JP2011085908A - 表示装置の駆動方法及び表示装置 - Google Patents

表示装置の駆動方法及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多階調な表示が可能な表示装置の消費電力を低減すること及び当該表示装置を構成する素子の劣化を抑制すること。
【解決手段】表示装置は、画素部全面を第1の階調へと変化させる第1の初期化期間と、画素部全面を第2の階調へと変化させる第2の初期化期間とを有する。第1の初期化期間では、複数の信号の走査が行われ且つ各信号の保持期間が重み付けされている。そのため、少ない信号の走査回数によって、表示装置が有する複数の階調保持型表示素子のそれぞれに対して、過不足のない期間電圧を印加することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、階調保持型表示素子を有する表示装置の駆動方法に関する。また、表示装置に関する。
低消費電力で駆動可能な表示装置のひとつとして電気泳動素子などの階調保持型表示素子を有する表示装置が注目されている。該表示装置は、電源を切っても画像を保持できるという利点を有している。そのため、電子書籍又はポスターなどへ適用することが期待されている。
これまでに様々な種類の階調保持型表示素子を有する表示装置が提案されている。例えば、液晶表示装置などと同様に、画素のスイッチング素子としてトランジスタを用いたアクティブマトリクス型の表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、当該表示装置の駆動方法として様々な提案がされている。例えば、画像切り換えの際に、表示部全面を1度、第1の階調(例えば、白)に変換し、次いで第2の階調(例えば、黒)に変換した後に、目的の画像を表示する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−169190号公報 特開2007−206471号公報
本発明の一態様は、多階調な表示が可能な表示装置の駆動方法を提供することを課題の一とする。
また、本発明の一態様は、残像が低減された表示装置の駆動方法を提供することを課題の一とする。
また、本発明の一態様は、消費電力が低減された表示装置の駆動方法を提供することを課題の一とする。
また、本発明の一態様は、表示装置を構成する素子の劣化を抑制することが可能な表示装置の駆動方法を提供することを課題の一とする。
また、本発明の一態様は、上記駆動方法によって動作する表示装置を提供することを課題の一とする。
本発明の一態様は、一方の端子に信号が入力され、他方の端子に共通電位が与えられる階調保持型表示素子を含んだ画素を複数有する画素部を備えた表示装置の駆動方法であって、第1の初期化期間において、前記画素部に対して複数回の信号の走査を行うことで前記画素部が有する複数の階調保持型表示素子に第1の階調を表示させ、前記第1の初期化期間に続く第2の初期化期間において、前記画素部に対して少なくとも1回の信号の走査を行うことで前記画素部が有する複数の階調保持型表示素子に第2の階調を表示させ、前記第2の初期化期間に続く書き込み期間において、前記画素部に対して複数回の信号の走査を行うことで前記画素部に画像を形成し、前記第1の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号の保持期間がそれぞれ異なることを特徴とする表示装置の駆動方法である。
また、上記の駆動方法に加えて、前記第2の初期化期間に前記画素部に対して行われる信号の走査が1回であることを特徴とする表示装置の駆動方法も本発明の一態様である。
また、上記の駆動方法に加えて、前記第1の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位又は前記共通電位と異なる電位である第1の電位であり、前記第2の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される少なくとも1つの信号のそれぞれが、前記第1の電位が前記共通電位との間に生じる電界とは逆向きの電界を前記共通電位との間に生じる第2の電位であり、前記書き込み期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位、前記第1の電位又は前記第2の電位であることを特徴とする表示装置の駆動方法も本発明の一態様である。
また、上記の駆動方法に加えて、前記第1の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位又は前記共通電位と異なる電位である第1の電位であり、前記第2の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される少なくとも1つの信号のそれぞれが、前記共通電位又は前記第1の電位が前記共通電位との間に生じる電界とは逆向きの電界を前記共通電位との間に生じる第2の電位であり、前記書き込み期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位、前記第1の電位、又は前記第2の電位であることを特徴とする表示装置の駆動方法も本発明の一態様である。
また、上記の駆動方法に加えて、書き込み期間に行われる最後の信号の走査において、前記階調保持型表示素子の一方の端子に前記共通電位が入力されることを特徴とする表示装置の駆動方法も本発明の一態様である。
また、上記の駆動方法に加えて、第1の初期化期間に行われる複数の信号の走査をx(xは、2以上の自然数)回とし、且つ最も短い信号の保持期間をtとすると、複数の信号の保持期間のそれぞれが、2y−1t(yは、x以下の自然数のいずれか)となることを特徴とする表示装置の駆動方法も本発明の一態様である。
また、上記の駆動方法に加えて、書き込み期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号の保持期間が等しいことを特徴とする表示装置の駆動方法も本発明の一態様である。
また、上記の駆動方法を制御するコントロール部と、コントロール部に電気的に接続されたソースドライバ及びゲートドライバと、ゲート端子がゲートドライバに電気的に接続され、第1端子が前記ソースドライバに電気的に接続され、第2端子が電気泳動素子の一方の端子に電気的に接続されたトランジスタと、一方の端子がトランジスタの第2端子に電気的に接続され、他方の端子が共通電位を与える配線に電気的に接続された容量素子と、を有することを特徴とする表示装置も本発明の一態様である。
また、上記のトランジスタの半導体層に酸化物半導体を用いることを特徴とする表示装置も本発明の一態様である。
なお、本明細書において、階調保持型表示素子とは、電圧の印加によって表示階調が制御でき且つ電圧が印加されない状態において該表示階調を保持する素子を指すこととする。例えば、当該階調保持型表示素子の一例として、電気泳動を用いる素子(電気泳動素子)、ツイストボールを用いる粒子回転素子、帯電トナーや電子粉流体(登録商標)を用いる粒子移動素子、磁気によって階調を表現する磁気泳動素子、液体移動素子、光散乱素子、相変化素子、などが挙げられる。
なお、トランジスタのソース端子及びドレイン端子は、トランジスタの構造や動作条件等によって替わるため、いずれがソース端子又はドレイン端子であるかを特定することが困難である。そこで、本書類(明細書、特許請求の範囲又は図面など)においては、ソース端子及びドレイン端子の一方を第1端子、ソース端子及びドレイン端子の他方を第2端子と表記し、区別することとする。
本発明の一態様の表示装置の駆動方法は、電圧の印加時間などを制御することによって多階調に階調保持型表示素子の表示を制御することが可能である。
また、本発明の一態様の表示装置の駆動方法は、画像の切り替えの際に、画素部に存在する複数の階調保持型表示素子を第1の階調に変化させ、次いで第2の階調に変化させる初期化処理を有する。そのため、前の画像の残像が低減された画像を表示することができる。
また、本発明の一態様の表示装置の駆動方法は、第1の初期化処理の際に階調保持型表示素子に入力される複数の信号の保持期間がそれぞれ異なる。これにより、それぞれ異なる階調を表示している複数の電気泳動素子に適切な時間電圧を印加するために必要な信号の走査回数を低減することができる。すなわち、当該表示装置を構成する素子の劣化を抑制すること及び当該表示装置の消費電力を低減することができる。
(A)表示装置の一例、(B)画素の一例、(C)階調保持型表示素子の一例。 初期化期間における信号の走査の一例を説明する図。 書き込み期間における信号の走査の一例を説明する図。 切り替え期間において画素に入力される信号の具体例を説明する図。 切り替え期間において画素に入力される信号の具体例を説明する図。 表示装置の画素の(A)上面図の一例、(B)断面図の一例を示す図。 (A)〜(D)薄膜トランジスタの一例を示す図。 (A)〜(D)表示装置の応用例を示す図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨およびその範囲から逸脱することなくその形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態では、階調保持型表示素子を有する表示装置の構成及びその動作の一例について図1乃至図5を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、階調保持型表示素子として電気泳動素子を適用する例について説明する。
<表示装置の構成例>
本実施の形態の表示装置の構成ブロック図を図1(A)に示す。表示装置100は、画素部101と、ソースドライバ102と、ゲートドライバ103と、コントロール部104と、各々が平行に配列されたm(mは正の整数)本のソース線105〜105と、各々が平行に配列されたn(nは正の整数)本のゲート線106〜106とを有する。なお、ソースドライバ102は、m本のソース線105〜105を介して画素部101に電気的に接続され、ゲートドライバ103は、n本のゲート線106〜106を介して、画素部101に電気的に接続される。また、コントロール部104は、ソースドライバ102及びゲートドライバ103に電気的に接続される。
さらに、画素部101は、n×m個の画素10711〜107nmを有する。なお、n×m個の画素10711〜107nmは、n行m列に配列されている。また、m本のソース線105〜105の各々は、いずれかの列に配列したn個の画素に電気的に接続され、n本のゲート線106〜106の各々は、いずれかの行に配列されたm個の画素に電気的に接続される。別言すると、i行j列(i、jは正の整数、ただし1≦i≦n、1≦j≦m)に配置された画素107ijは、ソース線105及びゲート線106に電気的に接続される。
i行j列に配置された画素107ijの回路図を図1(B)に示す。画素107ijは、ゲート端子が第iのゲート線106に電気的に接続され、第1端子が第jのソース線105に電気的に接続されたトランジスタ111と、一方の端子がトランジスタ111の第2端子に電気的に接続され、他方の端子が共通電位(Vcom)を与える配線(共通電位線ともいう)に電気的に接続された容量素子112と、一方の端子がトランジスタ111の第2端子及び容量素子112の一方の端子に電気的に接続され、他方の端子が共通電位線に電気的に接続された電気泳動素子113と、を有する。なお、本実施の形態において、共通電位(Vcom)として、接地電位又は0Vなどが挙げられる。
電気泳動素子113の具体的な構成例を図1(C)に示す。図1(C)に示す電気泳動素子113は、電極121と、電極122と、電極121及び電極122の間に設けられた帯電粒子を含有する層123とによって構成される。なお、ここでは、電極121が図1(B)における電気泳動素子113の一方の端子に対応し、電極122が図1(B)における電気泳動素子113の他方の端子に対応することとする。また、電極121及び電極122の少なくとも一つは、透光性を有する材料によって構成される。ここでは、電極122のみが透光性を有する材料によって構成されることとする。さらに、帯電粒子を含有する層123は、負に帯電した白色粒子124と、正に帯電した黒色粒子125と、がそれぞれ複数封入されたマイクロカプセル126を複数有する。なお、マイクロカプセル126内は液体が充満しており、負に帯電した白色粒子124及び正に帯電した黒色粒子125は、帯電粒子を含有する層123に発生する電界によってマイクロカプセル126内を移動することが可能である。さらに、電気泳動素子113は、上記構成に加えて、電極121又は電極122と、帯電粒子を含有する層123との間に絶縁層を設ける構成とすることができる。
本実施の形態の表示装置100は、電気泳動素子113に印加される電圧(帯電粒子を含有する層123の電界)を制御することによって、白色粒子124を一方の電極に集め、黒色粒子125を他方の電極に集めることができる。つまり、透光性を有する材料によって構成される電極122側から見たときの電気泳動素子113の色(以下、電気泳動素子113の表示ともいう)を白〜黒に制御することができる。これにより、電気泳動素子113を有する画素を複数有する画素部において、画像を表示することができる。具体的には、本実施の形態の表示装置においては、電気泳動素子113の一方の端子(電極121)に、他方の端子(電極122)よりも高い電位が与えられることで電気泳動素子113の表示を黒色にすることができ、他方の端子よりも低い電位が与えられることで電気泳動素子113の表示を白色にすることができる。
また、本実施の形態の表示装置100の電気泳動素子113の表示は、白又は黒に限定(2値化)されることはなく、白と黒の中間色(灰色)を含めた多階調な表示を行うことが可能である。つまり、電気泳動素子113は、印加される電圧の値及び時間などの因子によって、白色粒子124及び黒色粒子125の移動量を制御することで、多階調な表示が可能である。なお、当該因子を制御することは、表示装置において多階調な表示を可能にする点のみならず、表示装置の表示画像の経時劣化を抑制する点においても重要である。
<表示装置の動作例>
以下において、本実施の形態の表示装置100が画像表示を行う際の動作について説明する。ここでは、便宜上、表示装置における最も白い色を階調1(白)とし、最も黒い色を階調8(黒)とし、それらの間に中間色として階調2〜階調7が存在するとして説明する。
本実施の形態の表示装置100が有する電気泳動素子113の他方の端子は、共通電位線に電気的に接続されている。そのため、電気泳動素子113の一方の端子に与えられる電位によって、電気泳動素子113の表示を制御することができる。また、電気泳動素子113の一方の端子の電位は、トランジスタ111を介して入力されるソースドライバ102から入力される信号によって制御される。なお、ここでは、ソースドライバ102は、ソース線105の電位を、共通電位(Vcom)よりも高い電位(V)、共通電位(Vcom)と等電位、又は共通電位(Vcom)よりも低い電位(V)に制御することができることとする。
つまり、ソースドライバ102から、電位(V)を電気泳動素子113の一方の端子(電極121)に与えることにより、帯電粒子を含有する層123に電極121から電極122に向かう電界が生じ、電気泳動素子113が表示する階調を階調8(黒)にすること又は階調8(黒)に近い階調にすることができる。同様に、電位(V)を電気泳動素子113の一方の端子(電極121)に与えることにより、帯電粒子を含有する層123に電極122から電極121に向かう電界が生じ、電気泳動素子113が表示する階調を階調1(白)にすること又は階調1(白)に近い階調にすることができる。なお、電気泳動素子113が表示する階調は、電界の強さ及び電界が生じる時間などによって制御することができる。
ここでは、便宜上、画素部101に対する1回の信号の走査にかかる時間をtとしたとき、電気泳動素子113の一方の端子に電位(V)が期間tの間与えられると、階調が1つ増加し、電位(V)が期間tの間与えられると、階調が1つ減少するとして説明する。
また、共通電位(Vcom)と等電位を電気泳動素子113の一方の端子(電極121)に与えることによって、帯電粒子を含有する層123には電界が発生せず、当該等電位を与える以前に電気泳動素子113が表示していた階調を保持することができる。
次いで、図2及び図3を参照しながら、本実施の形態の表示装置100が有する各期間について説明する。
本実施の形態の表示装置100は、画像を書き換える切り換え期間と、画像を表示する表示期間とを有する。なお、当該表示装置100は、切り換え期間において、画素部101に対して複数回の信号の走査が行われるのに対し、表示期間においては、画素部101に対して信号の走査が行われない。
なお、本実施の形態の表示装置100においては、信号の走査とは、例えば、1行目のゲート線106が選択されることにより1行目に配列された画素10711〜1071mが有するトランジスタ111がオンし、1行1列目の画素10711が有する電気泳動素子113の一方の端子(電極121)にソースドライバ102から信号が入力されてから、n行目のゲート線106が選択されることによりn行目に配列された画素107n1〜107nmが有するトランジスタ111がオンし、n行m列目の画素107nmが有する電気泳動素子113の一方の端子(電極121)にソースドライバ102から信号が入力されるまでの動作に相当する。また、当該動作を、1回の信号の走査と表現することができる。
また、切り換え期間は、画素部101の初期化処理を行う初期化期間と、画素部101に画像情報を入力する書き込み期間とに分割される。さらに、初期化期間は、電気泳動素子113に階調8(黒)を表示させる第1の初期化期間と、電気泳動素子113に階調1(白)を表示させる第2の初期化期間とに分割される。
本明細書において、階調8(黒)を表示させ(第1の初期化処理)、次いで階調1(白)を表示する処理(第2の初期化処理)を、初期化処理と呼ぶ。なお、当該初期化処理を行うことによって、当該表示装置100における残像を低減させることができる。そのため、表示装置100の表示品質にとって、当該初期化処理は、重要な処理である。
<第1の初期化処理>
本実施の形態の表示装置100では、第1の初期化期間において、電気泳動素子113の一方の端子に電位(V)を与えるように制御すればよい。これにより、様々な階調の表示を行っている電気泳動素子113の表示を階調8(黒)へと変化させる。
ただし、画素部101に存在する複数の電気泳動素子113の一方の端子に対して一様に電位(V)を与えるのは問題である。別言すると、画素部101に存在する複数の電気泳動素子113の全てに対して、同じ期間に渡って特定の電界を生じさせることは問題である。
この理由を以下に示す。初期化処理以前には、画素部101において既に画像が表示されている。つまり、画素部101において、階調1(白)、階調8(黒)、又は階調2〜階調7の表示を行っている電気泳動素子113が混在している。その中で、階調1(白)の表示を行っている電気泳動素子113と階調8(黒)の表示を行っている電気泳動素子113に対して同様の第1の初期化処理を行う必要がない。別言すると、階調8(黒)の表示を行っている電気泳動素子113に対して余分に電位(V)を与えるのは消費電力の無駄である。ここでは、階調1(白)の表示を行っている電気泳動素子113と階調8(黒)の表示を行っている電気泳動素子113を比較したが、他の階調の表示を行っている電気泳動素子113についても一様に第1の初期化処理を行うことには問題がある。そのため、第1の初期化処理は、電気泳動素子113が前の表示期間において表示している階調を考慮し、複数の電気泳動素子113のそれぞれに対して独立して行うことが好ましい。具体的には、階調8(黒)に近い階調の表示を行っている電気泳動素子113の一方の端子に対しては電位(V)が短時間与えられ、階調1(白)又は階調1(白)に近い階調の表示を行っている電気泳動素子113の一方の端子に対しては電位(V)が長時間与えられるように制御することが好ましい。
図2は、電気泳動素子113の初期化期間における信号の走査を表す図である。本実施の形態の表示装置100は、第1の初期化期間において各電気泳動素子113に与えられる電位が時間階調法によって制御される。なお、時間階調法とは、電気泳動素子113に印加される電圧の時間を制御することによって、階調を制御する方法である。つまり、第1の初期化期間をさらに分割し、分割したそれぞれの期間において、各電気泳動素子113に印加される電圧を制御する方法である。
さらに、本実施の形態では、第1の初期化期間を分割することに加えて、図2に示すように分割した各期間に対して重み付けを行っている(各期間の時間を変化させている)。図2においては、第1の初期化期間を第1の期間(T1)、第2の期間(T2)及び第3の期間(T3)に分割し、さらに、T1:T2:T3=1:2:4となるように重み付けを行った場合を例示している。なお、図中において、tは、本実施の形態の表示装置100の1回の信号の走査に必要な時間を示している。図2に示すように、各信号の保持期間(電気泳動素子113の一方の端子に信号が入力されてから次の信号が入力されるまでの間隔)に重み付けを行うことによって、3回の信号の走査によって、所望の電圧を印加する時間を8通り(電圧印加時間が0である場合を含む)に制御することが可能である。
このように、重み付けを行って、第1の初期化期間において電気泳動素子113に印加される電圧を制御することによって、多階調の表示を行っている電気泳動素子113の各々に対して、適切な時間電圧を印加できる。加えて、信号の走査回数を減らすことにより、消費電力の低減が図れる。特に、図2に示したように、信号の保持期間に重み付けを行うことが好ましい。すなわち、信号の走査がx(xは、2以上の自然数)回行われるとした時に、それぞれの保持期間が、t、2t、4t、・・2x−1tと変化するように重み付けを行うことが好ましい。なぜなら、このように重み付けを行うことで最も少ない信号の走査回数によって、tを最小単位とした電圧の印加時間を制御することができるからである。
<第2の初期化処理>
本実施の形態の表示装置100では、第2の初期化期間において電気泳動素子113の一方の端子に電位(V)を与えるように制御する。これにより、階調8(黒)の表示を行っている電気泳動素子113が表示する階調を階調1(白)へと変化させる。
なお、第2の初期化期間においては、画素部101に存在する複数の電気泳動素子113に対して一様に電位を与えることが可能である。なぜなら、第1の初期化期間において、画素部101に存在する複数の電気泳動素子113が全て階調8(黒)の表示に変更されているからである。
図2は、電気泳動素子113の初期化期間における信号の走査を表す図である。本実施の形態の表示装置100は、第2の初期化処理として信号の走査が行われるのは当該期間の始めに行われる1回のみである。画素部101に存在する電気泳動素子113の一方の端子に電位(V)を与えることにより、時間の経過と共に、各電気泳動素子113が表示する階調が階調8(黒)から階調1(白)へと変化していく。なお、階調8(黒)から階調1(白)へと変化させるため、第2の初期化期間の長さは、少なくとも7t以上である必要がある。
また、図2に示すように第2の初期化期間の長さを8tとし、当該期間を第4の期間(T4)だと表現すれば、初期化期間全体でT1:T2:T3:T4=1:2:4:8となるように重み付けを行った場合であると表現することもできる。
上記のように、初期化処理を行うことによって、表示画像の残像を低減することができる。また、上記の初期化処理では、信号の保持期間の重み付けにより信号の走査回数が低減されている。
なお、表示装置100は、表示期間の長期間化に対応するために画素107に設けられる容量素子112の容量を大きくする必要がある。それに対応するために、画素部101に設けられるトランジスタ111も電流供給能力が大きくする必要がある。具体的には、トランジスタサイズを大きくするなどの必要が生じる。その結果、当該容量素子112に電荷を供給するソースドライバ102及び当該トランジスタ111のスイッチングを制御するゲートドライバ103の負荷が増大する。そのため、ソースドライバ102及びゲートドライバ103を構成するトランジスタなどの素子が劣化するという問題がある。それに対し、上記のように初期化期間における信号の走査回数を減らすことにより、当該トランジスタなどの素子の劣化を抑制することが可能である。
<画像の形成>
本実施の形態の表示装置100では、書き込み期間において電気泳動素子113の一方の端子に、電位(V)、電位(V)又は共通電位(Vcom)を選択的に与え、電気泳動素子113の表示階調を制御する。ここでは、便宜上、電気泳動素子113の一方の端子に対して、t(1回の信号の走査に必要な時間)の間、電位(V)を与えることにより、当該電気泳動素子113の表示階調が1つ変化する(例えば、階調1(白)が階調2へと変化する)としている。そのため、書き込み期間を7tとした時間階調法を用いることによって、電気泳動素子113の表示階調を、階調1(白)〜階調8(黒)から任意に設定できる。また、各画素107が有する電気泳動素子113の表示階調を制御することによって画素部101に画像を形成することができる。
なお、初期化期間の場合と同様に、信号の保持期間に対して重み付けを行うことも可能であるが、書き込み期間においては重み付けを行わないことが好ましい。なぜなら、電気泳動素子113の表示階調は、当該電気泳動素子113に電圧が印加される時間のみならず電圧の履歴などを考慮することによって、精度よく表現することができるからである。
さらに、書き込み期間後の表示期間では、画素部101への信号の走査は行われない。つまり、書き込み期間の最後に画素部101へ入力される信号によって、表示期間の状態が決まることになる。そのため、書き込み期間の最後には、共通電位(Vcom)を画素部101に存在する全ての電気泳動素子113の一方の端子に与え、表示期間において電気泳動素子113に電圧が印加されないよう制御することが好ましい。なぜなら、電気泳動素子113に電圧が印加された状態であると表示階調が目的とする階調から変化する又は一定の電圧が長時間印加されることによって電気泳動素子113自体が劣化する可能性があるためである。
以上を踏まえ、図3では、書き込み期間を第5の期間(T5)乃至第12の期間(T12)に分割し、さらに、それらの期間がtとなる場合を例示している。なお、書き込み期間は、7tの期間を利用した階調制御期間と、tの期間を利用した共通電位(Vcom)入力期間と、によって構成されると表現することができる。
<具体例>
上述した表示装置の切り換え期間における動作について、図4及び図5を用いて説明する。具体的には、階調5で表示された円と、その中に描かれた階調8(黒)で表示された円とが階調1(白)で表示された背景の中に描かれた画像(第1の画像)が、それらの円が左側から中央へと移動した画像(第2の画像)に変化し、さらに中央から右側へと移動した画像(第3の画像)へと変化する場合について説明する。
なお、第1の画像から第2の画像へと変化する際の切り換え期間を切り換え期間1とし、第2の画像から第3の画像に変化する切り換え期間を切り換え期間2とする。また、第1の画像における階調5で表示された円の中心点の画素を画素Aとし、第3の画像における階調5で表示される円の中心点の画素を画素Bとする。
また、ソースドライバからは、各画素が有する電気泳動素子113の一方の端子に対して、共通電位(Vcom)、共通電位(Vcom)よりも高電位である電位(V)、又は共通電位(Vcom)よりも低電位である電位(V)を出力することが可能であるとする。
まず、切り換え期間1における信号の走査並びに画素A及び画素Bへ入力される信号について、図4を参照しながら説明する。
第1の画像から第2の画像への切り換え信号がコントロール部からソースドライバ及びゲートドライバに入力されると、各画素が表示する階調に応じた第1の初期化処理が行われる。ここでは、第1の初期化期間において行われる信号の走査は3回である。1回目と2回目の信号の走査が行われる間隔(1つ目の信号の保持期間)はtであり、2回目と3回目の信号が行われる間隔(2つ目の信号の保持期間)は2tであり、3回目の信号の走査と第1の初期化期間が終了(第2の初期化期間が開始)するまでの間隔(3つ目の信号の保持期間)は4tである。つまり、第1の初期化期間が各信号の保持期間に対して重み付けを行って分割されている。そのため、画素部に混在する8階調の表示を行っている画素に対して、3回の信号の走査を行うことにより、画素部に存在する全ての画素を、過不足のない期間における電圧の印加によって、階調8(黒)にすることができる。具体的には、階調8(黒)の表示を行っている画素Aに対しては、1回目乃至3回目の信号全てを、共通電位(Vcom)とし、階調1の表示を行っている画素Bに対しては、1回目乃至3回目の信号全てを、電位(V)とすることによって、画素A及び画素Bの表示を階調8(黒)にすることができる。
次いで、第2の初期化処理が行われる。ここでは、第2の初期化期間において行われる信号の走査は1回であり、全ての画素に対して一様に電位(V)を入力する。また、第2の初期期間としては、少なくとも7t以上に設定し、全ての画素の表示を階調1(白)へと変化させる。
次いで、第2の画像を形成する。ここでは、書き込み期間において行われる信号は8回であり、全ての画素に対して独立に入力信号が制御される。なお、各信号の保持期間に対しての重み付けは行っておらず、信号の走査の間隔は一様にtである。画素A及び画素Bは、第2の画像において、階調5の表示を行う。そのため、書き込み期間において、(電位(V)が入力される期間)−(電位(V)が入力される期間)=4tとなるように任意に入力信号を制御すればよい。具体的に目的とする階調をどのような信号を入力することによって形成するかは、電気泳動素子が有する帯電粒子の性質、電圧の履歴などに依存するため、適宜設計することが好ましい。一例として、画素Bへの入力信号のように、余剰に電位(V)を入力した後に、電位(V)を入力することによって、電気泳動素子が有する帯電粒子を含有する層の電荷の局在を緩和することができるため好ましい。また、書き込み期間の最後の信号の走査においては、全ての画素に対して共通電位(Vcom)を入力し、第2の画像の表示期間において、電気泳動素子に電圧が印加されないようにすることが好ましい。
以上により、第1の画像から第2の画像への切り換えが完了する。ここでは、第2の画像の表示期間においては、画素A及び画素Bに対する信号の入力は行われない。また、画素A及び画素Bが有する電気泳動素子の一方の端子の電位は、共通電位(Vcom)と同電位を保持し、電気泳動素子には電圧が印加されない(帯電粒子を含有する層に電界が発生しない)。そのため、第2の画像の表示を維持することができる。なお、第2の画像は、続く第3の画像への切り換え信号がコントロール部からソースドライバ及びゲートドライバに入力されるまで保持される。
次いで、切り替え期間2における信号の走査並びに画素A及び画素Bへ入力される信号について、図5を参照しながら説明する。
第2の画像から第3の画像への切り換え信号がコントロール部からソースドライバ及びゲートドライバに入力されると、各画素が表示する階調に応じた第1の初期化処理が行われる。ここでは、第1の初期化期間において行われる信号の走査は3回である。1回目と2回目の信号の走査が行われる間隔(1つ目の信号の保持期間)はtであり、2回目と3回目の信号が行われる間隔(2つ目の信号の保持期間)は2tであり、3回目の信号の走査と第1の初期化期間が終了(第2の初期化期間が開始)するまでの間隔(3つ目の信号の保持期間)は4tである。つまり、第1の初期化期間が各信号の保持期間に対して重み付けを行って分割されている。そのため、画素部に混在する8階調の表示を行っている画素に対して、3回の信号の走査を行うことにより、画素部に存在する全ての画素を、過不足のない電圧の印加によって、階調8(黒)にすることができる。具体的には、階調5の表示を行っている画素A及び画素Bに対しては、1回目及び2回目の信号として、電位(V)を入力し、3回目の信号として共通電位(Vcom)を入力することによって、画素A及び画素Bの表示を階調8(黒)にすることができる。
次いで、第2の初期化処理が行われる。ここでは、第2の初期化期間において行われる信号の走査は1回であり、全ての画素に対して一様に電位(V)を入力する。また、第2の初期期間としては、少なくとも7t以上に設定し、全ての画素の表示を階調1(白)へと変化させる。
次いで、第3の画像を形成する。ここでは、書き込み期間において行われる信号は8回であり、全ての画素に対して独立に入力信号が制御される。なお、各信号の保持期間に対しての重み付けは行っておらず、信号の走査の間隔は一様にtである。画素Aは、第3の画像において、階調1(白)の表示を行っている。そのため、書き込み期間において、(電位(V)が入力される期間)−(電位(V)が入力される期間)=0となるように任意に入力信号を制御すればよい。なお、ここでは、画素Aへの8回の入力信号の全てを共通電位(Vcom)とした場合を例示している。また、画素Bは、第3の画像において、階調8(黒)の表示を行っている。そのため、書き込み期間において、(電位(V)が入力される期間)−(電位(V)が入力される期間)=7tとなるように制御すればよい。なお、ここでは、書き込み期間を8tとしているため、階調8(黒)の形成における自由度がないが、書き込み期間をより長くすることによって、階調8(黒)を形成するための信号選択を任意に行うことができるため好ましい。また、書き込み期間の最後の信号の走査においては、全ての画素に対して共通電位(Vcom)を入力し、第3の画像の表示期間において、電気泳動素子に電圧が印加されないようにすることが好ましい。
以上により、第2の画像から第3の画像への切り換えが完了する。
<変形例>
上述した表示装置は実施の形態の一例であり、上述の説明とは異なる点をもつ表示装置も本実施の形態には含まれる。
例えば、上述した表示装置においては、8階調(階調1(白)〜階調8(黒))の表示が可能な電気泳動素子を有する表示装置について示したが、より高階調な表示又は低階調な表示が可能な表示装置とすることもできる。また、当該電気泳動素子が有する帯電粒子として、負に帯電した白色粒子及び正に帯電した黒色粒子を適用する例を示したが、正負及び黒白の組み合わせが逆であってもよいし、黒色又は白色粒子の代わりに当該2色以外の色を有する粒子を適用してもよい。さらに、マイクロカプセル内に1種の帯電粒子と、着色された液体とが封入され、当該帯電粒子の移動によって階調を表現する構成を適用してもよい。
また、上述した表示装置においては、便宜的に、電圧の印加時間と、電気泳動素子の表示する階調との関係を単純化したが、表示装置によっては、当該関係がより複雑化する可能性がある。すなわち、電圧の印加時間と、電気泳動素子の表示する階調との関係が線型であると仮定したが、当該関係が非線型である可能性がある。そのような場合には、信号の保持期間の重み付けを、それぞれの期間が2の倍数となるように行うのではなく適宜設定することが可能である。
また、上述した表示装置においては、表示期間では電気泳動素子の階調は変化せずに保持されると仮定したが、画像の保持期間が長期化すると、表示画像が経時劣化する可能性がある。例えば、階調8(黒)の表示を行っている電気泳動素子の一対の電極間に電圧が印加されていなくても、階調8(黒)の表示を行っている電気泳動素子が有するマイクロカプセル内には、正に帯電した黒色粒子と、負に帯電した白色粒子が偏って配置されることになる。これにより、マイクロカプセル内に電界が生じ、画像書き込み期間内において、入力された階調から表示階調が変化する可能性がある。そのような場合には、前の書き込み期間において、階調8(黒)の表示を行うように信号が入力された電気泳動素子に対しても第1の初期化期間において、電位(V)を入力することが可能である。
また、上述した表示装置においては、第1の初期化期間として、信号の保持期間が順に長くなるように重み付けを行った場合を例示したが、信号の保持期間が順に短くなるように重み付けを行うことが可能であるし、信号の保持期間がランダムに変化するように重み付けを行うことも可能である。
また、上述した表示装置においては、第2の初期化期間では1回の信号の走査のみを行っているが、第2の初期化期間が長期化する又は当該表示装置の画素部が高精細化すると、電気泳動素子の階調を階調1(白)へと変化することができなくなる可能性がある。例えば、第2の初期化期間の最初に入力された信号がトランジスタを介して、電気泳動素子の階調の変化が完了する前にリークする可能性がある。さらに、この現象は、表示装置の画素部の高精細化に伴い容量素子のサイズが小型化した際により顕著になる。そのような場合には、第2の初期化期間において、電気泳動素子に対して複数回電位(V)を入力することが可能である。なお、第2の初期化期間において複数回の信号の走査を行う場合は、第1の初期化期間と同様に信号の保持期間に重み付けを行ってもよいし、信号の保持期間を均等にしてもよい。また、複数回入力される信号の少なくとも一つが、共通電位(Vcom)であってもよい。
また、本実施の形態では、階調保持型表示素子の一例として電気泳動素子を例示したが、本実施の形態で示した駆動方法は、当該電気泳動素子を有する表示装置に限定されない。つまり、電圧の印加によって表示階調が制御でき且つ電圧が印加されない状態において該表示階調を保持する素子(階調保持型表示素子)を有する表示装置であれば、本実施の形態で示した駆動方法を適用することができる。例えば、白と黒に塗り分けられたツイストボールに電圧を印加し、該ツイストボールの向きを制御することによって表示を行う表示装置または電子粉流体(登録商標)を用いて表示を行う表示装置などに本実施の形態の駆動方法を適用することもできる。
なお、本実施の形態の内容又は該内容の一部は、他の実施の形態の内容又は該内容の一部と組み合わせることが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1に示した表示装置の一例について説明する。具体的には、画素部の画素の構成について図6を参照しながら説明する。なお、本実施の形態では、階調保持型表示素子として電気泳動素子を適用する例について説明する。
本実施の形態の画素の上面図を図6(A)に示し、図6(A)のA−B線に対応する断面図を図6(B)に示す。図6に示した表示装置は、基板600と、基板600上に設けられた薄膜トランジスタ601及び容量素子602と、薄膜トランジスタ601及び容量素子602上に設けられた電気泳動素子603と、電気泳動素子603上に設けられた基板604とを有する。なお、図6(A)では、電気泳動素子603は省略している。
薄膜トランジスタ601は、ゲート線630と電気的に接続された導電層610と、導電層610上の絶縁層611と、絶縁層611上の半導体層612と、半導体層612上の、ソース線631に電気的に接続された導電層613、及び導電層614とによって構成される。なお、薄膜トランジスタ601において、導電層610はゲート端子として機能し、絶縁層611はゲート絶縁層として機能し、導電層613は第1端子として機能し、導電層614は第2端子として機能する。また、導電層610は、ゲート線630の一部であり、導電層613は、ソース線631の一部であると表現することもできる。
容量素子602は、導電層614と、絶縁層611と、共通電位線632に電気的に接続された導電層615とによって構成される。なお、容量素子602において、導電層614は一方の端子として機能し、絶縁層611は誘電体として機能し、導電層615は他方の端子として機能する。また、導電層615は、共通電位線632の一部であると表現することもできる。
電気泳動素子603は、絶縁層620に設けられた開口部において導電層614に電気的に接続された画素電極616と、導電層615と同じ電位が与えられる対向電極617と、画素電極616及び対向電極617の間に設けられた帯電粒子を含有する層618によって構成される。なお、電気泳動素子603において、画素電極616は一方の端子として機能し、対向電極617は他方の端子として機能する。
本実施の形態の表示装置は、実施の形態1で説明したように、帯電粒子を含有する層618に印加される電圧を制御することにより、帯電粒子を含有する層618中に分散した帯電粒子の移動を制御することができる。また、本実施の形態の表示装置は、対向電極617及び基板604が透光性を有する。つまり、本実施の形態の表示装置は、基板604側を表示面とする反射型の表示装置である。
以下に、本実施の形態の表示装置の各構成要素に適用可能な材料について列挙する。
基板600としては、半導体基板(例えば単結晶基板又はシリコン基板)、SOI基板、ガラス基板、石英基板、表面に絶縁層が設けられた導電性基板、又はプラスチック基板、貼り合わせフィルム、繊維状の材料を含む紙、若しくは基材フィルムなどの可撓性基板などがある。ガラス基板の一例としては、バリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、又はソーダライムガラスなどがある。可撓性基板の一例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)に代表されるプラスチック、又はアクリル等の可撓性を有する合成樹脂などがある。
導電層610、導電層615、ゲート線630及び共通電位線632としては、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)から選ばれた元素、上述した元素を成分とする合金、または上述した元素を成分とする窒化物を適用することができる。また、これらの材料の積層構造を適用することもできる。
絶縁層611としては、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタルなどの絶縁体を適用することができる。また、これらの材料の積層構造を適用することもできる。なお、酸化窒化シリコンとは、その組成として、窒素よりも酸素の含有量が多いものであり、濃度範囲として酸素が55〜65原子%、窒素が1〜20原子%、シリコンが25〜35原子%、水素が0.1〜10原子%の範囲において、合計100原子%となるように各元素を任意の濃度で含むものをいう。また、窒化酸化シリコン膜とは、その組成として、酸素よりも窒素の含有量が多いものであり、濃度範囲として酸素が15〜30原子%、窒素が20〜35原子%、Siが25〜35原子%、水素が15〜25原子%の範囲において、合計100原子%となるように各元素を任意の濃度で含むものをいう。
半導体層612としては、シリコン(Si)若しくはゲルマニウム(Ge)などの周期表第14族元素を主構成元素とする材料、シリコンゲルマニウム(SiGe)若しくはガリウムヒ素(GaAs)などの化合物、酸化亜鉛(ZnO)若しくはインジウム(In)及びガリウム(Ga)を含む酸化亜鉛などの酸化物、又は半導体特性を示す有機化合物などの半導体材料を適用することができる。また、これらの半導体材料からなる層の積層構造を適用することもできる。
導電層613、導電層614及びソース線631としては、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)から選ばれた元素、または上述した元素を成分とする合金、または上述した元素を成分とする窒化物を適用することができる。また、これらの材料の積層構造を適用することもできる。
絶縁層620としては、酸化シリコン層、酸化窒化シリコン層、窒化シリコン層、又は窒化酸化シリコン層、酸化アルミニウム、酸化タンタルなどの絶縁体を適用することができる。また、ポリイミド、ポリアミド、ポリビニルフェノール、ベンゾシクロブテン、アクリル若しくはエポキシ等の有機材料、シロキサン樹脂等のシロキサン材料、又はオキサゾール樹脂などを適用することもできる。なお、シロキサン材料とは、Si−O−Si結合を含む材料に相当する。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される。シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される。置換基として、有機基(例えばアルキル基、芳香族炭化水素)やフルオロ基を用いても良い。有機基は、フルオロ基を有していてもよい。
画素電極616としては、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、ネオジム(Nd)、スカンジウム(Sc)から選ばれた元素、または上述した元素を成分とする合金、または上述した元素を成分とする窒化物を適用することができる。また、これらの材料の積層構造を適用することもできる。さらに、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化シリコンを添加したインジウム錫酸化物などの透光性を有する導電性材料を適用することもできる。
帯電粒子を含有する層618に含まれる帯電粒子としては、正に帯電した粒子として酸化チタン、負に帯電した粒子としてカーボンブラックを適用することができる。また、導電体材料、絶縁体材料、半導体材料、磁性材料、液晶材料、強誘電性材料、エレクトロルミネセント材料、エレクトロクロミック材料、磁気泳動材料から選ばれた一種の材料、またはこれらの複合材料を適用することもできる。
対向電極617としては、酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、酸化シリコンを添加したインジウム錫酸化物などの透光性を有する導電性材料を適用することができる。
基板604としては、バリウムホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、若しくはソーダライムガラスなどのガラス基板、又はポリエチレンテレフタレート(PET)などの可撓性基板に代表される透光性を有する基板を適用することができる。
なお、本実施の形態の内容又は該内容の一部は、他の実施の形態の内容又は該内容の一部と組み合わせることが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態2に示した表示装置が有する薄膜トランジスタとは異なる薄膜トランジスタの例を、図7(A)乃至(D)を用いて説明する。図7(A)乃至(D)は、実施の形態2における薄膜トランジスタ601の代わりに用いることのできる薄膜トランジスタの例である。
図7(A)乃至(D)において、基板701上に薄膜トランジスタ700が設けられている。また、薄膜トランジスタ700上に絶縁層702、絶縁層707が設けられている。
図7(A)に図示する薄膜トランジスタ700は、第1端子及び第2端子として機能する導電層703a、703bと半導体層704の間に低抵抗半導体層706a、706bが設けられる構成である。低抵抗半導体層706a、706bが存在することにより、導電層703a、703bと、半導体層704とをオーミックコンタクトとすることができる。なお、低抵抗半導体層706a、706bは半導体層704よりも低抵抗な半導体層である。
図7(B)に図示する薄膜トランジスタ700は、ボトムゲート型の薄膜トランジスタであり、且つ導電層703a、703b上に半導体層704が設けられる構成である。
図7(C)に図示する薄膜トランジスタ700は、ボトムゲート型の薄膜トランジスタであり、且つ導電層703a、703b上に半導体層704が設けられる構成である。さらに、第1端子及び第2端子として機能する導電層703a、703bと半導体層704の間に低抵抗半導体層706a、706bが設けられる構成である。
図7(D)に図示する薄膜トランジスタ700は、トップゲート型の薄膜トランジスタである。基板701上に、ソース領域又はドレイン領域として機能する低抵抗半導体層706a、706bを含む半導体層704、半導体層704上に絶縁層708が設けられ、絶縁層708上にゲート端子として機能する導電層705が設けられる。また、低抵抗半導体層706a、706bと接して第1端子又は第2端子として機能する導電層703a、703bが設けられる。
本実施の形態では、シングルゲート構造の薄膜トランジスタについて説明したが、ダブルゲート構造などの薄膜トランジスタとすることもできる。この場合、半導体層の上方及び下方にゲート電極層を設ける構造でも良く、半導体層の片側(上方又は下方)にのみ複数ゲート電極層を設ける構造でもよい。
また、薄膜トランジスタの半導体層に用いられる材料は特に限定されない。薄膜トランジスタの半導体層に用いることのできる材料の例を説明する。
半導体層を形成する材料は、シランやゲルマンに代表される半導体材料ガスを用いて気相成長法やスパッタリング法で作製される非晶質(アモルファスともいう。)半導体、該非晶質半導体を光エネルギーや熱エネルギーを利用して結晶化させた多結晶半導体、或いは微結晶(セミアモルファス若しくはマイクロクリスタルともいう。)半導体などを用いることができる。半導体層はスパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法等により成膜することができる。
微結晶半導体は、ギブスの自由エネルギーを考慮すれば非晶質と単結晶の中間的な準安定状態に属するものである。すなわち、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する。柱状または針状結晶が基板表面に対して法線方向に成長している。微結晶半導体の代表例である微結晶シリコンは、そのラマンスペクトルが単結晶シリコンを示す520cm−1よりも低波数側に、シフトしている。即ち、単結晶シリコンを示す520cm−1とアモルファスシリコンを示す480cm−1の間に微結晶シリコンのラマンスペクトルのピークがある。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端するため水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで、安定性が増し良好な微結晶半導体膜が得られる。
この微結晶半導体膜は、周波数が数十MHz〜数百MHzの高周波プラズマCVD法、または周波数が1GHz以上のマイクロ波プラズマCVD装置により形成することができる。代表的には、SiH、Si、SiHCl、SiHCl、SiCl、SiFなどの水素化珪素を水素で希釈して形成することができる。また、水素化珪素及び水素に加え、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス元素で希釈して微結晶半導体膜を形成することができる。これらのときの水素化珪素に対して水素の流量比を5倍以上200倍以下、好ましくは50倍以上150倍以下、更に好ましくは100倍とする。
アモルファス半導体としては、代表的には水素化アモルファスシリコン、結晶性半導体としては代表的にはポリシリコンなどがあげられる。ポリシリコン(多結晶シリコン)には、800℃以上のプロセス温度を経て形成されるポリシリコンを主材料として用いた所謂高温ポリシリコンや、600℃以下のプロセス温度で形成されるポリシリコンを主材料として用いた所謂低温ポリシリコン、また結晶化を促進する元素などを用いて、非晶質シリコンを結晶化させたポリシリコンなどを含んでいる。もちろん、前述したように、微結晶半導体又は半導体層の一部に結晶相を含む半導体を用いることもできる。
また、半導体層に用いられる材料としてはシリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)などの単体のほかGaAs、InP、SiC、ZnSe、GaN、SiGeなどのような化合物半導体も用いることができる。
半導体層に、結晶性半導体を用いる場合、その結晶性半導体膜の作製方法は、種々の方法(レーザ結晶化法、熱結晶化法、またはニッケルなどの結晶化を助長する元素を用いた熱結晶化法等)を用いれば良い。また、SASである微結晶半導体をレーザ照射して結晶化し、結晶性を高めることもできる。結晶化を助長する元素を導入しない場合は、非晶質シリコン膜にレーザ光を照射する前に、窒素雰囲気下500℃で1時間加熱することによって非晶質シリコン膜の含有水素濃度を1×1020atoms/cm以下にまで放出させる。これは水素を多く含んだ非晶質シリコン膜にレーザ光を照射すると非晶質シリコン膜が破壊されてしまうからである。
非晶質半導体層への金属元素の導入の仕方としては、当該金属元素を非晶質半導体膜の表面又はその内部に存在させ得る手法であれば特に限定はなく、例えばスパッタ法、CVD法、プラズマ処理法(プラズマCVD法も含む)、吸着法、金属塩の溶液を塗布する方法を使用することができる。このうち溶液を用いる方法は簡便であり、金属元素の濃度調整が容易であるという点で有用である。また、このとき非晶質半導体膜の表面の濡れ性を改善し、非晶質半導体膜の表面全体に水溶液を行き渡らせるため、酸素雰囲気中でのUV光の照射、熱酸化法、ヒドロキシラジカルを含むオゾン水又は過酸化水素による処理等により、酸化膜を成膜することが望ましい。
また、非晶質半導体膜を結晶化し、結晶性半導体膜を形成する結晶化工程で、非晶質半導体膜に結晶化を促進する元素(触媒元素、金属元素とも示す)を添加し、熱処理(550℃〜750℃で3分〜24時間)により結晶化を行ってもよい。結晶化を助長(促進)する元素としては、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、銅(Cu)及び金(Au)から選ばれた一種又は複数種類を用いることができる。
結晶化を助長する元素を結晶性半導体膜から除去、又は軽減するため、結晶性半導体膜に接して、不純物元素を含む半導体膜を形成し、ゲッタリングシンクとして機能させる。不純物元素としては、n型を付与する不純物元素、p型を付与する不純物元素や希ガス元素などを用いることができ、例えばリン(P)、窒素(N)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)、ボロン(B)、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)から選ばれた一種または複数種を用いることができる。結晶化を促進する元素を含む結晶性半導体膜に、希ガス元素を含む半導体膜を形成し、熱処理(550℃〜750℃で3分〜24時間)を行う。結晶性半導体膜中に含まれる結晶化を促進する元素は、希ガス元素を含む半導体膜中に移動し、結晶性半導体膜中の結晶化を促進する元素は除去、又は軽減される。その後、ゲッタリングシンクとなった希ガス元素を含む半導体膜を除去する。
非晶質半導体膜の結晶化は、熱処理とレーザ光照射による結晶化を組み合わせてもよく、熱処理やレーザ光照射を単独で、複数回行っても良い。
また、結晶性半導体膜を、直接基板にプラズマ法により形成しても良い。また、プラズマ法を用いて、結晶性半導体膜を選択的に基板に形成してもよい。
また半導体層に用いられる材料として酸化物半導体を用いてもよい。例えば、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)なども用いることができる。ZnOを半導体層に用いる場合、ゲート絶縁層をY、Al、TiO、それらの積層などを用い、ゲート電極層、ソース電極層、ドレイン電極層としては、ITO、Au、Tiなどを用いることができる。また、ZnOにInやGaなどを添加することもできる。
酸化物半導体としてInMO(ZnO)(m>0)で表記される薄膜を用いることができる。ここで、Mは、Ga、Al、MnおよびCoから選ばれた一または複数の金属元素を示す。例えばMとして、Ga、Ga及びAl、Ga及びMn、またはGa及びCoなどがある。InMO(ZnO)(m>0)で表記される構造の酸化物半導体膜のうち、MとしてGaを含む構造の酸化物半導体を、上記したIn−Ga−Zn−O酸化物半導体とよび、その薄膜をIn−Ga−Zn−O非単結晶膜ともよぶこととする。
また、酸化物半導体層に適用する酸化物半導体として上記の他にも、四元系金属酸化物であるIn−Sn−Ga−Zn−O膜や、三元系金属酸化物であるIn−Ga−Zn−O膜、In−Sn−Zn−O膜、In−Al−Zn−O膜、Sn−Ga−Zn−O膜、Al−Ga−Zn−O膜、Sn−Al−Zn−O系膜や、二元系金属酸化物であるIn−Ga−O膜、In−Zn−O膜、Sn−Zn−O膜、Al−Zn−O膜、Zn−Mg−O膜、Sn−Mg−O膜、In−Mg−O膜や、In−O膜、Sn−O膜、Zn−O膜などの酸化物半導体膜を用いることができる。また、上記酸化物半導体膜にSiOを含んでもよい。
これらの酸化物半導体を半導体層に用いた薄膜トランジスタは電界効果移動度が高い。そのため、該薄膜トランジスタは、画素部のトランジスタとしてのみならず、ゲートドライバ又はソースドライバを構成するトランジスタとして適用することも可能である。つまり、同一基板上にゲートドライバ又はソースドライバと、画素部とを作製することができる。その結果、表示装置の製造コストを低減することができ、好ましい。
なお、本実施の形態の内容又は該内容の一部は、他の実施の形態の内容又は該内容の一部と組み合わせることが可能である。
(実施の形態4)
本実施の形態では、上記実施の形態で述べた表示装置の応用形態について、図8(A)〜(D)に具体例を示し、説明する。
図8(A)は携帯情報端末であり、筐体3001、画素部3002、操作ボタン3003などを含む。上記実施の形態で述べた表示装置は、画素部3002を具備する表示装置に適用できる。
図8(B)は、上記実施の形態で述べた表示装置を搭載した電子書籍の例である。第1の筐体3101は第1の画素部3102を有し、第1の筐体3101は操作ボタン3103を有し、第2の筐体3104は、第2の画素部3105を有し、第1の筐体3101及び第2の筐体3104は、支持部3106によって開閉動作が可能となっている。このような構成により、紙の書籍のような動作を行うことができる。
図8(C)は、電車などの乗り物の車内広告用途の表示装置3200を示している。広告媒体が紙の印刷物である場合には、広告の交換は人手によって行われるが、階調保持型表示素子による表示を行う表示装置を用いれば人手を多くかけることなく短時間で広告の表示を変えることができる。また表示も崩れることなく安定した画像が得られる。
図8(D)は、屋外広告用途の表示装置3300を示している。可撓性を有する基板を用いて作製された表示装置を揺動させて広告効果を高めることができる。広告の交換は人手によって行われるが、階調保持型表示素子による表示を行う表示装置を用いれば短時間で広告の表示を変えることができる。また、表示も崩れることなく安定した画像が得られる。
なお、本実施の形態の内容又は該内容の一部は、他の実施の形態の内容又は該内容の一部と組み合わせることが可能である。
100 表示装置
101 画素部
102 ソースドライバ
103 ゲートドライバ
104 コントロール部
105 ソース線
106 ゲート線
107 画素
111 トランジスタ
112 容量素子
113 電気泳動素子
121 電極
122 電極
123 帯電粒子を含有する層
124 白色粒子
125 黒色粒子
126 マイクロカプセル
600 基板
601 薄膜トランジスタ
602 容量素子
603 電気泳動素子
604 基板
610 導電層
611 絶縁層
612 半導体層
613 導電層
614 導電層
615 導電層
616 画素電極
617 対向電極
618 帯電粒子を含有する層
620 絶縁層
630 ゲート線
631 ソース線
632 共通電位線
700 薄膜トランジスタ
701 基板
702 絶縁層
703a 導電層
703b 導電層
704 半導体層
705 導電層
706a 低抵抗半導体層
706b 低抵抗半導体層
707 絶縁層
708 絶縁層
3001 筐体
3002 画素部
3003 操作ボタン
3101 筐体
3102 画素部
3103 操作ボタン
3104 筐体
3105 画素部
3106 支持部
3200 表示装置
3300 表示装置

Claims (10)

  1. 一方の端子に信号が入力され、他方の端子に共通電位が与えられる階調保持型表示素子を含んだ画素を複数有する画素部を備えた表示装置の駆動方法であって、
    第1の初期化期間において、前記画素部に対して複数回の信号の走査を行うことで前記画素部が有する複数の階調保持型表示素子に第1の階調を表示させ、
    前記第1の初期化期間に続く第2の初期化期間において、前記画素部に対して少なくとも1回の信号の走査を行うことで前記画素部が有する複数の階調保持型表示素子に第2の階調を表示させ、
    前記第2の初期化期間に続く書き込み期間において、前記画素部に対して複数回の信号の走査を行うことで前記画素部に画像を形成し、
    前記第1の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号の保持期間がそれぞれ異なることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  2. 請求項1において、
    前記第2の初期化期間に前記画素部に対して行われる信号の走査が1回であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記第1の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位又は前記共通電位と異なる電位である第1の電位であり、
    前記第2の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される少なくとも1つの信号のそれぞれが、前記第1の電位が前記共通電位との間に生じる電界とは逆向きの電界を前記共通電位との間に生じる第2の電位であり、
    前記書き込み期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位、前記第1の電位又は前記第2の電位であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  4. 請求項1において、
    前記第1の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位又は前記共通電位と異なる電位である第1の電位であり、
    前記第2の初期化期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される少なくとも1つの信号のそれぞれが、前記共通電位又は前記第1の電位が前記共通電位との間に生じる電界とは逆向きの電界を前記共通電位との間に生じる第2の電位であり、
    前記書き込み期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号のそれぞれが、前記共通電位、前記第1の電位、又は前記第2の電位であることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項において、
    前記書き込み期間に行われる最後の信号の走査において、前記階調保持型表示素子の一方の端子に前記共通電位が入力されることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、
    前記第1の初期化期間に行われる複数の信号の走査をx(xは、2以上の自然数)回とし、且つ最も短い信号の保持期間をtとすると、
    前記複数の信号の保持期間のそれぞれが、2y−1t(yは、x以下の自然数のいずれか)となることを特徴とする表示装置の駆動方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記書き込み期間に前記階調保持型表示素子の一方の端子に入力される複数の信号の保持期間が等しいことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の表示装置の駆動方法を制御するコントロール部と、
    前記コントロール部に電気的に接続されたソースドライバ及びゲートドライバと、
    ゲート端子が前記ゲートドライバに電気的に接続され、第1端子が前記ソースドライバに電気的に接続され、第2端子が前記階調保持型表示素子の一方の端子に電気的に接続されたトランジスタと、
    一方の端子が前記トランジスタの第2端子に電気的に接続され、他方の端子が前記共通電位を与える配線に電気的に接続された容量素子と、を有することを特徴とする表示装置。
  9. 請求項8において、
    前記階調保持型表示素子が電気泳動素子であることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項8又は請求項9において、
    前記トランジスタの半導体層に酸化物半導体を用いることを特徴とする表示装置。
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