JP5302242B2 - 配設体固定具 - Google Patents

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本発明は、間仕切壁内に配設体を設置するため、間仕切壁を構築する隣り合う下地材間に架設される配設体固定具に関する。
一般に、軽量間仕切壁(間仕切壁)は、複数の軽量型鋼(下地材)が所定間隔をおいて立設されるとともに、それら軽量型鋼を前後から挟むように壁材が設けられることで形成されるものである。この軽量間仕切壁内において、軽量型鋼から壁材の壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線ボックス(配設体)を設置するには、軽量型鋼に取り付けられるボックス固定具(配設体固定具)が用いられ、このボックス固定具としては、例えば特許文献1に開示のものが挙げられる。
特許文献1のボックス固定具は、軽量型鋼の側面に取り付けられる取付部と、取付部から延設されるとともに配線ボックスが固定される固定面を有する固定片(固定部)とを備えている。固定片は、取付部が軽量型鋼に取り付けられた状態において、軽量型鋼から壁材の壁面に沿って延びる方向に延設される。そして、配線ボックスは、軽量型鋼から壁材の壁面に沿って延びる方向に延設された固定片の固定面に対して固定される。その結果、配線ボックスが、軽量間仕切壁内において、軽量型鋼から壁材の壁面に沿って延びる方向に離間した位置に設置される。
特開2007−231695号公報
ところで、ボックス固定具としては、隣り合う軽量型鋼間に固定片の両端部が取り付けられ、両持ち支持されることが強度的に好ましい。しかしながら、特許文献1のボックス固定具は、固定片の一端部のみが軽量型鋼に取り付けられ、片持ち支持されたものであり、両持ち支持されたボックス固定具に比べて強度が低くなってしまう。
また、隣り合う軽量型鋼間の間隔は壁材を立設する直前に決定される。しかしながら、特許文献1のボックス固定具において、隣り合う軽量型鋼間の間隔が固定片における延設方向に沿った長さよりも短く調節されると、隣り合う軽量型鋼間にボックス固定具を取り付けることができなくなってしまう。
なお、こうした問題は、軽量間仕切壁内に配線ボックスを設置するために軽量型鋼に取り付けられるボックス固定具に限らず、例えば、軽量間仕切壁内に配設体としての配線・配管材を設置するために軽量型鋼に取り付けられる配設体固定具においても、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、両取付部を隣り合う下地材に取り付けることができるとともに、固定部における延設方向に沿った両取付部間の長さを調節することができる配設体固定具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、間仕切壁内に配設体を設置するため、前記間仕切壁を構築する隣り合う下地材間に架設される配設体固定具であって、前記配設体が固定される固定面を有する固定部と、前記固定部の両端側に設けられるとともに前記下地材に取り付けられる取付部と、を有する固定体を備え、前記固定部の一端側には、前記固定部に対して直交して延びるように曲げ形成された一方の取付部が設けられるとともに、前記固定部の他端側には、前記固定部の延設方向に直交する幅方向に沿って前記固定部を折り曲げ可能とする曲げ部が設けられるとともに、前記曲げ部により折り曲げられる前記固定部の傾斜角度を変更することで長さ調節されることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記曲げ部により前記固定部を折り曲げることで他方の取付部が形成されることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記曲げ部は、前記固定部における幅方向に沿って延びる孔と、前記固定部における幅方向の両側縁部に前記孔を挟む位置それぞれに形成されるスリットと、から構成されていることを要旨とする。
この発明によれば、両取付部を隣り合う下地材に取り付けることができるとともに、固定部における延設方向に沿った両取付部間の長さを調節することができる。
実施形態におけるボックス固定具が軽量形鋼材に取り付けられた状態を示す斜視図。 一方の固定体を示す平面図。 一方の固定体を示す側面図。 他方の固定体を示す平面図。 他方の固定体を示す側面図。 図4におけるA−A線断面図。 係止突片が被係止孔の他端側内面に係止された状態を拡大して示す部分断面図。 一方の固定体の一部分と取付台座を示す斜視図。 ボックス固定具を軽量形鋼材に保持した状態を示す斜視図。 一方の固定体と他方の固定体とを嵌合させる前の状態を示す斜視図。 ボックス固定具に配線ボックスを固定した状態を示す平断面図。 他方の固定体が隣り合う軽量形鋼材の間に架設された状態を示す斜視図。 他方の固定体が隣り合う軽量形鋼材の間に架設された状態を示す斜視図。
以下、本発明を軽量間仕切壁(間仕切壁)内に配設体としての配線ボックスを設置するために下地材としての軽量形鋼材に固定されるボックス固定具に具体化した一実施形態を図1〜図13にしたがって説明する。
まず、軽量間仕切壁Wについて説明する。
図11に示すように、軽量間仕切壁Wは、複数(図11では二つの軽量形鋼材Pのみ図示)の軽量形鋼材Pを所定の間隔をおいて立設するとともに、一対の壁材Waを軽量形鋼材Pを前後に挟むようにして設置することにより構築される。
図1及び図11に示すように、軽量形鋼材Pは薄鋼板からなるとともに、平断面視すると、略C字状をなすC型鋼である。軽量形鋼材Pは、その立設方向(上下方向)に延びる開口部Paと、該開口部Paに対向する背面板部Pbと、該背面板部Pbを挟む一対の側板部Pcとを備えている。また、開口部Paは、一対の側板部Pcから延設されるとともに互いに対向する一対のリップ部Pdの間に形成され、各リップ部Pdと背面板部Pbとは互いに対向している。
複数の軽量形鋼材Pは、各軽量形鋼材Pの開口部Paがそれぞれ同じ方向に向けられるとともに、壁材Waが設置される側の一対の側板部Pcの外壁面は、それぞれ同一平面上に配置される。
次に、配線ボックスBについて説明する。
図1に示すように、配線ボックスBは、四角板状をなす底壁B1と、該底壁B1の周縁に立設された側壁B2とからなる有底四角箱状に形成されている。そして、配線ボックスBは、底壁B1及び側壁B2に囲み形成されたボックス開口部Sが一面(前面)に向けて開口している。そして、配線ボックスBは、軽量間仕切壁W内における隣り合う軽量形鋼材Pの間であって、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に、一対の固定体21,31から構成されるボックス固定具10を用いて設置される。
次に、ボックス固定具10の一部を構成する一方の固定体21について説明する。
一方の固定体21は、矩形板状の一方の取付部22と、一方の取付部22の一端面22aにおける一側縁から一端面22aに対して直交する方向へ延設される固定部23とを備えており、一枚の金属板を直角に折り曲げることにより形成されている。なお、以下の説明において、固定部23の延設方向とは、一方の取付部22からの延設方向を示すものとする。一方の取付部22には、一方の取付部22の長辺方向及び短辺方向それぞれに複数(本実施形態では6つ)の挿通孔24が形成されている。
図2及び図3に示すように、固定部23は、その延設方向へ延びる細長板状をなすとともに、その固定部23の一端に一方の取付部22が一体形成されている。また、固定部23の延設方向に沿う長さは、配線ボックスBにおける幅方向(左右方向)の長さよりも長くなっている。よって、固定部23は、その長さ内に少なくとも一つの配線ボックスBが収まるように固定できる大きさに設定されている。
固定部23において、一方の取付部22の一端面22aに連続する面(前面)は、配線ボックスBを固定可能な固定面23aとなっている。また、固定部23には、延設方向に沿うように延びる複数(本実施形態では5つ)の長孔23bが形成されている。各長孔23bは、固定部23の幅方向における中央に形成されるとともに、各長孔23bの長手方向が延設方向に沿うようにしてそれぞれ所定の間隔をおいて設けられている。
固定部23における長孔23bが形成された位置よりも幅方向にずれた位置には、固定部23の厚み方向へ貫通する被係止孔25が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されている。被係止孔25は、固定部23の最も他端側(先端側)に位置する長孔23bから最も一端側(基端側)に位置する長孔23bまで連続して延びるように形成されている。
一方の取付部22と固定部23との間の屈曲部は、固定部23に外力が加わったとしても、固定部23が一方の取付部22に対して曲がることなく、固定部23が一方の取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる剛性を有するように設定されている。
次に、ボックス固定具10の一部を構成する他方の固定体31について説明する。
図4及び図5に示すように、他方の固定体31は、矩形板状の一方の取付部32と、一方の取付部32の一端面32aにおける一側縁から一端面32aに対して直交する方向へ延設される固定部33とを備えており、一枚の金属板を円弧状に折り曲げることにより形成されている。なお、以下の説明において、固定部33の延設方向とは、一方の取付部32からの延設方向を示すものとする。一方の取付部32には、一方の取付部32の長辺方向及び短辺方向それぞれに複数(本実施形態では6つ)の挿通孔34(図6参照)が形成されている。
固定部33は、その延設方向へ延びる細長板状をなすとともに、その固定部33の一端に一方の取付部32が一体形成されている。また、固定部33の延設方向に沿う長さは、配線ボックスBにおける幅方向(左右方向)の長さよりも長くなっている。よって、固定部33は、その長さ内に少なくとも一つの配線ボックスBが収まるように固定できる大きさに設定されている。
固定部33において、一方の取付部32の一端面32aに連続する面(前面)は、配線ボックスBを固定可能な固定面33aとなっている。また、固定部33には、延設方向に沿うように延びる複数(本実施形態では9つ)の長孔33bが形成されている。各長孔33bは、固定部33の幅方向における中央に形成されるとともに、各長孔33bの長手方向が延設方向に沿うようにしてそれぞれ所定の間隔をおいて設けられている。
また、一方の取付部32と固定部33との間の屈曲部には補強リブが取付部32と固定部33とを跨ぐように設けられているため、固定部33に外力が加わったとしても、固定部33が一方の取付部32に対して曲がることなく、固定部33が取付部32に対して直交する方向に延設された状態に維持されるようになっている。
固定部33において、固定部33の最も他端側に位置する長孔33bにおける中央部を挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第1細長孔38aが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。また、固定部33において、固定部33の他端側から二番目に位置する長孔33bにおける他端側を挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第2細長孔38bが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。さらに、固定部33において、固定部33の他端側から二番目に位置する長孔33bにおける一端側寄りを挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第3細長孔38cが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。また、固定部33において、固定部の他端側から三番目に位置する長孔33bにおける他端側寄りを挟む位置には、曲げ部として機能可能な一対の第4細長孔38dが固定部33の幅方向に沿って延びるように形成されている。各細長孔38a〜38dは、固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設けられている。
図6に示すように、固定部33の幅方向における両側縁部には一対の嵌合突片35が固定部33の延設方向へ延びるように形成されている。嵌合突片35は、固定部33に対して直交する方向へ延びる延在部35aと、延在部35aに対して直交するように固定部33の幅方向中央へ向かって延びる突片35bとから構成されている。突片35bは、固定部33と平行に設けられている。固定部33における固定面33aとは反対側の面から突片35bの内面までの隙間の大きさは、一方の固定体21における固定部23の厚さよりも僅かに大きくなるように設定されている。図4に示すように、嵌合突片35は、固定部33の延設方向において、その他端側が一対の第2細長孔38bが形成された位置まで延びるように形成されるとともに、一端側が、一方の取付部32が設けられた位置の手前まで延びるように形成されている。
固定部33における幅方向の両側縁部において、第2細長孔38bを挟む位置には曲げ部として機能可能な第1スリット39bが形成されている。また、両嵌合突片35において、第3細長孔38cを挟む位置には曲げ部として機能可能な第2スリット39cが形成されている。さらに、両嵌合突片35において、第4細長孔38dを挟む位置には曲げ部として機能可能な第3スリット39dが形成されている。
固定部33は、第1細長孔38aにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。また、固定部33は、第2細長孔38b及び第1スリット39bにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。さらに、固定部33は、第3細長孔38c及び第2スリット39cにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。また、固定部33は、第4細長孔38d及び第3スリット39dにより固定部33の幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。
例えば、固定部33が第1細長孔38aにより折り曲げられて、固定部33における第1細長孔38aよりも他端側(先端側)により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。そして、固定部33において、他方の取付部よりも一端側の各細長孔38a〜38d及び各スリット39b〜39dにより固定部33を折り曲げて、固定部33の延設方向における一方の取付部32から他方の取付部までの長さが調節可能になっている。
また、例えば、固定部33が第2細長孔38b及び第1スリット39bにより折り曲げられて、固定部33における第2細長孔38bよりも他端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。そして、固定部33において、他方の取付部よりも一端側の各細長孔38b〜38d及び各スリット39b〜39dにより固定部33を折り曲げて、固定部33の延設方向における一方の取付部32から他方の取付部までの長さが調節可能になっている。
さらに、例えば、固定部33が第3細長孔38c及び第2スリット39cにより折り曲げられて、固定部33における第3細長孔38cよりも他端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。そして、固定部33において、他方の取付部よりも一端側の各細長孔38c,38d及び各スリット39c,39dにより固定部33を折り曲げて、固定部33の延設方向における一方の取付部32から他方の取付部までの長さが調節可能になっている。
また、例えば、固定部33が第4細長孔38d及び第3スリット39dにより折り曲げられて、固定部33における第4細長孔38dよりも他端側により、軽量形鋼材Pに取り付けられる他方の取付部が形成される。
固定部33の延設方向における第1細長孔38aと第2細長孔38bとの間には、係止部としての係止突片37が形成されている。係止突片37は、固定部33の最も他端側に位置する長孔33bが形成された位置よりも幅方向にずれた部位に、固定面33aから離間する側へ切り起こされるように形成されている。また、係止突片37は、固定部33から切り起こされた部位から先端にかけて撓るように弾性変形可能になっている。図5に示すように、係止突片37の突出方向は、固定面33aとは反対側の面に対して交差し、且つ係止突片37の先端が固定部33の一端側を向くように設定されている。よって、係止突片37は、固定面33aから突出することなく固定部33の他端部に設けられている。
図4に示すように、固定部33の延設方向における固定部33の他端と第1細長孔38aとの間であって、固定部33の最も他端側に位置する長孔33bにおける他端側を挟む位置には、一対の挿通孔40が形成されている。また、固定部33の延設方向における第1細長孔38aと第2細長孔38bとの間であって、固定部33の最も他端側に位置する長孔33bを係止突片37と共に挟む位置には、挿通孔40が形成されている。各挿通孔40は、取付ビス(図示せず)を挿入可能になっている。
上記構成の一方の固定体21と他方の固定体31とは、図10に示すように、一方の固定体21における固定部23の他端側を、他方の固定体31の他端側に重合させながら嵌合突片35の間に差し込むと、一方の固定体21における固定部23の他端側と、他方の固定体31における固定部33の他端側とが重合しながら嵌合する。これにより、一方の固定体21と他方の固定体31とが一体に組み付けられ、ボックス固定具10が構成される。
図7に示すように、ボックス固定具10において、係止突片37は、その先端側が被係止孔25内に挿入されるとともに、一方の固定体21と他方の固定体31とのスライドの際には、被係止孔25内を延設方向にスライド可能になっている。さらに、係止突片37は、一対の固定体21,31が、一方の取付部22,32が互いに離間する方向へスライドしたときに、被係止孔25の他端側内面25aに係止可能になっている。したがって、被係止孔25の他端側内面25aは係止突片37と係止可能な被係止部として機能するとともに、本実施形態の被係止孔25は、係止突片37を固定部23の延設方向に沿う方向に案内させる案内部として機能する。
また、上記構成のボックス固定具10が軽量形鋼材Pに架設される際、一方の取付部22,32には取付台座41が組み付けられるようになっている。
図8に示すように、取付台座41は、合成樹脂材料よりなる矩形板状の台座本体42と、台座本体42から突設された突出部46とを一体に備えてなる。突出部46は、全体が平板状をなすとともに正面視コの字状であり、台座本体42における一方の長側辺側となる端面に一体形成されている。
台座本体42の一端面には、一方の取付部22,32が嵌合される嵌合凹部42aが形成されるとともに、嵌合凹部42aの略中央部には取付突起42bが形成されている。この取付突起42bは、一方の取付部22,32が嵌合凹部42a内に嵌合されて取り付けられたとき、一方の取付部22,32の中央部に形成された二つの挿通孔24,34のうちいずれか一方に挿通されるようになっている。
また、台座本体42の一端面には、嵌合凹部42a側へ突出する一対の取付凸部42cが突設されている。この取付凸部42cは、一方の取付部22,32が嵌合凹部42a内に嵌合されて取り付けられたとき、一方の取付部22,32の一端面22a,32aが取付凸部42cに当接することで、一方の取付部22,32が嵌合凹部42aから脱離してしまうことを防止している。
また、台座本体42には、複数(本実施形態では2つ)の透孔43が台座本体42の厚み方向へ貫通して形成されるとともに、各透孔43は取付ビス(図示せず)を挿通可能になっている。各透孔43は、一方の取付部22,32が嵌合凹部42a内に嵌合されて取り付けられたとき、一方の取付部22,32の中央部に形成された二つの挿通孔24,34以外の挿通孔24,34のうちいずれかと重合するようになっている。
そして、例えば、一方の固定体21を取付台座41に組み付ける際には、嵌合凹部42aに一方の取付部22を嵌合させるとともに、取付突起42bを挿通孔24に挿通させる。これにより、一方の固定体21が取付台座41に組み付けられる。なお、他方の固定体31を取付台座41に組み付ける場合においても、一方の固定体21を取付台座41に組み付ける場合と同じであり、その詳細な説明を省略する。
次に、上記構成のボックス固定具10を用いて、軽量間仕切壁W内における隣り合う軽量形鋼材Pの間であって、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線ボックスBを設置する方法について説明する。なお、取付台座41は、一方の固定体21及び他方の固定体31それぞれに既に組み付けられているものとする。
まず、隣り合う軽量形鋼材Pそれぞれに両取付台座41が当接するように、一対の固定体21,31を互いにスライドさせてボックス固定具10における延設方向の長さを調節する。このとき、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔に合わせて、一対の固定体21,31を、一方の取付部22,32が互いに離間する方向へスライドさせたとき、係止突片37が被係止孔25の他端側内面25aに係止する。よって、ボックス固定具10における延設方向の長さを調節する際に、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことなく、ボックス固定具10における延設方向の長さを調節することができる。
そして、図9に示すように、一方の固定体21に組み付けられた一方の台座本体42の他端面を、一方の軽量形鋼材Pのリップ部Pdに当接させる。さらに、突出部46の裏面を、一方の軽量形鋼材Pにおいて、リップ部Pdに隣接し、且つ直交する側板部Pcに当接させる。そして、一方の軽量形鋼材Pを背面板部Pb側から手で掴むとともに突出部46を手で掴み、親指によって突出部46の表面を押圧して突出部46の裏面を側板部Pcに押し当てて、一方の取付台座41を一方の軽量形鋼材Pに保持する。
次に、挿通孔24及び透孔43に取付ビス(図示せず)を挿入し、リップ部Pdへ取付ビスを螺入する。すると、一方の取付台座41が一方の軽量形鋼材Pに固定されるとともに、ボックス固定具10(一方の固定体21)が一方の軽量形鋼材Pに支持される。このとき、ボックス固定具10は、固定面23aに配線ボックスBを固定したとき、配線ボックスBの前面が一対の側板部Pcの外壁面と同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに取り付けられる。その後、突出部46をプライヤ(図示せず)で把持するとともに、折り曲げる等することにより突出部46が一方の台座本体42から除去される。
なお、他方の固定体31も上記と同様に他方の軽量形鋼材Pの背面板部Pbに取り付けるが、その取り付け方法は一方の固定体21を一方の軽量形鋼材Pのリップ部Pdに取り付ける方法とほぼ同一のため、その詳細な説明を省略する。
次に、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔を所望の間隔に調節するため、軽量形鋼材P同士を互いに接離させる。このとき、隣り合う軽量形鋼材Pを互いに離間する方向へ移動させると、係止突片37が被係止孔25の他端側内面25aに係止する。よって、ボックス固定具10が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持された状態で、軽量形鋼材Pの間隔が所望の間隔になるように軽量形鋼材Pを互いに離間する方向へ移動させても、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことがない。
そして、隣り合う軽量形鋼材P同士の間隔が所望の間隔になったら、配線ボックスBを固定面33aに固定する。そして、両側板部Pcに壁材Waが当接するように一対の壁材Waを立設することにより、配線ボックスBのボックス開口部Sが壁材Waの裏面に当接した状態で軽量間仕切壁Wが構築される。
次に、他方の固定体31のみを用いて、軽量間仕切壁W内における隣り合う軽量形鋼材Pの間であって、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線ボックスBを設置する方法について説明する。なお、取付台座41は、他方の固定体31に既に組み付けられているものとする。また、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔は、他方の固定体31における第2細長孔38bよりも他端側が他方の取付部を形成するとともに、第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間が固定面33aに対して傾斜された状態での一方の取付部32と他方の取付部との間の距離になっている。すなわち、固定部33が折り曲げられていない状態では、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔が固定部33における延設方向に沿った長さよりも短くなっているものとする。
図12に示すように、まず、他方の固定体31に組み付けられた他方の取付台座41を一方の軽量形鋼材Pのリップ部Pdに固定する。すると、他方の固定体31が一方の軽量形鋼材Pに支持される。次に、固定部33の長さ調節のために、第3細長孔38c及び第2スリット39cにより、固定部33における第3細長孔38cよりも他端側が固定面33aに対して傾斜するとともに固定面33a側に向かうように、固定部33の幅方向に沿って固定部33を折り曲げる。さらに、第2細長孔38b及び第1スリット39bにより、固定部33における第2細長孔38bよりも他端側が固定面33aに対して直交するとともに固定面33a側に向かうように、固定部33の幅方向に沿って固定部33を折り曲げる。すると、固定部33において、第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間が固定面33aに対して傾斜するとともに、第2細長孔38bよりも他端側が固定面33aに対して直交する方向に延設される。よって、各細長孔38b,38c及び各スリット39b,39cにより固定部33が折り曲げられて長さ調節されるとともに、固定部33における第2細長孔38bよりも他端側に他方の取付部が形成される。
そして、固定部33における第2細長孔38bよりも他端側の他端面を他方の軽量形鋼材Pの背面板部Pbに当接させる。このとき、係止突片37は、弾性変形することにより固定面33aとは反対側の面から突出された状態から固定部33内部に収納された状態になる。さらに、挿通孔40に取付ビス(図示せず)を挿入し、背面板部Pbへ取付ビスを螺入する。すると、固定部33における第2細長孔38bよりも他端側(他方の取付部)が、他方の軽量形鋼材Pに固定されるとともに、他方の固定体31が他方の軽量形鋼材Pに支持され、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材P間に架け渡される。よって、隣り合う軽量形鋼材P間の間隔に合わせて、他方の固定体31を両持ち支持させることができる。
また、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材Pの間で両持ち支持された状態から、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔をさらに短くする必要が生じたとする。この場合、まず、取付ビスを取り外して、固定部33における第2細長孔38bよりも他端側(他方の取付部)を他方の軽量形鋼材Pから取り外す。
次に、固定面33aに対して傾斜した状態の第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間を、第3細長孔38c及び第2スリット39cにより、固定部33における第3細長孔38cよりも他端側が固定面33aに対して直交するとともに固定面33a側に向かうように固定部33の幅方向に沿って固定部33を折り曲げる。すると、図13に示すように、固定部33において、第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間が、固定面33aに対して傾斜した状態から直交する方向に延設された状態になる。これにより、固定部33における第3細長孔38cよりも他端側により他方の取付部が形成されるとともに、固定部33における第2細長孔38bと第3細長孔38cとの間の傾斜角度を変更することで、一方の取付部32と他方の取付部との間の長さを調節することができる。
また、図13において破線で示すように、固定部33において、第1細長孔38aよりも他端側が軽量形鋼材Pの側板部Pcよりも前側へ突出してしまわないように、固定部33における第1細長孔38aよりも他端側を、第1細長孔38aに沿って切断する。さらに、係止突片37を固定部33から切り起こされた部位に沿って切り取ることで挿通孔40を形成する。そして、一対の挿通孔40に取付ビス(図示せず)を挿入し、背面板部Pbへ取付ビスを螺入する。すると、固定部33における第3細長孔38cよりも他端側(他方の取付部)が、他方の軽量形鋼材Pに固定されるとともに、他方の固定体31が他方の軽量形鋼材Pに支持され、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材P間に架け渡される。よって、隣り合う軽量形鋼材P間の間隔に合わせて、他方の固定体31を両持ち支持させることができる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)他方の固定体31の一方の取付部32が一方の軽量形鋼材Pに支持されるとともに、他方の固定部33における他端側を折り曲げることで他方の取付部を形成し、他方の取付部を他方の軽量形鋼材Pに固定することで、他方の固定体31を隣り合う軽量形鋼材Pの間に架設させることができる。よって、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持されるため、他方の固定体31が軽量形鋼材Pに片持ち支持されている場合に比べて、強度を高くすることができる。
(2)他方の固定部33における他端側には、各細長孔38a〜38dが固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設けられている。また、固定部33における幅方向の両側縁部において、各細長孔38b〜38dを挟む位置それぞれにはスリット39b〜39dが形成されている。この各細長孔38a〜38d及びスリット39b〜39dを利用して、固定部33の他端側を固定面33a側へ折り曲げる際に、固定面33aと折り曲げられた固定部33の他端側とがなす傾斜角度を調節することで、固定部33における延設方向に沿った長さを調節することができる。よって、隣り合う軽量形鋼材Pの間の所望の間隔が、固定部33における延設方向に沿う長さよりも短い場合であっても、固定部33における延設方向に沿った長さを調節することで、隣り合う軽量形鋼材Pの間の間隔に合わせて、他方の固定体31を隣り合う軽量形鋼材P間に架設させることができる。
(3)一方の固定体21の材料を所要の厚みに設定することにより、一方の固定体21は、一方の取付部22と固定部23との間の屈曲部が、固定部23が一方の取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持されるように形成されている。よって、例えば、配線ボックスBに対して負荷がかかったとしても、固定部23が一方の取付部22に対して直交する方向に延設された状態を維持することができる。よって、配線ボックスBが壁材Waから離れた位置に配設されてしまうことを防止することができる。
(4)他方の固定体31において、一方の取付部32と固定部33との間の屈曲部に補強リブが設けられているため、固定部33に外力が加わったとしても、固定部33が一方の取付部32に対して曲がることなく、固定部33が一方の取付部32に対して直交する方向に延設された状態に維持されるようになっている。よって、隣り合う軽量形鋼材Pの間に他方の固定体31を両持ち支持させる場合、一方の軽量形鋼材Pに一方の取付部32を取り付けたときに、固定部33が一方の取付部32に対して直交する方向に延設された状態に維持される。この状態で、他方の取付部を他方の軽量形鋼材Pに取り付けることで、固定部33が一方の取付部32に対して直交する方向に延設された状態で、隣り合う軽量形鋼材Pに他方の固定体31を両持ち支持させることができる。その結果、壁材Waに対して平行に固定部33を配設することができるとともに、配線ボックスBを壁材Waに対して平行に設置することができる。
(5)一方の固定体21における固定部23の他端側は、他方の固定体31における固定部33の他端側に対して重合しながら嵌合突片35の間にスライド可能に嵌合されている。また、一方の固定部23には被係止孔25が形成されるとともに、他方の固定部33の他端部には、係止突片37が設けられている。よって、一対の固定体21,31が、一方の取付部22,32が互いに離間する方向へスライドしたとしても、係止突片37が被係止孔25の他端側内面25aに係止することで、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことがない。よって、例えば、ボックス固定具10が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持された状態で、軽量形鋼材Pの間隔が所望の間隔になるように軽量形鋼材Pを互いに離間する方向へ移動させたとしても、一方の固定体21から他方の固定体31が脱離してしまうことを防止することができる。
(6)係止突片37は、固定部33から切り起こされた部位から先端にかけて撓るように弾性変形可能になっている。よって、例えば、一方の固定体21と他方の固定体31とを分離しようとする際に、係止突片37を弾性変形させることにより、係止突片37が固定面33aとは反対側の面から突出された状態から固定部33の内部に収められた状態にする。すると、係止突片37が被係止孔25の他端側内面25aと係止されずに、一方の固定体21を他方の固定体31から引き抜くことができる。
(7)被係止孔25は、固定部23の他端側(先端側)から一端側(基端側)にかけて連続して延びるように形成されている。よって、一対の固定体21,31を互いにスライド移動させる場合、係止突片37が被係止孔25に案内されながらスライドすることができ、係止突片37が、一方の固定体21の固定部23に対して抵抗を受けずにスムーズに移動することができる。
(8)一対の固定体21,31が互いにスライドする際に、係止突片37は、被係止孔25に案内されながらスライド可能になっている。よって、一方の固定体21及び他方の固定体31に対して、延設方向と直交する方向へ外力が作用したときに、係止突片37が被係止孔25の内側面に当接するため、一対の固定体21,31が延設方向と直交する方向にずれることなく、被係止孔25の案内方向に沿ってスライドすることができる。
(9)係止突片37は、固定面33aから離間する側へ切り起こされて固定部33と一体的に形成されている。よって、係止部として、固定部33とは別体である突起部を、固定部33における固定面33aとは反対側の面に溶接して固着させることで固定部33に設ける場合と比較して、係止突片37を固定部33に容易に設けることができる。
(10)固定部23には、固定部23の厚み方向へ貫通する被係止孔25が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されている。よって、例えば、固定部23に、固定部23の厚み方向へ貫通せずに凹設される溝が固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されている場合のように、一対の固定体21,31がスライドする際に係止突片37が溝の底面(固定部23)に当接してしまうことがない。したがって、一対の固定体21,31がスライドする際に係止突片37をスムーズに移動させることができる。
(11)係止突片37が被係止孔25の他端側内面25aに係止されるため、一対の固定体21,31が、一方の取付部22,32が互いに離間する方向へスライドしたとしても、一方の固定体21に対して他方の固定体31が脱離してしまうことがない。よって、例えば、ボックス固定具10の運搬時に、一方の固定体21と他方の固定体31とをそれぞれ別々に運搬する必要がなく、ボックス固定具10の運搬作業を容易なものとすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、曲げ部として、固定部33の厚み方向へ貫通する細長孔38a〜38dを設けたが、これに限らず、例えば、曲げ部として固定部33の厚み内に溝を形成して、固定部33の厚みを薄くすることで、折り曲げ易くしてもよい。
○ 隣り合う軽量形鋼材P同士の間隔に合わせて、各細長孔38a〜38d及び各スリット39b〜39dを適宜利用して、他方の固定体31が隣り合う軽量形鋼材Pに両持ち支持されるようにしてもよい。
○ 実施形態において、他方の取付部は、固定部33が曲げ部により曲げられることで形成されたが、これに限らず、例えば、他方の取付部が固定部に対して直交して延びるように予め曲げ形成されていてもよい。
○ 実施形態では、他方の固定部33における他端側に、各細長孔38b〜38dを固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設け、さらに、固定部33における幅方向の両側縁部において、各細長孔38b〜38dを挟む位置それぞれにスリット39b〜39dを設けたが、これに限らない。例えば、一方の固定部23における他端側に、複数の細長孔を固定部23の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設け、さらに、固定部23における幅方向の両側縁部において、各細長孔を挟む位置それぞれにスリットを設けてもよい。
○ 実施形態において、係止部として、固定面33aから離間する側へ切り起こされる係止突片37を設けたが、これに限らず、例えば、係止部として、固定部33とは別体である突起部を固定部33における固定面33aとは反対側の面に溶接して固着させることで設けてもよい。
○ 実施形態において、固定部23における長孔23bが形成された位置よりも幅方向にずれた位置には、固定部23の厚み方向へ貫通する被係止孔25が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されていたが、これに限らない。例えば、固定部23における長孔23bが形成された位置よりも幅方向にずれた位置に、係止突片37が係止可能な溝が、固定部23の延設方向に沿って延びるように形成されていてもよい。
○ 実施形態のボックス固定具10では、被係止孔25を、固定部23の他端側(先端側)から一端側(基端側)にかけて延びるように形成し、一対の固定体21,31を互いにスライドさせる際に、係止突片37が被係止孔25に案内されながらスライド可能にする案内機能を持たせたが、これに限らない。つまり、一対の固定体21,31を互いにスライドさせる際に、係止突片37が案内されながらスライド可能にする案内機能を固定部23に持たせなくてもよい。例えば、図2において二点鎖線で示すように、固定部23の他端部に、実施形態の被係止孔25における延設方向に沿う長さよりも短い被係止孔51を形成する。これにより、一対の固定体21,31が、一方の取付部22,32が互いに離間する方向へスライドして、一方の固定体21が他方の固定体31から脱離する直前に、係止突片37の他端側が被係止孔51に挿入されて、被係止孔51の他端側内面に係止突片37が係止される。
○ 実施形態において、係止突片37は、固定部33から切り起こされた部位から先端にかけて撓るように弾性変形可能になっていたが、これに限らず、係止突片37が剛性を有していてもよい。
○ 実施形態において、一方の固定体21及び他方の固定体31は、一方の取付部22,32に組み付けられる取付台座41を介して軽量形鋼材Pに取り付けられたが、これに限らず、一方の取付部22,32に取付台座41を組み付けずに、一方の取付部22,32を軽量形鋼材Pに直接取り付けてもよい。
○ 実施形態では、一方の固定部23に被係止孔25が形成されるとともに、他方の固定部33の他端部に係止突片37が設けられていたが、これに限らない。例えば、一方の固定部23の他端部に係止突片を設けるとともに、他方の固定部33に被係止孔が形成されていてもよい。この場合、係止突片が固定部33の固定面33aよりも突出しないようにする。
○ 実施形態において、間仕切壁は軽量間仕切壁Wであったが、これに限らず、軽量間仕切壁W以外の間仕切壁であってもよい。
○ 実施形態において、下地材は軽量形鋼材Pであったが、これに限らず、例えば、振れ止めや胴縁であってもよい。
○ 本発明を、軽量間仕切壁W内に配線ボックスBを設置するために軽量形鋼材Pに固定されるボックス固定具に適用したが、これに限らず、例えば、軽量間仕切壁W内に配設体としての配線・配管材を設置するために軽量形鋼材Pに固定される配設体固定具に適用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記固定部と前記取付部とを有する一対の固定体を備え、両固定体の前記固定部が互いに他端側から重合してスライド可能に嵌合されることで長さ調節可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配設体固定具。
(ロ)両固定部のうちの一方の他端部に係止部が前記固定面から突出することなく設けられるとともに、他方に、前記一対の固定体が、前記取付部が互いに離間する方向へスライドしたときに前記係止部が係止可能な被係止部が設けられていることを特徴とする前記技術的思想(イ)に記載の配設体固定具。
(ハ)前記係止部は弾性変形可能に形成されていることを特徴とする前記技術的思想(ロ)に記載の配設体固定具。
(ニ)前記配設体は配線ボックスであるとともに、前記間仕切壁内に前記配線ボックスを設置するために前記下地材に取り付けられるボックス固定具であることを特徴とする請求項1〜請求項3、及び前記技術的思想(イ)〜(ハ)のいずれか一項に記載の配設体固定具。
B…配設体としての配線ボックス、P…下地材としての軽量形鋼材、W…間仕切壁としての軽量間仕切壁、10…配設体固定具としてのボックス固定具、21…一方の固定体、22…一方の取付部、23…固定部、23a…固定面、25…案内部として機能する被係止孔、25a…被係止部として機能する内面、31…他方の固定体、32…一方の取付部、33…固定部、33a…固定面、37…係止部としての係止突片、38a〜38d…曲げ部として機能可能な細長孔、39b〜39d…曲げ部として機能可能なスリット、51…被係止孔。

Claims (3)

  1. 間仕切壁内に配設体を設置するため、前記間仕切壁を構築する隣り合う下地材間に架設される配設体固定具であって、
    前記配設体が固定される固定面を有する固定部と、
    前記固定部の両端側に設けられるとともに前記下地材に取り付けられる取付部と、を有する固定体を備え、
    前記固定部の一端側には、前記固定部に対して直交して延びるように曲げ形成された一方の取付部が設けられるとともに、
    前記固定部の他端側には、前記固定部の延設方向に直交する幅方向に沿って前記固定部を折り曲げ可能とする曲げ部が設けられるとともに、前記曲げ部により折り曲げられる前記固定部の傾斜角度を変更することで長さ調節されることを特徴とする配設体固定具。
  2. 前記曲げ部により前記固定部を折り曲げることで他方の取付部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の配設体固定具。
  3. 前記曲げ部は、前記固定部における幅方向に沿って延びる孔と、前記固定部における幅方向の両側縁部に前記孔を挟む位置それぞれに形成されるスリットと、から構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配設体固定具。
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