JP2011091981A - 力率改善装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
構成を簡易化及び小型化させながら、電源装置の出力として安定した出力を得られる力率改善装置及びその制御方法を提案する。
【解決手段】
コイル及びスイッチング素子と、スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを有する力率改善装置及びその制御方法において、該力率改善装置の入力電圧を検出する入力電圧検出部と、出力電圧を検出する出力電圧検出部と、スイッチング素子のオン/オフ動作に伴ってコイルに発生するコイル電流を検出するコイル電流検出部とを力率改善装置に設け、制御部が、入力電圧検出部により検出された入力電圧の電圧値と、出力電圧検出部により検出された出力電圧の電圧値と、コイル電流検出部により検出されたコイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードでスイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとのスイッチング素子のオフ時間を予測し、予測結果に基づいてスイッチング素子をオン/オフ制御するようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、力率改善装置及びその制御方法に関し、例えばAC/DCコンバータ等のスイッチング電源装置に適用して好適なものである。
従来、電源装置として、商用交流の絶対値を出力する全波整流回路後段に、チョークコイル、スイッチング素子及びコンデンサなどから構成される力率改善回路(以下、これをPFC(Power Factor Collection)回路と呼ぶ)が配置されたものが広く用いられている(特許文献1参照)。
この種のPFC回路は、スイッチング素子を高周波でオン/オフ動作させることによりチョークコイルに三角波状のコイル電流を発生させ、このコイル電流をコンデンサによって整流平滑化し、入力電流を入力電圧と同位相の正弦波状に補正して出力する。
特開2007−288892号公報
ところで、上述のようなPFC回路の動作モードとして、スイッチング素子のオン/オフ動作の繰り返し周期(以下、これをスイッチング周期と呼ぶ)ごとにコイル電流が「0」アンペアとなるようにスイッチング素子のオン/オフを制御する臨界モードがある。
PFC回路を臨界モードで動作させる場合、かかるコイル電流が「0」アンペアとなるタイミングを検出するためのゼロ電流検出回路が必要となるため、その分回路規模が大きくなり、高コストになる問題があった。
また、ゼロ電流検出回路の精度は製品ごとに異なり、正確にコイル電流が「0」アンペアになるタイミングを検出し難い。スイッチング周期ごとにコイル電流が正確に「0」アンペアとなるように制御できないとPFC回路の動作が不安定となり、その結果、電源装置の出力が安定しなくなるといった問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、構成を簡易化及び小型化させながら、電源装置の出力として安定した出力を得られる力率改善装置及びその制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため、本発明においてはコイル及びスイッチング素子と、前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを有する力率改善装置において、該力率改善装置の入力電圧を検出する入力電圧検出部と、出力電圧を検出する出力電圧検出部と、前記スイッチング素子のオン/オフ動作に伴って前記コイルに発生するコイル電流を検出するコイル電流検出部とを設け、前記制御部が、前記入力電圧検出部により検出された前記入力電圧の電圧値と、前記出力電圧検出部により検出された前記出力電圧の電圧値と、前記コイル電流検出部により検出された前記コイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードで前記スイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとの前記スイッチング素子のオフ時間を予測し、予測結果に基づいて前記スイッチング素子をオン/オフ制御するようにした。
また、本発明においては、コイル及びスイッチング素子と、前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを有する力率改善装置の制御方法において、前記力率改善装置は、該力率改善装置の入力電圧を検出する入力電圧検出部と、出力電圧を検出する出力電圧検出部と、前記スイッチング素子のオン/オフ動作に伴って前記コイルに発生するコイル電流を検出するコイル電流検出部とを有し、前記制御部が、前記入力電圧検出部により検出された前記入力電圧の電圧値と、前記出力電圧検出部により検出された前記出力電圧の電圧値と、前記コイル電流検出部により検出された前記コイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードで前記スイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとの前記スイッチング素子のオフ時間を予測する第1のステップと、前記制御部が、前記予測結果に基づいて前記スイッチング素子をオン/オフ制御する第2のステップとを設けるようにした。
本発明によれば、スイッチング時におけるコイル電流のゼロポイントを検出するためのゼロ電流検出回路を必要とせず、臨界モードでの力率改善制御を行うことができるため、力率改善装置の規模を縮小化することができ、ひいては本力率改善装置を使用する電源装置全体としての構成を簡易化及び小型化することができる。
また本発明によれば、力率改善装置を安定して動作させることができるため、力率改善装置の出力電圧の振動を抑えることができ、安定した出力を得ることができる。
かくするにつき本発明によれば、構成を簡易化及び小型化させながら、電源装置の出力として安定した出力を得られる力率改善装置及びその制御方法を実現できる。
本実施の形態による電源装置の概略構成を示すブロックである。 本実施の形態による電源装置における電圧波形及び電流波形を示す波形図である。 第1の実施の形態によるPFC回路の構成を示す回路図である。 第1の実施の形態によるPFC制御の原理説明に供する波形図である。 第1の実施の形態による制御部の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるPMW生成部の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるPFC回路の動作説明に供する波形図である。 第2の実施の形態によるPFC回路の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態によるPFC回路の動作説明に供する波形図である。 第2の実施の形態によるPFC制御の原理説明に供する波形図である。 第2の実施の形態によるPFC制御の原理説明に供する波形図である。 第2の実施の形態による制御部の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態によるPMW生成部の構成を示すブロック図である。 他の実施の形態の説明に供する回路図である。
1……電源装置、4……全波整流部、5,40……PFC部、6……DC/DC変換部、10,41……PFC回路、11,42……制御部、12,12M,12S……電流検出器、13,14……分圧抵抗器、20……アナログ/ディジタル変換部、21……オフ時間予測部、22……オン時間制御部、23,53……加算回路、24,54……PWM生成部、33……キャリア生成部、34,60M,60S……比較部、35,61M,61S……出力部、51……スレーブ側オン時間補正部、52……スレーブ側オン時間演算部、C……出力平滑用コンデンサ、CA……キャリア波、D,D10M,D10S……還流用出力ダイオード、I……入力電流、I……出力電流、I,ILM,ILS……コイル電流、L,L10M,L10S……チョークコイル、R〜R……抵抗、S,S10M,S10S……コイル電流検出信号、S,S11M,S11S……PWM信号、Ton_com,on_com,M,on_com,S……オン時間指令値、Toff_com,Toff_com,M……オフ時間指令値、V……入力電圧、V……出力電圧、V10,V11……分圧電圧、VV10,VV11…………分圧電圧値、VS,VS10M,VS10S……コイル電流検出値、Vmp……ピーク値。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)本実施の形態による電源装置の構成
図1において、1は全体として本実施の形態による電源装置を示す。この電源装置1は、EMI(ElectroMagnetic Interference)フィルタ部3、全波整流部4、PFC部5及びDC/DC変換部6を備えて構成される。
EMIフィルタ部3は、商用交流電源2から与えられる図2(A)に示すような交流電源電圧V及び交流電源電流Iからノイズを除去する。また全波整流部4は、例えばダイオードブリッジから構成され、EMIフィルタ部3から与えられるノイズを除去した後の交流電源電圧V及び交流電源電流Iを全波整流し、かくして得られた図2(B)に示すような入力電圧V及び入力電流IをPFC部5に出力する。
PFC部5は、図2(C)に示すように、全波整流部4から与えられる入力電流Iの平均値ILAVEが正弦波となるように入力電流Iを入力周期の全区間に亘って制御し、入力電圧V及び入力電流I間の位相ずれを補正する。またPFC部5は、位相ずれを補正した入力電圧V及び入力電流Iを平滑化し、かくして得られた図2(D)に示すような出力電圧V及び出力電流IをDC/DC変換部6に出力する。
DC/DC変換部6は、PFC部5から与えられる出力電圧Vを所望の直流電圧となるよう変換し、かくして得られた所定レベルの直流電圧を電力供給先(負荷)へ出力する。
(1−2)PFC部の構成
ここでPFC部5は、図3に示すように、PFC回路10及び制御部11から構成される。
PFC回路10は、全波整流部4の正側出力端子と、DC/DC変換部6の正側入力端子との間に直列接続されたチョークコイルL及び還流用出力ダイオードDを備えており、チョークコイルL及び還流用出力ダイオードDの接続中点と、全波整流部4の負側出力端子及びDC/DC変換部6の負側入力端子間を接続するグランドライン15との間にスイッチング素子Qが接続されている。
スイッチング素子Qは、例えばMOS型FET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)から構成されており、ドレインがチョークコイルL及び還流用出力ダイオードDの接続中点に接続され、ソースがグランドライン15に接続されている。またスイッチング素子Qのゲートは制御部11に接続されている。
また還流用出力ダイオードD及びDC/DC変換部6の正側入力端子の接続中点と、グランドライン15との間には、出力平滑用コンデンサCが接続されている。
さらに全波整流部4の正側出力端子及びチョークコイルL間には、スイッチング素子Qのオン/オフ動作によりチョークコイルLに発生するコイル電流Iを検出するための電流検出器12が設けられている。そして電流検出器12は、検出したコイル電流Iをコイル電流検出信号Sとして制御部11に送出する。電流検出器として、例えば、シャント抵抗やホール素子等を用いることができる。
さらに全波整流部4の正側出力端子及び負側出力端子間には、第1及び第2の分圧抵抗R,Rからなる第1の分圧抵抗器13が接続されている。そして第1の分圧抵抗器13は、全波整流部4から出力される脈流電圧Vを第1及び第2の分圧抵抗R,Rの各抵抗値に応じた割合で分圧し、かくして得られた第1の分圧電圧V10を制御部11に出力する。
これに対し、還流用出力ダイオードD及び出力平滑用コンデンサCの接続中点と、グランドライン15との間には、第3及び第4の分圧抵抗R,Rからなる第2の分圧抵抗器14が接続されている。そして第2の分圧抵抗器14は、上述のようにPFC部5からDC/DC変換部6に出力される出力電圧Vを第3及び第4の分圧抵抗R,Rの各抵抗値に応じた割合で分圧し、かくして得られた第2の分圧電圧V11を制御部11に出力する。
制御部11は、電流検出器12から与えられるコイル電流検出信号Sと、第1の分圧抵抗器13から与えられる第1の分圧電圧V10と、第2の分圧抵抗器14から与えられる第2の分圧電圧V11とに基づいて、スイッチング素子Qの駆動信号として図7(B)に示すようなPWM(Pulse Width Modulation)信号Sを生成し、生成したPWM信号Sをスイッチング素子Qのゲートに印加する。
以上の構成において、PFC部5では、全波整流部4から与えられた入力電圧VがPFC回路10のチョークコイルLに印加され、このときPFC回路10では、スイッチング素子Qが制御部11から与えられるPWM信号Sに基づいてオン/オフ動作しており、このスイッチング素子Qのオン/オフ動作に伴って図2(C)に示すような臨界モードのコイル電流IがチョークコイルLに発生する。
そして、このコイル電流I及びチョークコイル端子電圧(Q1のドレイン−ソース間電圧)は、この後、還流用出力ダイオードD及び出力平滑用コンデンサCにおいて平滑処理された後、DC/DC変換部6に出力される。
(1−3)制御部の構成
次にPFC部5の制御部11の構成について説明する。これに際して、先ずは制御部11により実行されるPFC制御の原理について説明する。
(1−3−1)本実施の形態によるPFC制御の原理
図4において、図4(A)は、チョークコイルLに発生するコイル電流Iを示し、図4(B)は、ディジタル制御のために制御部11において実行されるサンプリング処理におけるサンプリングタイミングを示す。具体的に、図4(B)は、コイル電流Iを、サンプリング周期ごとに、スイッチング素子Qのオン時間の半分が経過したタイミングでサンプリングする場合を例示している。
ここで、PFC制御が安定している場合(定常時)、スイッチング素子Qの(n+1)番目のオン時間Ton[n+1]は、1サンプリング前のオン時間Ton[n]とほぼ同等と仮定でき、次式が成り立つ。
また、PFC制御のためのスイッチング周波数は商用交流の周波数に比べ非常に高いことから、スイッチング素子Qのn番目のスイッチング周期T[n]と、(n+1)番目のスイッチング周期T[n+1]との間では、次式が成り立つ。
従って、これら(1)式及び(2)式より、スイッチング素子Qのn番目のオフ時間Toff[n]と、(n+1)番目のオフ時間Toff[n+1]との間には、次式が成り立つことが分かる。
またPFC部5が臨界モードで安定動作している状態では、図4からも明らかなように、次式が成り立つ。
なお、この(4)式において、mは、n番目のオン時間Ton[n]におけるコイル電流Iの増加割合(図4の波形のオン時間Ton[n]における傾き)を表し、mは、n番目のオフ動作の動作時間(以下、これをオフ時間と呼ぶ)Toff[n]におけるコイル電流Iの減少割合(図4の波形のオフ時間Toff[n]における傾きから「−」を除いた部分)を表す。またI[n]は、n番目のサンプリングタイミングにおけるコイル電流Iの現実の値を表す。
そして、この(4)式をToff[n]について解くと、次式が得られる。
さらに(3)式について上述したように、n番目のオフ時間Toff[n]と、(n+1)番目のオフ時間Toff[n+1]とは、ほぼ同じであると考えられる。よって、(n+1)番目のオフ時間Toff[n+1]は、(5)式を利用して次式のように表すことができる。
従って、(n+1)番目のスイッチング周期T[n+1]は、この(6)式にn番目のオン時間Ton[n]を加えたものであることから、次式のように表すことができる。
一方、上述したn番目のオン時間Ton[n]におけるコイル電流Iの増加割合mは、次式のように表すことができる。
またn番目のオフ時間Toff[n]におけるコイル電流Iの減少割合mは、次式のように表すことができる。
ただし(8)式及び(9)式において、「^」を付したVinは全波整流部4からPFC部5に与えられる入力電圧Vの現実のピーク値、Vin[n]はn番目のサンプリングタイミングにおける入力電圧Vの現実の値、LはチョークコイルLのインダクタンス値、Vout[n]はPFC部5からDC/DC変換部6に出力される出力電圧Vのn番目のサンプリングタイミングにおける現実の値をそれぞれ示す。
以上の(6)式、(8)式及び(9)式より、(n+1)番目のオフ動作時におけるオフ時間Toff[n+1]は、次式のように予測することが可能である。
このときの(n+1)番目のスイッチング周期T[n+1]は、(7)式〜(9)式より次式のように表すことができる。
従って、スイッチング周期が(11)式を満たすようスイッチング素子Qのオフ時間を制御する(つまりスイッチング素子Qのオフ時間を(10)式を満たすように制御する)ことによって、ゼロ電圧検出回路を用いることなく、臨界モードでPFC制御することができる。
(1―3−2)制御部の具体的構成
図5は、以上の点を考慮して構築された制御部11の具体的な構成を示す。この図5からも明らかなように、制御部11は、アナログ/ディジタル変換部20、オフ時間予測部21、オン時間制御部22、加算回路23及びPWM生成部24から構成される。
アナログ/ディジタル変換部20は、後述のようにPWM生成部24のキャリア生成部33(図6)からの通知に基づいて、第1の分圧抵抗器13(図3)から与えられる第1の分圧電圧V10と、電流検出器12(図3)から与えられるコイル電流検出信号Sとを、それぞれオン時間の半分が経過したタイミングでサンプリング(アナログ/ディジタル変換)する。
そしてアナログ/ディジタル変換部20は、かかるサンプリングにより得られた第1の分圧電圧V10のサンプリング値でなる第1の分圧電圧値VV10と、コイル電流検出信号Sのサンプリング値でなるコイル電流検出値VSとを、それぞれオフ時間予測部21に送出する。
またアナログ/ディジタル変換部20は、第2の分圧抵抗器14(図3)から与えられる第2の分圧電圧V11を第1の分圧電圧V10及びコイル電流検出信号Sと同じタイミングでサンプリングし、かくして得られた第2の分圧電圧V11のサンプリング値でなる第2の分圧電圧値VV11をオフ時間予測部21及びオン時間制御部22に送出する。
オン時間制御部22は、基準値出力回路30、減算回路31及びPI制御部32から構成されており、アナログ/ディジタル変換部20から与えられる第2の分圧電圧値VV11を減算回路31の負側入力端に入力する。
この時、かかる減算回路31の正側入力端には、PFC部5から既定電圧が出力されているときに第2の分圧電圧値VV11がとるべき基準電圧値VRが基準値出力回路30から与えられている。かくして減算回路31は、かかる基準電圧値VRから第2の分圧電圧値VV11を減算し、得られた値を誤差値VEとしてPI制御部32に送出する。
PI制御部32は、減算回路31から与えられる誤差値VEに基づいて、PI制御により次のサンプリング周期におけるオン時間の目標値を算出し、これをオン時間指令値Ton_comとしてオフ時間予測部21、加算回路23の一方の信号入力端、及びPWM生成部24にそれぞれ送出する。
オフ時間予測部21は、アナログ/ディジタル変換部20から与えられる第1の分圧電圧値VV10、コイル電流検出値VS及び第2の分圧電圧値VV11と、オン時間制御部22から与えられるオン時間指令値Ton_comとに基づいて、次回サンプリング周期における臨界モード制御のためのオフ時間を上述の(10)式を用いて予測する。
具体的にオフ時間予測部21は、第1の分圧電圧値VV10に基づいて、全波整流部4(図1)からPFC部5に与えられる入力電圧Vの電圧値((10)式のVin[n]に相当)を算出すると共に、コイル電流検出値VSに基づいて、コイル電流Iの電流値((10)式のI[n]に相当)を算出する。またオフ時間予測部21は、第2の分圧電圧値VV11に基づいて、PFC部5からDC/DC変換部6(図1)に出力される出力電圧Vの電圧値((10)式のVout[n]に相当)を算出する。
そしてオフ時間予測部21は、このようにして得られた入力電圧Vの電圧値と、コイル電流値Iと、出力電圧Vの電圧値と、オン時間制御部22から与えられるオン時間指令値Ton_com((10)式のTon[n]に相当)とに基づいて、(10)式により次のサンプリング周期におけるオフ時間((10)式のToff[n+1]に相当)を算出する。なお、チョークコイルLのインダクタンスLは予めオフ時間予測部21に与えられており、オフ時間予測部21はこのインダクタンスLを図示しない内部メモリに格納して保持している。
またオフ時間予測部21は、このようにして得られた次回サンプリング周期におけるオフ時間の予測値を、オフ時間指令値Toff_comとして加算回路23の他方の信号入力端に出力する。
加算回路23は、オン時間制御部22から与えられるオン時間指令値Ton_comと、オフ時間予測部21から与えられるオフ時間指令値Toff_comとを加算することにより、上述の(11)式で与えられる次回サンプリング周期を算出し、算出結果をサンプリング周期指令値VとしてPWM生成部24に送出する。
PWM生成部24は、図6に示すように、キャリア生成部33、比較部34及び出力部35から構成される。そして、キャリア生成部33は図7(C)に示すように、加算回路23から与えられるサンプリング周期指令値Vに応じたピーク値Vmpを有する三角波形状のキャリア波CAを発生し、当該キャリア波CAのレベル値を内部クロックの周期で比較部34に順次送出する。
なお、本実施の形態の場合、キャリア生成部33はカウンタから構成される。そして、キャリア生成部33はゼロからカウントを開始し、内部クロックの周期でカウントアップしながらそのカウント値を順次比較部34に送出する。また、キャリア生成部33はカウント値がかかるピーク値Vmpに達すると、この後はカウントダウンしながらそのときのカウント値を順次比較部34に送出する。そしてキャリア生成部33は、このようなカウント処理を連続的に繰り返すことにより、加算回路23から与えられるサンプリング周期指令値Vに応じたピーク値Vmpを有するキャリア波CAを順次連続的に発生させる。
またキャリア生成部33は、キャリア波CAのレベル値(カウント値)がゼロとなるタイミング(図7(D)の矢印のタイミング)をアナログ/ディジタル変換部20に通知する。かくしてアナログ/ディジタル変換部20は、この通知を受けたタイミングで第1の分圧電圧V10、コイル電流検出信号S及び第2の分圧電圧V11をサンプリングする。
比較部34は、キャリア生成部33から内部クロック周期で与えられるキャリア波CAのレベル値と、オン時間制御部22(図5)から与えられるオン時間指令値Ton_comとの大小を比較し、比較結果を出力部35に送出する。
そして出力部35は、かかる比較部34の比較結果に基づいて、オン時間指令値Ton_comがキャリア波CAのレベル値よりも高い期間はハイレベルに立ち上がり、オン時間指令値Ton_comがキャリア波CAのレベル値よりも低い期間はローレベルに立ち下がる図7(B)に示すようなPWM信号S2を生成し、生成したPWM信号Sをスイッチング素子Qのゲートに送出する。
かくしてスイッチング素子Qは、このPWM信号Sに基づいてオン/オフ動作し、これにより図7(A)に示すような三角波状のコイル電流IをチョークコイルLに発生させる。
(1−3−3)制御部の内部クロックとキャリア波のピーク値Vmpとの関係
次に、制御部の内部クロックと、キャリア波のピーク値Vmpとの関係について説明する。
n番目のサンプリング周期T[n]におけるキャリア波のピーク値Vmpは、図7(C)に示すキャリア波の各三角形状の部位がいずれも二等辺三角形であること、及び、キャリア生成部33(図6)が内部クロックCLKの周期でカウントアップやカウントダウンを行うカウンタであることを考慮すれば、次式のように表すことができる。

なお、(12)式において、CLKは制御部の内部クロック(例えば150MHz)を表す。
またオン時間制御部22から出力される、n番目のサンプリング周期におけるオン時間指令値Ton_com[n]と、当該n番目のサンプリング周期におけるオン時間Ton[n]との関係は、図7(C)を参照すると、次式のように表すことができる。
従って、本実施の形態の場合、(n+1)番目のサンプリング周期T[n+1]におけるキャリア波のピーク値Vmp[n+1]は、(11)〜(13)式を用いて次式のように表すことができる。
(1−4)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態による電源装置1では、1つ前のサンプリング周期におけるPFC部5への脈流電圧(入力電圧V)と、当該PFC部5からの平滑化電圧(出力電圧V)と、コイル電流Iと、スイッチング素子Qのオン時間とに基づいて、臨界モードでのPFC制御を行う場合における次回サンプリング周期におけるスイッチング素子Qのオフ時間を予測し、この予測結果に基づいてスイッチング素子Qのオン/オフ制御を行うため、コイル電流Iのゼロポイントを検出するためのゼロ電流検出回路を必要とせずに、臨界モードでのPFC制御を行うことができる。かくするにつき、PFC部5の回路規模を縮小化することができ、ひいては電源装置1全体としての構成を簡易化及び小型化することができる。
また本実施の形態による電源装置1では、上述のような手法により精度良く臨界モード制御を行うことができるため、PFC部5を安定して動作させることができる。かくするにつき、PFC部5の出力電圧振動或いは出力リプルを抑えることができ、電源装置1の出力として安定した出力を得ることができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)本実施の形態によるPFC回路の構成
図1との対応部分に同一符号を付して示す図8は、第1の実施の形態によるPFC部5に代えて図1の電源装置1に適用される第2の実施の形態によるPFC部40を示す。このPFC部40は、PFC制御方式として二相インタリーブ方式が採用されている点が第1の実施の形態によるPFC部5と相違する。
すなわち本実施の形態によるPFC部40は、PFC回路41及び制御部42から構成されている。
そしてPFC回路41は、全波整流部4の正側出力端子とDC/DC変換部6の正側入力端子との間に直列接続されたマスタ側チョークコイルL10M及びマスタ側還流用出力ダイオードD10Mを備えている。またマスタ側チョークコイルL10M及びマスタ側還流用出力ダイオードD10Mの接続中点と、グランドライン15との間にはマスタ側スイッチング素子Q10Mが接続されている。
マスタ側スイッチング素子Q10Mは、第1の実施の形態のスイッチング素子Qと同様に、例えばMOS型FETから構成されており、ドレインがマスタ側チョークコイルL10M及びマスタ側整流用出力ダイオードD10Mの接続中点に接続され、ソースがグランドライン15に接続されている。またマスタ側スイッチング素子Q10Mのゲートは制御部42に接続されている。
さらに全波整流部4の正側出力端子及びマスタ側チョークコイルL10M間には、マスタ側スイッチング素子Q10Mのオン/オフ動作によりマスタ側チョークコイルL10Mに発生するコイル電流ILMを検出するためのマスタ側電流検出器12Mが設けられている。そしてマスタ側電流検出器12Mは、検出したコイル電流ILMをマスタ側コイル電流検出信号S10Mとして制御部42に送出する。
一方、PFC回路41は、マスタ側チョークコイルL10M及びマスタ側還流用出力ダイオードD10Mと並列に、直列接続されたスレーブ側チョークコイルL10S及びスレーブ側還流用出力ダイオードD10Sが設けられており、スレーブ側チョークコイルL10S及びスレーブ側整流用出力ダイオードD10Sの接続中点と、グランドライン15との間に、スレーブ側スイッチング素子Q10Sが接続されている。
スレーブ側スイッチング素子Q10Sは、マスタ側スイッチング素子Q10Mと同様に、例えばMOS型FETから構成され、ドレインがスレーブ側チョークコイルL10S及びスレーブ側還流用出力ダイオードD10Sの接続中点に接続され、ソースがグランドライン15に接続されている。またスレーブ側スイッチング素子Q10Sのゲートは制御部42に接続されている。
さらに全波整流部4の正側出力端子及びスレーブ側チョークコイルL10S間には、スレーブ側スイッチング素子Q10Sのオン/オフ動作によりスレーブ側チョークコイルL10Sに発生するコイル電流ILSを検出するためのスレーブ側電流検出器12Sが設けられている。そしてスレーブ側電流検出器12Sは、検出したコイル電流ILSをスレーブ側コイル電流検出信号S10Sとして制御部42に送出する。
制御部42は、マスタ側電流検出器12M及びスレーブ側電流検出器12Sからそれぞれ与えられるマスタ側コイル電流検出信号S10M及びスレーブ側コイル電流検出信号S10Sと、第1の分圧抵抗器13から与えられる第1の分圧電圧V10と、第2の分圧抵抗器14から与えられる第2の分圧電圧V11とに基づき、図9(C)に示すようなマスタ側PWM信号S11Mと、当該マスタ側PWM信号S11Mに対して位相が180度シフトした図9(D)に示すようなスレーブ側PWM信号S11Sとを生成し、マスタ側PWM信号S11Mをマスタ側スイッチング素子Q10Mのゲートに印加し、スレーブ側PWM信号S11Mをスレーブ側スイッチング素子Q10Sのゲートに印加する。
以上の構成において、PFC部40では、全波整流部4から与えられた入力電圧VがPFC回路41のマスタ側チョークコイルL10M及びスレーブ側チョークコイルL10Sにそれぞれ印加される。
このときマスタ側スイッチング素子Q10Mは、制御部42から与えられるマスタ側PWM信号S11Mに基づいてオン/オフ動作しており、このマスタ側スイッチング素子Q10Mのオン/オフ動作に伴い図9(A)に示すような臨界モードのマスタ側コイル電流ILMがマスタ側チョークコイルL10Mに発生する。同様に、このときスレーブ側スイッチング素子Q10Sは、制御部42から与えられるスレーブ側PWM信号S11Sに基づいてオン/オフ動作しており、このスレーブ側スイッチング素子Q10Sのオン/オフ動作に伴って図9(B)に示すような臨界モードのスレーブ側コイル電流ILSがスレーブ側チョークコイルL10Sに発生する。
そして、これらマスタ側コイル電流ILM及びスレーブ側コイル電流ILSは、この後、対応するマスタ側還流用出力ダイオードD10M又はスレーブ側還流用出力ダイオードD10Sにおいて整流された後に合成され、かくして得られた整流コイル信号が出力平滑用コンデンサCにおいて平滑化されてDC/DC変換部6に出力される。
(2−2)制御部の構成
(2−2−1)本実施の形態によるPFC制御の原理
ところで、上述のようなインタリーブ方式によるPFC制御においては、マスタ側とスレーブ側の電流配分を等しくする必要がある。即ち、図10(A)に示すように、マスタ側チョークコイルL10Mに発生するマスタ側コイル電流ILMと、スレーブ側チョークコイルL10Sに発生するスレーブ側コイル電流ILSとの間の位相差が正確に180度である必要がある。なお、図10(B)の矢印は、ディジタル制御のために制御部42において実行されるサンプリングのタイミングを示している。
しかしながら、マスタ側の各部品(チョークコイル、スイッチング素子など)と、スレーブ側の対応する部品との間における特性の違いにより、マスタ側コイル電流ILM及びスレーブ側コイル電流ILS間の位相差が正確に180度とならない場合がある。このような場合、マスタ側とスレーブ側の電流比が崩れ何れか一方に部品ストレスが加わるほか、最悪の場合、制御が不安定となってしまう。
ここで、図11(A)は、マスタ側チョークコイルL10Mに発生したマスタ側コイル電流ILMと、スレーブ側チョークコイルL10Sに発生したスレーブ側コイル電流ILSとの間の位相差が180度から外れた場合の一例を示す。また図11(B)は、ディジタル制御のために制御部42において実行されるサンプリングのタイミングを示している。
この図11(A)において、マスタ側コイル電流ILMが増加する期間における当該マスタ側コイル電流ILMの増加割合(図11の対応する直線部分の傾き)をm1_ILM(図10を参照)、スレーブ側コイル電流ILSが増加する期間における当該スレーブ側コイル電流ILSの増加割合(図11の対応する直線部分の傾き)をm1_ILS(図10を参照)として次式を仮定する。
また図11(A)において、マスタ側コイル電流ILMが減少する期間における当該マスタ側コイル電流ILMの減少割合(図11の対応する直線部分の傾き)を−m2_ILM(図10を参照)、スレーブ側コイル電流ILSが減少する期間における当該スレーブ側コイル電流ILSの減少割合(図11の対応する直線部分の傾き)を−m2_ILS(図10を参照)として次式を仮定する。
さらに図11(A)を参照すると、次式が成り立つ。
なお、この(17)式において、ΔTon[n]は、図11(A)の場合における、スレーブ側コイル電流ILSのオン時間Ton[n]の正しいタイミングからの時間的なずれ量を示す。またΔI[n]は、図11(A)の場合においてn番目のサンプリングタイミング(図11(B)の矢印)におけるマスタ側コイル電流ILM及びスレーブ側コイル電流ILS間のレベル差を示す。
ここで、かかる(17)式を時間的なずれ量ΔTon[n]について解くと、次式のようになる。
この(18)式は、上述の(8)式及び(9)式より次式のように変形できる。
この(19)式において、ILM[n]は、n番目のサンプリングタイミング(図11(B)の矢印)におけるマスタ側コイル電流ILMの値、ILS[n]は、n番目のサンプリングタイミングにおけるスレーブ側コイル電流ILSの値を示す。
従って、この(19)式で表される時間的なずれ量ΔTon[n]をスレーブ側のオン時間指令値に加算することによって、マスタ側コイル電流ILMと、スレーブ側コイル電流ILSとの間の位相差が正確に180度となるように補正されたスレーブ側のオン時間指令値(以下、これをスレーブ側オン時間指令値と呼ぶ)Ton_com,Sを得ることができる。なお、このスレーブ側オン時間指令値Ton_com,Sは、サンプリング周期指定値をV、マスタ側のオン時間指令値(以下、これをマスタ側オン時間指令値と呼ぶ)をTon_com,Mとして、次式のように表すことができる。
(2−2−2)制御部の構成
図5との対応部分に同一符号を付した図12は、以上の点を考慮して構成された第2の実施の形態による制御部42の構成を示す。本制御部42は、第1の実施の形態による制御部11(図5)と同様に、アナログ/ディジタル変換部20、オフ時間予測部21、オン時間制御部22、加算回路23及びPWM生成部54を備える。また本実施の形態による制御部42は、かかる構成に加えてさらにスレーブ側オン時間補正部51、スレーブ側オン時間演算部52及び加算回路53を備えている。
アナログ/ディジタル変換部20は、後述のようにPWM生成部54のキャリア生成部33(図13)から与えられる通知に基づいて、第1の分圧抵抗器13(図8)から与えられる第1の分圧電圧V10と、マスタ側電流検出器12M(図8)から与えられるマスタ側コイル電流検出信号S10Mとをそれぞれアナログ/ディジタル変換する。
そしてアナログ/ディジタル変換部20は、かかるサンプリングにより得られた第1の分圧電圧V10のサンプリング値でなる第1の分圧電圧値VV10をオフ時間予測部21に送出すると共に、マスタ側コイル電流検出信号S10Mのサンプリング値でなるマスタ側コイル電流検出値VS10Mをオフ時間予測部21及びスレーブ側オン時間補正部51に送出する。
またアナログ/ディジタル変換部20は、第2の分圧抵抗器14(図8)から与えられる第2の分圧電圧V11を第1の分圧電圧V10及びマスタ側コイル電流検出信号S10Mと同じタイミングでサンプリングし、かくして得られた第2の分圧電圧V11のサンプリング値でなる第2の分圧電圧値VV11をオフ時間予測部21及びオン時間制御部22に送出する。
さらにアナログ/ディジタル変換部20は、スレーブ側電流検出器12S(図8)から与えられるスレーブ側コイル電流検出信号S10Sをアナログ/ディジタル変換し、かくして得られたスレーブ側コイル電流検出値VS10Sをスレーブ側オン時間補正部51に送出する。
オン時間制御部22は、第1の実施の形態と同様にして、次のサンプリング周期におけるマスタ側のオン時間の目標値を算出し、これをマスタ側オン時間指令値Ton_com,Mとしてオフ時間予測部50、加算回路23の一方の信号入力端、PWM生成部54及びスレーブ側オン時間演算部52にそれぞれ出力する。
オフ時間予測部21は、アナログ/ディジタル変換部20から与えられる第1の分圧電圧値VV10、マスタ側コイル電流検出値VS10M及び第2の分圧電圧値VV11と、オン時間制御部22から与えられるマスタ側オン時間指令値Ton_com,Mとに基づいて、次のサンプリング周期における臨界モード制御のためのマスタ側のオフ時間を上述の(10)式を用いて予測する。そしてオフ時間予測部50は、このようにして得られた次のサンプリング周期におけるマスタ側のオフ時間の予測値を、マスタ側オフ時間指令値Toff_com,Mとして加算回路23の他方の信号入力端に出力する。
加算回路23は、オン時間制御部22から与えられるマスタ側オン時間指令値Ton_com,Mと、オフ時間予測部から与えられるマスタ側オフ時間指令値Toff_com,Mとを加算することにより(11)式で与えられるサンプリング周期を算出し、算出結果をサンプリング周期指令値VとしてPWM生成部54及びスレーブ側オン時間演算部52にそれぞれ送出する。
スレーブ側オン時間補正部51は、アナログ/ディジタル変換部20から与えられるマスタ側コイル電流検出値VS10M及びスレーブ側コイル電流検出値VS10Sに基づいて、(19)式について上述したスレーブ側オン時間補正値ΔTon[n]を算出し、得られたスレーブ側オン時間補正値ΔTon[n]を加算回路53の一方の信号入力端に送出する。
またこのときスレーブ側オン時間演算部52は、オン時間制御部22から与えられるマスタ側オン時間指令値Ton_com,Mと、加算回路23から与えられるサンプリング周期指令値Vとに基づいてスレーブ側のオン時間指令値を算出し、このオン時間指令値を加算回路53の他方の信号入力端に送出する。
加算回路53は、スレーブ側オン時間演算部52から与えられるオン時間指令値に対してスレーブ側オン時間補正部51から与えられるスレーブ側オン時間補正値ΔTonを加算することにより、位相補償した上述の(20)式で与えられるスレーブ側オン時間指令値Ton_com,Sを生成し、これをPWM生成部54に送出する。
PWM生成部54は、図13に示すように、キャリア生成部33、マスタ側比較部60M、スレーブ側比較部60S、マスタ側出力部61M及びスレーブ側出力部61Sから構成される。
そしてキャリア生成部33は、図9(E)に示すように、第1の実施の形態と同様にして、加算回路23から与えられるサンプリング周期指令値Vに応じたピーク値Vmpを有する三角波形状のキャリア波CAを発生し、当該キャリア波CAのレベル値を内部クロックの周期でマスタ側比較部60M及びスレーブ側比較部60Sに順次送出する。
またキャリア生成部33は、キャリア波CAのレベル値(カウント値)がゼロとなるタイミング(図9(F)の矢印のタイミング)をアナログ/ディジタル変換部20に通知する。かくしてアナログ/ディジタル変換部20は、この通知を受けたタイミングで第1の分圧電圧V10、第2の分圧電圧V11、マスタ側コイル電流検出信号S10M及びスレーブ側コイル電流検出信号S10Sをサンプリングする。
マスタ側比較部60Mは、キャリア生成部33から与えられるキャリア波のレベル値と、オン時間制御部から与えられるマスタ側オン時間指令値Ton_com,Mとの大小を比較し、比較結果をマスタ側出力部61Mに送出する。
そしてマスタ側出力部61Mは、かかるマスタ側比較部60Mの比較結果に基づいて、マスタ側オン時間指令値Ton_com,Mがキャリア波のレベル値よりも低い期間はハイレベルに立ち上がり、マスタ側オン時間指令値Ton_com,Mがキャリア波のレベル値よりも高い期間はローレベルに立ち下がる図9(C)に示すようなマスタ側PWM信号S11Mを生成し、生成したマスタ側PWM信号S11Mをマスタ側スイッチング素子Q11Mのゲートに送出する。
かくしてマスタ側スイッチング素子Q11Mは、このマスタ側PWM信号S11Mに基づいてオン/オフ動作し、このマスタ側スイッチング素子Q11Mのオン/オフ動作に伴って、上述のようにマスタ側チョークコイルL10Mに図9(A)に示すようなマスタ側コイル電流ILMが発生する。
またスレーブ側比較部60Sは、キャリア生成部33から与えられるキャリア波のレベル値と、スレーブ側オン時間演算部52(図12)から与えられるスレーブ側オン時間指令値Ton_com,Sとの大小を比較し、比較結果をスレーブ側出力部61Sに送出する。
そしてスレーブ側出力部61Sは、かかるスレーブ側比較部60Sの比較結果に基づいて、スレーブ側オン時間指令値Ton_com,Sがキャリア波のレベル値よりも高い期間はハイレベルに立ち上がり、スレーブ側オン時間指令値Ton_com,Sがキャリア波のレベル値よりも低い期間はローレベルに立ち下がる図9(D)に示すようなスレーブ側PWM信号S11Sを生成し、生成したスレーブ側PWM信号S11Sをスレーブ側スイッチング素子Q10Sのゲートに送出する。
かくしてスレーブ側スイッチング素子Q10Sは、このスレーブ側PWM信号S11Sに基づいてオン/オフ動作し、このスレーブ側スイッチング素子Q10Sのオン/オフ動作に伴って、上述のようにマスタ側コイル電流ILMから180度の位相差を有する図9(B)に示すようなスレーブ側コイル電流ILSがスレーブ側チョークコイルL10Sに発生する。
(2−3)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態によるPFC部40は、第1の実施の形態によるPFC部5と同様に、アナログ/ディジタル変換部20から与えられる第1の分圧電圧値VV10、マスタ側コイル電流検出値VS10M及び第2の分圧電圧値VV11と、オン時間制御部22から与えられるマスタ側オン時間指令値Ton_com,Mとに基づいて、次のサンプリング周期における臨界モード制御のためのマスタ側のオフ時間を予測することに加えて、スレーブ側オン時間補正部51及びスレーブ側オン時間演算部52等においてスレーブ側PWM信号S11Sの位相を補正するようにしているため、スレーブ側PWM信号S11Sの位相をマスタ側PWM信号S11Mに対して精度良く180度の位相差を有するように保つことができる。
かくするにつき、PFC部40の出力電圧振動或いは出力リプルを抑えることができ、電源装置1の出力として安定した出力を得ることができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の第1の実施の形態においては、電流検出器12によりチョークコイルL1に発生するコイル電流ILの電流値を検出し、検出したコイル電流ILの電流値に基づいて上述のような本実施の形態によるPFC制御を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図14に示すように、スイッチング素子Q1のソース及びグランドライン15間に抵抗R10を接続し、スイッチング素子Q1のソース及び抵抗R10の接続中点からスイッチング素子Q1に流れるインダクタ電流Ids(Q1のドレイン−ソース間電流)を取得して、このインダクタ電流Idsに基づき上述のような本実施の形態によるPFC制御を行うようにしても良い。
以上のことは、第2の実施の形態についても同様である。ただし、この場合は図9からも分かるように、キャリア波CAの谷の部分でサンプリングしており、マスタ側コイル電流ILMは、コイル電流の立上り部分(即ち、マスタ側PWM信号S11Mのオン期間のちょうど1/2のタイミング)での値を取得できる。一方、スレーブ側コイル電流ILSは、コイル電流の立下り部分でのサンプリングとなってしまう。このことは、インダクタ電流Idsがノコギリ波状の電流波形となることを考えれば立下り部分の電流を検出することができないことになる。よってこの場合、スレーブ側電流検出器12Sのみが半周期前(マスタ側電流検出は1周期前)のタイミングでサンプリング値を取得するようにすれば(即ち、キャリア波CAの山の部分)、マスタ側コイル電流ILMと同様に立上り部分での電流検出が可能となる。
また上述の第2の実施の形態においては、制御部42において、マスタ側を基準として、マスタ側PWM信号S11Mに対してスレーブ側PWM信号S11Sの位相が180度ずれるようにスレーブ側PWM信号S11Sの位相を補正するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばスレーブ側を基準として、スレーブ側PWM信号S11Sに対してスレーブ側PWM信号S11Mの位相が180度ずれるようにマスタ側PWM信号S11Mの位相を補正するようにしても良い。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、入力電圧を検出する入力電圧検出部を第1及び第2の分圧抵抗R,Rにより構成し、出力電圧を検出する出力電圧検出部を第3及び第4の分圧抵抗R,Rにより構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入力電圧検出部及び出力電圧検出部の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、(10)式により次のサンプリング周期におけるオフ時間を予測するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の演算手法により次回のサンプリング周期におけるオフ時間を予測するようにしても良い。

Claims (8)

  1. コイル及びスイッチング素子と、前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを有する力率改善装置において、
    該力率改善装置の入力電圧を検出する入力電圧検出部と、
    出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記スイッチング素子のオン/オフ動作に伴って前記コイルに発生するコイル電流を検出するコイル電流検出部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記入力電圧検出部により検出された前記入力電圧の電圧値と、前記出力電圧検出部により検出された前記出力電圧の電圧値と、前記コイル電流検出部により検出された前記コイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードで前記スイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとの前記スイッチング素子のオフ時間を予測し、予測結果に基づいて前記スイッチング素子をオン/オフ制御する
    ことを特徴とする力率改善装置。
  2. 前記制御部は、
    n番目のサンプリングタイミングにおける前記入力電圧の電圧値をVin[n]、前記出力電圧をVout[n]、前記コイル電流の電流値をI[n]、前記スイッチング素子のオン時間をTon[n]とし、前記コイルのインダクタンスをLとして、(n+1)番目の前記スイッチング素子のオフ時間Toff[n+1]を次式

    のように予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の力率改善装置。
  3. 前記コイル、前記スイッチング素子及び前記コイル電流検出部がマスタ側及びスレーブ側のそれぞれに設けられ、
    前記制御部は、
    前記入力電圧検出部により検出された前記入力電圧の電圧値と、前記出力電圧検出部により検出された前記出力電圧の電圧値と、一方のマスタ側又はスレーブ側の前記コイル電流検出部により検出された前記コイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードで前記スイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとの前記一方のマスタ側又はスレーブ側の前記スイッチング素子のオフ時間を予測し、予測結果に基づいてマスタ側及びスレーブ側の各前記スイッチング素子をそれぞれオン/オフ制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の力率改善装置。
  4. マスタ側及びスレーブ側の前記スイッチ素子は、
    前記制御部から印加されるパルス幅変調された駆動信号に基づいてオン/オフ動作し、
    前記制御部は、
    前回のサンプリング周期においてマスタ側及びスレーブ側の前記コイル電流検出部によりそれぞれ検出されたマスタ側及びスレーブ側の各前記コイル電流に基づいて、前記一方のマスタ側又はスレーブ側の前記スイッチング素子のオン/オフ動作に対して他方のスレーブ側又はマスタ側の前記スイッチング素子が180度の位相差をもってオン/オフ動作するように、他方のスレーブ側又はマスタ側の前記スイッチング素子に印加する前記駆動信号の位相を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の力率改善装置。
  5. コイル及びスイッチング素子と、前記スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを有する力率改善装置の制御方法において、
    前記力率改善装置は、
    該力率改善装置の入力電圧を検出する入力電圧検出部と、
    出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記スイッチング素子のオン/オフ動作に伴って前記コイルに発生するコイル電流を検出するコイル電流検出部と
    を有し、
    前記制御部が、前記入力電圧検出部により検出された前記入力電圧の電圧値と、前記出力電圧検出部により検出された前記出力電圧の電圧値と、前記コイル電流検出部により検出された前記コイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードで前記スイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとの前記スイッチング素子のオフ時間を予測する第1のステップと、
    前記制御部が、前記予測結果に基づいて前記スイッチング素子をオン/オフ制御する第2のステップと
    を備えることを特徴とする力率改善装置の制御方法。
  6. 前記第1のステップにおいて、制御部は、
    n番目のサンプリングタイミングにおける前記入力電圧の電圧値をVin[n]、前記出力電圧をVout[n]、前記コイル電流の電流値をI[n]、前記スイッチング素子のオン時間をTon[n]とし、前記コイルのインダクタンスをLとして、(n+1)番目の前記スイッチング素子のオフ時間Toff[n+1]を次式

    のように予測する
    ことを特徴とする請求項5に記載の力率改善装置の制御方法。
  7. 前記力率改善装置は、
    マスタ側及びスレーブ側の前記コイル、前記スイッチング素子及び前記コイル電流検出部をそれぞれ備え、
    前記第1のステップでは、
    前記制御部が、前記入力電圧検出部により検出された前記入力電圧の電圧値と、前記出力電圧検出部により検出された前記出力電圧の電圧値と、一方のマスタ側又はスレーブ側の前記コイル電流検出部により検出された前記コイル電流の電流値とに基づいて、臨界モードで前記スイッチング素子を制御するためのスイッチング周期ごとの前記一方のマスタ側又はスレーブ側の前記スイッチング素子のオフ時間を予測し、
    前記第2のステップでは、
    前記制御部が、予測結果に基づいてマスタ側及びスレーブ側の各前記スイッチング素子をそれぞれオン/オフ制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の力率改善装置の制御方法。
  8. 前記マスタ側及びスレーブ側の前記スイッチ素子は、
    前記制御部から印加されるパルス幅変調された駆動信号に基づいてオン/オフ動作し、
    前記第2のステップでは、
    前回のサンプリング周期においてマスタ側及びスレーブ側の前記コイル電流検出部によりそれぞれ検出されたマスタ側及びスレーブ側の各前記コイル電流に基づいて、前記一方のマスタ側又はスレーブ側の前記スイッチング素子のオン/オフ動作に対して他方のスレーブ側又はマスタ側の前記スイッチング素子が180度の位相差をもってオン/オフ動作するように、他方のスレーブ側又はマスタ側の前記スイッチング素子に印加する前記駆動信号の位相を補正する
    ことを特徴とする請求項5に記載の力率改善装置の制御方法。
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