間Mについては、後に詳細に説明する。
導入空間Iの前面(即ち、画像形成部4側に位置するチャンバー部材70の壁面)には、第1導入口71が形成されている。当該第1導入口71は、後述する排気ファン80の駆動に伴って、第1気体Oを導入空間Iへ導く(図2等参照)。そして、導入空間Iの背面(即ち、定着部6側に位置するチャンバー部材70の壁面)には、第2導入口72が形成されている。当該第2導入口72は、後述する排気ファン80の駆動に伴って、第2気体Vを導入空間Iへ導く(図2等参照)。
そして、混合空間Mは、本体筐体2上面の下方であって、導入空間Iの上方に形成される。当該混合空間Mは、チャンバー部材70と、排紙トレイ22の裏面側を構成する本体筐体2の内壁面と、定着部6の外表面とにより区画される。又、混合空間Mの左右両側は、導入空間Iと同様に、サイドフレーム(図示せず)により閉塞されている。従って、当該レーザプリンタ1は、混合空間Mの形成に要する専用の部品点数を削減し得る。
尚、混合空間Mにおいては、チャンバー部材70と、他の部材(即ち、本体筐体2の内壁面や定着部6の外表面)の間に間隙部分が存在する場合、当該間隙部分を閉塞し、混合空間Mの気密性を高める密閉部材を配設することが望ましい。或いは、混合空間Mの密閉性を高めるために、当該間隙部分近傍において、チャンバー部材70に係る壁をラビリンス構造となるように構成してもよい。
又、図3に示すように、混合空間Mの一側面(例えば、レーザプリンタ1の左側にあたる側面)には、排気ファン80が配設されている。当該排気ファン80は、所定の排気方向に従って、本体筐体2内部の気体を本体筐体2外部へ排気する。所定の排気方向とは、本体筐体2の右側から左側へ向かう方向を意味する。
そして、図1、図2に示すように、混合空間Mの下部には、仕切壁73及び開口部74が位置している。即ち、混合空間Mは、仕切壁73によって、導入空間Iから区画され、開口部74によって、導入空間Iと連通している。従って、導入空間Iに導入された第1気体O及び第2気体Vは、開口部74を介して、混合空間Mへ流入する。従って、混合空間M内に存在する気体は、第1気体O及び第2気体Vを含むこととなる。本明細書においては、混合空間M内に導入された第1気体O及び第2気体Vを含む気体を、「混合気体B」という。
図5に示すように、混合空間M内部には、攪拌部材75が配設されている。攪拌部材75は、排気ファン80による気流を受ける羽根を備え、レーザプリンタ1の左右方向に向かって水平に伸びる回転軸により回転自在に軸支されている。従って、攪拌部材75は、排気ファン80の駆動により排気方向への気流が生じると、回転軸を中心に回転する。
図1、図2に示すように、導入空間I及び混合空間Mは、画像形成部4と定着部6の間に存在する空間を、チャンバー部材70により区画することで形成される。そして、第1気体Oに含まれるオゾンは、画像形成部4の帯電器53において発生し、第2気体Vに含まれるVOCは、定着部6において発生する。従って、当該レーザプリンタ1は、第1気体O及び第2気体Vを短い経路で、確実に導入空間Iへ導くことができる。
次に、第1実施形態に係るレーザプリンタ1における第1気体O、第2気体V、混合気体Bの流れについて、図2等を参照しつつ詳細に説明する。排気ファン80の駆動を開始すると、混合空間M内の気体は、本体筐体2外部へと排気される。これに伴い、導入空間I内の気体が混合空間Mへ導かれる。同様に、排気ファン80の駆動に伴い、画像形成部4(特に、帯電器53)近傍の気体は、第1導入口71を介して、導入空間Iへ導入され、定着部6近傍の気体は、第2導入口72を介して、導入空間Iへ導入される。
図2に示すように、画像形成部4の帯電器53近傍で発生したオゾンを含む第1気体Oは、排気ファン80の駆動に伴い、第1導入口71を介して、導入空間Iへ導入される。又、定着部6で発生したVOCを含む第2気体Vは、排気ファン80の駆動に伴い、第2導入口72を介して、導入空間Iへ導入される。
これにより、導入空間I内には、第1気体O及び第2気体Vが存在する。即ち、導入空間I内の気体は、帯電器53により生じたオゾンと、定着部6において発生したVOCを含んでいる。図2等に示すように、第1導入口71と第2導入口72は、導入空間Iを介して、相互に対向する位置に形成されている。従って、レーザプリンタ1は、オゾンを含む第1気体Oと、VOCを含む第2気体Vを、導入空間I内に確実に導入することができる。そして、導入空間I内の気体は、開口部74を介して、混合空間Mへ導入される。
図2〜図5に示すように、開口部74の開口面積は、仕切壁73と平行な断面(即ち、開口部74と平行な断面)における混合空間Mの断面積よりも狭く形成されている。従って、開口部74を介して、混合空間Mに導入された混合気体Bが混合空間M内に導入されると、当該混合気体Bの流れは、混合空間M内で乱れ、攪拌される。
より具体的には、第1実施形態においては、開口部74は、レーザプリンタ1前方側に位置するチャンバー部材70の内壁面に沿って形成されている。従って、混合空間M内における混合気体Bの流れは、鉛直方向に反時計回りの渦を描くように流れる。尚、この時、排気ファン80の駆動も継続されているので、当該混合気体Bは、混合空間M内を排気方向へ向かって流れることに変わりはない。即ち、混合気体Bは、混合空間M内で渦を描きつつ、排気方向へ流れる。
混合空間M内において渦を描くように流れることにより、混合気体B内に含有されるオゾンとVOCは、混合空間M内に略均一に分布し、混合空間M内における当該オゾンとVOCの酸化・還元反応が促進される。
又、混合空間M内には、攪拌部材75が配設されている。当該攪拌部材75は、排気ファン80による排気方向への気体の流れに伴い回転する。これにより、混合空間M内の混合気体Bは攪拌され、混合気体B内のオゾンとVOCを混合空間M内に略均一に分布させ得る。従って、当該レーザプリンタ1は、攪拌部材75による混合気体Bの攪拌により、混合空間M内におけるオゾンとVOCの間の酸化・還元反応を促進し得る。
そして、混合空間Mにおいて、オゾンとVOCの間で酸化・還元反応が起こることにより、オゾン及びVOCはそれぞれ別の物質に変化する。従って、排気ファン80により排気された気体は、オゾン及びVOCが除去された状態となる。即ち、レーザプリンタ1は、混合空間M内でオゾンとVOCの間における酸化・還元反応をより促進することにより、レーザプリンタ1から排出される気体から、オゾン及びVOCを効率良く除去し得る。
以上、説明したように、第1実施形態に係るレーザプリンタ1は、画像形成部4と定着部6の間にチャンバー部材70を配設することにより、導入空間I及び混合空間Mを形成する。導入空間Iは、第1導入口71と、第2導入口72を有しており、当該導入空間Iの上方に位置する混合空間Mと開口部74を介して連通している。混合空間Mは、排気ファン80と、攪拌部材75と、を有している。
帯電器53において発生したオゾンを含む第1気体Oは、排気ファン80の駆動に伴って、第1導入口71を介して、導入空間I内へ導かれる。定着部6において発生したVOCを含む第2気体Vは、排気ファン80の駆動に伴って、第2導入口72を介して、導入空間I内へ導かれる。
導入空間I内の気体は、画像形成部4側に位置するチャンバー部材70の内壁面に沿って形成された開口部74を介して、混合空間Mへ導かれる。この構成により。混合空間Mへ導かれた混合気体Bは、鉛直断面において渦を描きつつ、排気方向へ向かって流れる。当該レーザプリンタ1は、混合空間M内で混合気体Bが渦を描くように流れるため、混合気体Bに含まれるオゾン及びVOCの酸化・還元反応を促進し得る。これにより、当該レーザプリンタ1は、第1気体O中のオゾンを有効活用して、混合空間M内から本体筐体2外部へ排気される気体中から、オゾン及びVOCを効率良く除去し得る。
又、混合空間M内に配設された攪拌部材75は、排気ファン80による排気方向への気流に伴い回転し、混合気体Bを攪拌する。これにより、当該レーザプリンタ1は、混合気体B中のオゾンとVOCの間の酸化・還元反応を促進し得る。この結果、当該レーザプリンタ1は、第1気体O中のオゾンを有効活用して、本体筐体2外部へ排気される気体中から、オゾン及びVOCを更に効率良く除去し得る。
[第2実施形態]
次に、上述した第1実施形態と異なる別の実施形態(第2実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第2実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1実施形態に係るレーザプリンタ1と同一の基本的構成を有しており、導入空間I及び混合空間Mの構成のみが相違する。従って、第2実施形態に係る導入空間I及び混合空間Mについて、図6を参照しつつ詳細に説明する。
第2実施形態に係る導入空間I及び混合空間Mは、第1実施形態と同様に、画像形成部4と定着部6の間の空間にチャンバー部材70を配設することで形成される。又、第1実施形態と同様に、第2実施形態に係る導入空間Iは、チャンバー部材70の内壁面と、サイドフレーム等により形成され、第1導入口71、第2導入口72を有している。そして、第2実施形態に係る混合空間Mは、チャンバー部材70の内壁面、排紙トレイ22の裏面側を構成する本体筐体2の内壁面と、定着部6の外表面と、サイドフレーム等により形成され、当該混合空間Mの一側面には、排気ファン80が取り付けられている。又、第2実施形態に係る混合空間Mにおいても、第1実施形態と同様に、攪拌部材75が配設されている。
第2実施形態に係る導入空間Iの上方には、チャンバー部材70の一部である仕切壁73が位置する。第2実施形態においては、仕切壁73は、チャンバー部材70の画像形成部4側に位置する部分と、定着部6側に位置する部分に、夫々、相互に対向するように略水平方向に突出形成されている(図6参照)。そして、導入空間Iの上方における2つの仕切壁73の間に形成された空間は、第2実施形態に係る開口部74として機能する。図6に示すように、第2実施形態における開口部74の開口面積は、第1実施形態と同様に、仕切壁73と平行な断面(即ち、開口部74と平行な断面)における混合空間Mの断面積よりも狭く形成されている。従って、第2実施形態においても、開口部74を介して、混合空間Mに導入された混合気体Bが混合空間M内に導入されると、当該混合気体Bの流れは、混合空間M内で乱れ、攪拌される。
図6に示すように、第2実施形態に係る開口部74においては、ガイド部76が、当該開口部74の開口縁として機能する2つの仕切壁73の先端部に、それぞれ形成されている。各ガイド部76は、それぞれの仕切壁73に対して所定角度で傾斜して延出形成されている。
続いて、第2実施形態に係る導入空間I、混合空間Mにおける気体の流れについて説明する。第1実施形態と同様に、排気ファン80が駆動すると、オゾンを含む第1気体Oは、第1導入口71を介して、導入空間Iに導入される。同時に、VOCを含む第2気体Vは、第2導入口72を介して、導入空間Iに導入される。
そして、導入空間I内の気体は、第1実施形態と同様に、開口部74を介して、混合空間Mへ導入される。ここで、第2実施形態に係る開口部74の開口縁には、ガイド部76が形成されている。図6に示すように、画像形成部4側(図6中、右側)に位置するガイド部76は、所定角度上方に傾斜しており、定着部6側(図6中、左側)に位置するガイド部76は、所定角度下方に傾斜している。従って、ガイド部76は、導入空間Iから混合空間Mへ導入される気体を、混合空間Mの定着部6側の内壁面に向かって案内する。
そして、混合空間Mにおいては、混合気体Bは、ガイド部76により定着部6側の内壁面に沿って案内された後、鉛直断面で時計回りの渦を描くように、混合空間Mの内壁面に沿って流れる。これにより、第2実施形態においては、混合空間M内の混合気体Bを大きく攪拌することができる。この結果、第2実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1気体Oに由来するオゾンと、第2気体Vに由来するVOCとの間の酸化・還元反応を促進することができ、排気ファン80から排気される気体中から、オゾン及びVOCを更に効率良く除去し得る。
第2実施形態に係るレーザプリンタ1においては、上述した第1実施形態に係るレーザプリンタ1と同様の効果を奏する。更に、第2実施形態に係るレーザプリンタ1は、開口部74の開口縁に、ガイド部76を有している。当該ガイド部76により、第2実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1気体Oに由来するオゾンと、第2気体Vに由来するVOCとの間の酸化・還元反応を促進することができる。この結果、第2実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1気体Oに含まれるオゾンを有効に活用して、排気ファン80から排気される気体中から、オゾン及びVOCを更に効率良く除去し得る。
[第3実施形態]
次に、上述した第1実施形態、第2実施形態と異なる別の実施形態(第3実施形態)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、第3実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1実施形態、第2実施形態に係るレーザプリンタ1と同一の基本的構成を有しており、導入空間I及び混合空間Mの構成のみが相違する。従って、第3実施形態に係る導入空間I及び混合空間Mについて、図7を参照しつつ詳細に説明する。
第3実施形態に係る導入空間I及び混合空間Mは、第1実施形態、第2実施形態と同様に、画像形成部4と定着部6の間の空間にチャンバー部材70を配設することで形成される。又、第1実施形態、第2実施形態と同様に、第3実施形態に係る導入空間Iは、チャンバー部材70の内壁面と、サイドフレーム等により形成され、第1導入口71、第2導入口72を有している。そして、第3実施形態に係る混合空間Mは、チャンバー部材70の内壁面、排紙トレイ22の裏面側を構成する本体筐体2の内壁面と、定着部6の外表面と、サイドフレーム等により形成され、当該混合空間Mの一側面には、排気ファン80が取り付けられる。又、第3実施形態に係る混合空間Mにおいても、第1実施形態、第2実施形態と同様に、攪拌部材75が配設されている。
第3実施形態に係る導入空間Iの上方には、チャンバー部材70の一部である仕切壁73が位置する。第3実施形態においては、仕切壁73は、チャンバー部材70の画像形成部4側に位置する部分と、定着部6側に位置する部分に、夫々、相互に対向するように略水平方向に突出形成されている(図7参照)。そして、導入空間Iの上方における2つの仕切壁73の間に形成された空間は、第3実施形態に係る開口部74として機能する。図7に示すように、第2実施形態における開口部74の開口面積は、第1実施形態と同様に、仕切壁73と平行な断面(即ち、開口部74と平行な断面)における混合空間Mの断面積よりも狭く形成されている。従って、第3実施形態においても、開口部74を介して、混合空間Mに導入された混合気体Bが混合空間M内に導入されると、当該混合気体Bの流れは、混合空間M内で乱れ、攪拌される。
続いて、第3実施形態に係る導入空間I、混合空間Mにおける気体の流れについて説明する。第1実施形態、第2実施形態と同様に、排気ファン80が駆動すると、オゾンを含む第1気体Oは、第1導入口71を介して、導入空間Iに導入される。同時に、VOCを含む第2気体Vは、第2導入口72を介して、導入空間Iに導入される。
そして、導入空間I内の気体は、第1実施形態、第2実施形態と同様に、開口部74を介して、混合空間Mへ導入される。ここで、第3実施形態に係る開口部74は、レーザプリンタ1の前後方向における導入空間I及び混合空間Mの中央部分に形成されている(図7参照)。従って、導入空間Iから混合空間Mへ導入される気体は、混合空間Mを上方へ向かって流れる。その後、混合気体Bは、混合空間Mの上方に位置する本体筐体2上面の内壁面に沿って流れ、時計回りの渦及び反時計回りの渦を描くように流れる。これにより、第3実施形態においては、混合空間M内の混合気体Bを大きく攪拌することができる。この結果、第3実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1気体Oに由来するオゾンと、第2気体Vに由来するVOCとの間の酸化・還元反応を促進することができ、排気ファン80から排気される気体中から、オゾン及びVOCを更に効率良く除去し得る。
第3実施形態に係るレーザプリンタ1においては、上述した第1実施形態に係るレーザプリンタ1と同様の効果を奏する。即ち、第3実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1気体Oに由来するオゾンと、第2気体Vに由来するVOCとの間の酸化・還元反応を促進することができる。この結果、第3実施形態に係るレーザプリンタ1は、第1気体Oに含まれるオゾンを有効に活用して、排気ファン80から排気される気体中から、オゾン及びVOCを更に効率良く除去し得る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、上述した実施形態において、導入空間I及び混合空間Mに対する開口部74の位置は、適宜変更することが可能である。具体的には、第1実施形態とは逆側(即ち、定着部6側に位置するチャンバー部材70の内壁面側)に開口部74を形成することも可能である。
上述した実施形態における攪拌部材75は一例であり、排気ファン80の駆動に伴い、混合空間M内の気体を攪拌し得る部材であれば、本発明に適用し得る。
又、上述した第2実施形態においては、ガイド部76を、図6に示すように傾斜させることにより、混合空間M内に時計周りの渦を描くような気体の流れを形成していたが、この態様に限定されるものではない。例えば、画像形成部4側に位置するガイド部76を、所定角度下方に傾斜させ、定着部6側に位置するガイド部76は、所定角度上方に傾斜させてもよい。この場合、混合空間M内には、反時計周りの渦を描くような気体の流れが生じ、オゾン及びVOCの酸化・還元反応を促進し得る。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
4 画像形成部
6 定着部
70 チャンバー部材
71 第1導入口
72 第2導入口
73 仕切壁
74 開口部
75 攪拌部材
76 ガイド部
80 排気ファン
O 第1気体
V 第2気体
I 導入空間
M 混合空間
B 混合気体

Claims (8)

  1. 被記録媒体に対する画像形成に用いられる構成部品を内蔵する筐体と、
    前記被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により被記録媒体に形成された画像を熱定着する定着部と、を備える画像形成装置であって、
    前記画像形成部における画像形成に伴って発生したオゾンを含む第1気体と、前記定着部における熱定着に伴って発生した臭気成分を含む第2気体と、が導入される導入空間と、
    前記導入空間と連通し、当該導入空間から導入された前記第1気体及び前記第2気体が混合される混合空間と、
    前記導入空間と前記混合空間を連通し、前記導入空間内の気体が前記混合空間へ向かって流入する開口部と、
    所定の排気方向に従って、前記混合空間内に導入された気体を前記筐体外部に排気する排気ファンと、を備え、
    前記開口部の開口面積は、前記開口部と平行な断面における前記混合空間の断面積よりも狭く形成されていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記開口部を介して、前記混合空間へ導入された気体は、
    前記混合空間内部において、前記第1気体に含まれるオゾンと、前記第2気体に含まれる臭気成分を混合しつつ、前記排気方向へ向かって流れる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記開口部を介して、前記混合空間へ導入された気体は、
    前記混合空間内の前記排気方向に鉛直な断面において、前記混合空間の内壁面に沿って、渦を描くように流れつつ、前記混合空間から前記筐体外部へ排気される
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記開口部の開口縁から延出するガイド部を有し、
    当該ガイド部は、
    前記開口部を介して前記混合空間へ導入される気体を、前記排気方向に鉛直な断面において、前記混合空間の内壁面に向かって案内する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記混合空間は、
    前記筐体に内蔵されている構成部品の外表面により構成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記導入空間は、
    当該導入空間へ導入される第1気体が通過する第1導入口と、
    当該導入空間へ導入される第2気体が通過する第2導入口と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記導入空間及び前記混合空間は、
    前記画像形成部と、前記定着部との間に位置する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記筐体外部への排気に伴って、前記混合空間内に導入された第1気体と第2気体の混合を促進する攪拌部材を、前記混合空間内部に配設されていること
    を特徴とする画像形成装置。


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