JP2011087456A - モータ制御素子および電気機器 - Google Patents

モータ制御素子および電気機器 Download PDF

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Abstract

【課題】制御動作の高速化を保持しながら素子の使用者の欲する機能の追加/削除の自由度を向上したモータ制御素子および電気機器を提供する。
【解決手段】電流制御部4、dq/αβ座標変換器5、αβ/UVW座標変換器6、PWM形成部7、電流検出部8、A/D変換部9、UVW/αβ座標変換器10、αβ/dq座標変換器11、SIN/COS演算部13がハードウェアHにより構成されており、処理の高速化を保持できる。位置推定部12、速度制御部3がソフトウェアにより構成されているため、モータ御制御素子2の使用者は容易に改変することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータを駆動制御するためのモータ制御素子およびこのモータ制御素子を使用した電気機器に関する。
従来、モータを駆動制御するためには、マイクロプロセッサやDSP(Digital Signal Processor)が用いられている。マイクロプロセッサやDSPを用いてソフトウェアをコーディングした場合、ソフトウェアの設計者は、ベクトル制御に関する数々の機能ブロックをソフトウェア化する必要があるため熟練技術を必要とし、開発日数や仕様要求の達成度は、技術者の技量、ソフトウェアのプログラミング、コーディングの経験値によって左右されることになってしまう。
このような問題を解決するため、モータの制御シーケンスを全てハードウェア化した技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1記載の技術によれば、複数の動作制御モジュールがz変換によるディジタルハードウェアにより構成されており、これらの動作制御モジュールなどを設定された順序でシーケンサに実行させることによってモータを制御している。この場合、ソフトウェアを開発する必要がなく、設定パラメータが少なくなるため、モータを簡便に制御することができ、しかもソフトウェアで構成するよりも高速実行することができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、制御動作を行うためのモジュールがハードウェア化されているため、素子を使用するユーザが欲する特有の機能を追加することができず、特有の処理が必要な製品に用いることが困難になってしまう。
特開2005−168282号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、制御動作の高速化を保持しながら素子の使用者の欲する機能の追加/削除の自由度を向上することを可能としたモータ制御素子とこのモータ制御素子を利用した電気機器を提供することにある。
本発明の実施形態のモータ制御素子は、指令d軸電圧、指令q軸電圧を生成する指令電圧生成部と、前記指令電圧生成部による指令d軸電圧、指令q軸電圧に基づいて、スイッチング素子から構成されモータを駆動するためのインバータに対し通電信号を出力する電圧演算処理部と、前記電圧演算処理部がインバータに通電信号を出力することにより前記モータの巻線に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部の検出電流に基づいて励磁成分電流であるd軸電流とトルク成分電流であるq軸電流とを求める入力電流演算部と、モータ定数、前記指令電圧生成部のd軸電圧、q軸電圧、前記入力電流演算部のd軸電流、q軸電流のうちの少なくとも何れか一つのパラメータに基づいて前記モータの回転速度を推定、又は前記モータの回転速度を検出し回転速度信号を出力する速度情報生成部と、前記速度情報生成部が出力した回転速度信号に基づいて回転子の位置情報を出力する位置情報生成部と、を備えてなる複数の機能部が設けられ、前記インバータを介して前記モータを駆動制御するように構成されたモータ制御素子であって、使用者または製造者等により提供された制御ソフトウェアを実行するプロセッサと、前記複数の機能部のうち少なくとも一部がハードウェアにより構成されると共に、前記ハードウェアにより構成された機能部は、入力用レジスタ、出力用レジスタ、内部変数レジスタ、内部定数レジスタなどの少なくとも一つのパラメータ保持部を備え、前記パラメータ保持部は、前記プロセッサから読出/書込可能に構成され、前記ハードウェアにより構成された機能部は、予め設定されたシーケンスに沿って動作するように構成されていることを特徴としている。前記において、モータ定数とはモータ抵抗値、インダクタンス値、誘起電圧係数のことを示している。
本発明によれば、高速化を維持しながら素子の使用者の欲する機能の追加/削除の自由度が向上する。
本発明の第1実施形態を示すモータ制御システムの機能ブロック図 3シャント検出方式による電流検出部の電気的構成図 モータ制御ステージの状態遷移図 制御動作指令と動作処理例を示すテーブル 制御動作指令の設定例を示すテーブル 入出力処理とそのシーケンスを示す図 制御ソフトウェアのメイン処理を示すフローチャート 制御ソフトウェアの割り込み処理を示すフローチャート 本発明の第2実施形態を示す図1相当図 本発明の第3実施形態を示す図1相当図 1シャント検出方式による電流検出部の電気的構成図 電圧ベクトルと通電パターンと直流電流との制御対応を示す図 αβ座標系における電圧ベクトルの説明図 3シャント検出方式と1シャント検出方式の切換処理を示すフローチャート 本発明の第4実施形態を示すブロック図 動作説明図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図8を参照しながら説明する。
図1は、モータの回転をベクトル制御するモータ制御システムの構成を機能ブロックにより示している。モータ1は、例えば三相IPM(Interior Permanent Magnet)モータにより構成される。ベクトル制御では、電機子巻線に流れる電流を、永久磁石の磁束方向と、それに直交する方向とに分離してそれらを独立に調整し磁束と発生トルクとを制御する。電流制御では、モータ1の回転子と共に回転するdq座標系で表されたd軸電流(励磁電流)、q軸電流(トルク成分電流)が用いられる。
図1に示すように、モータ制御素子2は、機能的には、速度制御部3、電流制御部4、dq/αβ座標変換器5、αβ/UVW座標変換器6、PWM形成部7、電流検出部8、A/D変換部9、UVW/αβ座標変換器10、αβ/dq座標変換器11、位置推定部12、SIN/COS演算部13を備えており、定常状態においてはこの符号番順にシーケンス制御動作が行われる。尚、プロセッサPが実行する制御ソフトウェアによって実現される構成部は図中点線で示しており、ハードウェアHにより構成される構成部は図中実線で示されている。速度制御部3は、減算器14とこの減算器14の減算結果をPID制御するPID制御器15を接続して構成されており、PID制御器15は指令d軸電流Idref、指令q軸電流Iqrefを出力する。
また、電流制御部4は、減算器16d、16q、PID制御器17d、17qにより構成されている。減算器16dは、速度制御部3から与えられる指令d軸電流Idrefからd軸電流Idを減算してd軸電流偏差ΔIdを求める。減算器16qは、速度制御部3から与えられる指令q軸電流Iqrefからq軸電流Iqを減算し、q軸電流偏差ΔIqを求める。PID制御部17dは、d軸電流偏差ΔIdに対するPID演算を実行し、d−q座標系で表される指令d軸電圧Vdを生成する。また、PID制御部17qは、q軸電流偏差ΔIqに対するPID演算を実行し、d−q座標系で表される指令q軸電圧Vqを生成する。
指令d軸電圧Vdおよび指令q軸電圧Vqは、dq/αβ座標変換器5によりα−β座標系で表した値に変換され、さらにαβ/UVW座標変換器6により固定子の各相指令電圧Vu、Vv、Vwに変換される。なお、dq/αβ座標変換器5における座標変換の計算には、回転子の推定回転角度θeが用いられる。尚、αβ/UVW座標変換器6には後述するインバータ回路20のDC電源電圧Vdcも与えられており、この電源電圧Vdcも考慮し各相指令電圧Vu、Vv、Vwを出力するようになっている。
各相指令電圧Vu、Vv、VwはPWM形成部7に入力される。PWM形成部7は、指令電圧Vd、Vqに一致する電圧を供給するためのパルス幅変調されたゲート駆動信号が形成される。
モータ制御素子2は、このゲート駆動信号をインバータ回路20に印加することでモータ1を駆動する。図2は電流検出部の電気的構成を概略的に示している。この図2に示すように、インバータ回路20は、IGBT21(21uu、21ud、21vu、21vd、21wu、21wd)(スイッチング素子)を3相ブリッジ回路のハードウェアHaとして構成した電圧形インバータであり、下アーム側のIGBT21ud、21vd、21wdと、負側の直流電源線との間にはシャント抵抗Ru、Rv、Rwがそれぞれ構成されている。各IGBT21には還流ダイオードDがそれぞれ逆並列接続されている。
本実施形態では、各シャント抵抗Ru、Rv、Rwの端子電圧Vdcに応じてモータ1の各相(U相、V相、W相)に流れる電流Iu、Iv、Iwが検出されるようになっており、これにより3シャント形の電流検出部8(符号A3)を構成している。
PWM形成部7で形成されたゲート駆動信号は、インバータ回路20を構成する各IGBT21のゲートに与えられ、それにより各相指令電圧Vu、Vv、Vwに一致するPWM変調された三相交流電圧が生成されモータ1の電機子巻線に印加される。
電流検出部8が電流Iu、Iv、Iwを検出するが、A/D変換部9はこれらの電流Iu、Iv、IwをA/D変換し、UVW/αβ座標変換器10がA/D変換後の電流Iu、Iv、Iwを2相電流Iα、Iβに変換する。αβ/dq座標変換器11は、これらの2相電流Iα、Iβをd軸電流Id、q軸電流Iqに変換する。α、βは、モータ1の固定子に固定された2軸座標系の座標軸を表している。このαβ/dq座標変換器11の座標変換の計算を行うときには、後述する回転子の推定回転角度θe(α軸とd軸の位相差の推定値)を用いる。
位置推定部12は、回転角推定ルーチン18、位置推定ルーチン19にその機能が分けられており、d軸電流Id、q軸電流Iqおよび指令d軸電圧Vdが入力され、この入力値を用いて回転子の回転角度θ(回転位置)の推定値である推定回転角度θe(推定回転位置)と、回転速度ωの推定値である推定回転速度ωeとを推定する。位置推定部12には、モータ1の回路定数である電機子巻線のd軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLqおよび巻線抵抗値Rの各値が記憶されている。
位置推定部12の回転角推定ルーチン18は、これら入力値および回路定数を用いて、d軸方向の誘起電圧推定値Edを下記(1)式に基づいてソフトウェアにより計算する。
Ed=Vd−R・Id−Ld・s・Id+ωe・Lq・Iq …(1)
ここで、sは微分演算子である。位置推定部12の回転角推定ルーチン18は、この誘起電圧推定値Edに対するPID演算を実行し、回転子の推定回転速度ωe(回転速度信号に相当)を出力する。この推定方法によれば、d軸方向の誘起電圧推定値Edはゼロに収束する。位置推定ルーチン19は積分ルーチンによるソフトウェアで構成されており、求められた推定回転速度ωeを積分し推定回転角度θe(回転子の位置情報に相当)を出力する。推定回転速度ωeは速度制御部3に与えられ、推定回転角度θeはSIN/COS演算部13に出力される。SIN/COS演算部13では、推定回転角度θeに対応した三角関数演算を行うか、もしくは、三角関数テーブルを参照し、当該三角関数値をdq/αβ座標変換器5およびαβ/dq座標変換器11に印加し、フィードバック制御を行う。
速度制御部3には、外部の制御装置(図示せず)から出力される指令回転速度ωrefが与えられている。減算器14は、指令回転速度ωrefから位置推定部12により推定された推定回転速度ωeを減算して速度偏差Δωを求めPID制御器15に与える。PID制御器15は、速度偏差Δωに対するPID演算を実行して指令q軸電流Iqrefを生成する。これらの指令d軸電流Idref、指令q軸電流Iqrefは、電流制御部4に与えられる。電流制御部4は、モータ1のd軸電流Idおよびq軸電流Iqが指令d軸電流Idref、指令q軸電流Iqrefにそれぞれ一致するように制御する。以上のような制御が行われた結果、推定回転速度ωeが指令回転速度ωrefに一致する。
上記構成において、減算器16d、16qおよびPID制御器17d、17qによるPID演算によってフィードバック制御が行われる。これにより、d軸電流Id、q軸電流Iqは、それぞれ指令d軸電流Idref、指令q軸電流Iqrefに一致するように制御される。
これらのうち速度制御部3、位置検出部12はプロセッサPが制御ソフトウェアを実行することによりその動作を行い、その他の電流制御部4、dq/αβ座標変換器5、αβ/UVW座標変換器6、PWM形成部7、電流検出部8、A/D変換部9、UVW/αβ座標変換器10、αβ/dq座標変換器11、SIN/COS演算部13はハードウェアHにより構成されている。またインバータ回路20(インバータ)はモータ制御素子2とは別のハードウェアHaにより構成されている。
ハードウェアHは、論理回路を変更、改変可能なPLD、FPGAなどを用いてハードウェア記述言語などの記述によって設計され、量産時においてはソフトウェアによる制御アルゴリズム改変不能な半導体デバイスとしてハードウェア化される。またこのハードウェアHはプロセッサPからパラメータ設定やトリガ設定(開始指示、停止指示)がなされること以外は必要に応じて独立して動作可能に構成されている。
モータ制御素子2の製造者は、その使用者がオリジナリティを発揮しやすいブロックや将来的に設計変更が伴いやすい機能部について、プロセッサPが実現可能なソフトウェアで構築可能にして提供している。特にベクトル制御処理を入力対出力が1対1、多対多等の関係で行う機能部であって使用者のノウハウが考慮できない機能部についてはハードウェア化すると良い。
ハードウェアHの各機能部A1〜A4を構成する構成部4〜11、13内には、図示しないがプロセッサPからアクセス(読出/書込)可能なレジスタが確保されており、当該レジスタはプロセッサPとハードウェアHとの間の入出力パラメータや、各構成部4〜11、13が内部的に用いる内部定数や内部変数を保持可能になっている。
なお、速度制御部3、電流制御部4が指令電圧生成部A1を構成している。dq/αβ座標変換器5、αβ/UVW座標変換器6、PWM形成部7が電圧演算処理部A2を構成している。UVW/αβ座標変換器10、αβ/dq座標変換器11が入力電流演算部A4を構成している。回転角推定ルーチン18が速度情報生成部A5を構成しており、位置推定ルーチン19が位置情報生成部A6を構成している。これらのブロックA1〜A6はそれぞれ本発明の機能部に相当している。なお、本実施形態では電流検出部8が電流検出部A3として構成されているが、A/D変換部9もまた電流検出部A3として考慮しても入力電流演算部A4として考慮しても良い。
以下、本実施形態のモータ制御素子の使用例として、モータの停止状態から定常回転状態に移行するまでの制御の流れについて図3ないし図8を参照しながら説明する。なお、モータ制御素子2の使用者は、この制御方法を用いることでモータ1を定常駆動できるが、ハードウェアHを利用しながら制御ソフトウェアを自由に改変可能に構成されているため、多彩な応用例に適用することができる。
図3は、モータが停止状態から定常回転状態に至るまでの状態遷移図を示しており、モータ制御素子2の応用例を示している。モータ1を初期動作させるためには、モータ1の動作を監視しモータ1の状態に従って必要な処理を行う必要がある。そこでモータ1の初期動作を複数のステージに分割して制御を行う。これはモータの制御ステージごとに必要な処理が異なるためである。図3に示す状態遷移図では、停止/ゼロ電流検出ステージ、位置決めステージ、強制転流ステージ、強制定常切替ステージ、定常ステージに分けられている。各ステージでは、当該ステージに対応したソフトウェアとハードウェアHの動作処理のみが実行される。
停止/ゼロ電流検出ステージではモータ1が停止する。このステージでは停止状態中連続して電流ゼロ時のA/D変換結果を求め、モータ1の電流のオフセット値とする(ゼロ電流検出)。次の位置決めステージではモータ1のコイルに電流を流し回転子の位置をゼロ付近に固定させる。位置決め時間が経過すると次のステージに移行する。
強制転流ステージでは回転子を回転させる。このステージではベクトル制御によるフィードバック処理ではなく、強制的に回転磁界を与え、回転子がそれに追随し回転する。角速度指令値が最低周波数に到達して場合に次のステージに移行する。
強制定常切り替えステージでは、モータ1が強制転流から定常状態へ切り替わり処理を行う。回転子の位置に関わらず駆動していたモータ1を回転子の位置に合わして駆動する。強制定常切り替え時間が経過した場合に次の定常ステージに移行する。
図4は、制御動作指令と動作処理例をテーブルにより示している。図4に示すように、制御動作指令は複数に分けられており、この指令に応じてプロセッサPによる制御動作およびハードウェアHの制御動作の有効/無効を切換可能になっている。なお、この図4に示す制御動作指令のうち、トリガ生成部は入出力処理を管理するために用いられるトリガを生成するものであり、ソフトウェアまたはハードウェアHにより実現されている。
制御動作指令0は、各機能部のシーケンス処理を無効とし各機能部が独立して動作するモードを指令可能なコマンドとなっている。制御動作指令1は、全ての機能部の制御動作を有効とし各機能部のシーケンス処理を有効とするモードを指令可能なコマンドとなっている。
制御動作指令2は、前述説明した機能部のうち電流制御部4の制御動作のみを無効とすると共にその他の機能部のシーケンス処理を有効とするモードを指令可能なコマンドとなっている。制御動作指令3は、PWM形成部7、A/D変換部9(電流検出部8)の制御動作のみを有効とするモードを指令可能なコマンドとなっている。
図5は、制御動作指令の設定例をテーブルにより示している。
図5に示すように、停止状態/ゼロ電流検出状態では制御動作指令3、その後の位置決め状態、強制転流状態、強制定常切替状態、定常状態では制御動作指令1をコマンドとして用いることを示している。図5には、出力制御動作(フィードバック制御動作)の有効/無効、ゼロ電流検出動作の有効/無効、位相補間許可/不許可の設定例も示している。
停止状態/ゼロ電流検出状態では出力制御動作(フィードバック制御動作)を無効化することで、PWM制御動作をオフする。また、ゼロ電流検出状態でのみゼロ電流検出を有効化し、強制転流状態でのみ位相補間を許可するように設定する。この図4および図5のような制御動作設定テーブルが制御ソフトウェアが参照するメモリ内に記憶されており、プロセッサPが制御ソフトウェアからモータ1の動作状態を監視しながら制御動作設定テーブルを参照してモータ1の動作を制御することができる。
図6は、動作処理とその遷移について概略的な流れを示している。
図6に示すように、各動作は出力処理および入力処理に割り振られており、これらの処理が実行される。出力処理としては、電流制御処理、SIN/COS演算処理、出力座標軸変換処理、出力相変換処理、出力制御処理、トリガ生成処理、の6つが設けられている。入力処理としては、A/D変換処理、入力相変換処理、入力座標軸変換処理、の3つが設けられている。これらの動作は、制御動作指令で無効設定された動作を除いて決められた順番に従って実行される。
<トリガ発生割り込み処理>
トリガ発生割り込み処理の概要を説明する。上記した処理は制御動作指令のコマンドで有効設定された動作から開始し、出力関連の動作が全て終了すると、入力処理を実行するための起動トリガを待機する。入力処理の起動トリガが発生すると、入力処理についてA/D変換処理から順に実行する。入力処理は起動トリガで動作開始する。その後、出力処理が制御動作指令のコマンドで実行されるようになる。こうして制御動作が繰り返されることになる。
図7および図8のフローチャートは、主に制御ソフトウェアの処理の概要を示している。
<メイン処理>
図7に示すメインルーチンでは一定時間ごとに制御を繰り返す(T1〜T6)。この一定時間とは割り込み処理時間(割込処理回数×割込間隔)によって設定される。この一定時間の経過ごとに、ユーザにより作成された制御ソフトウェアの動作(T3)や、ステージの切替(T4)や共通処理(T5)、ステージ処理(T6)を実行する。このステージ処理は、停止/ゼロ電流検出処理、位置決め処理、強制転流処理、強制定常切替処理、定常処理の何れかの処理である。
<割り込み処理>
図8に示す割り込み処理は本実施形態ではPWM周期ごとに発生するようになっている。この割り込み処理では、割り込み処理回数をインクリメントし(U1)、最新のA/D変換結果をレジスタに代入する(U2)。次に、プロセッサPが、角度計算処理(U3)や速度制御処理(U4)など制御ソフトウェアを実行することによって処理する。
各ステージ処理では当該ステージ処理であるか否かを判定し(U5〜U9)、当該ステージ処理に応じた制御動作指令をコマンドとして設定セットする(U10〜U15)。プロセッサPは制御動作指令をコマンドとしてセットした後、出力処理指令をオンとし(U16)、ハードウェアHに動作の開始指令を与える。すると、ハードウェアHは指定された入出力処理を実行する(U17)。ハードウェアHが入出力処理を実行した後、割り込み要求をクリアする(U18)。
以下、ハードウェアHに設定するパラメータ設定の応用例を示す。
<応用例1:短絡ブレーキ制御、回生ブレーキ制御>
短絡ブレーキを実現するためには、指令d軸電圧Vd、指令q軸電圧Vqを0とする必要がある。この場合、プロセッサPからソフトウェアによる速度制御部3、ハードウェアHによる電流制御部4の動作を無効化し、指令d軸電圧Vd、指令q軸電圧Vqのパラメータ設定値を共に直接0として当該電圧値入力レジスタに設定する。すると、ハードウェアHはインバータ回路20を直接駆動制御することで短絡ブレーキを実現することができる。同様に指令dq軸電圧Vd、Vqのパラメータ設定値を調整することで回生ブレーキを実現することができる。
<応用例2:フリーラン>
フリーランを実現するためには、指令d軸電流Idref、指令q軸電流Iqrefを共に0とする必要がある。この場合、プロセッサPからソフトウェアによる速度制御部3の動作を無効化し、指令d軸電流Idref、指令q軸電流Iqrefのパラメータ設定値を共に直接0として電流値入力レジスタに設定する。すると、ハードウェアHからインバータ回路20を介してモータ1をフリーランさせることができる。
このような応用例1、応用例2に示すように、プロセッサPが指令d軸電流Idrefを指令d軸電流値、指令q軸電流Iqrefを指令q軸電流値として電流値入力レジスタに、指令d軸電圧Vdを指令d軸電圧値、指令q軸電圧Vqを指令q軸電圧値として電圧値入力レジスタにそれぞれ書込むことができるため、簡単に様々な機能(例えば、短絡ブレーキ、回生ブレーキ、フリーランなど)を実現することができる。
以上、説明したように本実施形態によれば、電流制御部4、dq/αβ座標変換器5、αβ/UVW座標変換器6、PWM形成部7、電流検出部8、A/D変換部9、UVW/αβ座標変換器10、αβ/dq座標変換器11、SIN/COS演算部13がハードウェアHにより構成されている。このハードウェアHは、使用者に共通の固定処理部分として構成されており、これにより高速化できる。しかも位置推定部12、速度制御部3がソフトウェアにより構成されているため、モータ御制御素子2の使用者は容易に改変することができ使用者による制御方法の自由度を向上できる。使用者はハードウェアHの動作を補償するように制御ソフトウェアを構成することによってモータ1を制御できるため、使用者は様々な応用を利かせたモータ制御装置(電気機器)を構成できる。
プロセッサPからハードウェアHの各部分の動作の有効/無効を切換可能になっているため、使用者は様々な制御ソフトウェアを容易に構成することができる。
プロセッサPがハードウェアHのレジスタに制御に応じた指令値を書き込むことにより複数の制御動作を選択可能になっているため、プロセッサPは簡単に制御動作を指令することができる。
従来より、モータ1の制御処理は、所定周波数(例えば8kHz、16kHz)、所定秒(例えば64マイクロ秒)の間に所定処理を全て実行できないと、正確で且つ精密な制御を行うことが困難であった。モータ1の駆動制御の技術分野では基本的な制御処理のみで大半の時間(例えば40マイクロ秒程度)を消耗してしまう。しかも、スイッチング周波数が低い場合には耳障りなノイズを発生しやすくなってしまうため、前記所定周波数を高周波数化することが望まれている。
例えばハードウェアHの処理を行うことなく制御ソフトウェアのみで前述のハードウェアHの処理をも構築し、使用者が製品固有のアプリケーションを付加して製品として提供しようとすると、残り少ない時間でアプリケーションを付加するには限界を生じていた。また、この不具合を避けるため前記所定周波数を低くすると耳障りなモータ駆動音を発してしまう要因となる。
本実施形態によれば、ハードウェアHにより構成された機能部は、予め設定されたシーケンス(動作番号順)に動作するように構成されているため高速化できる。
本実施形態によれば、プロセッサPの他にハードウェアHを用いて構成しているため、処理時間を大幅に短縮することができ、使用者が所望のアプリケーションを付加して製品として提供できるようになる。これにより、モータの制御分解能を大幅に向上することができ、耳障りなモータ駆動音を発することなくモータ1を駆動制御しやすくなる。
本実施形態によれば、モータ制御素子2の機能部A1〜A6のうち一部をハードウェアH、その他の部分をプロセッサPが実行するソフトウェアとして構成しているため、プロセッサPがハードウェアHにパラメータを設定することにより、ハードウェアHとプロセッサPが実行するソフトウェアとを同時に動作させることができる。
すなわち、全ての機能部A1〜A6をプロセッサPが実行するソフトウェア、または、ハードウェアHにより構成してしまうと、所定の流れに従ったシーケンス処理を行うことになってしまい、結果的に処理時間を必要以上に要してしまう。
本実施形態に示すように、モータ制御素子2のうち一部をハードウェアH、その他をプロセッサPが実行するソフトウェアにより構成したので、ベクトル制御演算処理を同時に行うことができるようになり、処理を高速化することができる。すなわち処理の高速化を維持しつつ使用者の機能追加の自由度が向上する。これは以下に述べる実施形態を含む実施形態共通の効果である。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、電流制御部をハードウェアHとして設けず、プロセッサPが実行可能なソフトウェアで構成したところにある。尚、モータ制御素子の構成が前述実施形態とは変更されているため、図面中の符号は前述実施形態のモータ制御素子2に代えてモータ制御素子22としている。
前述実施形態では速度制御部3と位置推定部12のみをプロセッサPが実行する制御ソフトウェアにより実現していたが、本実施形態では電流制御部4もソフトウェアとして構成可能にしている。これは、電流制御部4を用いると高速回転動作に制御が追従困難となることもあるためであり、プロセッサPが直接指令d、q軸電圧Vd、Vqを制御ソフトウェアにより設定可能とすることによって高速回転動作に制御を追従させることが容易となる。
また、電流制御部4の構成方法にも使用者の使用用途に応じたノウハウが含まれる場合があるためであり、電流制御部4のハードウェアHとしての供給を必要としないユーザの要求を満たすためである。つまり、速度制御部3、電流制御部4は、使用用途に応じて使用者のノウハウなどが発揮される機能部となっている。本実施形態によれば電流制御部4もソフトウェアにより構成可能にしたので、ユーザの設計自由度が向上する。
(第3実施形態)
図10ないし図14は、本発明の第3実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、3シャント検出方式と1シャント検出方式とを切換可能に構成し、ソフトウェアから切換設定可能に構成したところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分を中心に説明する。
本実施形態では、図10に示すように、モータ制御素子2に代わるモータ制御素子30を設けている。この図10に示すように、3シャント形の電流検出部8に代えて1シャント形検出方式と3シャント形検出方式の電流検出方式の両方式を備え当該両方式で電流を検出可能な電流検出部25、および、この電流検出部25の検出結果をA/D変換するA/D変換部29を設けている。
また、両検出方式に対応した駆動方式を適用した信号生成部23をαβ/UVW座標変換器6に代えて設けている。1シャント形と3シャント形の駆動方式を切り換える切換器23aが信号生成部23に指示信号を与えるように構成されており、当該切換器23aが信号生成部23に切換指示することで信号生成部23が1シャント形と3シャント形を切り換えて各相指令電圧Vu、Vv、VwをPWM形成部24に出力する。PWM形成部24はPWM形成部7と同様の機能を備えている。3シャント形の機能については前述実施形態の説明に代えて説明を省略する。
図11は、1シャント形検出方式の電流検出方式について概略的な電気的構成図を示しており、以下1シャント形検出方式について概略的に説明する。この図12に示すように、前述実施形態の電流検出用抵抗Ru、Rv、Rwに代えて、GND電源ノードに直列にシャント抵抗Raを配置している。
信号生成部23の1シャント形の駆動部は、所謂空間ベクトル法によりPWM周期ごとに電圧指令ベクトルVrを構成する基本ベクトルとゼロベクトルとを選択し、PWM補正処理を実行しPWM生成部24に信号を出力する。PWM生成部24では信号生成部23から信号を入力しインバータ回路20の各ゲートに与える駆動信号を生成する。
各相ごとに上アーム側のIGBT21uu,21vu,21wuがオンしている駆動状態を1で表し、下アーム側のIGBT21ud,21vd,21wdがオンしている駆動状態を0で表し、それをU相、V相、W相の順に並べることにより、インバータ回路20が出力可能な2つのゼロベクトルと6つの基本電圧ベクトルを表すことができる。
図12には、6つの基本電圧ベクトル(100)、(011)、(010)、(101)、(001)、(110)と、ゼロベクトル(111)、(000)の合計8つの通電パターンを考慮している。尚、図13に示すように、6つの基本電圧ベクトルは、αβ座標において互いに60°の位相差を有している。
このとき、図11に示す電流Iu、Iv、Iwの矢印方向を正方向と定義すると、8つの通電パターンの通電時において検出用抵抗Raに流れる直流電流は、図12に示すようになる。この図12から明らかなように、IGBT21のオンとオフとの組み合わせに応じて決定される8つの駆動状態のうち6つの基本ベクトルに対応した駆動状態のときには、+Iu、−Iu、+Iv、−Iv、+Iw、−Iwの何れかに等しい電流が抵抗Raに流れる。したがって、プロセッサPでは、電流検出部25により検出された電流と現在のインバータ回路20の駆動状態とに基づいて図12に示す相電流を検出することができる。
PWM形成部24は、空間ベクトル法によりPWM周期ごとに、2つの隣り合う位相差60°の基本電圧ベクトルと1つのゼロベクトルとを選択し、それらをスイッチング回数が少なくなるように組み合わせてインバータ回路20に信号出力する。あるPWM周期において全相の電流Iu、Iv、Iwを検出するためには、当該周期中に同位相又は逆位相の関係とならない2種類の基本ベクトルに対応した駆動期間が存在することが必要となる、これにより、各基本ベクトルに対応して異なる2相の電流を検出することができ、残る一相の電流はIu+Iv+Iw=0の関係式から演算により求めることができる。この検出方式は、前述実施形態にて説明した3シャント検出方式に比較してハードウェアの回路構成が簡素となるため望ましいものとなる。
図14は、1シャント検出方式と3シャント検出方式の切換えシーケンスを表しており、A/D変換のトリガ割込みが行われた後の処理を概略的に示している。
図14に示すように、A/D変換のトリガ割込みがかかると、電流検出部25が電流検出処理を行い、位置検出部12が角度計算処理を行い、速度制御部3が速度制御を行う(V1〜V3)。その後、電流制御部4が電流制御処理を行い、SIN/COS演算部13が演算を行い、dq/αβ変換部5がdq/αβ変換処理を行う(V4〜V6)。その後、ハードウェアH内では切換部23aが1シャント駆動電流検出方式であるか3シャント駆動電流検出方式であるか駆動切換レジスタを参照することによって判定し(V7)、信号生成部23が当該方式に合わせたαβ/UVW変換処理を行い(V8、V9)、PWM形成部24にその結果を出力する。
その後、PWM形成部24がPWM信号を生成し(V10)、インバータ回路20にPWM信号を出力する。次に、トリガ生成部がトリガを生成して出力し(V11)割込みがあると、A/D変換部29(電流検出部25)がシャント駆動電流検出方式であるか3シャント駆動電流検出方式であるか駆動切換レジスタを参照することによって判定し(V12)、当該方式に合わせたA/D変換処理を行う(V13、V14)。続いて、UVW/αβ座標変換部10がUVW/αβ変換処理を行い(V15)、αβ/dq座標変換部11がαβ/dq変換処理を行い(V16)、前述の制御が繰り返される。
信号生成部23、A/D変換部29(電流検出部25)は、このハードウェアH内の駆動切換レジスタを参照することで、それぞれ1シャント駆動電流検出方式、3シャント駆動電流検出方式を切換えて駆動、電流検出することができる。
本実施形態によれば、プロセッサPから駆動切換レジスタに書込み、信号生成部23、A/D変換部29がこの駆動切換レジスタに応じた駆動電流検出方式に切り換えて駆動、電流検出することができるようになり、駆動方式、電流検出方式を容易に切り換えることができる。
(第4実施形態)
図15および図16は、本発明の第4実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、モータ制御素子が複数の同一回路を備えることによって複数の制御チャンネルを備え、複数のモータを複数のチャンネルにて管理可能にしているところにある。前述実施形態と同一部分については同一符号を付して説明を省略し異なる部分を中心に説明する。
図15は、複数のモータをモータ制御素子の出力に接続した接続形態を示している。この図15に示すように、モータ制御素子2に代わるモータ制御素子26は、マルチチャンネル機能を有し、複数の出力回路(駆動回路MD0、MD1、MD2(MD:Motor Driver))および複数の入力回路(A/D変換部AD0、AD1、AD2)を備える。これらの複数の駆動回路は、それぞれ入出力インタフェースを備え前述実施形態にて示したハードウェア構成(例えば図1のハードウェアHの構成)を複数備えている。つまり同一構成のハードウェアHを複数備えている。
また、プロセッサP2側にはメモリが搭載されており当該メモリには複数の制御ソフトウェアSoft0,Soft1、Soft2が記憶されている。プロセッサP2が制御ソフトウェアSoft0,Soft1、Soft2の何れかを実行できるようになっている。図16に示すように、プロセッサP2が1つの制御ソフトウェアSoft0を実行することで、複数の駆動回路MD0、MD1、MD2を選択的に駆動制御し、さらに1つの駆動回路MD0で複数のモータ1,1…を選択的に駆動制御することができる。
具体的には、前述実施形態にて説明したトリガ発生割り込み処理において、出力処理が終了してから入力処理が開始されるまで待機時間が発生する。そこで、この空き時間を利用して他チャンネルの入出力処理をマルチに実行させることができる。
本実施形態によれば、ハードウェアH2が複数の同一の駆動回路MD0、MD1、MD2を備えることで複数の制御チャンネルを備え、複数のモータ1、1…を制御できるためモータ制御時間の短縮化を図ることができ、また汎用性も向上する。
以下、具体的に挙げる。電気機器はマイクロコンピュータを2つ又はそれ以上用いているものがある。例えば、洗濯機は洗濯槽を回転させるモータとコンプレッサ用のモータを用いており、エアコンディショナはコンプレッサ用のモータと室外機用のファンモータなどを用いる場合がある。このような電気機器では、一般にモータ制御素子として2つ以上の制御素子を設ける必要があったが、本実施形態の構成を適用するとモータ制御素子26が単独で複数のモータ1、1…を駆動制御することができる。
<制御動作指令のパラメータ、参照用のパラメータの例>
以下、制御動作指令のパラメータと、参照用パラメータの一例を示す。これらのパラメータ設定値は、前述実施形態で適用可能なパラメータもあれば、後述する他の実施形態に示すように外付け部品(エンコーダなど)を接続することで設定または参照可能なパラメータもあることに留意する。
プロセッサPが制御ソフトウェアで用いる変数パラメータとしては、メイン周期タイミングカウンタ、リセット待機時間カウンタ、リセットパラメータ、AD入力値、駆動回転速度、回転位置指令値、モータ制御指令値、前回モータ制御指令値、始動d軸電流指令値、始動q軸電流指令値、強制転流時の駆動回転数加減速リミット、定常時の駆動回転数加速リミット、定常時の駆動回転数減速リミット、直流励磁時間の長さ、強制定常切替待機時間、初期モータ位置、モータステージ、モータステージ履歴、モータステージ遷移、ステージ内カウンタ、割り込み処理モータステージ、コマンド(モータオンオフフラグ、角速度のPI演算フラグ、エンコーダ入力フラグ)、モータ角速度指令値、指令d軸電流値Idref、指令q軸電流値Iqref、回転位置指令値、モータステータス(EMG状態、過電流状態、Vdc電圧状態)、d軸電流基準値、q軸電流基準値、q軸電流指令値(積分値)、モータ角速度、モータ角速度積分値、モータ角速度偏差、モータ電気角、モータ角速度、モータ電気角、エンコーダカウンタ値、エンコーダカウンタ値保存、エンコーダカウント値偏差、などモータ1の動作に関係するパラメータを用意している。
また、プロセッサPが制御ソフトウェアで用いる定数パラメータとしては、マスタークロック、始動q軸電流指令値、始動d軸電流指令値、モータ巻線抵抗、モータq軸インダクタンス、モータd軸インダクタンス、モータ誘起電圧、モータ極数、最大入力電流値、電流エラー値、d軸電流リミット値、q軸電流リミット値、最大始動電流値、PWM周期、PWMキャリア周波数、DC最大電圧、DC電圧リミット、最大周波数、リミット周波数、最小周波数、ドライバー制御期間、周波数制御比例ゲイン、周波数制御比例積分ゲイン、レゾルバ軸倍角、エンコーダパルス数、パルスカウント、強制転流時の加速減速リミット、定常時の加速リミット、定常時の減速リミット、直流励磁時間の長さ、強制定常切り替え後待機時間の長さ、処理間隔、メイン関数ループ処理、正転/反転、リセット後ウェイトタイム、などモータ1の動作に関係するパラメータを用意している。
また、ハードウェアHがレジスタに記憶し外部から読出または/および書込可能な変数パラメータとしては、動作制御モード、動作指定、動作処理選択、回転速度、指令d軸電流値(電流値入力レジスタ)、指令q軸電流値(電流値入力レジスタ)、d軸電流値、q軸電流値、指令d軸電圧値(電圧値入力レジスタ)、指令q軸電圧値(電圧値入力レジスタ)、モータ位相、d軸基準値、q軸基準値、CPU起動トリガ選択、U相電流A/D変換結果、V相電流A/D変換結果、W相電流A/D変換結果、DC電源電圧値Vdc、などを用意している。
また、ハードウェアHがレジスタに記憶し外部から読出または/および書込可能な定数パラメータとしては、モータ制御チャネルモード選択レジスタ、ポート出力モードレジスタ、MD制御レジスタ、モード選択レジスタ、MD出力設定レジスタ、トリガ制御レジスタ、トリガ出力モード設定レジスタ、緊急(EMG)解除レジスタ、緊急制御レジスタ、デッドタイムレジスタ、ハードウェアの有効/無効、MD出力制御(MDOUT)、フロー制御、PWM周期レート、PWM周期、PWM周期レジスタ、処理繰り返し回数、起動トリガモード、エラー割り込みの許可/禁止、強制終了、d軸電流制御PID積分項係数、d軸電流制御PID比例項係数、d軸電流制御PID微分項係数、q軸電流制御PID積分項係数、q軸電流制御PID比例項係数、q軸電流制御PID微分項係数、2相変調でシフトPWM許可時の切り替え速度、最小パルス幅、モニタ制御、A/D変換時間、MD制御:EMG復帰、ソフトプログラムレジスタ、A/Dモード設定レジスタ、MDトリガ用プログラム番号選択レジスタ、MDトリガ用プログラムレジスタ、MDトリガ用割り込み選択レジスタ、などを用意している。
これらの変数、定数パラメータは、使用者が必要に応じて前述実施形態もしくは後述する他の実施形態にて使用可能なパラメータであり、ハードウェアの組み換え、仕様変更などに即座に対応可能に構成されており、制御ソフトウェアにより設定または/および参照可能とされていることが望ましい。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく例えば以下に示す変形または拡張が可能である。
複数の機能部A1〜A6(構成部4〜15、16d,16q,17d,17q)のうち少なくとも一部がハードウェアHにより構成されていれば良い。
位置推定部12がソフトウェアとして組み込まれた実施形態を示したが、このモータ制御素子2の使用者は、位置推定部12に代えてレゾルバ、ロータリエンコーダなどの各種角度センサを外付けして位置検出部として使用しても良い。ホールICを位置検出部として設けても良い。この場合、使用者は位置推定部12を作成する必要がない。また、これらはモータアプリケーションの用途に合わせて選択することができるため、使用者の設計自由度が向上する。これは、位置推定部12がモータ制御素子2内にハードウェアとして設けられていない理由の一つである。
すなわち、使用者がモータ1に角度センサをモータ制御素子2に外付けで設ける場合や、素子の使用者毎に位置推定ノウハウが異なる場合もあるため、速度情報生成部A5、位置情報生成部A6はモータ制御素子2内部にハードウェアによって構成することなくプロセッサPが実行可能な制御ソフトウェアにより実現できるように構成しても良い。
ハードウェアHにより構成された機能部が予め設定されたシーケンスに沿って動作したときにプロセッサPに割込み信号を発生し、プロセッサPは発生した割込み信号を受け付けると所定の制御ソフトウェアを起動して処理するようにしても良い。このように構成することで、ハードウェアHとプロセッサPが実行するソフトウェアとを同時に動作させることができる。
例えば、位置推定部12に代わる位置検出部を角度センサによりハードウェアで構成した場合、ハードウェアHで構成された電流検出部8がPWM割込み信号を発生したり、A/D変換部9がAD変換終了割込みを発生し、プロセッサPが当該割込み信号を受け付けたときに速度演算部3の機能をソフトウェアにより実現させる。すると、UVW/αβ座標変換器10およびdq/αβ座標変換器11のハードウェアHによる演算処理と、速度演算部3のソフトウェアによる演算処理とを同時に処理することができ、ベクトル制御を高速化できる。
また、指令電圧生成部A1についても、指令d軸電圧Vd、指令q軸電圧Vqの出力方法は使用者のノウハウが存在することもあるためハードウェアによって構成することなく制御ソフトウェアにより実現できるように構成しても良い。
前述の機能部A1〜A6の何れかの機能が、プロセッサPが制御ソフトウェアを実行することにより実現可能な機能である場合であって、当該機能部A1〜A6がハードウェアHでも構成されている場合には、当該機能部A1〜A6は、ハードウェアH内に構成された機能部A1〜A6と切換可能に構成されていても良い。
具体的には、電流制御部4がハードウェアHによって構成されている場合が挙げられる。前述実施形態に示したように電流制御部4はハードウェアH内にも制御ソフトウェアでも構成可能であるが、制御ソフトウェアでもハードウェアHでも当該機能をモータ制御素子2内に構成し、スイッチなどで切り替えるか又はサブルーチンなどを選択することによって切り換えるように構成する。例えば、高調波抑制電流制御などを構成するようにしても良い。これにより使用者の設計自由度が向上する。
また、指令d軸電圧Vd、指令q軸電圧Vqの電圧値入力レジスタに対する設定値は、プロセッサPが制御ソフトウェアから書き込むようにしている実施形態を示したが、プロセッサPが電流制御部4の動作を無効化し、電流制御部4がdq/αβ座標変換器5に指令d軸電圧Vd、指令q軸電圧Vqを出力するのを停止させ、PID制御部15の構成ルーチン(制御ソフトウェア)を適用して指令d軸電圧Vd、指令q軸電圧Vqを電圧値入力レジスタに書き込むようにしても良い。
第1および第2実施形態では、dq/αβ座標変換器5、αβ/UVW座標変換器6、PWM形成部7を電圧演算処理部A2とし全てハードウェアHにして構成しているが、このうちの一部がハードウェア化されていても良い。同様に、電流検出部A3、入力電流演算部A4では構成部8〜11のうち一部がハードウェア化されていても良い。
第3実施形態では、dq/αβ座標変換器5、信号生成部23、PWM形成部24を電圧演算処理部A2とし全てハードウェアHにして構成しているが、このうちの一部がハードウェア化されていても良い。同様に、電流検出部A3、入力電流演算部A4では構成部25、9〜11のうち一部がハードウェア化されていても良い。
図面中、A1は指令電圧生成部(機能部)、A2は電圧演算処理部(機能部)、A3は電流検出部(機能部)、A4は入力電流演算部(機能部)、A5は速度情報生成部(機能部)、A6は位置情報生成部(機能部)、P、P2はプロセッサ、H、Ha、H2はハードウェアを示す。

Claims (20)

  1. 指令d軸電圧、指令q軸電圧を生成する指令電圧生成部と、
    前記指令電圧生成部による指令d軸電圧、指令q軸電圧に基づいて、スイッチング素子から構成されモータを駆動するためのインバータに対し通電信号を出力する電圧演算処理部と、
    前記電圧演算処理部がインバータに通電信号を出力することにより前記モータの巻線に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出電流に基づいて励磁成分電流であるd軸電流とトルク成分電流であるq軸電流とを求める入力電流演算部と、
    モータ定数、前記指令電圧生成部のd軸電圧、q軸電圧、前記入力電流演算部のd軸電流、q軸電流のうちの少なくとも何れか一つのパラメータに基づいて前記モータの回転速度を推定、又は前記モータの回転速度を検出し回転速度信号を出力する速度情報生成部と、
    前記速度情報生成部が出力した回転速度信号に基づいて回転子の位置情報を出力する位置情報生成部と、を備えてなる複数の機能部が設けられ、前記インバータを介して前記モータを駆動制御するように構成されたモータ制御素子であって、
    使用者または製造者等により提供された制御ソフトウェアを実行するプロセッサと、
    前記複数の機能部のうち少なくとも一部がハードウェアにより構成されると共に、前記ハードウェアにより構成された機能部は、入力用レジスタ、出力用レジスタ、内部変数レジスタ、内部定数レジスタなどの少なくとも一つのパラメータ保持部を備え、
    前記パラメータ保持部は、前記プロセッサから読出/書込可能に構成され、
    前記ハードウェアにより構成された機能部は、予め設定されたシーケンスに沿って動作するように構成されていることを特徴とするモータ制御素子。
  2. 前記複数の機能部は、前記プロセッサから動作の有効/無効を切換可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のモータ制御素子。
  3. 前記機能部は前記プロセッサが制御ソフトウェアを実行することにより実現可能な構成であって、
    前記プロセッサが制御ソフトウェアを実行することにより実現可能な機能部は、前記ハードウェア内に構成された機能部と切換可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のモータ制御素子。
  4. 前記複数の機能部のうち、少なくとも前記電圧演算処理部はハードウェアにより構成され、
    前記電圧演算処理部は、前記パラメータ保持部として1シャント駆動電流検出方式、3シャント駆動電流検出方式を切換設定可能なフラグを保持する駆動切換レジスタを備え、前記プロセッサから前記駆動切換レジスタに直接書込可能に構成されており、前記駆動切換レジスタの設定値に応じて、1シャント駆動時および3シャント駆動時のそれぞれにおける電流検出のタイミングを切り換えることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のモータ制御素子。
  5. 前記指令電圧生成部は、前記モータの回転速度が外部から与えられる指令回転速度に一致するように指令d軸電流および指令q軸電流を生成する速度制御部と、前記入力電流演算部により求められた前記d軸電流および前記q軸電流が前記速度制御部が生成した前記指令d軸電流および前記指令q軸電流にそれぞれ一致するように指令q軸電圧および指令q軸電圧を生成する電流制御部とを備え、
    前記電流制御部は、前記ハードウェアとして構成され、前記パラメータ保持部として指令d軸電流値および指令q軸電流値を保持する電流値入力レジスタを備え、前記プロセッサから電流値入力レジスタに当該指令値を直接書込可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のモータ制御素子。
  6. 前記電圧演算処理部は、前記ハードウェアとして構成され前記パラメータ保持部として指令d軸電圧値および指令q軸電圧値を保持する電圧値入力レジスタを備え、前記プロセッサから電圧値入力レジスタに当該指令値を直接書込可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のモータ制御素子。
  7. 前記プロセッサが前記機能部のハードウェアのパラメータ保持部に制御に応じた指令値を書込むことにより複数の制御動作を選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載のモータ制御素子。
  8. 前記電圧演算処理部は、前記指令d軸電圧および前記指令q軸電圧をα−β座標系で表した値に変換するdq/αβ座標変換器と、前記dq/αβ座標変換器によりα−β座標系で表された値を固定子の各相指令電圧に変換するαβ/UVW座標変換器と、前記αβ/UVW座標変換器により変換された各相指令電圧を入力し、指令d軸電圧および指令q軸電圧に一致する電圧を供給するためのパルス幅変調されたゲート駆動信号を形成し前記インバータに通電信号として出力するPWM信号形成部とを含んだ前記ハードウェアにより構成され、
    前記電流検出部は、前記モータに流れる電流値をA/D変換するA/D変換部を含んだ前記ハードウェアにより構成され、
    前記プロセッサは、停止状態において、前記PWM信号形成部、および、前記A/D変換部を含む前記電流検出部の制御動作を有効にすると共に、前記dq/αβ座標変換器および前記αβ/UVW座標変換器の制御動作を無効とする制御動作指令を前記ハードウェアに設定し、
    フィードバック制御動作およびゼロ電流検出動作を無効とし位相補間を不許可とする設定を前記ハードウェアに行いPWM制御動作を停止することを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のモータ制御素子。
  9. 前記電圧演算処理部は、前記指令d軸電圧および前記指令q軸電圧をα−β座標系で表した値に変換するdq/αβ座標変換器と、前記dq/αβ座標変換器によりα−β座標系で表された値を固定子の各相指令電圧に変換するαβ/UVW座標変換器と、前記αβ/UVW座標変換器により変換された各相指令電圧を入力し、指令d軸電圧および指令q軸電圧に一致する電圧を供給するためのパルス幅変調されたゲート駆動信号を形成し前記インバータに通電信号として出力するPWM信号形成部とを含んだハードウェアにより構成され、
    前記電流検出部は、前記モータに流れる電流値をA/D変換するA/D変換部を含んだハードウェアにより構成され、
    前記プロセッサは、ゼロ電流検出状態において、前記PWM信号形成部、および、前記A/D変換部を含む前記電流検出部の制御動作を有効とし、前記dq/αβ座標変換器、および、前記αβ/UVW座標変換器の制御動作を無効とする制御動作指令を前記ハードウェアに設定し、
    フィードバック制御動作を無効とし、位相補間を許可し、ゼロ電流検出動作を有効とする設定を前記ハードウェアに行いゼロ電流検出することを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載のモータ制御素子。
  10. 前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部は、共にハードウェアにより構成され、
    前記プロセッサは、位置決め状態において、前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部の制御動作を有効とする制御動作指令を前記ハードウェアに設定することで前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部によるシーケンス処理を有効とし、
    フィードバック制御動作を有効とし、ゼロ電流検出動作を無効とし、位相補間を不許可とする設定を前記ハードウェアに行い前記モータの回転子の位置をゼロ付近に固定させることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載のモータ制御素子。
  11. 前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部は、共にハードウェアにより構成され、
    前記プロセッサは、強制転流ステージにおいて、前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部の制御動作を有効とする制御動作指令を前記ハードウェアに設定することで前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部によるシーケンス処理を有効とし、
    フィードバック制御動作を有効とし、ゼロ電流検出動作を無効とし、位相補間を許可とする設定を前記ハードウェアに行うことで強制的に回転磁界を与えることによって回転子がそれに追随して回転することを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載のモータ制御素子。
  12. 前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部は、共にハードウェアにより構成され、
    前記プロセッサは、強制定常切り替えステージにおいて、前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部の制御動作を有効とする制御動作指令を前記ハードウェアに設定することで前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部によるシーケンス処理を有効とし、
    フィードバック制御動作を有効とし、ゼロ電流検出動作を無効とし、位相補間を不許可とする設定を前記ハードウェアに行い前記モータを回転子の位置に合わせた駆動を行うことで強制的な回転磁界を与えないようにして定常状態に移行させることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載のモータ制御素子。
  13. 前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部は、共にハードウェアにより構成され、
    前記プロセッサは、強制定常切り替えステージにおいて、前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部の制御動作を有効とする制御動作指令を前記ハードウェアに設定することで前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部によるシーケンス処理を有効とし、
    フィードバック制御動作を有効とし、ゼロ電流検出動作を無効とし、位相補間を不許可とする設定を前記ハードウェアに行い前記モータを回転子の位置に合わせて駆動を行うことで定常的に駆動させることを特徴とする請求項1ないし12の何れかに記載のモータ制御素子。
  14. ソフトウェアにより構成された速度制御部と、
    前記ハードウェアにより構成された電流制御部とを備え、
    前記プロセッサは、前記速度制御部および前記電流制御部の動作を無効化し、前記指令d軸電圧および指令q軸電圧のパラメータ設定値を共に0として前記パラメータ保持部としての電圧値入力レジスタに書込み設定することで短絡ブレーキ制御することを特徴とする請求項1ないし13の何れかに記載のモータ制御素子。
  15. 前記指令電圧生成部は、
    ソフトウェアにより構成されると共に指令d軸電流および指令q軸電流を生成する速度制御部と、
    前記ハードウェアにより構成されると共に前記速度制御部の指令d軸電流および指令q軸電流に基づいて前記指令d軸電圧および前記指令q軸電圧を生成する電流制御部とを含み、
    前記プロセッサは、
    前記速度制御部および前記電流制御部の動作を共に無効化し、前記指令d軸電圧および前記指令q軸電圧のパラメータ設定値を調整して前記パラメータ保持部としての電圧値入力レジスタに書込み設定することで前記モータを回生ブレーキ制御することを特徴とする請求項1ないし14の何れかに記載のモータ制御素子。
  16. 前記指令電圧生成部は、
    指令d軸電流および指令q軸電流を生成する速度制御部と、
    前記ハードウェアにより構成されると共に前記指令d軸電流および前記指令q軸電流に基づいて前記指令d軸電圧および前記指令q軸電圧を生成する電流制御部を含み、
    前記プロセッサは、
    前記速度制御部の動作を無効化し、前記指令d軸電流および前記指令q軸電流のパラメータ設定値を共に直接0として前記パラメータ保持部としての電流値入力レジスタに書込み設定することで前記電流制御部を動作させることにより前記モータをフリーランさせることを特徴とする請求項1ないし15の何れかに記載のモータ制御素子。
  17. 少なくとも前記電圧演算処理部、前記電流検出部、前記入力電流演算部はハードウェアにより構成され、
    前記速度情報生成部、前記位置情報生成部、前記指令電圧生成部は、前記プロセッサが実行する制御ソフトウェアにより構成可能であることを特徴とする請求項1ないし16の何れかに記載のモータ制御素子。
  18. 前記ハードウェアが複数の同一回路を備えることで複数チャンネルを備え、複数のモータを制御可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし17の何れかに記載のモータ制御素子。
  19. 前記ハードウェアで構成された機能部は、予め設定されたシーケンスに沿って動作したときに前記プロセッサに割込み信号を発生し、
    前記プロセッサは前記発生した割込み信号を受け付けると所定の制御ソフトウェアを起動して処理することを特徴とする請求項1ないし18の何れかに記載のモータ制御素子。
  20. モータ、インバータおよび請求項1ないし19のいずれかに記載のモータ制御素子を備えた電気機器。
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