JP2011094783A - フローティングナット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 支持板6として、その展開状態の平面をほぼ方形にするとともに、その長手方向両端部に平面山形の一対の欠切3、3を形成し、その欠切3の外側を長手方向中心側に折返して一対のナット板抱持部4を構成し、そのナット板抱持部4によってナット板2の少なくても両端部を抱持する。
【選択図】 図13
Description
また、特許文献2に記載のフローティングナットは、方形の支持基板の中央部にエの字状の切込みを設けることにより、その内側に一対の平面コ字状片を形成し、そのコ字状片の根元部をわずかに立ち上げると共に、その先端部を基面に並行に配置し、その内部に平面エの字状のナット板を配置したものである。
後者のフローティングナットは、調芯範囲が狭くならざるを得ないと共に、支持プレートのナット保持強度が小さなものと、ならざるを得なかった。
展開状態の平面が略方形で、その一方向側の平行二辺の縁部に、その外側にアーチ部(3a)を残して、その裾部側が対向する平面山形の一対の欠切(3)(3)が形成され、前記各アーチ部(3a)が前記平行二辺の中心側に折返し曲折されて、そこに一対のナット板抱持部(4)(4)を構成し、前記欠切(3)の内側は平坦に維持されて、そこに一対の取付部(5)(5)を構成する支持板(6)と、を具備し、
前記ナット板(2)が前記支持板(6)の中央に着座して、そのナット板(2)が平面に沿って移動可能となるように、ナット板(2)の少なくとも両端部が前記各ナット板抱持部(4)(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナットである。
請求項3に記載の本発明は、平面方形で、その中央にネジ孔(1)が形成されたナット板(2)と、
展開状態の平面が略方形で、その一方向側の平行二辺の縁部に、その外側にアーチ部(3a)を残して、その開口側が対向する平面コ字状の一対の欠切(3)(3)が形成され、その各アーチ部(3a)が前記平行二辺の中心側に折返し曲折されて、そこに一対のナット板抱持部(4)(4)を構成し、各欠切(3)の内側は平坦に維持されて、そこに一対の取付部(5)(5)を構成する支持板(6)と、を具備し、
前記ナット板(2)が前記支持板(6)の中央に着座して、そのナット板(6)が平面に沿って移動可能となるように、ナット板(2)の少なくとも四隅部が一対の前記ナット板抱持部(4)(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナットである。
展開状態の平面が略方形で、その四隅部に一方向側の平行二辺からそれに直交する4本の欠切(3) が形成され、その欠切(3) の四隅側が前記平行二辺の中心側に折返し曲折されて、そこに2対のナット板抱持部(4)を構成し、各欠切(3) の内側は平坦に維持されて、そこに一対の取付部(5)(5)を構成する支持板(6)と、を具備し、
前記ナット板(2) が前記支持板(6)の中央に着座して、そのナット板(2) が平面に沿って移動可能となるように、ナット板(2) の四隅部が2対の前記ナット板抱持部(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナットである。
前記支持板(6)の前記一方向側の平行二辺に直交する他方側の両縁部が立ち上げられて、一対の側壁部(7) が形成されると共に、各取付部(5)に一対の取付孔(8) が穿設されたフローティングナットである。
請求項6に記載の本発明は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
前記支持板(6)の前記ナット板抱持部(4)の内面に、浅く内面側に僅かに突出する段部(9a)が形成され、その段部(9a)で前記ナット板(2) の両端部が保持されるフローティングナット。
前記段部(9a)の幅が前記ナット板(2) の幅より小に形成されたフローティングナットである。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記支持板(6)の前記ナット板抱持部(4)の内面に、前記ナット板(2) の外周縁の外側に隣接して、ナット板(2) の可動範囲を限定する凹陥したフローティング部(9) が形成されたフローティングナットである。
請求項9に記載の本発明は、請求項1〜請求項8のいずれかにおいて、
前記支持板(6)は、その展開状態で、前記一対の取付部(5)(5)間の方向が長手方向となる略矩形に形成されたフローティングナットである。
1.各抱持部がナット板2の少なくとも両端を支持するため、ナット板2に加わる外力を最も効果的に支持できる。
2.しかも、その抱持部4は方形の素材の両端部を利用したものであり、素材の歩留りがよく、僅かの素材で済むため、安価に提供できる。
3.抱持部4は取付部5の外周に設けられ、母材に取付部5を固定したとき、その取付部5に抱持部4が隣接しているため、外力に対する保持強度が大きく、抱持分4の変形を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明によれば、突出する段部9aの幅をナット板2の幅より小に形成したので、さらにナット板2の移動を円滑に行い得る。
請求項8に記載の発明によれば、支持板6の前記ナット板抱持部4の内面に、前記ナット板2の外周縁の外側に隣接して、ナット板2の可動範囲を限定する凹陥したフローティング部9が形成されたので、簡単な構造によりナット板2の可動範囲を限定し、取り扱い易いフローティングナットとなる。
図1〜図8は、本発明の第1の実施の形態を示す。このフローティングナットは、図1に示す如く、ナット板2と支持板6とからなる。支持板6は、展開状態で図7に示す如く、ほぼ矩形でその長手方向の中央に側壁部7を形成するわずかの突出部を有する。そして、その中心には逃げ孔10が形成され、その長手方向両端部に平面山形の欠切3が、それぞれの裾部を対向するように配置されている。欠切3の内部にはそれぞれ取付孔8が穿設されている。
このとき、ナット板2はフローティング部9内に位置され、そのナット板抱持部4との間にはわずかに隙間が存在する。そして、ナット板2はフローティング部9内で、平面方向に移動できるようにしている。
いずれの実施例も、ナット板2の少なくとも4隅部を支持し、そのナット板2が幅方向及び長手方向に一定範囲で移動できるようにしている。
第1実施例においては、ナット板抱持部4にフローティング部9がナット板2の端部より大きな範囲で且つ、それが上面側に突出し、その内部がわずかに凹陥していた。これに代えて、第4実施例では、段部9aがナット板2の幅よりも狭く且つ、それが内面側に浅く突出されている。そして、その段部9aによりナット板2を支持するものである。
段部9aの段付部は図14に示すごとく、極めてわずかであり、この例ではナット板抱持部4の板厚の3分の1以下である。このようにすることにより、強固な支持とナット板2が図16に示すごとく実線の位置から鎖線の位置まで広い範囲で円滑に移動可能となる。
これは、一対のナット板抱持部4の略全域に渡って移動できることになる。そのため、第1実施例よりも移動範囲の広いフローティングナットを提供できる。
2 ナット板
3 欠切
3a アーチ部
4 ナット板抱持部
5 取付部
6 支持板
8 取付孔
9 フローティング部
9a 段部
10 逃げ孔
11 母材
12 フローティングナット
Claims (9)
- 平面方形で、その中央にネジ孔(1) が形成されたナット板(2) と、
展開状態の平面が略方形で、その一方向側の平行二辺の縁部に、その外側にアーチ部(3a)を残して、その裾部側が対向する平面山形の一対の欠切(3)(3)が形成され、前記各アーチ部(3a)が前記平行二辺の中心側に折返し曲折されて、そこに一対のナット板抱持部(4)(4)を構成し、前記欠切(3)の内側は平坦に維持されて、そこに一対の取付部(5)(5)を構成する支持板(6)と、を具備し、
前記ナット板(2)が前記支持板(6)の中央に着座して、そのナット板(2)が平面に沿って移動可能となるように、ナット板(2)の少なくとも両端部が前記各ナット板抱持部(4)(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナット。 - 請求項1において、
前記ナット板(2)の少なくとも両端部の四隅部が前記各ナット板抱持部(4)(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナット。 - 平面方形で、その中央にネジ孔(1)が形成されたナット板(2)と、
展開状態の平面が略方形で、その一方向側の平行二辺の縁部に、その外側にアーチ部(3a)を残して、その開口側が対向する平面コ字状の一対の欠切(3)(3)が形成され、その各アーチ部(3a)が前記平行二辺の中心側に折返し曲折されて、そこに一対のナット板抱持部(4)(4)を構成し、各欠切(3)の内側は平坦に維持されて、そこに一対の取付部(5)(5)を構成する支持板(6)と、を具備し、
前記ナット板(2)が前記支持板(6)の中央に着座して、そのナット板(6)が平面に沿って移動可能となるように、ナット板(2)の少なくとも両端部が一対の前記ナット板抱持部(4)(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナット。 - 平面方形で、その中央にネジ孔(1) が形成されたナット板(2) と、
展開状態の平面が略方形で、その四隅部に一方向側の平行二辺からそれに直交する4本の欠切(3) が形成され、その欠切(3) の四隅側が前記平行二辺の中心側に折返し曲折されて、そこに2対のナット板抱持部(4)を構成し、各欠切(3) の内側は平坦に維持されて、そこに一対の取付部(5)(5)を構成する支持板(6)と、を具備し、
前記ナット板(2) が前記支持板(6)の中央に着座して、そのナット板(2) が平面に沿って移動可能となるように、ナット板(2) の四隅部が2対の前記ナット板抱持部(4)に抱持されたことを特徴とするフローティングナット。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記支持板(6)の前記一方向側の平行二辺に直交する他方側の両縁部が立ち上げられて、一対の側壁部(7) が形成されると共に、各取付部(5)に一対の取付孔(8) が穿設されたフローティングナット。 - 請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、
前記支持板(6)の前記ナット板抱持部(4)の内面に、浅く内面側に僅かに突出する段部(9a)が形成され、その段部(9a)で前記ナット板(2) の両端部が保持されるフローティングナット。 - 請求項6において、
前記段部(9a)の幅が前記ナット板(2) の幅より小に形成されたフローティングナット。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記支持板(6)の前記ナット板抱持部(4)の内面に、前記ナット板(2) の外周縁の外側に隣接して、ナット板(2) の可動範囲を限定する凹陥したフローティング部(9) が形成されたフローティングナット。 - 請求項1〜請求項8のいずれかにおいて、
前記支持板(6)は、その展開状態で、前記一対の取付部(5)(5)間の方向が長手方向となる略矩形に形成されたフローティングナット。
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WO2013011710A1 (ja) * | 2011-07-15 | 2013-01-24 | 住友電装株式会社 | 締め付け座面ピッチ吸収ブラケット及び一対の締め付け座面ピッチ吸収ブラケット |
JP2014149030A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Japan Drive-It Co Ltd | フローティングナットおよびフローティングボルト |
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2009
- 2009-12-09 JP JP2009279696A patent/JP5404359B2/ja active Active
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