JP6289135B2 - 筐体固定構造およびこれを備える表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置などに採用されるフロントキャビネットまたはリアキャビネットなどの意匠筐体の固定構造に関するものである。
従来のフロントキャビネット(フロント筐体)の固定構造においては、リアキャビネット(リア筐体)と直接ネジ止めしたり、リアキャビネットとツメ嵌合したり、または、近年では表示パネルのLCMベゼルをフロントキャビネットの意匠として兼用することで、製品全体の正面視および側面視における意匠性の確保および意匠性の向上を図るとともに、製品の剛性を高めている。
ここで意匠性とは、フロントキャビネットまたはリアキャビネットの反り、リアキャビネットに対するフロントキャビネットの浮き、およびフロントキャビネットとリアキャビネットとの隙間が少ないことを指すものとする。製品の意匠性を高めるとともに、より強固な剛性を確保するために、任意の間隔をあけて複数のネジ、複数の嵌合リブ、または複数の嵌合爪形状を設けることが一般的である。このような筐体固定構造が、例えば特許文献1に開示されている。
特開2008−258750号公報
従来の筐体固定構造においては、フロントキャビネットまたはリアキャビネットの反り、リアキャビネットに対するフロントキャビネットの浮き、およびフロントとリアキャビネットとの隙間を抑え、かつ、製品全体の剛性を高めることが重要であるため、ネジ固定を用いた固定構造の場合は多数のネジが必要となる。このため、部品コストが増大するとともに、組立に要する作業時間が増大するという問題があった。
また、従来のネジ固定ではなく、近年ではツメ嵌合を用いたフロントキャビネットの固定構造も採用されている。すなわち、当該固定構造は、フロントキャビネットからネジボスを削減またはなくした構造である。
しかし、薄型表示パネルが直下型液晶パネルのようにエッジ型液晶パネルと比べて厚みがやや厚い場合、天面および両側面が傾斜状に形成されるため、ネジ固定のためのユーザーホールが液晶パネルのパネル端から離れているパネル背面位置にしか配置することができない。このため、リアキャビネットから直下型液晶パネルの背面にネジ固定しても、フロントキャビネットとリアキャビネットとの嵌合部分が撓み易いため、嵌合ツメが外れ易くなり、結果としてフロントキャビネットまたはリアキャビネットの反り、リアキャビネットに対するフロントキャビネットの浮きおよびフロントキャビネットとリアキャビネットとの隙間が発生するなど意匠性を損なうという問題があった。
そこで、本発明は、フロント筐体からネジボスを削減またはなくした場合にも、意匠性を損なうことを抑制可能な筐体固定構造およびこれを備える表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る筐体の固定構造は、天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面に形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面に形成される表示パネルと、前記表示パネルの表示面の周縁部を覆い、かつ、前記表示パネルの側面を覆う外周部に嵌合部を有するフロント筐体と、前記表示パネルの背面を覆い、かつ、前記表示パネルの側面を覆う外周部に前記嵌合部と嵌合可能な被嵌合部を有するとともに、当該外周部に隣接し前記表示面と平行に形成された背面位置に貫通穴が形成されるリア筐体と、前記表示パネルの前記傾斜面に固定され、かつ、前記リア筐体の前記貫通穴に対応する位置が前記表示面と平行な平面に形成されるとともに当該平面に第1ネジ穴が形成される固定部材とを備え、前記リア筐体と前記固定部材は、前記貫通穴と前記第1ネジ穴を介してネジで固定され、前記表示パネルは、外周部から背面側へ突出する突出部と、前記突出部に形成される第1穴部と、前記傾斜面に形成される第2穴部とを備え、前記固定部材は、前記第1穴部と係合可能な第1係合片と、前記第2穴部と係合可能な第2係合片とを備えるものである。
本発明に係る表示装置は、筐体固定構造を備えるものである。
本発明によれば、筐体固定構造は、天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面に形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面に形成される表示パネルと、表示パネルの表示面の周縁部を覆い、かつ、表示パネルの側面を覆う外周部に嵌合部を有するフロント筐体と、表示パネルの背面を覆い、かつ、表示パネルの側面を覆う外周部に嵌合部と嵌合可能な被嵌合部を有するとともに、当該外周部に隣接し表示面と平行に形成された背面位置に貫通穴が形成されるリア筐体と、表示パネルの傾斜面に固定され、かつ、リア筐体の貫通穴に対応する位置が表示面と平行な平面に形成されるとともに当該平面に第1ネジ穴が形成される固定部材とを備え、リア筐体と固定部材は、貫通穴と第1ネジ穴を介してネジで固定される。
したがって、フロント筐体の嵌合部とリア筐体の被嵌合部が嵌合され、ユーザーホールと第1ネジ穴を介して固定されるネジの固定位置がフロント筐体の嵌合部とリア筐体の被嵌合部に近い位置となる。これにより、リア筐体の反りおよび撓みが抑制され、これと同時にフロント筐体の反りおよび撓みが抑制される。これと同時に、リア筐体に対するフロント筐体の浮きおよびフロント筐体とリア筐体との隙間が発生することも抑制できる。すなわち、フロント筐体からネジボスを削減またはなくした場合にも、フロント筐体とリア筐体との固定に関し意匠性を損なうことを抑制することが可能となる。表示パネルは、外周部から背面側へ突出する突出部と、突出部に形成される第1穴部と、傾斜面に形成される第2穴部とを備え、固定部材は、第1穴部と係合可能な第1係合片と、第2穴部と係合可能な第2係合片とを備える。したがって、表示パネルと固定部材とを固定する際にネジを用いる必要がないため、部品点数の増加を抑制することが可能となる。
実施の形態1に係る筐体固定構造の概略斜視図である。 固定部材の概略斜視図である。 表示パネルに固定される固定部材において取り付け前の状態を示す概略斜視図である。 表示パネルに固定される固定部材において取り付け後の状態を示す概略斜視図である。 筐体固定構造の断面図である。 固定部材を介してフロントキャビネットに固定されるリアキャビネットにおいて取り付け前の状態を示す概略斜視図である。 実施の形態2の図4相当図である。 実施の形態3に係る筐体固定構造において表示パネルに固定される固定部材の取り付け前後の状態を示す断面図である。 実施の形態4に係る筐体固定構造の固定部材の概略斜視図である。 実施の形態4の図8相当図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る筐体固定構造の概略斜視図であり、図2は、固定部材2の概略斜視図であり、図3は、表示パネル4に固定される固定部材2において取り付け前の状態を示す概略斜視図であり、図4は、表示パネル4に固定される固定部材2において取り付け後の状態を示す概略斜視図であり、図5は、筐体固定構造において固定部材2の係合片2d、ネジ穴2fおよび係合片2eを通る断面図であり、図6は、固定部材2を介してフロントキャビネット1に固定されるリアキャビネット3において取り付け前の状態を示す概略斜視図である。
実施の形態1に係る筐体固定構造は、図1と、図3から図6に示すように、フロントキャビネット1(フロント筐体)と、表示パネル4と、複数(例えば4つ)の固定部材2と、リアキャビネット3(リア筐体)とを備えている。この筐体固定構造は、薄型の液晶表示装置に採用される構造である。ここで、図1において紙面奥側を前方、紙面手前側を後方、紙面上側を上方、紙面下側を下方として説明する。
表示パネル4は、液晶表示パネルであり、図5に示すように、パネル本体部13と、パネル本体部13を覆うフレーム部14とを備えている。表示パネル4は、直下型液晶パネルのように天面および側面が傾斜状となっている。より具体的には、表示パネル4のフレーム部14において、天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面である傾斜部14dが形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面である傾斜部14dが形成されている。
フレーム部14の外周部において下端部を除く部分に渡って、背面側へ突出する突出部14aが形成されている。フレーム部14の外周部に隣接する位置(すなわち、フレーム部14の外周部の内周側)に、表示パネル4の表示面4aと平行な平面部14cが形成され、フレーム部14の平面部14cに隣接する位置(すなわち、フレーム部14の平面部14cの内周側)に傾斜部14dが形成されている。
図1と図5に示すように、フロントキャビネット1は、開口1aを有する枠状に形成され、開口1aの周囲にある開口縁部で表示パネル4の表示面4aの周縁部を覆っている。また、フロントキャビネット1の外周部が表示パネル4の側面を覆っている。フロントキャビネット1の外周部の内面側に爪状の嵌合部1bが複数形成されている。
図1と図5と図6に示すように、リアキャビネット3は、天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面に形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面に形成されており、表示パネル4の背面を覆っている。また、リアキャビネット3の外周部が表示パネル4の側面を覆っている。
リアキャビネット3の外周部の外面側において、嵌合部1bと対応する位置に溝状の被嵌合部3aが複数形成されており、被嵌合部3aは嵌合部1bが嵌合可能な形状に形成されている。フロントキャビネット1の嵌合部1bがリアキャビネット3の被嵌合部3aと嵌合した状態で、フロントキャビネット1とリアキャビネット3が固定されている。
リアキャビネット3の外周部に隣接する背面位置は、表示パネル4の表示面4aと平行に形成されている。より具体的には、当該背面位置の周辺部に表示パネル4側に凹む凹部3bが形成され、凹部3bの底面が表示パネル4の表示面4aと平行に形成されている。そして、凹部3bの底面にユーザーホール3c(貫通穴)が形成されている。
次に、固定部材2について説明する。図2から図6に示すように、固定部材2は、例えば金属板を用いて形成され、板片部2aと、板片部2bと、板片部2cと、係合片2d(第2係合片)と、係合片2e(第1係合片)と、ネジ穴2f(第1ネジ穴)とを備えている。板片部2aは、平板状に形成され、フレーム部14の傾斜部14dに沿って固定可能である。板片部2bは、平板状に形成され、板片部2aの一端部からリアキャビネット3の外周部側へ延びるように形成されている。すなわち、板片部2bは、表示パネル4の表示面4aと平行となるように固定され、板片部2bの外面がリアキャビネット3の凹部3bの表示パネル4側の面と密着している。板片部2bにおいてリアキャビネット3のユーザーホール3cに対応する位置に、ネジ穴2fが形成されている。
板片部2cは、板片部2bにおいて板片部2a側とは反対側の端部から表示パネル4側に延びるように形成されている。板片部2cの内面は、表示パネル4の突出部14aの外周面と密着している。
係合片2dは、板片部2aの中央部に形成され、表示パネル4側に屈曲する態様で形成されている。係合片2dは、フレーム部14の穴部14e(第2穴部)の周縁部にリアキャビネット3側から係合可能に形成されている。
係合片2eは、板片部2cの中央部に形成され、フレーム部14の傾斜部14d側に屈曲する態様で形成されている。係合片2eは、突出部14aの穴部14b(第1穴部)の周縁部に係合可能に形成されている。
各々の固定部材2と表示パネル4は2箇所で係合されているため、ネジなどを用いなくても安定した状態で固定される。図5に示すように、係合片2eが穴部14bから突出する長さである係合長さL1と、係合片2dが穴部14eから突出する長さである係合長さL2は、リアキャビネット3と表示パネル4との隙間Cよりも長い。このため、リアキャビネット3を組み付けた後も固定部材2の前後方向への脱落を防止できる。
以上のように、実施の形態1に係る筐体固定構造およびこれを備える表示装置では、天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面に形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面に形成される表示パネル4と、表示パネル4の表示面4aの周縁部を覆い、かつ、表示パネル4の側面を覆う外周部に嵌合部1bを有するフロントキャビネット1と、表示パネル4の背面を覆い、かつ、表示パネル4の側面を覆う外周部に嵌合部1bと嵌合可能な被嵌合部3aを有するとともに、当該外周部に隣接し表示面4aと平行に形成された背面位置にユーザーホール3cが形成されるリアキャビネット3と、表示パネル4の傾斜面に固定され、かつ、リアキャビネット3のユーザーホール3cに対応する位置が表示面4aと平行な平面に形成されるとともに当該平面にネジ穴2fが形成される固定部材2とを備え、リアキャビネット3と固定部材2は、ユーザーホール3cとネジ穴2fを介してネジ5で固定される。
したがって、フロントキャビネット1の嵌合部1bとリアキャビネット3の被嵌合部3aが嵌合され、ユーザーホール3cとネジ穴2fを介して固定されるネジ5の固定位置がフロントキャビネット1の嵌合部1bとリアキャビネット3の被嵌合部3aに近い位置となる。これにより、リアキャビネット3の反りおよび撓みが抑制され、これと同時にフロントキャビネット1の反りおよび撓みが抑制される。これと同時に、リアキャビネット3に対するフロントキャビネット1の浮きおよびフロントキャビネット1とリアキャビネット3との隙間が発生することも抑制できる。すなわち、フロントキャビネット1からネジボスを削減またはなくした場合にも、フロントキャビネット1とリアキャビネット3との固定に関し意匠性を損なうことを抑制することが可能となる。
また、ユーザーホール3cとネジ穴2fを介して固定されるネジ5の固定位置がフロントキャビネット1の嵌合部1bとリアキャビネット3の被嵌合部3aに近い位置であるため、嵌合部1bと被嵌合部3aの嵌合をきつくしなくても、フロントキャビネット1とリアキャビネット3の嵌合が外れ難くなる。
さらに、フロントキャビネット1の嵌合部1bとリアキャビネット3の被嵌合部3aとを嵌合させることで、フロントキャビネット1とリアキャビネット3を固定しているため、フロントキャビネット1からネジボスを削減またはなくすことが可能となり、薄型の表示パネル4の外枠とフロントキャビネット1の外枠の距離を縮めることができ、フロントキャビネット1の狭額化を図ることが可能となる。
表示パネル4は、外周部から背面側へ突出する突出部14aと、突出部14aに形成される穴部14bと、傾斜面に形成される穴部14eとを備え、固定部材2は、穴部14bと係合可能な係合片2eと、穴部14eと係合可能な係合片2dとを備える。したがって、表示パネル4と固定部材2とを固定する際にネジを用いる必要がないため、部品点数の増加を抑制することが可能となる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る筐体固定構造について説明する。図7は、実施の形態2の図4相当図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態2に係る筐体固定構造は、表示パネル4の穴部14b,14eのうち少なくとも一方について固定部材2をネジ6で固定するものである。
固定部材2において穴部14b,14eのうち少なくとも一方に対応する位置に図示外のネジ穴(第2ネジ穴)が形成されている。例えば図7では、固定部材2において穴部14eに対応する位置にネジ穴が形成されている。ネジ6が当該ネジ穴と穴部14eに締付けられるとともに、係合片2eが穴部14bの周縁部に係合されることで、固定部材2が表示パネル4に固定されている。
なお、固定部材2において穴部14bに対応する位置にネジ穴を設けて、ネジ6が当該ネジ穴と穴部14bに締付けられるとともに、係合片2dが穴部14eの周縁部に係合されることで、固定部材2が表示パネル4に固定されてもよい。また、固定部材2において穴部14eに対応する位置にネジ穴を設けて、ネジ6が当該ネジ穴と穴部14eに締付けられるとともに、固定部材2において穴部14bに対応する位置にネジ穴を設けて、ネジ6が当該ネジ穴と穴部14bに締付けられることで、固定部材2が表示パネル4に固定されてもよい。
以上のように、実施の形態2に係る筐体固定構造およびこれを備える表示装置では、表示パネル4は、外周部から背面側へ突出する突出部14aと、突出部14aに形成される穴部14bと、傾斜部14dに形成される穴部14eとを備え、固定部材2において穴部14bと穴部14eのうち少なくとも一方に対応する位置にネジ穴が形成され、表示パネル4と固定部材2は、穴部14bと穴部14eのうち少なくとも一方と、ネジ穴を介してネジ6で固定される。
したがって、実施の形態1の場合と比べて、固定部材2がさらに安定した状態で表示パネル4に固定されることから、フロントキャビネット1とリアキャビネット3との固定に関し意匠性を損なうことを一層抑制することが可能となる。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係る筐体固定構造について説明する。図8は、実施の形態3に係る筐体固定構造において表示パネル4に固定される固定部材2の取り付け前後の状態を示す断面図である。ここでは、表示パネル4と固定部材2のみが示されている。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態3に係る筐体固定構造は、固定部材2の板片部2cの弾性力によって係合片2eを穴部14bの周縁部に係合させるものある。
固定部材2は弾性材料で形成され、通常状態では、図8の2点鎖線で示すように、固定部材2の板片部2cが後方に反った姿勢である。表示パネル4に固定部材2を組み付ける際、図8の実線で示すように、固定部材2の板片部2cが表示パネル4の表示面4aと平行となるように弾性変形され、係合片2eが穴部14bを通過することが可能となる。組み付け後、板片部2cは自身の弾性力によって通常状態に復帰しようとするため、係合片2eが穴部14bの周縁部に係合される。すなわち、係合片2eと穴部14bの周縁部との係合状態は板片部2cの弾性力で保持される。ここで、弾性材料としては、例えば金属、ゴムまたは合成樹脂などが用いられる。
以上のように、実施の形態3に係る筐体固定構造およびこれを備える表示装置では、固定部材2は弾性材料で形成され、係合片2eと穴部14bとの係合状態は固定部材2の弾性力で保持されるため、実施の形態1の場合と比べて、固定部材2がさらに安定した状態で表示パネル4に固定されることから、フロントキャビネット1とリアキャビネット3との固定に関し意匠性を損なうことを一層抑制することが可能となる。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4に係る筐体固定構造について説明する。図9は、実施の形態4に係る筐体固定構造の固定部材2の概略斜視図である。図10は、実施の形態4の図8相当図である。なお、実施の形態4において、実施の形態1から3で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態4に係る筐体固定構造は、固定部材2の係合片2dの弾性力によって係合片2dを穴部14eの周縁部に係合させるものである。
図9に示すように、固定部材2は弾性材料で形成され、係合片2dの途中部から後方に突出する保持片2gをさらに備えている。係合片2dおよび保持片2gは、通常状態では、図10の実線に示す位置に位置している。表示パネル4に固定部材2を組み付ける際、図10の2点鎖線で示すように、係合片2dが傾斜部14dに対して垂直姿勢になるように弾性変形され、係合片2dおよび保持片2gが穴部14eを通過することが可能となる。組み付け後、図10の実線で示すように、係合片2dおよび保持片2gは係合片2dの弾性力によって通常状態に復帰し、保持片2gの先端が傾斜部14dの内面に当接することで、係合片2dが穴部14eの周縁部に係合される。すなわち、係合片2dと穴部14eの周縁部との係合状態は係合片2dの弾性力で保持される。ここで、弾性材料としては、例えば金属、ゴムまたは合成樹脂などが用いられる。
以上のように、実施の形態4に係る筐体固定構造およびこれを備える表示装置では、固定部材2は弾性材料で形成され、係合片2dと穴部14eとの係合状態は固定部材2の弾性力で保持されるため、実施の形態1の場合と比べて、固定部材2がさらに安定した状態で表示パネル4に固定されることから、フロントキャビネット1とリアキャビネット3との固定に関し意匠性を損なうことを一層抑制することが可能となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 フロントキャビネット、1b 嵌合部、2 固定部材、2d 係合片、2e 係合片、2f ネジ穴、3 リアキャビネット、3a 被嵌合部、3c ユーザーホール、4 表示パネル、5 ネジ、6 ネジ、14a 突出部、14b 穴部、14d 傾斜部、14e 穴部。

Claims (4)

  1. 天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面に形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面に形成される表示パネルと、
    前記表示パネルの表示面の周縁部を覆い、かつ、前記表示パネルの側面を覆う外周部に嵌合部を有するフロント筐体と、
    前記表示パネルの背面を覆い、かつ、前記表示パネルの側面を覆う外周部に前記嵌合部と嵌合可能な被嵌合部を有するとともに、当該外周部に隣接し前記表示面と平行に形成された背面位置に貫通穴が形成されるリア筐体と、
    前記表示パネルの前記傾斜面に固定され、かつ、前記リア筐体の前記貫通穴に対応する位置が前記表示面と平行な平面に形成されるとともに当該平面に第1ネジ穴が形成される固定部材と、
    を備え、
    前記リア筐体と前記固定部材は、前記貫通穴と前記第1ネジ穴を介してネジで固定され
    前記表示パネルは、外周部から背面側へ突出する突出部と、前記突出部に形成される第1穴部と、前記傾斜面に形成される第2穴部とを備え、
    前記固定部材は、前記第1穴部と係合可能な第1係合片と、前記第2穴部と係合可能な第2係合片とを備える、筐体固定構造。
  2. 天面が背面側へ行く程下方に傾斜する傾斜面に形成され、かつ、側面が背面側へ行く程幅方向内側に傾斜する傾斜面に形成される表示パネルと、
    前記表示パネルの表示面の周縁部を覆い、かつ、前記表示パネルの側面を覆う外周部に嵌合部を有するフロント筐体と、
    前記表示パネルの背面を覆い、かつ、前記表示パネルの側面を覆う外周部に前記嵌合部と嵌合可能な被嵌合部を有するとともに、当該外周部に隣接し前記表示面と平行に形成された背面位置に貫通穴が形成されるリア筐体と、
    前記表示パネルの前記傾斜面に固定され、かつ、前記リア筐体の前記貫通穴に対応する位置が前記表示面と平行な平面に形成されるとともに当該平面に第1ネジ穴が形成される固定部材と、
    を備え、
    前記リア筐体と前記固定部材は、前記貫通穴と前記第1ネジ穴を介してネジで固定され、
    前記表示パネルは、外周部から背面側へ突出する突出部と、前記突出部に形成される第1穴部と、前記傾斜面に形成される第2穴部とを備え、
    前記固定部材において前記第1穴部と前記第2穴部のうち少なくとも一方に対応する位置に第2ネジ穴が形成され、
    前記表示パネルと前記固定部材は、前記第1穴部と前記第2穴部のうち少なくとも一方と、前記第2ネジ穴を介してネジで固定される、筐体固定構造。
  3. 前記固定部材は弾性材料で形成され、前記第1係合片と前記第1穴部との係合状態、および前記第2係合片と前記第2穴部との係合状態のうち少なくとも一方は前記固定部材の弾性力で保持される、請求項記載の筐体固定構造。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の筐体固定構造を備える、表示装置。
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